JPH02311897A - チャンネル変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は電子楽器の通信方式の一つであるＭＩＤｌ等の
チャンネル信号の変換装置に関する。

［従来の技術］ 従来　電子楽器の通信手順の統一規格であるＭＩ　Ｄ　
Ｉ　　（Ｍｕｓｉｃａｌ　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔ　Ｄｉ
ｇｉｔａｌ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）に対応する電子楽器
、例えばキーボード（九　キーが操作されるとそのキー
毎の操作を表す操作用コードデータを含むイベントデー
タ信号を高力するように構成されている。このイベント
データ信号が他の楽器に受信されると、その楽器側では
イベントデータ信号内の操作用コードデータに基づいて
そのデータに表されている操作がその楽器にてなされた
と同じ発音をする。

このイベントデータにはチャンネルを表す識別用コード
データが含まれている。この識別用コードデータは個々
のイベントデータがどの楽器のイベントデータなのかを
区別するものである。従って、１本の信号ケーブルにて
複数の楽器演奏のためのイベントデータ信号が伝達され
ても、楽器側で自己が発音するためのイベントデータが
区別でき、各楽器に対して同時に異なる演奏をさせるこ
とができる。

このこと（上　キーボード側でチャンネルを切り換えつ
つ、複数チャンネルの演奏情報を記録装置に重ねて記録
し、その後にそのデータを再生すれ（′１１台のキーボ
ードで多数の電子楽器を区別して同時］二演奏させるこ
とが可能となることを意味する。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、キーボードにも簡易な構成のものが存在し、出
力するイベントデータに単一のチャンネルのみしか設定
できないものがある。この様なキーボードでは重ねて記
録しても、全てのイベントデータに同一チャンネルの識
別用コードが付与されているので、再生しても一つの楽
器が全てのイベントデータを発音してしまい、多数の楽
器に各々異なった演奏をさせることは出来ない。この事
情は他の単一チャンネル出力の楽器でも同様であり、重
ねて記録しても再生時に同時に複数の楽器に異なる演奏
を実行させることは出来ない。

本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、受は取
ったイベントデータのＩＮ識別用コードデータのみを他
のチャンネルのコードに変換することにより、一つの識
別用コードデータしか出力できない楽器でも、複数のチ
ャンネルでイベントデータを出力出来るのと同等の効果
を生じさせることが可能なチャンネル変換装置を提供す
ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明のチャンネル変換装置
（友　　第１図に例示するごとく、電子楽器制御に利用
されるイベントデータに変換処理を加えるデータ変換装
置であって、チャンネルの識別用コードデータとそのチ
ャンネル（二設定された楽器の操作用コードデータとを
含むイベントデータを記憶する記憶手段Ｍ１と、上記記
憶されたイベントデータ内に含まれる全てのまたは特定
の識別用コードデータを検出する検出手段Ｍ２と、検出
された識別用コードデータを所定のチャンネルの識別用
コードデータに変換する変換手段Ｍ３と、を備えたこと
を特徴とするものである。

［作用］ 単一のチャンネルしかイベントデータに付与できない楽
器の信号出力を、本発明のチャンネル変換装置が受信す
ると、そのイベントデータを記憶手段Ｍ１が一旦記憶し
、検出手段Ｍ２がその記憶された内で識別用コードデー
タを検出する。そして変換手段Ｍ３がその識別用コード
を他のチャンネルの識別用コードデータに置き換える。

こうして変換されたイベントデータを他の楽器や記録装
置が受は取れ（Ｌ　もとは同一の楽器により回−チャン
ネルのデータとして演奏されたイベントデータであって
も、異なる楽器からのデータとして演奏、あるいは重ね
て記録できる。重ねて記録したものを再生すれに　複数
の楽器を各々独立して演奏させることが出来る。

