JPH02302384A - 塩化物除去による鉄筋コンクリート修復方法 - Google Patents

塩化物除去による鉄筋コンクリート修復方法

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JPH02302384A
JPH02302384A JP1220099A JP22009989A JPH02302384A JP H02302384 A JPH02302384 A JP H02302384A JP 1220099 A JP1220099 A JP 1220099A JP 22009989 A JP22009989 A JP 22009989A JP H02302384 A JPH02302384 A JP H02302384A
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オーレ・アルンフィン・オプサール
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塩化物の除去により内部鉄、筋コンクリートを
修復する方法に関し、電解質材料の付着性剤塗布剤を鉄
筋コンクリート表面に一時的に被覆することから成る。
(従来技術) 鉄筋コンクリートの保守に関連する重大な問題の一つは
内部補強材の腐食問題である。補強材の腐食は大抵の場
合塩化物汚染によって生じ、この汚染は時間経過に伴う
塩化物の漸進的な吸収から、又ある場合には、凝固を加
速するため元のコンクリートに塩化物を添加することか
ら起こる。塩化物にtη染されたコンクリートを修復す
る為の従来技術は、汚染物を物理的に除去し、新しいコ
ンクリートを補填することから成る。この解決方法によ
れば、峰費がかかり、少な(とも垂直面および頂部平面
に対して破損をもたらすこと明らかである。
更に今までに、イオン泳動によって塩化物を除去する電
解技術による方法が提案されてきた。このような方法を
ジエ・イー・スラッタ−(J、E。
5latter)が1976年に彼の論文”材質特性゛
第21頁−第26頁で説明しており、この方法は、内部
補強材と、コンクリートの表面に収容した液状電解質の
中に漬けられる表面電極との間に、電圧を加えることか
ら成る。表面電極を電界の正極にすると、コンクリート
内の負塩化物イオンがコンクリート中を通って外方の電
解質の中へ泳動され、そこで酸化されて正電極上に塩素
ガスを発生するか、又は電解質中の成分と化学的に反応
する。
スラッターの前記した論文には、塩化物により汚染され
、補強材が腐食した橋梁デツキについて実施された実験
が記載されている。この実験では、橋梁デツキ部分を3
゜51Ifの区画に分割し、各区画毎に個別に処理され
た。これらの区画には液状電解質の溶液を収容するシー
ルされた液溜めが設けられ、使用液状電解質として、い
わゆるイオン交換体を伴って、又はイオン交換体伴わず
に水酸化カルシウム溶液が使用された。又、ioo v
及至200■の間の電圧、及び区画毎に28A及至10
0Aの間で変動する電流が使用された。スラノクの実験
によれば、24時間の間にコンクリート内の塩化物の9
0%までを除去することができた。イオン交換体なしで
電解質が用いられた場合、塩素ガスが白金鍍金チタン電
極上で発生し、i3[塩素ガスとして放出された。
(発明が解決しようとする問題点) 上記したスラッターの方法はしかし幾つかの理由から未
だ商業的に成功していない。その理由の一つとして、ス
ラッター提示の電圧で作業する時には安全上の対策が必
要不可欠である。さらに重要なことは、スラッターの方
法は塩化物を水平スラブの上向き表面から除去する場合
にのみ有効である。しかしなから、上向きの水平スラブ
を取り扱う時は、コンクリートを除去する旧来の方法の
方が相対的に簡単で廉価である。スラッターの方法は以
前の従来技術よりも経費がかかると言える。
(問題点を解決するための手段) 本発明は汚染された鉄筋コンクリートから塩化物を除去
する経済的な電解方法を提供するものであって、安全で
かつ妥当な電気エネルギー必要量で実施でき、重要なこ
とは、垂直面および下向き面に利用できる電解方法を提
供するものである。
本発明による方法の重要な点は、電解質材料を付着性塗
