JPH02309135A - 調理器の扉開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子レンジ、オーブン等被調理物を出し入れす
る調理室を有する機器の扉開閉装置に関するものである
。

従来の技術 従来この種の扉開閉装置及びそのラッチ装置としては第
７図に示すようなものがある。同図において１は機器本
体であり、機器本体１内には被調理物を収容する調理室
２と、被調理物を加熱調理するためのマイクロ波を発生
する力１１熱装置３が設けられている。４は開閉扉５を
閉成保持するラッチ装置であり、ビン６を中心に回動す
るアーム７が設けられ、このアーム７の一端は前記加熱
装置３を駆動するためのランチスイッチ８に当接してお
り、多端はラッチアングル９に接している。１０は開閉
扉の取手であり、取手１０内に設けられた移動部材１１
を取手開口部１２から手を挿入して引くことにより、リ
ンク１３を介してラッチアングル９を動作させる。１４
はラッチアングル９の支点となるビンであり、１５はラ
ッチアングル９を上方向に付勢するするスプリングであ
る。またラッチアングル９及びラッチボディ１６には開
閉扉５の動作をスムーズにするためにそれぞれ曲面１７
．１８が設けられている。１９はドアヒンジであり開閉
扉５の支点となるビン２０によって機器本体１と連接さ
れている。

次にこの従来例の動作について説明する。開閉扉の閉成
状態つまり第５図に示した状態ではラッチアングル９は
スプリング１５によって上方向の力を受け、ラッチボデ
ィ１６に係止されるとともにアーム７を押し上げてラッ
チスイッチ８をＯＮＬ、、この状態で調理開始スイッチ
（図示せず）をＯＮすれば加熱装置３が動作し、マイク
ロ波が調理室２に照射される。また調理終了後移動部材
１１を引くと、リンク１３を介してう・ンチアングル９
がラッチボディ１６から解除され、開閉扉５は開成され
る。

なお調理の途中でこの動作を行うとラッチスイッチ８が
ＯＦＦされるため加熱装置３の動作は中止される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の扉開閉装置では開閉操作が手動であ
るため実使用において設置場所の制限がある。つまり調
理者が立った状態で操作を行う場合、調理器を低い位置
に設置すると開閉操作がしづらく、また被調理物の出し
入れも困難となる。

特に調理室の容積が小さい、あるいは高さが低い場合に
は非常に困難なものとなる。

そこで本発明は扉の開閉操作を自動的に開成するととも
に被調理物の出し入れを容易にすることを目的とするも
のである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、被調理物を収容す
る調理室と、この調理室を大気と遮断する開閉扉と、こ
の開閉扉と連動する底板と、この底板を円滑にスライド
させるスライド機構と、前記底板を駆動する駆動手段と
、前記開閉扉の開成時に前記開閉扉を閉成保持するラッ
チ装置を有するとともに、前記開閉扉と前記底板を揺動
自在に連結し、前記開閉扉の揺動に対して緩衝作用を与
える緩衝部材を設けたものである。

作用 本発明の扉開閉装置は上記構成により、ラッチを解除す
ると開閉扉が底板と連動して連動手段の力によって円滑
に機器前面に自動的にスライドし、さらに前記開閉扉が
機器前面方向に傾斜する。この結果開閉操作が容易にな
るとともに、被調理物の出し入れも容易となる。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図は調理器である電子レンジの扉閉成状態にお
ける外観斜視図、第２図は同開成時の外観斜視図、第３
図は電子レンジの断面図、第４図は第３図のＡ−Ａ断面
図である。同図において２１は機器本体であり、食品を
加熱調理する調理室２２、マイクロ波を発生するマグネ
トロン２３、マイクロ波を調理室２２に導（導波管２４
、及びマグネトロン２３を動作させるための電源２５を
内蔵している。２６は調理室２２内に配設され、調理室
２２を大気側と遮断する開閉扉２７と一体的に設けられ
た底板であり、機器本体２１に固定されたＬ字形アング
ル２８に回動自在に固定された左右一対の第１のローラ
ー及び第２のローラー２９．３．０によって折り曲げ部
３１を挟持し、かつ調理室２２から突出した位置に底板
２６に回動自在に固定された第３のローラー３２によっ
て第３図矢印Ｘの方向、すなわち扉開成方向に円滑にス
ライドするように構成されている。

