JPH02299541A - バナナ追熟加工自動制御方法 - Google Patents

バナナ追熟加工自動制御方法

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JPH02299541A
JPH02299541A JP1118228A JP11822889A JPH02299541A JP H02299541 A JPH02299541 A JP H02299541A JP 1118228 A JP1118228 A JP 1118228A JP 11822889 A JP11822889 A JP 11822889A JP H02299541 A JPH02299541 A JP H02299541A
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bananas
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gas
banana
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芋川 雄次
Makoto Koizumi
誠 小泉
Shigeo Yamanishi
山西 茂男
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MEIKA KK
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MEIKA KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、バナナの追熟加工自動制御方法及びその装置
に関する。
〈従来の技術〉 従来よりバナナの成熟過程において、バナナから放出さ
れるCO2ガスの累積量を検出することによって、バナ
ナの成熟程度を知りうろことが明らかにされている。
そして、従来のバナナの追μm加工に際しては、CO□
ガスの累積量を検出し、この検出値に基づいて加工過程
が自動制御されている。すなわぢ、前記CO2ガスの累
積量の数値の大小によってハナナ貯蔵室の温度を上下さ
せて、バナナの成熟期間を調整し、バナナ出荷予定日頃
に最適の成熟具合に達するように制御されている。
以下に前記の制御方法について図面を参照しつつ説明す
る。
第6図はバナナを成熟させている室内のCO。
ガス濃度を予め設定した濃度C8以下となるように制御
している様子を示すグラフである。すなわち、バナナの
成熟開始後、室内のCO。ガス濃度が濃度COに達する
つど、エチレンガスを室内に注入したり、室内の空気の
換気をして室内の002ガス濃度を例えば濃度C= 、
C2、C3・・・まで小さくする。
そうすると、バナナの追熟を開始してから時間も経過後
のCO2ガスの累積量Vtは、V t −V/Q ((
n+ 1 ) Co−ΣC,))ただし、■−室内の容
積(バナナの容積を除く)Q−バナナの総重量 n−排気手段の作動回数 によって、co、、C4、C2・・・CI、の実測値よ
り算出される。
例えば、6時間毎にCO2ガスの累積量Vtを前記演算
式で算出し、この累積量Vtから予め設定されたプログ
ラムに基づいて、予め設定した設定値ΔQtを減算して
減算値ΔQを求める。そして、この減算値ΔQが所定値
(例えば、−5)より小である場合には、室10の温度
ΔTを例えば0゜5°C上げるように設定し、ヒータを
作動させる。
一方、減算値ΔQが所定値(例えば、+5)より大であ
る場合には、室10内の温度へTを例えば0゜5 ”C
下げるように設定し、冷却器を作動させている。
すなわち、累積量Vtが所定値より大きい場合には、室
内の温度を下げてバナナの成y1を遅らせ、一方累積量
Vtが所定値より少ない場合には、室内の温度を上げて
バナナの成熟を早める。そして、累積量Vtが予め設定
された追熟終了値に等しくなるまでの回数が制御され、
出荷予定日頃にバナナの追熟を終了させるようになって
いる(例えば、特願昭57−169065号公報参照)
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来の方法においては、成熟加工済のバ
ナナの外皮の色づきが一定せず、ばらつきを生じること
がある。
また、果肉とともに外皮も柔らかくなり、外皮を硬くし
たままで、果肉のみを柔らかくする成熟加工をすること
ができない。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、前記の難
点を解消し、より商品価値を高めうるバナナ追熟加工自
動制御方法及びその装置を提供することを目的としてい
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係るバナナ追熟加工自動制御方法は、バナナを
成熟させる室に配設された果肉温度センサの出力に基づ
いて、バナナの果肉温度が予め設定した温度に達すると
エチレンガスを一定時間室内に注入し、さらに前記果肉
温度が上昇してバナナの醗酵開始温度に達すると、一定
時間経過後に室内の空気を換気し、ついで一定時間毎に
複数繰り返して換気するか、又は室内に配設されたCO
2ガスセンサの出力に基づいて、予め設定したCO□ガ
ス濃度に達すると一定時間の換気を複数回行うようにし
ている。
また、その装置は、バナナを成熟させる室と、室内のC
O2ガス濃度を検出するCO2ガスセンサと、室内に設
けられ室の湿温度を検出する湿温度センサと、バナナの
