JPH0229843B2 - Enjinnobensadosochi - Google Patents
EnjinnobensadosochiInfo
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- JPH0229843B2 JPH0229843B2 JP1635085A JP1635085A JPH0229843B2 JP H0229843 B2 JPH0229843 B2 JP H0229843B2 JP 1635085 A JP1635085 A JP 1635085A JP 1635085 A JP1635085 A JP 1635085A JP H0229843 B2 JPH0229843 B2 JP H0229843B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- rocker
- rocker shaft
- valve
- intake
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/26—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/18—Rocking arms or levers
- F01L1/181—Centre pivot rocking arms
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/0005—Deactivating valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4214—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、エンジンのカムとバルブとの間の連
動を、運転状態に応じて選択的にオン・オフさせ
る弁作動装置に関する。
動を、運転状態に応じて選択的にオン・オフさせ
る弁作動装置に関する。
(従来の技術)
エンジンの特定の弁作動機構のカムとバルブと
の間の連動状態を運転状態に応じて選択的に停止
させるようにした構造、例えば弁作動停止機構は
公知である。例えば、実開昭57−182205には、1
個のバルブに対し、カムシヤフトに高速用及び低
速用のカムを形成しこれらのカムの各々に対して
当接する当接部材を有するロツカーアームを備え
たバルブ駆動装置が開示されている。この開示さ
れた装置では、前記の高速用カムに当接する高速
カム当接部材を摺動可能に構成するとともに、こ
の摺動を阻止するストツパを備えている。高速カ
ム当接部材の摺動がストツパによつて阻止される
場合には、高速用カムによつて、ロツカーアーム
が作動させられ、高速カム当接部材が摺動する場
合には、低速用カムによつてロツカーアームが作
動させられるようになつている。さらに、この実
開昭57−182205号の装置は、ストツパを制御する
ために、ロツカーシヤフト内を流通するエンジン
オイルを利用する油圧アクチユエータを備えてお
り、このアクチユエータの作動を、運転状態に応
じて制御することにより、高速用カム又は低速用
カムの機能を選択的に発揮させ望ましいバルブリ
フト量及びバルブタイミングを得るようにしてい
る。
の間の連動状態を運転状態に応じて選択的に停止
させるようにした構造、例えば弁作動停止機構は
公知である。例えば、実開昭57−182205には、1
個のバルブに対し、カムシヤフトに高速用及び低
速用のカムを形成しこれらのカムの各々に対して
当接する当接部材を有するロツカーアームを備え
たバルブ駆動装置が開示されている。この開示さ
れた装置では、前記の高速用カムに当接する高速
カム当接部材を摺動可能に構成するとともに、こ
の摺動を阻止するストツパを備えている。高速カ
ム当接部材の摺動がストツパによつて阻止される
場合には、高速用カムによつて、ロツカーアーム
が作動させられ、高速カム当接部材が摺動する場
合には、低速用カムによつてロツカーアームが作
動させられるようになつている。さらに、この実
開昭57−182205号の装置は、ストツパを制御する
ために、ロツカーシヤフト内を流通するエンジン
オイルを利用する油圧アクチユエータを備えてお
り、このアクチユエータの作動を、運転状態に応
じて制御することにより、高速用カム又は低速用
カムの機能を選択的に発揮させ望ましいバルブリ
フト量及びバルブタイミングを得るようにしてい
る。
(解決すべき問題点)
しかし、上記の実開昭57−182205に開示された
装置では、高速カム当接部材を選択的に作動させ
るためのストツパを制御する油圧作動アクチユエ
ータをロツカーアームの中に組込んでいるので、