布剤の形で用いて、垂直面又は下向き面にすら被覆でき
るようにしたことである。又、分散電極手段を被覆塗布
剤の中に埋設し、電気系統の正端子としている。処理が
完了した時点で、すなわち、塩化物汚染の程度が所要値
まで減少した時点で、被覆塗布剤および電橋手段の双方
をコンクリートの表面から取り外すことにしている。こ
の点に関し、本発明の方法は、例えば内部補強材と表゛
面電極手段との間に電位差を継続的に維持するため、装
置を恒久的に設置している陰極電気防食とは著しく異に
している。
本出願の関連特許出願(米国特許出111Ser No
、100、834 )に於いて、凝結抑制ブナイトのよ
うな材料が、適度な導電性を有し、かつ処理の完了後に
取除き可能なので、付着性電解M塗布剤として使用する
に適した材料の一つとして開示したが、本発明による特
に好ましい方法においては、付着性電解質塗布剤として
、コンクリート表面に対し自己固着性を有する、セルロ
ースパルプ繊維と水その他の溶液との/nn合金使用し
ている。前記パルプ繊維は、再生新聞用紙から有利に得
られるが、噴出ノズルの出口で溶液と混合され、これら
繊維−液体の予備混合質が、処理される部分の表面に噴
射され、一方、コンクリートの表面は噴射された混合質
から溶液の一部を吸い込み、混合質はコンクリート表面
に固着される。
本発明によれば、コンクリートの処理されるべき区域は
、内部試料を取り出して塩化物含有量について検査され
る。これらの初期検査から、塩化物減少の所要値に達す
るまでの大略の時間を推定でき、処理は見込み時間が経
過するまで継続される。その後、内部試料を追加して取
り出し、最終的な処理状態を確定する。
本発明の特徴および長所がさらに完全に理解される為に
、以下の好ましい実施例の説明、及び添付図面が参照さ
れるべきである。
(実施例) 図面に基づき説明すると、参照番号10は、垂直壁面又
は頭上構造物の形態をした鋼材鉄筋コンクリート構造物
の本体を包括的に示す。コンクリート壁面には慣用の鋼
材鉄筋11が埋設されている。
塩化物で汚染されたコンクリート構造物10゜11は、
最終的には構造物の、とりわけ最も汚染られている表面
に付着性電解質塗布剤12を被覆することにより修復で
きる。導電性線材から成る、好ましくは格子状構造物の
形をした暫定的分散電極手段13を電解質塗布剤12の
中に埋設している。直流電圧源14を内部鉄筋11と暫
定的電極構成物13の間に接続している。これによって
、コンクリート壁に於ける鉄筋11に近隣する内部領域
から電解質媒体12に向かう塩化物イオンの電解的泳動
が電界により時間の経過を伴って行われる0本発明によ
れば、更に、コンクリートの塩化物含有量が十分に減少
するに至る予じめ設定された時間経過後、電′a14の
接続が断線され、又、電極13と電解質媒体とが取り外
され、更に通例、塩化物含有成分の将来の混入を抑制す
るため外表面15がシール膜(図示せず)で被覆される
外部電極手段13は、分散された形態のものであって、
第1の組の線材16と第2の組の線材17とを互いに直
角に配置し、交差する個所をスポント熔接してなる格子
構造のものを利用するのが特に好ましい、その特に有利
な形をした電極構成物13は、図示される如く直径約6
鵬のワイヤ16.17を用いて、−辺が約1O−15c
誰の空隙を伴う格子に組立てられたものである。この特
定形状の電極構成物は、勿論処理されるべき表面全体に
わたって電極構成物が均一に分散される限り、変更して
もよい。
ランクリート修復の為の多くの電解方法、例えば陰極電
気防食方法又は上述したスラソター論文の方法に於いて
は、外部電極手段は、泳動塩化物イオンに対し反応しな
いプラチナ鍍金チタンのような材料から形成されている
。本発明の方法に於いて使用する分散電極は、適切な状
況下でなら同じ材料により形成してよい。しかし、この
種材料は、成る種のイオン交換材を用いなければ、周囲
にaS塩素ガスを放出するという欠点がある。よく知ら
れている如く、塩素ガスの放出は、換気が充分でなけれ
ば安全上危険をもたらす、他方、イオン交換材の使用は
経費追加となる。
本発明の好ましい実施例に於いては、外部電極13を鋼
材から形成している。処理作業中遊離塩素イオンは鋼材
と反応して鋼材を腐食させる。これによって、遊離塩素
