JPH02305789A - 空調装置を有するエレベータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はエレベータの空調装置の改良に関するものであ
る。

［従来の技術］ 第２図（ａ）　、（ｂ）・は従来の空調装置を備えたエ
レベータの断面図で、図中１はエレベータのかご、２は
天井、３は空調装置、４は吸気孔、５は吸気ダクト、６
は吸気、７は排気ダクト、８は冷気または暖気、９はか
ごの床面である。

図にみるように、空調装置３により適温適湿に調整され
た冷気または暖気８は、排気ダクト７を経てかご１内に
吹出されるとともに、かご１内の汚れた空気は吸気孔４
より吸気ダクト５を経て空調袋ｆ１３に吸入され、かご
１内の空気は絶えず循環している。

［発明が解決しようとする課題］ ところで上記エレベータにおいて、空調装置３により調
整された冷気または暖気８は、かごの天井２から床面９
に向かって吹き出されているが、その吹き出し方向はか
ごの壁の一面に沿う狭い範囲であるため、かご１内が部
分的に涼し過ぎたりあるいは温かすぎたりする空調ムラ
が生じやすい。

これを避けるためにはかごの天井の側面からも冷気また
は暖気を吹き出させる必要があるが、側面とエレベータ
の昇降路壁や各機器との距離が小さく、側面に排気ダク
トを取り付けるスペースの余裕がない。またスペースの
余裕を捜して排気ダクトを取り付けようとすると、ダク
トが長くなって経費が増えるのが間通である。

本発明は従来装置の上記問題点を解消するためになされ
たもので、かご内に空調ムラを発生しないようなエレベ
ータを提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明に係る空調装置を有す
るエレベータのかごにおいて、排気ダクトの先端にグリ
ルと整流板とよりなる吹出しロアダプタを備え、空調装
置からの冷気または暖気が、かごの床面方向だけでなく
側面方向にも吹出すように構成した。

［作用］ 上記構成により、空調装置からの冷気または暖気は、か
ご内において床面方向だけでなく側面方向にも吹出され
るので、吹出される範囲が広く、かご内の一部分だけに
冷気や暖気が集中する空調ムラの発生が抑止される。

［発明の実施例コ 第１図は本発明の一実施例を示すエレベータのかご要部
の断面図で、図中１〜８は従来装置と同一または相当部
品、１０は吹出しロアダプタ、１０ａはグリル、１０ｂ
は整流板である。

図に示すように、エレベータのかご１に設けられた空調
装置３の排気ダクト７の先端に、グリル１０ａと整流板
１０ｂとよりなる吹出しロアダプタを備えた。上記アダ
プタにおいて、グリル１０ａはかごの床面に対し３０〜
６０度傾けて装着し、整流板を構成する各板片は床面に
対しそれぞれ所定の角度を有している。グリル及び整流
板の床面に対する角度は、上記アダプタ１０より吹出さ
れる冷気または暖気が、かご内のなるべく広範囲に及ぶ
ように選択されるべきである。その結果アダプタ１０か
ら吹出される冷気または暖気がかご内で部分的に集中す
る現象はな（なり、したがって空調ムラの発生は防止さ
れる。

なお上記整流板を構成する板片は、図の３個に限定する
ものでなく、また板片の取り付は角度は調整可能である
ことが望ましい。

〔発明の効果〕

本発明は、空調装置を有するエレベータのかごにおいて
、上記空調装置の排気ダクトの先端に吹出しロアダプタ
を備えたので、空調装置の冷気または暖気はかご内の広
い範囲に吹出され、かご内における空調ムラの発生を防
止し得るようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるエレベータのかご要部
の断面図、第２図は従来のエレベータの（ａ）は正面断
面図、（ｂ）は側面断面図である。 図中１はエレベータのかご、３は空調装置、７は排気ダ
クト、８は冷気または暖気、１０は吹出しロアダプタ、
１０ａは該アダプタのグリルを構成する板である。 なお図中の同一符号は同一または相当部品を示すものと
する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. かごの上部に空調装置を備え、該空調装置からの冷気ま
   たは暖気をかご内に吹出すように構成された空調装置を
   有するエレベータにおいて、上記空調装置の排気ダクト
   の先端に、グリルと複数個の板片より構成された整流板
   とよりなる吹出し口アダプタを備え、上記グリル及び整
   流板の板片がかごの床面に対し適当な角度を有している
   ことを特徴とする空調装置を有するエレベータ。