JPH0345820A - 調理器の扉開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子レンジ、オーブン等被調理物を出し入れす
る調理室を有する機器の扉開閉装置に関するものである
。

従来の技術 従来この種の扉開閉装置及び、そのラッチ装置としては
第６図に示すようなものがある。同図において１は機器
本体であり、機器本体１内には被調理物を収容する調理
室２と、被調理物を加熱調理するためのマイクロ波を発
生する加熱装置３が設けられている。４は開閉扉５を閉
成保持するラッチ装置であり、ビン６を中心に回動する
アーム７が設けられ、このアーム７の一端は前記加熱装
ｆｆ３を駆動するためのラッチスイッチ８に当接してお
り、他端はラッチアングル９に接している。

１０ば開閉扉の取手であり、取手１０内に設けられた移
動部材１１を取手開口部１２から手を挿入して引くこと
により、リンク１３を介してラッチアングル９を動作さ
せる。１４はラッチアングル９の支点となるビンであり
、１５はラッチアングル９を上方向に付勢するスプリン
グである。またラッチアングル９及びラッチボディ１６
には開閉扉５の動作をスムーズにするためにそれぞれ曲
面１７．１８が設けられている。１９はドアヒンジであ
り開閉扉５の支点となるピン２０によって機器本体１と
連接されている。

次にこの従来例の動作について説明する。開閉扉の閉成
状態つまり、第６図に示した状態ではラッチアングル９
はスプリング１５によって上方向の力を受け、ラッチボ
ディ１６に係止されるとともにアーム７を押し上げてラ
ッチスイッチ８をオンし、この状態で調理開始スイッチ
（図示せず）をオンすれば加熱装置３が動作し、マイク
ロ波が調理室２に照射される。また調理終了後移動部材
１１を引くと、リンク１３を介してラッチアングル９が
ラッチボディ１６から解除され、開閉［５は開放される
。

なお調理の途中でこの動作を行うとラッチスイッチ８が
オフされるため加熱装置３の動作は中止される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の扉開閉装置では開閉操作が手動であ
るため実使用において設置場所の制限がある。詰まり調
理者が立った状態で操作を行う場合、調理器を低い位置
に設置する開閉操作がしづらく、また被調理物の出し入
れ困難となる。

そこで本発明は扉の開閉操作を自動的に、かつ徐々に開
底するとともに被調理物の出し入れを容易にすることを
目的とする。

課題を解決するための手段 上記の目的を遺戒するために本発明は、被調理物を収容
する調理器と、この調理室を大気と遮断する開閉扉と、
この開閉扉と連動する底板と、この底板を円滑にスライ
ドさせるスライド機構と、前記底板を駆動するモータと
、このモータの力を前記底板に伝達する伝達手段と、前
記開閉扉を閉成保持するラッチ装置と、扉開閉スイッチ
と、この扉開閉スイッチの信号を受けて前記開閉扉の開
閉動作を行わせしめるよう前記モータを駆動する制御回
路とから構成されるものである。

作用 本発明の扉開閉装置は上記構成により、扉開閉スイッチ
を押すと自動的にラッチを解除するとともに、モータの
力によって開閉扉が底板と連動して円滑にしかも徐々に
機器前面にスライドする。

この結果開閉操作が容易になるとともに、被調理物の出
し入れも容易となる。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。第１図は調理器である電子レンジの扉閉成状態におけ
る外観斜視図、第２図は同開放時の外観斜視図、第３図
は電子レンジの断面図、第４図は第３図のＡ−Ａ線断面
図である。同図において２１は機器本体であり、食品を
加熱調理する調理室２２、マイクロ波を発生するマグネ
トロン２３、マイクロ波を調理器２２に導く導波管２４
、及びマグネトロン２３を動作させるための電源２５を
内蔵している。２６は調理室２２内に配設され、調理室
２２を大気側と遮断する開閉扉２７と一体的に設けられ
た底板であり、機器本体２１に固定されたＬ字形アング
ル２８に回動自在に固定された左右一対の第１のローラ
ー及び第２のローラー２９．３０によって折り曲げ部３
１を挟持し、かつ調理室２２から突出した位置に底板２
６に回動自在に固定された第３のローラー３２によって
第３図矢印Ｘの方向、すなわち扉開成方向に円滑にスラ
イドするように構成されている。

これらＬ字形アングル２８、第１１第２、第３のローラ
ー２９．３０．３２及び折り曲げ部３１によってスライ
ド機構３３が構成されている。３４は伝達手段であり、
第５図に示すように底ＦｉＺ６と一体的に設けられたリ
ンク３５、機器本体２１に軸受３Ｇによって回動自在に
固定されたビニオン３７とから構成される。

３８は伝達手段３４を介して底板２６を駆動する力を発
生するモータであり、開閉Ｒ２７の開成時のみその駆動
力を底板２６に伝達するクラッチ３９を介してピニオン
３７に連接されている。

一方、４０は開閉扉２７を閉成保持するランチ装置であ
り、開閉扉２７内に内蔵された永久磁石４１．永久磁石
４１に対向して設けた磁性体からなる磁極４２、磁極４
２に永久磁石４１に対して磁気反発力を発生させる励磁
コイル４３、開閉扉２７が閉放されていることを検出す
るたとえば磁気近接センサからなる検出素子４４からｉ
戒されている。４５は扉開成スイッチ４６の信号を受け
て励磁コイル４３に瞬間的な電流を供給するとともに扉
を駆動するモータ３８を制御する制御回路である。

