JPH023071Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は天井埋込形換気扇の接続板に係り、
特に換気扇本体の取付作業を容易にしたものであ
る。従来から、換気扇本体の取付けを容易にする
とともに換気ダクトとの接続をも容易にするため
に接続板を用いることは、すでに実公昭57−
33324で提案されている。更にこれが改良案とし
ては第１図及び第２図に示す構造のものが提案さ
れている。この従来例では、接続板５の垂直部Ａ
の排気口Ｂに換気ダクト接続口１を、上部水平折
曲げ部Ｄに、換気扇本体６上面に設けられた突起
部７が嵌合されるスリツト２を、下部に水平方向
に折曲げられた天井面取付用フランジ３を設け、
接続板５を野縁８に木ネジ９で取付け換気扇本体
６を室内側より差し込み、前記突起部７をスリツ
ト２に嵌合させることにより両者を接続させてい
た。しかし、この取付作業時に接続板５が外側へ
変形したり、また作業者の目のとどかない個所で
の嵌合作業となるので作業が意外と困難となり、
多くの作業時間を費やさなければならないという
欠点があつた。

この考案は、この欠点をなくすもので第３図に
示す実施例でその構造を示す。図中、１，２，
３，４，６，７，８，９等は従来例と同じ構造で
ある。なお１０は換気ダクト、Ｂ，Ｃは排気口で
ある。この考案の要旨とするところは、接続板５
の垂直部Ａを水平状の天井面取付用フランジ３に
対し換気扇本体６側へ予め弾性アクシヨンを有す
る状態で傾斜させたところにある。

このように接続板５の垂直部Ａが傾斜状態にあ
るところへ換気扇本体６を矢印のように押し上げ
ながら差し込んで行くと接続板５の垂直部Ａ内面
と換気扇本体６の上部とが接しながら上昇し、換
気扇本体６が埋込状態に達したとき突起部７がス
リツト２に円滑且つ確実に嵌合することになる。

従つて、この考案の接続板を使用することによ
り突起部７をスリツト２へ嵌合する作業に多くの
作業時間を要することがなく、従来例に比べ換気
扇本体の取付作業が簡単、容易となる効果を発揮
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は従来例の斜視図と側断面図
第３図はこの考案の一実施例を示す側断面図であ
る。 １……換気ダクト接続口、２……スリツト、３
……天井面取付用フランジ、４……取付用孔、５
……接続板、Ａ……接続板の垂直部、６……換気
扇本体、７……突起部、８……野縁、９……木ネ
ジ、１０……換気ダクト、Ｂ，Ｃ……排気口、Ｄ
……上部水平折曲げ部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 垂直部Ａの排気口Ｂに換気ダクト接続口１が取
   付けられ、上部水平折曲げ部Ｄに、換気扇本体６
   上面に設けられた突起部７が嵌合されるスリツト
   ２が設けられ、下部に水平方向に折曲げられた天
   井面取付用フランジ３を有する、換気ダクト１０
   の接続と前記換気扇本体６の取付けを行う天井埋
   込形換気扇の接続板において、前記垂直部Ａを前
   記換気扇本体６と接する方向に弾性を有する状態
   で傾斜させたことを特徴とする天井埋込形換気扇
   の接続板。