JPH02299665A - カテーテル保持具 - Google Patents

カテーテル保持具

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JPH02299665A
JPH02299665A JP1122026A JP12202689A JPH02299665A JP H02299665 A JPH02299665 A JP H02299665A JP 1122026 A JP1122026 A JP 1122026A JP 12202689 A JP12202689 A JP 12202689A JP H02299665 A JPH02299665 A JP H02299665A
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Yasuki Yabushita
薮下 安紀
Hiroshi Yokoi
洋 横井
Masanao Koyama
小山 正直
Munehiro Takatsuka
高塚 旨寛
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カテーテル保持具に関し、詳しくは病原体に
よる感染の防止に優れたカテーテル保持具に関する。
(従来の技術) カテーテルを長期にわたって体内に留置する場合には、
カテーテルを経路として病原体が体内に侵入することが
多い。特に血管留置カテーテルにおいては、侵入した病
原体は全身にまわることになり大変危険である。従来、
カテーテルの使用に伴う病原体の感染防止には、■カテ
ーテルの基材中に抗菌物質を含ませる方法、■カテーテ
ル表面に抗菌物質を含む樹脂をコーティングする方法。
■カテーテルの体内に埋設される部分にカフを取付け1
周囲の組織をカフ内に発達させることにより病原体に対
する障壁を形成させる方法が考えられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記■及び■の抗菌物質を用いる方法は
、カテーテルに抗菌物質が含まれているため、カテーテ
ルの周囲の組織が抗菌物質の刺激を受けて炎症を起こし
、かえって感染を起こしやすくなったり、また、血管留
置カテーテルとして用いる場合には、カテーテルが血管
内に入るため抗菌物質の刺激が強すぎて使用できなかっ
た。また、上記■のカフを取付ける方法においては1組
織がカフ内に発達してくるまでの間は効果がなく。
しかもカテーテルを挿入する際にカフの配設部位を形成
しなければならないという繁雑さがあった。
本発明は、上記のような問題点を解決しようきするもの
であって、その目的は、カテーテル挿入部の皮膚上に設
けるだけで優れた感染防止効果を有するカテーテル保持
具を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、かかる現況にかんがみ、鋭意研究した結
果1本発明に到達したものである。
すなわち1本発明は、カテーテルの体内への挿入部を固
定して体内に留置中のカテーテルの進退を防止するだめ
のカテーテル保持具において、上記保持具を抗菌物質を
含有した有機高分子エラストマーから形成したことを特
徴とするカテーテル保持具を要旨とするものである。
以下1本発明の詳細な説明する。
本発明は、カテーテル保持具に抗菌物質を含有させるこ
とにより、病原体がカテーテル外面に沿って体内に侵入
してくるのを防ぐようにしたことである。したがって1
本発明のカテーテル保持具はカテーテルとの隙間をなく
すと同時に、皮膚に接して設けられる。
本発明における抗菌物質とは、抗菌作用を有する物質で
あり、そのようなものには1例えば、エリスロマイシン
、オキシテトラザイクリン、テト・ラサイクリン、クロ
ラムフェニコール、フシジン酸、ミカマイシン、カナマ
イシン、ゲッタマイシン、フラジオマイシン、グラミシ
ジン、ストレプトマイシン、ポリミキシン、コリスチン
、バシトラシン等の抗生物質、クロルヘキシジン等のビ
グアニド化合物、ベンゼトニウム、ベンザルコニウム、
ラウリル硫酸、アルキルポリアミノエチルグリシン、脂
肪酸等の表面活性を有する化合物、フェノール、ヘキサ
クロロフェン、レゾルシン等のフェノール誘導体、ホウ
酸、ホウ砂等のホウ酸化合物、ヨウ素、ヨードホルム、
ポビドンヨード等のヨウ素化合物、金、銀、銅、水銀等
の金属、チメロサール、メチロブロミン等の金属化合物
、アクリノール、メチルロザニリン等の抗菌色素化合物
