JPH0230720B2 - - Google Patents

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JPH0230720B2
JPH0230720B2 JP58111310A JP11131083A JPH0230720B2 JP H0230720 B2 JPH0230720 B2 JP H0230720B2 JP 58111310 A JP58111310 A JP 58111310A JP 11131083 A JP11131083 A JP 11131083A JP H0230720 B2 JPH0230720 B2 JP H0230720B2
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JP
Japan
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water
tank
pump
washing
course
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JP58111310A
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JPS602284A (ja
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Noryuki Suehiro
Kenji Yamamoto
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS602284A publication Critical patent/JPS602284A/ja
Publication of JPH0230720B2 publication Critical patent/JPH0230720B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、洗濯槽と洗濯槽内の液を再利用する
ために貯えておく貯水槽とを設けた貯水槽付洗濯
機に関する。
(ロ) 従来技術 従来の貯水槽付洗濯機では、貯水槽が使用して
いるうちに汚れ、使用者が貯水槽を頻繁に洗浄し
ないと貯水槽から洗濯槽へ戻す液が汚れているこ
とが多かつた。
(ハ) 発明の目的 本発明は、貯水槽を手を汚すことなく自動的に
洗浄して、貯水槽内の汚れを抑えられる貯水槽付
洗濯機を得ることを目的とする。
(ニ) 発明の構成 本発明は、洗濯槽底部と貯水槽底部とを連通す
る連結水路中に、この水路を開閉する連結弁と洗
濯槽から貯水槽へ送水するポンプとを設け、かか
る連結水路を洗濯槽の排水弁を介し排水路に連結
せしめ、洗濯槽内に液が存在することを条件に、
前記連結弁を開き所定時間遅れて前記ポンプを駆
動すると共に前記排水弁を開き、この排水弁をポ
ンプの停止後も引き続き開く槽洗浄行程を有する
構成とした。
かかる構成により、槽洗浄行程を運転すると洗
濯槽内の水(この場合比較的澄んだすすぎ水など
である)が貯水槽へ移り、ポンプの駆動により撹
拌して貯水槽壁に付着した汚れを落とし、排水弁
が開いているので排水弁を通つてこの汚れを落と
した液を排出し、貯水槽や連結水路を自動的に洗
浄する。
(ホ) 実施例 以下図面に基づき本発明の実施例について説明
する。第1図は本発明にかかる貯水槽付洗濯機の
構造要部を示すもので、1はフレームで内部に外
槽2が防振的に吊下され、外槽2の内部に脱水槽
を兼ねる洗濯槽3が設けられている。洗濯槽3の
周壁には多数の脱水孔4を有している。5はバラ
ンスリングである。洗濯槽3の底部中央には回転
翼6が配設されている。外槽2の裏面には、回転
翼6や洗濯槽3を回転する駆動モータ7や軸受け
ケース8が装着されている。外槽底面には洗濯槽
3の排水口9が設けられ、この排水口9は排水弁
10を介し排水路11に接続されている。12は
排水弁操作用のソレノイドで、該ソレノイド12
を励磁することにより開弁する。このソレノイド
