JPH02298237A - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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JPH02298237A
JPH02298237A JP1118035A JP11803589A JPH02298237A JP H02298237 A JPH02298237 A JP H02298237A JP 1118035 A JP1118035 A JP 1118035A JP 11803589 A JP11803589 A JP 11803589A JP H02298237 A JPH02298237 A JP H02298237A
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JP
Japan
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stainless steel
corrosion cracking
stress corrosion
heat exchanger
resistance
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Pending
Application number
JP1118035A
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English (en)
Inventor
Takashi Kodaira
小平 隆志
Masayuki Mogi
茂木 聖行
Takashi Suzai
須斎 嵩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 くイ)産業上の利用分野 本発明は、臭化リチウム等の濃厚塩類の溶液を吸収液と
して使用する吸収冷凍機に関する。
(ロ)従来の技術 例えば特開昭63−189753号公報に示されている
吸収冷凍機のように、吸収液に臭化リチウム溶液等の塩
類を作動流体として使用するものについては機器を構成
している材料は鋼、銅、フェライト系ステンレス鋼であ
る。そして、特に板厚が薄く、強度が必要な伝熱管、又
はトレー等にはステンレス鋼が使用されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記従来の技術において、フェライト系ステンレス鋼で
は、溶接性が悪く、又、伝熱管の拡管時に割れが生じる
虞れがあった。又、フェライト系ステンレス鋼より加工
性、及び耐腐食性に優れた従来のオーステナイト系ステ
ンレス鋼を伝熱管、及びトレー等に使用した場合には吸
収冷凍機の使用に伴いトレーのステンレス板の折曲部、
又はスポット溶接部に応力腐食割れが発生する虞れがあ
った。
本発明は加工性が良く、しかも耐食性、耐応力腐食割れ
性に優れた吸収冷凍機を提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、0.06wt%以
下のC,1,0〜4.0vt%のSi、  0 、3 
wt%以下のMn、18〜23wt%のCr、 8# 
18wt%のNi、1 、0〜3 、 Owt%のCu
、  0 、3 w 0 、7 wt%のMo、0.0
5wt%以下のN、 0.001〜0.0051%のB
を含み、残部はFe及び不可避的不純物の組成である耐
応力腐食割れ性と耐孔食性に優れたオーステナイト系ス
テンレス鋼を応用機器に使う場合に、伝熱管(16A)
 、 (22A) 、 (26) 、 (27)、トレ
ー(30) 、 (31)、吸収液配管(8)〜(12
)、又は冷媒配管(16)〜(18)の材料として上記
ステンレス鋼を使用した吸収冷凍機を提供するものであ
る。
又、耐応力腐食割れ性に優れたオーステナイト系ステン
レス鋼を伝熱管(16A) 、 (22A) 、 (2
6) 、 (27)、トレー(30) 、 (31)、
吸収液配管(8)〜(12)、又は冷媒配管〈16)〜