ガスの放出を実質上最低限に抑える。時間が経過するに
つれて、腐食生成物により個々の線材は断面積を減少す
るが、通例、電圧を幾分増加して、所要の電気密度を維
持する必要が生ずる。塩化物汚染の問題が特に深刻であ
る場合には、腐食生成物の形成により、分散電極構成物
は、実際に導電的に破断される虞れがあり、この場合電
極13を交換しなければならない。本発明の特に好まし
い実施例では、線材格子電橋13は、コンクリート構造
物の前面15から僅かに間隙をあけて、通例、−辺が2
cmの角材状の木の押当て材18で支持されている。こ
の押iて材18は、第1図に示す如く、例えば、−通約
2mの格子状にして、鉄筋コンクリート構造物の面に取
り付けられる。次いで、分散電極構成物13が押当て材
18に設訂その他の適当な手段で固定され、この結果、
外部電極は、コンクリート構造物の表面15に対して適
切な距離をおいて支持される。
電解質媒体12は、原則的に、水分を保持し得る自己固
着性材、料から形成され、水分を帯びた状態で適当な導
電度を有するものである。この材料として、処理の過程
中に凝固しないように抑制したある種のグラウトを用い
てもよい。しかし、当該電解質媒体としては、紙粘土状
のセルロース材料から成るもの、即ち、セルロースパル
プと、水又は他の溶液、例えば水酸化カルシウム溶液と
の混合質によるものが使用されるのが好ましい。セルロ
ース材料として、慣用の紙製造用パルプが利用されるか
、或いは好ましくは再生紙が利用される。セルロースパ
ルプ材料は、混合ノズル19内部で溶液と混合され、ノ
ズル19から混合質をノズル19から噴射することによ
りコンクリート構造物表面に被覆される。
望ましくは、コンクリート構造物は、セルロース媒体の
塗布に備えて、湿潤率を最初に検査しておき、必要とあ
れば調整して、準備しておく。この検査は、コンクリー
トの適切な個所に富みを作り、次いで窪みの出口を封止
し、この窪み内の空気が一定の相対的湿度を示すまで行
われる。この空気の相対温度は、慣用の計器類で測定さ
れる。
湿度が90%以下であれば、飽和点になるまでコンクリ
−日薄造物の外部表面に水を吹き付けることが望ましい
。表面水分が吸収されるまで短時間保留してからセルロ
ースパルプと水又は他の溶液の混合質が湿気を帯びたコ
ンクリートの表面に噴射される。コンクリートは多孔質
特性を有するので、パルプ混合質の液体をコンクリート
の細孔に吸収する。それ由、セルロースパルプと水、又
はパルプと溶液との混合質が表面15に確実に固着され
る。
パルプと溶液の混合質は、剪断パルプに、乾燥繊維1k
gに対して重量比的2.7倍及至約4,0倍の水その他
の溶液が均一に混ぜられて成るものが好ましい。その2
つの成分材は混合ノズル19で一緒にされるが、パルプ
繊維は供出チューブ22を通って空送されると共に、液
体成分がチューブ23を通って供給されることにより、
パルプ繊維と混合ノズル19で合流する。パルプと溶液
の混合質は、紙粘土材の形態をとって急早に積み上げら
れ、コンクリートに対し自ら固着する。又、内部相互凝
結性が高い。好ましくは、紙粘土状材料の第一層がコン
クリート表面に木製押当て材18の厚さとほぼ等しい深
さく例えば約2cm)になるまで吹きつけられる。この
第一層が被覆された後、分散電橋格子13が押当て材の
露出面24に、かつ被覆第一層の上に横たえて、取付け
られる。その後、パルプと溶液の混合質が分散格子構成
物の上面に追加して吹付けられ、全体としてその厚さが
約4−5c園の層を作る。パルプ繊維と溶液との混合質
は、乾燥繊維がコンクリート表面一平方メータ化たり約
2.5kg及至3.0kgに対し、水その他の溶液がコ
ンクリート表面一平方メータ化たり8l及至lOfの割
合で、コンクリート表面に全体的に被覆される。
電解質媒体12を形成する紙粘土状材料は、その含水量
の故に、十分に高い導電性を有し、処理が有利に実施さ
れることを可能にしている。従って、電′a14はパル
プ液体の混合質が上述の形で被覆された直後に接続する
とよい。勿論、紙粘土状媒体12内部の水分を一定割合
に維持することが必要であり、これは、必要な回数、電
解質媒体12の表面に水を吹付けることにより行われる
通常、1日2回が適当である。
本発明によれば、電圧14は、コンクリート構造物中の
