JPH02305096A - 車室内音場構成装置 - Google Patents

車室内音場構成装置

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JPH02305096A
JPH02305096A JP1126040A JP12604089A JPH02305096A JP H02305096 A JPH02305096 A JP H02305096A JP 1126040 A JP1126040 A JP 1126040A JP 12604089 A JP12604089 A JP 12604089A JP H02305096 A JPH02305096 A JP H02305096A
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JP
Japan
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sound
output
signal
generating means
acoustic signal
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JP1126040A
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English (en)
Inventor
Akira Motojima
顕 本島
Takeshi Nagano
武 長野
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、乗用車などの車室内において所望の音場を構
成する車室内音場構成装置に関する。
従来の技術 乗用車などの車両に搭載される音響再生装置は、振幅変
調波(AM波)を音源とするモノラル再生装置をはじめ
、周波数変調波(FM波〉受信機や磁気テープ再生装置
またはコンパクトディスク(CD)再生装置などを音源
とするステレオ再生装置が広く用いられている。現在、
乗用車などの車室に配置されている再生方式では、前述
したような音源に加え、車室内前方に前方左右スピーカ
が、また後方には後方左右スピーカがそれぞれ配置され
ている。前方左右スピーカは、各種計器類などが配置さ
れるインストルメントパネルの左右両端部は近や、左右
のドアなどにそれぞれ設けられる。
また後方左右スピーカはリアトレイ1番こ配置される。
このようなスピーカ配置で、前方および後方の左スピー
カからは右チャネルのステレオ音響を再生し、前方およ
び決方の右スピーカからは右チャネルのステレオ音響を
再生するようにしている。
このような再生方式によって、車室内の運転者や助手席
者などにステレオ音響独特の「臨場感Jや「拡がり感j
などを知覚させるようにしている。
発明が解決しようとする課題 上述したような従来技術では、たとえば演奏会場などで
実際の演奏を聴取したi%自と比較し、下記のような問
題点がある。
演奏会場で良好な聴取状態が実現される聴取位置、たと
えば1rM席の中央−1近などでは音像定位方向は聴取
者のほぼ正面方向である。また残響時間は、比較的長く
なるような構成が採用されている。たとえば通常リスニ
ングルームと称される聴取用の部屋では、残響時間は約
400〜500m5ec程度であり、音響設計が良好な
演奏会場などでは、1.5〜2sec程度であることが
知られている。これに対して乗用車などの車室内では、
残響時間は100m5ec以下であることが知られてい
る。このように、残響時間においても通常の演奏会場と
車室内とでは大きな差異が存在する。
また演奏会場では、ステージ上で発生された音響が演奏
会場内を多重に反射することによって、前記残響音は聴
取者に対して全方位方向から到達することになる。この
ような残響音のり様も前記「臨場感」や「拡がり感」を
実現するについて重要な要素となっている。
本発明の目的は、車室内においても「臨場感」や「拡が
り感」なとの点で良好な再現性が得られる車室内音場構
成装置を提供することにある。
まな、前記車室内音場構成装置によってra場感」や「
拡がり感」なとの音J%−I Inを行うか否かにかか
わらず、車室内の聴取者にとっては音像定位方向が変ず
ヒしないようにすることが望まれる。
本発明の他の目的は、音場制御を行うか否かにかかわら
ず音像定位が変化しないようにした車室内音場構成装置
を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、自動車の車室の前方左右位置にそれぞれ配置
される前方左右スピーカと、 車室の後方に配置される後方スピーカと、左右のステレ
オ音響信号を発生して、前記前方スピーカへそれぞれ与
える音響信号発生源と、前記音響信号発生源からの音響
信号に基づいて、残響音信号を生成する残響音生成手段
と、前記音響信号発生源からの音響信号に基づいて、左
右の合成信号の低域のみを生成する構成低域信号生成手
段と、 前記残響音生成手段からの出力と、前記会成低域信号生
成手段からの出力とを切換えて前記後方スピーカへ与え
る切換手段とを含むことを特徴とする車室内含P4構成
装置である。
また本発明は、自動車の車室の前方左右位置にそれぞれ
配置される前方左右スピーカと、車室の前方中央の左右
位置にそれぞれ配置される前方中央左右スピーカと、 左右のステレオ音響信号を発生して、前記前方左右スじ
一力へそれぞれ与える音響信号発生源と、前記音響信号
発生源からの音9信号に基づいて、その直接音と初期反
射音と残響音とを生成して出力する音場信号生成手段と
前記音響信号発生源からの左右のステレオ音響信号を前
記前方中央左右スピーカへそれぞれ与える状態と、前記
音場信号生成手段からの出力を前記前方中央左右スピー
カへそれぞれ与える状態とと切換える切換手段とを含む
ことを特徴とする車室内音場構成装置である。
さらに本発明は、自動車の車室の前方左右位置にそれぞ
れ配置される前方左右スピーカと、車室の前方中央に配
置される前方中央スピーカと、 左右のステレオ音響信号を発生して、前記前方左右スピ
ーカへそれぞれ与える音響信号発生源と、前記音響信号
発生源からの音響信号に基づいて、その直接音と初期反
射音と残響音とを生成して出力する音場信号生成手段と
