JPH02308412A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH02308412A
JPH02308412A JP12929389A JP12929389A JPH02308412A JP H02308412 A JPH02308412 A JP H02308412A JP 12929389 A JP12929389 A JP 12929389A JP 12929389 A JP12929389 A JP 12929389A JP H02308412 A JPH02308412 A JP H02308412A
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JP
Japan
Prior art keywords
plating
alumite
recording medium
magnetic recording
pore diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP12929389A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Daimon
英夫 大門
Osamu Kitagami
修 北上
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Priority to JP12929389A priority Critical patent/JPH02308412A/ja
Publication of JPH02308412A publication Critical patent/JPH02308412A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は垂直磁気記録媒体に関する。史に詳細には、本
発明はアルマイトのポア径を大きくすることなく保持力
を適iEなレベルに制御した垂直磁気記録媒体に関する
[従来の技術] AJ!または1合金を陽極酸化し、生成したアルマイト
微細孔(ポア)中にFe等の強磁性体をメッキ充填した
磁気記録媒体は、その形状効果から良好な垂直磁気異方
性を示し、高密度磁気記録媒体として期待されている。
[発明が解決しようとする課題] 例えば、シュウ酸浴を用いて作製したアルマイト(浴電
圧〜40V)では、セル径が約1000人であり、記録
時の最少中位は〜1000人と考えられる。
しかし、代表的な垂直磁化膜であるCoCr膜では、膜
中のコラム径は200〜300人であり、記録時の最少
Ilt位は〜300人と考えられる。従ってCoCr並
みの高密度記録を達成するには、アルマイトのセル径を
小さくシ、記録時の分解能を向1−.させる7冴がある
硫酸浴を用いて作製したアルマイト(浴電圧〜17V)
は、セル径が約500人であり、シュウ酸アルマイトの
約半分であるが、この状態で、Feメッキを行うと、垂
直方向の保磁力(He)が2000Oe以りの値を示し
、磁気ヘッドによるMき込みを十分に行うことができな
い。この原因は、アルマイトメッキ膜のHcがポア径に
強く依存しており、上記した硫酸アルマイトでは、ポア
径が約150人と非常に小さく、形状異方性が大きいた
めである。Hcを低ドさせるため、ポア径を〜350人
に拡大し、HCを500Oe程度に低下させることは可
能であるが、この状態では、Fe粒子間の距離が短くな
り、互いの磁気的分離が不ヒ分になり、膜は垂直磁化膜
から、面内磁化膜へと移行し、高密度記録に適さなくな
る。
また、シュウ酸浴で作製したアルマイトでは、H,cを
磁気記録可能な1o00Oe以下に一重部するために、
ポア径を400人以ヒに拡大する必要があった。ポア径
を拡大すると、膜の機械的強度が低下するり能性があり
、ポア径の拡大を最少限にとどめなからHeを制御する
方法が必要である。
従って、本発明の目的は、ポア径の拡大を最少限にとど
め、ポア径を変化させることなく、保磁力を磁気記録可
能な1000Oe以ドに制御することのできる組直磁気
記録媒体を提供することである。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するための手段として、本発明では、A
JIもしくはAJ!合金を陽極酸化して生成したアルマ
イト微細孔(ポア)中にFeを主体とした強磁性体をメ
ッキ充填してなる垂直磁気記録媒体において、メッキ充
填したFe中に硫黄(S)、ホウ素(B)または炭素(