塩化物割合が許容値に減少するまで維持される。通常、
内部試料のサンプルが処理の開始前に選択された個所で
採取され、これらの初期の試料サンプルから測定された
塩化物含有量から、修復処理に必要とされる時間をおよ
そ推定できる。
その見込み時間に達した時、任意に別の紐の内部試料サ
ンプルを採取し、コンクリートの塩化物割合を所定の満
足すべき値まで下げるのに必要とされる残りの処理を正
確に確定する。通例、電源14により加えられる電圧は
、必要に応じて調整し、内部と外部電極間の電流密度が
コンクリート表面一平方メータ化たり約IA及至5Aに
なるよう維持している。尚、電圧は、安全上の対策から
いかなる場合も40ボルト以下に維持される。
又、本発明では、鉄筋鋼材の状態を監視するための装置
を設けて、前記鋼材の分極を回避するようにしてもよい
。特わけ、プレテンシジン又はボストテンションを被っ
たコンクリート構造物に於ける如く鉄筋鋼材が引張力の
作用を受けている場合、その鉄筋鋼材は水素脆化の虞れ
があるので、今まで述べてきたような方法の使用は、通
常考えられない。つまり、このような状態で処理が継続
されるにつれ鉄筋鋼材は徐々に分極される。分極が臨界
域に達した時に、通例の処理では二週間以内に起こり得
るが、水素の発生が促され、引張力を受けた鋼材は水素
脆化を被むる虞れがある。このような条件は、明らかに
引張力負荷構造物にとって極めて有害である。
本発明の好ましい実施例に於いては、内部鉄筋鋼材の状
態は、定期的に監視される。分極が危険域に達した場合
、分極が消失するまでの間処理が中断されるか、或いは
分極を早2、に消失させるため、電流の方向を短時間逆
にする。
分極の監視は基準半電池25を用いて行われる。
その基準半電池25は鉄筋に近接させてコンクリート中
に埋装される。鉄筋と基準半電池との間に現れる電圧(
以下基準電圧と呼ぶ)が、分極の臨界域を示す所定値に
達した場合、所要の処理変更(例えば、電圧中断、又は
電圧の向きを逆にすること)が行われる。例えば、基準
半電池25が銅と硫酸銅から成る電池25の場合、マイ
ナス1000ミリボルトの電圧が測定されたら、危険状
態に達していることを示しており、この時点で処理は一
時的に中断するか、又は電流の向きを短時間逆にしなけ
ればならない。又基準半電池25が鉛と配化鉛から成る
電池の場合、プラス500ミlJボルトの電圧が測定さ
れた場合、危険域にあることを示している。
鉄筋11と基準半電池25間の基準電圧を電圧計■で正
確に測定するためには、外部電#14からの基本処理電
圧を遮断する必要がある。従って、本発明の好ましい実
施例に於いては、外部電圧は定期的に、例えば10分毎
に遮断される。第3図に示すように、外部電圧が遮断さ
れると、基準電圧は、曲線30に沿って、最初急速に、
次いで真の基準電圧を表す限界状態に近付くにつれて遅
い割合で降下する。5秒及至lO秒間の遮断後、曲線は
平坦化し始め、所定電圧値31に基準電圧が到達しつつ
あるか否かが観測者に対して明らかになる。
尚、その所定電圧値は基準半電池の成分の関数である。
第3図に於いて、3つの遮断周期が図示されている。第
1の遮断周期の終わりで、基準電圧は番号32で示され
る値を示し、所定危険値よりかなり上にある。従って、
電fA14から外部電圧が再度印加される。約10分後
の第2の遮断周期の終わりにおいて、基準電圧減衰曲線
33は危険値に近接するが届かない。よって、外部電圧
がさらに次の周期のため再度印加される。第3の遮断周
期の終わりにおいて、電圧減衰曲線34は、内部鉄筋鋼
l材の非不動態化状態を示すものとして注意を要するラ
インより下を通る様子が示されている。
この時点で、外部電圧は、鋼材の分極が消失するに十分
な時間にわたって中断されるか、或いは外部電圧が短時
間にわたって方向を逆にして印加される。
容易に理解できるように、本方法は、全体的に自動制御
により容易行うことができる。例えば外部電圧を所定周
期で遮断させ、基準電圧の減衰曲線を監視するように設
計された簡単なマイクロプロセンサ回路により行うこと
ができる。
所要とあれば、勿論、半電池の監視装置を、内部鉄筋に
張力がかかっているか否かにかかわらず、任意の内部鉄
筋構造物と関連して用いることができる。ただ、このよ
