JPH02311549A - ゲルの製造方法 - Google Patents

ゲルの製造方法

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JPH02311549A
JPH02311549A JP1134151A JP13415189A JPH02311549A JP H02311549 A JPH02311549 A JP H02311549A JP 1134151 A JP1134151 A JP 1134151A JP 13415189 A JP13415189 A JP 13415189A JP H02311549 A JPH02311549 A JP H02311549A
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JP
Japan
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weight
parts
water
gel
added
Prior art date
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Pending
Application number
JP1134151A
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English (en)
Inventor
Tsuguchika Yoshida
吉田 継親
Fumio Urushizaki
漆崎 文男
Masato Nara
奈良 正人
Kazuo Yamazaki
和夫 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02311549A publication Critical patent/JPH02311549A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 東1上辺月月全1 本発明はポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸塩を
主体とし、エチレンジアミン四酢酸(以下、EDTAと
略す、)により架橋速度を調整できる架橋ゲルの製造方
法に関するものである。
従迷cl支會 ポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸塩を主体とし
たゲルの製造方法としては、架橋剤として多価金属塩を
用いる方法(特開昭53−15413号公報)があるが
、溶解性の多価金属塩を用いた場合、その反応の速さか
ら高分子化合物溶液と架橋剤溶液の接触界面で急激な架
橋が進み、不均一なゲルとなってしまう。
この問題を解決するため、水に不溶の難溶性多価金属塩
を用いる方法(特開昭57−42617号公報)、さら
には難溶性多価金属塩にキレート剤を添加する方法(特
開昭54−106598号公報、特開昭59−1106
14号公報及び特開昭59= 110617号公報)な
どがある。
明が 決しようとする課 しかし、これらの難溶性多価金属塩を用いる方法は、反
応中に不溶の多価金属塩が存在していることから、一定
した架橋化度が得られないという欠点を有している。
このため、経時的な架橋化度の進み過ぎを考慮して架橋
剤量を減らした場合、製造時の架橋速度が遅くなり過ぎ
たり、また、逆に架橋剤量を増やすと経時的な架橋化度
の変化が大きいなど、問題がある。
課題を 決するための手段 本発明者らはこれらの課題を解決するために研究を重ね
た結果、多価金属塩の水溶液に金属キレート剤であるE
DTAを溶解して溶解状態のEDTA−多価金属錯塩と
し、これを架橋剤として使用すると、ポリアクリル酸及
び/又はポリアクリル酸塩を主体としたゲルの製造にお
ける架橋速度のコントロールが可能になり、また、架橋
に働く多価金属塩を少量で押さえられることから、経時
的な架橋化度の変化も小さい良好なゲルが得られること
