JPH1082957A - 光遮断装置 - Google Patents

光遮断装置

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Publication number
JPH1082957A
JPH1082957A JP25749396A JP25749396A JPH1082957A JP H1082957 A JPH1082957 A JP H1082957A JP 25749396 A JP25749396 A JP 25749396A JP 25749396 A JP25749396 A JP 25749396A JP H1082957 A JPH1082957 A JP H1082957A
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JP
Japan
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shutter
arm
light
permanent magnet
light blocking
Prior art date
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Application number
JP25749396A
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English (en)
Inventor
Takefumi Kabashima
武文 椛島
Mitsuaki Ikeda
満昭 池田
Toshihiro Matsuo
智弘 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が少なく、光検出部の誤動作の原因
となる温度上昇の小さい光遮断装置を提供する。 【解決手段】 入射光Hを検出する光検出部8と、入射
光Hを通過させるスリット部41と入射光Hを遮断する
光遮断部42とを有するシャッタ4と、シャッタ4を駆
動する駆動部とを備えた光遮断装置において、前記駆動
部は、シャッタ4および光検出部8を収納する収納ケー
ス1と、収納ケース1の底面12に垂直に、かつ回転自
在に支持された回動軸2と、回動軸2の回りに巻回され
た励磁コイル5と、シャッタ4の移動方向の両端に空隙
を介して対向し、かつ互いに対向する磁極が異極になる
ように収納ケース1の内側に固定された二つの永久磁石
7a,7bと、一方端を前記シャッタ4に固定し他方端
を回動軸2に固定したアーム3とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の時間周期で
光を遮断する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、任意の時間周期で光を遮断する装
置は、例えば図6(a),(b)に示すものが開示され
ている。(例えば、特開平8−86968号公報) 図において、10は入射光Hを発生する光源、20は入
射光Hを遮断するシャッタ、210はシャッタ2に設け
たスリット部、220はスリット部210と同じ幅を持
った入射光を遮断する遮断部、30は入射光Hを検出す
る光検出部で、シャッタ20が初期状態の時、スリット
部210を通過する入射光Hを検出するベース40上の
位置に設けてある。50A,50Bはシャッタ20の移
動方向の両端部に固定した永久磁石、60はシャッタ2
0を開閉駆動する電磁石、610はほぼC字状に形成し
た電磁石60の鉄心部、620は電磁石60の励磁コイ
ルである。鉄心部610の両方の端面630A、630
Bは互いに対向させ、その間に非磁性金属やプラスチッ
クスなどの非磁性体からなるガイドレール640を設け
て、シャッタ20を端面630A,630Bを結ぶ方向
に移動し得るようにによって支持し、シャッタ20に固
定した永久磁石50A、50Bはそれぞれが端面630
A,630Bに対向するようにしてある。端面630
A,630Bにはシリコンゴムなどの衝撃吸収材650
を取りつけてあり、永久磁石50A、50Bが端面63
0A,630Bに吸引された時の衝撃を低減するように
してある。端面630Bの近傍には端面630Bを囲む
ように巻回された検出コイル70を設け、永久磁石50
Bが移動する際に励磁コイル620と永久磁石50Bと
によって誘起する電圧を検出し、シャッタの移動を確認
するようにしてある。初期状態では、図6(b)に示す
ように、シャッタ20は、永久磁石50Aと鉄心部71
0の端面630Aとの間の磁気吸引力で端面630A側
に吸引固定されており、入射光Hはシャッタ20のスリ
ット210を通過して光検出部30によって検出され
る。励磁コイル620に励磁電流を印加して、鉄心部6
10の端面630Aの極性と永久磁石50Aの端面63