以上の構成において、次に本実施例の動作について説明
する。第１図、及び第３図に示す状態つまり、開閉扉２
７の閉成状態においては永久磁石４１と磁極４２間の磁
気吸引力によって開閉扉２７は開成保持されている０次
に開成スイッチ４６を押すとこの信号を受けて制御回路
４５から励磁コイル４３に瞬間的な電流が供給され、こ
れにより磁極４２には永久磁石４１に対して反発方向の
ｉ磁力が発生し、ラッチが解除される。この時同時に開
成スイッチ４６の信号を受けた制御回路４５はモータ３
８を駆動し、クラッチ３６、伝達手段３４を介して底板
２６を矢印Ｘの方向に押し出し、スライド機構３３によ
って円滑にかつ少ない駆動力でスライドする。この際モ
ータ３８は減速手段（図示せず）を用いて適度な速度で
スライドするよう構成されている。

次に被調理物を底板２６に載置し開閉扉２７を手動によ
って押しこむ、この時ビニオン３７が回転するが、クラ
ッチ３９により前記回転モータ３８に伝達されない、つ
まり空回りする。ここで閉成する場合に、手動にしたこ
とにより閉成動作の途中で何等かの原因により開閉扉２
７と機器本体２１の間に異物が介在してもモータ３８の
破損が防止できる。前記モータ３８の安全装置を設けれ
ば開閉ともに自動で行うこともできる。

開閉ｙｉｉ２７が機器本体２１に当接すると、永久磁石
４１の磁気吸引力によって磁極４２に吸着し、ロックさ
れるとともに永久磁石４１の存在が検出素子４４によっ
て検出され、閉成状態となる。この状態で調理開始スイ
ッチをオンすればマイクロ波が調理室２２に照射される
。また調理中に開閉扉２７が設けられると検出素子４４
によって開成状態が検出され、電源２５をオフし、調理
は中断される。

以上のように、本実施例によれば開成スイッチ４６を押
すことにより自動的に開閉扉２７と連動して底板２６が
機器前面に徐々にスライドするため、開閉操作が容易と
なるとともに被調理物の出し入れも容易になる。したが
って機器の使い勝手が向上する。また機器を低い位置に
設置した場合においても操作性が損なわれることがない
ため調理器の設置自由度が向上する。さらにクラッチ３
９を設けた手動により閉成可能にしたため、閉成時の異
物噛み等によるモータ３８の破損を防止できる。

またラッチ装置として永久磁石４１の吸引力を利用する
とともに、ラッチ解除を電磁石の反発力を用いて行うた
めラッチ装置の簡素化が図れ、しかも高精度の部品が不
要となり、コンパクト、低コストのラッチ装置が実現で
きる。またラッチ解除は励磁コイル４３に瞬間的に通電
するのみでよく省電力であり、さらに開閉スイッチ４６
は電気制御が可能となるため、従来の機構式の装置にく
らベラッチ装置の設置自由度が向上する。このことは調
理器の高密度化による小型化、もしくは調理室２２の容
積増加につながる。

発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば以下の効果が得ら
れる。

（１）　　扉の開閉を自動的にしかも徐々に開成するこ
とができ、開閉の操作性が向上する。

（２）開閉界と連動して被調理物を１！置するための底
板が調理器前面にスライドして出てくるため、被調理物
の出し入れが容易となる。このことは特に調理室の容積
が小さい場合に好適である。また調理器を低い位Ｉに設
置した場合においても使い勝手が損なわれることがない
ため調理器の設置自由度が向上する。

（３）モータを設けて底板、つまり開閉扉を駆動するた
め扉開閉を電気制御できる。したがって機構式のものに
くらべて部品点数が少なく、かつ構造が簡素化できると
ともに、各構成部品の設置自由度が向上し、これにより
調理器の高密度化及び小型化が達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す扉開閉装置の電子レン
ジの外観斜視図、第２図は同扉開成状態における外観斜
視図、第３図は同断面構造図、第４図は第３図のＡ−Ａ
線断面図、第５図は第４図の要部拡大断面図、第６図は
従来例を示す電子レンジの断面図である。 ２１・・・・・・機器本体、２２・・・・・・調理室、
２６・・・・・・底板、２７・・・・・・開閉扉、３３
・・・・・・スライド機構、３４・・・・・・伝達手段
、３８・・・・・・モータ、３９・・・・・・クラッチ
、４０・・・・・・ラッチ装置、４５・・・・・・制御
回路、４６・・・・・・扉開閉スイッチ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被調理物を収容する調理室を有する機器本体と、
   前記調理室を大気から遮断する開閉扉と、この開閉扉と
   連動する底板と、この底板を円滑にスライドさせるスラ
   イド機構と、前記底板を駆動するモータと、このモータ
   の振動力を前記底板に伝達する伝達手段と、前記開閉扉
   を閉成保持するラッチ装置と、扉開閉スイッチと、この
   扉開閉スイッチの信号を受けて前記開閉扉の開閉もしく
   はそのどちらか、一方の動作を行わせる前記モータを制
   御する制御回路とから構成した調理器の扉開閉装置。
2. （２）開閉扉の開成時にのみ底板を駆動するモータの振
   動力を伝達手段を介して前記底板に伝達するクラッチを
   設けた特許請求の範囲第（１）記載の調理器の扉開閉装
   置。