JPH02305873A - 上塗用塗料組成物 - Google Patents

上塗用塗料組成物

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JPH02305873A
JPH02305873A JP12816189A JP12816189A JPH02305873A JP H02305873 A JPH02305873 A JP H02305873A JP 12816189 A JP12816189 A JP 12816189A JP 12816189 A JP12816189 A JP 12816189A JP H02305873 A JPH02305873 A JP H02305873A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特に耐スリキズ性に優れた塗膜を形成できる
新規な上塗用塗料組成物に関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、自動車外板等に塗装された上塗り塗膜は、走行中
に砂やホコリ等との衝突、又は洗車ブラシ等によるJg
擦等によってスリキズがつき易く、自動車塗装等の外観
低下の原因の1つになっており、特に黒、紺、褐色等の
濃彩色塗膜において、スリキズ発生が非常に目立ち易い
という問題があり種々検討がなされてきた。
塗膜の耐スリキズ性を改善する方法としては、 ■ 塗膜を例えば鉛筆硬度で4H以上に硬くして、擦過
に対する抵抗性を増し、スリキズがつかないようにする
方法。
■ 擦過の負荷を塗膜のエネルギー弾性変形として受は
止め、負荷がなくなれば、変形が回復することによりス
リキズがつかなくする方法。
■ 塗膜表面の摩擦係数を低くし、塗膜への接触物を滑
らせてスリキズがつかないようにする方法。
などが挙げられる。
しかしながら、上記■では物性の良好な4H以上の硬質
有機系*膜を形成することは困難であり、仮に塗膜を形
成できたとしても該!!!!膜は可撓性に乏しく、内部
応力が大きくヒビワレが発生し易い等の欠陥を有してお
り、■では、一般塗膜を軟質にするため、スリキズはつ
きにくいが屋外放置によってスス等の汚染物がつきやす
いという欠陥があった。また■では塗膜表面の摩擦係数
は、塗膜表面に配向して摩擦係数を低くするような物質
の添加により容易に下げられるが、この方法は、該物質
が塗膜表面から失われた時点でスリキズ防止効果はなく
なり、持続性が極めて短いという問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記の問題点がな(、その他、塗膜の物
理的乃至化学的性能、平滑性、鮮映性等をなんら低下さ
せることなく耐スリキズ性を改善できる上塗用塗料組成
物を開発すべく鋭意研究を行なった結果、特定のアクリ
ル樹脂と無黄変型ポリイソシアネート化合物とを必須成
分とする上塗用塗料組成物が、上記目的を達成できるこ
とを見出し1本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、 (A)一般式(I) CI) (式中、R3,R*、 RsおよびR4はHもしくはC
Hs、RsはH,CHsもしくはcHt CHsを示し
、kは0〜2の整数、2は0〜3の整数、mは0〜3の
整数およびnは1〜5の整数であって、かつβとmの和
が3以下である。) で表わされる構造単位を5〜60重量%含有し、かつ水
酸基価が100〜250 mgKOH/ gであるアク
リル系共重合体 および (B)ブロックされているか、又はブロックされていな
いインシアネート基を有する無黄変型ポリイソシアネー
ト化合物 を必須成分としてなり、(A)成分中の水酸基と(B)
成分中のイソシアネート基との比率が、[イソシアネー
ト基]/[水酸基〕のモル比で、0.5〜2であること
を特徴とする上塗用塗料組成物に関する。
本発明組成物から得られる塗膜は、擦過の負荷を塗膜の
エネルギー弾性変形として受けとめ、スリキズがつかな
いものであって、前記■の方法に属するが、屋外放置に
よってもスス等の汚染物がつきにくい塗膜とできる。
本発明組成物における(A)成分は、前記一般式(I)
で表わされる構造単位を5〜60重量%含有し、水酸基
価がl OO〜250 mgKOH/ gであるアクリ
ル系共重合体である。
上記の構造単位を導入するためには(メタ)アクリル酸
2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシ
プロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチルの如き
水酸基含有アクリル系モノマーにε−カプロラクトン、
β−メチル−δ−バレロラクトン、γ−バレロラクトン
、δ−バレロラクトン、δ−カプロラクトン、γ−カプ
