JPH0230196A - 回路基板の製造方法 - Google Patents

回路基板の製造方法

Info

Publication number
JPH0230196A
JPH0230196A JP18076488A JP18076488A JPH0230196A JP H0230196 A JPH0230196 A JP H0230196A JP 18076488 A JP18076488 A JP 18076488A JP 18076488 A JP18076488 A JP 18076488A JP H0230196 A JPH0230196 A JP H0230196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
insulating
conductive
metal layer
plating jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18076488A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Kayukawa
粥川 満
Masami Takagi
高木 正巳
Shiro Masuoka
増岡 史郎
Kunji Nakajima
中嶋 勲二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP18076488A priority Critical patent/JPH0230196A/ja
Publication of JPH0230196A publication Critical patent/JPH0230196A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/20Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern by affixing prefabricated conductor pattern

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、回路基板の製造方法に関し、詳しくは、回
路基板の製造方法の1種であり、メッキ治具の表面に電
解メッキ法によって回路パターンにしたがう導体金属層
を形成した後、この回路パターン状導体金属層を絶縁基
板に転写することによって回路基板を製造する、いわゆ
る転写法による回路基板の製造方法に関するものである
〔従来の技術〕
転写法による回路基板の製造方法は、成形回路基板の製
造に適する等、多くの優れた特徴を有する方法として開
発が進められている。
第12図は、従来の転写法の1例を工程順に示している
。まず、工程(a)では、銅板等の導電材料からなるメ
ッキ治具1の表面に、スクリーン印刷法等によって、必
要とする回路パターンとは逆のパターンでメンキレジス
ト層2を形成する。
工程(blでは、メッキ治具1の外縁部分で、メッキレ
ジスト層2の外周およびメッキ治具2の側端付近を、耐
メッキ性を有するテープや塗料等からなるサイドエツジ
カバー3で覆う。これは、メッキレジスト層2をスクリ
ーン印刷等で形成した場合、メッキ治具1の平坦な中央
表面にはメッキレジスト層2を容易に形成できるが、メ
ッキ治具1の外縁部分、特に側端面においては、印刷法
ではメッキレジスト層2を形成することができないため
、この部分については、メッキレジスト層2とば別のサ
イドエツジカバー3で覆うのである。
工程(C)では、メッキレジスト層2およびサイドエツ
ジカバー3で覆われず、導電材料が露出しているメッキ
治具1の表面部分、すなわちメッキ用の導電面に、電解
メッキ法によって導体金属層4を形成する。この導体金
属層4は、メッキレジスト層2の前記パターンとは逆の
、すなわち必要とする回路パターンにしたがって形成さ
れる。
工程(d)では、メッキ治具1からサイドエツジカバー
3を除去しておいて、絶縁性接着剤層6が形成された絶
縁基板5の表面に、メッキ治具1の導体金属層4側を押
し当てて加圧および加熱する。
そして、メッキ治具1を絶縁基板5から剥がすと、工程
(e)に示すように、メッキ治具1の導体金属層4が絶
縁基板5側に転写される。こうして、回路パターン状の
導体金属層4を有する絶縁基板5からなる回路基板が製
造されることになる。
上記のような転写法の場合、絶縁基板5に電解メッキ法
によって直接、導体金JH”i4を形成するのではない
ため、絶縁基板5に電解メッキが可能な導電層を形成す
るため電解メッキの下地として化学メッキを併用する等
