JP2022133913A - 双方向アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】稼働時の可動子のストローク幅を規制し、且つ非稼働時に可動子を保持することが可能な双方向アクチュエータを提供することを目的としている。【解決手段】本発明にかかる双方向アクチュエータ(アクチュエータ100)の構成は、円筒状に巻回されたコイル110と、コイル110を覆う固定ヨーク120と、固定ヨーク120の内側をコイル110の軸方向において双方向に移動する可動子130とを備え、固定ヨーク120の内周面は、円周方向のスリット122が形成されていて、可動子130は、磁極が対向する2つの磁石(上側磁石132a・下側磁石132b)が軸方向に配置されていて、2つの磁石の間にフランジ状に突出した可動ヨーク134が配置されていて、可動ヨーク134が固定ヨーク120のスリット122の間に配置されていることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、双方向に能動的にシャフトを移動させることが可能な双方向アクチュエータに関する。
コイルと可動鉄心を用いた一般的なアクチュエータとしては、特許文献1に開示されているリニアアクチュエータを例示することができる。特許文献1のリニアアクチュエータは、環状に巻回されたコイルを備えた固定体と、コイルの内側あるいは外側で当該コイルと周面同士が対向する第1の可動体側ヨーク、および第1の可動体側ヨークの方に同極を向けて第1の可動体側ヨークに対して軸線方向の両側に積層された一対の磁石を備えた可動体とを有している。
そして特許文献1のリニアアクチュエータは、コイルへの通電により可動体が軸線方向に駆動される。特許文献1の構成によれば、磁石を軸線方向で着磁すればよいため、磁石を半径方向に着磁する場合と違って、小型化した場合でも着磁が容易であり、量産に適しているとしている。
双方向アクチュエータでは、稼働時の可動子のストローク幅を制御する必要がある。特許文献1では、固定体の軸線方向における両側の開口部に軸受板(軸受部材)を固定している。これにより、軸受板(軸受部材)によって稼働時の可動体のストローク幅が規制される。しかしながら、特許文献1の構成であると、非稼働時の可動体を保持することができない。このため、非稼働時の可動体の位置を規制することができず、非稼働時の挙動が不安定になってしまう。
本発明は、稼働時の可動子のストローク幅を規制し、且つ非稼働時に可動子を保持することが可能な双方向アクチュエータを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる双方向アクチュエータの代表的な構成は、円筒状に巻回されたコイルと、コイルを覆う固定ヨークと、固定ヨークの内側をコイルの軸方向において双方向に移動する可動子とを備え、固定ヨークの内周面は、円周方向のスリットが形成されていて、可動子は、磁極が対向する2つの磁石が軸方向に配置されていて、2つの磁石の間にフランジ状に突出した可動ヨークが配置されていて、可動ヨークが固定ヨークのスリットの間に配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、可動子は、2つの磁石の間にフランジ状に突出した可動ヨークが固定ヨークのスリットの間に配置されている。これにより、双方向アクチュエータの稼働時には、可動子は固定ヨークのスリットの範囲内において移動することとなる。したがって、稼働時の可動子のストローク幅を好適に規制することが可能となる。そして、非稼働時には、可動体は、固定ヨークのスリットの2つの端部のいずれかに吸着して保持される。このため、非稼働時の挙動を安定させることが可能となる。
上記フランジ状に突出した可動ヨークを中心として2つの磁石それぞれの外側に第2可動ヨークをさらに備えるとよい。かかる構成によれば、磁気経路におけるエアギャップを低減することができる。したがって、上述した効果を高めることが可能となる。
本発明によれば、稼働時の可動子のストローク幅を規制し、且つ非稼働時に可動子を保持することが可能な双方向アクチュエータを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかる双方向アクチュエータ(以下、アクチュエータ100と称する)の全体構成図であって、コイル110が両方非励磁の状態、すなわちアクチュエータ100が非稼働時の状態を示している。本実施形態にかかるアクチュエータ100には上下左右の区別はなく、以下に「上下左右」の言葉を用いて説明するときは単に図面上の上下左右である。
図1に示すアクチュエータ100は、円筒状に巻回されたコイル110を有する。かかるコイル110は固定ヨーク120によって覆われている。固定ヨーク120は、磁性材料からなり、磁気回路を形成する。
固定ヨーク120の内側には、コイル110の軸方向に双方向に移動する可動子130が配置されている。可動子130は、磁極が対向する2つの磁石(以下、上側磁石132aおよび下側磁石132bと称する)が軸方向に配置されていて、2つの磁石の間にフランジ状に突出した可動ヨーク134が配置されている。本実施形態では、上側磁石132aおよび下側磁石132bの対向する磁極をN極、反対側の磁極をS極として例示する。
固定ヨーク120の内周面のうち、コイル110の中央位置近傍には、円周方向のスリット122が形成されている。可動ヨーク134のフランジ部136は、固定ヨークのスリット122の間に挿入されるように配置されている。また可動ヨーク134のフランジ部136は、上側磁石132aおよび下側磁石132bのN極に挟まれているためN極となっている。
図1では、非励磁状態(非稼働時)であり、可動ヨーク134のフランジ部136がスリット122の上部で固定ヨーク120に吸着して保持されている状態を例示している。図1に示す非励磁状態のアクチュエータ100では、上側磁石132aの磁束M1は、N極から可動ヨーク134および固定ヨーク120の一部を通って上側磁石132aのS極に流れる。下側磁石132bの磁束M2は、N極からフランジ部136および固定ヨーク120を大きく回って下側磁石132bのS極に流れる。