を見出し、さらに本知見に基づき、本発明を完成するに
至ったものである。
本発明は、ポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸塩
を主体としたゲルの製造方法において、架橋剤として溶
解状態のEDTA−多価金属錯塩を用いることを特徴と
したゲルの製造方法である。
本発明において溶解状態のEDTA−多価金属塩は、多
価金属塩として、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、
酒石酸アルミニウム、ミョウバンなどが用いられ、それ
ぞれの希薄水溶液に少量のEDTA水溶液を添加して得
られた溶解状態にある錯塩である。また、ポリアクリル
酸及び/又はポリアクリル酸塩の使用量は3〜20重量
%であり、多価金属塩の使用量は0.001〜0.1重
量%、EDTAの使用量は0.01〜0.5重量%が好
ましい。
また、その他の添加物としては、水溶性高分子化合物と
して、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキサイド、ポリビニルピロリドン、アルギン酸塩、カ
ルボキシビニルポリマー、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ペクチンなど、保水剤としては、グリセリン、プロ
ピレングリコール、マクロゴール400.ブチレングリ
コールなど、界面活性剤として、ニラフールT0−10
.ニッコールHCO60,ニラフールPBC34,また
、充填剤として酸化チタン、無水ケイ酸などを配合する
ことが可能である。
さらに、本発明は、必要に応じてpH調整剤を添加する
ことができ、pH調整剤として当該分野で使用可能な酸
又はアルカリを添加することができる。
本発明の製造方法であるが、たとえば、ポリアクリル酸
およびポリアクリル酸ナトリウム3〜20重量部を保水
剤(プロピレングリコール、グリセリンなど)に分散き
せ、これに水を加えて溶解する。また、その他の水溶性
高分子化合物、充填剤などの添加物を使用する場合は、
必要に応じて先のポリアクリル酸と一緒に分散したり水
を用いて加熱溶解した後に混合し、更に、薬剤の種類、
性質により、界面活性剤などと加熱溶解して放冷した薬
液や水に溶解した液を合わせて激しく攪拌した後、直ち
に添加する。さらに必要に応じてpH,tlt剤を添加
して膏体のpHを調整した後、水で全量補正を行ないゲ
ル膏体を製造する。
このようにして得られたゲル膏体をパップ剤などに使用
するには、そのまま、あるいは混練、攪拌で適当な粘度
状態を保ち、膏体を定量的に送り出すポンプで用途に応
じてフィルム、不織布などの支持体上に成形、展延した
後、受面上部にライナーなどを貼り合わせて製剤とする
有効成分として、dl−カンフル、!−メントール、d
f−メントール、サリチル酸メチル、サリチル酸グリフ
ール、ハツカ油、ビタミンE酢酸エステル、ジフェンヒ
ドラミン、グリチルレチン酸、その他生薬成分またはエ
キスなどパップ剤配合成分、塩酸ジブカイン、塩化デカ
リニウム、酢酸デキサメタシン、クロタミン、ヒドロコ
ルチゾンなどの鎮痒剤配合成分、その他香料などを加え
て製品とする。
え1立羞り 本発明により、少量のゲル化剤で均一なポリアクリル酸
および/またはポリアクリル酸塩を主体とした均一なゲ
ルを任意でしかも経時的に一定な架橋速度で製造するこ
とができる。
火蓋舅 以下、実施例を挙げて本発明の詳細な説明する。
実施例1 水60重量部及びグリセリン10重量部を加えて混ぜた
後、カルボキシビニルポリマー8重量部とポリアクリル
酸ナトリウム4重量部を分散後、溶解し、l−メントー
ル0,1重量部及び無水ケイ酸2重量部を均一に分散し
た。これに塩化アルミニウム0.05重量部を水5重量
部に溶解した液とEDT A O,05重量部を水5重
量部に溶解した液を合わせて攪拌し、先のカルボキシビ
ニルポリマーとポリアクリル酸の溶液に合わせて攪拌し
、均一に混合した。さらにpH調整剤として酒石酸0.
