JPS6244332Y2 - - Google Patents
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- JPS6244332Y2 JPS6244332Y2 JP1981078950U JP7895081U JPS6244332Y2 JP S6244332 Y2 JPS6244332 Y2 JP S6244332Y2 JP 1981078950 U JP1981078950 U JP 1981078950U JP 7895081 U JP7895081 U JP 7895081U JP S6244332 Y2 JPS6244332 Y2 JP S6244332Y2
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- scale
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- diffraction grating
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
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- Optical Transform (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、光の干渉を利用した光学式スケール
読取装置に関し、特にスケールとしてエシエレツ
ト回折格子を用いて回折光の一部を除去する絞り
を不要とするとともに回折光強度を上げS/N比
の向上を図つた光学式スケール読取装置に関す
る。
読取装置に関し、特にスケールとしてエシエレツ
ト回折格子を用いて回折光の一部を除去する絞り
を不要とするとともに回折光強度を上げS/N比
の向上を図つた光学式スケール読取装置に関す
る。
従来より、光の干渉を利用した光学式スケール
読取装置が知られている。この種の装置は、スケ
ールとしてガラス基板上に反射膜を格子状に蒸着
したものを用いている。このようなスケールで
は、反射回折光のうち0次±1次が信号として戻
つてしまうので0次あるいは±1次のどちらかを
除去する絞りが必要であり、また、反射面以外の
透過面に入射した光はそのまま通過してしまうの
で光量の損失となる。従つて、干渉縞を電気信号
に変換した際のS/N比が悪くなるという欠点を
有している。
読取装置が知られている。この種の装置は、スケ
ールとしてガラス基板上に反射膜を格子状に蒸着
したものを用いている。このようなスケールで
は、反射回折光のうち0次±1次が信号として戻
つてしまうので0次あるいは±1次のどちらかを
除去する絞りが必要であり、また、反射面以外の
透過面に入射した光はそのまま通過してしまうの
で光量の損失となる。従つて、干渉縞を電気信号
に変換した際のS/N比が悪くなるという欠点を
有している。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、スケールとして回折光の一部を自由に除去で
き、しかも透過面の無いエシエレツト回折格子を
用いることにより回折光の一部を除去する絞りを
不要とし光量の低下を防いでS/N比の向上を図
つた光学式スケール読取装置を実現したものであ
る。以下、図面を参照して本考案を詳細に説明す
る。
で、スケールとして回折光の一部を自由に除去で
き、しかも透過面の無いエシエレツト回折格子を
用いることにより回折光の一部を除去する絞りを
不要とし光量の低下を防いでS/N比の向上を図
つた光学式スケール読取装置を実現したものであ
る。以下、図面を参照して本考案を詳細に説明す
る。
第1図は、本考案の一実施例を示す構成図であ
る。同図において、1は可干渉性光源である。該
光源としては例えばレーザダイオード等が用いら
れる。L1は、該光源の出力を受ける第1のレン
ズである。Mは、該レンズの通過光を受けるハー
フミラーである。L2は、該ハーフミラーの透過
光を受ける第2のレンズである。2は、該第2の
レンズの透過光を受けるエシエレツト回折格子を
用いたスケールである。3は、該エシエレツト回
折格子を反射した回折光によつて生じる干渉縞を
受ける衝立である。Sは、衝立3上に生じた干渉
縞である。d1乃至d2は、これら干渉縞のうち干渉
縞S1とS2間に在つてそれぞれ90゜ずつ位相をずら
して配置された受光素子である。該受光素子とし
ては例えばフオトダイオードが用いられる。U1
乃至U4は、それぞれの受光素子d1〜d4の電気信号
出力を受けるバツフア増幅器である。4は、これ
ら各相のバツフア増幅器の出力を受けて前記スケ
ール2の移動距離に対応した出力P1及びスケール