(18)の材料として使用した吸収冷凍機を提供するも
のである。
さらに、HOを0.5wt%、Mnを0.2畦%程度に
抑え、微量のBを添加し、Cr 、 Ni 、 Cu 
、 Siを含む耐応力腐食割れ性と耐孔食性に優れたオ
ーステナイト系ステンレス鋼を伝熱管(16A> 、 
(22A) 、 (26) 、 (27)、トレー(3
0) 、 (31)、吸収液配管(8)〜(12)、又
は冷媒配管(16)〜(18)の材料として使用した吸
収冷凍機を提供するものである。
(ホ)作用 吸収液、又は冷媒に接触する各伝熱管、それぞれのトレ
ー、各吸収液配管、又は冷媒配管の孔食を防止できると
共に、応力腐食割れを防止することが可能になり、さら
に、容管の拡管時の割れを防止することが可能になる。
又、吸収液、又は冷媒に接触する各伝熱管、トレー、又
は各配管に、耐応力腐食割れ性に優れたオーステナイト
系ステンレス鋼が使用され、吸収冷凍機を長期間使用し
た場合にも、それぞれの孔食、及び応力腐食割れを回避
することが可能になり、又、容管の拡管時の割れを防止
することができ、加工性を向上させることが可能になる
さらに、Mo 、 Mnを所定の吐%に抑え、微量のB
を添加しCr 、 Ni 、 Cu 、 Siを含むオ
ーステナイト系ステンレス鋼を各伝熱管、トレー、又は
配管に使用することにより、吸収冷凍機を長期間使用し
た場合にも、それぞれに孔食、又は応力腐食割れが発生
することを回避することが可能になり、又、容管の拡管
時の割れを防止することができ、加工性を向上させるこ
とが可能になる。
(へ)実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図に示したものは二重効用吸収冷凍機であり、冷媒
に水(J(,0八吸収剤(吸収液)に臭化リチウム(L
iBr)水溶液を使用したものである。
第1図において、(1)はガスバーナ(IB)を備えた
高温再生器、(2)は低温再生器、(3)は凝縮器、(
4)は蒸発器、(5)は吸収器、<6)は低温熱交換器
、(7)は高温熱交換器、(8)ないしく12)は吸収
液配管、(15)は吸収液ポンプ、(16)ないしく1
8)は冷媒配管、 (19)は冷媒ポンプ、(20)は
ガスバーナ(IB)に接続されたガス配管、(21)は
加熱量制御弁、(22)は冷水配管であり、それぞれは
第1図に示したように配管接続されている。そして、冷
媒配管(16)の途中には低温再生器熱交換器である伝
熱管(16A)、冷水配管(22)の途中には蒸発器熱
交換器である伝熱管(22A)が設けられている。又、
(25)は冷却水配管であり、この冷却水配管(25〉
の途中には吸収器熱交換器である伝熱管(26)、及び
凝縮器熱交換器である伝熱管(27)が設けられている
更に、<30)は蒸発器(4)の伝熱管<22A)に冷
媒を散布するためのトレー、(31)は吸収器(5)の
伝熱管(26)に吸収液を散布するためのトレーである
上記のように構成きれた吸収冷凍機において、各伝熱管
(16A) 、 (22A) 、 (26) 、 (2
7)、各トレー〈3Q) 、 (31)、吸収液配管(
8)ないしく12〉、及び冷奴配管(16)ないしく1
8)には開発された耐応力腐食割れ性に優れたオーステ
ナイト系ステンレス鋼(以下、本発明例のステンレス鋼
という)が使用されている。
第8図、及び第9図はトレー(30)の概略構成説明図
である。第8図、及び第9図において、(41〉は本発
明例のステンレス鋼を折曲し、スポット溶接して作られ
た液分配器で、この液分配器(41)は所定の長さ、及
び幅を有している。又、液分配器(41)の底壁には複
数個の孔(42)(42>・・・が設けられている。又
、(43)は本発明例のステンレス鋼を折曲し、液分配
器(41)の下壁にスポット溶接により固着された液室
内板であり、傾斜部〈44)と垂直部(45)とを備え
ている。さらに(46)は本発明例のステンレス鋼を折
曲し、液室内板(43)の垂直部(45)にスポット溶
接により固着きれた板体である。この板体(46)は堰
(47)と溝(48) 、 (48)・・・が複数条設