、 前記音響信号発生源からの音響信号に基づいて。
左右のステレオ音響信号を構成した合成信号を生成する
自戒信号生成手段と、 前記音場信号生成手段からの出力と、前記6威信号生成
手段からの出力とを切換えて、前記前方中央スピーカI
\与える切換手段とを含むことを特徴とする車室音場構
成装置である。
作  用 請求項第1項の発明の車室内音場構成装置に従えば、自
動車の車室の前方左右位置にはそれぞれ前方左右スピー
カが配置され、また前記車室の後方には後方スピーカが
配置される。音響信号発生源からは左右のステレオ音響
信号が発生され、前記前方左右スピーカへそれぞれ与え
られる。また残響音生成手段は前記音響信号発生源から
の音響信号に基づいて残響音信号を生成する。さらに合
成低域信号生成手段は前記音響信号発生源からの音響信
号に基づいて、左右の合成信号の低域のみを生成する。
前記残響音生成手段からの出力と合成低域信号生成手段
からの出力とは切換手段へ与えられる。前記切換手段で
は、音場it、II Iffを行う際には、前記T11
.g音生成手段からの出力を前記後方スピーカへ与え、
一方、音場制御を行わない場きには、前記合成低域信号
生成手段からの出力を前記後方スピーカへ与える。
したがって音場制御を行う場合には、車室内の聴取者に
とって良好な「臨場感」や「拡がり感」が得られるよう
に音響信号を再生することができ、さらに後方スピーカ
から再生されるfI饗傷信号、台場制(鐸を行わないと
きにはき威信号の低域に切換えることによって、音場制
御を行うが否かにかかわらず音像定位方向の変化を回避
することができる。
また請求項第2項の発明の車室内含f%構成装置に従え
ば、自動車の車室の前方左右位置には、それぞれ前方左
右スピーカが配置され、また前記車室の前方中央の左右
位置にはそれぞれ前方中央左右スピーカが配置される。
音響信号発生源からは左右のステレオ音響信号が発生さ
れ、前記前方左右スピーカへそれぞれ与えられる。また
音場信号生成手段では、前記音響信号発生源からの音響
信号に基づいて、その直接音と初期反射音と、さらに残
響音とを生成して出力する。前記音響信号発生源からの
出力と前記音場信号生成手段からの出力とは、それぞれ
切換手段へ与えられる。前記切換手段では、音場制御を
行う場きには、音場信号生成手段からの出力を前記前方
中央左右スピーカへそれぞれ与え、一方、音場制御を行
わない場きには、前記音響信号発生源からの左右のステ
レオ音響信号を前記前方中央左右スピーカへそれぞれ与
える。
したがって、車室内の聴取者にとって良好な「臨場感J
や「拡がり感」が得られるように音響信号を再生するこ
とができる。さらに前方中央左右スと一カから再生され
る音響信号を、音場制御を行わないときには左右のステ
レオ音響信号に切換えることによって、音場制御を行う
か否かにかかわらず音像定位方向の変化を回避すること
ができる。
さらに請求項第3項の発明の車室内音場構成装置に従え
ば、自動車の車室の前方左右位置には、それぞれ前方左
右スピーカが配置され、また前記車室の前方中央には前
方中央スピーカが配置される。音響信号発生源からは左
右のステレオ音響信号が発生され、前記前方左右スピー
カへそれぞれ与えられる。また音場信号生成手段では、
前記音響信号発生源からの音響信号に基づいて、その直
接音と初期反射音と、さらに残響音とを生成して出力す
る。さらにか威信号生成手段では、前記音響信号発生源
からの音響信号に基づいて、左右のか威信号が生成され
る。前記音場信号生成手段からの出力と前記合成信号生
成手段からの出力とは、それぞれ切換手段へ与えられる
。前記切換手段では、音場制御を行′う場きには音場信
号生成手段からの出力を前記前方中央スピーカへ与え、
一方、音場υ制御を行わない場合には前記合成信号生成
手段からの出力を前記前方中央スピーカへ与える。
したがって、車室内の聴取者にとって良好な「臨場感」
や「拡がり感」が得られるように音響信号を再生するこ
とができる。さらに前方中央スピーカから再生される音
響信号を、音場制御を行わないときにはき威信号に切換
えることによって、台場制御を行うか査かにかかわらず
音像定位方向の変化を回避することができ、聴取者に不
快感を与えることはない。
実施例 本実施例の車室内音場構成装置によれば、臨場感温れる
音場空間を車室内で創成することができる。すなわち、
実際の音場空間が持つ音響特性をパラメータとすること
で、コンサートホールからライブハウスに至るまで、さ
らには、チャペルやスタジアムなどの自然な音場をシミ
ュレートすることができる。その結果、生演奏の持つ豊
かなスケール感、繊細な響きを車室内で実現し、聴取者
に快さを感じさせない「臨場感」、「拡がり感」、さら
に「與行き感」を伝えることができる。
たとえば、コンサートホールを一例に考えると、ステー
ジ上の音源から発せられた音響が聴取者に到達した際に
聴取される音響は、「直接音」、「初期反射音j、さら
に「残響音」に大別することができる。直接音とは音源
より直接聴取者に到達する音響信号を示しており、初期
反射音とはステージ後方にある反射板や、tm’fなど
で反射され直接音のすぐ1k (50m s e c以
下)を追いかけるようにして到達する音響信号を示して
いる。さらに残響音とは、天井、床、または壁などで複
雑に反射・減衰を繰返し、充分拡散され聴取者に対して
あらゆる方向から到達する音響信号を示している。した
がって、これらの3種類の到達音の構成を時間の経過に
沿−)て考慮すると、まず音源と聴取者間の音伝幡距離
差に相当する時間に直接音が到達し、その後数+m5e
c遅れて初期反射音が到達し、さらに残響音が到達する
ことになる。また、聴取者に対する音響の到達する方位
を考慮すると、直接音および初期反射音は圧倒的に前方
から到達する成分が強く、その後、時間の経過に従って
聴取者に対してあらゆる方向から残響音が到達すること
が確認されている。
(1)全体の構成 第1図は本発明の一実施例である車室内音場構成装置1
の簡略1ヒした構成を示すブロック図である。左右のス
テレオ音響信号は、音響信号発生源2からラインを経て
それぞれ導出される。すなわちライン11を介して左側
音響信号が、またラインe2を介して右側音響信号が導
