JP3356452B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数チャンネル合成・
波形読み出し方式の電子楽器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の進歩に伴って
電子楽器もディジタル化が進んでいる。その中で、楽音
波形をあらかじめPCMデータとしてメモリに格納して
おき、押鍵に応じて読み出し楽音を発生する、いわゆる
波形読み出し方式の電子楽器が多数商品化されている。
さらにその中で、一つの楽音をいくつかの成分に分離し
てメモリに格納しておき、発音時に合成する、いわゆる
複数チャンネル合成方式の電子楽器がいくつか提案され
ている。(例えば特開平1−116595号公報)以下
に従来の電子楽器について説明する。
【0003】図4は従来の電子楽器の構成を示すもので
ある。図4において、1は鍵盤、2は鍵盤1に応じて制
御信号を発生する制御部、3・4はそれぞれ異なる形状
の波形を記憶している波形記憶部、5は制御部2から発
生される制御信号に応じて波形記憶部3・4から同時に
波形を読み出す読み出し部、6は制御部2から発生され
る制御信号に応じて、読み出し部5から出力される2つ
の波形信号の振幅を制御する振幅制御部、7は加算部、
8は入力信号を増幅し放音するサウンドシステムであ
る。
【0004】以上のように構成された電子楽器につい
て、以下にその動作を説明する。鍵盤1において押鍵が
行われると制御部2は押鍵検出を行ない、音高とタッチ
強弱の検出情報に基づいて読み出し部5と振幅制御部6
に制御信号を出力する。読み出し部5は、制御部2から
発生される制御信号に従って波形記憶部3・4から同時
に波形を読み出す。出力された波形信号は、振幅制御部
6にて制御部2から発生された制御信号に従って振幅を
制御され、加算部7で加算され、サウンドシステム8で
増幅、楽音として放音される。
【0005】振幅制御部6に送られてくる制御信号は、
音高とタッチ強弱に対応している。波形記憶部3・4か
ら読み出された2つの波形信号は、ここで音高とタッチ
強弱に対応してそれぞれ振幅制御される。すなわち、音
高とタッチ強弱に応じて2つの波形信号の音量レベルが
制御されることになり、たとえばタッチの強弱に応じて
音色を変えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、音高やタッチの強弱によって音色を変え
ることはできるが、メロディ奏法やコード奏法など、い
わゆる音楽的な演奏方法によって音色を変えることがで
きないという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、メロディ奏法とコード奏法を自動的に識別し、奏法
に応じて音色を変えることのできる電子楽器を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の電子楽器は、それぞれに異なる形状の波形
を記憶している複数の波形記憶部と、メロデイ奏法にお
ける2押鍵間の時間差より短い単位時間内の複数の鍵を
実質的に同時に押鍵されたコード奏法における押鍵数を
カウントする押鍵数カウント部と、上記各波形記憶部か
らの読み出しを上記押鍵数カウント部のカウントデータ
に応じて制御する読み出し部を備える構成を有してい
る。
【0009】
【作用】この構成によって、メロデイ奏法における2押
鍵間の時間差より短い単位時間内の複数の鍵を実質的に
同時に押鍵されたコード奏法における押鍵数を検出し、
その値によって少なくとも一つの波形信号の読み出しを
制御することにより、演奏状態によって音色を変えるこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1は本発明の実施例における電子楽器の
構成を示すものである。図1において、101は鍵盤、109
は単位時間あたりの押鍵数をカウントする押鍵数カウン
ト部で、単位時間を計測するタイマーカウンタと押鍵数
メモリを含んでいる。102は鍵盤101と押鍵数カウント部
109の押鍵数メモリ内のカウントデータに応じて制御信
号を発生する制御部、103・104はそれぞれ異なる形状の
波形を記憶している波形記憶部、105は制御部102から発
生される制御信号に応じて波形記憶部103・104から波形