12は図示しないクラツチ装置やブレーキ装置を
も操作し、励磁することにより、クラツチ装置を
入れて駆動モータ7の回転を回転翼6以外に洗濯
槽3へも伝達し、且つ洗濯槽3のブレーキ装置を
解除する。13は溢水口で溢水ホース14により
排水路11に連通されている。
フレーム1の側面には貯水槽15が装着され、
貯水槽15の底部と前記排水口9は連結水路16
にて連結されている。この連結水路16には、該
水路を開閉する連結弁17と可逆ポンプ18があ
る。可逆ポンプ18は、ポンプモータ19により
駆動せしめられる。前記ポンプ18は貯水槽15
の底面に装着されている。連結水路16は排水弁
10を介して排水路11に連通される。
そこで連結弁17と排水弁10を同時に開いた
ときには、連結水路16排水弁10それに排水路
11を経由して貯水槽15の液も排水する。連結
弁17が開き、排水弁10が閉じている時は洗濯
槽3と貯水槽15は連結水路16によつて連通
し、ポンプ18を正回転させることにより、洗濯
槽3の水が貯水槽15へ移動(以下液移動と呼ぶ
ことにする)し、ポンプ18を逆回転させること
により、貯水槽15の水が洗濯槽3へ移動(以下
液復帰と呼ぶことにする)する。20は貯水槽1
5の水の有無を検知するフロートスイツチで、フ
ロートスイツチ20が閉成しているときには貯水
槽15内には水が無く、フロートスイツチ20が
開成しているときには貯水槽15内に水が有る状
態である。
21は制御ボツクスで、その前面パネルには第
2図の如く種々の操作ボタンがある。22は電源
スイツチで、これを投入することによつて、制御
回路部のマイクロコンピユータ23が動作を開始
する。第3図にはマイクロコンピユータ23と各
入力装置の接続関係を示す制御ブロツク図を示し
てある。24は洗濯槽3の水位を高、中、低に切
換える水位設定用の水位切換つまみで、洗濯槽3
側の液面スイツチ25と連動しており、洗濯槽側
が設定水位に到達しているとき前記液面スイツチ
25は閉成する。26はすすぎ切換つまみで、こ
のつまみを注水すすぎ側にするとすすぎ切換スイ
ツチ27が閉じ注水すすぎが選択実施される。2
8〜33はコース選択を兼ねたスタートスイツチ
で、全自動コース・半自動コース・洗いのみコー
ス・すすぎ脱水コース・脱水のみコース・押し洗
いコースに対応して1個ずつスイツチがあり、こ
れらスイツチ28〜33からの信号がマイクロコ
ンピユータ23に入力されると運転を開始する。
ここで押し洗いコース以外の各コースは、第4図
の行程図で示した範囲を行なう。33は押し洗い
コースのスタートスイツチで他のコースと洗濯方
式が異なるため他のスタートスイツチ28〜32
とは少し離して配置している。
34は再利用切換スイツチで、このスイツチに
より石けん水再利用・すすぎ水再利用・再利用な
し・(貯水槽)排水の切換を行う。
ここで石けん水再利用とは、第4図の行程図か
ら明らかな如く洗い行程の終了した後前記「液移
動」を行なつて、洗濯液を再利用するため貯水槽
へ貯えておくもの、すすぎ水再利用とは、第2回
目のすすぎ行程が終了した後前記「液移動」を行
なつてすすぎ水を貯水槽15へ貯えておくもの、
再利用なしとは洗濯槽3内の水を貯水槽へ移すこ
となく全て排水してしまうもの、又(貯水槽)排
水とは、前記排水弁10と連結弁17を開弁する
と共に洗濯槽3への給水弁35を開弁するもので
ある。第4図の行程図で〇印はその行程を実行
し、◎は念入りコースの場合にのみ実行する行程
である。
36は給水弁35の開弁によりここから洗濯槽
3へ給水する給水口で、前記再利用切換スイツチ
34で(貯水槽)排水を選択した際にこの給水口
36に外部ホースを接続して、貯水槽15を洗浄
する。
37は駆動モータ7を右回転させる右回転駆動
回路、38は左回転させる左回転駆動回路で、洗
い及びすすぎ時にはマイクロコンピユータ23が
右回転駆動回路37と左回転駆動回路38を交互
に通電して回転翼6を反転させ、脱水時には前記
ソレノイド12と右回転駆動回路37に通電して
脱水運転を行う。39はポンプ18を正回転させ