ロツカーアームの構造が複雑化するとともに慣性
重量が大きくなり、エンジンの高回転時でバルブ
が跳るといつた問題があるとともに、振動あるい
は耐久性の面でも好ましくない結果が生じる。
装置では、高速カム当接部材を選択的に作動させ
るためのストツパを制御する油圧作動アクチユエ
ータをロツカーアームの中に組込んでいるので、
ロツカーアームの構造が複雑化するとともに慣性
重量が大きくなり、エンジンの高回転時でバルブ
が跳るといつた問題があるとともに、振動あるい
は耐久性の面でも好ましくない結果が生じる。
(上記問題を解決するための手段)
本発明は、上記問題を解決するために以下のよ
うに構成される。
うに構成される。
本発明の弁作動装置は、共にロツカーシヤフト
に揺動自在に支持された第1アームと第2アーム
とを有するロツカーアームを備えている。該ロツ
カーアームの第1アームは一端で吸、排気弁のス
テム端に当接しており、第2アームは、一端でカ
ムシヤフトのカム面に当接している。そして、上
記ロツカーアームは、第1アームと第2アームと
が一体となつた状態でロツカーシヤフトのまわり
を揺動するロツク状態と、第2アームが第1アー
ムから独立してロツカーシヤフトのまわりを揺動
する非ロツク状態とを選択的にとり得るように構
成されている。さらに、本発明の弁作動装置は、
ロツカーシヤフトの軸方向に移動して、前記ロツ
ク状態と非ロツク状態とを切換えるロツク部材を
有するセレクタ部材と、エンジンの運転状態に応
じて前記セレクタ部材の移動を制御する駆動機構
とを備えている。
に揺動自在に支持された第1アームと第2アーム
とを有するロツカーアームを備えている。該ロツ
カーアームの第1アームは一端で吸、排気弁のス
テム端に当接しており、第2アームは、一端でカ
ムシヤフトのカム面に当接している。そして、上
記ロツカーアームは、第1アームと第2アームと
が一体となつた状態でロツカーシヤフトのまわり
を揺動するロツク状態と、第2アームが第1アー
ムから独立してロツカーシヤフトのまわりを揺動
する非ロツク状態とを選択的にとり得るように構
成されている。さらに、本発明の弁作動装置は、
ロツカーシヤフトの軸方向に移動して、前記ロツ
ク状態と非ロツク状態とを切換えるロツク部材を
有するセレクタ部材と、エンジンの運転状態に応
じて前記セレクタ部材の移動を制御する駆動機構
とを備えている。
そして、本発明の第1アームと第2アームと
は、異なる材質で構成されている。この場合、第
2アームは、第1アームよりも比重の小さい材質
で形成される。
は、異なる材質で構成されている。この場合、第
2アームは、第1アームよりも比重の小さい材質
で形成される。
(作用)
本発明によれば、駆動機構によりセレクタ部材
のロツク部材が作動状態になるとロツカーアーム
の第1アームと第2アームはロツクされた状態に
なり、第1アームと第2アームは一体となつてロ
ツカーシヤフトのまわりを揺動する。従つて、こ
の状態では、カム面を介して、ロツカーアームに
伝達される弁作動力は、第2アーム及び第1アー
ムを通じてバルブステムに伝達され、吸排気弁は
所定のタイミングで開閉作動する。一方、セレク
タ部材がロツカーシヤフトの軸方向に移動して、
ロツク部材によるロツク状態が解かれると、カム
面からの作動力は第1アームに伝わるだけで、第
2アームには伝わらない。すなわち、この状態で
は、第2アームがカム面と接触しつつ、第1アー
ムから独立してロツカーアームのまわりを揺動
し、第1アームは停止状態に維持され、従つて、
吸排気弁は、閉状態に維持される。
のロツク部材が作動状態になるとロツカーアーム
の第1アームと第2アームはロツクされた状態に
なり、第1アームと第2アームは一体となつてロ
ツカーシヤフトのまわりを揺動する。従つて、こ
の状態では、カム面を介して、ロツカーアームに
伝達される弁作動力は、第2アーム及び第1アー
ムを通じてバルブステムに伝達され、吸排気弁は
所定のタイミングで開閉作動する。一方、セレク
タ部材がロツカーシヤフトの軸方向に移動して、
ロツク部材によるロツク状態が解かれると、カム
面からの作動力は第1アームに伝わるだけで、第
2アームには伝わらない。すなわち、この状態で
は、第2アームがカム面と接触しつつ、第1アー
ムから独立してロツカーアームのまわりを揺動
し、第1アームは停止状態に維持され、従つて、
吸排気弁は、閉状態に維持される。
本発明によればカム作動により、常時回動する
第2アームが軽い材質で構成されている。このよ
うな機構を例えばエンジンの低負荷運転時に一部
の気筒を停止し、特定の気筒だけを稼動させるい
わゆる減筒運転によつて所望の出力を得るように
なつたエンジンに応用して、停止中の気筒の動弁
