JPH0232748A - ロータリアクチュエータ - Google Patents

ロータリアクチュエータ

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JPH0232748A
JPH0232748A JP18024088A JP18024088A JPH0232748A JP H0232748 A JPH0232748 A JP H0232748A JP 18024088 A JP18024088 A JP 18024088A JP 18024088 A JP18024088 A JP 18024088A JP H0232748 A JPH0232748 A JP H0232748A
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coil
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Yoshinori Koshida
嘉範 越田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気エネルギーを回転力に変換するロータリ
アクチュエータに関するものである。
(従来の技術) 従来より、例えば紙葉類分離を行う装置等では、ロータ
リアクチュエータによりグレードを切替えて紙葉類を分
離する機構が備えられているものがある。
第13図はこの様な従来のロータリアクチュエータを示
す一部破断斜視図であり、以下図面にしたがって説明す
る。
同図において、ケース1ノ、ベース12おヨヒコイル1
3でロータリアクチュエータ10の固定部分を構成する
。また、回転子14と回転子14に固定されたシャフト
15により可動部分を構成する。
固定部分において、ケース11の上部には略半円形断面
形状に穿設されたが−ルレース16が回転子14の回動
方向Hに延びて形成されており、このゾールレース16
には回転子14とケース1ノの間に介在して回転子14
を回動可能に支持する複数個のゴール(図示せず)が転
勤自在に配置されている。また、ボールレース16はH
方向に対して底辺に傾斜を持たせてあり、ゴールレース
16の深さが徐々に増すように形成されている。
斯かる構成においてコイル13を励磁すると回転子14
は矢印■方向に引寄せられ、このとき回転子14はゴー
ルレース16の深さの深いH方向に回動する。コイル1
3を無励磁にすると、不図示の復帰ばねによって回転子
14は矢印■方向と逆方向に付勢されるので、ボールレ
ース16の深すの浅い方向、即ち、矢印H方向の逆方向
に回動して元の位置に戻る。
(発明が解決しようとする課@) しかしながら上記従来例においては、以下に示すような
問題点が生じていた。
即ち、ロータリアクチュエータの製作に際して、ゾール
レースは回動方向に傾斜をつけるとともに、?−ルがス
ムーズに転動するように滑らかに形成されなければなら
ないので、ボールレースの加工等に高い加工精度が要求
され、製作の困難性が高く、このだめ価格も高くなると
いう問題点が生じていた。
また、復帰ばねに抗して回転運動をさせているので、回
転速度が遅く、紙葉類分離機構に適用した場合には分離
処理速度が低下するという問題点もあった。
さらに、非通電時には、復帰ばねにより偏倚させられた
側にのみ固定保持できるが、他の側に固定保持するため
にはコイルに通電を続けなければならない。したがって
その場合には消費電力が嵩むという問題もあった。
そこで本発明の目的は、コイルへの通電から直接回動運
動を得る機構とすることにより、高速動作が可能で、か
つ位置保持に通電を必要としないロータリアクチュエー
タを得ることである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために第1の発明は、ケースと、ケ
ースに回動可能に取付けられたシャフトと、シャフトに
固定された支持部材と、シャフトから放射方向に延びる
巻線部を有し前記支持部材に固定されたコイルと、支持
部材の回動方向にN極とS極を交互に、かつ前記コイル
の巻線部を挾んで異極を対向させて配置し、前記巻線部
と直角に交差する磁束を形成する磁石と、前記巻線部が
前記磁石による磁束の外に出ないように前記支持部材の
回動範囲を制限し、前記磁石による磁束の磁路を形成す
る固定電磁石と、前記支持部材の回動方向の端部に取付