ロラクトン、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクト
ンなどのラクトン類を1〜5モル付加したラクトン変性
アクリルモノマーを共重合せしめればよい、かかるモノ
マーの一部は市販されている。
例えば、ダイセル化学工業((I)の製品としてプラク
セルFA−1(アクリル酸2−ヒドロキシエチル1モル
にC−カプロラクトン1モルを付加したモノマー)、プ
ラクセルFA−4(アクリル酸2−ヒドロキシエチル1
モルにε−カプロラクトンを4モル付加した七ツマ−)
、プラクセルFM−1、プラクセルFM−3、プラクセ
ルFM−5(メタアクリル酸2−ヒドロキシエチル1モ
ルにε−カプロラクトンをそれぞれ1モル。
3モル、5モル付加したモノマー)、ユニオンカーバイ
ド社(米)の商品としてTONE  M−100(アク
リル酸2−ヒドロキシエチル1モルにε−カプロラクト
ン2モルを付加したモノマー)などがある、前記の構造
単位を導入する別の方法として、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシエチルや、(メタ)アクリル酸ヒドロキシ
プロピルの共重合体に前記のラクトン類を反応させる方
法がある。
(A)成分を製造するために用いるモノマー類としては
、前記のラクトン変性モノマーの他に、水酸基含有不飽
和モノマーやその他の不飽和単量体である公知のモノマ
ーが使用できる。すなわち、水酸基含有不飽和モノマー
の例としては2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレートなどのアクリル酸または
メタクリル酸の02〜C,ヒドロキシアルキルエステル
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、ポリブチレングリコールなどのポリエーテルポリオー
ルと(メタ)アクリル酸などの不飽和カルボン酸とのモ
ノエステル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリブチレングリコールなどのポリエーテ
ルポリオールと2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ートなどの水酸基含有不飽和モノマーとのモノエーテル
、α、B−不飽和カルボン酸と、力−ジニラEIO(シ
ェル石油化学■商品)やα−オレフィンエポキシドのよ
うなモノエポキシ化合物との付加物、グリシジル(メタ
)アクリレートと酢酸、プロとオン酸、p−t−ブチル
安息香酸。
脂肪a類のような一塩基酸との付加物、無水マレイン酸
や無水イタコン酸のごとき酸無水基含有不飽和化合物と
、エチレングリコール、1.6−ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコールなどのグリコール類とのモノエス
テル化物またはジエステル化物、ヒドロキシエチルビニ
ルエーテルのごときヒドロキシアルキルビニルエーテル
類、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレートのような塩素を含んだ水酸基含有単量体などが
挙げられる。
その他の不飽和単量体の代表例を示せば、例えば、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート
、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)
アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、n−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、
ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のC+−C+
−アルキルまたはシクロアルキルエステル、スチレン、
スチレン誘導体、アクリロニトリル、アクリルアミド、
ビニルトルエン、酢酸ビニル、クリシジルメタクリレー
ト、アクリル酸、メタクリル酸等が挙げられる。
上記および前記のモノマー類を共重合することによって
(A)成分のアクリル系共重合体が得られるが、(A)
成分のアクリル系共重合体の製造方法としては従来公知
のアクリル樹脂の製造方法を用いることができる。すな
わち溶液重合、非ホゾイスバージョン重合、塊状重合な
どの重合方法をとりつるが、重合の容易さ、分子量調節
の面、塗料化するときの使い易さの面から溶液重合法が
適している。
(A)アクリル系共重合体は一般式(I)で表わされる
構造単位を5〜60重二%、好ましくは10〜50重量
%含有する必要がある。一般式(I)で表わされる構造
単位が5重量%未満では、擦過の負荷をエネルギー弾性
変形として受は止められる塗膜にならず擦過の負荷によ
りスリキズがつきやすくなり、一方60重量%を超える