うな制御手段は、張力がかかっている鉄筋材と関連して
使用することで、意義が増大する。
本明細書に於いて説明した本発明による特定の形態は、
勿論、例示的なものであって、開示の明確な示唆から逸
脱することなくある種の変更態様は可能である。従って
、本発明の全範囲を決定するには特許請求範囲を参照す
べきである。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、コンクリート構造物から過剰の
塩化物を、実質上破壊を伴わずに除去する特に有益で効
果的な方法を提供できる。又、電解質表面媒体として、
自己固着性を有し、取除き可能な材料を使用しているの
で、垂直面ならびに下向きの頭上面における電解技術の
実施が可能となる。自己固着性媒体は、十分な水分を保
持して適切な程度の導電性を備え、同時に、使用中固着
性並びに内部相互結合性を留め、処理の完了時に容易に
取除ける。
とりわけ、電解質媒体をセルロースパルプから成る紙粘
土状材料、通例剪断パルプ繊維から成る新聞用紙用パル
プから形成していることは、有益である。パル11銭維
は新品でも良いが、経費の点から再生新聞用紙がさらに
望ましい。パルプ材料は現場で液体と混合され、少なく
とも約90%の相対湿度まで加湿してT$備されたコン
クリートの表面に吹き付けられる。現場で被覆される紙
粘土状材料は、重要な利点として、コンクリート表面に
対しすぐれた自己固着性を有するので、垂直面および/
又は頭上面上での使用を容易なものとしている。同様に
、この材料は本質的に重量が軽く、垂直および頭上面で
のその使用を可能なものとしている。コンクリート表面
への紙粘土状電解質媒体の塗布は、噴出ノズルにより材
料の混合と付着の双方が実施されるが、簡単かつ安価に
行える。
紙粘土状材料は、本質的に軽量特性を有するので、この
ような材料を使用する時には、通例外部電橋格子を別に
支持することが望ましく、これは木製の押当て材又は他
の比較的非導電性の材料により行われる。
電解質媒体に用いられる紙粘土状材料は、保守が容易で
あり、定期的に追加の水分その他の溶液を吹付けること
により容易に再加湿できる。この材料は、通例2週間か
ら8週間かかる処理14間の間に、容易に所定の場所に
保持できる点で掘めてすぐれた耐久性がある。更に、特
に重要な点として、紙粘土状材料は処理の完了時に例え
ば高圧噴射機を用いて容易に取除くことができ、従って
、使用した材料の処分は簡単かつ比較的安価に行える。
本発明の方法は、粘着性電解質媒体の中に埋め込まれる
外部格子電極として鋼材から形成したものを使用してい
るので有益である。即ち、鋼材電極格子を利用して、コ
ンクリートから遊離し電解質媒体に向かって泳動する・
塩化物イオンにより鋼材を腐食させ、よって鋼材に関し
、遊離塩素ガスを放出すると言うよりもむしろ腐食生成
物体じせしめる。なぜなら、多くの状況に於いて、安全
上の理由からtlB塩素ガスの大量の放出は許されない
。鋼材電極格子の使用は、電極が腐食生成物によって消
耗させるけれど、例えばイオン交換体を供給する解決法
よりも優れている。殆どの場合、腐食生成物の成長は電
圧値(40ボルトの最大所要値まで)を増加することで
食い止めることができる。特に腐食がひどい場合は、処
理が完了する前に電極格子を交換する必要が生じ得る。
本発明の処理は、慣用の白金鍍金チタンのような電極材
料の使用を妨げないけれど、鋼材電極の使用が殆どの場
合について好ましく有益である。
本発明の方法は、変更態様に於いて、内部鉄筋鋼材の分
極を監視して、制御が行えるようにしている。この点に
関して、水素脆化の虞れの故に、本発明に於ける塩化物
除去の電解方法のような処理を、内部鉄筋鋼材が張力の
かかった状態で保持されている場合、特にプレテンショ
ン又はボストテンション構造物の場合には、従来利用す
ることができないと考えられてきた0本発明の方法は、
分極の状態を埋込み基準半電池のような手段を介して監
視することも含んでいる。本発明による処理が続行され
るにつき、内部鉄筋の分極が増加するけれど、この分極
は定期的に監視される。分極が水素ガスの発生を促す程
度に達し、従って張力下にある鋼材の水素脆化が起こる
虞れにある時点で、処理を所要期間中断するか、或いは
印加電圧の極性を短時間逆向きにさせて、分極状態を散