けられ前記固定電磁石と対向する可動磁性体を設けたも
のである。
また第二の発明に係るロータリアクチュエータは、ケー
スと、ケースに回動可能に取付けられたシャフトと、シ
ャフトに固定された支持部材と、シャフトから放射方向
に延びる巻線部を有し前記支持部材に固着されたコイル
と、支持部材の回動方向にN極とS極を交互に、かつ前
記コイルの巻線部を挾んで異極を対向させて配置し、前
記巻線部と直角に交差する磁束を形成する磁石と、前記
巻線部が前記磁石による磁束の外に出ないように前記支
持部材の回動範囲を制限し、前記磁石による磁束の磁路
を形成する固定電磁石と、前記支持部材の回動方向の端
部に取付けられ前記固定電磁石と対向する可動磁性体と
、前記コイルと前記固定電磁石の双方向に電流を流す駆
動手段と、前記コイルの位置を記憶し、前記駆動手段に
よシこの位置情報に基づいた方向の電流を前記コイルに
流す制御を行う制御手段を設けたことを特徴とするもの
である。
(作 用) 第1の発明において、支持部材に固着されたコイルに電
流を流すと、シャフトから放射方向に延びる巻線部が異
極を対向させた磁石によシ形成された磁束と直角に交差
しているので、上記巻線部にはフレミングの左手の法則
に従って電流方向と上記磁束の方向の双方に直交する方
向に、電流値と上記磁束の強さに応じた大きさの力が作
用する、この力によシ支持部材は移動し、シャフトを回
動させ、このシャフトを介して回転力を外部に出力する
支持部材は上記力によりシャフトを中心に回動運動をす
るが、との回動運動は支持部材の端部に取付けられた可
動磁性体が、固定電磁石に突き当たって範囲を制限され
る。可動磁性体が固定電磁石に近づいた場合、この固定
電磁石が通電されていると固定電磁石が可動磁性体を吸
引する作用をする。また固定電磁石は上記磁石による磁
束が通る磁路を形成しているので、非通電時において可
動磁性体を吸引保持する働きをする。したがって支持部
材を位置保持するのに通電する必要がなくなる。
支持部材が固定電磁石から遠ざかる側においては、非通
電時においても固定電磁石に形成されている磁束が、こ
の固定電磁石に通電することによシ打ち消され、支持部
材の可動磁性体を解放する作用をする。
また第2の発明においては、コイルの双方向に電流を流
すことが可能な駆動手段と、コイルの位置を記憶しコイ
ルに流れる電流の方向を制御する制御手段を備えたこと
によって、記憶されたコイルの位置に基づいてコイルに
流す電流の方向を設定できる。よって、コイルには双方
向の力を選択して作用させることができるので、シャフ
トをいずれの方向にも回動させることができる。
(実施例) 本発明に係る実施例を以下図面にしたがって説明する。
なお各図面に共通する要素には同一の符号を付す。
第1図は本発明に係る実施例を示す分解斜視図、第2図
は本発明に係る実施例を示す外観斜視図、第3図は実施
例の要部を示す平面図である。
まず構造について説明する。第1図、第2図および第3
図において、ロータリアクチュエータ20は上側ケース
2ノ、下側ケース22、固定電磁石23.24および上
側ケース2ノに固着された永久磁石25下側ケース22
に固着された永久磁石26とにより固定部を構成する。
この固定部につきさらに詳細に説明する。
上側ケース21と下側ケース22は磁性体からなってい
る。
上側ケース2ノには角孔21a、21.bs取付孔21
c、21dが形成され、また軸受28aが取付けられて
いる。下側ケース22には角孔22a(図示せず)、 
22bが形成され、また軸受28bが取付けられている
。固定電磁石23はコア23a(第3図に示す)にコイ
ル23bを巻回して形成され、支持板23cに取付けら
れている。固定電磁石24もコア24aにコイル24b
を巻回して形成され、支持板24cに取付けられている
。支持板23a 、24cはそれぞれ上下に突起部23
d。
23eおよび24d 、24eを有している。支持板2
3cの突起部23dは角孔21aに、突起部23eは角
孔22a(図示せず)に入れて、かつ固定電磁石23の
コツ23m端面をロータリアクチュエータ20の中央方
向に向けて上側ケース21、下側ケース22に取付けら
れる。また支持板24cの突起部24dは角孔21bに
、突起部24eは角孔22bに入れて、かつ固定電磁石
24のコツ24m端面をロータリアクチーエータ20の
中央方向に向けて上側ケース21.下側ケース22に取