けられている基体(49)とから構成されている。そし
て、液室内板(43)の垂直部〈45)の外側壁と溝(
48) 、 (4B)・・・とで流路(50) 、 (
50)・・・が形成されている。(46A)は板体り4
6〉の折曲部である。
又、流路(50) 、 (50)・・・の下方に、伝熱
管(22A)が配設されている。各伝熱管(22A)は
第10図に示したように管板(51)に拡管により固定
されている。第10図において(52)は拡管部である
さらに、トレー(31〉は上記トレー(30)と略同様
に構成され、複数の部品をスポット溶接により固着して
作られている。又、伝熱管(26)は上記伝熱管(22
A)と同様に管仮に拡管により固定されている。上記本
発明例のステンレス鋼は、C,Si 、 Mn。
Cr 、 Ni 、 Cu 、 Mo 、 N 、及び
Bを、必須成分とする。
上記ステンレス鋼において、Cは0.06wt%以下で
ある。Cは0.06wt%を超えるときは、Crfl化
物生成量が増大し、耐食性を害する。
Siはマイルドな環境では耐応力腐食割れ性を改善する
効果は小さいが、耐孔食性、特に溶接部の耐孔食性を改
善する効果が大きいので、本発明が対象とするような用
途では1 、 Owt%以上添加する。しかし、4.0
wt%を超えると熱間加工性と溶接性が低下する。
Mnは本発明の根本をなす元素であり、その含有量の低
減により、耐応力腐食割れ性と耐孔食性が著しく向上す
る。第1図及び第2図にCu含有オーステナイト系ステ
ンレス鋼の耐応力腐食割れ性と耐孔食性に及ぼすMnの
影響を示す、 Mnを0 、3 wt%以下とすること
により著しい向上効果が得られる。
Crはステンレス鋼に不可欠な耐食性に有効な元素であ
り、本発明鋼の場合18〜23吐%とする。18wt%
未満のときは耐食性が充分ではなく、23吐%を超える
ときは耐食性は良いが高価格となり、本発明の目的に反
することになる。
Niはオーステナイト系ステンレス鋼であることから8
〜18wt%とする。8wt%未滴のときは組織がオー
ステナイト相とならず、18吐%を超えるときは高価格
なステンレス鋼となる。
Cuは本発明に不可欠の元素であり、1吐%以上含有さ
せることにより耐応力腐食割れ性を改善する。オーステ
ナイト系ステンレス鋼の耐応力腐食割れ性と耐孔食性に
及ぼすCuの影響を第4図及び第5図に示す、但し、C
uが3 、 Owt%を超えると熱間加工性が劣化する
Moは本発明の根本をなす元素であり、その適量の添加
により耐応力腐食割れ性と耐孔食性が著しく向上する。
第2図及び第3図にCu含有オーステナイト系ステンレ
ス鋼の耐応力腐食割れ性と耐孔食性に及ぼすMoの影響
を示す。MOを0.3〜0.7吐%とすることにより著
しい耐応力腐食割れ性の向上効果が得られる。
Nは耐孔食性を向上させるが、一方、耐応力腐食割れ性
を著しく害する元素でもあるので0.05wt%以下と
する。
Bは本発明に不可欠の元素であり、0.001〜0.0
05wt%含有させることにより熱間加工性を改善する
。本発明鋼のような低Mn鋼ではMnSの生成量が少な
く、そのため熱間で粒界にフィルム状に析出すると考え
られるFeSの生成量が多くなり熱間加工性が低下する
so、001wt%以上のB添加によりこのような熱間
加工性の低下が改善されるが、0.005wt%を超え
ると耐孔食性が劣化してくるため好適範囲を0.001
〜o、oos−t%とした。
なお、残部は鉄であるが、本発明鋼は上記化学種以外に
P、S、Affi等の不可避的不純物を含有していても
よい。
以下、本発明例のステンレス鋼と他のステンレス鋼との
比較結果について説明する。第1表に示す化学組成を有
する鋼を高周波真空溶解炉で溶製し、50kg鋼塊を得
た。Nfll〜5を本発明例とし、化学組成が本発明範
囲をはずれるP&16〜11及び5US316を比較例
とした。
本発明例及び比較例の上記鋼塊の側面から10m厚の鋼
板を切り出し、その鋼板から熱間加工性の評価用として
、6.411114の丸棒試験片を作製した。
上記鋼塊は以下の条件で厚さ2ffIIIの冷延焼鈍鋼
板に製造した。