系を停止するように構成することにより、ポンピ
ングロスが少くなり、燃費が向上するといつた効
果が得られる。また、1つの気筒に複数の吸気弁
を備えたエンジンに応用して、一部の特定の弁の
作動を停止して所望の吸気流速を得るようにする
こともできる。
第2アームが軽い材質で構成されている。このよ
うな機構を例えばエンジンの低負荷運転時に一部
の気筒を停止し、特定の気筒だけを稼動させるい
わゆる減筒運転によつて所望の出力を得るように
なつたエンジンに応用して、停止中の気筒の動弁
系を停止するように構成することにより、ポンピ
ングロスが少くなり、燃費が向上するといつた効
果が得られる。また、1つの気筒に複数の吸気弁
を備えたエンジンに応用して、一部の特定の弁の
作動を停止して所望の吸気流速を得るようにする
こともできる。
(実施例の説明)
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例につ
き説明する。
き説明する。
第1図を参照すれば、本例のエンジンの各気筒
Cは、2つの吸気ポートと1つの排気ポートを有
しており、吸気ポートを開閉するための2つの吸
気弁を作動させるために二つの吸気弁用のロツカ
ーアーム10,12がそれぞれの吸気弁に対して
組合わされる。また排気弁を開閉するために排気
弁用のロツカーアーム14が設けられる。吸気弁
用ロツカーアーム10,12及び排気弁用ロツカ
ーアーム14は気筒Cの列方向に延びるロツカー
シヤフト16,18に揺動自在に支持されてい
る。一つの吸気弁用ロツカーアーム12と、排気
弁用ロツカーアーム16は通常のロツカーアーム
の構造及び機能を有する。他方の吸気弁用ロツカ
ーアーム10について詳述すれば、第1図及び第
3図に示すように、ロツカーアーム10は、一端
で1つの吸気弁のバルブステム22の先端に当接
するとともに他端側でロツカーシヤフト16に揺
動自在に支持された第1アーム24と、一端でカ
ムシヤフト26カム面26aに接触し、他端側で
ロツカーシヤフト16に揺動自在に支持された第
2アーム28とを有する。第1アーム24は、端
部に2つに分岐した分岐部を有しこの分岐部にお
いて、ロツカーシヤフト16に支持されており、
第2アーム28のロツカーシヤフト16における
被支持部を挟み込んでいる。すなわち、第1アー
ム24及び第2アーム28はロツカーシヤフトに
よる被支持部の側端面で互いに摺接している。本
例の第1アーム24と第2アーム28は、それぞ
れS45C及びアルミニウムで形されており、従つ
て、両者は材質が異なるとともに第2アーム28
が軽量化されている。第3図に示すように、第2
アーム28の上部には、ロツカーシヤフト16の
軸方向に直交する方向に延びるシリンダボア30
が形成されており、このシリンダボア30の内部
をプランジヤ32が摺動するようになつている。
プランジヤ32の1つの端面とシリンダボア30
とによつて形成される空間にはスプリング34が
圧挿されておりプランジヤ32を第1アーム24
に向かつて付勢している。プランジヤ32のスプ
リング34に当接する端面とは反対側の端面はス
プリング34の弾性力により第1アーム24の上
方に突出した突起24aの先端に設けられたスト
ツパ24bに当接している。また、第2アーム2
8は上記シリンダボア30を横切つてロツカーシ
ヤフト16の軸方向に延びる断面短形形状の空洞
36が設けられており、この空洞36内をロツク
オフプレート38がロツカーシヤフト16の軸方
向に摺動するようになつている。第2図に示すよ
うにロツクオフプレート38には、貫通口40が
設けられており、この貫通口40は、プランジヤ
32のシリンダ摺動部32aの径よりもやや大き
い大径部40aとプランジヤ32の摺動部32a
の径よりも小さくプランジヤ32の小径部32b
よりもやや大きい小径部40bとから成つてい
る。大径部40a及び小径部40bはロツクオフ
プレート38の摺動方向、すなわちロツカーシヤ
フト16の軸方向に連通するように形成されてい
る。ロツクオフプレート38は、第2図に示すよ
うに、ロツカーシヤフト16にそのまわりに回動
自在に支持されたリング状のセレクタ部材42の
アーム部42aに結合されている。セレクタ部材
42は、駆動装置44によつてロツカーシヤフト
16の軸方向に移動させられるようになつてい
る。駆動装置44はロツカーシヤフト16の周囲
にリング状の油圧室45を形成するケーシング4
6と、該ケーシング46とロツカーシヤフト16
の周面との間に配置され、ロツカーシヤフト16
の周面に沿つて、該シヤフト16の軸方向に移動
し得るピストン48と、断面コ字状になつたセレ
クタ部材42のリング状の溝に係合し該セレクタ
部材42をピストン48に向つて押しつけるスプ