付けられる。なお、コア23a。
24gおよび支持板23c@24cは鉄等の磁性体によ
り形成されておシ、コイル23b、24bに電流を流す
ことにより電磁石として機能するようになっている。
上側ケース21の下面には永久磁石25が接着剤等によ
り固着されておシ、下側ケース22の底面にも、永久磁
石26が接着剤等により固着されている。永久磁石25
.26はともに扇形をしており、上下に対向する位置に
固着されている。また永久磁石25は第1図に示すよう
に、極性を反対にした2つの磁石を可動部(後述する)
の回動方向に着磁している。永久磁石26も極性を反対
にした2つの磁石を可動部の回動方向に着磁しているが
、永久磁石25と対向する極性がそれぞれ異なるように
しである。したがって永久磁石25と永久磁石26は互
いに異極を対向させて配置されている。
次に可動部について説明する。可動部30は、軸受28
a、28bに回転可能に支持されたシャフト31、シャ
フト3ノに固定された固定部材32、固定部材32にネ
ジ33により固定された支持部材34および可動磁性体
35それに支持部材34に埋め込まれた可動コイル36
によシ構成される。この可動部30についてさらに詳細
に説明する。
固定部材32は図示せぬネジによりシャフト31に固定
されている。支持部材34は高分子樹脂からなり、可動
コイル36をモールディングしてグラスチック成形して
いる。可動コイル36はシャフト31を中心として放射
状に延びる巻線部36mおよび36bを有している。可
動コイル36は固定電磁石23および24のコイル23
bおよび24bとリード線38により直列接続されてい
る。可動磁性体35は鉄等からなり、′固定部材32お
よび支持部材34の側部および下部に位置付けられる。
この可動磁性体35は、第3図に示すように、シャフト
3ノを中心に可動部30がX−Y方向に回動したときに
、側部35aが固定電磁石23のコアZ3aに、また側
部35bが固定電磁石24のコア24aに面接触するよ
うになっている。
また可動部30け第4図に示すように、支持部材34が
上下の永久磁石25.26に接触しないように取付けら
れるが、軸受28aと固定部材32との間、および軸受
28bと固定部材32との間には、支持部材34が第4
図に示す上下方向に移動することなく自由に回動するよ
うに、座金37が組み込まれている。この座金37は耐
磨耗性に富んだ材料、たとえばリン青銅からつくられて
いる。なお第4図は第2図のA−A断面図である。
次に可動部30と固定電磁石23.24および永久磁石
25.26との位置関係をさらに第5図にしたがって詳
細に説明する。第5図は第3図のB−B断面図である。
可動部30が固定電磁石23および24のどちらか、た
とえば固定電磁石24に近づいたとき、固定電磁石24
のコア24aが永久磁石26に接触しているので、永久
磁石26.可動磁性体35゜コア24a、支持板24c
、および下側ケース22との間で第5図に破線で示す磁
路が形成される。したがってこのとき、可動磁性体35
の側部35bがコア24aの方向に吸引され、図示する
ようにコア24aに面接触し、この状態を保持する。ま
たこのとき可動磁性体35の他の側部35aは、固定電
磁石23とは磁気的に十分に隔絶するエアギャップを有
して離間する。
逆に可動部30が固定電磁石23に近づいたときは、永
久磁石26.可動磁性体35.コア23a。
支持板23c、および下側ケース22との間に形成され
る磁束によシ可動磁性体35の側部35aがコア23a
の方向に吸引され、コア23mに面接触した状態で保持
される。
また、可動部30はシャフト31を中心に第3図に示す
矢印X−Y方向に回動するが、一方で固定電磁石23の
コア23mにより、他方で固定電磁石24のコア24a
により回動を阻止される。
即ち、コア23hとコア24mは可動部30の回動範囲
制限手段としての機能も果している◎また第6図に示す
ように、上下の永久磁石25゜26は異極が対向してい
るので、上下の永久磁石25.26の間で磁束27が形
成される。永久磁石2.5 、26はそれぞれ異極を並
べて着磁されているので、第6図(a) e (b)の
右半分と左半分とでは磁束の方向が逆になっている。な
お第6図は本発明に係るロータリアクチュエータの動作
原理を示す説明図である。第1図、第3図において、可
動コイル36の巻線部36a、36bは永久磁石25.