2の移動方向を示す信号P2を出力する制御器であ
る。OUT1,OUT2はそれぞれP1及びP2の出力
端子である。このように構成された装置の動作を
以下に説明する。
る。同図において、1は可干渉性光源である。該
光源としては例えばレーザダイオード等が用いら
れる。L1は、該光源の出力を受ける第1のレン
ズである。Mは、該レンズの通過光を受けるハー
フミラーである。L2は、該ハーフミラーの透過
光を受ける第2のレンズである。2は、該第2の
レンズの透過光を受けるエシエレツト回折格子を
用いたスケールである。3は、該エシエレツト回
折格子を反射した回折光によつて生じる干渉縞を
受ける衝立である。Sは、衝立3上に生じた干渉
縞である。d1乃至d2は、これら干渉縞のうち干渉
縞S1とS2間に在つてそれぞれ90゜ずつ位相をずら
して配置された受光素子である。該受光素子とし
ては例えばフオトダイオードが用いられる。U1
乃至U4は、それぞれの受光素子d1〜d4の電気信号
出力を受けるバツフア増幅器である。4は、これ
ら各相のバツフア増幅器の出力を受けて前記スケ
ール2の移動距離に対応した出力P1及びスケール
2の移動方向を示す信号P2を出力する制御器であ
る。OUT1,OUT2はそれぞれP1及びP2の出力
端子である。このように構成された装置の動作を
以下に説明する。
可干渉性光源1から発射された光は、第1のレ
ンズL1に入射し該レンズで集光される。レンズ
L1で集光された光は、ハーフミラーMに入射す
る。該ハーフミラーでは一部が反射し残りは通過
する。この通過した光は、続く第2のレンズL2
によつて集光される。集光された光は、続くスケ
ール2に収束球面波となつて入射し入射した光は
反射する。ここで、スケール2は前述したように
エシエレツト回折格子で構成されている。エシエ
レツト回折格子の動作は以下のとおりである。即
ち、第2図に示すようなエシエレツト回折格子に
入射光Aが入射すると、反射光は、0次光A,±
1次回折光B,−1次回折光Cに分離する。この
とき±1次回折光の法線に対する反射角θは Sinθ=mλ/d を満足する方向になる。ここで、dはスケールピ
ツチ、λは波長、mは整数である。
ンズL1に入射し該レンズで集光される。レンズ
L1で集光された光は、ハーフミラーMに入射す
る。該ハーフミラーでは一部が反射し残りは通過
する。この通過した光は、続く第2のレンズL2
によつて集光される。集光された光は、続くスケ
ール2に収束球面波となつて入射し入射した光は
反射する。ここで、スケール2は前述したように
エシエレツト回折格子で構成されている。エシエ
レツト回折格子の動作は以下のとおりである。即
ち、第2図に示すようなエシエレツト回折格子に
入射光Aが入射すると、反射光は、0次光A,±
1次回折光B,−1次回折光Cに分離する。この
とき±1次回折光の法線に対する反射角θは Sinθ=mλ/d を満足する方向になる。ここで、dはスケールピ
ツチ、λは波長、mは整数である。
ここで、エシエレツト回折格子面と水平面間の
角度(以下ブレーズ角という)をXとする。ま
た、一つのブレーズされた面のブレーズ方向の長
さをwとする。ブレーズ角Xとw/dの大きさを適当 な値に選んでやると+1次回折光B或いは−1次
回折光Cのうちの何れか一方の光量を減衰させる
ことができる。第3図は回折光の減衰特性を示す
図である。図は、−1次回折光Cが減衰した状態
を示している。図において、横軸はsinθ、縦軸
は光の強度Iを示している。第3図に示すような
特性をもたせる場合、0次光aと+1次回折光b
とが反射して衝立3に干渉縞Sを生じる。第3図
では、−1次回折光が減衰した場合を例にとつた
が、ブレーズ角Xを変化させることにより+1次
回折光の方を減少させることができる。このよう
に、ブレーズ角Xとw/dの値を適当に選ぶことによ り−1次或いは±1次のうちの何れか一方の回折
光を除去できるので、従来装置のように特定のモ
ードの回折光を阻止するためのストツパは不要と
なる。
角度(以下ブレーズ角という)をXとする。ま
た、一つのブレーズされた面のブレーズ方向の長
さをwとする。ブレーズ角Xとw/dの大きさを適当 な値に選んでやると+1次回折光B或いは−1次
回折光Cのうちの何れか一方の光量を減衰させる
ことができる。第3図は回折光の減衰特性を示す
図である。図は、−1次回折光Cが減衰した状態
を示している。図において、横軸はsinθ、縦軸
は光の強度Iを示している。第3図に示すような
特性をもたせる場合、0次光aと+1次回折光b
とが反射して衝立3に干渉縞Sを生じる。第3図
では、−1次回折光が減衰した場合を例にとつた
が、ブレーズ角Xを変化させることにより+1次
