JPH0231059A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH0231059A
JPH0231059A JP18064888A JP18064888A JPH0231059A JP H0231059 A JPH0231059 A JP H0231059A JP 18064888 A JP18064888 A JP 18064888A JP 18064888 A JP18064888 A JP 18064888A JP H0231059 A JPH0231059 A JP H0231059A
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JP
Japan
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engine
transmission
belt
output shaft
belt means
Prior art date
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JP18064888A
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English (en)
Inventor
Yorinori Kumagai
頼範 熊谷
Hideji Ichijo
秀治 一條
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ5発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は4輪自動車用として用いられる動力伝達装置に
関し、特に、エンジンと変速機とが車体幅方向に延びて
並設されてなる構成の動力伝達装置に関す−る。
(従来の技術) 車両用の動力伝達装置は、エンジンと、このエンジン出
力軸に接続されたカップリング手段(クラッチ、流体カ
ップリング、トルクコンバータ等)と、このカップリン
グ手段を介して伝達されるエンジン出力を変速する変速
機とを有し、この変速機出力がデフ機構等を介して車輪
に伝達され、車両の駆動がなされるようになっているの
が一最的な構成である。
従来においては、エンジン、カップリング手段および変
速機は軸方向に一列に並んで配設される構成が普通であ
り、このような構成の動力伝達装置が車両の前部エンジ
ンルーム内に配設されていた、ところが、このような配
置では、エンジン前端から変速機後端までの寸法が長く
なり、エンジンを縦置にした場合には変速機後部が車室
内に突出して車室スペースが圧迫され、エンジンを横置
にした場合にはエンジンルームの車幅方向の寸法が大き
くなるという問題がある。このため、エンジンおよび変
速機の軸方向寸法が制約されることが多く、例えば、多
気筒エンジンの車載が難しくなる等という問題があった
このようなことから、例えば、特開昭55−60756
号公報、特開昭58−42850号公報等に開示されて
いるように、エンジンの側方に変速機を並設し、エンジ
ン出力軸と変速機入力軸とをチェーン機構により連結し
てなる動力伝達装置を用い、エンジンおよび変速機を一
体にした状態での軸方向寸法を抑え、上記のような問題
を解消しようとすることが行われている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、チェーンおよびスプロケットは鋼等によ
り作られているので、このチェーン機構をエンジン出力
軸に直接接続するような構成としたのでは、エンジンの
トルク変動の影響から、チェーンの耐久性低下、騒音お
よび振動増大という問題がある。このため、上記従来の
動力伝達装置においては、エンジンの出力軸にトルクコ
ンバータを配設し、トルクコンバータと変速機ギヤ機構
との間にチェーン機構を配設し、トルクコンバータによ
りエンジンのトルク変動を吸収させてからチェーン機構
による動力伝達を行わせるような構造が採用されている
ところが、このように構成する場合には、エンジンの出
力軸に直列にトルクコンバータを配設し、さらに、この
トルクコンバータの出力軸上にチェーン機構のドライブ
スプロケットを配設することになり、動力伝達装置の軸
方向寸法は、エンジンの全長とトルクコンバータおよび
ドライブスプロケットの軸方向長さとを加えた長さとな
る。
このため、この構成の動力伝達装置では、その軸方向寸
法の短縮化が充分でなく、例えば、エンジン自体の軸方
向全長が大きい多気筒エンジンを使用する場合に車載ス
ペース確保に難点が生ずる場合があるなど、装置のコン