C)原子を含むことを特徴とする垂直磁気記録媒体を提
供する。
[作用] 前記のように本発明によれば、アルマイトポア中にメッ
キ充填したFe中に、81BまたはC原子を含有させる
ことで、ポア径を変化させることなくHeを1000O
e以丁に制御することが可能となる。
このメカニズムは、現在のところ明らかではないが、F
e粒子中に81BまたはC原子が入ることで、Fe粒子
内の磁気的なつながりが不連続となり、純粋なFe粒子
に比べ異方性が低下するためと考えられる。
膜の保磁力は、co−Cr膜を参考にし、500〜1O
00Oeの範囲内が好ましい。500Oe以下では外部
磁場に対し不安定であり、1000Oeを越えると磁気
ヘッドでの書き込みが不ヒ分となる。
C6Crtiみの高密度記録を達成するため、セル径を
500人以ド以上ることが好ましく、ポア径は、垂直膜
としての特性を維持するため、400人未満であること
が8畏である。
Fe中に含有させるS原子は、メッキ浴中に添加した原
子価+5以Fの水溶性の硫黄化合物により供給できる。
原子が+69例えばNazSO+では、S原子の電子配
列はNeと同じである。従って+6価のSは安定化し、
電子の授受を行いにくくなっており、+6価の硫黄化合
物は、Feメッキ浴中に添加しても硫黄の供給源になら
ない。
原子価+5以下の水溶性硫黄化合物としては、チオ硫酸
塩、亜硫酸塩、テトラチオン酸塩が適当である。
Fe中にS原子を含有させる場合、水素化ホウ素アルカ
リまたはそれらの誘導体をメッキ浴に添加して行うこと
が好ましい。本発明で使用できる水溶性ホウ素化合物は
例えば、N a B H4?  (CH3)2 NHφ
BH3、(CH3CH2)2 NH6・BH3などであ
る。
同様に、Fe中にC原子を含有させる場合、還元性を有
する炭素化合物をメッキ浴に添加して行うことが好まし
い。本発明で使用できる水溶性炭素化合物は例えば、H
COOH,CH3CHO。
CH3CH2CHOなどである。
81BおよびC原子は単独でFe中に含有させることも
できるが、これらの2種類または3種類の混合物もFe
中に含有させることができる。
AJ!またはA、l!金合金通常の物理蒸着法により非
磁性基体ヒに成膜させることができる。物理蒸着法自体
は当業者に周知であり特に説明を髪しないであろう。ま
た、非磁性基体とAλ金属層との間にTiなどのド地層
を介在させることもできる。
下地層を介在させる場合、ド地層の厚さは特に限定され
ない。一般的には、0.01μm〜10μmの範囲内で
あることが好ましい。
Aj2またはAl合金の陽極酸化法自体は当業者に周知
なので、ここでは特に説明しない。
本発明の磁気記録媒体に使用される非磁性基板としては
、アルミニウム基板の他に、ポリイミド。
ポリエチレンテレフタレート等の高分子フィルム。
ガラス類、セラミック、陽極酸化アルミ、黄銅などの金
属板+ S i単結晶板9表面を熱酸化処理したSil
結晶板などがある。
また、本発明の磁気記録媒体としては、ポリエステルフ
ィルム、ポリイミドフィルムなどの合成樹脂フィルムを
基体とする磁気テープや磁気ディスク、合成樹脂フィル
ム、アルミニウム板およびガラス板等からなる円盤やド
ラムを基体とする磁気ディスクや磁気ドラムなど、磁気
へソドと摺接“する構造の種々の形態を包含する。
[実施例コ 以上、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実1律U 純度99.99%の圧延AJ (厚さ65μm。
2 On+X 20mm)を用い陽極酸化を行った。陽
極酸化に先立ち、AJ!をトリクロロエタン中で洗浄し
、5wt%のNaOH水溶液中で表面をエツチングした
後、6vOI%のHNO3水溶液中で中和し、水洗した
。陽極酸化を1モル/、I!のH2SO4水溶液中、I
A/dm2の電流密度で行い、(対極:カーボン)アル
マイト層を0.45μm生成させた。この時のセル径と
ポア径はそれぞれ460人、150人であった。水洗後
、試料を30″C91vt%のH3PO4水溶液中に9
分間浸漬させ、ポア径を250人に拡大した。
次に、Fe1o4@(NH4)2804 e6H205
CNZ/j2. H3BO215g/J!、グリセリン
2 m J! / 、i’を含む基本Feメッキ浴にチ
オ硫酸ナトリウム(Na28203 )をO〜20゜1
7g/j2添加し、S含有酸の異なるアルマイト−Fe
メッキ膜を作製するメッキ浴とした。メッキ浴温は22
°C2浴のpHを2規定のH2SO4水溶液により3.