(1)1200°Cの加熱温度で熱間圧延し、厚さ3(
Illのスラブを製造した。
(2)1250°Cの加熱温度で熱間圧延し、厚さ4I
II11の熱延鋼板を製造した。
(3)1100℃で焼鈍した。
(4) ショット酸洗による脱スケールを行なった。
(5)冷間圧延で厚さ2mの冷延鋼板を製造した。
(6)1100℃で焼鈍した。
(7)ソルト処理、酸洗による脱スケールを行なった。
耐応力腐食割れ性の評価方法として、JIS−GO57
6に準拠した沸騰塩化マグネシウム試験を行なった。す
なわち先に示した2III11厚の冷延焼鈍鋼板より1
.5’X15”X75’tll11(7)試験片を作製
し、湿式#500研磨仕上の径内側、半径Brrrnの
U字曲げを行なった。
この試験片を沸騰試験溶液の中に300時間まで浸漬し
、割れが発生するまでの時間により耐応力腐食割れ性を
評価した。
但し塩化マグネシウムの濃度は、温水中における応力腐
食割れとほぼ同じ割れ形態となる低濃度の32.5%と
した。
耐孔食性の評価として、JIS−GO57Bに示す塩化
第2鉄腐食試験を行なった。先に示した2m厚の冷延焼
鈍板より2’X30”X30’nmの試験片を作製し、
湿式#320研磨仕上の後に、35°Cの6%塩化第2
鉄溶液に24時間浸漬した。浸漬試験後の単位面積、単
位時間当たりの腐食減量により耐孔食性を評価した。
熱間加工性の評価として、高温高速引張試験を下記の要
領で実施した。先に示した丸棒試験片を1200℃×5
0秒保持後、100℃/aiinの冷却速度で800℃
まで冷却し、さらに800℃×10秒保持後その温度で
引張速度1100r/seeの速さで熱間引張試験を行
なった。熱間引張試験後の試験片の断面収縮率により熱
間加工性を評価した。断面収縮率が大きいほど熱間加工
性は良好である。
結果を第2表に示す0本発明例は比較例に比べて著しく
優れた耐応力腐食割れ性と良好な耐孔食性及び熱間加工
性を有している。比較例は歯6を除いて全般的に耐応力
腐食割れ性が悪く、特に耐孔食性の良いものにその傾向
が強い。また隘6゜7のMn含有量が低く、Bを添加し
ていないものは熱間加工性に劣る。
〈以下余白〉 第  1  表             (単位−t
%)(単位wt%) 第  2  表 上記のように、本発明例のステンレス鋼が各所に使用さ
れた吸収冷凍機の運転時、従来の吸収冷凍機と同様に高
温再生器(1)で蒸発した冷媒は低温再生器(2)の伝
熱管(16A)を経て凝縮器(3)へ流れ、凝縮器〈3
)の伝熱管(27〉を流れる水と熱交換して凝縮液化し
た後冷媒配管(17)を介して蒸発器(4)へ流れる。
そして、冷媒液がトレー(30)から伝熱管(22A)
に散布され伝熱管(22A)内の水と熱交換して蒸発し
、気化熱によって伝熱管(22A)内の水が冷却される
。そして、冷水が負荷に循環して冷房運転が行なわれる
。また、蒸発器(4)で蒸発した冷媒は吸収器(5)で
トレー(31)から伝熱管(26)に散布された吸収液
に吸収される。そして、冷媒を吸収して濃度の薄くなっ
た吸収液が吸収液ポンプ(15)の運転により低温熱交
換器(6)、高温熱交換器(7)を経て高温再生器(1
)へ送られる。高温再生器(1)に入った吸収液はバー
ナ(IB)によって加熱され、冷媒が蒸発し、中濃度の
吸収液が高温熱交換器(7)を経て低温再生器(2)に
入る。そして、吸収液は高温再生器(1)から冷媒配管
<16)を流れて来た冷媒蒸気により加熱され、さらに
冷媒が蒸発分離され濃度が高くなる。高濃度になった濃
吸収液(以下濃液という)は低温熱交換器(6)を経て
温度低下して吸収器(5〉へ送られ散布される。
また、本発明例のステンレス鋼と、他のオーステナイト
系ステンレス鋼、及びフェライト系ステンレス鋼との機
械的性質の比較結果について説明する。第3表及び第4
表に、MOを0.5wt%、Mnを0 、2 wt%程
度に抑え、微量のBを添加し、他の金属を含んだ本発明
に関係するステンレス鋼(A)と、他のオーステナイト
系ステンレス鋼(B)〜(E)、及びフェライト系ステ
ンレス鋼(F)の化学成分を示す。
第5表は上記本発明例のステンレス鋼と他のオーステナ