パクト化という点で不満が残るという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みたもので、その軸方向
寸法の短縮化を充分に図ることができるような構成の動
力伝達装置を提供することを目的とする。
口9発明の構成 (課題を解決するための手段) 上記目的達成のため、本発明の動力伝達装置は、エンジ
ンの側方に入力軸をエンジン出力軸と平行になるように
して変速機を配設するとともにエンジンから変速機への
動力伝達経路中に変速機入力軸と接続させてカップリン
グ手段を配設し、エンジン出力軸とカップリング手段入
力軸とを、エンジン出力軸に接続したドライブプーリ、
カップリング手段入力軸に接続したドリブンブーりおよ
びこれら両ブーり間に掛は渡した弾性ベルトからなるベ
ルト手段により連結し、この弾性ベルトによりドライブ
ブーりからドリブンプーリへの動力伝達を行わせるよう
に構成している。
(作用) 上記構成の動力伝達装置を用いる場合、エンジンの出力
軸にベルト手段が直接接続されるのであるが、このベル
ト手段においては、例えばゴムベルト等の弾性ベルトを
用いているので、このベルト手段に伝達されるエンジン
の回転変動は弾性ベルトにより吸収される。このため、
エンジン出力を直接ベルト手段を介して変速機に伝達す
るように構成しても、ベルトの耐久性が損なわれるとい
う問題がなく、また、騒音、振動も抑えられる。
なお、ベルト手段は、一般的に言って、チェーン機構よ
り伝達効率が高く、ベルト手段を用いた場合には、動力
伝達ロスが小さくなる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の好ましい実施例について説
明する。
第1図および第2図は本発明に係る動力伝達装置を有し
た車両の前部を側方および上方がら透視して示す概略図
であり、車両前部のエンジンルーム内にエンジン1およ
びこれに一体に接合された動力伝達装置10が配設され
ている。
エンジン1は、ラジェータ2の後方にクランク軸が車幅
方向に延びるとともにシリンダ軸が斜めf&上方に延び
て配設されている。エンジン1の出力軸側端部には動力
伝達装置10が接続されており、この動力伝達装置10
は、エンジン1の後側方に配設された自動変速機50と
、エンジン1から自動変速機50への動力伝達を行わせ
るベルト手段40とを有している。このベルト手段40
は、エンジンlの出力軸1aに接続されたドライブプー
リ41、変速機50の入力軸(この場合は、変速機50
を構成するトルクコンバータの入力軸)に接続されたド
リブンプーリ41およびこれら両プーリ41,421?
311に掛は渡されたゴムベルト43から構成され、エ
ンジン出力を変速機50に所定の減速比で伝達するプラ
イマリリダクション手段として作用する。
この動力伝達装置10において、エンジン出力軸1aと
ドライブプーリ41とは同軸である。このドライブプー
リ41とゴムベルト43を介して連結されるドリブンプ
ーリ42は、第1図に示すように、車体側方から見てエ
ンジン出力軸1aの斜め上後方に位置し、このドリブン
プーリ42はトルクコンバータ入力軸24と同軸に接続
されており、さらに、トルクコンバータのタービンが接
続される変速機入力軸51とも同軸である。変速機50
はカウンタシャフト式の変速機であり、変速機出力軸5
2は変速機入力軸51と平行でこれの斜め前下方に位置
する。変速機出力軸52はファイナルギヤを介してデフ
機構と繋がっており、デフ機構から左右に分かれた左右
アクスルシャフト81.82が左右の前輪83.84と
繋がっている。これらデフ機構の回転中心およびアクス
ルシャフト81.82は、上記変速機出力軸52の下方
に位置する。
この場合において、第1図に示すように、エンジン1を
シリンダ軸が斜め後方に傾いた状態に配置するとともに
、この傾斜側の側方に変速機を配設するような構成とす
ると5.エンジン1に変速機50等を一体に取り付けた
動力伝達装置10全体の高さを低くすることが可能であ
り、これによりボンネット位置を低くして前方視界を向
上させることが可能となる。
ここで、上記ベルト手段40のゴムベルト43は、第1
図に示すように、上記ドライブおよびドリブンプーリ4
1.42のみならず、オイルポンプ駆動プーリ44およ
びバランサーシャフト駆動プーリ45にも掛は渡されて
おり、エンジン1によりドライブプーリ41が回転駆動
されると、この駆動がゴムベルト43を介して上記各プ
ーリ42.44.45に伝達され、これらが回転駆動さ
れる。
すなわち、本例においては、ドライブおよびドリブンプ
ーリ41.42はハウジング内において油中潤滑の状態
で使用されるのであるが、これと同様に油中でのベルト
