JPH11236654A - ロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式サイクル熱交換器用ステンレス鋼 - Google Patents

ロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式サイクル熱交換器用ステンレス鋼

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JPH11236654A
JPH11236654A JP10043896A JP4389698A JPH11236654A JP H11236654 A JPH11236654 A JP H11236654A JP 10043896 A JP10043896 A JP 10043896A JP 4389698 A JP4389698 A JP 4389698A JP H11236654 A JPH11236654 A JP H11236654A
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JP
Japan
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less
stainless steel
ammonia
heat exchanger
cycle heat
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Hiroshi Kihira
寛 紀平
Akio Yamamoto
章夫 山本
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F21/00Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials
    • F28F21/08Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials of metal
    • F28F21/081Heat exchange elements made from metals or metal alloys
    • F28F21/082Heat exchange elements made from metals or metal alloys from steel or ferrous alloys

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式サ
イクル熱交換器用ステンレス鋼を提供する。 【解決手段】 重量%で、 C:0.08%以下、 Si:0.01以上
2.0%以下、Mn:0.05%以上1.5%以下、 P:0.05%以下、 S:
0.01%以下、Cr:13%以上 32%以下、 Mo:3.0%以下、Al:0.
005%以上0.1%以下、 Ni:1.0%以下、 Cu:1.0%以下、Ti:
0.05%以下を含有することを特徴とするフェライト系ス
テンレス鋼、および、重量%で、 C:0.08%以下、Mn:0.0
5%以上1.5%、Cr:13%以上 25%以下、 Ni:7.0%以上 15.0%
以下、 Al:0.005%以上0.1%以下、 P:0.05%以下、S:0.01
0%以下、Si%+Mo%:1.5%以上、Ti:0.05%以下を含有するこ
とを特徴とするオーステナイト系ステンレス鋼。Nb:5×
(C%+N%)以上1.0%以下を添加しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンモニアおよび
水を熱媒体とした家庭用ガスエアコンなどの熱交換シス
テムに用いられる耐食性の高いアンモニア−水系吸収サ
イクル熱交換器用ステンレス鋼に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用エアコンディショナーには
フロンを用いた熱交換システムが用いられてきた。しか
し、フロンガスのオゾン層破壊が問題となり、それを軽
減するため、近年では代替フロンの採用が進みつつあ
る。ところが、代替フロンは地球温暖化係数が非常に大
きく、将来は環境問題として規制が加わる動きが活発化
している。このような中、より地球環境にやさしいエア
コンディショニングシステムの開発は重要な項目の一つ
である。
【0003】フロンに代わる熱媒体の一つの可能性とし
てアンモニア水がある。これは従来より大型業務用冷蔵
庫などには一部用いられてきた。この場合、熱交換器が
比較的大型であり、またアンモニアに重クロム酸を添加
して不動態化を促進することによって防食することで、
普通鋼で部材を構成することが可能であった。
【0004】しかしながら、小型化するという課題およ
び環境問題によって重クロム酸を使用しないという方針
から、自らがクロム酸化物の皮膜を形成するステンレス
鋼の適用が検討されてきた。
【0005】このような事情の中で、主に耐食性の観点
から、発明者らは、「重量%でC:0.030%以下、
Si:1.0%以下、Mn:0.05%以上1.5%以
下、Cr:10.0%以上25.0%以下、Mo:3.
0%以下、Al:0.005%以上0.1%以下、P:
0.0025%以下、S:0.010%以下とするか、
さらにTi:5×(C%+N%)以上0.5%以下を含
有するアンモニア−水系吸収式サイクル熱交換器用ステ
ンレス」を、特願平8−149320号にて、また、
「重量%でC:0.08%以下、Mn:0.05〜1.