の面倒な工程が必要なくなること、絶縁基板5としてメ
ッキ処理に強い材料を用いる必要がないこと、絶縁基板
5をメッキ処理を行い易い形状にしておく必要がないこ
と等によって、絶縁基板5の材質および形状を自由に選
択できるという利点がある。そのため、絶縁基板5とし
て合成樹脂などからなる立体的な成形基板を用い、その
表面に導体金属層による回路パターンを形成する場合や
、絶縁基板5の成形製造時に、成形型内に、導体金属層
4が設けられたメッキ治具1を装着しておき、絶縁基板
5の成形と同時に導体金属層4を転写する場合等に通し
た方法である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のような、従来の転写法に用いるメッキ
治具1の場合、メッキレジスト層2の外周にサイドエツ
ジカバー3を形成する必要があるため、製造工程に手間
がかかるとともに、メッキ処理液の侵入やメッキの付着
を確実に防止する信頼性に欠けるという問題があった。
また、メッキレジスト層2の材料については再使用でき
るものもあるが、サイドエツジカバー3は再使用できな
いために、回路基板の製造サイクル毎にサイドエツジカ
バー3の形成および除去工程を必要とし、極めて面倒で
作業能率を損なうものであった。サイドエツジカバー3
が再使用できないのは、以下の理由による。サイドエツ
ジカバー3をテープや塗料としてメンキレジスト層2の
上に形成するので、どうしても密着性や耐久性に劣るも
のとなり、繰り返し使用したときに、メッキ液の遮断性
等を充分に果たし難く信頼性に劣るという問題があると
ともに、サイドエツジカバー3を付けたままでは、メッ
キ治具1上の導体金属層4を絶縁基Fj、5側に転写す
るのが困難であるという問題がある。すなわち、サイド
エツジカバー3は、メッキレジスト層2の上に被さるよ
うにして、メッキ治具1の表面に厚(形成されており、
メッキ治具1の表面に電解メッキによる導体金属層4を
形成した状態で、通常約35〜40μ量の厚さの導体金
属層4の表面よりもサイドエツジカバー3のほうが上方
に突出した形になるため(第12図の工程(C)の状態
)、このままで、絶縁基板5の接着剤層6に当接した導
体金属層4を転写しようとすると、サイドエツジカバー
3のほうが先に接着剤層6に接触してしまい、サイドエ
ツジカバー3が絶縁基板5側に転写されてしまうことに
なるからである。したがって、従来のメッキ治具1では
、回路基板の製造サイクル毎に、サイドエツジカバー3
の形成および除去工程を繰り返す必要があったのである
なお、メッキレジスト層2を、サイドエツジカバー3の
形成個所まで連続して形成しておけば、上記のような、
サイドエツジカバー3による問題は全て解消できるので
あるが、メッキレジスト層2を印刷手段によって形成し
ている限り、印刷精度や印刷装置等の機構的な問題から
、サイドエ・ノジカバー3を無くして、メッキレジスト
層2のみで実施するのは、現実には不可能である。
さらに、上記したような、従来のメッキ治具1の場合、
メンキレジスト層2自体のパターン精度は、印刷精度に
影響されるため、同一回路パターンのメッキ治具1を大
量生産する場合等には、回路パターンの精度のバラツキ
が出やすく、回路パターンの高精度化も難しいという問
題がある。
また、メッキ治具1の導体金属層4を絶縁基板5に転写
する際には、メッキ治具1と絶縁基板5の位置合わせを
正確に行わないと、絶縁基板5の所定の位置に精度良く
回路パターンを転写することが出来ない。そのため、従
来は、位置合わせ用の突起や穴を備えた位置合わせ部材
を、銅板等からなるメッキ治具1に設置する必要があり
、そのための作業時間および手間もかかっていた。
そこで、この発明の課題は、転写法による回路基板の製
造方法において、メッキ治具として、製造が容易で回路
パターンの精度が高く、回路基板の製造に繰り返し使用
することが可能である等、従来のメッキ治具の有゛する
問題点を解消することのできるメッキ治具を用いて回路
基板を製造する方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕・ 上記課題を解決する、この発明は、前記した転写法によ
る回路基板の製造方法において、メッキ治具として、電
気絶縁性材料からなる絶縁成形体に導電材が、その一部
が前記絶縁成形体から回路パターン状に露出して導電面
を構成するようにして埋設されているものを用いるよう
にする。
〔作   用〕
メッキ治具の導電材が絶縁成形体の内部に埋設されてい
るので、従来のようなメッキレジスト層およびサイドエ
ツジカバーを設ける必要がない。