［実施例］ 以下、本発明の第１実施例について図面を参照して説明
する。第２図は実施例としてのＭＩＤＩシーケンサ１を
示し、このＭＩＤＩシーケンサ１はフロッピディスクユ
ニット３、液晶表示部（ＬＣ［））５、ファンクション
キー７及びシフトキー９を備えている。フロッピディス
クユニット３は記録媒体としてのフロッピディスク１：
、記録の必要に応じてイベントデータとその時刻データ
とを含む演奏情報を記録し保存することと、更に記録さ
れている演奏情報を再生する装置である。フロッピディ
スクは挿入口３ａから挿入することにより記憶再生可能
にセットされる。この仏　記憶・再生中を示すアクセス
ランプ３ｂやフロッピディスク排出用のイジェクトボタ
ン３ｃも備えられている。

このＭＩ［）ＩシーケンサＩＬ上　キーボード１１とＭ
ＩＤＩ信号ケーブル１３．１５にて接続されて、キーボ
ード１１からのイベントデータを受信して自己がカウン
トしている時刻と共に演奏情報として記憶する装置であ
り、更１ミ　記憶した演奏情報に含まれるイベントデー
タをベアで記憶されている時刻のタイミングでキーボー
ド１１及び他の楽器に向けて出力してキーボード１１及
び他の楽器に同時に発音させる装置である。

尚、キーボード１１はＭＩＤＩシーケンサ１からのイベ
ントデータを一旦入力してからスル一端子ＴＲを介して
他の楽器にも分配している。勿浪ＭＩＤＩ信号ケーブル
１３，１５１友　延長して各々異なる他の楽器にも接続
することができる。従って、複数の楽器からイベントデ
ータを得て時刻と共に演奏情報として記録したり、他の
複数の楽器に対して時刻に応じてイベントデータを出力
して発音させるようにしたりできる。

第３図にその信号処理系統のブロック図を示す。

ＭＩＤＩシーケンサｌｉｔ、ＣＰＵ１ａ、ＲＯＭ１ｂ、
ＲＡＭ１ｃ及びタイマー］ｄを備えており、デジタル式
コンピュータとして構成されている。

更にフロッピディスクユニット３を駆動制御するフロッ
ピディスクコントローラ１ｅ及びＬＣＤ５を駆動制御す
るＬＣＤコントローラ１ｆを備える。

またシーケンシャルなイベントデータが入出力可能なイ
ンターフェース１ｇも備える。またキー７゜９からの入
力用インターフェイス１ｈも備える。

これらの間はパスライン１１によって各種の信号の伝達
がなされている。

キーボード１１も同様にＣＰＵ１１ａ、ＲＯＭ１１ｂ、
ＲＡＭ１１ｃ及びタイマー１１ｄを備えており、デジタ
ル式コンピュータとして構成されている。更にデジタル
型のイベントデータをアナログ型の音響信号に変換する
音源１１ｅ、その音声信号を増幅するアンプ１１ｆ及び
発音させるためのスピーカｌ１ｇが備えら札　更にキー
＋１ｈ用のインターフェイス１１１を備える。またシー
ケンシャルなイベントデータが入出力可能なインターフ
ェースｌｌｊも備える。これらの間はパスラインｌｌｋ
によって各種の信号の伝達がなされている。

上記ＭＩＤＩシーケンサ１のＣＰＵ１ａにて実施される
処理の九　チャンネル変更処理を第４図のフローチャー
トに基づいて説明する。尚、キーボード１１（上　通常
の演奏処理　イベントデータの入力による自動演奏処理
及びキー１１ｈの操作の結果得られたイベントデータの
出力処理等をなすことができるが、これらはよく知られ
ている処理であるので詳細は省略する。ただしその出力
されるイベントデータには単一のチャンネルデータのみ
が付与されている簡易型のキーボード１］である。

ＭＩＤＩシーケンサ１の処理が開始されると、まず設定
モードか否かが判定される（Ｓ　１１０）。

ファンクションキー７及びシフトキー９による選択操作
にて設定モードが選択されると、書換用のチャンネルの
設定処理が開始され（Ｓ　１２０”）、ファンクション
キー７の操作により書き換え用のチャンネルの選択が可
能となる０例えにＪ、ｒ５」と設定すれ（ｆ、キーボー
ド１１等が発信して来るイベントデータの内の識別用コ
ードデータがいがなる値であっても、以後の処理により
チャンネル「５」に対応した識別用コードデータに書き
換えられる。