5%、Cr:13〜25%、Ni:7.0〜15.0
%、Al:0.005〜0.1%、P:0.05%以
下、S:0.010%以下、Si%+Mo%>1.5%
とするか、さらにはTi%+Nb%:5×(C%+N
%)以上1.0%以下を含有するか、またはさらにC
u:0.5〜3.0%を含有するアンモニア−水系吸収
式サイクル熱交換器用オーステナイト系ステンレス鋼」
を特願平9−82653号にて出願した。
【0006】これらの発明は、主に耐食性およびコスト
の観点からなされたものであるが、アンモニア−水系吸
収式熱交換システムをコンパクトに設計するためには、
所定のサイズに切断し、媒体の流路となる部分をくり貫
いた薄板を、ロウ材を用いて接合して積層型熱交換器を
作成するため、良好なるロウ接性(ロウ付け性)を有す
ることも非常に重要な要件となる。
【0007】従来ロウ付け時には、真空加熱炉の中の真
空度を、ロータリーポンプと拡散ポンプの併用によって
10-7torrまで上げる操作により、上述の発明鋼材のロ
ウ付けを行っていたが、工程上コストアップとなるた
め、より低真空度での処理法の開発が課題となってい
た。このような操作を行っていた理由は、上述の従来鋼
上に黒色または黄色の皮膜がロウ付け作業時に形成さ
れ、接合不良を起こすことがあったからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、耐食
性およびコストについて従来技術の鋼材に関する考え方
を継承しつつも、工程上のコスト低減のため、ロウ接性
に優れたアンモニア−水系吸収式サイクル熱交換器用ス
テンレス鋼を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、真空度が不十分な状態でロウ接を行い、皮膜形成が
起きて接合不良を起こしたステンレス表面の表面解析を
X線回折法およびグロー放電分光分析法にて行ったとこ
ろ、その皮膜はチタンの炭化物または窒化物であること
が判明した。つまり、材料中のチタン含有量を低く押さ
えることで課題解決が可能との知見を得たのである。
【0010】この知見に基づき本発明は完成されたもの
であって、その要旨とするところは以下の通りである。 (1) 重量%で、 C :0.08%以下、 Si:0.01%以上2.0%以下、 Mn:0.05%以上1.5%以下、P :0.05%以下、 S :0.01%以下、 Cr:13%以上32%以下、 Mo:3.0%以下、 Al:0.005%以上0.1%以下、 Ni:1.0%以下、 Cu:1.0%以下、 Ti:0.05%以下 を含有し、残部がFeと不可避的不純物からなることを
特徴とするロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式サ
イクル熱交換器用フェライト系ステンレス鋼。 (2) 上記 (1) の鋼に、さらに重量%で、Nb:5×
(C%+N%)以上1.0%以下を含有することを特徴
とする記載のロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式
サイクル熱交換器用フェライト系ステンレス鋼。
【0011】(3) 重量%で C :0.08%以下、 Mn:0.05以上1.5%、 P :0.05%以下、 S :0.01%以下、 Cr:13%以上25%以下、 Ni:7.0%以上15.0%以下、 Al:0.005以上0.1%以下、Si%+Mo%:1.5%以上、 Ti:0.05%以下 を含有し、残部がFeと不可避的不純物からなることを
特徴とするロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式サ
イクル熱交換器用オーステナイト系ステンレス鋼。 (4) 上記 (3) の鋼に、さらに重量%で、Nb:5×
(C%+N%)以上1.0%以下を含有することを特徴
とするロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式サイク
ル熱交換器用オーステナイト系ステンレス鋼。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明に至った知見につい
て説明する。アンモニア−水系吸収式熱交換システム
は、前述の積層熱交換器とそれらをつなぐ配管系などか
ら構成される。積層熱交換器には、コスト面および全面
腐食や応力腐食割れといった耐食性の観点からフェライ
ト系ステンレス鋼が選定される。一方、配管系には、耐
応力腐食割れ性を具備しつつも製造工程の中で細管製造
に耐え得る加工性を持ったオーステナイト系ステンレス
鋼が選択される。また、様々な部品を接続するために積
層型熱交換器の一部にオーステナイト系ステンレス鋼が
適用されることもある。
【0013】本発明のポイントは、さらにロウ付け工程
での低コスト化を図ることであり、鋼材中のチタン含有
量を0.05重量%以下に抑えることで性能上の効果が
出始めることを見出したところにある。この効果はフェ
ライト系、オーステナイト系を問わず発現する。この知
見を基に、フェライト系およびオーステナイト系のステ
ンレスについて、チタン添加の上限値を0.05%とし
た。また、この性能を安定的に発揮させるためには、好
ましくは0.02%以下、さらに好ましくは0.005
%以下とすると良い。
【0014】チタン以外の成分についての限定理由を述
べる。まず、ロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式
サイクル熱交換器用フェライト系ステンレス鋼について
であるが、Cは、熱交換システムを構築する上で避ける
ことができない溶接を行うに当たって、熱影響を受ける
部位でCr236 なる化合物が生じ、周囲のクロムを取
り込んでクロム欠乏層を形成させることが知られてい
る。その意味でC含有量は少なければ少ないほど良い。
また、加工性、靭性の観点からもCは低い方が良いが、
一方であまり低くしすぎると製鋼時間が長くなり、コス
トアップとなる。Nb添加によりクロム炭化物の形成を
抑制できることも鑑み、0.08%以下と限定した。好
ましくは、0.04%以下とするのが良い。
【0015】Siは、脱酸作用があるが、0.01%未
満では効果は期待できない。また、2.0%を超えると
加工性を著しく阻害する。そこで上限値を2.0%と限
定した。好ましくは、上限値を1.0%とする。
【0016】Mnは、高温高圧アンモニア−水系環境に
おいて、耐食性に対し特別な影響を与えることは無いの
で、通常の成分範囲として0.05%以上1.5%以下
と限定した。好ましくは、上限値を1.0%とする。
【0017】Pは、ステンレス鋼の耐食性を低下させる
元素であるので少ない方が良く、0.05%を超えると
耐食性の劣化が顕著となるので、この値を上限値とし
た。好ましくは、0.04%以下の範囲に抑える。
【0018】Sも耐食性を劣化させる元素であり、0.
