JPH02299433A - 充電回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、インバータを用いた充電回路に関するもので
ある。

［従来の技術１ 従来の充電回路を第３図に示す。この充電回路は発振ト
ランスＴの帰還巻線りつに誘起される電圧をトランジス
タＱ、のベースに正帰還して発振動作する所謂リンギン
グチョーク式のトランジスタインバータ１を用いたもの
で、被充電用電池Ｂの両端に整流用のダイオードＤ２を
介して発振トランスＴの出力巻線Ｌ２を接続して、出力
巻＃ｉＬ２に誘起されるエネルギで電池Ｂを充電するも
のである。なお、上記インバータ１にはトランジスタＱ
１のエミッタ抵抗Ｒ２の両端に発生する電圧によって上
記トランジスタＱ１のオフ時１党を制御してコレクタ電
流を制限するコレクタ電流制限手段としてのトランジス
タＱ２を設（すである。

以下、この充電回路の動作を説明する。商用電源ＡＣが
供給され、ダイオードブリッジＤＢ、チョークコイルＣ
Ｈ及びコンデンサＣ１により整流平滑した直流電圧がイ
ンバータ１に印加されると、抵抗Ｒ１を介してトランジ
スタＱ、にベース電流が供給されて、トランジスタＱ１
がオンする。このトランジスタＱ、のオンにより、発振
トランスＴの１次巻線Ｌ１に電流が流れ、帰還巻線り、
にトランジスタＱ、を順方向にバイアスする電圧が誘起
される。このようにして、帰還巻＃［Ｌ３からトランジ
スタＱ１のベースに正帰還がかかることで、トランジス
タＱ、のオン状態が深（なり、トランジスタＱ１のコレ
クタ電流は急速に飽和状態に近付く。ここで、この充電
回路のインバータ１にはトランジスタＱ２を設けである
ので、トランジスタＱ、のコレクタ電流が所定値に達す
ると、エミッタ抵抗Ｒ２の両端に発生する電圧がトラン
ジスタＱ２のしきい値電圧に達し、トランジスタＱ２が
オンし、よって帰還巻線り、から供給されるベース電流
がバイパスされ、トランジスタＱ１が強制的にオフ状態
に制御される。つまりは、このトランジスタＱ２はエミ
ッタ抵抗Ｒ２の両端電圧からトランジスタＱ、のコレク
タ電流を検出して、トランジスタＱ１のオフ時点を制御
し、コレクタ電流を制限するのである。そして、このよ
うにトランジスタＱ、がオフされると、発振トランスＴ
の作用により帰還巻線り、にはトランジスタＱ１を逆バ
イアスする電圧が誘起されるため、トランジスタＱ、は
オフ状態に保持される。このようにトランジスタＱ、が
オフすると、発振トランスＴの出力巻線Ｌ２に誘起され
る電圧を整流用のダイオードＤ２を介して電池Ｂに印加
して電池Ｂを充電する。ここで、上記トランジスタＱ、
のオフ状態は出力巻線Ｌ２のエネルギが消費されるまで
保持される。

そして、上記出力巻＃！　Ｌ２に誘起されたエネルギが
消＊！れると、抵抗Ｒ１を介してトランジスタＱ１をバ
イアスするベース電流が供給され、以降は上述と同様の
動作が繰り返される。このときのトランジスタＱ、のス
イッチング状態とコレクタ電流との関係を第４図に示す
。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、この種の充電回路では、地域毎に電圧の異な
る商用電源に対してインバータ１の電源である上記商用
電源を整流平滑して得た直流電圧（以下、入力電圧と呼
ぶ。）が変動し、出力電流を一定に保つことができなく
なる。つまり、入力電圧が高くなると、帰還巻線り、の
両端に発生する電圧も高くなり、トランジスタＱ、に流
れるベース電流が大きくなる。この場合、トランジスタ
Ｑ２では多くのコレクタ電流を流さなければ、トランジ
スタｑ、をオフすることができないことになり、入力電
圧が低い場合に比べてトランジスタＱ、をオフする時点
が遅れ、結果的に出力電流が増加してしまう、なお、第
５図（ａ）は入力電圧が低い場合、同図（ｂ）は入力電
圧が高い場合のトランジスタＱ、に流れるコレクタ電流
を示す。従って、入力電圧が高い場合に過電流により電
池Ｂに悪影響が及んだり、逆に入力電圧が低い場合に定
格時間内に充電を完了できないといった問題が生じる。

