JPH02304750A - 光磁気ディスク媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、光磁気ディスク媒体に関する。

［従来の技術］ 光磁気ディスクの媒体は、Ｔｂの如き希土類金属とＦｅ
、ＣＯの如き遷移金属の合金とからなる記録層と、該記
録層の酸化等を防止するための保護膜とから形成され、
ざらに、記録層が光を透過するほど薄膜である場合には
、アルミニウムなどによる反射層をも有している。また
、記録層は特性の異なる２層以上の記録層を重ね合わせ
たものでめる場合もある。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来の媒体においては、熱磁気書き込み
ビットの外周端部の形状は、書き込み時の媒体温度によ
って決定されているため、ビット密度を上げた場合に、
隣り合ったビット間の熱干渉により、密度の上限が制限
され、高密度化しようとするとノイズが高くなってＣ／
Ｎが低下するという問題があった。

本発明は、以上述べたような従来の問題点を解決するた
めになされたもので、Ｃ／Ｎが低下することなく高密度
記録を行うことのできる光磁気記録媒体を提供すること
を目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、基板上に少なくとも反射膜と記録層が形成さ
れ−でなる多層構造の光磁気ディスク媒体において、反
射膜が記録層のキュリー温度より低く、かつ室温より高
い温度に磁気変態点をもつ磁性体で形成されていること
を特徴とする光磁気ディスク媒体である。

［作用］ 磁性体はその磁気変態点において比熱のピークをもつ。

このため磁気変態温度付近においては等化的に熱伝導特
性が低下する。従って、記録層のキュリー温度より低く
、かつ室温より高い温度に磁気変態点をもつ磁性体で反
射膜を形成すれば、隣り合ったビット間での熱干渉を小
ざくすることができ、その結果、Ｃ／Ｎを低下させるこ
となく高密度記録が可能となる。

［実施例］ 次に本発明の実施例について説明する。

ポリカーボネート（ＰＣ）基板上に、５ｉＮ８００人、
ＴｂＦｅＣｏ３００人、Ｓ　ｉ　Ｎ　　４００人、Ｃｒ
５００人を順に連続スパッタ法にて成膜した。

得られたディスクを、媒体側を内側としてホットメルト
接着剤にて２枚を貼り合わせ、光磁気ディスクを作製し
た。なお、Ｃｒは１７０’Ｃに磁気変態温度（ネール温
度）を有しており、ＴｂＦｅＣ。

のキュリー温度は２００°Ｃでおった。

一方、比較例として、上記Ｃｒ５００人の代わりに、Ａ
Ｉ！６００Ａとした光磁気ディスクを作製した。

以上のようにして作製した２種類のディスクを用い、線
速２０ｍ／ｓにおいて、１７．５ＭＨ７ｄｕｔｙ　３０
％の記録を行い、１ｍＷ再生のＣ／Ｎを比較した。

その結果、実施例では比較例と比較して２ｄＢのＣ／Ｎ
の向上がみられた。同様の結果は、Ｏｒの代わりに、Ｎ
　ｉ　−Ｃｕ合金を用いた場合でも得られた。そのＮｉ
−Ｃｕ合金のキュリー温度は１６０℃であった。

しかし、強磁性体の場合には、Ｒ／Ｗ（リードライト）
特性に影響が出る場合があるので、Ｏｒのような反強磁
性体であるか、もしくはＴＣの低い、弱い強磁性体が好
ましい。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば高密度記録時にお
けるＣ／Ｎの低下を抑えることができ、大容量記録に適
した光磁気ディスク媒体を提供することができる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）基板上に少なくとも反射膜と記録層が形成されて
   なる多層構造の光磁気ディスク媒体において、反射膜が
   記録層のキュリー温度より低く、かつ室温より高い温度
   に磁気変態点をもつ磁性体で形成されていることを特徴
   とする光磁気ディスク媒体。