絶縁成形体は、メッキレジスト層を覆うサイドエツジカ
バーのように導電面に分厚く突出しないので、導体金属
層を絶縁基板に転写する際にサイドエツジカバーのよう
に除去する必要がなく、そのままで繰り返し使用できる
。絶縁成形体は、任意の形状に成形できるので、複雑な
立体形状のメッキ治具が得られ、転写回路基板としても
複雑な立体形状のものが容易に製造できる。絶縁成形体
の成形と同時に形成された回路パターン状導電面は、印
刷法によるレジストパターンよりも高い精度を有すると
ともに、回路パターンの精度のバラツキが少なく安定し
ている。絶縁成形体は、メッキ処理によって侵されたり
劣化することがなく、機械的な強度や耐久性も優れてい
る。
〔実 施 例〕
ついで、この発明を、実施例を示す図面を参照しながら
、以下に詳しく説明する。
第1図〜第5図は、この発明にかかる回路基板の製造工
程を順次模式的に示しており、この製造工程にしたがっ
て説明する。なお、以下では、まず、この発明の方法に
用いるメッキ治具の製造工程(al〜(C)を説明して
いるが、この製造工程は、この発明に必須ではない。
〔工程(a)〕
第2図(alに示すように、導電性金属からなる薄板状
の導電体10を用意し、この導電体10に対して、後工
程の成形工程で樹脂材料を通過させる位置に、多数の通
過孔11を貢通形成する。導電体10の材料としては、
後工程で電解メッキ法によって導体金属層を形成する際
に損傷したり腐食されないとともに、導体金属層を転写
する際に導体金属層が剥離し易い材料が好ましく、具体
的には、ステンレス、チタンその他、通常の転写法で用
いられているメッキ基板材料が使用できる。導。
電体10の形状は、製造するメッキ治具および回路基板
の形状に合わせて適宜形状に形成しておけばよく、図示
した平坦な薄板状のもののほか、薄板が立体的に屈曲形
成されたものや、必要に応じて適宜凹凸を有するものな
どでも実施される。
通過孔11は、後述する絶縁成形体の導電面にならない
部分である絶縁部に、樹脂等の成形材料を良好に供給で
きるような位置および形状で設けておけばよく、通過孔
11の口径や個数等は、回路パターン等の形成条件によ
って、適当に設定される。通過孔11の形成手段は、エ
ツチング、プレス打ち抜き、ドリル、パンチ等、通常の
孔明は手段が採用できるが、そのうちでもエツチング法
が、孔明は精度および加工後の形状変化が少ないという
点で好ましい。
〔工程(bl〜(C)〕
第2図(b)および(C)に示すように、導電体10を
樹脂成形用の成形型20.21の内部に装着する。成形
型20.21のうち、上型20には樹脂材料の導入口2
2が設けられ、下型21には、後述する回路基板の回路
パターンに対応するパターンの凸部26と、凸部26以
外の部分で凸部26よりも低くなった凹入部23が設け
られている。前記した導電材10の通過孔11は、この
凹入部23に対応する位置に設けられている。導電体1
0は下型21の凸部26の上に当てて載せられた状態で
成形型20.21に装着される。導電体10が成形型2
0.21に装着された状態で、導電体10の上面側には
、上型20との間に全体的に連続した空間24が構成さ
れるとともに、導電体10の下面側には、下型21の凹
入部23との間に断続的な空間25が構成され、これら
の空間25および空間24は、導電体10に設けられた
通過孔11でつながっており、この空間24および25
の形状にしたがって、電気絶縁性樹脂材料からなる絶縁
成形体30が成形される。
通過孔11は、導電材10の表面側空間25への樹脂材
料の供給をスムーズに行うために設けられているが、空
間25への樹脂材料の供給ができれば、通過孔11のか
わりに、適宜切欠や欠除部等を設けておいてもよい。
上型20の導入口22に、電気絶縁性樹脂材料を導入し
て樹脂成形を行う。成形に用いる電気絶縁性樹脂材料と
しては、後述する回路基板の成形時に成形型の一部とし
て使用できるように、強度が大きく熱変形しないこと、
電解メッキに用いるので耐薬品性に優れること、回路基
板用の樹脂材料等に対する非接着性を有することなどが
要求され、このような要求を満たす具体的な材料として
は、例えば、ファイバー充填フッ素樹脂、テフロン変性
シリコン樹脂等のテフロン変性エンジニアリングプラス
チックまたはテフロン変性熱硬化性樹脂等が挙げられる
〔工程(C)〕
上記のような樹脂成形を行った後、成形型2021から
型外しすれば、メッキ治具Aが完成する。
メッキ治具Aは、電気絶縁性材料からなる絶縁成形体3
0と導電材10とが一体化されていて、絶縁成形体30
の内部に導電材10が埋設された状態になっている。絶