と、スリキズはつきにくいが汚染物に汚染されやすくな
る。
また(A)成分のアクリル系共重合体の水酸基価は10
0〜250mgKO■/g、好ましくは120〜200
 mgKOH/ gの範囲にあることが必要である。水
酸基価がl OOmgKOH/ gより小さくなると(
B)成分であるポリイソシアネート化合物との架橋反応
点が不足し、耐スリキズ性が不十分となり、一方、25
0 mgKOH/ gより大きくなると、水酸基が過剰
となり塗膜の耐湿性、耐水性に悪影響を及ぼすため好ま
しくない。
また(A)成分のアクリル系共重合体は、炭素数6〜1
8のm個アルコールのアクリル酸エステル及び/又はメ
タクリル酸エステルを共重合体成分中10〜70重二%
含有することが、仕上り外観の点から好ましい、また(
A)成分のアクリル系共重合体が溶液重合法によって得
られた場合、アクリル系共重合体の重量平均分子量は好
ましくは6000〜40000、より好ましくは900
0〜30000の範囲であることが望ましい0重量平均
分子量が6000よりも小さくなると、塗膜の耐久性が
低下する傾向があり、一方40000よりも大きくなる
と、塗装作業性が低下し、仕上り外観、特に鮮映性が低
下する傾向がある。
又、(A)成分であるアクリル系共重合体のガラス転移
温度は塗膜の眉間付着性、塗膜硬度および汚染性の点か
ら、好ましくは一20〜80℃、より好ましくは一10
〜40℃の範囲であることが望ましい。
本発明において、(B)成分のポリイソシアネート化合
物は架橋剤として働くものであり、屋外耐候性の点から
無黄変型であることが必要であって塗料分野で従来公知
の無黄変型ポリイソシアネート化合物が使用でき、例え
ばヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルへキサ
メチレンジイソシアネート、インホロンジイソシアネー
ト、水素化ジフェニルメタンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、リジンジイソシアネート等の無黄変形ポリイソシ
アネート化合物及びこれらのポリイソシアネート化合物
の過剰量に、水、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール
、ヒマシ油等の低分子活性水素含有化合物を反応させて
得られる末端インシアネート含有化合物、これらポリイ
ソシアネート化合物の重合体、ビユレット体及びこれら
のブロック化されていないポリイソシアネート化合物を
イソシアネートブロック化剤でブロック化したポリイソ
シアネート化合物が挙げられる。
イソシアネートブロック化剤としては、フェノール、m
−クレゾール、キシレノール、チオフェノール等のフェ
ノール類、メタノール、エフノール、ブタノール、2−
エチルヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレング
リコールモノメチルエーテル等のアルコール類、カプロ
ラクタム、アセト酢酸エチル、マロン酸ジエチル等の活
性水素含有化合物等を挙げることができる。
本発明組成物は、(A)成分と(B)成分とを必須成分
とするものであり、(/A)成分と(B)成分の配合量
は、(A)成分中の水酸基と(B)成分中のイソシアネ
ート基との比率が、[イソシアネート基]/[水酸基]
のモル比で0.5〜2、好ましくは0.75〜1.5で
あることが必要である。このモル比が0,5未満である
と、架橋剤量が不足し、架橋が不十分となるため、得ら
れる塗膜の物性、耐薬品性が劣り、一方、2を超えると
、初期乾燥性が劣り、作業性が低下したり、硬化後にお
いて未反応のポリイソシアネート成分が多くなるため塗
膜硬度が低下するため好ましくない。
本発明組成物は、上塗塗料として用いられるが、クリヤ
塗料であってもよ(、顔料を含む看色m1lTあっても
よい、すなわち本発明組成物は、クリックB#4、着色
顔料などの顔料類;塗面調整剤、流動性調整剤、紫外線
吸収剤、光安定剤、硬化触媒等の塗料添加剤等を配合し
てもよい。
上記有機溶剤としては、(A)および(B)成分を溶解
もしくは分散し得るものがよく、具体的には、ヘキサン
、ヘプタノ、オフクン、キシレン、トルエン等の炭化水
素系、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸エチ
レングリコールモノメチルエーテル、酢酸ジエチレング
リコールモノエチルエーテル等のエステル類、ヘキシル
エーテル、ジオキサン、エチレングリコールモノメチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル等のエーテル系、メチルアルコール、エタノ
ール、インプロパツール、ブタノール、アミルアルコー
ル、2−工チルヘキシルアルコール、シクロヘキサノー