駆動に適したオイルポンプ駆動プーリ44およびバラン
サーシャフト駆動プーリ45の駆動が、ベルト手段40
のゴムベルトによりなされる。このため、従来のエンジ
ンにおいては、別途必要とされた、オイルポンプおよび
バランサーシャフト駆動用のベルトが、本例においては
不要であり、その分エンジン1の軸方向長さを短縮する
ことができる。
なお、・エンジン1には、オイルポンプおよびバランサ
ーシャフト以外にも、このエンジン1により直接駆動す
る必要のある補機がある。このため、エンジン出力軸1
aはベルト手段4oのハウジングから外方に突出すると
ともにこの突出部に上記補機駆動用ベルト30が配設さ
れる。
この補機駆動用ベルト3oは、エンジン出力軸1aの突
出部に取り付けられた4個の補機ドライブプーリ31a
〜34aを有している。第1補機ドライブプーリ31a
とパワーステアリング用ポンプ3aの駆動プーリ31b
との間に第1補機ベルト31cが掛は渡されており、第
2補機ドライブプーリ32aとACジェネレータ3bの
駆動プーリ32bとの間に第2補機ベルト32dがテン
ショナー32cによりテンション調整されて掛は渡され
ており、第3補機ドライブプーリ33aとエアコン用コ
ンプレッサ3Cの駆動プーリ33bとの間に第3補機ベ
ルト33dがテンショナー33cによりテンション調整
されて掛は渡されており、第4補機ドライブプーリ34
aとカムシャフト駆動プーリ34bおよびウォータポン
プ駆動プーリ34cとの間には第4補機ベルト34eが
テンショナー34dによりテンション調整されて掛は渡
されている。
以上のように、エンジン1の後側方にエンジン1のクラ
ンク軸と平行にして変速機50を配設し、これら両者を
ベルト手段40により連結する構成とすれば、エンジン
1および動力伝達装置10を一体にした状態での軸方向
寸法(第2図の寸法B)は、エンジン1の軸方向寸法に
ベルト手段40の軸方向寸法を加えたものであり、ベル
ト手段40の軸方向寸法は図示の如く短いので、この寸
法を短くすることができる。さらに、本例のようにこの
ベルト手段40のゴムベルト43によりエンジン補機の
駆動も兼用するようにすれば、従来に比べてエンジン自
体の軸方向寸法が短くなり、上記寸法Bの短縮効果が大
きい。
このため、エンジンルームの車幅方向のスペースが小さ
くて良い。逆にエンジンルームスペースをそのままにす
れば、軸方向寸法が長い多気筒エンジンの搭載が容易と
なり、車体両側を前後に延びる縦フレーム5a、5bの
幅を広くしてこれの強化を図ることもできる。さらには
、前輪のサスペンション関係のレイアウトの自由度が増
すという利点もある。
次に、上記動力伝達装置10について第3図を用いて詳
細に説明する。この動力伝達装置10は、上述のように
、エンジン1の出力側端部にエンジン1と一体に接合さ
れてなり、第1〜第6ハウジングに囲まれてなる空間1
5a〜15e内に、歯付きゴムベルト式のベルト手段4
0と、トルクコンバータ20を有したカウンタ軸タイプ
の自動変速機50と、デフ機構70とを配設して構成さ
れている。
ベルト手段40は、第1および第2ハウジング11a、
llbに囲まれた空間15a内に配役さレル、エンジン
クランク軸に接続されたエンジン出力軸1aはこの空間
内15aを通って配設されており、このエンジン出力軸
1aにドリブンプーリ41が取り付けられている。この
空間15a内には、変速機50を構成するトルクコンバ
ータ20の入力軸24が、エンジン出力軸1aと平行で
且つ所定距離を置いて配設されており、このトルクコン
バータ入力軸24にドリブンプーリ42が取り付けられ
ている。そして、これら両プーリ41.42間にゴムベ
ルト43が掛は渡されてベルト手段40が構成されてい
る。このゴムベルト43はその内面に歯を有する歯付き
ベルトであり、上記両プーリ41,42はその外周面に
ベルト43の歯に噛み合う外歯を有しており、スリップ
の無い効率の高い動力伝達がなされる。
このベルト手段40は、空間15a内に配設されている
のであるが、前述のように、この空間内には、オイルポ
ンプ駆動プーリ44およびバランサーシャフト駆動プー
リ45が配設されており、ゴムベルト43はこれらプー
リ44,45にも掛は渡される。
なお、上記エンジン出力軸1aは空間15aを通ってエ
ンジンとは反対側外方に突出しており、この突出部に第
1〜第4補機ドライブプーリ31a〜34aおよび小フ
ライホイール35が取り付けられている。
変速機50は、第2および第3ハウジング11b、ll
cに囲まれた空間15b内に配設されたトルクコンバー
タ20と、第3〜第6ハウジング11c〜llfにより
囲まれた空間15c〜15e内に配設されたカウンタ軸