縁成形体30は、導電材10の上面側では全体が一定の
厚みで連続して導電材10を覆っているが、導電材10
の下面側では、前記した下型21の凹入部23に相当す
る部分のみに断続的な絶縁部31が形成されており、こ
の断続的な絶縁部31の間に導電材10の表面が露出し
ており、この露出部分が電解メッキ法によって導体金属
層を形成する導電面12となる。
導電面12と絶縁部31とは、絶縁部31の厚みに相当
する段差がついているが、この段差は、絶縁部31によ
る電解メッキレジストとしての作用や機械的強度に支障
がない程度に、出来るだけ小さくしておけばよい。段差
は、下型21における凹入部23の底面から凸部26先
端までの高さによって設定される。
メッキ治具Aのサイドエツジ部分、すなわち絶縁成形体
30の端部32は、導電材10の側端から導電面12側
の表面に回り込んで覆っていて、導電材1M<露出しな
いようになっている。この絶縁成形体30の端部32と
隣接する導電面12との段差は、前記した絶縁部30と
導電面12との段差と同じである。すなわち、絶縁部3
0の先端面と端部32の先端面とは同一面になっている
このように、従来のメッキ治具では、メンキレジスト層
とサイドエツジカバーとで、導電材の導電面以外の部分
を覆っていたのを、この発明にかかるメッキ治具Aでは
、電気絶縁性樹脂材料からなる絶縁成形体30で覆うよ
うにしているのである。
メッキ治具Aの絶縁成形体30を構成する電気絶縁性材
料としては、前記した合成樹脂材料のほか、アルミナ等
のセラミック材料も使用できる。
但し、セラミック材料の場合には、成形後に焼成工程が
必要であるなど、前記した樹脂材料の製造工程を一部変
更して実施する。このようなセラミック材料からなる成
形絶縁体30の具体的な形成手段や製造条件は、通常の
セラミック回路基板等の製造技術が適用できる。
上記のようにして製造されたメッキ治具Aを転写法によ
る回路基板の製造に用いるには、第1図に示すように、
メッキ治具Aのうち、導電材10が露出した導電面12
の上に、通常の電解メッキ法によって導体金属層40を
形成する。このとき、導体金属層40の厚みが、導電面
12に隣接する絶縁部31との段差よりも大きくなるよ
うにして、導体金属層40が絶縁部31の表面に突出す
るようにしておく。
第3図は、具体的な電解メッキ法の1例を示しており、
メッキ治具Aを電解メッキ処理液りが貯えられたメッキ
槽Tに漬け、メッキ治具Aの導電材10に適当な電流を
流すことよって、導電面12の表面に導体金属層40が
形成されるものであり、通常バッチ浴底と言われている
方法である。
なお、導電材10に電流を流すために、メッキ治具Aに
は、導電材10の一部を絶縁成形体30の側端等から外
部に突出させて給電部13を設けている。
第4図は、別の電解メッキ法の具体例を示しており、メ
ッキ処理液りをメッキ治具Aの導電面12に噴射するこ
とによって電解メッキを行う、いわゆる噴射方式のメッ
キ法である。この場合にも、導電材10に電流を流すた
めに、導電材10の裏面両端を絶縁成形体30から露出
させて給電部13を設けている。また、図示した実施例
では、導電材10が平坦でなく、Ω状に屈曲されたもの
を用い、絶縁成形体30も導電材10の屈曲形状に沿っ
た形状に成形されている。
メッキ治具Aの導電面12に導体金属層40を形成する
方法としては、図示した実施例に限らず、通常の転写法
で用いられている各種の電解メッキ法が自由に採用でき
る。
上記のようにして導体金属Fi40が形成されたメッキ
治具Aを用いる回路基板の製造方法、すなわちメッキ治
具Aの導体金属層40を回路基板用の絶縁基板に転写す
る方法としては、従来のメッキ治具を用いた転写法がそ
のまま適用できる。
第5図は、具体的な転写法の1例を示しており、合成樹
脂等からなる絶縁基板の成形と同時に導体金属層40の
転写を行う方法である。
絶縁基板の成形型50は、通常の樹脂成形用のものであ
るが、成形型50のキャビィティ51の一面をメッキ治
具Aで構成している。すなわち、成形型50のキャビィ
ティ51内に予めメッキ治具Aを装着しておくのである
。メッキ治具Aを成形型50に正確に装着するには、メ
ッキ治具Aおよび成形型50に、適当な凹凸嵌合部等か
らなる位置合わせ部材(図示せず)を設けておけばよい
が、メッキ治具A側の位置合わせ部材は、絶縁成形体3
0の成形と同時に一体成形しておけば、製造が容易で好
ましい。
この状態で、成形型50の樹脂導入口52から樹脂材料
を導入して、絶縁基板の成形を行えば、メッキ治具Aに
形成された導体金属層40に沿って樹脂材料が導入され
る。成形工程完了後、成形された絶縁基板60を型外し