01%を超えると影響が顕れるので、上限値を0.01
%とした。
【0019】Crは、高温高圧アンモニア水環境中で十
分な耐食性を確保するために下限値を13%以上とし、
上限値は鋼材製造上の限界から32%とした。好ましい
範囲は16〜25%である。
【0020】Moは耐食性向上に極めて大きな効果を発
揮する元素である、下限値は特に設けないが、上限値は
コスト面から3.0%と限定した。
【0021】Alは脱酸剤として0.1%以下の範囲で
添加される。効果が出始める値である0.005%を下
限値とした。
【0022】Niは耐食性向上に有効であるが、あまり
添加するとマルテンサイト化して水素脆化の原因ともな
ること、およびコスト面から1.0%を上限値とした。
好ましい上限値は0.6%である。
【0023】Cuは、ε−Cu相の析出が起きない程度
に添加すれば耐食性向上に有効であるため、上限値を
1.0%とした。好ましい上限値は0.6%である。
【0024】つぎに、ロウ接性に優れたアンモニア−水
系吸収式サイクル熱交換器用オーステナイト系ステンレ
ス鋼であるが、Cは熱交換システムを構築する上で避け
ることのできない溶接を行うにあたって、熱影響を受け
る部位でCr236 なる化合物を生じ、周辺のクロムを
欠乏させ、もって材料の耐食性を、特に結晶粒界におい
て劣化させる。その意味でCは低ければ低いほど良く、
加工性や靭性の観点からも低い方が良い。一方であまり
低いと製鋼時の精錬に特別な工夫が必要になるなど、コ
ストアップの要因となる。Nb添加により、ある程度ま
ではクロムカーバイドの析出を抑制できることも鑑み、
0.08%以下と限定した。好ましくは0.04%以下
が良い。
【0025】Mnは高温高圧アンモニアー水系環境にお
いて、耐食性に対し特別の影響を与える合金成分とは考
えにくいので、オーステナイト系ステンレス鋼に一般的
に添加される量である0.05〜1.5%の範囲と限定
した。
【0026】Crは、本発明の関与する環境下で全面腐
食を抑制するためには必須の元素であり、高い含有量で
あればあるほど効果を発揮する。一方、低クロム側につ
いては、条件により、かなり下げても耐食性を発揮しう
るとも考えられるが、その分高価なニッケルを添加しな
くてはオーステナイト相を安定化できず、コスト的メリ
ットが出難くなる。また、高い方も同様なことが言える
ため、本発明では13〜25%と限定した。好ましく
は、下限値を16%とすることで耐食性を安定して発現
できる。
【0027】Niは、ステンレス鋼のオーステナイト化
に必須の成分であり加工性向上に効果がある。他の合金
成分との兼ね合いもあるが最低7%程度の添加でその効
果が発揮される。また、高Cr材の場合、シェフラー図
より算定されるだけNiの添加が必要となってくるが、
入れすぎるとコスト的に見合わなくなる。これらの理由
により7〜25%以下と限定した。好ましくは、上限値
を15%とする。
【0028】Alは脱酸剤として0.1%以下の範囲で
添加される。効果は0.005%より現れるので、この
値以上の添加を限定した。
【0029】Pはステンレス鋼の耐食性を劣化させる元
素であり、特に応力腐食割れには有害な元素である。そ
こで、0.05%を上限とした。好ましくは0.04%
以下に抑える。
【0030】SはMnなどと結びついて水に可溶性のM
nSを形成し、耐食性を劣化させる元素である。そこで
0.01%を上限とした。
【0031】SiおよびMoは耐応力腐食割れ性を向上
させる元素であるが、その添加量は効果の現れるSi%
+Mo%の下限値を1.5%とし限定した。好ましくは
上限値4.0%までの範囲で添加する。
【0032】上記フェライト系ステンレス鋼およびオー
ステナイト系ステンレス鋼どちらにも共通する元素とし
て、さらに、Nが加工性などの特性に悪影響を及ぼすこ
とが知られているので、フェライト系では0.03%以
下に、オーステナイト系では0.25%以下に抑えるこ
とが好ましい。
【0033】また、真空度の低いの真空炉においてロウ
接時に生成する黒色または黄色皮膜には、Nbは全く検
出されなかった。つまり、Nb添加により鋼材中のCや
Nを固定し、クロム欠乏相の形成を防止する手法はロウ
接時に悪影響を与えないことになる。この知見により、
この性能を発揮させる下限値としてNbを5×(C%+
N%)以上、コスト面から上限値を1.0%と限定し
た。好ましくは、フェライト系では0.8%、オーステ
