JPH02308862A - ヒドラゾン化合物及びその製造法 - Google Patents

ヒドラゾン化合物及びその製造法

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JPH02308862A
JPH02308862A JP13006889A JP13006889A JPH02308862A JP H02308862 A JPH02308862 A JP H02308862A JP 13006889 A JP13006889 A JP 13006889A JP 13006889 A JP13006889 A JP 13006889A JP H02308862 A JPH02308862 A JP H02308862A
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JP
Japan
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formula
compound represented
hydrazone compound
compound
present
Prior art date
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JP13006889A
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English (en)
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Yasuyuki Yamada
康之 山田
Tsuyoshi Enomoto
榎本 堅
Naoto Ito
伊藤 尚登
Isao Nishizawa
西沢 功
Teruhiro Yamaguchi
彰宏 山口
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Priority to EP90303855A priority patent/EP0392805B1/en
Priority to CA002014298A priority patent/CA2014298A1/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真感光体に使用する光導電材料として
有効な新規なヒドラゾン化合物及びその製造法を提供す
るものである。
〔従来の技術〕
電子写真感光体分野において、感光層に使用する光導電
材料が種々検討され、ある種のヒドラゾン化合物が有効
で、例えば、特開昭55−46761号、特開昭55−
52064号、特開昭57−58156号、特開昭57
−58157号などに報告されている。しかしながら、
コロナ放電時に発生するオゾンによる分解、あるいは光
、熱に対する安定性などに問題があり、従゛来のヒドラ
ゾン化合物を使用した電子写真感光体は、感光体に要求
される緒特性を十分満足するものではなく、さらに優れ
た感光体の開発が望まれていた。
本発明のヒドラゾン化合物は感光体に使用する光導電材
料として極めて有効な新規な化合物であり、もちろんそ
の製造法も知られていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、前記用途に極めて有効な新規なヒドラ
ゾン化合物及びその製造法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、鋭意検討した結果、一般式(I)(式中
、Rはメチル基またはフェニル基である)で表される新
規なヒドラゾン化合物を見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明の一つは、前記の一般式(I)で表され
るヒドラゾン化合物であり、本発明の他の一つは、その
製造法である。
本発明の化合物は、式(n) (n) で表されるアルデヒド化合物と一般式(I[)(式中、
Rはメチル基またはフェニル基である)で表されるヒド
ラジン化合物を適当な溶媒中で反応せしめることにより
安易に製造できる。
一般式(III)のヒドラジン化合物は、アルデヒドに
対して等モルあるいは若干量過剰、好ましくは1.0〜
1.2モル比使用する。またヒドラジン化合物は塩酸塩
などの鉱酸塩のかたちで使用することもできる。
使用する溶媒としては、メタノール、エタノール、メチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブなどのアルコール類、
テトラヒドロフラン、1.4−ジオキサンなどのエーテ
ル類、エチレングリコール、プロピレングリコールなど
のグリコール類、N、N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、酢酸などが例示できる。使用量は特
に制限はなく、反応系が完溶状態及び懸濁状態のいづれ
においても反応は進行する。
反応は加熱することなく室温で十分に進行するが、反応
を促進させるために加熱してもよい。
また、反応系に酸触媒を添加して反応を促進することが
できる。酸としては、塩酸、硫酸などの鉱酸、酢酸など
の有機酸などが例示できる。
反応の進行は薄層クロマトグラフィー、高速液体クロマ
トグラフィーにより知ることができる。
反応終了後は析出した結晶を濾取するか、結晶が析出し
ない場合は水などで希釈して生成した沈澱を濾取するこ
となどにより目的物を取り出すことができる。そして再
結晶あるいはカラムクロマトグラフィーなどによりさら
に純度の高い本発明の化合物を得ることができる。
〔作用及び効果] 本発明は電子写真感光体に使用する光導電材料として、
極めて有効な新規なヒドラゾン化合物及びその製造法を
提供するものであり、その工業的価値は大きい。
(実施例] 以下実施例によって本発明の詳細な説明する。
実施例1 式(II)     ・ で表されるアルデヒド化合物2.7gと1,1−ジフェ
ニルヒドラジン塩酸塩1.58をN、N−ジメチルホル
ムアミド50m1に混合溶解し、室温で3時間攪拌した
。原料のアルデヒド化合物の消失を確認した後、水50
raQを加え、生じた沈澱を濾取、乾燥した。粗生成物
を少量の酢酸エチルに溶解し、エタノールを添加し、生
じた沈澱を濾別、乾燥し黄色粉体(92°Cよりシンタ
ー”)3.0gを得た。このものは元素分析値と赤外線
吸収スペクトルより下記構造式で表されるヒドラゾン化
合物であることを確認した。
また高速液体クロマトグラフィーによる純度は99.9
%であった。