すれば、導体金属層40は、メッキ治具A側から絶縁基
板60側へと転写されるので、絶倫基板600表面に所
定の回路パターンの導体金属層40を備えた回、路基板
Pが製造できる。なお、メッキ治具Aにおいて、導体金
属層40が絶縁成形体30の絶縁部31の表面よりも突
出して形成されている場合には、回路基板Pにおいては
、導体金属層40の一部が絶縁基板60の表面に埋め込
まれた状態になり、導体金属層40と絶縁基板60との
一体性が高まる。
転写法としては、上記した方法のほか、前記した第12
図の従来例と同様に、接着剤を塗布した絶縁基板にメッ
キ治具Aを押し付は加圧・加熱する方法等も採用できる
。絶縁基板としては、樹脂材料のほか、セラミック材料
等の通常の回路基板用の絶縁基板材料が使用できる。
回路基板の製造で導電金属層が転写された後のメッキ治
具Aは、そのまま再び電解メッキ工程に用いることによ
って、繰り返し使用することができる。
つぎに、第6図には、前記実施例と構造の異なるメッキ
治具Aおよびその製造方法を示している。前記第1図の
実施例では、導電材10を成形型20.21に装着する
ときに、導電材10を下型21の凸部26の上に載せて
いるだけであった。
そのため、導電材10の厚みがあって剛性のある材料で
あれば問題ないが、導電材IOが薄くて柔らかい材料の
場合には、導電材lOと凸部26との間に隙間ができて
、成形時に導電面12を樹脂材料が覆ってしまい、導電
面12の完全な露出が果たせない場合がある。
そこで、第6図に示すように、上型20のうち、下型2
1の凸′WJ26に対応する位五に、下方に突出する押
さえ部27を突出形成しておけば、この押さえ部27で
導電材10を、下型21の凸部26に密着するように押
さえ込んでおくことができ、上記のような問題を解消で
きる。押さえ部27は、回路パターンに対応する凸部2
6の全体に形成しなくても、導電材10を押さえ込むの
に適当な間隔をおいて、部分的に設けておけばよい。
なお、導電材10が堅くて剛性のある材料からなる場合
には、このような押さえ部27を用いない前記第1図の
製造方法でも実施可能であるが、導電材10が薄くて柔
らかい材料のほうが、加工性が良(、通過孔12の孔明
は精度を高(できるので好ましい。
第7図は、上記第6図の実施例と同様に、導電体10を
下型21の凸部26に押さえ込むための、別の構造例を
示している。
この実施例では、上型20とは別個の部材からなる押さ
え具70を上型20に埋め込んでおき、この押さえ具7
0の先端を導電材10に押し当てて、導電材10と下型
21の凸部26との間に隙間が生じるのを防いでいる。
押さえ具70は、上型20と同じ金型材料からなるもの
のほか、各種の金属材料あるいは合成樹脂、セラミック
等の絶縁材料からなるものでもよい。
押さえ具70は、上型20に固定されていてもよいが、
第7図の下方に示すように、絶縁成形体30を型外しす
るときに、絶縁成形体30と一緒に上型20から外れる
ようにしておき、その後、絶縁成形体30から取り外す
か、電解メソ主工程時も絶縁成形体30に付着したまま
であってもよい。
製造されたメッキ治具Aに押さえ具70が付着したまま
で電解メソキ工程を行う場合、この押さえ具70を導電
性材料で形成しておくことによって、絶縁成形体30の
上方に突出する押さえ具70の一部を、導電体10に電
流を流すための給電部13として利用することができる
。押さえ具70を給電部13として利用する場合には、
押さえ具70と導電材10の間に、予め導電ペーストや
導電性接着材等を塗布しておいて、押さえ具70と導電
材10との導電性を高めておけば、より好ましい実施と
なる。
上記した第6図および第7図の実施例の場合、上型20
側に押さえ部27もしくは押さえ具70がある状態で、
絶縁成形体30の成形を行うので、製造されたメンキ治
具Aは、第8図の上方に示すように、導電面12の裏面
側で絶縁成形体30がなく導電材10が直接露出した状
態の、絶縁成形体30の欠除部32ができてしまう。こ
のようなメッキ治具Aの場合、導電材10の強度もしく
は剛性が小さい場合には、メッキ治具Aを接着剤付の絶
縁基板に加圧して導体金属層を転写したり、絶縁基板の
成形圧力等によって導電材10が折れ曲がったり変形し
易くなる。また、前記した第3図のバッチ温式電解メッ
キ法を実施する場合には、導電面12だけでなく裏面側
にまで導体金属層が形成されてしまう。
そこで、第8図の下方に示すように、−旦成形された絶
縁成形体30に対して、導電面12の裏側の欠除部32
を絶縁成形体30と同じ樹脂材料等からなる裏面閉塞体