リング50を備えている。第1図に示すように、
油圧は、ロツカーシヤフト16と平行に延びる油
圧管52を通してケーシング46内の油圧通路5
4に導入され、さらに油圧室45に導かれるよう
になつている。油圧室45に油圧が導入されてい
ないときにはピストン48及びセレクタ部材42
はスプリング50の弾性量によつて押され、第2
図において右方に移動した位置に置かれる。この
とき、ロツクオフプレート38は第2図おいて実
線で示す位置に保持される。この場合、ロツクオ
フプレート38の貫通口40の大径部40aの中
心点はプランジヤ32の中心と一致しており、プ
ランジヤ32はこの大径部40aを介してシリン
ダボア30内を自由に摺動することができる。油
圧室45に油圧が導入されるピストン48が第2
図において、左方に移動し、セレクタ部材42を
スプリング50の弾性力に抗して左方に移動させ
る。これによつてロツクオフプレート38は、第
2図の実線で示す位置から想像線で示す位置まで
移動する。この位置では、ロツクオフプレート3
8の小径部40bの中心がプランジヤ32の中心
に一致し、貫通口40の小径部40bとプランジ
ヤ32の小径部40bとが係合する。これによつ
て、プランジヤ32のシリンダ30内での摺動は
阻止される。プランジヤ32がシリンダ30内を
自由に摺動し得る場合には、第1アーム24に第
2アームからの作動力が伝達されず、第2アーム
28だけがカム面25aに接触しつつロツカーシ
ヤフト16のまわりを回動する。従つて、カムシ
ヤフト26の回転に拘らず吸気弁は閉状態に維持
される。一方、プランジヤ32がロツクオフプレ
ート38の小径部40aに係合している状態では
プランジヤ32はシリンダ30内を摺動し得ない
ので、第2アーム28がカム26によつて回動さ
せられると、プランジヤ32の先端は第1アーム
のストツパ24bに当接した状態でカムの作動力
を第1アーム24に伝達し第1アーム24と第2
アーム28と連動して回動させる。すなわち、プ
ランジヤ32がロツクオフプレートに係合してい
る場合はロツク状態であり、このロツク状態で
は、第1アーム24と第2アーム28とは一体と
なつてロツカーシヤフトのまわりを回動し、これ
によつてカム26の作動力が吸気弁のステム22
に伝達され、吸気弁の開閉動作が行なわれる。
Cは、2つの吸気ポートと1つの排気ポートを有
しており、吸気ポートを開閉するための2つの吸
気弁を作動させるために二つの吸気弁用のロツカ
ーアーム10,12がそれぞれの吸気弁に対して
組合わされる。また排気弁を開閉するために排気
弁用のロツカーアーム14が設けられる。吸気弁
用ロツカーアーム10,12及び排気弁用ロツカ
ーアーム14は気筒Cの列方向に延びるロツカー
シヤフト16,18に揺動自在に支持されてい
る。一つの吸気弁用ロツカーアーム12と、排気
弁用ロツカーアーム16は通常のロツカーアーム
の構造及び機能を有する。他方の吸気弁用ロツカ
ーアーム10について詳述すれば、第1図及び第
3図に示すように、ロツカーアーム10は、一端
で1つの吸気弁のバルブステム22の先端に当接
するとともに他端側でロツカーシヤフト16に揺
動自在に支持された第1アーム24と、一端でカ
ムシヤフト26カム面26aに接触し、他端側で
ロツカーシヤフト16に揺動自在に支持された第
2アーム28とを有する。第1アーム24は、端
部に2つに分岐した分岐部を有しこの分岐部にお
いて、ロツカーシヤフト16に支持されており、
第2アーム28のロツカーシヤフト16における
被支持部を挟み込んでいる。すなわち、第1アー
ム24及び第2アーム28はロツカーシヤフトに
よる被支持部の側端面で互いに摺接している。本
例の第1アーム24と第2アーム28は、それぞ
れS45C及びアルミニウムで形されており、従つ
て、両者は材質が異なるとともに第2アーム28
が軽量化されている。第3図に示すように、第2
アーム28の上部には、ロツカーシヤフト16の
軸方向に直交する方向に延びるシリンダボア30
が形成されており、このシリンダボア30の内部
をプランジヤ32が摺動するようになつている。
プランジヤ32の1つの端面とシリンダボア30
とによつて形成される空間にはスプリング34が
圧挿されておりプランジヤ32を第1アーム24
に向かつて付勢している。プランジヤ32のスプ
リング34に当接する端面とは反対側の端面はス
プリング34の弾性力により第1アーム24の上
方に突出した突起24aの先端に設けられたスト
ツパ24bに当接している。また、第2アーム2
8は上記シリンダボア30を横切つてロツカーシ
ヤフト16の軸方向に延びる断面短形形状の空洞
36が設けられており、この空洞36内をロツク
オフプレート38がロツカーシヤフト16の軸方