るための駆動回路で、40はポンプ18を逆回転
させるための駆動回路である。41は上蓋42の
開放時開成する蓋スイツチで、脱水時の振動検知
スイツチも兼ねており、本実施例では排水異状の
解除用にも使用している。43はブザーである。
本実施例の動作を第5図〜第15図のフローチ
ヤートに従つて説明する。第5図〜第8図は本実
施例の大筋のソフトウエアを示したフローチヤー
トで、第5図〜第8図の中で複雑な部分について
は第9図〜第15図にサブルーチンの形式で表わ
したので、まず第9図〜第15図について説明す
る。
第9図は前記「液復帰」のフローチヤートを示
し、液復帰はまず洗濯槽3内に水が有るかどうか
を液面スイツチ25の開閉状態によつてマイクロ
コンピユータ23が判定し、液面スイツチ25が
閉じていて洗濯槽3内に水が有る場合には、液復
帰を行なわず次の処理へ進む。洗濯槽3内に水が
無い場合は、ポンプ18の異状の発生後かどうか
をマイクロコンピユータ23内の記憶内容で判定
し、ポンプ異状発生後ならば、液面スイツチ25
が閉じるまで給水弁35を開き洗濯槽3に給水す
る。
ここでポンプ18の異状発生とは、ポンプ18
に異物が詰まつたりしてポンプ18が正常に動作
しなくなつた状態で、具体的にはポンプ18を正
回転あるいは逆回転して前記液移動あるいは液復
帰を所定時間本実施例では3分間以上実行して
も、洗濯槽3の水位検知手段である液面スイツチ
25あるいは貯水槽15の水位検知手段であるフ
ロートスイツチ20の少なくとも一方に何の変化
もないような場合をいい、このような場合はマイ
クロコンピユータ23がポンプ異状と判断し、且
つこのことを記憶し、以後は連結弁17を閉じて
ポンプ18を停止させるようにしている。
ポンプ異状が発生していない場合は、貯水槽1
5内に水が有るかどうかをフロートスイツチ20
の開閉状態で判定し、貯水槽15内に水が有る場
合(フロートスイツチ20OFF)には、連結弁
17を開き、駆動回路40へ出力を出しポンプ1
8を逆回転させて、貯水槽15内の水を洗濯槽3
へ移す。貯水槽15内に水が無い場合(フロート
スイツチ20ON)には、液面スイツチ25が閉
じるまで給水弁35を開いて洗濯槽3に給水す
る。
ポンプ18が逆回転中に液面スイツチ25が閉
じた時は即座に連結弁17を閉じ、ポンプ18を
停止して液復帰を終了する。またポンプ逆回転中
に貯水槽15の水が無くなりフロートスイツチ2
0が閉成したときには、その時点から11秒間逆回
転を継続して液復帰を終了する。これはフロート
スイツチ20が閉成しても貯水槽15にはまだ水
が若干残つており、又貯水槽以外にも連結水路1
6中に水が存在するので、これらの水を残らず洗
濯槽3へ復帰させて水の無駄をできるだけ少なく
するためである。又この時点で液面スイツチ25
が閉成していない場合には、閉成するまで給水弁
35を開き給水する。
ポンプ18が3分間逆回転し続けても液面スイ
ツチ25が閉成しない場合や、フロートスイツチ
20が閉成しない場合には上記の如くポンプ異状
と判定し、連結弁17を閉じ、ポンプ18を停止
する。そしてマイクロコンピユータ23はポンプ
異状を記憶しておき、以後の運転はポンプ18を
動作させない。
第10図は前記「液移動」のフローチヤートを
示し、液移動は、まずポンプ異状の発生後かどう
かをマイクロコンピユータ23は記憶内容で判定
し、ポンプ異状発生後ならば、第12図に示した
排水を行い液移動は行なわない。ポンプ異状が発
生していなければ、貯水槽15内に水が有るかど
うかをフロートスイツチ20の開閉状態によつて
マイクロコンピユータ23が判定し、貯水槽15
内に水が有る場合(フロートスイツチ20OFF)
は液移動は行なわず、洗濯槽3内の水を排水す
る。これはもし貯水槽15内に汚れた水がある場
合洗濯槽3から液を移動すれば、この移動した液
が汚れてしまつて再利用できなくなることがあ
り、又貯水槽15に水があるのに液移動すれば貯
水槽15上端より水が溢れることがあり、このよ
うなことの起こらないようにするためである。