出される。第1図に示される車室内音場構成装置1の構
成によって、前記ライン11./2に導出された左右の
ステレオ音響信号に対して音場制御処理が行われ、車室
に配置される各スピーカSP1〜SP6に与えられ、音
響化される。
第2図はスピーカSP1〜SP6の配置を示す乗用車3
の平面図であり、第3図は乗用車3の側面図である1乗
用車3の車室4内では、前方左スピーカSPIおよび前
方右スピーカSP’2が、たとえば前方左ドアらおよび
前方右ドア6にそれぞれ車室4内へ向けて取付けられる
。また、乗用車3のインストルメントパネル7の左右方
向中央位置は近には前方中央左スピーカSP3および前
方中央右スピーカSP4がフロントガラス8へ向けて取
付けられる。さらに、乗用車3のリアトレイ9には後方
左スピーカSP5および?炎方右スピーカSP6が、リ
アガラス10/\向けて取付けられる。
以下、第10を参照して前記直接音、初期反射音、さら
に残響音の生成する構成について説明する。音響信号発
生源2から導出された左側ステレオ音響信号りおよび右
側ステレオ音響信号Rはそれぞれ加算器21へ与えられ
る。前記加算器からはそれぞれ直接音としてライン13
を介して左側音響信号りが、またライン14を介して右
側音響信号Rが導出される。前記左側音響信号りは前方
左スピーカSPIへ与えられ、また前記右側音響信号R
は前方右スピーカSP2へ与えられ、それぞれ音響化さ
れる。
また面記加算器21からはライン!5が接続されており
、前記左右のステレオ音響信号り、Hの合成信号L+−
Rが導出される。前記合成信号L+Rはライン16を経
てローパスフィルタ(以下、rLPF、という。)22
へ与えられ、低周波数帯域の音響信号のみをP波してモ
ノラル音EQが生成され、ライン17を介して初期遅延
回IY823へ与えられる。
初期遅延回路23では、前記モノラル音EQが入力され
た後に、後述のように異なる遅延時間T1−T3毎に処
理された遅延信号B1〜B3を順次的にライン18〜1
10へ導出する。前記う・fン18へ導出された遅延信
号B1は初期反射音回路24へ与えられ、後述のように
初期反射音PL。
PRが生成される。また前記初期遅延回路23からライ
ン19へ導出された遅延信号B2と、ライン110へ導
出された遅延信号B3とは加算器25へ与えられ、加算
した出力B4がライン111へ導出され、第1残響音生
成回路26へ与えられる。第1残響音生成回路26では
、前記与えられた加算出力B4に基づいて初期残響音F
Zを生成し、ラインff112を介してさらに第2残響
音生成回路27において最終的に残響音Zl、Z2を生
成する。
また、前記ライン16’\導出された合成信号し+Rは
、ライン113を介してLPFから成る構成低域信号生
成回路28/\与えられ、前記自戒信号しトR・に基づ
いて低域信号、すなわち3D用低音D3を生成する。
上述のように生成された直接音り、R1残響音Zl、Z
2、初期反射音FL、PR1さらに3D用低音D3など
はミキシング回路2つへ与えられる。すなわち、第10
において直接音り、Rはラインl 14,115を介し
てそれぞれミキシング回路29へ与えられ、さらに加算
器21からのき威信号L + Rはラインt’16を介
して与えられる。
また残響音Zl、Z2はそれぞれ第2残響音生成回路2
7からラインl 17,118を介して、また初期反射
音PL、FRは初期反射音生成回路24からラインl 
19.e20を介してそれぞれミキシング回路2つへ与
えられる。また、3D用低音D3は、6成低域信号生成
回路28からライン121を介してミキシング回路29
へ与えられる。
さらに、前記LPF22からのモノラル音EQもまた本
装置1における音質の決定のために、ライン122を介
してミキシング回路29’\与えられる。
ミキシング回路29では、後述のような音響信号の選択
処理および組きわせ処理が施され、前方中央左右スピー
カSP3.SP4および後方左右スピーカSP5.SP
6へ与えられる音響信号■1〜■4を生成し、それぞれ
制別にライン123〜126を介してそれぞれ対応する
スピーカSP3〜SP6へ与えられ、音響化される。
ミキシング回路2つにおける前記選択および組会わせ処
理は、後述のように各信号のレベルを調整する係数器の
係数値を設定することによって行われる。前記係数値の
設定は、マイクロコンピュータなどによって構成される
処理回路50から与えられる制御信号に基づいて行われ
る。前記処理回路50には、切換スイッチなどの入力手
段51が接続されており、前記入力手段51によって音
j%ill 91!の実行/不実行が選択され、処理回
路50は前記係数値をそれぞれ選択された状態に対応す
る埴に設定する。また、図示していないが、池の回路で
の係数値、遅延時間なども同様に設定される。
前記回路構成において音場制御を行う−と、前方左右ス
ピーカSPI、SP2はステレオ再生専用に機能し、ま
た前方中央左右スピーカSP3.SF’ =1からは、
モノラル音とυノ期反射音と残u fFと、さらに3D
用低音とが再生される。さらに後方左右スピーカSP5
.SP6からは、残響音と3D用低音とが再生される。
前記装置1の回路構成およびスピーカの配置によって、
前方中央左右スピーカSP3.SP4および後方左右ス
ピーカS P 5 、 S P 6からの音響は、一度
フロントガラス8およびリアガラス10に衝突して車室
4へ侵入するため、聴取者にとって音像定位方向が略正
面方向となり、直接音は前方目の高さから聴取できる。
同様に前方から直接音を追いかけるようにして初期反射
音が聴取でき、そして前後はぼ同時に残響音に包みこま
れ、臨場恐のある音響を得ることができる。
(2)個々の構成 以下順を追って第1図に示される個々の回路構成につい
て詳細に説明する。
第4図はLPF22の特性を示すグラフである。
LPF22では、ライン16から入力されるか威信号L
 + Rの予め定められる低周波数帯域の音響信号のみ
を通過させ、モノラル音EQを生成する。
LPF22では、たとえば第4[Zに示されるように、
カットオフ周波数Fcが1に〜9kH2まで1 kHz
ステッグで設定可能な−12d B / o cしの特
性を有しており、特に本実施例では、たとえば実線a1
で示されるカットオフ周波数Fc=1 kHz、もしく