設定モードではない場合、現在　イベントデータがイン
ターフェイス１ｇからＲＡＭ１ｃ内のバッファに入力さ
れているか否かが判定される（Ｓ１３０）。入力がなけ
ればステップ５ＩＩＯ，５１３０を繰り返して、指示ま
たは信号入力待となる。

イベントデータが入力されて来れ（戴　次にチャンネル
変更が設定されているか否か、即ち、ステップ５１２０
で書き換え用のチャンネルが設定しであるか否かを判定
しく５１４０）、設定されていれ１ｆＳ　　バッファ内
の識別用コードデータの部分を既に設定しであるチャン
ネルのコードに置き換える（Ｓ　１５０）。

ここでイベントデータとして１表　第５図のごとくの構
成の３バイトを１単位とするデータ（第１バイトデータ
Ｂ１が連続して同一ならば第２バイトデータＢ２と第３
バイトデータＢ３との２バイトを１単位とする場合もあ
る。）がＭＩＤＩ信号ケーブル１５から入力して来る。

実際にはスタートビット及びストップビットが各バイト
毎に付加されているがここでは省略して表している。

第１バイトデータＢ１は最上位の第７ビツトＢ１−７が
［１」であることによりステータスバイトであることを
示しており、第２及び第３バイトデータＢ２．Ｂ３は第
７ビツトＢ２−７．８３−７が「０」であることにより
データバイト８２．Ｂ３であること２示している。

ステータスバイトＢ　Ｉ　ＬＬ　　第６ビツトＢ１−６
〜第４ビットＢ１−４の３ビツトによりステータスの種
類を示し、第３ビットＢ１−３〜第ＯビットＢ］−〇の
４ビツトによりそのチャンネルを示している。

即ち、ステータスバイトＢ１から８種類のステータスを
区別でき、　１６種類のチャンネルを区別できる。ステ
ータスとして１表　ｒｏｏＯＪ　　（二進数）がノート
オフを表し、　ｒｏｏＩＪ　がノートオンを表す。その
他ポリフォニックキープレッシャ、コントロールチェン
ジ、プログラムチェンジ等がステータスとして用意され
ている。またチャンネルとしてはｒｏ　ＯＯＯＪ〜「１
１１１」　（二進数）がチャンネル「１」〜Ｎ６Ｊ　　
（十進数）を表している。

例えばステータスバイトＢ１のビットが「１００１００
００Ｊであれｌｉ　　ステータスの種類はｒノートオン
」であり、そのチャンネルは「１」である、そしてその
直後のデータバイトＢ２は「ノートオン」における１２
８種類の音程の内の１つを示し、データバイト８３はそ
の１２８種類のベロシティ（音の強さ）の内の１つを示
す。

このバイトデータＢ１の第３ビットＢ１−３〜第０ビッ
トＢ１−ロがチャンネルの識別用コードデータに該当し
、バイトデータＢ１の第６ビツトＢ１−６〜第４ビット
Ｂ１−４とバイトデータＢ２．Ｂ３の各々の下位７ビツ
ト（第６ビツトＢ２−６〜第Ｏピツ）Ｂ２−０．　　第
６ビツトＢ５−６〜第０ビットＢ５−０）が操作用コー
ドデータに該当する。

ステップＳ］５０の処理］上　このステータスバイトＢ
１の下位４ビツトを既に設定しであるチャンネルの識別
用コ□−ドデータに書き換えることを意味する。所定の
チャンネルが「１０」　（十進数）であれ（瓜　第６図
のごとく第３ビットＢ１−３〜第０ピットＢ１−０をｒ
ｌｏｏＩＪ　　（二進数）に書き換える。