0Aに対向する面の極性が同極になり、端面630Bと
永久磁石50Bの端面630Bに対向する面の極性が異
極になるようにすると、端面630Aと永久磁石50A
との間に電磁石6による反発力が生じて磁気吸引力は弱
められ、逆に端面630Bと永久磁石50Bの磁気吸引
力は強められる。その結果、図7(a),(b)に示す
ように、シャッタ20は端面630Bの方向に移動し、
光検出部40に入射する入射光Hは光遮断部220に当
たり、シャッタ20が閉じられた状態となって入射光H
を遮断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、シャッタ20の両端面に設けた永久磁石50A,5
0Bによる磁束は、電磁石60による磁束を一方(例え
ば永久磁石50A側)で加え、他方(例えば永久磁石5
0B側)では減じることにより、シャッタ20の両端面
に磁束の差を生じさせ、シャッタ20を駆動させてい
る。そのため、この磁気回路では、ギャップ長Lg と、
永久磁石50A,50Bの長さLma,Lmbの和(Lma
mb=Lm のとき、永久磁石Lm の長さの2倍)と、衝
撃吸収材650の厚さLd の2倍の長さとの和が電磁石
60の全磁気空隙長LT となる。すなわち、LT =Lg
+2(Lm +Ld ) となる。したがって、磁気抵抗
が大きくなるので、大きな駆動電流を必要とし、その結
果、シャッタ駆動部の消費電力が大きくなるとともに、
装置の温度上昇を招き、とくに光検出部40に赤外線検
出センサを利用するものでは、誤動作の要因になるとい
う問題があった。本発明は、消費電力が少なく、光検出
部の誤動作の原因となる温度上昇の小さい、光検出部と
シャッタを駆動するアクチュエータを一体化した小形の
光遮断装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、入射光を検出する光検出部と、前記入射
光を通過させるスリット部と前記入射光を遮断する光遮
断部とを有するシャッタと、前記シャッタを駆動する駆
動部とを備えた光遮断装置において、前記駆動部は、前
記シャッタおよび前記光検出部を収納する収納ケース
と、前記収納ケースの底面に垂直に、かつ回転自在に支
持された回動軸と、前記回動軸の回りに巻回された励磁
コイルと、前記シャッタの移動方向の両端に空隙を介し
て対向し、かつ互いに対向する磁極が異極になるように
前記収納ケースの内側に固定された二つの永久磁石と、
一方端を前記シャッタに固定し他方端を前記回動軸に固
定したアームとを備えたものである。また、入射光を検
出する光検出部と、前記入射光を通過させるスリット部
と前記入射光を遮断する光遮断部とを有するシャッタ
と、前記シャッタを駆動する駆動部とを備えた光遮断装
置において、前記駆動部は、前記シャッタおよび前記光
検出部を収納する収納ケースと、前記収納ケースの底面
に垂直に、かつ回転自在に支持された回動軸と、前記回
動軸を回転駆動する電磁アクチュエータと、一方端に前
記シャッタを固定し他方端を前記回動軸に固定されたア
ームとを備えたものである。また、前記シャッタの移動
方向の両端に空隙を介して対向するように前記収納ケー
スの内側に固定された二つの永久磁石を備えたものであ
る。前記電磁アクチュエータは、前記収納ケースの底面
に垂直に設けられた中空状の磁性体からなるハウジング
と、前記ハウジングの内側に形成された電機子と、前記
電機子の内側に空隙を介して対向し、かつ前記回動軸の
外周に固定された界磁用永久磁石とからなるものであ
る。前記電機子は、前記ハウジングの内側に設けられた
鉄心と、前記鉄心の回りに巻回された電機子コイルとか
らなるものである。また、前記電磁アクチュエータは、
前記ハウジングの上端面に前記アームが挿入し得る切欠
き部を備えてあり、前記切欠き部の両端面の間隔は前記
アームの動作範囲の幅を備えているものである。また、
前記アームは、回動方向に着磁された永久磁石を形成し
てあるものである。また、前記アームは、軟質磁性体で
形成してあるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
ついて説明する。図1(a)は本発明の第1の実施例を
示す平面図、(b)はそのA−A断面に沿う正断面図、
(c)はB−B断面に沿う側断面図である。図におい
て、1は磁性体からなる収納ケース、11は長手方向が
光源10からの入射光Hに平行で、収納ケース1の底面
12に垂直に設けられた円筒状のハウジング、2はハウ
ジング11の中に軸受13、14を介して回転自在に支
持された回動軸、3は一方端が回動軸2に固定され、底
面12に平行に伸びるたアームである。4は入射光Hを
通すスリット部41と入射光を遮断する光遮断部42を
隣接して配置したシャッタで、アーム3の他方端に固定
してある。5は回動軸2の回りに巻回された励磁コイ
ル、6は回動軸2の回りに巻回された検出コイルで、回