26間の磁束と直角に交差する方向に延びている。巻線
部36aと巻線部36bとは、一方が、たとえば、? 
6 bが、永久磁石25および26の対向する一対の異
極、たとえば永久磁石25のS極と永久磁石26のN極
、間に位置するとき、他方(36m)は別の異極間に存
在するという位置関係を有している。
次に、本発明に係る実施例の動作について主に第3図と
第6図にしたがって説明する。
第6図(a)は第3図に示された可動コイル36の位置
と同位置(以下右端位置という)の場合を、同図(b)
は第3図に示された可動コイル36の位置と反対側の位
置(以下左端位置という)の場合を示している。また同
図において、記号■と記号■は電流の流れる方向を示し
ており、記号■は紙面から手前方向に電流が流れる状態
を示し、記号■は手前から紙面に向かって電流が流れる
状態を示している。同図に示すように、シャフト31を
中心に放射方向に延びる可動コイル36の巻線部36a
と36bは、永久磁石25.26によって形成される磁
束のうちの一方を巻線部36aが直角に交差していると
きに、他方の磁束を巻線部36bが直角に交差するよう
になっている。したがって第6図(a)の位置に巻線部
36 a 、 36 bがあるときには、図に示す方向
に電流を流すことによって巻線部36aと、? 6 h
にフレミングの左手の法則による矢印X方向の力を作用
させることができる。
可動コイル36に電流を流すと固定電磁石23および2
4のコイル23bおよび24bにも電流が流れる。第3
図に示す位置でコイル24bに電流を流すと、コア24
aK磁束が形成される。この磁束は永久磁石26により
コア24thに形成される磁束と逆方向になっており、
コア24hは可動磁性体35の側部35bの吸引保持を
解除する。
またこのとき固定電磁石23のコイル23bにも電流が
流れるので、コア23aに磁束が形成されて、可動磁性
体35の側部35gを吸引する働きをする。さらに、可
動磁性体35の側部35aがコア23 a K近づくと
、永久磁石26により形成される磁束によってもコア2
3mは側部、95 aを吸引する働きをする。
また、第6図(b)の位置にあるときには、図に示す方
向に電流を流すことによシ、巻線部36mと36bにフ
レミングの左手の法則による矢印Y方向の力が作用する
。前記左端位置は、第3図においては固定電磁石23の
コア23aに可動磁性体35の側部35aが吸引保持さ
れている状態である。とこで固定電磁石23のコイル2
3bに上記方向の電流が流されると、コア23aに磁束
が形成され、側部35aの吸引保持を解除する。同時に
固定電磁石24のコイル24bにも電流が流され、コア
24aに磁束が形成されて、可動磁性体35の側部3.