0に調整した。メッキに使用した電源はAC300Hz
、15Vp−pで7 /L7 フィト側に一10V、対
極側(カーボン)に+5Vかかる様にD Cバイアスを
印加した。メッキ時間を20秒とした。
”XJL畦i 実施例1において、基本Feメッキ浴中に、亜硫酸ナト
リウム(Na2SO3)を0−16.08g/J!添加
したこと以外は実施例1と同様の方法でアルマイト−F
eメンキ膜を作製した。
L五旌1 実施例1において、基本Feメッキ浴にテトラチオン酸
ナトリウム(Na2S406・2H20)を0〜9.7
7g/λ添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で
アルマイ)−Feメッキ膜を作製した。
第1図に、実施例1〜3において作製したアルマイト−
Feメッキ膜中のFeに対するSの含有驕とメッキ膜の
垂直方向の保磁力の関係を示す。
この図から明らかな様に、ポア径250人においても、
SをFe中に混入させることにより、Heを500〜1
000Oeの範囲に制御することが可能である。ポア径
が250八では、Hcを500〜1000Oeの範囲内
に収めるS含有には、15〜30at%である。
ポア径が250人より小さい場合、形状異方性が増加し
、S無添加時のHeが1380Oe(第1図中の黒丸印
)に比べ増大する。従って、Hcを1000Oe以Fに
制御するためのS含有Iは15at%より大きくなり、
Hcを500Oeに制御するS含有臣も30at%より
大きくなる。また、ポア径が250人よりも大きい場合
、形状異方性が減少し、Sgg添加2時のHeが138
0Oe(第1図中の黒丸印)に比べ低ドする。従って、
Hcを1000Oe以−ドに制御するためのS含有酸は
、15at%より小さくなり、Hcを500Oeに制御
する8合(’rtiも3Qat%より小さくなる。−・
般的なSの含有けはFeに対して5〜50at%と考え
られる。
実1JLt 純度99.99%の圧延AJl板(厚さ65 u m 
N30嘗■X30mm)を出発材料とし、前処理として
トリクロロエチレン中での脱脂、5wt%NaOHでの
表面エツチング、8vo1%HNOaでの中和および水
洗を行った。1モル/J!HzS04にAl1  (8
04)3を添加した洛中で、20℃、IA/dmの電流
密度で陽極酸化を行い、アルマイト層を0.45μm生
成させた。この時のセル径およびポア径はそれぞれ46
0人および150人であった。その後、30℃、1wt
%のHa PO4中に浸漬し、ポア径を250人に拡大
した。
次にN Fe50+ @(NH4)2 S04 @6H
200,2モル/J2;H3Boa  0.2モル/J
!;グリセリフ2mJ/、11および(CH3)2NH
・BHa 0.2モル/λを含むメッキ浴でFe−Bメ
ッキを行った。メッキに用いた電源はAC300Hz、
16Vp−pで、20°C1pH4゜5において2分間
メッキを行った。
尖胤匠i 実施例4で使用されたものと同じアルマイトを使用し、
FeSO4* (NH4)2804 *6H200,2
モル/II ;Ha BO30,2モル/にグリセリン
2m、It/JlおよびHCOOHO02モル/J2を
含むメッキ浴でFe−Cメッキを行った。メッキに用い
た電源はAC300Hz。
16Vp−pで、20℃、pH3,0において2分間メ
ッキを行った。
比較1 実施例4で使用されたものと同じアルマイトを使用し、
Fe5Os −(NH4)2 SO4*8H200,2
モル/J2 ;Ha Boa  0.2モル/J!およ
びグリセリン2m、it/Jlを含むメッキ浴でFeQ
i独のメッキを行った。メッキに用いた電源はAC30
0Hz 、16Vp−pで、20℃、pH3,5におい
て2分間メッキを行った。
実施例4.実施例5および比較例1で得られた東直磁気
記録媒体の垂直方向保磁力を試料振動型磁力計(最大印
加磁場10kOe)により測定した。
結果を下記の表1に示す。
及1 この結果から明らかなように、ポア径が250人の場合
、メッキ充填されるFeにBまたはCを含有させると垂
直方向保持力を1000Oe以Fに制御することができ
るが、Fe#i独のままでは保持力が高すぎるので磁気
ヘッドでの書込みが不十分となる。
[発明の効果] 以ヒ説明したように、本発明によれば、アルマイトポア
内にメッキ充填されるFe系の強磁性体にS、Bまたは
C原子を混入混入させることでポア径400Å以下にお
いても、垂直方向保持力が500〜1o00Oeの垂直
磁化膜を得ることが可能となり、CoCr並みの高密度
記録を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1〜3において作製したアルマイト−
Feメッキ膜のFe中のS含有歌と膜の重置方向の保磁
力の関係を表す特性図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)AlもしくはAl合金を陽極酸化して生成したア
    ルマイト微細孔(ポア)中にFeを主体とした強磁性体
    をメッキ充填してなる垂直磁気記録媒体において、メッ
    キ充填したFe中に硫黄(S)、ホウ素(B)または炭
    素(C)原子を含むことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. (2)垂直方向保磁力が500〜1000Oeの範囲内
    にあることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
  3. (3)アルマイトのポア径が400Å未満であることを
    特徴とする請求項1または2記載の磁気記録媒体。
JP12929389A 1989-05-23 1989-05-23 磁気記録媒体 Pending JPH02308412A (ja)

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JP (1) JPH02308412A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004084193A1 (ja) * 2003-03-19 2004-09-30 Fujitsu Limited 磁気記録媒体及びその製造方法、並びに、磁気記録装置及び磁気記録方法
US7629021B2 (en) 2005-06-16 2009-12-08 Yamagata Fujitsu Limited Method for producing a stamper

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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