33で塞いでおけば、上記のような問題が解消できる。
裏面閉塞体33は、絶縁成形体30と同様の樹脂成形手
段によって形成するのが好ましいが、その他通当な絶縁
材料を絶縁成形体30の欠除部32に埋め込んでもよい
。前記した押さえ具70を給電部13として利用する場
合には、給電部13となる押さえ具70のある部分には
裏面閉塞体33を設ける必要はない。また、裏面閉塞体
33を樹脂成形によって形成する場合には、押さえ具7
0を裏面閉塞体33の内部に同時成形で埋め込んでしま
うようにしてもよい。
第9図は、さらに別の実施例を示しており、上記に説明
した各実施例は、導電材10として、平坦な薄板状のも
のを用いていたのに対し、この実施例では、導電材10
のうち、下型21の凸部26に当接する位置に、下方に
突出する間隔保持部14を設けている。間隔保持部14
を形成しておくことによって、導電材10から下型21
の凹入部23の底面までの距離りを大きくとることがで
きる。それによって、絶縁成形体30の成形の際に、樹
脂材料が下型21の凹入部23全体に流れ込み易くなり
、絶縁成形体30の絶縁部31の成形が良好に行われる
。したがって、絶縁成形体30を形成する樹脂材料とし
て、流動性もしくは回り込み性の悪い材料を用いる場合
には有効な方法である。
つぎに、第10図に示す実施例では、導電材10に上記
同様の間隔保持部14を設けておくとともに、下型21
には凸部26を設けず平坦に形成している。このような
導電材10および下型21を用いて製造されたメッキ治
具Aは、絶縁部31の先端面と導電面12との間に段差
がなく、全体が平滑な表面に、絶縁部31と導電面12
とが配設された構造になっている。したがって、このメ
ッキ治具Aに電解メッキ法で導体金属層40を形成する
と、平坦なメッキ治具Aの表面に、導体金属層40が突
出した形で形成されることになり、次に述べるように、
立体的な成形基板の表面に導体金属層を転写する場合に
好ましい構造である。
第11図は、上記のようなメッキ治具Aを用いて、立体
成形基板を製造する方法を示している。
この図では、メッキ治具Aの構造を模式的に表している
ため、導電材10の通過孔や導電材10の裏面側の絶縁
成形体は省略している。
立体成形基板として、コ字形の成形基板60を成形する
と同時に、成形基板60のコ字状をなす内面に導体回路
となる導体金属層40を転写するものであり、成形型5
0.53の内部に、導体金属層40が形成されたメッキ
治具Aを装着し、メッキ治具Aの導体金属層40側のキ
ャビィティ51内で樹脂成形を行って、絶縁基板60を
成形するのは、前記した第5図の実施例等と同様の、通
常の同時成形による転写法である。
しかし、この実施例では、メッキ治具Aの平坦な表面に
突出した形で導体金属層40が形成されており、導体金
泥層40がメッキ治具Aに埋め込まれていないために、
成形された成形基板60を成形型50から型外しする際
に、成形基板60側に転写された導体金属層40を平坦
なメッキ治具Aに沿ってスムーズに型外しすることがで
き、型外しの際に、導体金属層40の回路パターンを損
傷することがない。すなわち、導体金属層40の一部が
メッキ治具Aの表面よりも内部に埋め込まれた状態にな
っていると、型外しの際に、型外し方向と平行な面(例
えば垂直面)では、導体金属N40がメッキ治具A側に
引っ掛かって、成形基板60とともにスムーズに型外し
することが出来ないが、この実施例のように、導体金属
層40がメッキ治具Aの平坦な表面に突出して形成され
ていれば、導体金泥層40が成形基板60とともに、メ
ッキ治具Aの平坦面に沿って抵抗なく型外しできるので
ある。しかも、製造された成形回路基板は、導体金属層
40が成形基板60の内部に完全に埋め込まれた状態で
あるので、導体金属層40と成形基板60との一体性も
極めて高く好ましいものとなる。
上記した各実施例の構成は、必要に応じて適宜に組み合
わせて実施することができ、また、この発明にかかる回
路基板の製造方法に、既知の回路基板の製造技術を組み
合わせて実施することもできる。
〔発明の効果〕
以上に説明した、この発明によれば、メッキ治具が、絶
縁成形体に埋設された導電材の一部を回路パターン状の
導電面にしているので、従来のようなメッキレジスト層
およびサイドエツジカバーを無くすことができた。サイ
ドエツジカバーが無いので、電解メッキ法による導体金
泥層の形成サイクル毎にサイドエツジカバーを形成除去
する面倒な製造工程が不要になり、繰り返し使用が可能
で耐久性にも優れたものとなる。印刷法によって形成さ
れるメッキレジスト層による導電面の回路パターンに比