逸させる。この監視手段により、処理は張力下にある構
造物に対しても安全に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により処理される、準備の整った
鉄筋コンクリート壁の一部切欠き部分正面図。 第2図は図1の線2−2についての拡大部分断面図。 第3図は被処理鉄筋コンクリートの補強鋼材の状態を判
定するために監視された基準電圧の4ji(I!的な電
圧対時間曲線を示した簡略口。 出願人 オイスタイン・ヴエン不スランド同  オーレ
・アルンフィン・オブサール同  ジョン・ビ・ミラー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鉄筋コンクリートの外表面に電解質材から成る付着
    性塗布剤を一時的に被覆し、この被覆塗布剤に分散電極
    手段を埋設して、前記コンクリートの内部鉄筋と前記分
    散電極手段との間に直流電圧を印加して、前記コンクリ
    ート内部から前記電極手段に向かって塩化物イオンを泳
    動せしめ、塩化物が充分に除去された後に電圧を中断し
    、しかる後前記分散電極手段と前記塗布剤を取除くこと
    から成る塩化物除去による内部鉄筋コンクリート修復方
    法であって、 (a)前記電解質材をセルロースパルプ繊維から形成し
    、 (b)前記パルプ繊維に液体を予じめ混合して、自己固
    着性材料を形成しめて、 (c)この自己固着性材料を前記コンクリート外表面上
    に吹き付ける ことによって特徴づけられる塩化物除去に よる内部鉄筋コンクリート修復方法。 2、 (a)前記液体が水又は水溶液である ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 3、 (a)前記コンクリート外表面に相対的非導電性の押当
    て材を間隔を空けて取付け、 (b)前記コンクリート外表面に前記付着性塗布剤の第
    一層を被覆せしめ、 (c)しかる後、前記押当て板及び前記第一層の外側に
    前記電極手段を設置し、 (d)しかる後、前記電極手段の上に前記付着性塗布剤
    の第二層を被覆せしめる ことによって特徴付けられる特許請求の範 囲第1項記載の内部鉄筋コンクリート修復 方法。 4、 (a)前記パルプ繊維は主として再生新聞紙から成る ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 5、 (a)前記コンクリートは、前記付着性塗布剤の被覆以
    前に、含水量につき検査し、必要と あれば加湿してほぼ90%の相対湿潤率に達するように
    せしめ、 (b)前記コンクリートは、加湿された場合、表面水分
    が吸収された後に前記付着性塗布剤 を吹き付けるようにした ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 6、 (a)前記分散電極手段は網目状構造物から成ることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 7、 (a)前記電極手段を鉄材から形成し、処理中に腐蝕せ
    しめて、よって塩素ガスの放出を最 小限に抑えるようにした ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 8、 (a)前記電極手段は、直径約4mm及至約8mmの線
    材により、一辺約10cm及至約15cmの空隙を有す
    る網目状構造物に形成されて成る ことを特徴とする特許請求の範囲第7項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 9、 (a)前記電極手段と前記内部鉄筋との間に、約1アン
    ペア/m^2及至5アンペア/m^2の電流を供給する
    のに充分な直流電圧を印加し、 (b)前記電圧を必要に応じて適宜調整して、当該電流
    を一定に維持せしめた ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 10、 (a)前記電流が所要範囲以下に降下するようなことが