図2は、励磁状態(稼働時)のアクチュエータ100を説明する図である。図2(a)は、電流を流した状態(励磁状態)のアクチュエータ100を示す図である。図2(b)は、図2(a)とは逆方向の電流を流した状態(励磁状態)のアクチュエータ100を示すである。
図2(a)に示すコイル110に電流を流したとき、上側磁石132aの磁束M1および下側磁石132bの磁束M2は、図1と同様の方向に流れている。そして電流が流れるとコイル110は励磁状態となり、固定ヨーク120を流れる磁束M0が発生する。この時、固定ヨーク120は、スリット122の上側の端部124がS極となり、スリットの下側の端部126がN極となる。すると、可動子130のフランジ部136は、スリット122の下側の端部126と反発し、スリット122の上側の端部124に吸着される。そして、図2(a)の状態で電流を止めると、可動子130が端部124において固定ヨーク120に吸着して保持される。
一方、図2(b)に示すように逆方向にコイル110に電流を流すと、コイル110は逆方向に励磁状態となり、固定ヨーク120を流れる磁束M0が逆転する。この時、固定ヨーク120は、スリット122の上側の端部124がN極となり、スリット122の下側の端部126がS極となる。すると、可動子130のフランジ部136はスリット122の上側の端部124と反発し、スリット122の下側の端部126との間で吸着力が発生するため、可動子130は下方に移動する。
可動子130が下方に移動すると、上側磁石132aの磁束M1は、N極からフランジ部136および固定ヨーク120を回って上側磁石132aのS極に流れる。下側磁石132bの磁束M2は、N極から可動ヨーク134および固定ヨーク120の一部を通って下側磁石132bのS極に流れる。そして、図2(b)の状態で電流を止めると、可動子130が端部126において固定ヨーク120に吸着して保持される。
上記説明したように本実施形態のアクチュエータ100では、可動ヨーク134のフランジ部136が固定ヨーク120のスリット122の間に配置されていることにより、可動子130は固定ヨーク120のスリット122の範囲内において移動することとなる。したがって、稼働時の可動子130のストローク幅を好適に規制することが可能となる。
また上述したように、コイル110が非励磁状態となると、可動子130は、励磁時に近かった側の固定ヨーク120の端部において固定ヨーク120に吸着して保持される。したがって、非稼働時においても可動子130の位置を保持することが可能となる。
図3は、本実施形態の双方向アクチュエータの他の例を説明する図である。図3に示す双方向アクチュエータ(以下、アクチュエータ200と称する)は、固定ヨーク220のスリット122の上下に傾斜面224を有している。一方、可動子230は、フランジ部136の上下に傾斜面238を有している。
図1に示したように、スリット122の端面が平坦であり、可動子130のフランジ部136の上面および下面も平坦である場合は、これらの距離(間隔)の2乗に反比例して急峻に吸着力が増大する関係にあった。
しかしながら図3に示すように傾斜面224、238を対向させることにより、可動子230が上死点・下死点から遠い位置から、可動子230と固定ヨーク220とのギャップ(間隔)を小さくすることができる。すなわち、可動子230と固定ヨーク220の間の磁力による吸着力を徐々に強くすることができる。これにより、可動子230のストロークの範囲内において所望の吸着力を生じさせることができ、挙動を安定させることができる。また、磁力を抑えることができるため、フランジ部136が固定ヨーク220に突き当たる際の衝撃や騒音を緩和することができる。
図4は、本実施形態の双方向アクチュエータの他の例を説明する図である。図3に示す双方向アクチュエータ(以下、アクチュエータ300と称する)は、2つの磁石(上側磁石132aおよび下側磁石132b)の可動ヨーク134に対向する面とは反対側の面に隣接して2つの第2可動ヨーク302a・302bが配置されている。かかる構成によれば、磁気経路におけるエアギャップを低減し、上述した効果を高めることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、双方向に能動的にシャフトを移動させることが可能なアクチュエータとして利用することができる。
M0…磁束、M1…磁束、M2…磁束、100…アクチュエータ、110…コイル、120…固定ヨーク、122…スリット、124…端部、126…端部、130…可動子、132a…上側磁石、132b…下側磁石、134…可動ヨーク、136…フランジ部、200…アクチュエータ、220…固定ヨーク、224…傾斜面、230…可動子、238…傾斜面、300…アクチュエータ、302a・302b…第2可動ヨーク
Claims (2)
- 円筒状に巻回されたコイルと、
前記コイルを覆う固定ヨークと、
前記固定ヨークの内側を前記コイルの軸方向において双方向に移動する可動子とを備え、
前記固定ヨークの内周面は、円周方向のスリットが形成されていて、
前記可動子は、磁極が対向する2つの磁石が軸方向に配置されていて、該2つの磁石の間にフランジ状に突出した可動ヨークが配置されていて、
前記可動ヨークが前記固定ヨークのスリットの間に配置されていることを特徴とする双方向アクチュエータ。 - 前記フランジ状に突出した可動ヨークを中心として前記2つの磁石それぞれの外側に第2可動ヨークをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の双方向アクチュエータ。
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