ル等のアルコール系、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケト
ン系、コスモ石油社製の商品名スワゾール310、スワ
ゾール1000、スフゾール1500等の芳香族石油溶
剤系等が好適に使用できる。但しくB)成分のポリイソ
シアネート化合物がブロックされていないインシアネー
ト基を有する場合には、上記溶剤のうち水酸基含有溶剤
は好ましくない。
本発明組成物は、金属素材、プラスチック素材、木材な
どの素材に直接塗装してもよいが、これらの素材上にブ
ライマー塗装、電着塗装等を施したもの、及びこれらの
上に更に中塗塗装を施したもの、中塗塗膜を介して、又
は介さずに上塗ベースコートを施したものも被塗面とし
て使用され得る。
上記金属素材としては、具体的には鉄、銅、アルミニウ
ム、亜鉛もしくはこれらの合金、及びこれらの表面処理
板(リン酸鉄処理、リン酸亜鉛処理、クロメート処理等
)等が例示できる。また。
上記プラスチック素材としては、具体的にはポリウレタ
ン、ポリプロピレン、ポリカーボネート等を例示できる
また、本発明組成物がその上に塗装される。上記ブライ
マー塗装、中塗塗装や上塗ベースコートに用いられる塗
料としては、既知のプラスチック用ないしは金属用塗料
が使用でき、具体的には。
ニトロセルロース変性アクリルラッカー、CAB(セル
ロース、アセテート、ブチレート)変性アクリルラッカ
ー、アクリルウレタン、ポリエステルウレタン等の塗料
と、アミノ−アクリル系樹脂、アミノ−アルキド系樹脂
、アミノ−ポリエステル系樹脂等をビヒクル主成分とす
る塗料等が例示できる。
これら塗料の形態は、特に制限されず、有機溶液型、非
水分散液型、水溶(分散)波型、粉体型、ハイソリッド
藺導任意の形態のものが使用できる。
本発明組成物は、素材上又は素材上に形成した塗膜上に
塗装でき、常温硬化又は焼付硬化によって耐スリキズ性
の優れた塗膜を形成できるが、本発明塗料組成物がクリ
ヤ塗料の場合には通常、着色顔料および/又はメタリッ
ク顔料を含有する、上塗ベースコート塗膜上に塗装・硬
化される。
この場合、上塗ベースコート塗膜が未硬化ないしは半硬
化の状態で、この上に本発明塗料組成物を塗装し、つい
でベースコート塗膜と本発明塗料組成物を同時に焼付け
る、いわゆる2コート・lぺ−り方式であってもよいし
、硬化したベースコート塗膜上に本発明組成物を塗装し
、ついで常温硬化又は焼付硬化してもよい。
(作用および発明の効果) 本発明組成物においてCA5成分は、側鎖に末端水酸基
を有するIJIラクトン鎖な有しており、この末端水酸
基は立体障害などを受けに(く反応性が高いこと、開環
ラクトン鎖自体が弾力性に富むものであること、また(
B・)成分は弾力性のある架橋を行なうことから(A)
成分と(B)成分との硬化反応生成物は有効な三次元ネ
ットワークを形成しており、架橋間分子量が小さく、回
復性にすぐれた弾性的塗膜を形成する。その結果、擦過
の負荷に対しては塗膜は弾性体として対応し、破壊に至
らず、弾性変形として吸収し、負荷がなくなれば変形は
回復し、スリキズがつきにくくなる。また、理由は明ら
かではなく、本発明者は、ラクトン鎖に由来するものと
考えているが、屋外放置によってもスス等の汚染物がつ
きにくい塗膜を形成でき、また屋外耐候性に優れた塗膜
を形成できる。従って、耐汚染性、耐候性、特に耐スリ
キズ性が要求される基材、例えば自動車外板、家具類、
建築外装材等の塗装に、中でも自動車外板の塗装に適用
するのが特に好適である。また、自動車補修の分野にも
好適に使用できる。
特に本発明の組成物を、スリキズが目立ち易い濃彩色仕
上げに適用すると、その技術的効果を十分に発揮するこ
とができる。
(実施例) 以下に実施例及び比較例を掲げて本発明をより一層明ら
かにする。尚、特に断わらない限りr部」及び[%Jは
、それぞれ「重量部」、「重量%」を意味する。
7酸  丑重Aのパ告 製造例1 反応器に温度計、サーモスタット、かくはん機、還流冷
却器、滴下用ポンプを備えつけ、それに酢酸n−ブチル
59.5部を仕込み、かくはんしながら110℃まで昇
温、保持し、後記第1表に示す単量体100部と重合開
始剤6部との混合物を滴下用ポンプを利用して3時間か
けて一定速度で滴下した0滴下終了後30分間110℃
に保ち、かくはんを続けた。その後、追加触媒t−ブチ
ルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート0.5部を酢
酸n−ブチル10部に溶解させたものを30分間かけて
一定速度で滴下した。そして、滴下終了後120分間1
10℃に保持し、反応を終了した。得られた水酸基含有
共重合体溶液は、不揮発分54.7%、ガードナー粘度
にの均一で透明な溶液であった。また共重合体の重量平
均分子量は10.000、水酸基価は120であった。
製造例2〜8および比較製造例1〜5 製造例1において、単量体および重合開始剤の混合物お