次にこのチャンネル部分が書き換えられた一連のバイト
データＢ１〜Ｂ３を、バッファからＲＡＭ１ｃ内に別に
設けられた所定のトラック（以下レコードトラックとい
う）に記憶する（Ｓ１６０）、尚、記憶するに際して、
一定時間毎に時刻もそのイベントデータとともにレコー
ドトラックに記憶される。この記憶状態を第７図に示す
。即ち、イベントデータＥＯ〜Ｅ６が入力して来る時刻
毎１：、その時刻Ｔ１〜Ｔ３でまとめられたデータの束
ＤＩ−０３にされて記憶される。ここでは例えば時刻Ｔ
Ｉに対してはＥ１〜Ｅ３が入力されたので時刻データＴ
Ｉの後にはＥ１〜Ｅ３のイベントデータが記憶されてい
る。尚、ステップ５１５０のチャンネル書き換え処理に
より、イベントデータが入力される毎にチャンネル部分
がｒｌｏＪに書き換えられているので、レコードトラッ
クに記憶されているイベントデータＥＯ〜Ｅ６ＦＬ　　
全てチャンネルが「］Ｏ」とされている、こうして再度
ステップ５１１０の処理に戻る。

以上の処理を続けることにより、入力してきたイベント
データのチャンネルを所定のチャンネルに書き換え記憶
することが出来る。

また設定によりチャンネル書き換え（Ｓ１５０）を実行
しないようにもできる。即ち、キーボード１１から入力
してきたデータをそのままのチャンネルで記憶すること
もできる。このとき、前回の演奏情報がレコードトラッ
クに記憶されていれ（Ｌ予めこのレコードトラ・ゾクの
内容を同じＲＡＭ　ＩＣ内の別のトラック（以下マージ
トラックという。

）に転送しておく、このようにすることにより、２つ目
の演奏情報をレコードトラックに記憶できる。

更１：、図示しない処理にて、上記チャンネルを書き換
えた演奏情報と書き換えていない演奏情報を時刻毎にイ
ベントデータをまとめて一体のデータとする処理（マー
ジ処理）も出来る。例えば第８図（Ａ）で示す演奏情報
と第７図に示した演奏情報とから、時刻毎にイベントデ
ータを取り出して１つにまとめると、第８図（Ｂ）に示
すごとくとなる。

このマージ処理した演奏情報を用いて、時刻毎にイベン
トデータを取り出したり、あるいはマージ処理せずに複
数の演奏情報をそれぞれのトラックに記憶したままで、
両方の演奏情報から時刻毎にイベントデータを取り出し
て同時にＭ＋Ｄ＋信号ケーブル１３に出力すれ（ｆ−２
種のチャンネルを有するイベントデータが出力でき、２
台の楽器に同時に異なる演奏をさせることが可能となる
。

更に書き換えるチャンネルを別のチャンネルに設定しな
おして、キーボード１１からのイベントデータをレコー
ドトラックに格納しマージすることを繰り返せ（戯　更
に多数の楽器を同時に任意に発音させる演奏情報を作成
することが出来る。

上記チャンネル書き換え処理において（友　個々のイベ
ントデータを入力する毎１：、そのチャンネルを書き換
えてから、時刻と共にレコードトラックに記憶していた
が、人力した際に個々に書き換えする代わり１：、全て
のイベントデータをレコードトラックあるいはマージト
ラックに演奏情報として記憶した後（ミ　その演奏情報
の内の識別用コードデータを最初からチェックして全て
のチャンネルを書き換えるようにしてもよい。

また上記書き換え処理（Ｓ　１５０）で１１　　いかな
るチャンネルであろうとも、全てのチャンネルを所定の
チャンネルに書き換えたため、チャンネルが異なるイベ
ントデータが入力してきても単一のチャンネルのみとな
ってしまつＬ　しかし、ある特定のチャンネルのみを検
索して、そのチャンネルのみ所定のチャンネルに書き換
えるようにしてもよい。このようにすれ（瓜　既に上述
のごとく、マージトラックにて一体化した演奏情報中の
特定のチャンネルのみ書き換えることが可能となり、演
奏情報編集の自由度が向上する。