タイプの変速機構とからなる自動変速機である。
トルクコンバータ20は、ポンプ23、ステータ22お
よびタービン21から構成される。ポンプ23は、ドリ
ブンプーリ42が取り付けられたトルクコンバータ入力
軸24に結合され、ステータ22は固定保持され、ター
ビン21はトルクコンバータ入力軸24の延長線上に位
置する変速機入力軸51に結合される。
この変速機50の変速機構は、上記変速機入力軸51と
、これに平行に配設された変速機出力軸52とを有して
おり、これら両軸51.52の間には、それぞれ互いに
噛合する1速用ギヤ列61a、61b、2速用ギヤ列6
2a、62b、3速用ギヤ列63a、63b、4速用ギ
ヤ列64a。
64bおよびリバース用ギヤ列65a、65b(但し、
リバース用ギヤ列は間にアイドラギヤを介して噛合する
)の5組のギヤ列が配設されてνAる。これらの各ギヤ
列は、各ギヤ列に対応して配設された5組の油圧クラッ
チ機構機構53〜57の作動により、これらのギヤ列の
いずれかによる動力伝達が選択されて、所定の変速段が
設定される。
変速機出力軸52にはファイナルドライブギヤ67が取
り付けられており、このファイナルドライブギヤ67は
デフ機構70の外周部に形成されたファイナルドリブン
ギヤ71と噛合している。
このため、上記のようにして選択されたいずれかのギヤ
列により変速されたエンジン出力は、上記ファイナルギ
ヤ列67.71を介してデフ機構70に伝達され、この
デフ機構70により左右のアクスルシャフト81.82
に振り分けられ、これらのアクスルシャフト81.82
により左右の車輪83.84に伝達される。
以上の構成の動力伝達装置では、ベルト手段40は、互
いに離れて位置するエンジン出力軸1aとトルクコンバ
ータ入力軸24との間の動力伝達手段として作用するの
であるが、両プーリ41゜42の大きさの設定を変える
ことにより、エンジン出力を所定の比で減速して変速機
50に伝達するプライマリリダクション装置としても作
用する。このため、エンジン出力に対するトルクコンバ
ータのマツチングが最適となるようにプライマリリダク
ションの比を設定することが可能であり、エンジンおよ
び変速機の選定の自由度が大きくなる。
また、本例のようにプライマリリダクション装置として
歯付きゴムベルトを用いると、従来のようなチェーンも
しくはギヤによるプライマリリダクション装置を用いた
場合に比較して、以下のような利点がある。
1)ベルトがゴムベルト等の弾性ベルトであり、エンジ
ンの回転変動をこの弾性によりある程度吸収させること
ができるので、エンジン回転変動が変速機の方に伝達さ
れるのが防止され、装置の静粛化が図れ、また、ベルト
の耐久性が低下するということが少ない。
2)チェーンに比ベベルトの方が伝達効率が゛高く、エ
ンジン動力伝達ロスが低減する。また、ギヤによる場合
橙は、プライマリリダクションの入出力軸間の距離が大
きいと複数のギヤを使用する必要があり、その分伝達効
率が低下するが、ベルトの場合はこのような効率低下の
開題がない。
3)ベルト手段の重量が軽く、装置の軽量化が図れる。
また、回転質量が小さくなるので、高回転エンジンに対
しても適用し易い。
なお、上記構成の動力伝達装置10の場合には、第3図
から良く分かるように、外径の大きなトルクコンバータ
20のために、エンジン1の出力軸1aと変速機50の
入力軸51(およびトルクコンバータ20の中心軸)と
の距離が大きくなり、変速機50をエンジン1からある
程度離して配設する必要がある。しかしながら、第1図
に示すように、変速機出力軸52およびデフ機構70の
回転軸(これはアクスルシャフト81.82の軸と一致
する)をエンジン側に近接させて配設することにより、
エンジン1に動力伝達装置10を取り付けた状態での車
体前後方向の寸法(エンジン1の出力軸1aと直角な方
向の寸法であり、第1図においてA ”で示す寸法)も
短縮することができる。
以上においては、変速機としてトルクコンバータと組み
合わせた自動変速機を用いた場合の例を示したが、第4
図に、マニュアル式変速機を用いた場合での本発明に係
る動力伝達装置18の例を示す。
この動力伝達装置18は、エンジン1の出力側端部に接
合された第1アセンブリ18aと、エンジン1の後側部
に接合された第2アセンブリ18bとから構成される。
第1アセンブリ18aは、第1〜第3ハウジング12a
〜12cに囲まれた空間16 a  16 b内に、ベ
ルト手段140およびメインクラッチ120を配して構
成されている。第2アセンブリ18bは、第4〜第6ハ
ウジング13a〜13Cに囲まれた空間16c、16d
内に、カウンタ軸タイプの変速機150およびデフ機構