動軸2を通る磁束の変化からアーム3の動作を検出する
ようにしてある。7a,7bはシャッタ4の移動方向の
両側に空隙を介して設けられた永久磁石で、互いに対向
する磁極面は異なる極性になるように着磁され、それぞ
れ収納ケース1の側面15の内側に磁性部材71を介し
て固定してある。72は永久磁石7a,7bの磁極面に
固定されたゴムなどの緩衝部材である。8はシャッタ4
と対向するように収納ケース1内に設けられた光検出部
で、スリット部41を通った入射光Hを検出するように
してある。
【0006】図1(a)は光検出状態を示しており、光
遮断部42が永久磁石7bに吸引・保持され、図1(c
に示すように、)入射光Hはシャッタ4のスリット部4
1を通過して光検出部8によって検出される。この状態
から、励磁コイル5に励磁電流を印加すると、励磁コイ
ル5が形成する磁束は、回動軸2から両側に別れて収納
ケース1の底面12、側面15、磁性部材71を通り、
永久磁石7a、7bに至り、更にシャッタ4、アーム3
を通り回動軸2に戻る。このとき、図1(a),(b)
に励磁コイル5による磁束密度Bc 実線で、永久磁石7
a,7bによる磁束密度Ba ,Bb を太破線で示すよう
に、永久磁石7aには永久磁石7aの磁束密度Ba の方
向と同方向の磁束密度Bc が発生し、永久磁石7bには
永久磁石7bの磁束密度Bb の方向と逆方向の磁束密度
c が発生する。したがって、永久磁石7aにおける全
磁束密度BTaが永久磁石7bにおける全磁束密度BTb
り大きくなり、永久磁石7a側の吸引力が増えてシャッ
タ4が永久磁石7a側に移動する。これにより、図2
(a)に示すように、アーム3は回動軸2を支点として
回転し、図2(c)に示すように、入射光Hはシャッタ
4の光遮断部42によって遮断される。
【0007】次に、励磁コイル5に逆方向に励磁電流を
印加すると、図2(a),(b)に示すように、永久磁
石7aには永久磁石7aの磁束密度a の方向と逆方向の
磁束密度Bc が発生し、永久磁石7bには永久磁石7b
の磁束密度Bb の方向と同方向の磁束密度Bc が発生す
る。したがって、永久磁石7aにおける全磁束密度BTa
が永久磁石7bにおける全磁束密度BTbより小さくな
り、永久磁石7b側の吸引力が増えてシャッタ4が永久
磁石7b側に移動する。これにより、図1(a)に示す
ように、アーム3は回動軸2を支点として逆回転し、入
射光Hはシャッタ4のスリット部41を通過して光検出
部8によって検出される。励磁コイル5に矩形波または
パルス状の電流を印加すると、シヤッタ4は周期的に開
閉動作をくり返す。この磁気回路では、永久磁石7a,
7bにおける全磁気空隙長LTa,LTbは、、ギャップ長
g と、各永久磁石7a,7bの長さLma,Lmbと、衝
撃吸収材650の厚さLd の和、すなわちLma=Lmb
m のとき、LTa=LTb=LT =Lg +Lm +Ld
となる。したがって、従来例で示した構成の全磁気空隙
長LT =Lg +2(Lm +Ld)よりよりも小さくな
り、磁気抵抗が小さくなるので、シャッタ駆動部の消費
電力を小さくすることができる。
【0008】図3は本発明の第2の実施例を示す平面図
である。上記第1の実施例の構成で、回動軸2の回りに
巻回された励磁コイル5と永久磁石7a,7bとによっ
て生じる全磁束密度BTa,BTbの差でアーム3を駆動す
るのに対し、この場合は、励磁コイル5の代わりにアー
ム3を往復揺動する電磁アクチュエータ9をハウジング
11の内側に設けたものである。なお、この場合、永久
磁石7a,7bの極性の向きはどちらでもよい。電磁ア
クチュエータ9の構成は、回動軸2の外周に2極に着磁
された界磁用永久磁石91を固定してある。円筒状のハ
ウジング11の内側には界磁用永久磁石91の外周に空
隙を介して対向する鉄心92を設け、鉄心92には電機
子コイル93を巻回してある。すなわち、鉄心92と電
機子コイル93により固定子である電機子90を形成し
てある。電磁アクチュエータ9は、電機子コイル93を
励磁することにより、ハウジング11をヨークとした磁
気回路を備えた回転モータとして動作し、界磁用永久磁
石91と共に回動軸2を回動させ、アーム3とともにシ
ャッタ4を一方の永久磁石7aの方向に移動させる。ま
た、電機子コイル93を逆方向に励磁することにより、
アーム3を逆方向の永久磁石7bの方向に移動させるこ
とができる。さらに、電機子コイル93に矩形波または
パルス状の電流を印加すると、シヤッタ4は周期的に開
閉動作をくり返す。
【0009】このような構成により、電機子コイル93
によって生じる磁束は、シャッタ4永久磁石7a,7b
には通らないので、光検出部に電磁ノイズを与えること
がなく、誤動作を防ぐことができる。また、永久磁石7
a,7bはシャッタ4を保持するためにのみに必要な磁
束密度を生じればよいので、小さな吸引力を持つ永久磁