第９図に第２実施例としてのチャンネル変換器２１を示
す０本チャンネル変換器２１と第１実施例のＭＩＤＩシ
ーケンサ１との違い（飄　第２実施例は記憶してマージ
処理する機能やフロッピディスクユニットが存在しない
だけである。従って、液晶表示部（ＬＣＤ）２３を観察
しながら、キー２５を操作することにより、チャンネル
の書き換え有無と書き込まれるチャンネルとが設定でき
る。

このことにより、本変換器２１を２つの楽器の間のＭＩ
ＤＩ信号ケーブルに取り付けれ１′Ｌ　　入力側のＭＩ
ＤＩ信号ケーブル２７から入力して来る所定の楽器のイ
ベントデータのチャンネルを設定されたチャンネルに書
き換え、直ちに出力側のＭＩＤＩ信号ケーブル２９から
他の楽器に向けて出力できる。従ってチャンネル固定の
イベントデータしか出力できない楽器でも、本変換器２
１を介すれ＋′Ｌ　任意のチャンネルで他の楽器に出力
できる。

また受信する楽器側が単一のチャンネルしか受信できな
くても、途中の変換器２１によりイベントデータのチャ
ンネルを受信可能なチャンネルに換えることができるの
で、そのイベントデータを発音させることが出来る。

ここで、ＲＡＭ１ｃ中に設定されたバッファが記憶手段
Ｍ１に該当し、ＣＰＵ１ａ及びＲＯＭ　ｌｂが検出手段
Ｍ２及び変換手段Ｍ３に該当する。

ＲＯＭ１ｂに記憶されＣＰＵ　１　ａが実行するステッ
プ５１５０の処理が検出手段Ｍ２及び変換手段Ｍ３とし
ての処理に該当する。

１五匹素１ 以上詳述したように本発明において（友　記憶されたイ
ベントデータ内に含まれる全てのまたは特定の識別用コ
ードデータを検出し、検出された識別用コードデータを
所定のチャンネルの識別用コードデータに変換すること
から、同一の楽器により同一チャンネルのデータとして
演奏されたイベントデータであっても、異なる楽器から
のデータとして演奏あるいは重ねて記録できる０重ねて
記録したものを再生すれｌｆ、　　複数の楽器を同時に
各々独立して異なる演奏をさせることが出来る。従って
、たとえチャンネルが固定されたキーボード等の楽器を
用いても、少なくとも２種の楽器が演奏できるイベント
データを作成することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的例示は　第２図は第１実施例の
ＭＩＤＩシーケンサの構成とキーボードその他の楽器と
の接続状態を示す概略構成医　第３図はそのブロックは
　第４図はＭＩＤＩシーケンサの実施するチャンネル書
き換え処理のフローチャート、第５図はイベントデータ
の構成説明医第６図はそのチャンネル書き換え後のイベ
ントデータの構成説明医　第７図及び第８図（Ａ）は演
奏情報のメモリ内での記憶状態説明文　第８図（Ｂ）は
演奏情報を一体化（マージ処理）した場合のメモリ内で
の記憶状態説明文　第９図は第２実施例のチャンネル変
換器の外観図を表す。 Ｍｌ・・・記憶手段　　　Ｍ２・・・検出手段Ｍ３・・
・変換手段　　　　１・・・ＭＩＤＩシーケンサ１ａ＝
−ＣＰＵ　　　ｌｂ’−・−ＲＯＭ　　　ｌｃ−・ＲＡ
Ｍ１１・・・キーボード　　２１・・・チャンネル変換
器Ｂ１−８３・・・バイトデータ（操作用コードデータ
及び識別用コードデータ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　電子楽器制御に利用されるイベントデータに変換処
   理を加えるデータ変換装置であって、チャンネルの識別
   用コードデータとそのチャンネルに設定された楽器の操
   作用コードデータとを含むイベントデータを記憶する記
   憶手段と、上記記憶されたイベントデータ内に含まれる
   全てのまたは特定の識別用コードデータを検出する検出
   手段と、 検出された識別用コードデータを所定のチャンネルの識
   別用コードデータに変換する変換手段と、を備えたこと
   を特徴とするチャンネル変換装置。