JPH0232477A - 画像情報補正方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、画像情報検出装置において、レンズあるい
は光学系の機械的誤差による検出画像の歪を補正する方
法及び装置に関する。

（従来の技術） 近年、画像から画像情報を光学系によって検出する画像
情報検出装置は、テレビ擾影あるいはコンピュータ画像
処理等の非常に広い分野で応用されている。そして、上
記応用分野ではより高精度な画像情報を得ることが要求
されている。しかしながら、レンズ及び受光センサ（Ｃ
ＣＤ、）等によって構成された光学系においては、歪あ
るいは機械的誤差のために画像情報に歪（位置ずれ）が
生じてしまうという欠点を有していた。

従来、上述の如き画像情報の歪を補正する方法としては
、レンズの精度を向上させることや光学系の機械的精度
（レンズ等の取付は精度及び受光センサの取付は精度、
受光センサの駆動精度）を向上させる方法しかなく、画
像情報の精度を上げる上では不十分であり、それに換え
る根本的な解決方法は提案されていなかった。

（発明が解決しようとする課題） 上記のように従来の画像情報検出装置においては、光学
系の歪あるいは機械的誤差のために画像情報に歪あるい
は機械的誤差のために画像情報に歪（位置ずれ）が生じ
てしまうという欠点があり、その画像情報の歪を完全に
補正する方法がないという問題点があった。

この発明は上記問題に着目してなされたもので、光学系
の歪あるいは機械的誤差の特性を検出し、その検出され
た特性にしたがって画像情報の歪を完全に補正すること
ができる画像情報検出装置及びその補正方法を提案する
ことである。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、この発明に係る画像情報の
補正方法は、テスト画像から第１のテスト画像情報を光
学系によって検出する工程と、上記検出されたテスト画
像を第１のメモリに記憶する工程と、上記テスト画像を
解析して正確な第２のテスト画像情報を得る工程と、上
記第２のテスト画像情報を第２のメモリに記憶する工程
と、上記第１のメモリに記憶された第１のテスト画像情
報と上記第２のメモリに記憶された第２のテスト画像情
報とを比較して上記光学系の特性情報を得る工程と、上
記特性情報を第３のメモリに記憶する工程とからなり、
さらに上記テスト画像と同じ位置に置かれた原稿画像か
ら原稿画像情報を上記光学系によって検出する工程と、
上記検出された原稿画像情報を上記、第３のメモリに記
憶された特性情報にしたがって補正して正確な原稿画像
情報を得る工程とから成るものである。

（発明の作用） 上記の如き方法によれば、光学系の特性情報を予め検出
しておき、その特性情報にしたがって、光学系を通して
得られた原稿画像情報を補正するため、原稿画像情報の
歪を完全に補正することができる。

（実施例） 以下図面に基づき、この発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は、この発明を実施した画像情報検出装置の構成
を示すものである。

この画像情報検出装置１は、画像よりの光をレンズ２を
介して検出する受像センサであるＣＣＤ３を有するＣＣ
Ｄカメラ５と、上記ＣＣＤカメラ５よりの画像信号を処
理して画像情報として出力するための画像信号処理部７
とから成っている。

この実施例ではＣＣＤカメラ５が光学系となっている。

上記画像信号処理部７は、上記ＣＣＤカメラ５よりのア
ナログ画像信号をデジタル信号に変換するＡ／Ｄコンバ
ータ９と、ＣＣＤカメラ５が後述するテスト画像を受像
した場合上記Ａ／Ｄコンバータ９よりのデジタル信号か
ら第１のテスト画像情報を算出し、あらかじめ入力され
ている正確な第２のテスト画像情報と上記第１のテスト
画像情報とを比較して上記ＣＣＤカメラ５の特性情報を
算出し、上記ＣＣＤカメラ５が原稿画像を受像した場合
上記デジタル信号から原稿画像情報を算出して上記特性
情報にしたがって補正して正確な原稿画像情報を算出す
るためのコンピュータ１１とを有している。

そして、上記コンピュータ１１は少なくとも上記特性情
報を算出するためのテストモードプログラムと、上記原
稿画像を補正するための補正モードプログラムとを有し
ているプログラムメモリ１３と、上記プログラムメモリ
１３のプログラムにしたがって上記特性情報あるいは正
確な原稿画像情報を演算部１５において算出させるＣＰ
Ｕ１７と、上記第１のテスト画像情報を正確に記憶する
ための第１のメモリ１９と、上記第２のテスト画像情報
を記憶するための第２のメモリ２１と、上記特性情報を
記憶するための第３のメモリ２３とを有している。そし
て、第２図に示す如くに、この実施例では、上記テスト
画像は、まず目の間隔の一定な方眼紙２５となっている
。