イト系ステンレス鋼(E)、及びフェライト系ステンレ
ス鋼(F)の各種機械的性質を示したものである。第5
表には、本発明のステンレス鋼の機械的性質が他のオー
ステナイト系ステンレス鋼(E)とほぼ等しく、エリク
セン値、バルジ高さ、及び溶接部の伸びなどにおいて、
フェライト系ステンレス鋼(F)より大幅に優れている
ことが示されている。このことから、本発明のステンレ
ス鋼は溶接部の加工、及び拡管加工に充分対応できる。
第6図は本発明例のステンレス鋼(A)と第3表、及び
第4表のNcC,D及びEのステンレス鋼の耐応力腐食
割れ性の実験結果を示したものであり、沸騰したMgC
L溶液中に、U字状に曲げた各ステンレス鋼を入れ割れ
発生時間を計測したものである。第6図において正方形
、三角及び円の記号のうち白ぬきのものは割れが発生し
なかったことを示し、黒ぬりのものは割れが発生したこ
とを示している。第6図の実験結果には、本発明側以外
のステンレス鋼の割れ発生時間が他のステンレス鋼に比
較して長く、MgC1,の濃度が高くなるのに伴い僅か
ずつ短くなり、本発明例のステンレス鋼の割れはMgC
Lの濃度が32.5%の場合に発生することが示されて
いる。
第7図は本発明例のステンレス鋼(A)と第3表及び第
4表のNQB−Fのステンレス鋼の腐食減量の実験結果
を示したものであり、6%のFeC1,溶液と1/2O
NのHcl溶液との混合溶液に開発鋼、及び各ステンレ
ス鋼を入れ、35℃に維持した場合の24時間後の腐食
減量を計測したものである。
第7図の実験結果には、本発明例のステンレス鋼の腐食
減量が他のステンレスと比較して少ないことが示されて
いる。
く以下余白〉 第3表 (−【%) 第4表 (++1%) 第5表 上記のように耐応力腐食割れ性及び耐孔食性に優れた本
発明例のステンレス鋼を、冷媒配管(16)ないしく1
8)、及び伝熱管(16A)、(27)に使用すること
により、各冷媒配管、及び伝熱管の腐食及び応力腐食割
れを長時間にわたり防止することができる。又、トレー
(30)、伝熱管(22A )、及び濃吸収液を散布す
るトレー(31)、濃吸収液が散布される伝熱管(26
)に本発明例のステンレス鋼を使用することにより、折
曲部、スポット溶接部、拡管部等の腐食、及び応力腐食
割れを防止することができる。
又、本発明例のステンレス鋼を吸収液配管(8)、中間
吸収液が流れる吸収液配管(9) 、 (10)、及び
濃吸収液が流れる吸収液配管(11) 、 (12)に
使用することにより、長期間にわたり腐食、及び応力腐
食割れを防止することができる。
さらに、伝熱管(16A) 、 (22A) 、 (2
6) 、 (27)、トレー(30) 、 (31)、
及び吸収液配管(8)ないしく12)、冷媒配管(16
)ないしく18)などに耐応力腐食割れ性、及び耐孔食
性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼を使用するこ
とにより、第8図に示したスポット溶接部<4LA)等
の溶接箇所の応力腐食割れ、及び例えば第10図に示し
た拡管部(52)等の拡管時の割れを回避することがで
き、各伝熱管、トレー、及び吸収液配管の加工性を大幅
に向上することができ、吸収冷凍機の製造作業の簡略化
を図ることができる。
又、伝熱管、トレー、及び吸収液配管等のいずれかに本
発明例のステンレス鋼を使用することにより同様の作用
効果が得られる。
(ト)発明の効果 本発明は以上のように構成された吸収冷凍機であり、耐
応力腐食割れ性、及び耐食性に優れたオーステナイト系
ステンレス鋼を伝熱管、トレー、又は吸収液配管等に使
用しているため、塩類雰囲気で使用される上記伝熱管、
及びトレー等の腐食、及び応力腐食割れを防止すること
ができ、又、伝熱管、及びトレー等の溶接部の応力腐食
割れを回避することができ、又、拡管加工等へも充分に
対応でき、この結果、吸収冷凍機の製造時の加工性を大
幅に向上させることができる。
又、耐応力腐食割れ性に優れたオーステナイト系ステン
レス鋼を伝熱管、トレー、又は配管材料として使用する