    あっても、前記電圧はほぼ40Vの値に制限される ことを特徴とする特許請求の範囲第9項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 11、 (a)前記パルプ繊維は、前記コンクリート外表面に一
    平方メータ当たり概略約2.5kg及至約3.0kgの
    量を被覆せしめられる ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 12、 (a)前記パルプ繊維は、前記コンクリート外表面一平
    方メータ当り概略約8lから約10lの液体で予じめ混
    合せしめられている ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 13、 (a)前記自己固着性材料は、コンクリート外表面被覆
    後定期的に再加湿せしめられる ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 14、 (a)前記コンクリートの初期の湿潤率を測定し、必要
    とあらば前記コンクリートを加湿して、少なくともほぼ
    90%の湿潤率に達するようにせしめ、 (b)自己固着性塗布剤としてのパルプ繊維と液体との
    混合質を前記コンクリート外表面に 吹き付けて第一層を被覆せしめ、 (c)前記第一層の上に分散電極手段を付設し、(d)
    しかる後前記分散電極手段の上に、自己固着性塗布剤と
    してのパルプ繊維と液体の混 合質を吹き付けて第二層を被覆せしめ、 (e)前記コンクリートの内部鉄筋と前記分散電極手段
    との間に、少なくともほぼ1アンペ ア/m^2の電流を供給するのに充分な量の直流電圧を
    印加して、前記コンクリートの内 部から前記自己固着性塗布剤に塩化物イオ ンを泳動せしめ、 (f)前記自己固着性塗布剤を定期的に再加湿し、(g
    )前記直流電圧を予じめ決められた時間印加して後、前
    記コンクリートの塩化物含有量 を判定し、 (h)塩化物含有量が所要値に達してから、前記電圧を
    中断し、しかる後前記自己固着性塗 布剤を取除く ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。 15、 (a)前記自己固着性塗布剤は、前記コンクリート外表
    面に対し、一平方メータ当たり約2.5kg及至約3.
    0kgのパルプ繊維量、及び予じめ混合した約8l及至
    約10lの液体量で被覆せしめられる ことを特徴とする特許請求の範囲第14項記載の内部鉄
    筋コンクリート修復方法。 16、 (a)前記分散電極手段は、塩化物イオンと反応する鉄
    線材により綱目状構造物に形成され て成る ことを特徴とする特許請求の範囲第14項記載の内部鉄
    筋コンクリート修復方法。 17、取除き可能な付着性電解質塗布剤を鉄筋コンクリ
    ート表面に被覆させ、内部鉄筋と前記電解質塗布剤との
    間に直流電圧を印加して負イオンを前記コンクリートか
    ら前記電解質塗布剤に泳動せしめ、しかる後前記電圧を
    中断して、イオン泳動が所要値に達した後前記付着性塗
    布剤を取除くことから成る電解質イオン泳動による内部
    鉄筋コンクリート修復方法であって、 (a)基準電極に対する前記内部鉄筋の電位差を処理中
    定期的に測定し、 (b)前記内部鉄筋の水素脆化の可能性に導くことにな
    る水素発生を促す状態を前記電位差 が示した時点で、前記直流電圧の印加を一 時点に中断する ことによって特徴付けられる電解質イオン 泳動による内部鉄筋コンクリート修復方法。 18、 (a)前記直流電圧の印加の一時的中断の間、前記内部
    鉄筋と前記電解質塗布剤との間に反 対極性の直流電圧を印加せしめた ことを特徴とする特許請求の範囲第17項記載の内部鉄
    筋コンクリート修復方法。 19、 (a)前記液体は水酸化カルシウムの溶液であることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項記 載の内部鉄筋コンクリート修復方法。
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