3重量部を水3重量部に溶解した液を加え、pHを6に
調整した後、水を加えて全100重量部として均一に混
合した。
このゲルをニーグーで混練して可塑化し、さらに定量ポ
ンプにて、巾30m、厚さ2Iで押し出して、シート状
に成形し、冷却用の成形ゲルを得た。
実施例2 ポリアクリル酸ナトリウム7重量部及び酸化チタン1f
!量部を混合し、プロピレングリコール4重量部、グリ
セリン15重量部、水40重量部を加えて分散・溶解し
た。さらにポリビニルアルコール0.5重量部を水20
重量部にて加温溶解した液を加えて混合し、df!、−
カンフル0.5重量部、サリチル酸メチル0.8重量部
、P−メントール1重量部、ハツカ油0.5重量部、ビ
タミンE#酸エステル0.5重量部及びニラコールTo
−100,3重量部を加温して溶解した液を添加して混
合した。これにEDTAo、05重量部を水8重量部に
溶解した液とミョウバン0.07重量部を水5重量部に
溶解した液を合わせて攪拌した後、水を加えて100重
量部とした。
このゲル膏体を万能攪拌機で混合し、ゲル膏体の粘度を
若干低下させ、均一な状態にした後、さらに定量吐出ポ
ンプにて押し出して不織布に約1mmの厚さで塗り付け
、ライナーを乗せて湿布剤を得た。
実施例3 ポリアクリル酸ナトリウム8重量部、マクロゴール40
05重量部、グリセリン10重量部、水50重量部に溶
解分散した後、IN塩酸10重量部を添加した。これに
カオリン12重量部、酸化チタン0゜5重量部を分散し
て混合し、クーメントール1重量部、サリチル酸メチル
0.5重量部、p−アミノ安息香酸エチル0.05重量
部及びニラフールTS−100,5重量部を加温して溶
解した液を添加した後、塩酸ジブカイン0.5重量部を
水5重量部に溶解した液とEDTAo、03重量部を水
5重量部に溶解した液を合わせて攪拌して添加し、水で
全100重量部として均一に混合した。
このゲル膏体をニーグーにて混線可同化し、きらに定量
ポンプを通して不織布に約0.7mmの厚きで塗り付は
ライナーを貼り合わせた後、直径5cmの円形に打ち抜
き鎮痒バッチを得た。
実施例4 ポリアクリル酸ナトリウム5重量部、酸化チタン1重量
部及びカルボキシビニルポリマー3重量部を混合し、プ
ロピレングリコール4重量部、グリセリン15重量部、
水40重量部を加え、分散・溶解した液に、きらに、ゼ
ラチン0.5重量部を水20重量部にて加温、溶解した
液とを加えて混合した。この混合液に、di−カンフル
0.3重量部、サリチル酸メチル0.5重量部、l−メ
ントール0.5重量部、ハツカ油0.3重量部、ビタミ
ンE酢酸エステル0.3重量部、ニラコールT S−1
000,3重量部、を加温して溶解した液を添加して混
合した。
これにエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(以下、E
DTA・2Naと略称する)0.1重量部を水8重量部
に溶解した液と塩化アルミニウム0.07重量部に溶解
した液を合わせて攪拌した後、水を加えて全100重量
部とした。このゲル膏体を、万能攪拌機で均一に混合し
た後、定量吐出ポンプで不織布上に押し出して約1mm
の厚きに展延してライナーを貼り合わせた後、裁断して
湿布剤を得た。
実施例5 プロピレングリコール5重量部、グリセリン10重量部
にカルボキシビニルポリマーL!tg、ポリアクリル酸
ナトリウム5重量部、ポリビニルピロリドン0.5重量
部を加えて分散し、水50重量部に溶解した。これに酸
化チタン1重量部及びゼラチン0.2重量部を水5重量
部に溶解した液を加えて混合し、さらに硫酸アルミニウ
ム0.09重量部を水3重量部に溶解した液とEDTA
・2NaO,25重量部を水3重量部に溶解した液を合
わせて激しく攪拌して添加した。さらにdl−メントー
ル0゜5重量部、サリチル酸メチル0.5重量部、サリ
チル酸グリコール1重量部、ハツカ油0.3重量部、ビ
タミンE酢酸エステル0.3重量部、ジフェンヒドラミ
ン0.1重量部、ニラフールPBC34を0.3重量部
を加熱、溶解した液を加えて均一に混合した。pH調整
剤として酒石酸0.5重量部を水5重量部に溶解した液
を加え、pHを6に調整した。
さらに水を加えて全100重量部とした後、均一に混合
した。
このゲル膏体を直ちに攪拌機で可塑化し、定量ポンプで
不織布上に押し出して約1mmの厚さに展延してライナ
ーを貼り合わせた後、裁断して湿布剤を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸塩を主
    体としたゲルの製造において、架橋剤として溶解状態の
    エチレンジアミン四酢酸−多価金属錯塩を用いることを
    特徴としたゲルの製造方法。
JP1134151A 1989-05-26 1989-05-26 ゲルの製造方法 Pending JPH02311549A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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