5 bを吸引する働きをする。さらに、可動磁性体35
の側部、? 5 bがコア24aに近づくと、永久磁石
26により形成される磁束によっても、コア24aが側
部35bを吸引する働きをする。
次に、実施例に係るロータリアクチュエータの制御動作
について説明する。第7図は実施例のロータリアクチュ
エータ20の動作回路を示す回路図、第8図はこの動作
回路における信号波形図である。この動作回路において
は、制御部40から制御信号線Jに制御信号として論理
値l(以下制御信号1と称する)が出力され、制御信号
線Kには制御信号として論理値0(以下制御信号0と称
する)が出力されると、トランジスタTr 1とトラン
ジスタTr 4とがオン状態となシ、トランジスタTr
 2とトランジスタTr 3とがオフ状態となる。
従って、固定電磁石23,24のコイル23b。
24b及び可動コイル36には矢印り方向の駆動電流が
流れ、この駆動電流は第6図(、)に示す方向に流れる
。そこで可動部30は固定電磁石23の位置する方向即
ち第6図(、)に示す右端位置から矢印X方向に移動す
る。逆に、制御部40から制御信号線Jに制御信号0が
出力され、制御信号線Kに制御信号1が出力されると、
トランジスタTriとトランジスタTr 4とがオフ状
態となり、トランジスタTr 2とトランジスタTr 
3とがオン状態となり、固定電磁石23.24のコイル
23b、24b及び可動コイル36には矢印M方向の駆
動電流が流れ、この駆動電流は第6図(b)に示す方向
に流れる。そこで可動部30は固定電磁石24の位置す
る方向即ち第8図(b)に示す左端位置から矢印Y方向
に移動する。
なお、第7図の41と42はドライバ回路である。
第9図は本実施例の電源投入時の動作を示すフローチャ
ート、第10図は通常動作時のフローチャートであシ、
さらにこれらの図面に基づいて、ロータリアクチュエー
タ20の制御動作についてさらに詳細に説明する。先ず
、第9図のステップ1において、制御部40に電源が投
入されると、ステラf2で制御部40から制御信号線K
には制御信号Oが出力され、次にステップ3において制
御信号線Jには制御信号1が出力される。すると、トラ
ンジスタTr 1とTr 4がオン状態となシ、トラン
ジスタTr 2とTr 3がオフ状態となって、可動コ
イル36は矢印X方向に移動する。このときステップ4
で制御部40に内蔵されたタイマ40aに所定時間がセ
ントされる。ここで、タイマ40aにセットされる時間
注第8図に示される時間t1と時間t3であり、この時
間は可動部30が矢印X方向または矢印Y方向に移動す
るのに要するだけの長さに設定されている。ステップ5
で上記所定時間が経過したと判断されると、ステップ6
で制御信号線Jに制御信号Oが出力される。この時トラ
ンジスタTr 1とTr 4がオフ状態となって、コイ
ル23b、24b及び36には電流が流れなくなるが、
可動部30は既に矢印X方向への移動を完了して左端位
置にあり、固定電磁石23のコア23aが可動磁性体3
5を吸着させているので、可動部30は左端位置を保持
し続ける。さらに、制御部40は可動部30の位置が左
端位置にあるかを右端位置にあるかを制御部40にある
位置フラグ40bによシ記憶でき、ステップ7において
可動部30は左端位置にあるので位置フラグ40bをセ
ットする。
次に、第10図により通常動作について説明する。先ず
、ステップ8でロータリアクチュエータ20の動作指示
が不図示の操作/?ネルにより制御部40に入力される
と、ステップ9において制御部40はこの動作指示が可
動部30を矢印X方向に移動させる指示か、矢印Y方向
に移動させる指示かの判断をする。矢印X方向に移動さ
せる場合にはステラf1oに至り、可動部30の位置を
示す位置フラグ40bが立っているか否かを判断する。
ここで位置フラグ40bが立っているときには可動部3
0の位置は既に左端位置にあるので制御部40からは制
御信号は出力きれず、可動部30は動作されない。また
、可動部30が右端位置にあるか矢印Y方向に位置して
いるときには位置フラグ40bが立っていないので制御
部40から制御信号が出力され、駆動回路が動作する。
即ち、ステップ10において位置フラグ40bがセット
されていない場合には、ステップ11において制御部4
0から制御信号線Jに制御信号1を出力し、可動部30
は右端位置から矢印X方向に移動する。
タイマ40aにセットした時間が経過すると可動部40
は矢印X方向に移動を完了し、ステッf14にて制御部