貯水槽15内に水が無い場合(フロートスイツ
チ20ON)には洗濯槽3内の水の有無を判定し
て、水が無ければ(液面スイツチ25OFF)液
移動は行なわず次の処理へ進む。水が有るときは
(液面スイツチ25ON)、連結弁17を開き、10
秒後に駆動回路39へ出力を出しポンプ18を正
回転させて、洗濯槽3内の水を貯水槽15へ移
す。この10秒後というのは、この間に連結水路1
6やポンプ18中の空気を洗濯槽3から移つてき
た水により追い出し、ポンプ18の回転時にはポ
ンプを正常に動作させると共に、空気による発泡
を抑えるために設けられた時間である。
ポンプ18を3分間正回転させても液面スイツ
チ25が開放しないときは、ポンプ異状と判定し
マイクロコンピユータ23はこれを記憶する。ポ
ンプ異状発生後は連結弁17を閉じポンプ18を
停止して洗濯槽3内の水を排水弁10を開いて排
水する。以後ポンプ18は動作しない。
第2回目のすすぎ行程後に液移動を行う場合、
すなわちすすぎ水を貯水槽15へ移動する場合
で、すすぎ切換つまみ26が注水すすぎ側になつ
ている場合または第2回目のすすぎ中に注水すす
ぎを行つた記憶がある場合は、(これは注水すす
ぎを行なつたにもかかわらず、注水すすぎが完了
した後にすすぎ切換つまみ26をためすすぎ側へ
合わせるなどの事態が考えられるので、注水すす
ぎを行なえばマイクロコンピユータ23でそのこ
とを記憶するようにしている)次の動作を行な
う。液面スイツチ25が連結弁17を開いてから
55秒以内に開放したときには、55秒になるまでポ
ンプ18は正回転し、連結弁17は開弁してお
く。55秒を過ぎて液面スイツチ25が開放したと
きにはその時点でポンプ18を停止し連結弁17
を閉じる。何れの場合にも液面スイツチ25が開
放した時点から1分10秒経過するまで、連結弁1
7を閉じポンプ18を停止した状態を保持する。
上記以外の通常の液移動は、液面スイツチ25
が開放した時点から15秒後に、一旦連結弁17を
閉じポンプ18を停止して45秒間この状態を保持
した後、10秒間だけ連結弁17を開きポンプ18
を正回転して、衣類からしみ出した水を貯水槽1
5へ送出する。即ち洗濯槽3(外槽2)内に液が
なくなつても衣類は液を含んでいるので、45秒間
の間にこの衣類から液をしみ出して、それを再び
貯水槽15へ送つて再利用しようとしたものであ
る。
又第2回目のすすぎで注水すすぎを行なつた場
合については、注水すすぎのため洗濯槽3には多
くの水があり、それを全て貯水槽15へ移送すれ
ば、貯水槽15が溢れることが考えられるので、
連結弁17を開いてから55秒経過したのちは連結
弁17を閉じてポンプ18を停止させるようにし
たものである。
次に貯水槽15内を自動的に洗浄する槽洗浄行
程について第11図のフローチヤートに基づき説
明する。槽洗浄は、まずポンプ異状の発生後かど
うかをマイクロコンピユータ23は記憶内で判定
し、ポンプ異状発生後ならば槽洗浄は実施せず次
へ進む。ポンプ異状が発生していなければ、貯水
槽15に水が無くかつ洗濯槽3に水が有ることを
フロートスイツチ20及び液面スイツチ25で確
認した上で、連結弁17を開く、連結弁17の開
弁により洗濯槽3より水が貯水槽15側へ移動し
て前述の液移動で説明した如く、先ず連結水路1
6やポンプ18中の空気を追い出し、連結弁17
の開成より10秒後に駆動回路39へ出力を出して
ポンプ18を正回転すると共に排水弁10を開
く。ポンプ18の正回転により貯水槽15へ移つ
た水を撹拌して貯水槽壁に付着した汚れを洗い落
とす。ポンプ18は液面スイツチ25が開成する
まで駆動される。液移動と異なつて排水弁10が
開弁しているので、貯水槽15内の水はポンプ1
8が停止した後は連結水路16排水弁10を通つ
て排水される。この動作により貯水槽15(特に
下部)や連結水路16やポンプ18内が自動的に
洗浄される。
ポンプ18が正回転を3分間継続しても液面ス
イツチ25が開かない場合は、マイクロコンピユ
ータ23はポンプ異状と判定し、ポンプ18を停