これらＬ字形アングル２８、第１、第２、第３のローラ
ー２９．３０．３２及び折り曲げ部３１によってスライ
ド機構３３が構成されている。３４は底板２６と一体的
に設けられたラックであり、機器本体２１に軸受３５に
よって回動自在に固定されたビニオン３６と歯合されて
おり、底板２６がスライドすることによりビニオン３６
が回動される。このランク、とニオン３４．３６によっ
て歯車要素３７が構成される。３８は歯車要素３７を介
して底板２６を開成方向に駆動する力を発生する駆動手
段であり、第２図の扉開成状態から手動により底板２６
を調理室２２内に押しこむ際の力を蓄える、たとえばゼ
ンマイバネ（図示せず）からなる高力要素が内蔵されて
いる。３９は駆動手段３８の開成方向の力に対してのみ
緩衝作用を果たす、たとえばオイルダンパー等からなる
ダンパー要素である。

また４０は開閉扉２７を揺動自在に連結するとともに、
その揺動に対して緩衝効果を与える傾斜緩衝機構であり
、第５図及び第６図の部分拡大図に示したように開閉扉
２７内に設けられ、底板２６に設けられたヒンジ４１と
開閉扉２７に設けられたヒンジ４２をビン４３により連
接している。４４は開閉扉２７側に固定された回転穴の
オイルダンパーからなる緩衝部材であり、開閉扉２７が
傾斜することにより、ヒンジ４１に固定された第１の歯
車４５及び緩衝部材４４に設けた第２の歯車４６を介し
て緩衝効果を開閉扉２７に与える。

一方、４７は開閉扉２７を閉成保持するラッチ装置であ
り、開閉扉２７内に内蔵された永久磁石４８、永久磁石
４８に対向して設けた磁性体からなる磁極４９、磁極４
９に永久磁石４日に対して磁気反発力を発生させる励磁
コイル５０、開閉扉２７が閉成されていることを検出す
るたとえば磁気近接センサからなる検出素子５１、及び
扉開成スイッチ５２の信号を受けて励磁コイル５０に瞬
間的な電流を供給する制御回路５３から構成されている
。

以上の構成において、次に本実施例の動作について説明
する。第１図、及び第３図に示す状態つまり開閉扉２７
の閉成状態においては永久磁石４８と磁極４９間の磁気
吸引力によって開閉扉２７は閉成保持されている。次に
開成スインチ５２を雄とこの信号を受けて制御回路５３
から励磁コイル５０に瞬間的な電流が供給され、これに
より磁極４９には永久磁石４日に対して反発方向の電磁
力が発生し、前記吸引力に抗して開閉扉２７が矢印Ｘの
方向に押し出され、ラッチが解除される。この時蓄力要
素を内蔵した駆動手段３８は歯車要素３７を介して底板
２６を矢印Ｘの方向に押し出し、スライド機構３３によ
って円滑にかつ少ない駆動力でスライドする。この際ダ
ンパー要素３９によって急激な動作が緩衝され、底板２
６と連動して開閉扉２７は徐々に開かれる。

また同時に開閉扉２７に内蔵された永久磁石４８が磁極
４９の磁気反発力を受けることにより、ピン４３を支点
にして若干傾斜すると開閉扉２７の重力により、第６図
θの角度だけ、つまり傾斜面５４が機器本体２１に当接
するまで傾斜する。すなわち開成時は、底板２６が機器
前面方向にスライドして出て（るとともに、開閉扉２７
が自動的にかつ緩やかに傾斜する。