果肉温度を検出する果肉温度センサと、室内の温度を上
下させる加熱冷却手段と、室内にエチレンガスを注入す
る注入手段と、室内の空気を換気する換気手段と、前記
各センサの出力に基づき、バナナ追熟加工のための所定
のプログラムに従って前記加熱冷却手段、注入手段及び
換気手段の動作を制御するCPUと、制御部とを備えて
いる。
〈作用〉 果肉温度センサによって、室内にエチレンガスを注入す
る時期及びバナナの果肉が醗酵を開始する時期が検知さ
れる。さらにCO□ガス量の検出によって室の換気時期
が検知される。
そして、バナナの醗酵に最も効果的な時期に工チレンガ
スが注入され、バナナの果肉が醗酵を開始する時期から
一定時間後室内を換気することにより、果肉が均一に成
熟され、さらにCO2ガス量検出によって成熟度合いが
検知される。
〈実施例〉 最近のこの分野の研究において、バナナの果肉温度を検
出することにより、またバナナから放出されるCO□ガ
ス量又はエチレンガス量を検出することにより、エチレ
ンガスがバナナに最も効果的に作用する時期、バナナが
醗酵を開始する時期及び貯蔵室の換気時期を検知できる
ことが明らかになってきた。
本発明方法及び本発明装置は、前記成果に基づいて構成
されたものである。
以下に本発明に係るバナナ追熟加工自動制御方法(以下
、本発明方法とする)及びその装置(以下本発明装置と
する)の一実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明装置の構成を略示する模式的ブロック図
である。
本発明装置は、バナナ熟成室のCO2ガス濃度、tA湯
温度バナナの果肉温度を検出するセンサと、室内の温度
を上下させる加熱冷却手段と、室内にエチレンガスを注
入する注入手段と、室内の空気を換気する換気手段と、
前記センサの出力に基づいてバナナ追熟加工のためのプ
ログラムに従って前記各手段を制御するCPUと、制御
部とから構成されている。
図において、10ば複数個からなるバナナ熟成室(以下
、単に室とする)で、この室10内でバナナが追熟加工
される。
センサは各室10毎に配設されたCO2ガスセンサ20
と、湿温度センサ21と、果肉温度センサ22とによっ
て構成されている。
CO2ガスセンサ20は、室10外に設けられ、通常の
配管20aを介して室10の前記CO2ガス濃度を検出
するようになっている。
湿温度センサ21は、室10の室温TR1及び湿度測定
をするものであり、果肉温度センサ22ばバナナの果肉
温度TBを測定するもので、いずれも室10内に配設さ
れている。
なお、果肉温度センサ22は、バナナの果肉部に挿入し
果肉自体の温度を測定するもので、例えば測温抵抗体等
が用いられる。
制御部31は、前記CO□ガスセンサ20、湿温度セン
サ21及び果肉温度センサ22の出力を人力するインタ
フェースと、後述するC P U3Oの出力に動力盤6
0を制御するシーケンサ(図示省略)とからなっている
CPU40は、CPU本体42と記憶手段としてハード
ディスク46を内蔵し、インタフェース41.43.4
4.45.47.48を介してそれぞれ制御盤31、C
RTディスプレイ50、プリンタ51、ハードディスク
46、外部記憶手段としてのフロッピディスク52、キ
ーボード53にそれぞれ接続されている。
そして、制御盤31からインタフェース41を介して入
力されたCO□ガス濃度、室温TR1湿度、果肉温度T
BがCRTディスプレイ50に表示されるとともに、プ
リンタ51によってプリントアウトされるようになって
いる。
また、前記ハードディスク46及びフロッピディスク5
2には、バナナ追熟加工に必要なプログラム、データが
蓄えられており、前記インタフェース45.47を介し
て出入力される。
そして、バナナの入荷日、前保管時間、エチレン注入温
度、出荷日等のデータをキーボード53からインタフェ
ース48を介してCPU本体42に入力するようになっ
ている。
なお、54はCPU40の電源安定用のためのC■CF
インバータである。
動力盤60は、制御盤31を介しCP U3Oから出力
された制御信号に基づいて室10内の温度TRを上下さ
せる加熱手段としてのヒータ61、及び冷却手段として
の冷却器62、室10内を換気する換気手段としての排
気ファン63、室10内にエチレンガスを注入するため
の注入手段としてのガス電磁弁64及び室10内の湿度
を増減する加湿器65をオン・オフ制御する。そして、
室10内におけるバナナ追熟加工を自動的に行うように
構成されている。
次に、本発明方法について図面を参照しつつ説明する。
第2図は本発明方法の制御スケジュールを示すグラフ、
第3図は本発明方法の動作を示すフローチャート、S+
 、S2  ・・・は各ステップの番号を示している。
本発明方法は、ステップ1からステップ10の10段階
に分けられる。
■ステップ1 いわゆる前保管期間であり、室10への入庫時刻toか
ら熟成加工開始時刻t1までの期間であって、一定時間
毎の換気又はCO2ガスの換気制御を行う。
前記換気制御方法としては、時間によって換気する方法
と、CO2ガス発生量を検出して換気する方法とがある
が、いずれの方法によってもよい。
第4図は時間による換気方法を示すグラフであって、一
定時間tl+においては室10を密閉して換気せず、こ
れに続く一定時間1.□の間、室10を換気するもので
ある。
第5図はCO□ガスの発生量による換気方法を示すグラ
フであって、換気開始後バナナから発生するCO2ガス
が累積され、同図(a)に示すように一定量Cに達する