を読み出す読み出し部、106は制御部102から発生される
制御信号に応じて、読み出し部105から出力される2つ
の波形信号の振幅を制御する振幅制御部、107は加算
部、108は入力信号を増幅し放音するサウンドシステム
である。
【0012】制御部102に含まれている押鍵数発音指示
テーブルを(表1)に示す。
【0013】
【表1】
【0014】(表1)で、R1は波形記憶部103から波
形を読み出すかどうかの指示フラグであり、R2は波形
記憶部104から波形を読み出すかどうかの指示フラグで
ある。ともに、1であれば波形を読み出すということで
あり、0であれば読み出さないということである。
【0015】以上のように構成された電子楽器につい
て、以下にその動作を説明する。鍵盤101において最初
の押鍵が行われると、押鍵数カウント部109はタイマー
カウンタをリセットし、同時に押鍵数メモリに1を書
く。制御部102は、押鍵のタイミングで、音高とタッチ
強弱の検出情報に基づいて振幅制御部106に制御信号を
出力するとともに、押鍵数カウント部109の押鍵数メモ
リの値(=1)を参照し、(表1)に示した押鍵数発音
指示テーブルで発音指示R1(=1)、R2(=0)を
得、読み出し部105に制御信号を出力する。読み出し部1
05は、制御部102から発生される制御信号に従って波形
記憶部103・104から同時に波形を読み出す。(今の場合
は、波形記憶部103からは波形を読み出すが、波形記憶
部104からは波形を読み出さない。)出力された波形信
号は、振幅制御部106にて制御部102から発生された制御
信号に従って振幅を制御され、加算部107で加算され、
サウンドシステム108で増幅、楽音として放音される。
【0016】鍵盤101で2度目の押鍵が行われると、押
鍵数カウント部109はタイマーカウンタの値を参照し、
あらかじめ設定されている単位時間Tと比較する。タイ
マーカウンタの値が単位時間Tよりも大きい場合には、
タイマーカウンタをリセットし、押鍵数カウント部109
の押鍵数メモリに1を書く。制御部102、読みだし部10
5、振幅制御部106、加算部107、サウンドシステム108の
動作は上記最初の押鍵の場合と同様である。
【0017】2度目の押鍵において、タイマーカウンタ
の値が単位時間T以下の場合、押鍵数カウント部109は
タイマーカウンタには何も行わず、押鍵数メモリの値を
1増加させる。(すなわち今の場合、押鍵数メモリの値
は2になる。)制御部102は、押鍵のタイミングで、音
高とタッチ強弱の検出情報に基づいて振幅制御部106に
制御信号を出力するとともに、押鍵数カウント部109の
押鍵数メモリの値(=2)を参照し、(表1)に示した
押鍵数発音指示テーブルで発音指示R1(=1)、R2
(=0)を得、読み出し部105に制御信号を出力する。
以下の動作は、最初の押鍵の場合と同様である。
【0018】3度目以降の押鍵については、2度目の押
鍵と同様である。単位時間Tは、以下に述べるようにコ
ード奏法とメロディ奏法とを識別する値に設定する。こ
こでいうコード奏法とは、図2に示すように、複数鍵を
実質的に同時か、あるいは短い時間に分散して押鍵する
奏法である。メロディ奏法とは、図3に示すように、単
鍵で比較的長い時間に分散して押鍵する奏法である。1
回のコード奏法の最初の押鍵から最後の押鍵までの時間
をTcとし、メロディ奏法の2押鍵間の時間をTmとす
ると、単位時間Tは次の(数1)を満たすように設定す
る。
【0019】
【数1】
【0020】以上のように本実施例によれば、(数1)
を満たすように設定された単位時間T内の押鍵数をカウ
ントし、その情報によって波形の読み出しを制御するこ
とにより、コード奏法とメロディ奏法で音色を変えるこ
とができる。たとえば図2に示したコード奏法を行う
と、片方の波形信号(波形記憶部104から読み出される
波形信号)は3音目に読み出される。しかし図3に示し
たメロディ奏法の場合には読み出されることはない。た
とえば波形記憶部103にギターの波形を記憶しておき、
波形記憶部104にピッキングノイズ(ピックと弦がぶつ
かるときに発するノイズ)の波形を記憶しておけば、コ
ード奏法時にのみピッキングノイズが発音し、きわめて
効果的な演奏ができる。
【0021】さらに本実施例は、複数発音時のチャンネ
ルの有効利用という観点からも効果的である。本実施例