は実線a 2で示されるカットオフ周波数Fc=2kH
zで示される特性が選ばれる。前記ラインp6を介して
入力されるき威信号L+Rを前記LPF22で帯域制限
することで木装置の音質を決定することができる。LP
F22を介して出力されたモノラル音EQは初期N巡回
路23/\与えられるとともに、ミキシング回路2つl
\与えられる。
第5図は初期遅延回路23の構成を示す図である。初期
遅延回路23は、最高110m5ecのfi延倍信号3
種類生成することができる。IFi類は初期反射音生成
のために、また残りの2種類の和は残g音生成のために
それぞれ出力される。すなわち、初期遅延回路23は第
5図に示されるようにたとえば外部拡張メモリ23 a
からi成され、前記LPF22からのモノラル音EQが
時刻t。
(、二人力された後に、ff延時間T 1 t&にライ
ン18から遅延信号B1が出力され、四櫟に前記時刻t
oから遅延時間T2およびT 3 ?&にライン19゜
eloから遅延信号B2.B3がそれぞれ出力される。
第6図は遅延信号B1〜B3のレベルを示す図である。
前記各遅延13号81〜B3は、第6図に示されるよう
に前記時刻toにおいて初trJI3!!延回路23/
\与えられるモノラル音EQと同一レベルを有している
。前記遅延信号B1は第5図に示されるように、初期反
射音生成回路24へ与えられ、また残りの遅延信号B2
.B3は加算器25を介して加算され、加算出力B4は
ライン111を介して第1残響音生成回路26へ与えら
れる。
前記各遅延信号81〜B3の遅延時間T1−T3は可変
であり、台場制御nによってシミュレートされる空間毎
に対応する値に設定され、たとえば対重となる空間がコ
ンサーI・ホールやライブハウスの場合を想定すると、
前記遅延時間T1〜T3は第1表のように選ばれる。
第  1  表 上述のように初期遅延回路23では、直接音の発生とほ
ぼ同時に生成されるモノラル音EQがら、直接音に対し
て初期反射音が到達するまでの時間差と残響音が到達す
るまでの時間差とを与えている。この時間差は「初期時
間遅れ」と呼ばれ、拡がり感を与える重要なパラメータ
である。
第7図は初期反射音生成回路24の簡略化した構成を示
す図である。初期反射音生成回路24は、たとえば予め
設けられる遅延用メモリ24aから構成される。前記初
期遅延回路23において直接音に対して時間差を与えら
れた遅延信号B1は、このブロックでi lt本の初期
反射音群の個別信号01〜C14に生成される。メモリ
24εt/\前記初期遅延回路23から遅延信号B1が
時刻t1において与えられた接に、各個別信号C1〜C
14は、fi遅延時間11〜d 1 ll経過毎に、そ
れぞれ対応するラインから出力される。すなわち、たと
えばある個別信号C4は、前記時刻t1から遅延時間T
4経過後に対応するラインから出力される。
各ラインは、それぞれ係数器E1−E14を介して個別
に加算器API〜AP14/\接続されている。したが
って各ラインに出力された個別信号01〜C14には対
応する係数器E1−E14の係数値が乗算され、加算器
API〜AP14へ与えられる。前記加算器API〜A
P14は、それぞれ9照符の数字が奇数組と偶数組とに
よって分別され、各組の加算器の出力が順次的に加算さ
れ、対応するラインからそれぞれ初期反射音として出力
される。すなわち、加算器APL(i=2n−1、n=
1〜7〉の各出力は順次的に加算され、ライン!19を
介して左側用の初期反射音PLとして出力される。同様
に、加算器AP(i+1)の出力は順次的に加算され、
ライン120を介して右側用の初期反射音FRとして出
力される。
第8図は初期反射音群の個別信号C1〜C14のレベル
を示す図である。第8図(1)には初期反射音FLを構
成し、9照符が奇数組である個別信号の各レベルが示さ
れている。時刻10において、前述のように初期遅延回
路23へモノラル音EQが与えられると、遅延時間T1
後(時刻tl)に遅延信号B1が前記初期遅延回路23
から出力され、その陵、対応する遅延時間庫に初期反射
音群の各個別信号Ci (i = 2 n −1、n 
= 1〜7 )がライン119を介して順次的に初期反
射音FLとして出力される。同様に、第8図(2)には
初期反射音PRを構成し、参照符が偶数組である個別信
号の各レベルが示されている。各個別信号C(1モ1)
は前記時刻t1後に、対応する遅延時間毎にライン12
0を介して順次的に初期反射音FRとして出力される。
前記初期反射音F’L、 FRはミキシング回路2つへ
与えられる。
初期反射音群の個別信号C1〜・C14のレベルは可変
である。すなわち、前記レベルを設定するf糸数器E1
〜E14の係数値e1〜e14は可変であり、音場制御
によってシミュレ−1−すべき空間に対応して決定され
る。また、前記個別信号C1−C14の遅延時間d1〜
d14もまた同様に音場制御によってシミュレートすべ
き空間に対応付けて設定される。
第9図は第1残響音生成回路26の簡略化した構成を示
すブロック図である。前記初期遅延回路23で、直接音
に対して時間差を与えられた遅延信号B2.B3は加算
器25で加算出力B4が生成された後、第1残響音生成
回路26へ与えられる。前記回路26では、4組のフィ
ードバックループにおいて信号を循環させることによっ
て、初期残響音を生成する。なお、残響時間は、音の定
常エネルギ状態に基づいて、音を絶−)なときがら60
 d B減衰するまでの時間で規定する。
前記ライン111を介して第1残響音生成回路26/\
与えられた加算出力B4は、4組のフィードバックルー
フ 30 a−30(iへ個別に与えられる。ここでは
、1組のフィードバックルー1302Lについて説明す
る。フィードバックループ30aへ与えられた加算出力
B4は、係数器H1,加算器31aを介して遅延回路J
1へ与えられる。
前記係数器H1の係数値1′11が乗算された加算出力
B4は、遅延回路J1において遅延時間j1の遅延処理
後に前記遅延回路J1から出力される。
前記遅延回路J1からの出力は係数値g1を有する係数
器G1を介する帰還ライン33aを介して、再び加算器
31aへ与えられ、遅延時間jll&にフィードバック
ルーア30aから出力される。以後、遅延時間j1海に