と、同図(b)に示すように一定時間1.□ ■ステップ2 時刻L1において、前記■に準する換気をしつつ、室温
TRが温度T2になるまで加温する。室内の加温によっ
て、バナナの果肉温度T11も上がり、時刻t2におい
てエチレンガス注入設定温度T1に達する。
なお、前記エチレンガス注入設定温度T、は、エチレン
ガスがバナナの醗酵のために最も効果的に作用する温度
である。また、温度T2は後述する「やく」発生温度T
3よりもやや低く設定されている。
■ステップ3 前記■の時刻L2から時刻L3の間で、室温TRを温度
T2に保持しながら室10にエチレンガスを一定時間注
入する。この間、果肉温度TBはなお上昇しつつある。
■ステップ4 前記■のエチレンガス注入終了時刻t3以後も、引き続
き室温TRは、温度T2に保持されているので、バナナ
の果肉温度TBは前記■よりもさらに上昇する。
そして、時刻t4において、果肉温度T、で「やく」が
発生する。
温度T3になると、果肉温度センサ22の出力が制御盤
31を介してCPU本体42に入力され、「やくjが検
知される。前記「やくJとは、エチレンガス注入後、バ
ナナが醗酵を開始する時期をいい、「やく1発生後にバ
ナナの澱粉質がぶどう糖に変化しはじめる。そして、こ
の時果肉温度TBが最高になる。なお、「やく−発生温
度T3はバナナ自体の発熱もあって、室内温度T2より
も若干高温となる。
■ステップ5 前記「やく」発生時刻t4から時刻t、まで、室温TR
を温度T2に一定時間維持させる。
■ステップ6 時刻t5において、室10の加温を停止するとともに、
時刻t6まで換気する。これによって、前記注入された
エチレンガスは、CO2ガス、空気とともに排気される
。そして、室10の温度TRは温度T2から下がり、果
肉温度T、も徐々に低くなる。
■ステップ7〜10 時刻t6経過後、本実施例では、ステップ7からステッ
プ10までの4段階にわたって室温TRを逐次下げる。
この間は、出荷時刻Loにいたる後保管期間であって、
前記■と同し換気方法によって排気されている。
なお、前記■において、4段階にわたって基設定温度を
下げるものとしたが、これは4段階とした場合において
、成熟仕上がり効果が最も良かったことによるものであ
る。しかし、必ずしも4段階に限るものではない。
なお、本発明方法は、上述したようなバナナ追熟加工に
限らず、例えば青果物の生育、成W)、保管管理、栽培
管理、生鮮食料品の冷蔵、保管管理、酒、醤油の醸造、
保管管理等にも応用され得るものである。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明方法においては、果肉温度を
検出してrやく」の時期にエチレンガスを自動的に室内
に注入するとともに、エチレンガス等の換気を自動的に
行っている。さらに、「やく1発生後においてCO□ガ
ス発生量を検出して一定量以上になると換気するように
してバナナの熟成程度を調べている。
従って、バナナの色付けが均一となって糖度も高く、さ
らに柔らかい果肉と硬い外皮とを有するバナナの追熟加
工が可能となり、より商品価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明に係る図面であって、第1図は
本発明装置の構成を略示する模式的ブロック図、第2図
は本発明方法の制御スケジュールを示すグラフ、第3図
は本発明方法の動作を示すフローチャート、第4図は換
気方法を示すグラフ、第5図はCO2ガス濃度による換
気方法を示すグラフである。第6図は従来の技術を示す
図面であって、CO□ガス濃度を検出する様子を示すグ
ラフである。 10・・・貯蔵室、20・・・CO2ガスセンサ、21
・・・湿温度センサ、22・・・果肉温度センタ、30
・・・制御部、31・・・制御盤、40・・・CPU、
50・・・CRTディスプレイ、51・・ ・プリンタ
、52・・・フロッピディスク、53・・・キーボード
、60・・・動力盤、TB ・・・果肉温度。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バナナを成熟させる室に配設された果肉温度セン
    サの出力に基づいて、バナナの果肉温度が予め設定した
    温度に達するとエチレンガスを一定時間室内に注入し、
    さらに前記果肉温度が上昇してバナナの醗酵開始温度に
    達すると、一定時間経過後に室内の空気を換気し、つい
    で一定時間毎に複数繰り返して換気するか、又は室内に
    配設されたCO_2ガスセンサの出力に基づいて、予め
    設定したCO_2ガス濃度に達すると一定時間の換気を
    複数回行うようにしたことを特徴とするバナナ追熟加工
    自動制御方法。
  2. (2)バナナを成熟させる室と、室内のCO_2ガス濃
    度を検出するCO_2ガスセンサと、室内に設けられ室
    の湿温度を検出する湿温度センサと、バナナの果肉温度
    を検出する果肉温度センサと、室内の温度を上下させる
    加熱冷却手段と、室内にエチレンガスを注入する注入手
    段と、室内の空気を換気する換気手段と、前記各センサ
    の出力に基づき、バナナ追熟加工のための所定のプログ
    ラムに従って前記加熱冷却手段、注入手段及び換気手段
    の動作を制御するCPUと、制御部とを具備したことを
    特徴とするバナナ追熟加工自動制御装置。
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