よび追加触媒を第1表に示す配合とする以外は同様に行
ない水酸基含有共重合体溶液を得た。得られた共重合体
溶液および共重合体の性状値を第2表に示す。
実施例 製造例および比較製造例で得た共重合体溶液を用い、第
3表に示す配合で黒塗料用主剤を作成し、また、第4表
に示す配合でクリヤー塗料用主剤を作成した。
第3表または第4表に示した黒塗料用主剤またはクリヤ
ー塗料用主剤と硬化剤であるポリイソシアネート化合物
とを第5表に示す配合で混合撹拌し、黒塗料またはクリ
ヤー塗料を作成した。
次いで、黒*料またはクリヤー塗料をトルエン/キシレ
ン/酢酸エチル/酢酸ブチル=50/20/10/20
の組成のシンナーにて、黒塗率4については15〜16
秒(〕オードカップ#4/25℃)、クリヤー塗料につ
いては13〜14秒(フォードカップ#4/25℃)に
粘調し、室温(約25℃)にて冷延鋼板上に市販ラッカ
ープライマ一層、さらにこの上にラッカーブライマーサ
ーフエーサ一層を設けた工程板上にスプレー塗装を行な
った後、塗板を20℃、湿度75%RHの恒温恒温室中
に20分間放置し、ついで60℃で30分間乾燥させ、
・さらに上記恒温恒温室中で7日間静置させたものを試
験板とし、試験に供した。
試験結果を第6表に示す。
なお第6表における試験は下記方法に従って行なった。
(I)1G筆硬度 試験板を温度20℃、温度75%RHの恒温恒温室中に
てJIS  K  5400に準じて鉛筆引っかき試験
を行なった。
(2)耐スリキズ性 ダルマクレンザ−(やま三商店製)と水を3:2で混合
し、研摩剤とする。試験機は、染色堅ろう度摩擦試験機
FR−II(スガ試験機■製)を用いた。前述の研摩剤
をネルに付着させ、500gの荷重をかけ試験板の塗面
を往復20回こすりつける。その後、塗面な流水で洗浄
し、自然乾燥後、その塗面の20度鏡面反射率(20’
G値)を測定する0次式によって、20°G光沢保持率
を計算し、その値から耐スリキズ性を評価した。
○: 20”G光沢保持率50%以上 ■:  〃    40%以上、50%未満Δ:20°
G光沢保持率20%以上、40%未満×エ  〃   
 20%未満 (3)耐汚染性 カーボンMA−100を汚染物質とし、これをネルに付
着させ、試験板の塗面に軽くこすりつける。20℃、7
5%RHの恒温恒温室に24時間放置した後、流水によ
り洗浄する。塗膜の汚染度を目視判定により行なった。
○:良好 ■:少し汚れが残る ×:かなり汚れが残る (4)促進耐候性 試験板をサンシャインウェザオメータにて1000時間
試験した後の塗面の変化を調べた。
0:塗面にほとんど変化がない ×:塗面に水跳が認められ光沢低下が大きい(5)耐ワ
レ性 「70℃で1時間放置−20℃の水道水中に1時間浸漬
−一20℃で1時間放置」を1サイクルとして、試験板
に20サイクル連続して試験を行なった後の塗面状態を
調べた。
O:異常なし X:全面にワレ発生 (6)耐ガソリン性 試験板を水平に固定し、4つ折りにしたガーゼ(50x
 50mm)にレギュラータイプのガソリンを約5cc
Lみこませ、そのまま3分間放置する。
その後、ガーゼを取り除き、ガソリンを別のガーゼでふ
きとった後の塗面の状態を観察する。
○:異常なし ×:塗面の光沢低下および軟化が発生 (7)耐水性 試験板を20℃の水道水に7日間浸漬した後の塗面状態
を調べた。
○:異常なし ×、フクレ、白化発生 (8)光沢(20°G) 試験板塗面の20°鏡面反射率を20℃、75%RHの
恒温恒温室中にて測定した。
(9)仕上り外観 塗膜の平滑性と塗り肌を目視判定した。
Q:良好 ◎:少し肌あれ X:かなり肌あれ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1、R_2、R_3およびR_4はHもし
    くはCH_3、R_5はH、CH_3もしくはCH_2
    CH_3を示し、kは0〜2の整数、lは0〜3の整数
    、mは0〜3の整数およびnは1〜5の整数であって、
    かつlとmの和が3以下である。) で表わされる構造単位を5〜60重量%含有し、かつ水
    酸基価が100〜250mgKOH/gであるアクリル
    系共重合体 および (B)ブロックされているか、又はブロックされていな
    いイソシアネート基を有する無黄変型ポリイソシアネー
    ト化合物 を必須成分としてなり、(A)成分中の水酸基と(B)
    成分中のイソシアネート基との比率が、[イソシアネー
    ト基]/[水酸基]のモル比で、0.5〜2であること
    を特徴とする上塗用塗料組成物。 2、(A)アクリル共重合体が重量平均分子量6000
    〜40000、ガラス転移温度−20〜80℃を有する
    共重合体である請求項1記載の上塗用塗料組成物。
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