順次的に係数値g1が乗算されたレベルの信号−がライ
ンl 12aを介してフィードバックループ30aから
出力される。
第10図はフィードバックルー130 =tがらの出力
レベルを示す図である。前記時刻10において初期遅延
回路231(モノラル音EQが入力されると、前述のよ
うに遅延時間T2.T3経過後に38!延信号B2.B
3が出力され、加算出力B4として第1残響音生成回路
26の各フィードバックループ30 aへ与えられる。
その後、一方の遅延信号B2は前記時刻toがら遅延時
間T2、さらに遅延時間j1を経過した時刻において係
数器H1の係n値1゛11が乗算されたレベルで前記フ
ィードバックルーア30 =tがら出力される。また同
時に、出力1−11・B2は係数器01を介して帰還さ
れ、前記出力!−11・B2から遅延時間j1経過後に
1系数値g1が乗算されたレベルで出力され、以後、遅
延時間j1毎に係数器g1が順次的に51!算されたレ
ベルで出力される。また、前記加算出力B4の他方成分
である遅延信号B3に対しても同様の処理が施され、前
記時刻10から遅延時間T3+jll&に係数値!−1
1が乗算されたレベルで出力され、以後、遅延時間j1
毎に順次的に係数値g1が乗算されたレベルが出力され
る。
なお、他の3組のフィードバックルーア30b−30(
1も同様な構成を有し、係数器02〜.T−14(’)
 (a’ TI In h 2〜h 4 、 (u 数
n G 2〜G 4 (’)係RIng2〜g4、さら
に遅延回路J2〜J4の遅延時間j2〜j4がそれぞれ
個別に設定され、8.fi延延時間知減衰するレベルの
信号がライン112b〜112dを介して出力される。
また第10図には、フィードパックルー130aにおけ
る「3号の出力について説明されているけれども、池の
フィードバックループ30b〜30dも、係数値計12
〜h4.g2〜g4および遅延時間j2〜J4に基づい
て同様なタイミングで信号が出力される。
前記各フィードバックループ30 a−30(iからの
出力は、ラインl 12a=j! 12dを経て加算器
34へ与えられ、時系列で順次的に加算され、ライン1
12から初期残響音FZとして第2残響音生成回路27
へ出力される。
前記第1残響音生成回路26の各フィードバックループ
30 a〜、30dにおける係数器の係数値h 1〜l
−+4.gl〜g4および遅延回路の遅延時間j1〜j
、1は、それぞれ音場制御によってシミュレートすべき
空間に対応して可変して設定することができ、たとえば
前記空間としてコンサートホールを想定する渇きには第
2表および第3表のように設定される。なお、−最に、
前記係数値g1〜2g4は1未満に選ばれる。また、本
実施例においては、・1組のフィードバックループに関
連して説明しているが、前記組数は本実施例において制
限されるものではない。
(以下余白〉 第  2  表 第  3  表 第11図は第2残響音生成回路27の簡略化した構成を
示すブロック図である。前記第1残響音生成回路26か
ら出力される初期残W音FZは、まだ反射パターンに周
期性があり、残響音としては不完全である。したがって
第2残響音生成回路27では、オールバスフィルタ(以
下、rAPFJという、)とよばれるフィードバックル
ープを8組縦続して設けてあり、前記初期残響音FZを
入力することによって残g密度を高め、高品位な残響音
を生成する。さらに前記残響音は遅延器Mを用いて時間
差のある残響音出力Z1.Z2に振り分けている。
以下、8組縦続のA P F 35 =を−35hにお
いて、最初段であるA P F 35 aの構成を説明
する。
A P F 35 aへライン112を介して与えられ
た初期残響音FZは1系数3P1を介して加算器36a
’\与えられる。また前記初期残響aFZは、加算器3
7aを介して遅延回路に1へ与えられる。
遅延回路に1では、入力された初期残響音FZに対して
遅延時間に1の遅延処理を施し、係数器Q1を介して前
記前WHB6εtへ与える。また前記遅延回路に1から
の出力は係数器S1を介して前記加算器37 、xiへ
帰還される。したがって、APF35aへ初期残響音F
Zが入力されると、係数fiffplが乗算されて出力
される。さらに遅延時間に1経過後に、前記初期残響音
FZに係数値q1が乗算されたレベルで出力される。以
後、遅延時間kl+7)に、前記レベルに係数値S1が
乗算されたレベルで出力される。前記各出力が時系列で
順次的に加算器36aで加算され、APF35εtから
出力される。前記各係数器PL、Q1.SLの係数値k
l、q1.slは予め定められる定数uに基づいて、 ρ1=−〇・・・く1) (已= 1−u”               ・・
・(2)sl=u              ・・・
(3)(ただし、Ll < 1 > の関係を満足するように選ばれ、前記定数1+はたとえ
ば0.7に選ばれる。前記構成と同様の構成を有するA
PFが8組縦続されており、各APFを構成する係数器
Pi、Qi、St (i=1−8)の係数値はそれぞれ
同一に選ばれる。また、8.APF35a〜3511内
に構成される遅延回路lぐ1〜に8の遅延時間に1〜に
8は、 kl〉k2〉k3>k4>k5フ>k6>k7>k8・
・・(4) の関係を満足するように選ばれる。すなわち前段のAP
Fにおける遅延回路の遅延時間はど大きくなるように選
ばれる。なお、本実施例においては、縦続するAPFを
8組に関連して説明しているけれども、前記組数は本実
施例においては制限されることではなく、特性に対応し
て適当に選ばれる。
また前述のように縦続されたAPFからの出力は、2通
りの出力に振り分けられる。一方は最終段のAPF35
!″lの出力を遅延回路Mを介して、遅延時間mの遅延
処理を施し、残響音Z1として出力する。また他方は前
記A P F 35 hの出力を直接に残響音z2とし
て出力する。前記各残響音Zl、Z2はミキシング回路
29ヘライン117゜18を介してそれぞれ与えられる
前記APF35a〜35 hにおいて構成される遅延回
路に1〜に8の遅延時間に1〜に8および遅延回路Mの
遅延時間mは音場制fi―によ−)てシミュレートすべ
き空間に対応付けて可変して設定され、たとえば前記空
間をコンサートホールに想定した!!Jj会には、第4