石ですむ。なお、シャッタ駆動力は永久磁石の保磁力と
アンペアターンに比例するので、保磁力の大きい高性能
磁石を電磁アクチュエータ9の界磁用永久磁石91に使
用することにより、電機子コイル93に流す電流を少な
くすることができ、消費電力を低減し、コイルの発熱に
よる温度上昇を低く抑えることができる。また、電磁ア
クチュエータ9の鉄心92を省略することにより、消費
電力は増えるが、ハウジング11の内側に電機子コイル
93を張り付けるだけでよく、マイクロマシンのように
極めて小さい装置においては、製造が容易となる。
【0010】図4は本発明の第3の実施例を示す(a)
平面図(b)側断面図および(c)要部を示す斜視図で
ある。この場合、第2の実施例で示した構成の永久磁石
7a,7bの代わりに、アーム3に保持用永久磁石3A
を形成するとともに、ハウジング11に切欠き部11A
を設けて、切欠き部11Aの両端面にアームを保持させ
るものである。すなわち、切欠き部11Aは、ハウジン
グ11の上端面から切欠き、切欠き部11Aにアーム3
を挿入したときに、ハウジング11の上面がアーム3の
上面より高くなるようにし、切欠き部11Aの両端面の
間隔がアーム3の動作範囲の幅を持っている。アーム3
は磁石材で作製するか、アーム3に保持用永久磁石3A
を取り付けて、アーム3の回動方向にN,S極が向くよ
うに着磁し、N,Sのいずれかの磁極がそれぞれ切欠き
部11Aの両端面111、112に対向するようにし
て、アーム3を切欠き部11Aの中に挿入してある。ア
ーム3が電磁アクチュエータ9によって回動して、入射
光Hがスリット部41を通り、光検出部8によって検出
される位置に来たとき、アーム3の一方の磁極(例えば
N極)がハウジング11の一方の端面111に接近し、
吸着されて保持される。アーム3が入射光Hを遮断する
位置に来たとき、アーム3の他方の磁極(例えばS極)
がハウジング11の他方の端面112に接近し、吸着さ
れて保持される。アーム3が保持される位置は、シャッ
タ4の位置より回動軸2に近いため、第2の実施例のよ
うにシャッタ4を永久磁石7a,7bで保持するときに
比べて、保持トルクは小さくなるので、保持を解除する
ために必要な電機子コイル93の電流値は少なくて済
む。
【0011】図5は本発明の第4の実施例を示す(a)
平面図、(b)要部を示す斜視図である。この場合、第
3の実施例でアーム3に形成した保持用永久磁石3Aを
省略し、アーム3を軟質磁性体で形成したもので、ヨー
クの役割を果たすハウジング11に設けた切欠き部11
Aに生じる漏洩磁束ΦL を、アーム3の光検出状態およ
び光遮断状態の位置の保持に利用するものである。すな
わち、ハウジング11には、電磁アクチュエータ9の界
磁用永久磁石91によって磁束Φ(点線)で示すように
磁気回路を形成するが、その磁気回路の途中に切欠き部
11Aを設けてあるので、切欠き部11Aには界磁用永
久磁石91によって生じる漏洩磁束ΦL (実線)が常に
発生する。切欠き部11Aの中に挿入されたアーム3
は、電磁アクチュエータ9によって回動され、アーム3
が切欠き部11Aの一方の端面111に近づいたとき、
漏洩磁束ΦL によってアーム3が端面111に吸着・保
持される。アーム3が電磁アクチュエータ9によって切
欠き部11Aの他方の端面112に近づいたときも同様
に、漏洩磁束ΦL によってアーム3が端面112に吸着
・保持される。したがって、保持用永久磁石をアーム3
に形成する必要がないので、製作コストを低減すること
ができる。なお、ヨークの役割を果たすハウジング11
の端面111、112付近の厚さを薄くし、アーム3を
Niメッキした鉄板で形成することにより、切欠き部1
1Aに生じる漏洩磁束ΦL が効果的にアーム3に作用
し、アーム3の吸着・保持能力を増やすことができ、ア
ーム3に固定されたシャッタ4の動作を安定させること
ができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果がある。 (1)シャッタおよび光検出部は電磁石とはアームを介
して離れた位置に配置されているので、光検出部に対す
る電磁石の損失熱の影響は小さく、光検出部の誤動作の
原因となる温度上昇を低く抑えることができる。 (2)アームを介してシャッタを動作させる駆動部に電
磁アクチュエータを用いた場合は、電力消費量が小さ
く、コンパクトで温度上昇や電磁ノイズの小さい光遮断
装置を提供できる。 (3)アームに保持用永久磁石を形成し、回動軸からシ
ャッタの位置までの距離より近い位置にあるハウジング
に切欠き部を設け、切欠き部の端面にアームを吸着・保
持させる場合は、アームの保持を解除するための消費電
力を小さくすることができる。 (4)アームを軟質磁性体で形成し、ハウジングに設け
た切欠き部における漏洩磁束をアームの吸着・保持に利
用する場合は、保持用永久磁石をアーム3に形成する必