向に摺動するようになつている。第2図に示すよ
うにロツクオフプレート38には、貫通口40が
設けられており、この貫通口40は、プランジヤ
32のシリンダ摺動部32aの径よりもやや大き
い大径部40aとプランジヤ32の摺動部32a
の径よりも小さくプランジヤ32の小径部32b
よりもやや大きい小径部40bとから成つてい
る。大径部40a及び小径部40bはロツクオフ
プレート38の摺動方向、すなわちロツカーシヤ
フト16の軸方向に連通するように形成されてい
る。ロツクオフプレート38は、第2図に示すよ
うに、ロツカーシヤフト16にそのまわりに回動
自在に支持されたリング状のセレクタ部材42の
アーム部42aに結合されている。セレクタ部材
42は、駆動装置44によつてロツカーシヤフト
16の軸方向に移動させられるようになつてい
る。駆動装置44はロツカーシヤフト16の周囲
にリング状の油圧室45を形成するケーシング4
6と、該ケーシング46とロツカーシヤフト16
の周面との間に配置され、ロツカーシヤフト16
の周面に沿つて、該シヤフト16の軸方向に移動
し得るピストン48と、断面コ字状になつたセレ
クタ部材42のリング状の溝に係合し該セレクタ
部材42をピストン48に向つて押しつけるスプ
リング50を備えている。第1図に示すように、
油圧は、ロツカーシヤフト16と平行に延びる油
圧管52を通してケーシング46内の油圧通路5
4に導入され、さらに油圧室45に導かれるよう
になつている。油圧室45に油圧が導入されてい
ないときにはピストン48及びセレクタ部材42
はスプリング50の弾性量によつて押され、第2
図において右方に移動した位置に置かれる。この
とき、ロツクオフプレート38は第2図おいて実
線で示す位置に保持される。この場合、ロツクオ
フプレート38の貫通口40の大径部40aの中
心点はプランジヤ32の中心と一致しており、プ
ランジヤ32はこの大径部40aを介してシリン
ダボア30内を自由に摺動することができる。油
圧室45に油圧が導入されるピストン48が第2
図において、左方に移動し、セレクタ部材42を
スプリング50の弾性力に抗して左方に移動させ
る。これによつてロツクオフプレート38は、第
2図の実線で示す位置から想像線で示す位置まで
移動する。この位置では、ロツクオフプレート3
8の小径部40bの中心がプランジヤ32の中心
に一致し、貫通口40の小径部40bとプランジ
ヤ32の小径部40bとが係合する。これによつ
て、プランジヤ32のシリンダ30内での摺動は
阻止される。プランジヤ32がシリンダ30内を
自由に摺動し得る場合には、第1アーム24に第
2アームからの作動力が伝達されず、第2アーム
28だけがカム面25aに接触しつつロツカーシ
ヤフト16のまわりを回動する。従つて、カムシ
ヤフト26の回転に拘らず吸気弁は閉状態に維持
される。一方、プランジヤ32がロツクオフプレ
ート38の小径部40aに係合している状態では
プランジヤ32はシリンダ30内を摺動し得ない
ので、第2アーム28がカム26によつて回動さ
せられると、プランジヤ32の先端は第1アーム
のストツパ24bに当接した状態でカムの作動力
を第1アーム24に伝達し第1アーム24と第2
アーム28と連動して回動させる。すなわち、プ
ランジヤ32がロツクオフプレートに係合してい
る場合はロツク状態であり、このロツク状態で
は、第1アーム24と第2アーム28とは一体と
なつてロツカーシヤフトのまわりを回動し、これ
によつてカム26の作動力が吸気弁のステム22
に伝達され、吸気弁の開閉動作が行なわれる。
本例においては、駆動装置44の油圧室45へ
の油圧供給を運転状態に応じて制御するようにし
ている。一定の運転状態例えば、吸気量の少い比
較的低回転、低負荷時においては、油圧室45へ
の油圧供給を停止するように制御される。これに
よつて、第2アーム28だけがカム面26aに接
触しつつ回動し、プランジヤ32の先端は第1ア
ーム24のストツパ24bに当接した状態でスプ
リング34の弾性力に抗してシリンダ30内を摺
動する。この状態は非ロツク状態であり、一方の
吸気弁は作動せずカムの回動に拘わらず閉状態に
維持される。この結果、吸気は他方の吸気ポート
からのみ燃焼室内に導入されるため、高い吸気流
速を得ることができる。また、高回転高負荷時に
おいては、駆動装置44の油圧室45に油圧が導
入されるように制御が行なわれる。これによつ
て、プランジヤ32とロツクオフプレート38が
係合してロツク状態となり、第1アーム24及び
第2アームは、カム26の動きに応じて一体とな
つてロツカーシヤフトのまわりを回動し、吸気弁
を所定のタイミングで開閉動作させる。この結