表のように設定される。
第  4  表 第12図はミキシング回路2つへ与えられる直接音、初
期反射音および残響音のレベルを示す図である。ミキシ
ング回路2つへ与えられる上述までの出力が第12図に
総括して示されている。前記時刻toにおいて音響信号
発生源から直接音である左右のステレオ音響信号り、R
が発生すると、LPF22を介して低周波数帯域の成分
となったモノラル音EQが初期遅延回路23へ与えられ
る。
前記時刻10から遅延時間T1経過後の時刻t1におい
て、初期反射音生成回路24にて生成された初期反射音
PL、FRが順次的にミキシング回路2つへ与えられる
。さらに前記時刻10から遅延時間T2+j 4経過後
の時刻t2において、ライン118を介して第2残響音
生成回路から遅延信号B2に基づいて残響音Z2が出力
される。な!1、前記遅延時間j4の成分は、第1残響
音生成回ii’326に才3ける複数のフィードバック
ル−プに備わる遅延回路J1〜J4での最小の遅延時間
である。本実施例では第2表のように遅延時間を設定す
るものと想定しているので、最小遅延時間である遅延時
間j4が前記遅延時間T2に加算されている。
前記残響音Z2は第1のビークz2εtの経i 後に減
衰するが、さらに前記時刻10から遅延時間T3+34
経過後の時刻し3において、遅延信号B3に基づく残響
音Z2が前記ライン118から出力され、第2のビーク
Z2bを迎える。その後、残響音Z2は5減衰する。前
記残響音22と同様のレベルである残9音Z1が、前記
残響音Z2が開始した時刻t2から第2残響音生成回路
27の遅延回路Mの遅延時間rn経過後に、出力される
。こうして第12図のような直接音、初期反射音、さら
に残響音がミキシング回路2Q/\与えられる。
なお、第12図に見られる特性はコンサートホールを音
場制j綽をシミュレートすべき空間と想定している場き
の特性である。
また第1図において構成低域信号生成回路28では、た
とえば−18d B / o c tのローパスフィル
タによって150Hz以上の信号を除去し3D用低音D
3を生成するように構成される。前記3D用低音D3は
、前記直接音、初期反射音、さらに残響音とともにミキ
シング回路2つへ与えられる。
第13[211はミキシング回路29の簡略化した構成
を示すブロック図である。ミキシング回路2つでは、入
力された直接音である左右めステレオ音響信号り、R,
合成信号L+−R、モノラル音EQ、残響音Zl、Z2
.初期反射音PL、FRlさらに3D用低音D3のミキ
シングおよび出力調整を行い、乗用車に配置される前方
中央左右スピーカSP3.SP4および後方左右スピー
カSP5゜S P 6への振り分けを行う。
以下、第13図を参照してミキシング回路29の構成を
説明する。ミキシング回路2つはスピーカSP3〜SP
6/\接続されるライン上へ複数の加算器および係数器
を設けることによって構成されている。以下、各スピー
カSP3〜S P 6 ’\接続されるライン上に設け
られる1系数器および加算器を示す。
まずスピーカSP3/\接続されるライン上を第131
Eaを参照して示す。直接音である左側ステレオ音響信
号りが導出されるラインl14を基準に考えると、前記
ライン114は係数器LV3を介して加算器X31へ接
続される。前記加算器X31にはまた、左側用の初期反
射音FLが導出されるライ〉119から係数器FLV3
を介した出力が与えられる。前記加算器X31の出力は
加算器X32へ与えられる。前記加算器X32には、右
側用の初期反射行FRが導出されるライン120から(
L成語FRV3を経た出力がまた与えられる。
前記加算器X32の出力は、加算器X33/\与えられ
る。前記加算器X33は、モノラル音EQが導出される
ライン122から係数器EQV3を介する出力がまた与
えられる。
前記加算器X33の出力は加算器X34へ与えられる。
前記加算器X 34には、き威信号L + Fjが導出
されるライン116から係数器LRV 3を介した出力
がまた与えられる。前記加算器X 34の出力は加算器
X35へ与えられる。前記加算器X35には、残響音Z
1が導出されるライン117から係数器ZIV3を介す
る出力がまた与えられる。前記加算器X35の出力は加
算器X 36 ’\与えられる。前記加算器X36には
、また残響音Z2が導出されるライン118から係数器
Z2■3を介する出力が与えられる。
前記加算器X36の出力はボルテージホロアVOL3を
介して加算器X37へ与えられる。前記加算器X37に
は、3D用低音D3が導出されるライン121からボル
テージホロアVDI、VD2を介し、さらに係数器DV
3を介した出力が与えられる。前記加WAX37の出力
は、バイパスフィルタ(以下、rHPF、という。)4
0へ与えられ、係数31(V 3を介して加算器X38
へ与えられる。前記加算器X38には、前記加算器X3
7からの出力であって、係数器HV3を介した出力もま
た与えられる。さらに前記加算器X38の出力は係数器
MUTE 3を介して音響信号v1として前方中央左ス
ピーカSP3へ与えられる。
同様に、前記ライン114からは係数3 L V 5を
介して加算器X51.XC,2、ボルテージホロアVO
L5.加WAX53、さらに係数器MUTE5を介して
後方左スピーカSP5へ接続され、音響信号■3が与え
られる。前記加算器X51〜X53では、それぞれ左側
用の初期反射音FLが係数器FLV5を介して、残響音
Z1が係数器ZIV5を介して、さらに3D用低音D3
が係数器DV5を介してそれぞれ選択されて加算される
また同様に、直接音である右側用音饗信号Rが導出され
るライン115からは係数器RV 4 、加37、器X
41.X42、ボルテージホロアVOL4、加算器X4
3、さらに係数器MTJTE4を介して前方中央右スピ
ーカS P tlへ接続され、音9信号V2が与えられ
る。前記加算器X41〜X43では、右側用の初期反射
音PRが係数器F RV /1を介して、残響音Z2が
係数器Z2V4を介して、さらに3[)用低音D3が係
数器D V 4を介してそれぞれ選択されて加算される
さらに同様に、前記ラインZ15からはまた、係数器R
V 6 、加算器X61 、X62、ボルテージホロア
V OL 6 、加算器X 63、さらに(系y/1.