40は制御信号線Jに制御信号Oを出力し、トランジス
タTr’ 1とTr 4の動作状態をオフ状態にして駆
動回路の動作を停止すると共に、位置フラグ40bをセ
ットする。
一方、ステン7″9においてNOと判断されたならば、
矢印Y方向の動作指示と判断してステップ16へ至υ、
ここで位置フラグがセットされていないときには駆動回
路は駆動せず、位置フラグ40bがセットされていると
きにはステップ17で制御部40から制御信号線Kに制
御信号lを出力し、可動部30を矢印Y方向に移動する
。可動部3θが矢印Y方向に完全に移動したならばステ
ップ20で制御部40は制御信号線Kに制御信号0を出
力してトランジスタTr 2とTr 3をオフ状態にし
、駆動回路の動作を停止すると共に、ステップ2ノにて
位置フラグ40bをリセットする。
このように、位置フラグ40bのセットとリセットに基
づいて可動部30の位置を記憶できると共に、可動部を
いづれの方向にも動作できるので、復帰ばね等によって
可動部30に特定方向の力を付与する必要はなく、この
ため高速動作が可能となる。
第11図は上記実施例を適用した紙葉分離機構の一例を
示す構成図である。同図において、5θ。
51は筐体の一部を示しており、ロータリアクチュエー
タ20は取付孔21c、21dに図示しないねじを通し
て筐体5(7に固定されている。また、ロータリアクチ
ュエータ2θはシャフト3)から回連運動が得られるの
で、紙葉分離機構のシャフト4に直接接続することが可
能となる。なお、ブレード5は紙葉類の搬送方向を切替
えるためのものであυ、図示せぬ搬送路の分岐点に配設
されている。
上記実施例では、可動部3oを吸引保持する作用を行う
手段として、永久磁石26を固定電磁石23および24
のコア23aおよび24aに接触させる構成にしたが、
これに限らずたとえば第12図に示すように、可動部3
0を吸引保持する専用の固定磁石45および46をコア
23mおよび24hに接触させて設けるようにしてもよ
い。このような構成にすることにより、可動部30に対
する吸引保持力を強くす4ることができ、多少の振動で
は離汀ないようになる。なお、これらの固定磁石45.
46は上側ケース2ノと下側ケース22に一対ずつ設け
るようにしてもよいし、上側ケース2ノと下側ケース2
2のどちらか一方にだけ設けるようにしてもよい。
1だ、可動部30を吸引保持する磁束が通る磁路は上記
実施例に限定されるものではなく、たとえば永久磁石2
6と固定電磁石25および固定電磁石26との間に新た
な磁性体を配置することによっても上記磁束の磁路は形
成される。この場合は、ケースを磁性体とする必要がな
くなる。
また、可動部30の回動範囲制限手段としては上記構成
に限らず、支持部材34の適当な位置に突き当たる部材
をケース側に設ける構成としてもよい。この場合には突
き当て部材の材質を自由に選択できるので、たとえば弾
性部材を用いることにより、突き当たシ時の騒音やリパ
ウンドの低下を図ることが可能になる。
なお、この実施例によれば固定電磁石と可動コイルを直
列に接続したので、制御を簡素化することができる。
尚、上記実施例においては可動コイル36とコイル23
b、24bのリード838を直列接続した場合について
説明したが、本発明はこれには限定されず、可動コイル
36のリード線とコイル23b、24bのリード線とを
それぞれ別に設けた同じ構成の駆動回路に接続してもよ
い。そしてこの場合には可動コイル36の駆動タイミン
グと励磁時間及びコイル23b、24bの駆動タイミン
グと励磁時間駆動や電流値は独立に制御することにより
、たとえば可動コイルが固定電磁石に衝突する直前に吸
引側の固定コイルに反発方向の電流を流し、その衝撃を
緩和してリバウンドを防止することもできる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明においては、永久磁
石と固定電磁石との位置関係、可動コイルと永久磁石お
よび固定電磁石との位置関係につぃて特別高度な寸法精
度を要求されることなくシャフトの回転運動が得られる
また、可動部の可動コイルに流す電流の方向を変えるこ
とにより可動部を双方向に回動させ、これによシシャフ
トの双方向回動が実現できるので、復帰するためのばね
手段が不要となる。それ故ばねの偏倚力に抗して可動部
を回動させることがないので、高速の回動動作が得られ
る。
さらに、永久磁石と可動コイルによりフレミングの左手