止させる。槽洗浄後の排水行程および脱水行程で
は、後述するように連結弁17を開いたままにし
ているので、貯水槽15内の汚れを溶解した水は
排水および脱水の間に排水されて貯水槽には残ら
ない。
次に第12図に基づいて排水行程を説明する。
排水行程はマイクロコンピユータ23が槽洗浄行
程実施後であることを記憶している場合には、排
水弁10を開くと同時に連結弁17を開き、貯水
槽15の排水も行う。排水は液面スイツチ25が
開放した後、1分15秒経過するまで行うが、排水
を2分30秒間継続しても液面スイツチ25が開放
しない場合は、マイクロコンピユータ23は排水
異状と判定し、連結弁17と排水弁10を閉じ且
つその旨を記憶する。排水異状は上蓋42を開放
し蓋スイツチ41を一旦開くことによつてマイク
ロコンピユータ23の記憶から消され、さらに蓋
スイツチ41を閉じると再度排水をやり直す。
ここで排水異状の記憶を上蓋42を開放するこ
とによりクリアすることの意味は次のとおりであ
る。使用者が通常第1番目にする動作は、洗濯が
完了したと思い込んで洗濯物を取出すために上蓋
42を開放することであり、この時洗濯槽3内の
水があつて運転が中断されていれば、排水異状だ
ということに気づき、その原因が例えば排水ホー
スの倒し忘れであれば、排水ホースを倒して上蓋
42を閉じれば直ちに運転再開できるという点に
ある。第13図の脱水行程も、マイクロコンピユ
ータ23が槽洗浄行程実施後であることを記憶し
ている場合には、脱水運転中に連結弁17を開い
ておき、貯水槽15内の残水を排水する。脱水運
転はまず上蓋42が閉じているか否かを蓋スイツ
チ41の開閉状態で判定し、蓋が閉じている場合
(蓋スイツチ41ON)にのみ、排水弁操作用ソ
レノイド12を動作させて排水弁10を開き且つ
ブレーキを解除しクラツチを脱水用に切り換える
と共に、右回転駆動回路37を通電してモータ7
を回転させ洗濯槽3を回転させる。モータ7は脱
水の残り運転時間が30秒になると回転を停止し、
前記ソレノイド12が断電してブレーキをかける
ときの騒音を抑制するようにしている。第14図
のリセツト脱水行程は、前述の排水行程と脱水行
程を組み合わせたもので、液面スイツチ25が開
放(リセツト)した時点で脱水運転に入る。
第15図の反転は、前記コース選択兼スタート
スイツチ33で選択した押し洗いコースでは、ま
ず駆動回路37に1.2秒間通電しモータ7即ち回
転翼6を右回転させ、0.7秒間停止後駆動回路3
8に1.2秒間通電しモータ7を左回転させた後6.9
秒間停止するというサイクルを6回繰り返すのを
基本としている。その他のコース選択兼スタート
スイツチ28〜32で選択したコースでは、0.7
秒間の停止をはさんで1.2秒ずつ駆動回路37お
よび38を通電し、モータ7を反転させる。フロ
ーチヤートには図示しなかつたが、すすぎ行程中
にすすぎ切換つまみ26が注水すすぎ側になつて
いる場合は、反転と同時に給水弁35を開き注水
すすぎを実施する。
次に第5図〜第8図のフローチヤートに従い、
本実施例の貯水槽付洗濯機の全体の動作を説明す
る。電源スイツチ22を投入すると、マイクロコ
ンピユータ23は動作を開始し、マイクロコンピ
ユータの出力端子をリセツトした後、内部のデー
タ書込みメモリ(RAM)をクリアして初期状態
にする。コース選択兼スタートスイツチ28〜3
3の何れかが入力されると、この入力に対応した
コースを設定する。その後3秒間に新たに前記コ
ース選択兼スタートスイツチ28〜33の何らか
が入力されない場合は、設定されたコースの運転
を開始し、その後スタートスイツチ28〜33の
入力は受け付けず、コースの変更は不可とする。
3秒間以内に別のスタートスイツチ28〜33の
何れかが入力された場合には、この新しいスター
トスイツチに基づくコースが設定される。同一の
スタートスイツチ28〜33を3秒間以内に2度
続けて押した場合には、念入りコースとなり、洗
い行程時間・すすぎ行程時間・脱水行程時間が長
く設定される。また、前記再利用切換スイツチ3
4を(貯水槽)排水の位置にして、スタートスイ