べて、精度が高くバラツキのない回路パターンを備えて
いるので、回路基板に転写される導体金属層の回路パタ
ーンも精度が高く安定した品質になり、回路基板の精度
および品質向上に貢献できる。絶縁成形体はメッキ処理
に対する耐久性、機械的強度等の材料性能に優れている
ので、電解メッキ工程や回路基板の同時成形による導体
金属層の転写工程等に対する耐久性が高く、これらの工
程の処理条件や使用する材料を制約しないので、回路基
板の性能向上に好ましい製造条件を自由に設定すること
ができるとともに、長期にわたって高い性能を発揮でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる回路基板の製造方法に用いる
メッキ治具の電解メッキ工程後の断面図、第2図はメッ
キ治具の製造方法を工程順に示す断面図、第3図は電解
メッキ工程を示す斜視図、第4図は別の電解メッキ工程
を示す断面図、第5図は回路基板の製造工程を示す断面
図、第6図〜第10図はそれぞれ別の実施例におけるメ
ッキ治具の製造工程を示す断面図、第11図は第10図
の実施例のメッキ治具を用いた導体金属層の転写工程を
示す断面図、第12図は従来例の製造工程および使用状
態を示す断面図である。 10・・・導電材 11・・・通過孔 12・・・導電
面20.21・・・成形型 30・・・絶縁成形体 3
1・・・絶縁部 代理人 弁理士  松 本 武 産 業3図 第1図 第6図 第7図 第8因 第9図 第12図 ま巨糸六浄rIiJE書(自発) 昭和63年 9月14日 11rlLI63年特許願第180764号2、発明の
名称 回路基板の製造方法 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住   所    大阪府門真市大字門真1048番地
名 称(583)松下電工株式会社 代表者  イリ世役 三 好 俊 夫 4、代理人 な   し 6、補正の対象 ″A1作氏0とおり 6、 補正の対象 明細書 7、補正の内容 ■ 明細書の下記12個所に「導電体10」とあるを、
[導電材10Jと訂正する。 明細書第9頁第18行(2個所) 〃 第9頁第20行〜第10頁第1行 ・・ 第10頁第6行〜第7行 ・ 第11頁第3行 〃 第11頁第11行 ・・ 第11頁第13行 〜 第11頁第14行〜第15行 ・・ 第11頁第16行〜第17行 ・ 第11頁第19行 〃 第20頁第8行〜第9行 〃 第21頁第10行 ■ 明細書第12頁第16行〜第17行に「テフロン変
性シリコン樹脂等のテフロン変性」とあるを、「テフロ
ン(商品名:以下同様)変性シリコン樹脂、テフロン変
性」と訂正する。 ■ 明細書第14頁第7行および第8行に「絶縁部30
」とあるを、それぞれ「絶縁部31」と訂正する。 ■ 明細書第14頁第17行〜第15頁第5行に「メッ
キ治具Aの・・・・・・適用できる。」とあるを全文削
除する。 ■ 明細書第18頁第4行に「絶倫基板60」とあるを
、「絶縁基板6QJと訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 メッキ治具に設けられた回路パターン状の導電面に
    電解メッキ法によって導体金属層を形成し、この導体金
    属層を絶縁基板側に転写して回路基板を製造する方法に
    おいて、前記メッキ治具として、電気絶縁性材料からな
    る絶縁成形体に導電材が、その一部が前記絶縁成形体か
    ら回路パターン状に露出して導電面を構成するようにし
    て埋設されているものを用いることを特徴とする転写回
    路基板の製造方法。
JP18076488A 1988-07-19 1988-07-19 回路基板の製造方法 Pending JPH0230196A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18076488A JPH0230196A (ja) 1988-07-19 1988-07-19 回路基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18076488A JPH0230196A (ja) 1988-07-19 1988-07-19 回路基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0230196A true JPH0230196A (ja) 1990-01-31

Family