器M U T E 6を介して後方右スピーカSP6/
\接続され、音響信号■4が与えられる。前記加算器X
61〜X63では、右側用の初期層fAf音PRが係数
器FRV6を介して、残響音Z2が係数器Z2V6を介
して、さらに3D用低音D3がC系成語り■6を介して
それぞれ選択されて加算される。
したがって、上述のミキシング回路29の構成によれば
各スピーカSP3〜SP6から出力される音響信号V1
〜■4は第5表に示される信号に対してそれぞれ泗択お
よび組きわせて出力することが可能である。すなわち必
要とされる音響信号に対しては、対応する係数器の係数
値が処理回路50によって調整され、出力される。
第  5  表 く第5kにおいて○は出力できることを示し、−は出力
できないことを示す) 第14U2はHP F 40の特性を示す図である。
前記ミキシング回路29内に構成されるF(PF40は
前方中央左スピーカSP3からの音響は刊において低域
を必要としない場6のために設けられ、たとえばカット
オフ周波数F C= 250 Hzであって−6d B
 / o c tの特性が選ばれる。
(3)ミキシング回路内の係数値設定例上述の構成から
成る車室内音場構成装置1にて、ミキシング回路27内
の各係数器f】係数値を設定することによって、所望の
空間、すなわちコンサートホールやライブハウスなどに
おける演奏と同等の台場制御を車室内においてシミュレ
ートすることができる。たとえばコンサートホールやラ
イブハウスなどの空間をシミュレートするためには、初
期遅延回路23、初期反射音生成回FI?F2−1およ
び残響音生成回路26.27において各係数器の係数値
および遅延時間を前述のように設定する他に、ミキシン
グ回路内の係数器の係数値を適正な値に設定することに
よって実現することができる。
上述のように設定することによ−)で、前方左右スピー
カSPI、SP2からは直接音である左右のステレオ音
MJ信号り、Rが、前方中央左右スピーカ5F)3.S
PJからはモノラル音EQ、初期反射音PL、FR1残
響音Zl、Z2、もしくは3D用低音D3が、さらに後
方左右スピーカSP5、SP6からは残響音Zl、Z2
および3D用低音D3がそれぞれ適度に調整されて再生
される。
したがって前述のようにコンサーt・ホールやライブハ
ウスなどで実際に聴取する場合の音像定位方向と同等と
なり、自然な聴感が得られることになる。また前記初期
反射音の生成によって、実際のコンサートホールやライ
ブハウスの聴取した場きと同様に、聴取基の前方側の「
奥行き感」が得られる。また前方中央左右スピーカsp
:+、sp、+および決方左右スピーカSP5.SP6
からは前記直接音および初期反射音に遅れて残g音が聴
取基に対して全方位から到達することになり、「臨t5
感」や「拡がり感」が格段に向上される。
一方、前記ミキシング回路29の係数器の係数値を調整
することによ−)て、前記音場制御を行わないで音響信
号を再生することもできる。前記音場$11 陣を行う
か否かは、前述のように聴取者が入力子「よ51などで
切換えることによって判断され、前記I7J換えに基づ
いて、各C系zIZ器の係数値が接続される処理回路5
0からのfr制御信号によ・)て設定される。前記音場
制御を行わないPI会には、効果音を断つ値に各係数器
の係数値はそれぞれ設定される。したがって、前方左右
スピーカSPI、SP2からは直接音である左右のステ
レオ音響信号り、Rがそれぞれ再生され、前方中央左右
スピーカSP3.SP4からはモノラル音EQもしくは
3D用低JD3が、さらに後方左右スピーカSP5、S
P6からは3D用低903がそれぞれ再生される。すな
わち、音場制御を行わない場合には、後方な右スピーカ
からは、3D用低音のみが再生される。
音P4.i11御を行う場合に残響音と3D用低aとを
再生していた後方左右スピーカが音場、1ilII31
を行わない46に全帯域の信号を出力していたのでは、
音場制御nを行うか否かによって聴取者に対する音像定
位方向が変化してしまい不自然とな′)でしまうけれど
も、上述の構成のように、音場制御を行わない場合には
3D用低音を前記後方左右スピーカから再生するように
構成することによって、前記音像定位方向が変化するこ
となく、聴取者に対して不感を与えることがない。
なお、本実施例においては、車室の後方には2個のスピ
ーカSP5.SP6が用いられる構成に関連して説明し
ているけれども、後方スピーカは1明であってもよい。
また、車室内をスタジアムの空間となるように音場制御
を行う場6には、効果音を実現する値に各係数器の係数
値を設定する。前記設定によって前方左右スピーカSP
I、SP2からは直接音である左右のステレオ音響信号
り、Rが、前方中央左右スピーカSP3.SP4からは
直接音り、R5初期反射音PL、PRlもしくは残響音
Zl、Z2が、さらに後方左右スピーカSP5.SP6
からは残g音Zl、Z2もしくは3D用低音D3がそれ
ぞれa度にj1整されて再生される。上述の値によって
、スタジアムにおいて聴取した場合と同等に「臨場感」
、「拡がり感」、さらに[奥行き感」が得られる。
一方、前記音場制御を行わない場合には、効果音を断つ
値に各係数器の係数値を設定する1本実施例においては
、前記音場制御を行わないJ%会には、前方中央左右ス
ピーカからは音響信号がミュートされることなく、直接
音である左右のステレオ音響信号り、Rがそれぞれ個別
に再生される。
したがって、音場$lJ御を行わない場合に前記前方左
右スピーカをミュートしていたのでは聴取者に対する音
像定位方向が変化してしまうけれども。
本実施例のように前方中央左右スピーカSF’3゜SP
Jからは直接音り、Rがそれぞれ再生されるので、聴取
者に対する音像定位方向が変化することが回避できる。
第15図は第3実施例である車室内音場構成装置におけ
るスピーカの配置を示す乗用車B itの千面区である
。第2図と同一もしくは対応する部分には同一の参照符
を付して示す、第15目においては、乗用車3aのイン
ストルメントパネル7上に配置される前方中央スピーカ
は1個しか設け・られていない、前述の第2実施例にお
いては、前方中央スピーカは左右のスピーカS P 3
 、 、S P 4を設ける構成に関連して説明してい
るけれども、たとえば第15図に示されるように前方中
央には1個のスピーカSPOのみを配置してもまた、前
記音場制御を行うことができる。すなわち、前記音場制
御を行う場きには、前記1gの前方中央スピーカSPO
からは、第2実施例において前方中央左右スピーカSP
3.SP4で再生された直接音り、R5初期反射音PL
、FRlさらに残響音Z1、Z2が一括して再生される