ツチ28〜33の何れかを押した場合には(貯水
槽)排水コースが設定される。
そこで先ず(貯水槽)排水コースについて説明
する。この排水コースは連結弁17と排水弁10
を開くと共に、上蓋42が開放して蓋スイツチ4
1が開いていてかつ液面スイツチ25が開いてい
る(洗濯槽3に水が無い)場合は、運転開始後1
分間給水弁35を開き、給水口36から給水す
る。ここで給水口36に外部ホースを接続してお
けば、このホースにより貯水槽15側へ導水して
前述した槽洗浄行程で落ちなかつた貯水槽15の
汚れを容易に洗浄するとができる。貯水槽15へ
導水された水は、連結弁17及び排水弁10が開
いているので、直ちに排出される。勿論このホー
スにより洗濯槽3内も容易に洗浄できる。
ここで液面スイツチ25が開成している時のみ
給水弁35を開くようにしたのは、洗濯槽3内に
液があり、その上排水ホースを倒し忘れた状態で
給水口36より給水すると水が溢れることがある
ので、その安全対策上からである。
また上蓋42を閉じて蓋スイツチ41を閉じて
おくと給水弁35が開かないので、貯水槽15や
洗濯槽3の排水のみを行なうことができる。
連結弁17と排水弁10は3分後に閉じ、ブザ
ー43を鳴らして(貯水槽)排水コースの終了を
報知する。
次に押し洗いコースは特殊なのでその他の通常
の洗濯コース(全自動コース・半自動コース・洗
いのみコース・すすぎ脱水コース・脱水のみコー
ス)の場合を説明する。
先ず設定されたコースがすすぎ脱水コースなの
か脱水のみコースなのかを判定し、脱水のみコー
スの場合は第7図の最終脱水へと進む。いずれの
コースでもない場合は、第9図の液復帰行程を行
ない、貯水槽15に水がある場合はこれを洗濯槽
3へ移す。液面スイツチ25が閉成すると、念入
りコースかそうでない標準コースかを判定し、念
入りコースの場合は15分間、標準コースの場合は
10分間第15図の反転を行ない洗い行程を実行す
る。即ち0.7秒間の停止をはさんで左右に1.2秒間
づつ回転翼6を回転させる。
洗い行程終了後あるいはすすぎ脱水コースのス
タート時に再利用切換スイツチ34が石けん水再
利用の位置になつているとき、第10図で示す液
移動を実施し、貯水槽15側へ水を移動する。単
なる洗いのみコースの場合は洗い行程を実行した
のちブザー43を鳴らし終了を報知する。
洗いのみコースで終了時に再利用切換スイツチ
34が石けん水再利用の位置になつている場合
は、液移動を実施した後1分30秒間第13図の脱
水行程まで行つて運転を終了する。このことによ
り洗濯物を脱水した状態で取り出すことができ、
手を濡らすことがない。そうして別の洗濯物を洗
濯槽へ入れ貯水槽15へ移した石けん水を液復帰
させることにより再利用して洗うことができる。
洗いのみコースだけの場合は、上記したとおり洗
濯槽に液を残した状態で運転が停止されるので、
中の洗濯物を取り出す際手が濡れるが、液移動や
液復帰を行なわないので、その分時間を短縮でき
る。
上記以外の場合は洗い終了後第12図の排水お
よび第13図の脱水を1分30秒行つて第1回目の
すすぎ行程へ進む。ここで排水開始時に貯水槽1
5に水が有る場合(フロートスイツチ20OFF)
は前記排水および脱水の間に連結弁17も開いて
おいて、貯水槽15内の水を排水する。
第1回目のすすぎは給水を行なつた後2分間第
15図の反転を行なうことにより実行され、その
終了後はすすぎ脱水コース以外で再利用切換スイ
ツチ34がすすぎ水再利用の位置にあるときは第
11図で説明した槽洗浄を実施し貯水槽15を清
浄にする。
このことの意味は、すすぎ水再利用の場合は第
2回目のすすぎ行程終了時の洗濯槽内の水を液移
動して貯水槽へ貯えておくのであるが、第1回目
のすすぎ行程終了時の洗濯槽内の水を単に排水す
るのではなく、槽洗浄に利用して、貯えるべき第
2回目のすすぎ行程終了の水が貯水槽で汚れない
ように少しでも貯水槽を洗浄しておくためであ
る。
又すすぎ脱水コースの場合槽洗浄をしないの
は、排水ホースが倒されていない等の排水異状事