ID=16088914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18076488A Pending JPH0230196A (ja) 1988-07-19 1988-07-19 回路基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0230196A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1571894A1 (en) * 2002-11-01 2005-09-07 Daisho Denshi Co. Ltd. Holding/convey jig and holding/convey method
US7588710B2 (en) * 2004-05-04 2009-09-15 Minuta Technology Co., Ltd. Mold made of amorphous fluorine resin and fabrication method thereof
WO2016002788A1 (ja) * 2014-07-02 2016-01-07 株式会社村田製作所 転写用基板の製造方法及び転写用基板

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1571894A1 (en) * 2002-11-01 2005-09-07 Daisho Denshi Co. Ltd. Holding/convey jig and holding/convey method
EP1571894A4 (en) * 2002-11-01 2007-11-07 Daisho Denshi Co Ltd HOLD / TRANSFER CLAMP AND HOLD / TRANSFER METHOD
US7963029B2 (en) 2002-11-01 2011-06-21 Daisho Denshi Co., Ltd. Holding/convey jig and holding/convey method
US7588710B2 (en) * 2004-05-04 2009-09-15 Minuta Technology Co., Ltd. Mold made of amorphous fluorine resin and fabrication method thereof
WO2016002788A1 (ja) * 2014-07-02 2016-01-07 株式会社村田製作所 転写用基板の製造方法及び転写用基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4374707A (en) Orifice plate for ink jet printing machines
CN108617104A (zh) 印刷电路板的局部图形铜厚加厚的制作方法
JPH0476985A (ja) プリント配線板の製造法
JP5096223B2 (ja) 配線回路基板の製造方法
JP2007180212A (ja) 配線基板の製造方法、配線基板の中間製品
US3060076A (en) Method of making bases for printed electric circuits
JPH0230196A (ja) 回路基板の製造方法
JP6233973B2 (ja) 金属−セラミックス回路基板の製造方法
KR101282327B1 (ko) 미세 금속 패턴을 가지는 필름 제조 방법
JP4720002B2 (ja) スクリーン印刷版及びその製造方法
JPS646555B2 (ja)
TWI718971B (zh) 大批量產生微型電阻元件的製作方法
JPS6050349B2 (ja) リ−ドフレ−ムの製造方法
US4889962A (en) Circuit board with coaxial circuit and method therefor
JP4720767B2 (ja) フレキシブル基板およびその製造方法
JP2533322B2 (ja) 回路基板の製法
TWI718972B (zh) 具有精準電阻值之微型電阻元件的製作方法
JP2566559B2 (ja) プリント配線板の製造方法
JP2529228B2 (ja) バンプ付きフイルムキヤリアの製造方法
JPH0452778B2 (ja)
JPS61288488A (ja) 成形回路基板の製造方法
JPH0243797A (ja) スルーホール付回路基板の製造方法
JPS6018352A (ja) インクジエツトヘツドの製造方法
JPS6469094A (en) Pattern forming method
JPH0368189A (ja) 印刷配線基板の電気めっき治具