次に、第３図（ａ）及び（ｂ）を参照して、上述した実
施例の動作について説明する。

上記テストモードにおいて上記方眼紙２５のまず目の間
隔を正確な第２のテスト画像情報として上記コンピュー
タ１１へ入力しておく。そして、上記ＣＰＵ１７、上記
第２のテスト画像情報は第２のメモリ２１へ記憶される
。そして、第３図（ａ）に示すごとくに上記ＣＣＤカメ
ラ５によって上記方眼紙２５を受像し、その方眼紙のア
ナログ画像信号は、上記Ａ／Ｄコンバータ９によってデ
ジタル画像信号に変換される。上記コンピュータ１１の
ＣＰＵ１７は、上記プログラムメモリ１３のテストモー
ドプログラムにしたがって、上記デジタル画像信号から
第１のテスト画像情報を演算部１５において算出させる
。そして、上記第１のテスト画像情報（光学系を通して
得たテスト画像情報）は、第１のメモリ１９に記憶保持
される。次に、ＣＰＵ１７によって、上記第１のメモリ
よりの第１のテスト画像情報（光学系を通して得たテス
ト画像情報）と上記第２のメモリよりの第２のテスト画
像情報（光学系を通さない正確なテスト画像情報）とが
比較され、光学系（ＣＣＤカメラ５）の歪特性情報が算
出される。すなわち、上記第１のテスト画像情報すなわ
ち光学系によって歪んだ方眼紙の情報と正確な方眼紙の
情報が比較され、その対応するまず目の間隔の差が各ま
す目ごとに算出され、歪特性情報として第３のメモリ２
３へ記憶される。以上の工程によってテストモードが終
了する。

次に、補正モード、に移り、第３図（ｂ）に示す如くに
、実際の原稿画像２７が上記ＣＣＤカメラ５によって受
像され、上記Ａ／Ｄコンバータ９によってデジタル画像
信号に変換される。上記ＣＰＵ１７は、上記補正モード
プログラムにしたがって上記デジタル信号から原稿画像
情報を算出して上記歪特性情報にしたがって補正をする
。上記テストモードで得た方眼紙の各ます目ごとの間隔
の差にしたがって、その差がなくなる方向に各点の原稿
画像情報を補正する。したがって、上記ＣＣＤカメラ５
等による原稿画像の歪が取り除かれ、正確な原稿画像情
報が得られるものである。そして、この正確な原稿画像
は、コンピュータ１１により出力される。

この実施例においては、上記方眼紙２５のます目が小さ
ければ小さいほどより正確な歪特性情報が得られるよう
になっている。

また、この実施例において上記歪特性として得られるも
のは、上記レンズ２の歪、上記ｃｃＤ３の精度のばらつ
き、及び上記レンズ２及びＣＣＤ３の取付けの傾き等が
考えられる。

また、この実施例において、上記ＣＣＤカメラ５は、上
記画像処理部７に対して着脱自在となっており、他のＣ
ＣＤカメラあるいは他の種類の受像装置に取り換えた場
合には、もう１度テストモードを繰返すことによってそ
の新しい受像装置の歪特性情報を得ることができる。そ
して、それを各受像装置ごとに記憶しておけば、より実
用的となる。

またテストモードにおいて、複数回のテストをテストす
る場所の温度等の外部環境を変えて行なえばテスト原稿
（方眼紙等）の材質にょる伸縮度等のデータを得ること
ができる。

また、上記コンビニ・−夕１１によって得られた正確な
原稿画像情報は、上記コンピュータ１１によって、さら
に印刷用マスクの作成等の他の画像処理を行なうことも
できる。

また、この発明は、上記実施例のものに限定されず、レ
ンズの検品、紙などの経時的伸縮の計測、測量等の多く
の装置に応用することができる。

（発明の効果） 以上説明したように、この発明によれば、光学系の歪あ
るいは機械的誤差の特性を検出し、その検出された特性
にしたがって原稿画像情報を補正しているため、歪を完
全に補正でき、正確な原稿画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した画像情報検出装置の構成図、
第２図は第１図に示す実施例におけるテスト画像として
の方眼紙を示す図、第３図ｆａ）及び（ｂ）は上記実施
例におけるテストモード及び補正モードのＣＣＤカメラ
による受像状態を示す図である。 符号ｌ・・・画像情報検出装置、２・・・レンズ、３・
・・ＣＣＤ、５・・・ＣＣＤカメラ、１１・・・コンピ
ュータ、１３・・・プログラムメ、１５・・・演算部、
１７・・・ＣＰＵ、１９・・・第１のメモリ、２１・・
・第２のメモリ、２３・・・第３のメモリ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）テスト画像から第１のテスト画像情報を受像手段
   によって検出する工程と、上記検出されたテスト画像情
   報を記憶する工程と、上記テスト画像を解析して正確な
   第２のテスト画像情報を得る工程と、上記第２のテスト
   画像情報を記憶する工程と、上記第１のテスト画像情報
   と上記第２のテスト画像情報とを比較して上記受像手段
   の特性情報を得る工程と、上記特性情報を記憶する工程
   と、原稿画像から原稿画像情報を上記受像手段によって
   検出する工程と、上記検出された原稿画像情報を上記特
   性情報にしたがって補正して正確な原稿画像情報を得る
   工程とを具備していることを特徴とする画像情報検出装
   置における画像情報の補正方法。
2. （２）上記受像手段が、レンズ及び受像センサを有する
   光学系からなることを特徴とする請求項１に記載の画像
   情報の補正方法。
3. （３）上記特性情報が、上記光学系の歪の特性情報であ
   ることを特徴とする請求項２に記載の画像情報の補正方
   法。
4. （４）画像情報検出装置において、画像から画像情報を
   検出するための受像手段と、上記受像手段がテスト画像
   を受像した場合、上記受像手段よりの画像情報から第１
   のテスト画像情報を算出し、予め入力されている正確な
   第２のテスト画像情報と上記第１のテスト画像情報とを
   比較して上記受像手段の特性情報を算出し、上記受像手
   段が原稿画像を受像した場合、上記受像手段よりの画像
   情報から原稿画像情報を算出して上記特性情報にしたが
   って補正して正確な原稿画像情報を算出するためのコン
   ピュータとを具備していることを特徴とする画像情報補
   正装置。