態が槽洗浄を行なうと発見されないことがあるか
らである。
即ち、すすぎ脱水コースとは第4図の行程図で
示す範囲を実行するものであるが、実行開始時既
に洗濯槽3に液がない場合は、第1回目のすすぎ
行程中の排水や脱水時に排水異状を発見すること
はできず、更にこのまま第1回目のすすぎが終つ
て槽洗浄を行なつてもまだ排水異状は発見できき
ない。(槽洗浄を行なうとポンプ18で強制的に
洗濯槽から貯水槽へ液を移すので液面スイツチ2
5が開成し、その時点でリセツト脱水へ進む。つ
まり洗濯槽と貯水槽に水が分離された状態で洗濯
槽が回転するだけである。)この状態で第2回目
のすすぎを注水すすぎで行なつた場合は水が洗濯
槽3より溢れてしまうことがある。従つてすすぎ
脱水コースの場合は槽洗浄することなく、2分間
の第14図で示すリセツト脱水へ進み、ここで排
水異状が発見できるようにしている。この2分間
とは液面スイツチ25が開成(リセツト)してか
らの時間である。
次いで給水を行ない第2回目のすすぎへ進行す
る。このすすぎは念入りコースで3分間、標準コ
ースで2分間上記反転を行う。
第2回目すすぎ行程が終了すると、第7図フロ
ーチヤートに示すように、半自動コースの場合は
そのまま洗濯槽3に水を溜めて運転を終了し、マ
イクロコンピユータ23はポンプ異状の記憶が有
ればこれを報知し、無ければブザー43を鳴して
終了を報知した後初期状態に戻る。ポンプ異状の
場合のブザーは、コース終了の場合のブザーに比
べ短周期で断続的に10秒間鳴動するもので、10秒
後は図示しないが表示ランプが点滅し続ける。
半自動コースでない全自動コースあるいは脱水
のみコースの場合は最終の脱水行程に進む。この
脱水はリセツト脱水であるが、このリセツト脱水
を実施する前に、再利用切換スイツチ34がすす
ぎ水再利用の位置になつているときは液移動を実
施して、洗濯槽3内のすすぎ水を貯水槽15へ移
す。
一方再利用切換スイツチ34が再利用なしの位
置に有る場合(フローチヤートではすすぎ水再利
用でもなく石けん水再利用でもない場合と表示し
てある)は槽洗浄を実施する。これは上記した再
利用切換スイツチ34がすすぎ水再利用の位置に
ある場合に、第1回すすぎ行程終了後の行なつた
槽洗浄と同様に、洗濯槽内の液を単に排水するの
ではなく、槽洗浄に利用して少しでも貯水槽15
や連結水路16の汚れを落しておくために行なつ
ているものである。ここで最終すすぎ行程後の水
を利用しているのは、これが最もきれいな水だか
らである。
最終のリセツト脱水の脱水時間は念入りコース
で5分30秒、標準コースで3分30秒である。運転
が終了するとマイクロコンピユータ23はポンプ
異状の記憶が有るときはこれを報知し、無いとき
はブザー43を鳴らし終了を報知した後初期状態
に戻る。以上が通常の洗濯コースの場合である。
次に特殊洗濯コースである押し洗いコースを説
明する。このコースはセータや毛布などデリケー
トな繊維を洗う場合に使われる。かかる繊維の洗
浄は、洗浄力もさることながらしわつき、毛玉、
収縮、伸び等が発生しないように所謂風合が劣化
しないようにしなければならない。このコースは
回転翼の回転時間を短かくして風合の劣化を防止
すると共に、回転翼の回転時間が短かくなつて洗
浄力が低下したのを、途中に脱水を行なうことに
より補なつて洗浄力が低下しないようにするもの
である。
第8図のフローチヤートに示す如く押し洗いコ
ースの洗い行程は、前述した[液復帰(給水)−
反転(1分)−液移動−脱水1分]のサイクルを
念入りコースは2回、標準コースは1回実施した
後、さらに液復帰と反転(1分)を行い排水行程
へ移る。この場合の反転とは、第15図のフロー
チヤートから明らかな如く、回転翼6を1.2秒間
右回転、0.7秒間停止、1.2秒間左回転、6.9秒間停
止というサイクルを一分間即ち6回繰り返すもの
で、回転翼6の回転時間が停止時間に比べ1/3程
度と短かくなつている。従つて繊維同志のこすれ
からくる風合の劣化は少なくなる。その代り、液
移動したのち脱水を行なうことにより、繊維に含