回折光の方を減少させることができる。このよう
に、ブレーズ角Xとw/dの値を適当に選ぶことによ り−1次或いは±1次のうちの何れか一方の回折
光を除去できるので、従来装置のように特定のモ
ードの回折光を阻止するためのストツパは不要と
なる。
なお、エシエレツト回折格子の製造法には以下
に示すような方法がある。第1には、シリコン基
板に異方性エツチング法により鋸歯状の表面をつ
くり、金或いはアルミニウム等を蒸着して作る方
法である。第2には、イオンエツチング法で鋸歯
状表面を形成し、金或いはアルミニウム等を蒸着
して作る方法である。エシエレツト回折格子をス
ケールとして用いると、−1次回折光あるいは+
1次回折光を除去する絞りが不要となり、しかも
第2図aに示すような従来のスケールのように透
過する部分が無いので光量の減少は少い。従つ
て、S/N比を向上させることができる。
に示すような方法がある。第1には、シリコン基
板に異方性エツチング法により鋸歯状の表面をつ
くり、金或いはアルミニウム等を蒸着して作る方
法である。第2には、イオンエツチング法で鋸歯
状表面を形成し、金或いはアルミニウム等を蒸着
して作る方法である。エシエレツト回折格子をス
ケールとして用いると、−1次回折光あるいは+
1次回折光を除去する絞りが不要となり、しかも
第2図aに示すような従来のスケールのように透
過する部分が無いので光量の減少は少い。従つ
て、S/N比を向上させることができる。
上述の操作により、互いに隣り合つた干渉縞S1
及びS2に配置された受光素子d1〜d4は光の明暗に
応じた電気信号を発生させる。今、光源1から光
が照射されている状態で、スケール2を或る方向
に移動させたとすると、受光素子d1〜d4に入力す
る光はスケール2の格子ピツチと同じピツチで周
期的に明暗を生じる。これら受光素子は、前述し
たようにそれぞれ90゜ずつ位相がずれた位置に取
りつけられているので、これら受光素子の出力は
それぞれ90゜ずつ位相のずれた正弦波となる。こ
れら出力は、それぞれ続くバツフア増幅器U1〜
U4に入力する。バツフア増幅器U1〜U4は、入力
信号を適当な信号レベルに増幅するとともにイン
ピーダンス変換を行う。これらバツフア増幅器の
それぞれの出力をPA,PB,PC,PDとする。
及びS2に配置された受光素子d1〜d4は光の明暗に
応じた電気信号を発生させる。今、光源1から光
が照射されている状態で、スケール2を或る方向
に移動させたとすると、受光素子d1〜d4に入力す
る光はスケール2の格子ピツチと同じピツチで周
期的に明暗を生じる。これら受光素子は、前述し
たようにそれぞれ90゜ずつ位相がずれた位置に取
りつけられているので、これら受光素子の出力は
それぞれ90゜ずつ位相のずれた正弦波となる。こ
れら出力は、それぞれ続くバツフア増幅器U1〜
U4に入力する。バツフア増幅器U1〜U4は、入力
信号を適当な信号レベルに増幅するとともにイン
ピーダンス変換を行う。これらバツフア増幅器の
それぞれの出力をPA,PB,PC,PDとする。
制御器4は、これらPA〜PD出力を受けてその
1の出力端子OUT1に(PA−PC)に対応した
パルスを出力する。該出力端子OUT1から出力
されるパルスの数は、スケール2の移動距離に対
応したものとなる。また、制御器4の他の出力端
子OUT2からは、(PA−PC)と(PB−PD)の
位相差を利用してスケール2の移動方向を示す信
号が出力される。該信号の出力形式としては、例
えばスケールが右方向に移動したときを0に、左
方向に移動したときを1にそれぞれ対応させるこ
とが考えられる。或いはこの逆でもよい。出力端
子OUT1及びOUT2からの両出力を利用するこ
とにより、本装置を光学式スケール読取装置とし
て利用することができる。この様な構成の装置に
よれば、受光素子の配置によつて出力信号の位相
をずらせており、しかもスケール上の目盛格子の
ピツチに対して干渉縞の間隔がレンズにより拡大
されるので、正確に90゜異なる位相のずれを実現
するのが容易である。また衝立のスリツトの製作
も容易である。
1の出力端子OUT1に(PA−PC)に対応した
パルスを出力する。該出力端子OUT1から出力
されるパルスの数は、スケール2の移動距離に対
応したものとなる。また、制御器4の他の出力端
子OUT2からは、(PA−PC)と(PB−PD)の
位相差を利用してスケール2の移動方向を示す信
号が出力される。該信号の出力形式としては、例
えばスケールが右方向に移動したときを0に、左
方向に移動したときを1にそれぞれ対応させるこ
とが考えられる。或いはこの逆でもよい。出力端
子OUT1及びOUT2からの両出力を利用するこ
とにより、本装置を光学式スケール読取装置とし