要がないので、製作コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の入射光を検出する状
態を示す(a)平面図、(b)A−A断面に沿う正断面
図、(c)B−B断面に沿う側断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施例の入射光を遮断する状
態を示す(a)平面図、(b)正断面図、(c)側断面
図である。
【図3】 本発明の第2の実施例を示す(a)平面図、
(b)正断面図、(c)側断面図である。
【図4】 本発明の第3の実施例を示す(a)平面図、
(b)側断面図、(c)要部斜視図である。
【図5】 本発明の第4の実施例を示す(a)平面図、
(b)要部斜視図である。
【図6】 従来例の光検出状態を示す(a)平面図、
(b)側断面図である。
【図7】 従来例の光遮断状態を示す(a)平面図、
(b)側断面図である。
【符号の説明】
1:収納ケース、10:光源、11:ハウジング、11
A:切欠き部、111、112:端面、12:底面、1
3、14:軸受、15:側面、2:回動軸、3:アー
ム、3A:保持用永久磁石、4:シャッタ、41:スリ
ット部、42:光遮断部、5:励磁コイル、6:検出コ
イル、7a,7b:永久磁石、8:光検出部、9:電磁
アクチュエータ、90:電機子、91:界磁用永久磁
石、92:鉄心、93:電機子コイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を検出する光検出部と、前記入射
    光を通過させるスリット部と前記入射光を遮断する光遮
    断部とを有するシャッタと、前記シャッタを駆動する駆
    動部とを備えた光遮断装置において、前記駆動部は、前
    記シャッタおよび前記光検出部を収納する収納ケース
    と、前記収納ケースの底面に垂直に、かつ回転自在に支
    持された回動軸と、前記回動軸の回りに巻回された励磁
    コイルと、前記シャッタの移動方向の両端に空隙を介し
    て対向し、かつ互いに対向する磁極が異極になるように
    前記収納ケースの内側に固定された二つの永久磁石と、
    一方端を前記シャッタに固定し他方端を前記回動軸に固
    定したアームとを備えたことを特徴とする光遮断装置。
  2. 【請求項2】 入射光を検出する光検出部と、前記入射
    光を通過させるスリット部と前記入射光を遮断する光遮
    断部とを有するシャッタと、前記シャッタを駆動する駆
    動部とを備えた光遮断装置において、前記駆動部は、前
    記シャッタおよび前記光検出部を収納する収納ケース
    と、前記収納ケースの底面に垂直に、かつ回転自在に支
    持された回動軸と、前記回動軸を回転駆動する電磁アク
    チュエータと、一方端に前記シャッタを固定し他方端を
    前記回動軸に固定されたアームとを備えたことを特徴と
    する光遮断装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動部は、前記シャッタの移動方向
    の両端に空隙を介して対向するように前記収納ケースの
    内側に固定された二つの永久磁石を備えた請求項2記載
    の光遮断装置。
  4. 【請求項4】 前記電磁アクチュエータは、前記収納ケ
    ースの底面に垂直に設けられた中空状の磁性体からなる
    ハウジングと、前記ハウジングの内側に形成された電機
    子と、前記電機子の内側に空隙を介して対向し、かつ前
    記回動軸の外周に固定された界磁用永久磁石とからなる
    請求項2または3記載の光遮断装置。
  5. 【請求項5】 前記電磁アクチュエータは、前記ハウジ
    ングの上端面に前記アームが挿入し得る切欠き部を備え
    てあり、前記切欠き部の両端面の間隔は前記アームの動
    作範囲の幅を備えている請求項2から4までのいずれか
    1項に記載の光遮断装置。
  6. 【請求項6】 前記電機子は、前記ハウジングの内側に
    設けられた鉄心と、前記鉄心の回りに巻回された電機子
    コイルとからなる請求項2から5までのいずれか1項に
    記載の光遮断装置。
  7. 【請求項7】 前記アームは、前記切欠き部の両端面に
    対向する部分に回動方向に着磁された永久磁石を形成し
    てある請求項5または6に記載の光遮断装置。
  8. 【請求項8】 前記アームは、軟質磁性体で形成してあ
    る請求項5または6に記載の光遮断装置。
JP25749396A 1996-09-06 1996-09-06 光遮断装置 Pending JPH1082957A (ja)

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