まれたミクロの汚れを分離して除去し、洗浄力を
向上させている。押し洗いとう名称はこの脱水に
より洗濯物が洗濯槽に押しつけられるところから
とつたものである。
排水行程が終了すると念入りコースの場合は脱
水行程1分を実施し、標準コースは脱水を省略す
る。
第1回目のすすぎ行程は、すすぎ切換スイツチ
26に係りなく上記反転1分の注水すすぎを行
い、排水・脱水1分を実施して第2回目のすすぎ
行程へ進む。ここで第1回目のすすぎが注水すす
ぎなのは、押し洗いコースでは回転翼6の回転時
間が短かく、そのため小さな浮遊物は脱水により
除去できるが、大きな浮遊物は除去できにくいの
で、注水すすぎをすることにより大きな浮遊物を
溢水口13からオーバフローさせて除去してすす
ぎ効率を改善するためである。
第2回目のすすぎは、念入りコースの場合は注
水すすぎを標準コースの場合はためすすぎを1分
間実施する。その後排水し、念入りコースは3
分、標準コースは1分の脱水を行う。脱水終了後
マイクロコンピユータ23はポンプ異状の記憶が
有る場合は上記通常の洗濯コースと同様にこれを
報知し、無に場合はブザー43を鳴らして終了を
報知し、初期状態へ戻る。
尚、第8図のフローチヤートで図番50で示す
“反転”のところを、[反転−液移動−液復帰−反
転]というサイクルに代えてもよい。このように
脱水する前に液移動と液復帰を行なうことによ
り、洗剤液の濃度を一様にして洗浄性能を向上で
きる。これは汚れのひどいところに位置する洗剤
液は身かけの濃度が薄くなつているので再汚染す
ることがあるが、液移動と液復帰により濃度を均
一化して再汚染を防ぎ、洗浄性能を向上している
ということである。
(ヘ) 発明の効果 本発明の貯水槽付洗濯機によれば、洗濯槽底部
と貯水槽底部とを連通する連結水路中に、この水
路を開閉する連結弁と、洗濯槽から貯水槽へ送水
するポンプとを設け、この連結水路を洗濯槽の排
水弁を介して排水路に連結し、洗濯槽に液が存在
することを条件に、先ず連結弁を開き所定時間遅
れてポンプを駆動すると共に排水弁を開き、この
排水弁をポンプの停止後も引き続き開く槽洗浄行
程を設けたので、この槽洗浄行程を実行すること
により、洗濯槽内の水で貯水槽を手を濡らすこと
なく自動的に洗浄することができ、貯水槽を清潔
に保つことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の貯水槽付洗濯機を示し、第1図
は全体の正面縦断面図、第2図は制御ボツクスの
前面パネル正面図、第3図は制御回路のブロツク
図、第4図は行程図、第5図乃至第15図は動作
の流れを示すフローチヤートで、第5図乃至第8
図は大筋の流れを示し、第9図乃至第15図は細
部の各流れを示す。 3……洗濯槽、15……貯水槽、16……連結
水路、17……連結弁、18……ポンプ、10…
…排水弁、11……排水路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 洗濯槽と該槽内の液を再利用するために貯え
    ておく貯水槽とを設けたものにおいて、洗濯槽底
    部と貯水槽底部とを連通する連結水路を設け、該
    連結水路中に該水路を開閉する連結弁と洗濯槽か
    ら貯水槽へ送水するポンプとを設け、前記連結水
    路を洗濯槽の排水弁を介し排水路に連結せしめ、
    洗濯槽内に液が存在することを条件に、前記連結
    弁を開き所定時間遅れて前記ポンプを駆動すると
    共に前記排水弁を開き、この排水弁を前記ポンプ
    の停止後も引き続き開く槽洗浄行程を有する貯水
    槽付洗濯機。 2 前記所定時間とは、前記連結水路及びポンプ
    中の空気を追い出すのに充分な時間としてなる特
    許請求の範囲第1項記載の貯水槽付洗濯機。
JP58111310A 1983-06-20 1983-06-20 貯水槽付洗濯機 Granted JPS602284A (ja)

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