て利用することができる。この様な構成の装置に
よれば、受光素子の配置によつて出力信号の位相
をずらせており、しかもスケール上の目盛格子の
ピツチに対して干渉縞の間隔がレンズにより拡大
されるので、正確に90゜異なる位相のずれを実現
するのが容易である。また衝立のスリツトの製作
も容易である。
また、上記の拡大率が大きいので、レンズ・フ
オトダイオード間距離が比較的小さくても大きな
干渉縞ピツチが得られ、装置全体の小型化が容易
である。
オトダイオード間距離が比較的小さくても大きな
干渉縞ピツチが得られ、装置全体の小型化が容易
である。
またレンズL21つで照射と干渉を行なわせるこ
とができ、さらにハーフミラーを用いることによ
り、部品の点数を少なくし、構成を簡単にするこ
とができる。したがつて、小型でシンプルな装置
が実現できる。構成が簡単なので調整も容易であ
る。
とができ、さらにハーフミラーを用いることによ
り、部品の点数を少なくし、構成を簡単にするこ
とができる。したがつて、小型でシンプルな装置
が実現できる。構成が簡単なので調整も容易であ
る。
また干渉縞の位置は、レンズL2の焦点距離,
レンズ・フオトダイオード間距離,レンズL2と
光源の結像点の距離の間で所定の関係を満たせ
ば、レンズL2とスケール2間の距離が変化して
も動かない。したがつてこの距離の許容差を大き
くとることができるので装置の寸法精度にさほど
注意を払う必要がなくなる。この結果高速動作も
可能となる。またストツパで遮光する必要が無い
ので、作動距離(レンズL2とスケール2間の距
離)の変動に対して強くなる。従来のストツパを
使用する構成では、ストツパの位置を集光点に設
定した後に作動距離が変化すると、集光点の位置
がずれてストツパから光が漏れるおそれがある。
本願考案によれば、阻止すべき回折光はエシエレ
ツト回折格子においてほとんど消滅してしまうの
で、この問題が生じない。
レンズ・フオトダイオード間距離,レンズL2と
光源の結像点の距離の間で所定の関係を満たせ
ば、レンズL2とスケール2間の距離が変化して
も動かない。したがつてこの距離の許容差を大き
くとることができるので装置の寸法精度にさほど
注意を払う必要がなくなる。この結果高速動作も
可能となる。またストツパで遮光する必要が無い
ので、作動距離(レンズL2とスケール2間の距
離)の変動に対して強くなる。従来のストツパを
使用する構成では、ストツパの位置を集光点に設
定した後に作動距離が変化すると、集光点の位置
がずれてストツパから光が漏れるおそれがある。
本願考案によれば、阻止すべき回折光はエシエレ
ツト回折格子においてほとんど消滅してしまうの
で、この問題が生じない。
またストツパを使用する場合には、同一の光学
系において作動距離を大きくするためにレンズ
L2をスケール2から離しても、集光点の移動に
よりストツパの設定位置はスケール2に近付いて
しまうが、本願考案のようにエシエレツト回折格
子を用いる場合にはこの問題が生じない。
系において作動距離を大きくするためにレンズ
L2をスケール2から離しても、集光点の移動に
よりストツパの設定位置はスケール2に近付いて
しまうが、本願考案のようにエシエレツト回折格
子を用いる場合にはこの問題が生じない。
またストツパを使用する場合にはスケールの傾
きによつてストツパの脇から漏れる光を考慮する
必要があるが、本願考案ではその必要がなく、ス
ケールの傾きにも強くなる。
きによつてストツパの脇から漏れる光を考慮する
必要があるが、本願考案ではその必要がなく、ス
ケールの傾きにも強くなる。
また干渉縞は冗長性があるので、スケール上に
多少のごみ、ほこりあるいは傷があつても測定誤
差とならない。なお、光学系としては第1図に示
すものに限られる必要はない。光源1の出力光を
受けてスケール2に収束光を供給することがで
き、かつスケール2の反射回折光を衝立3まで導
くことができるものであれば如何なる構成のもの
であつてもよい。「該光源の出力に関連する光」
とはこの趣旨である。また、受光素子の数につい
ても4個用いる必要はなく、位相の異なる電気信
号を発生させることができる2つ以上の受光素子
であればよい。受光素子が2個の場合でも、スケ
ールの移動距離を示す信号及び移動方向を示す2
つのデータを得ることができる。
多少のごみ、ほこりあるいは傷があつても測定誤
差とならない。なお、光学系としては第1図に示
すものに限られる必要はない。光源1の出力光を
受けてスケール2に収束光を供給することがで
き、かつスケール2の反射回折光を衝立3まで導
くことができるものであれば如何なる構成のもの
であつてもよい。「該光源の出力に関連する光」
とはこの趣旨である。また、受光素子の数につい