元素分析値   CHN 計算値(%)  87.52 5.67 6.81実測
値(%)  87.6B  5.54 6.77赤外線
吸収スペクトル(KBr法)を第1図に示し実施例2 式(II) (II) で表されるアルデヒド化合物4.5gをN、N−ジメチ
ルホルムアミド80m1+に溶解し、1−メチル−1−
フェニルヒドラジン1.3gを加えた後、IN塩酸0.
5dを添加した。室温で4時間攪拌し、原料のアルデヒ
ド化合物の消失を確認した後、水300戚を徐々に加え
た。生じた沈澱を濾取、乾燥後、酢酸エチル−メタノー
ルより再結晶し、黄色粉体(84,5”よりシンター)
5.4gを得た。このものは元素分析値と赤外線吸収ス
ペクトルより下記構造式で表されるヒドラゾン化合物で
あることを確認した。また高速液体クロマトグラフィー
による純度は99.9%であった。
元素分析値   CHN 計算値(%)  86.49 5.94 7.57実測
値(%)  86.34 5.95 7.53赤外線吸
収スペクトル(KBr法)を第2図に示した。
〔応用例〕
τ−フタロシアニン0.5g、ポリエステル樹脂(東洋
紡製、商品名「バイロン200J )  0.5gおよ
びテトラヒドロフラン50gをボールミルで粉砕混合し
、得られた分散液をアルミニウム板にワイヤーバーを用
いて塗布、80°Cで20分乾燥して約0.5μmの電
荷発生層を形成した。
この電荷発生層上に実施例1で製造したヒドラゾン化合
物1g、ポリカーボネート樹脂(奇人化成製、商品名「
パンライトに−1300」)1gをクロロホルム10g
に溶解した溶液をワイヤーバーを用いて塗布、80°C
で30分乾燥して約18μmの電荷輸送層を形成して積
層型感光体を作製した。
静電複写紙試験装置(■川口電機製作所製 モデルE 
P A−8100)を用いて感光体を印加電圧−6KV
のコロナ放電により帯電させ、その時の表面電位vOを
測定し、2秒間暗所に放置してその時の表面電位v2を
測定し、続いて感光体の表面照度が51uxとなる状態
でハロゲンランプ(色温度2856°K)よりの光を照
射して表面電位がv2の2になる時間を測定し、半減露
光量E′A(lux−sec )を計算した。その結果
、Vo=−925V 、 V2=−900V 。
E%= 1.9 (lux  −5ec )であった。
尚、本発明で用いた式(I[)で表されるアルデヒド化
合物は、次の方法で得ることが出来る。
〔参考例〕
N、N−ジメチルホルムアミド200dに下式で表わさ
れるトリフェニルアミン化合物28.7gを分散し、0
〜5°Cでオキシ塩化リン15.6 gを滴下した。同
温度で1時間攪拌した後、70〜75°Cまで昇温し、
3時間攪拌した。室温まで冷却した後、反応液を氷水8
00dに注ぎ、水酸化ナトリウム水溶液を加え、アルカ
リ性とした。さらに室温で1時間攪拌した後、沈殿物を
濾取、乾燥した。
含水エタノールより再結晶して黄色結晶(65°Cより
シンター)20.5gを得た。(収率67%)このもの
は、元素分析値、赤外線吸収スペクトル、核磁気共鳴ス
ペクトルにより本発明の式(II)の化合物であること
を確認した。
元素分析値     CHN 計算値(%)87.80  5.54  3.10測定
値(%)   87.91  5.49  3.21
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得たヒドラゾン化合物、第2図は
、実施例2で得られたヒドラゾン化合物の赤外線吸収ス
ペクトルを示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rはメチル基またはフェニル基である)で表さ
    れるヒドラゾン化合物。 2)式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で表されるアルデヒド化合物と一般式(III)▲数式、
    化学式、表等があります▼(III)(式中、Rはメチル
    基またはフェニル基である)で表されるヒドラジン化合
    物とを反応させることを特徴とする一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rはメチル基またはフェニル基である)で表さ
    れるヒドラゾン化合物の製造法。
JP13006889A 1989-04-10 1989-05-25 ヒドラゾン化合物及びその製造法 Pending JPH02308862A (ja)

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US07/505,273 US5132190A (en) 1989-04-10 1990-04-09 Hydrozones and electrophotographic photoreceptors comprising them
DE69009836T DE69009836T2 (de) 1989-04-10 1990-04-10 Hydrazone und diese enthaltende Photorezeptoren.
EP90303855A EP0392805B1 (en) 1989-04-10 1990-04-10 Hydrazones and electrophotographic photoreceptors comprising them
CA002014298A CA2014298A1 (en) 1989-04-10 1990-04-10 Hydrazone compounds and electrophotographic photoreceptors comprising the same
KR1019900004925A KR900016116A (ko) 1989-04-10 1990-04-10 히드라존화합물 및 그 제조법과 이것을 함유한 전자사진용 감광체
US07/879,014 US5235104A (en) 1989-04-10 1992-05-06 Hydrazones and electrophotographic photoreceptors comprising them

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04240653A (ja) * 1991-01-24 1992-08-27 Mita Ind Co Ltd 電子写真感光体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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