果、高回転高負荷運転時には、2つの吸気ポート
から吸気が導入されるため、十分な吸気量を確保
することができる。
の油圧供給を運転状態に応じて制御するようにし
ている。一定の運転状態例えば、吸気量の少い比
較的低回転、低負荷時においては、油圧室45へ
の油圧供給を停止するように制御される。これに
よつて、第2アーム28だけがカム面26aに接
触しつつ回動し、プランジヤ32の先端は第1ア
ーム24のストツパ24bに当接した状態でスプ
リング34の弾性力に抗してシリンダ30内を摺
動する。この状態は非ロツク状態であり、一方の
吸気弁は作動せずカムの回動に拘わらず閉状態に
維持される。この結果、吸気は他方の吸気ポート
からのみ燃焼室内に導入されるため、高い吸気流
速を得ることができる。また、高回転高負荷時に
おいては、駆動装置44の油圧室45に油圧が導
入されるように制御が行なわれる。これによつ
て、プランジヤ32とロツクオフプレート38が
係合してロツク状態となり、第1アーム24及び
第2アームは、カム26の動きに応じて一体とな
つてロツカーシヤフトのまわりを回動し、吸気弁
を所定のタイミングで開閉動作させる。この結
果、高回転高負荷運転時には、2つの吸気ポート
から吸気が導入されるため、十分な吸気量を確保
することができる。
なお本例の駆動装置44では、セレクタ部材4
2とピストン38とが別体に構成されているため
セレクタ部材の回転運転がピストン38に伝わら
ないのでピストン38とその外側のケーシング4
6との摩擦を極力押えることができるとともに、
油圧室45内のオイル漏れを少なくすることがで
きる。また、セレクタ部材42が油圧室45から
隔離されているので油圧密封機能を持たせる必要
がなく、従つてロツカーシヤフト16との間のク
リアランスを大きくして摩擦抵抗を少なくするこ
とができる。さらに、駆動装置44への油圧をメ
インギヤラリから分割して確保することにより、
オイルポンプを別途設ける必要性を解消すること
ができる。
2とピストン38とが別体に構成されているため
セレクタ部材の回転運転がピストン38に伝わら
ないのでピストン38とその外側のケーシング4
6との摩擦を極力押えることができるとともに、
油圧室45内のオイル漏れを少なくすることがで
きる。また、セレクタ部材42が油圧室45から
隔離されているので油圧密封機能を持たせる必要
がなく、従つてロツカーシヤフト16との間のク
リアランスを大きくして摩擦抵抗を少なくするこ
とができる。さらに、駆動装置44への油圧をメ
インギヤラリから分割して確保することにより、
オイルポンプを別途設ける必要性を解消すること
ができる。
以上は、本発明を、複数の吸気ポートを有する
形式のバルブ制御に応用した例であるが、本発明
は、同様に他の制御に適用することができる。
形式のバルブ制御に応用した例であるが、本発明
は、同様に他の制御に適用することができる。
(発明の効果)
本発明によれば、ロツカーアームは、油圧動力
によつて制御されるようになつているが、油圧作
動機構がロツカーアームに組込まれていないの
で、極めて簡単な構造にすることができるととも
にロツカーアームをコンパクトにすることができ
る。このため、ロツカーアームの慣性重量を小さ
くすることができエンジンの高回転運転に支障な
く対応させることができる。また、駆動機構及び
セレクタ部材をロツカーシヤフトで支持するよう
にしているので、特別の支持構造が不要となると
ともに構造を簡単にしかもコンパクトにすること
ができる。また作動も確実である。
によつて制御されるようになつているが、油圧作
動機構がロツカーアームに組込まれていないの
で、極めて簡単な構造にすることができるととも
にロツカーアームをコンパクトにすることができ
る。このため、ロツカーアームの慣性重量を小さ
くすることができエンジンの高回転運転に支障な
く対応させることができる。また、駆動機構及び
セレクタ部材をロツカーシヤフトで支持するよう
にしているので、特別の支持構造が不要となると
ともに構造を簡単にしかもコンパクトにすること
ができる。また作動も確実である。
さらに、本発明では、第1アームと第2アーム
を異種材料で構成しているので相対回動時におけ
る互いの摺接部の焼付を防止することができる。
また、ロツク状態及び非ロツク状態を通じて常に
回転させられる第1アームを軽い材質で構成する
ことにより軽量化しているので、第2アームの慣
性重量が低下し、これによつて、非ロツク時のカ
ムシヤフトの回転抵抗が減少するとともにエンジ
ンの回転限界を高めることができる。
を異種材料で構成しているので相対回動時におけ
る互いの摺接部の焼付を防止することができる。
また、ロツク状態及び非ロツク状態を通じて常に