次に被調理物を底板２６に載置し開閉扉２７を手動によ
って押しこむ。この時歯車要素３７のピニオン３６が回
転し、駆動手段３８に内蔵された高力要素であるゼンマ
イバネが巻きこまれ、駆動力が蓄えられる。なお開閉扉
２７を押しこむ時はダンパーが作用しない一方向ダンバ
ーをダンパー要素３９として設けているため、比較的少
ない力で閉じることが可能である。開閉扉２７が機器本
体２１に当接すると、永久磁石４８の石■気吸引力によ
って磁極４９に吸着し、ロックされるとともに永久磁石
４８の存在が検出素子５１によって検出され、閉成状態
となる。この状態で調理開始スイッチをオンすればマイ
クロ波が調理室２２に照射される。また３周理中に開閉
扉２７が開けられると検出素子５１によって開成状態が
検出され、電ｒＡ２５をオフし、調理は中断される。

以上のように、本実施例によれば開成スイッチ５１を押
すことにより自動的に開閉扉２７と連動して底板２６が
機器前面に徐々にスライドするとともに、同時に開閉扉
２７が所定の角度だけ緩やかに傾斜する。このため開閉
操作が容易となるとともに被調理物の出し入れが容易に
なる。したがって機器の使い勝手が向上する。また機器
を低い位置に設置した場合においても操作性がｔｆ４な
われることがないため調理器の設置自由度が向上する。

また開閉扉２７の駆動手段３８として高力要素を用い、
手動により扉を閉成する際の力を蓄え、その力により開
成動作を行わせしめるため特別の駆動源を必要としない
。さらに扉閉成時には緩衝作用を発揮しない一方向ダン
バーをダンパー要素３９として設けたため、手動により
閉成する場合においても比較的少ない力で閉動作が行え
る。これらにより扉開閉装置の低コスト化が達成できる
。

またラッチ装置として永久磁石４８の吸引力を利用する
とともに、ラッチ解除を電磁石の反発力を用いて行うた
めラッチ装置の簡素化が計れ、しかも高精度の部品が不
要となり、コンパクト、低コストのラッチ装置が実現で
きる。またランチ解除は励６ｎコイル５０に瞬間的に通
電するのみでよく省電力であり、さらに電気制御が可能
となるため、従来の機構式の装置にくらベラッチ装置の
設置自由度が向上する。このことは調理器の高密度化に
よる小型化、もしくは調理室２２の容積増加につながる
。

発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば以下の効果が得ら
れる。

（１）扉の開閉を自動的にしかも徐々に開成することが
でき、開閉の操作性が向上する。

（２）開閉扉と連動して被調理物を載置するための底板
が調理器前面にスライドして出てくるとともに開閉扉が
傾斜するため、被調理物の出し入れが容易となる。この
ことは特に調理室の容積が小さい場合及び調理室の高さ
が低い場合に好適である。

また調理器を低い位置に設置した場合においても使い勝
手が損なわれることがないため調理器の設置自由度が向
上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による扉開閉装置の一実施例を示す電子
レンジの外観斜視図、第２図は同罪開成状態における外
観斜視図、第３図は同断面積造圓、第４図は第３図のＡ
−Ａ断面図、第５図は開閉扉の要部拡大上面図、第６図
は同要部拡大断面図、第７図は従来例を示す電子レンジ
の断面図である。 ２１・・・・・・機器本体、２２・・・・・・調理室、
２６・・・・・・底板、２７・・・・・・開閉扉、３３
・・・・・・スライド機構、３日・・・・・・駆動手段
、４４・・・・・・緩衝部材。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名２１゛°−
稠〔器本体 Ｚ７・・開閉界 第２図　　　　　　５２ ２１　−・機石５本］ネ ２ご　　−　！シ　目４ｊ【 Ｕ−１択 第　４　図 第５図 夕 第６図 ４５　５４　　’。 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被調理物を収容する調理室を有する機器本体と、前記調
   理室を大気から遮断する開閉扉と、この開閉扉と連動す
   る底板と、この底板を円滑にスライドさせるスライド機
   構と、前記底板を駆動する駆動手段と、前記開閉扉の閉
   成時に前記開閉扉を閉成保持するラッチ装置を有すると
   ともに、前記開閉扉と前記底板を揺動自在に連結し、前
   記開閉扉の揺動に対して緩衝効果を与える緩衝部材を設
   けた調理器の扉開閉装置。