の法則にしたがって可動部が回動する場合に、回動する
方向の固定電磁石のコアが可動部を吸引する作用をする
ので、回動動作が一層速くなるという効果がある。その
上固定電磁石のコアの吸引力によシ、可動部がコアに突
き当たってはね返るいわゆるリバウンドを吸収する効果
もある。
また、可動部は非通電時において、双方向の固定電磁石
のコアに吸引保持されるので、どちらの方向に可動部を
位置保持したい場合でも通電する必要がなくなシ、消費
電力の節約になる。
また、本発明は上記効果に加えて次の効果を有する。即
ち、駆動手段によシ可動コイルの双方向に電流を流すこ
とを可能とし、制御手段が可動コイルの位置を記憶し可
動コイルに流れる電流の方向を制御するよってしたこと
によシ、可動コイルに双方向の力を選択して作用させる
ことができるようにしたので、シャフトの回動方向を自
由に選択できる。よって、シャフトの回動に寄与しない
無駄な電流を流すことを防止できるという効果を有する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例を示す分解斜視図、第2図
は本発明に係る実施例を示す外観斜視図、第3図は本発
明に係る実施例の要部を示す平面図、第4図は第1図の
A−A断面図、第5図は第3図のB−B断面図、第6図
(a) 、 (b)は本発明に係るロータリアクチュエ
ータの動作原理を示す説明図、第7図は本実施例のロー
タリアクチュエータの動作回路を示す回路図、第8図は
第7図の動作回路における制御信号波形図、第9図は本
実施例の電源投入時の動作を示すフローチャート、第1
0図は通常動作時の動作を示すフローチャート、第11
図は本実施例の適用例を示す構成図、第12図は他の実
施例を示す要部平面図、第13図は従来のロータリアク
チュエータを示す一部破断斜視図である。 20・・・ロータリアクチュエータ、21・・・上側ケ
ース、22・・・下側ケース、23・・・固定電磁石、
24・・・固定電磁石、25・・・永久磁石、26・・
・永久磁石、30・・・可動部、31・・・シャフト、
34・・・支持部材、35・・・可動磁性体、36・・
・可動コイル、40・・・制御部、40a・・・タイマ
、40b・・・位置フラグ。 特許出願人  沖電気工業株式会社 第1因 本発III小1係−莢斥う11元ゴ’MbV/衿榎図第
2図 淳、3図の B−8vrt図 第5図 寅誇1り11の、、t−flltaf、7子i図第3図 電;岸を気\時のフTJJr−ト 第9図 」C判号n’+”%吟φフローティー下第10図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ケースと、 ケースに回動可能に取付けられたシャフトと、シャフト
    に固定された支持部材と、 シャフトから放射方向に延びる巻線部を有し前記支持部
    材に固着されたコイルと、 支持部材の回動方向にN極とS極を交互に、かつ前記コ
    イルの巻線部を挾んで異極を対向させて配置し、前記巻
    線部と直角に交差する磁束を形成する磁石と、 前記巻線部が前記磁石による磁束の外に出ないように前
    記支持部材の回動範囲を制限し、前記磁石による磁束の
    磁路を形成する固定電磁石と、前記支持部材の回動方向
    の端部に取付けられ前記固定電磁石と対向する可動磁性
    体とを設けたことを特徴とするロータリアクチュエータ
  2. 2.ケースと、 ケースに回動可能に取付けられたシャフトと、シャフト
    に固定された支持部材と、 シャフトから放射方向に延びる巻線部を有し前記支持部
    材に固着されたコイルと、 支持部材の回動方向にN極とS極を交互に、かつ前記コ
    イルの巻線部を挾んで異極を対向させて配置し前記巻線
    部と直角に交差する磁束を形成する磁石と、 前記巻線部が前記磁石による磁束の外に出ないように前
    記支持部材の回動範囲を制限し、前記磁石による磁束の
    磁路を形成する固定電磁石と、前記支持部材の回動方向
    の端部に取付けられ前記固定電磁石と対向する可動磁性
    体と、 前記コイルと前記固定電磁石の双方向に電流を流す駆動
    手段と、 前記コイルの位置を記憶し、前記駆動手段によりこの位
    置情報に基づいた方向の電流を前記コイルに流す制御を
    行う制御手段を設けたことを特徴とするロータリアクチ
    ュエータ。
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