本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、入力電圧が変動しても出力電流を一
定に保つことができる充電回路を提供することにある。

［課題を解決するための手段１ 上記目的を達成するために、本発明はインバータに供給
される直流電源の電圧の変動に応じた電流をエミッタ抵
抗に流す出力安定化手段を設けである。

［作用１ 本発明は、上述のように出力安定化手段でインバータに
供給される直流電源の電圧の変動に応じた電流をエミッ
タ抵抗に流すことで、発振用トランジスタのエミッタ抵
抗の両端に発生する電圧によって上記トランジスタのオ
フ時点を制御してコレクタ電流を制限するコレクタ電流
制限手段の動作時点をインバータの電源電圧の変動に応
じて調整できるようにして、出力を一定に保つようにし
たものである。

［実施例１ 第１図に本発明の一実施例を示す。本実施例では入力電
圧が変動したときに帰還巻＃ｉ　Ｌ　３に誘起される電
圧が変化する点に着目し、この帰還巻線Ｌ３に誘起され
る電圧によりエミッタ抵抗Ｒ２に入力電圧の変動に応じ
た電流を流すようにしたものである。なお、具体的には
、発振コンデンサＣ２と帰還巻線り、との接続点と、ト
ランジスタＱ１とエミッタ抵抗Ｒ２との接続点との開に
接続された抵抗Ｒ３で出力前、定化手段を構成しである
。

今、入力電圧が高くなって帰還巻ＭＬ、に誘起される電
圧が増加したとすると、抵抗Ｒ３を介してエミッタ抵抗
Ｒ２に供給される電流が増加する。

ここで、上記入力電圧の変動に応じた電流をコレクタ電
流に対して無視できない値に設定しでおくと、上述のよ
うに入力電圧が高くなった場合には、トランジスタＱ２
のオン時点が早くなり、トランジスタＱ、のベース電流
の増加に伴うトランジスタＱ、のオフ時点の遅れを補正
することが可能となる。なお、上記抵抗Ｒ３の抵抗値は
入力電圧が低いときに定格時間内に電池Ｂの充電が完了
する値に設定しであるので、結果的には出力電流が一定
に保たれることになる。

ところで、第１図の充電回路では帰還巻＃ｉ　Ｌ　ｓに
誘起される電圧によりエミッタ抵抗Ｒ２に入力電圧の変
動に応じた電流を流すようにしてあったが、第２図に示
すようにトランジスタＱ１とエミッタ抵抗Ｒ２との接続
点と、インバータ１の電源ラインとの間に抵抗Ｒ１を接
続し、入力電圧を直接に用いてエミッタ抵抗Ｒ２に入力
電圧の変動に応じた電流を流すこともできる。

［発明の効果１ 本発明は上述のように、出力安定化手段でインバータに
供給される直流電源の電圧の変動に応じた電流をエミッ
タ抵抗に流すようにしであるので、発振用トランジスタ
のエミッタ抵抗の両端に発生する電圧によって上記トラ
ンジスタのオフ時点を制御してコレクタ電流を制限する
コレクタ電流制限手段の動作時点をインバータの電源電
圧の変動に応じて調整することができ、このため出力を
一定に保つことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回路図、第２図は他の実施
例の回路図、第３図は従来例の回路図、第４図は同上の
動作説明図、第５図は同上の問題となる動作の説明図で
ある。 １はインバータ、Ｂは電池、Ｑ、、Ｑ２はトランジスタ
、Ｔは発振トランス、Ｌ２は出力−８線、Ｌ３は帰還巻
線、Ｒ２−Ｒ４は抵抗である。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 （。）（ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）発振トランスの帰還巻線に誘起される電圧を発振
   用トランジスタのベースに正帰還して発振動作するイン
   バータを用い、上記発振トランスの出力巻線に誘起され
   るエネルギで被充電用電池を充電する充電回路であって
   、上記発振用トランジスタのエミッタ抵抗の両端に発生
   する電圧によって上記トランジスタのオフ時点を制御し
   てコレクタ電流を制限するコレクタ電流制限手段と、上
   記インバータに供給される直流電源の電圧の変動に応じ
   た電流をエミッタ抵抗に流す出力安定化手段とを備えた
   充電回路。