。一方、音場υ111を行わないPShには、前記前方
中央スピーカSPOからは直接音である左右のステレオ
音響信号り。
Rの合成されたき威信号L + Rが再生されるように
構成することによって、音像定位方向は台場制御坤を行
うか否かにかかわらず変化することがない。
したがって、上述の実施例に従えば、車室内でステレオ
音響を再生した場6に、音場制御によって実際の演奏会
場などで聴取するP%会と同等の「臨場感」、「拡がり
感」、さらに「奥行き感」を実現することができる。ま
た音場制御を行うか否かにかかわらず、聴取者にとって
音像定位方向が変化することはない。
また、本実施例において示した係数値や遅延時間の値は
、本実施例にて制限されるものではない。
発明の効果 本発明によれば、自動車の車室内でステレオ音響を再生
した場りに、実際の演奏会場などで聴取する場ごと同等
の「臨場感」、「拡がり感」、さらに「奥行き感Jを実
現することができる。
また、請求項第1項の発明によれば、音4iti11御
を行わない場Sには、決方スピーカからは構成低域の信
号のみが再生されるので、音場制御を行うか否かにかか
わらず、聴取者に対する音像定位方向が変化することは
なく、聴取者に不感を与えることはない。
さらに請求項第2項の発明によれば、g場制陣を行わな
いPJji!!iには、前方中央左右スピーカからは左
右のステレオ音響信号が個別に再生されるので、音場υ
制御を行うか否かにかかわらず、聴取者に対する音像定
位方向が変化することはなく、聴取者に不感を与えるこ
とはない。
さらにまた請求項第3項の発明によれば、音場制御を行
わない場きには、前方中央スピーカから合成信号が再生
されるので、音場制…を行うが否かにかかわらず、聴取
者に対する音像定位方向が変化することはなく、聴取者
に不感を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である車室内音場構成装置1
の簡略1ヒした構成を示すブロック図、第2図はスピー
カSPI〜SP6の配置を示す乗用m3の平面図、第3
(Jは乗用車3の側面図、第4図はLPF22の特性を
示す図、第5図は初期遅延回路23の構成を示す図、第
6図は遅延信号81〜B3のレベルを示す図、第7IN
は初期反射音生成回路24の構成を示す図、第8111
は初期反射音群の個別信号C1−C14のレベルを示す
図、第9図は第1残皆音生成回路26の簡略化した構成
を示すブロック図、第10図はフィードバラフルーグ3
0 aからの出力レベルを示す図、第11図は第2残響
音生成回路27の簡略化した構成を示すブロック図、第
12図はミキシング回路29へ与えられる直接音、初期
反射音、および残響音のレベルを示す図、第13図はミ
キシング回路29の簡略化した構成を示すブロック図、
第14図はHP Fの特性を示す図、第15図は第3実
施例である車室内音場構成装置におけるスピーカの配置
を示す乗用車3aの平面図である。 1・・・車室内音場構成装置、2・・・音響信号発生源
、3.3a−・・乗用車、4・・車室、5・・・前方左
ドア、6・・・前方右ドア、7・・・インストルメント
バ木ル、9・・リアt〜レイ、21.25・・・加算器
、22・・・ローパスフィルタ(LPF)、23・・−
初期遅延回路、24・・・初期反射音生成回路、26・
・・第1残響音生成回路、27・・・第2残ea生成回
路、28・・・6成低域信号生成回路、29・・・ミキ
シング回路、5゜・・・処理回路、51・・・入力手段
、D3・・・3D用低音、PL、F’R・・・初期反射
音、L、R・・・直接音、L+R・・・6威信号、SP
O・・・前方中央スピーカ、S F’1、SF2・・・
前方左右スピーカ、SF3.SF4・・・前方中央左右
スピーカ、SF3.SF3・・・後方左右スピーカ、Z
l、Z2・・・残響音代理人  弁理士 画数 圭一部 第2図 第 3図 第4図 Fc=1に〜9K)lz    周3Jl()lz)Q
=0.707 第5 図 階間(msec) 第8図 第14図 周X1(Hz) Fc=250Hz Q=0.5 第15図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自動車の車室の前方左右位置にそれぞれ配置され
    る前方左右スピーカと、 車室の後方に配置される後方スピーカと、 左右のステレオ音響信号を発生して、前記前方スピーカ
    へそれぞれ与える音響信号発生源と、前記音響信号発生
    源からの音響信号に基づいて、残響音信号を生成する残
    響音生成手段と、 前記音響信号発生源からの音響信号に基づいて、左右の
    合成信号の低域のみを生成する合成低域信号生成手段と
    、 前記残響音生成手段からの出力と、前記合成低域信号生
    成手段からの出力とを切換えて前記後方スピーカへ与え
    る切換手段とを含むことを特徴とする車室内音場構成装
    置。
  2. (2)自動車の車室の前方左右位置にそれぞれ配置され
    る前方左右スピーカと、 車室の前方中央の左右位置にそれぞれ配置される前方中
    央左右スピーカと、 左右のステレオ音響信号を発生して、前記前方左右スピ
    ーカへそれぞれ与える音響信号発生源と、前記音響信号
    発生源からの音響信号に基づいて、その直接音と初期反
    射音と残響音とを生成して出力する音場信号生成手段と
    、 前記音響信号発生源からの左右のステレオ音響信号を前
    記前方中央左右スピーカへそれぞれ与える状態と、前記
    音場信号生成手段からの出力を前記前方中央左右スピー
    カへそれぞれ与える状態とを切換える切換手段とを含む
    ことを特徴とする車室内音場構成装置。
  3. (3)自動車の車室の前方左右位置にそれぞれ配置され
    る前方左右スピーカと、 車室の前方中央に配置される前方中央スピーカと、 左右のステレオ音響信号を発生して、前記前方左右スピ
    ーカへそれぞれ与える音響信号発生源と、前記音響信号
    発生源からの音響信号に基づいて、その直接音と初期反
    射音と残響音とを生成して出力する音場信号生成手段と
    、 前記音響信号発生源からの音響信号に基づいて、左右の
    ステレオ音響信号を構成した合成信号を生成する合成信
    号生成手段と、 前記音場信号生成手段からの出力と、前記合成信号生成
    手段からの出力とを切換えて、前記前方中央スピーカへ
    与える切換手段とを含むことを特徴とする車室音場構成
    装置。
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