170を配して構成されている。
上記ベルト手段140は、ドライブプーリ141、ドリ
ブンプーリ142およびゴムベルト143からなり、こ
のゴムベルト143によりオイルポンプ駆動プーリおよ
びバランサーシャフト駆動プーリの駆動もなされるので
あるが、これらは全て基本的には第3図のものと同じな
ので、その説明は省略する。同様に、補機ドライブプー
リ31a〜34aおよびフライホイール35についての
説明も省略する。
ドリブンプーリ142は、第1および第2ハウジング1
2a、12bにより回転自在に支持された回転軸144
に支持されており、この回転軸144は、メインクラッ
チ120のサポートディスク121に結合されている。
メインクラッチ120は、サポートディスク121、フ
リクションディスク122、プレッシャディスク123
およびダイヤフラムスプリング124を、この順で軸方
向に並んで有して構成されている。
フリクションディスク122は、その内周部において変
速機入力軸151とスプライン結合しており、その外周
部のフリクション部材はサポートディスク121とプレ
ッシャディスク123との間に挟まれている。ダイヤフ
ラムスプリング124はそのスプリング力によりプレッ
シャディスク123をフリクションディスク122の方
に押圧しており、この押圧力により、通常はフリクショ
ンディスク122はサポートディスク121と一体に繋
がった状態になっている。このため、この状態ではベル
ト手段140により伝達されてくるエンジン出力はその
まま変速機入力軸151に伝達される。
また、ダイヤフラムスプリング124の内周部に側方か
ら対向するレリーズベアリング125が配設されており
、このレリーズベアリング125はケーブル等によりク
ラッチペダルと繋がっている。このため、クラッチペダ
ルが踏み込まれると、レリーズベアリング125が軸方
向に移動されてダイヤフラムスプリング124の内周を
図中左方に押圧する。これによりダイヤフラムスプリン
グ124によるフリクションプレート122の押圧が解
除され、メインクラッチ120の接続が解除される。こ
のようにして、メインクラッチ120により変速機15
0へのエンジン動力の断接制御がなされる。
変速機150はカウンタ軸タイプのマニュアル操作式変
速機であり、上記のようにフリクションディスク122
に接続された変速機入力軸151と、この変速機入力軸
151と並んで同軸に配設された変速機出力軸153と
、これら両軸151153に対して一定の距離を有して
平行に配設された変速機カウンタ軸152とを有してお
り、これら3本の軸151,152,153は全て回転
自在に支持されている。変速機入力軸151の左端部と
変速機出力軸153の右端部はローラベアリング151
aを介して互いに相対回転自在に係合されている。
変速機入力軸151の左側部に一体形成されたドライブ
ギヤ161aは、変速機カウンタ軸152に取り付けら
れたドリブンギヤ161bと噛合しており、さらに、変
速機カウンタ軸152と変速機出力軸153との間には
、それぞれ互いに噛合する5組のギヤ列162a、16
2b、163a、163b、164a、164b、16
5a。
165b、166a、166b (但し、ギヤ166a
と166bとはアイドラギヤを介して噛合する)が配設
されている。
変速機カウンタ軸152および変速機出力軸153上に
はシンクロメツシュ機構155,156.157が配設
されており、これの作動により、上記5組のギヤ列のい
ずれかによる動力伝達がされるようになっている。なお
、シンクロメッシュ機構155は、変速機入力軸151
と変速機出力軸153とを直結させることができるよう
になっており、このため、シンクロメツシュ機構155
.156.157の選択作動により、前進5速、後進1
速の速度段設定を行わせることができる。
変速機150の図中左側には、デフカバー171により
覆われて、プラネタリ式のファイナル減速機175と、
デフ機構170とが変速機出力軸153と同軸に配設さ
れている。
ファイナル減速機175は、変速機出力軸153の左端
部とスプライン結合されたサンギヤ176と、このサン
ギヤ176と噛合するプラネタリギヤ177aを回転自
在に支持するプラネタリキャリア177と、プラネタリ
ギヤ177aに噛合し第6ハウジング13cに固設され
たリングギヤ178とからなる。プラネタリキャリア1
77はデフケース172に一体結合しており、このため
、変速機出力軸153の回転はファイナル減速機175
により減速されてデフ機構170に伝達される。
デフ機構170においては、デフケース172内の差動
ギヤ組の作用により、このデフ機構170に伝達された
