JPH0445235A - 熱交換器用銅合金 - Google Patents
熱交換器用銅合金Info
- Publication number
- JPH0445235A JPH0445235A JP15421490A JP15421490A JPH0445235A JP H0445235 A JPH0445235 A JP H0445235A JP 15421490 A JP15421490 A JP 15421490A JP 15421490 A JP15421490 A JP 15421490A JP H0445235 A JPH0445235 A JP H0445235A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrosion resistance
- heat exchanger
- copper alloy
- weight
- lithium bromide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 title abstract description 21
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims abstract description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims abstract 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 abstract description 59
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 abstract description 59
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 abstract description 21
- 239000000956 alloy Substances 0.000 abstract description 21
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 abstract description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 10
- 239000010949 copper Substances 0.000 abstract description 6
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 abstract description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 abstract description 3
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- AMXOYNBUYSYVKV-UHFFFAOYSA-M lithium bromide Chemical compound [Li+].[Br-] AMXOYNBUYSYVKV-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 42
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 22
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 13
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 9
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 229910000532 Deoxidized steel Inorganic materials 0.000 description 4
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N Hydrochloric acid Chemical compound Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910018054 Ni-Cu Inorganic materials 0.000 description 4
- 229910018481 Ni—Cu Inorganic materials 0.000 description 4
- QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N Ammonia Chemical compound N QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910018106 Ni—C Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000711 U alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-M Bicarbonate Chemical compound OC([O-])=O BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N Chlorine atom Chemical compound [Cl] ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000570 Cupronickel Inorganic materials 0.000 description 1
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910021529 ammonia Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 description 1
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 1