は2つの波形を合成して1つの音を作り上げているが、
このような場合は通常1音につき2チャンネルを必要と
する。従って、システムが32チャンネルの場合、最大
発音数は16音となる。しかし、本実施例のコード奏法
の場合は、3音目以外は1チャンネル発音であり、最大
発音数は31音となる。
【0022】なお本実施例では、制御部102に含まれる
押鍵数発音指示テーブル(表1)により波形記憶部104
の波形を読み出すか読み出さないかを制御するとした
が、押鍵数により波形記憶部103と104のいずれかを選択
するという構成であっても良い。この構成において、押
鍵数が3音目のみ波形記憶部104から波形を読み出すよ
うにし、それ以外では波形記憶部103から読み出すよう
にしておき、波形記憶部104にあらかじめピッキングノ
イズとギターの波形を合成して記憶しておけば、(すな
わち、実施例における波形記憶部103と104の波形を合成
したものを波形記憶部104にあらかじめ記憶しておけ
ば、)全く同様の効果が得られる。
【0023】また本実施例では、2つの波形信号で1音
を合成する場合を示したが、3つ以上の波形信号により
1音を合成する場合でも同様である。この場合は、より
多彩な演奏表現が可能になる。
【0024】また本実施例では、制御部102が波形記憶
部103・104から同時に波形を読み出すとしたが、この場
合の「同時」とは時分割処理による「実質的な同時」の
意味を含んでいることは云うまでもない。
【0025】また本実施例では、最初の押鍵時やメロデ
ィ奏法時などで、「タイマーカウンタをリセットする」
としたが、タイマーカウンタ値を記憶するメモリを備え
ておき、リセットするかわりにその時点のタイマーカウ
ンタの値をそのメモリに書き込むようにし、次の押鍵の
タイミングではタイマーカウンタの値とメモリの値との
差をチェックするようにしても良い。この場合は、タイ
マーカウンタを他の処理と共同で用いることができると
いう利点がある。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、それぞれに異な
る形状の波形を記憶している複数の波形記憶部と、メロ
デイ奏法における2押鍵間の時間差より短い単位時間内
複数の鍵を実質的に同時に押鍵されたコード奏法にお
ける押鍵数をカウントする押鍵数カウント部と、上記各
波形記憶部からの読み出しを上記押鍵数カウント部のカ
ウントデータに応じて制御する読み出し部を備えたこと
により、メロディ奏法とコード奏法を自動的に識別し、
奏法に応じて音色を変えることができるという優れた効
果がある。
【0027】さらに、少ないチャンネル数で多くの音を
発音させることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における電子楽器の構成図
【図2】本発明の実施例におけるコード奏法の説明図
【図3】本発明の実施例におけるメロディ奏法の説明図
【図4】従来の電子楽器の構成図
【符号の説明】
101 鍵盤 102 制御部 103・104 波形記憶部 105 読み出し部 106 振幅制御部 107 加算部 108 サウンドシステム 109 押鍵数カウント部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに異なる形状の波形を記憶して
    いる複数の波形記憶部と、メロデイ奏法における2押鍵
    間の時間差より短い単位時間内の複数の鍵を実質的に同
    時に押鍵されたコード奏法における押鍵数をカウントす
    る押鍵数カウント部と、上記各波形記憶部からの読み出
    しを上記押鍵数カウント部のカウントデータに応じて制
    御する読み出し部を備えた電子楽器。
  2. 【請求項2】 上記読み出し部は上記押鍵数カウント部
    のカウントデータに応じて上記複数の波形記憶部の少な
    くとも1つからの読み出しを行う・行わないを制御する
    請求項1記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】 上記読み出し部は上記押鍵数カウント部
    のカウントデータに応じて上記複数の波形記憶部を選択
    する請求項1記載の電子楽器。
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