、 酢eマフエニド、スルファジアジン、スルフイソミ
ジン、スルファメトキザゾール等のザルファ剤などがあ
げられる。これらの抗菌物質は、ナトリウム塩、カリウ
ム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、塩酸塩、硫酸塩
、グルコン酸塩などの塩化合物であってもさしつかえな
い。
次に1本発明における有機高分子エラストマーとは、常
温付近でゴム状弾性を有するものであって、そのような
ものには9例えば、天然ゴム又はブタジェン、イソプレ
ン、ペンタジェン、ヘキサジエン。ヘプタジエン、クロ
ロプレン等のジエン系モノマーの重合体あるいはその共
重合体、ブヂレシーエチレンースチレン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、オルガノポリシロキザン等
のシリコーンゴム、ポリウレタン、軟質ポリ塩化ビニル
、スチレン−ブタジェンゴム等があげられる。
本発明におけるカテーテル保持具の作製方法としては、
有機高分子エラストマーを熱あるいは溶媒で、溶融ある
いは溶解させ、そこに抗菌物質を0、0001〜80重
量%好ましくは0.01〜50重量%の割合で混合し、
必要な形状に成形すればよい。
成形方法は、エラストマーの成形に通常採用されている
方法を用い・ればよく3例えば射出成形法あるいはディ
ピング法などが用いられる。
本発明のカテーテル保持具の形状としては9円形、だ円
形、正方形などいかなるものでもよいが。
例えば、第1図又は第2図に示したものがあげられる。
第1図に示すカテーテル保持具2は、外形が円形であっ
て、上方の小径部と下方の大径部どからなり1両者の間
には糸掛用の溝4が形成されている。そして、小径部か
ら大径部までカテーテルが折れないように斜めに貫通し
た内腔7が設けられ、また、カテーテル脱着用切目6が
形成されている。大径部の下面は皮膚1の表面に密着す
るように平面になっており、大径部の外周近傍には。
皮Jllに保持具2を糸によって縫合固定するための小
孔5が穿孔されている。使用方法としては。
例えば以下のようにすればよい。体内に留置すべきカテ
ーテル3を、かかるカテーテル保持具2の内腔7にカテ
ーテル脱着用切目6を通じて導き。
カテーテル3の先端部を患者の所定の箇所に到達させて
留置する。または、カテーテル3を患者の−6= 体内の所定の位置に留置した後、カテーテル保持具2を
カテーテル脱着用切目6より取りつける。
次いでカテーテル保持具2を皮膚1の上に移動させ、糸
掛用の溝4の周りを糸で縛ってカテーテル3とカテーテ
ル保持具2を固定する。しかる後に。
小孔5に糸を通じて、カテーテル保持具2と皮膚1どを
縫合して固定する。また、第2図に示すカテーテル保持
具2は、大径部がキャップ状をしており、カテーテル3
の挿入部分の皮膚1が曲面を呈している場合に適するも
のである。」1方の小径部と下方の大径部との間には、
糸掛用の溝4が形成され、また、カテーテル脱着用切目
6が設けられている。第2図に示したカテーテル保持具
2のように、大径部がキャップ状をしている場合には。
カテーテル保持具2の有する弾性によって、縫合しなく
ても皮i1と固定させることができる。
上記のような形状において、内腔の径はカテーテルの外
径とほぼ等しいのが望ましいが、糸で縛るならば多少大
きくてもさしつかえない。また。
内腔の長さは、カテーテルが移動しないように保持でき
れば任意でよい。挿入部位の皮膚が凹凸している場合は
、皮膚に接するように保持具も凸凹の形状になるのが望
ましい。また保持具の皮膚と接する部分に接着剤が塗布
されていてもさしつかえない。また、カテーテル脱着用
切目はなくてもさしつかえない。
本発明におけるカテーテルとしては1体液の排出1体液
の循環、輸液や潅流液の注入あるいは排出、または検査
のために体内に挿入される医療用チューブであればいか
なるものでもよい。
(実施例) 以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
なお、得られたカテーテル保持具の抗菌活性試験は、普
通寒天培地を用いバチルス・ズブチリス(Bacill
us 5ubtilis )を検定菌としてディスク法
にて阻止円の有無を観察することにより行なった。
実施例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体に30重量%の割合でク
ロルヘキシジン塩酸塩を加え、85℃で混合したのち、