回転させられる第1アームを軽い材質で構成する
ことにより軽量化しているので、第2アームの慣
性重量が低下し、これによつて、非ロツク時のカ
ムシヤフトの回転抵抗が減少するとともにエンジ
ンの回転限界を高めることができる。
第1図は、本発明に従うロツカーアームを含む
動弁機構の平面図、第2図は、ロツカーアーム及
びセレクタ部材駆動装置のロツカーシヤフト軸方
向にみた断面図、第3図は、ロツカーアームの横
断面図である。 10……ロツカーアーム、16……ロツカーシ
ヤフト、24……第1アーム、28……第2アー
ム、30……シリンダボア、38……ロツクオフ
プレート、42……セレクタ部材、44……セレ
クタ部材駆動装置、46……ケーシング、48…
…ピストン。
動弁機構の平面図、第2図は、ロツカーアーム及
びセレクタ部材駆動装置のロツカーシヤフト軸方
向にみた断面図、第3図は、ロツカーアームの横
断面図である。 10……ロツカーアーム、16……ロツカーシ
ヤフト、24……第1アーム、28……第2アー
ム、30……シリンダボア、38……ロツクオフ
プレート、42……セレクタ部材、44……セレ
クタ部材駆動装置、46……ケーシング、48…
…ピストン。
Claims (1)
- 1 ロツカーシヤフトに揺動自在に支持された第
1アームと第2アームとを有し第1アームは一端
で吸排気弁のステム端に当接しており第2アーム
は一端でカムシヤフトのカム面に当接していると
ともに前記第1アームと第2アームが一体となつ
てロツカーシヤフトのまわりを揺動するロツク状
態と第2アームが独立してロツカーシヤフトのま
わりを揺動する非ロツク状態とを選択的にとり得
るように構成されたロツカーアームと、ロツカー
シヤフトの軸方向に移動して前記ロツカーアーム
のロツク状態と非ロツク状態とを切換えるロツク
部材を有するセレクタ部材と、エンジンの運転状
態に応じて前記セレクタ部材の移動を制御する駆
動機構とを備え、前記第2アームは第1アームよ
り比重の小さい材質で形成されていることを特徴
とするエンジンの弁作動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1635085A JPH0229843B2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | Enjinnobensadosochi |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1635085A JPH0229843B2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | Enjinnobensadosochi |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61175208A JPS61175208A (ja) | 1986-08-06 |
JPH0229843B2 true JPH0229843B2 (ja) | 1990-07-03 |
Family
ID=11913914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1635085A Expired - Lifetime JPH0229843B2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | Enjinnobensadosochi |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0229843B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007247600A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
CA2817091A1 (en) * | 2010-11-17 | 2012-05-24 | Mack Trucks, Inc. | Hinged rocker arm and valve opening arrangement including a hinged rocker arm |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP1635085A patent/JPH0229843B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61175208A (ja) | 1986-08-06 |
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