ナイト系では0.5%を上限値とする。
【0034】ただし、Nbを積極的に添加しない場合
は、真空度の管理基準を緩和し、ロウ接工程の生産性を
上げる観点から、好ましくは0.02%以下に、さらに
好ましくは0.005%以下に抑えるのが良く、この場
合は、Nbの下限値を5×(C%+N%)に規定する必
要はない。
【0035】
【実施例】以下に本発明の実施例について述べる。表1
に示す成分のステンレス鋼をラボ溶解により作成し、熱
間圧延、焼鈍、酸洗、冷間圧延して板厚0.3mmの鋼板
を作成した後、JIS−BNi2に規格されているロウ
材を用いて積層熱交換器を作成した。ロウ接は真空炉を
ロータリーポンプで0.1torr以下となるまで真空度を
上げ、その後1080℃に加熱することにより行った。
この真空度は、先般の10-7torrに比べ、大幅な生産性
向上を可能とする値である。接合処理後の試験体の様子
を観察し、黒色または黄色皮膜形成によるロウ接不良の
あるなしを検査した。
【0036】結果は表1の右欄に示した通りであり、い
ずれの場合もTiが0.05%以下であればロウ接不良
は起きていないことが判った。NbについてはCおよび
Nを固定するのに十分な量を添加してもロウ接不良の原
因にならないことも明らかとなった。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、耐食性が
要求されるアンモニア−水系吸収式熱交換器を製造する
に当たって、ロウ接時に超高真空を要していた従来のス
テンレス鋼からTiを本発明の限定範囲内に低減するこ
とで、ロータリーポンプでなしうる程度の真空度でも十
分にロウ接できることとなった。また、製造設備への投
資が軽減できると同時に、生産性も大幅に向上するとい
う効果を奏する。これにより環境問題を解決しうるアン
モニア−水系吸収式熱交換システムの製造コストを圧縮
することが可能となった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C :0.08%以下、 Si:0.01%以上2.0%以下、 Mn:0.05%以上1.5%以下、 P :0.05%以下、 S :0.01%以下、 Cr:13%以上32%以下、 Mo:3.0%以下、 Al:0.005%以上0.1%以下、 Ni:1.0%以下、 Cu:1.0%以下、 Ti:0.05%以下 を含有し、残部がFeと不可避的不純物からなることを
    特徴とするロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式サ
    イクル熱交換器用フェライト系ステンレス鋼。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフェライト系ステンレス
    鋼に、さらに重量%で、 Nb:5×(C%+N%)以上1.0%以下 を含有することを特徴とするロウ接性に優れたアンモニ
    ア−水系吸収式サイクル熱交換器用フェライト系ステン
    レス鋼。
  3. 【請求項3】 重量%で、 C :0.08%以下、 Mn:0.05以上1.5%、 P :0.05%以下、 S :0.01%以下、 Cr:13%以上25%以下、 Ni:7.0%以上15.0%以下 Al:0.005以上0.1%以下、 Si%+Mo%:1.5%以上、 Ti:0.05%以下 を含有し、残部がFeと不可避的不純物からなることを
    特徴とするロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式サ
    イクル熱交換器用オーステナイト系ステンレス鋼。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のオーステナイト系ステン
    レス鋼に、さらに重量%で、 Nb:5×(C%+N%)以上1.0%以下 を含有することを特徴とするロウ接性に優れたアンモニ
    ア−水系吸収式サイクル熱交換器用オーステナイト系ス
    テンレス鋼。
JP10043896A 1998-02-25 1998-02-25 ロウ接性に優れたアンモニア−水系吸収式サイクル熱交換器用ステンレス鋼 Withdrawn JPH11236654A (ja)

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