ことにより、長期間吸収冷凍機を使用した場合にも、伝
熱管、トレー又は配管の応力腐食割れを回避することが
でき、又、伝熱管、トレー等の溶接、又は拡管加工等へ
充分対応でき、加工性を大幅に向上させることができる
さらに、MOを0 、5 wt%、Mnを0 、2 w
t%程度に抑え、微量のBを流加し、Cr 、 Ni 
、 Cu 、 Siを含む耐応力腐食割れ性に優れたオ
ーステナイト系ステンレス鋼を伝熱管、トレー、又は配
管材料として使用することにより、長期間吸収冷凍機を
使用した場合にも、伝熱管、トレー、又は配管の応力腐
食割れを回避でき、又、伝熱管、又は配管の拡管加工等
へ充分対応でき、加工性を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の吸収冷凍機の回路構成図で
ある。 第2図は、Mo 、 Mnの含有率と、耐応力腐食割れ
性との関係を示すグラフである。 第3図は、Mo 、 Mnの含有率と耐孔食性との関係
を示すグラフである。 第4図は、Cuの含有率と耐応力腐食割れ性との関係を
示すグラフである。 第5図は、Cuの含有率と耐孔食性との関係を示すグラ
フである。 第6図は本発明例のステンレス鋼、及び従来のステンレ
ス鋼と耐応力腐食割れ性との関係を示すグラフである。 第7図は本発明例のステンレス鋼、及び従来のステンレ
ス鋼と耐孔食性との関係を示すグラフである。 第8図は第9図におけるY−Y断面図である。 第9図はトレーの一部を切欠いて示した側面図である。 第10図は伝熱管と管板との固定構造を示す断面図であ
る。 (8)〜(12〉・・・吸収液配管、 (16)〜(1
8)・・・冷媒配管、 (16A)、 (22A)、 
(26)、 (27)・・・伝熱管、 く30)、 (
31)・・・トレー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)C/0.06wt%以下、 Si/1.0〜4.0wt%、 Mn/0.3wt%以下、 Cr/18〜23wt%、 Ni/8〜18wt%、 Cu/1.0〜3.0wt%、 Ho/0.3〜0.7wt%、 N/0.05wt%以下、 B/0.001〜0.005wt% を含み、残部はFe及び不可避的不純物の組成である耐
    応力腐食割れ性と耐孔食性に優れたオーステナイト系ス
    テンレス鋼を応用機器に使う場合に、伝熱管、トレー、
    又は配管の材料として上記ステンレス鋼を使用したこと
    を特徴とする吸収冷凍機。
  2. (2)耐応力腐食割れ性に優れたオーステナイト系ステ
    ンレス鋼を伝熱管、トレー、又は配管材料として使用し
    たことを特徴とする吸収冷凍機。
  3. (3)Moを0.5wt%、Mnを0.2wt%程度に
    抑え、微量のBを添加し、Cr、Ni、Cu、Siを含
    む耐応力腐食割れ性に優れたオーステナイト系ステンレ
    ス鋼を伝熱管、トレー、又は配管材料として使用したこ
    とを特徴とする吸収冷凍機。
JP1118035A 1989-05-11 1989-05-11 吸収冷凍機 Pending JPH02298237A (ja)

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US6399216B1 (en) * 1997-09-17 2002-06-04 Gas Research Institute Corrosion-resistant coatings for steels used in bromide-based absorption cycles
US6725911B2 (en) 2001-09-28 2004-04-27 Gas Research Institute Corrosion resistance treatment of condensing heat exchanger steel structures exposed to a combustion environment

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