第1図に示したような形状に射出成形した。大径部の直
径は3 cmで、ポリ塩化ビニル製カテーテル(外径1
.5mm)が入るように直径1.6mm0内腔を設け、
またカテーテルが脱着じやすいように内腔から片側半分
に切目を設けた。
得られたカテーテル保持具の抗菌活性試験を行ったどこ
ろ、阻止円が形成された。また、同じ試料を10回くり
かえし抗菌活性試験を行なっても同様の阻止円が形成さ
れた。
次に1体重約2.5kgのウサギの背中の毛を刈った後
、皮膚組織内に上記ポリ塩化ビニル製カテーテルを先端
より15cmの長さを留置し、カテーテル挿入部の皮膚
に接するようにクロルヘキシジン含有エヂレシー酢酸ビ
ニル共重合体製のカテーテル保持具をカテーテルに取り
つけてカテーテルが移動しないように糸で縛った。そし
て上記保持具が皮膚から離れないように皮膚ど縫合して
固定した。
その保持具の」二にスタフィロコッカス・アラレウス(
Staphylococcus aureus )の菌
液(108個/mj2)を含んだ脱脂綿を置き、上部を
テープで包み、10日開放置した。皮膚を切開して、カ
テーテルを取り出し、保持具より先端側の体内に留置さ
れていたカテーテルを、ブレーンハートインフュージョ
ン寒天平板培地」二で培養したところ、コロニーは検出
されなかった。比較例として、クロルヘキシンを含有し
ていないエチレン−酢酸ビニル共重合体製のカテーテル
保持具を用いて同様の実験をしたところ1体内に留置し
たカテーテルを培養した寒天平板からはコロニーが検出
された。
実施例2 エチレン−酢酸ビニル共重合体にクロルヘキシジンのか
わりに5重量%の硫酸ポリミキシンBを用いて実施例1
と同様にカテーテル保持具を作製した。このカテーテル
保持具について抗菌活性試験に行ったところ、阻止円が
形成された。
実施例3 メチルビニルポリシロキザンに10!i量%スルファジ
アジン銀を加え、115℃でよく混合した後、実施例1
と同様にカテーテル保持具を作製した。このカテーテル
保持具について抗菌活性試験に行ったところ、阻止円が
形成された。
実施例4 ポリエーテルポリウレタンをジメチルアセトアミドに溶
解し、ポリウレタン重量比にして1重量%になるように
ジアミノヘキシルビグアニドのリン酸塩を加えて、第1
図の形状にディピング法で成形した。このカテーテル保
持具について抗菌活性試験に行ったところ、阻止円が形
成された。
実施例5 エチレン−酢酸ビニル共重合体に実施例1のクロルヘキ
シジンのかわりに20重世%へキザクロロフェンを用い
たほかは実施例1と同様に行いカテーテル保持具を得た
。このカテーテル保持具について抗菌活性試験に行った
ところ、阻止円が形成された。
実施例6 実施例1のクロルヘキシジンのかわりに50重量%ホウ
酸を用いたほかは実施例1と同様に行いカテーテル保持
具を得た。このカテーテル保持具について抗菌活性試験
に行ったところ、阻止円が形成された。
実施例7 実施例1のクロルヘキシジンのかわりに10重蛍%アク
リノールを用いたほかは実施例1と同様に行いカテーテ
ル保持具を得た。このカテーテル保持具について抗菌活
性試験に行ったところ、阻止円が形成された。
(発明の効果) 本発明のカテーテル保持具は、カテーテルの挿入部の皮
膚上に設けるだけで、患者の体内に留置されたカテーテ
ルの進退を防止するとともに、保持具に含有された抗菌
物質の作用によりカテーテルを経路とする病原体による
感染の防止に優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、皮膚と接する面が平らな場合のカテーテル保
持具の使用例を示す。第2図は、皮膚と接する面が曲面
である場合のカテーテル保持具の使用例を示す。 第1図及び第2図の(a)は断面図であり、(b)は平
面図である。 1  皮膚 2     カテーテル保持具 3     カテーテル 4     糸掛用の溝 5  小孔 6     カテーテル税着用切目 7  内腔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カテーテルの体内への挿入部を固定して体内に留
    置中のカテーテルの進退を防止するためのカテーテル保
    持具において、上記保持具を抗菌物質を含有した有機高
    分子エラストマーから形成したことを特徴とするカテー
    テル保持具。
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