ても4個用いる必要はなく、位相の異なる電気信
号を発生させることができる2つ以上の受光素子
であればよい。受光素子が2個の場合でも、スケ
ールの移動距離を示す信号及び移動方向を示す2
つのデータを得ることができる。
以上、詳細に説明したように、本考案によれば
スケールとして回折光の一部を除去することがで
き、しかも透過面の無いエシエレツト回折格子を
用いることにより回折光の一部を除去する絞りを
不要とするとともに光量の低下を防いでS/N比
の向上を図つた光学式スケール読取装置を実現す
ることができる。
スケールとして回折光の一部を除去することがで
き、しかも透過面の無いエシエレツト回折格子を
用いることにより回折光の一部を除去する絞りを
不要とするとともに光量の低下を防いでS/N比
の向上を図つた光学式スケール読取装置を実現す
ることができる。
第1図は、本考案の一実施例を示す構成図であ
る。第2図はスケールの構成例を示す図である。
第3図は、エシエレツト回折格子の回折特性を示
す図である。 1……可干渉性光源、2……スケール、3……
衝立、4……制御器、L1,L2……レンズ、M…
…ハーフミラー、S……干渉縞、d1〜d4……受光
素子。
る。第2図はスケールの構成例を示す図である。
第3図は、エシエレツト回折格子の回折特性を示
す図である。 1……可干渉性光源、2……スケール、3……
衝立、4……制御器、L1,L2……レンズ、M…
…ハーフミラー、S……干渉縞、d1〜d4……受光
素子。
Claims (1)
- 可干渉性光源と、該光源の出力に関連する光を
受けるハーフミラーと、該ハーフミラーの透過光
を受けるレンズと、該レンズの通過光である収束
球面波を受けるエシエレツト回折格子を用いたス
ケールと、該スケールの反射光が前記ハーフミラ
ーで反射して生じる干渉縞に対してそれぞれ90゜
ずつ位相をずらして配された少くとも2個以上の
受光素子と、該受光素子のそれぞれの出力を受け
て前記スケールの移動距離に対応したパルス及び
その移動方向を示す信号を出力する制御器とを備
え、エシエレツト回折格子において特定モードの
回折光を除去するように構成されてなる光学式ス
ケール読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981078950U JPS6244332Y2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981078950U JPS6244332Y2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57192419U JPS57192419U (ja) | 1982-12-06 |
JPS6244332Y2 true JPS6244332Y2 (ja) | 1987-11-21 |
Family
ID=29874564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981078950U Expired JPS6244332Y2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6244332Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8616240D0 (en) * | 1986-07-03 | 1986-08-13 | Renishaw Plc | Opto-electronic scale reading apparatus |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6128923A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-08 | Harue Sugimoto | コンピユ−タ−端末機操作用メガネ |
-
1981
- 1981-05-29 JP JP1981078950U patent/JPS6244332Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6128923A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-08 | Harue Sugimoto | コンピユ−タ−端末機操作用メガネ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57192419U (ja) | 1982-12-06 |
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