動力を左右のアクスルシャフト181.182に振り分
けて伝達する。
ここで、アクスルシャフト181,182は、変速機入
出力軸151,153と同軸であるため、変速機入力軸
151および変速機出力軸153がともに中空に形成さ
れており、右アクスルシャフト182は、これら両軸1
51,153の中空貫通孔151b、153a内および
ベルト手段140の中空回転軸144の貫通孔144a
内を貫通し、さらに、メインクラッチ120を貫通して
配設されている。このようにして配設されたアクスルシ
ャフト181,182は左右の車輪83.84に接続し
ており、デフR構170により振り分けられた動力は、
これらアクスルシャフト181.182を介して左右の
車輪83.84に伝達される。
上記構成の場合には、メインクラッチ120は、ベルト
手段140を間に挟んで、変速機150およびエンジン
1の反対側に配設されているので、外径の大きなメイン
クラッチ120とエンジン1との干渉のおそれがなく、
変速機150をエンジン1にかなり近接して配置するこ
とができる。このため、第1図における寸法”A″をか
なり短縮して、エンジン1に動力伝達装置10を取り付
けた状態での装置全体の構成を非常にコンパクトにする
ことができる。
ハ3発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、エンジン出力軸と
このエンジンの側方に配設した変速機の入力軸とを、弾
性ベルトを有したベルト手段により連結し、この弾性ベ
ルトによりドライブプーリからドリブンプーリへの動力
伝達を行わせるように構成しているので、エンジンの回
転変動を弾性ベルトにより吸収させ、装置からの騒音お
よび振動の低減を図ることができ、また、ベルトの耐久
性が損なわれるのを防止することができるにのため、エ
ンジンの出力軸に直接ベルト手段を取り付けることが可
能となり、このベルト手段はその軸方向寸法が小さいた
め、エンジン出力軸にベルト手段を取り付けたとしても
、エンジンおよび動力伝達装置全体の軸方向寸法の短縮
化が図り易い まな、例えば、自動変速機において、トルクコンバータ
とエンジンとの間にベルト手段を配設することができる
ので、このベルト手段のプライマリリダクション手段と
しての作用による減速比の調整が任意に行え、エンジン
とトルクコンバータの最適なマツチングを行わせること
が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係る動力伝達装置を有し
た車両の前部を側方および上方から見て示す概略側面図
および概略平面図、 第3図は上記動力伝達装置を示す断面図、第4図は本発
明に係る動力伝達装置の異なる例を示す断面図である。 1・・・エンジン     2・・・ラジェータO・・
・動力伝達装置 2・・・フライホイール 5・・・フライホイール 3・・・ゴムベルト 0・・・トルクコンバータ 0・・・補機駆動用ベルト 0・・・ベルト手段 0・・・変速機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)クランク軸が車体幅方向に延びて配設された横置エ
    ンジンを有してなる4輪自動車において、エンジンの側
    方にエンジン出力軸と平行な入力軸を有して配設された
    変速機と、前記エンジンからこの変速機に至る動力伝達
    経路中にこの変速機の入力軸に接続して配設されたカッ
    プリング手段と、前記エンジン出力軸に接続されたドラ
    イブプーリ、前記カップリング手段の入力軸に接続され
    たドリブンプーリおよびこれら両プーリ間に掛け渡され
    た弾性ベルトからなるベルト手段とから構成され、前記
    弾性ベルトにより、前記ドライブプーリから前記ドリブ
    ンプーリへの動力伝達がなされることを特徴とする動力
    伝達装置。
JP18064888A 1988-07-20 1988-07-20 動力伝達装置 Pending JPH0231059A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596459A (ja) * 1982-06-16 1984-01-13 ボ−グ・ワ−ナ−・コ−ポレ−シヨン 連続的に可変の伝動装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596459A (ja) * 1982-06-16 1984-01-13 ボ−グ・ワ−ナ−・コ−ポレ−シヨン 連続的に可変の伝動装置

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