- 239000003112 inhibitor Substances 0.000 description 1
- 238000005342 ion exchange Methods 0.000 description 1
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011574 phosphorus Substances 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は高強度であると共に耐食性が優れた熱交換器用
銅合金に関し、更に詳述すれば、臭化リチウム(L i
B r)水溶液を使用する吸収式冷凍機用伝熱管の材
料として好適の熱交換器用銅合金に関する。
銅合金に関し、更に詳述すれば、臭化リチウム(L i
B r)水溶液を使用する吸収式冷凍機用伝熱管の材
料として好適の熱交換器用銅合金に関する。
[従来の技術]
従来、熱交換器用伝熱管の材料には、耐食性が優れた種
々の銅合金、例えば、90/10キユプロニツケル(1
0重量%のNiを含有するキュプロニッケル)、3重量
%Ni−Cu合金(3重量%のNiを含有するNi−C
u合金)又はりん脱酸鋼が使用されている。特に、臭化
リチウム水溶液を使用する吸収式冷凍機の熱交換器(吸
収器)用の伝熱管は、管外側が高濃度の臭化リチウム水
溶液と接触すると共に、管内側がこの管内を通流する冷
却水と接触するため、この伝熱管用材料には臭化リチウ
ム水溶液及び冷却水の双方に対する耐食性が優れている
ことが要求される。そこで、従前、このような用途の伝
熱管用材料には、臭化リチウム水溶液に対する耐食性が
優れた90/10キユプロニツケル等のNi−Cu系合
金が使用されていた。
々の銅合金、例えば、90/10キユプロニツケル(1
0重量%のNiを含有するキュプロニッケル)、3重量
%Ni−Cu合金(3重量%のNiを含有するNi−C
u合金)又はりん脱酸鋼が使用されている。特に、臭化
リチウム水溶液を使用する吸収式冷凍機の熱交換器(吸
収器)用の伝熱管は、管外側が高濃度の臭化リチウム水
溶液と接触すると共に、管内側がこの管内を通流する冷
却水と接触するため、この伝熱管用材料には臭化リチウ
ム水溶液及び冷却水の双方に対する耐食性が優れている
ことが要求される。そこで、従前、このような用途の伝
熱管用材料には、臭化リチウム水溶液に対する耐食性が
優れた90/10キユプロニツケル等のNi−Cu系合
金が使用されていた。
しかし、近時、腐食抑制剤の添加により伝熱管の防食管
理技術が向上してきたことと、材料のコストダウンの必
要性から、防食効果は優れているものの高価であるとい
う欠点をもつNiの含有量を低減する傾向にあり、90
/10キユプロニツケルよりも安価な3重量%Ni−C
u合金等が使用されている。そして、現在では、更に安
価なりん脱酸銅も伝熱管用材料として使用されている。
理技術が向上してきたことと、材料のコストダウンの必
要性から、防食効果は優れているものの高価であるとい
う欠点をもつNiの含有量を低減する傾向にあり、90
/10キユプロニツケルよりも安価な3重量%Ni−C
u合金等が使用されている。そして、現在では、更に安
価なりん脱酸銅も伝熱管用材料として使用されている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、近年、熱交換器の高性能化に伴って、熱
交換器用伝熱管の使用条件が増々苛酷になっている。こ
のような苛酷な使用条件においては、りん脱酸鋼からな
る伝熱管では臭化リチウム水溶液による腐食が発生する
虞がある。また、りん脱酸鋼を使用した場合、機器の構
造上から必要とされる強度を十分に得ることができない
場合がある。一方、N s −Cu系合金からなる伝熱
管は、前述の如く、−船釣にNi含有量を多くすること
により臭化リチウム水溶液に対する耐食性を高めること
ができるものの、製造コストが高くなり、熱伝導性が劣
化するという問題点がある。また、Ni−Cu系合金は
、管内を流れる冷却水の水質によっては、りん脱酸銅よ
りも冷却水による孔食が発生しやすい場合がある。
交換器用伝熱管の使用条件が増々苛酷になっている。こ
のような苛酷な使用条件においては、りん脱酸鋼からな
る伝熱管では臭化リチウム水溶液による腐食が発生する
虞がある。また、りん脱酸鋼を使用した場合、機器の構
造上から必要とされる強度を十分に得ることができない
場合がある。一方、N s −Cu系合金からなる伝熱
管は、前述の如く、−船釣にNi含有量を多くすること
により臭化リチウム水溶液に対する耐食性を高めること
ができるものの、製造コストが高くなり、熱伝導性が劣
化するという問題点がある。また、Ni−Cu系合金は
、管内を流れる冷却水の水質によっては、りん脱酸銅よ
りも冷却水による孔食が発生しやすい場合がある。
従って、強度及び臭化リチウム水溶液に対する耐食性は
Ni−Cu系合金と同様に優れていると共に、管内を流
れる冷却水に対する耐食性かりん脱酸銅と同様に優れて
いる低コストの熱交換器用銅合金の開発が望まれている
。
Ni−Cu系合金と同様に優れていると共に、管内を流
れる冷却水に対する耐食性かりん脱酸銅と同様に優れて
いる低コストの熱交換器用銅合金の開発が望まれている
。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
熱交換器用材料として機能上必要な種々の特性を有する
と共に、特に臭化リチウム水溶液及び冷却水の双方に対
する耐食性が優れた熱交換器用銅合金を提供することを
目的とする。
熱交換器用材料として機能上必要な種々の特性を有する
と共に、特に臭化リチウム水溶液及び冷却水の双方に対
する耐食性が優れた熱交換器用銅合金を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明に係る熱交換器用銅合金は、0.05乃至1.0
重量%のNi、0.01乃至1.0重量%のAI、0、
01乃至1.0重量%のSi及び1.0乃至10重量%
のZnを含有し、残部がCu及び不可避的不純物からな
ることを特徴とする。
重量%のNi、0.01乃至1.0重量%のAI、0、
01乃至1.0重量%のSi及び1.0乃至10重量%
のZnを含有し、残部がCu及び不可避的不純物からな
ることを特徴とする。
[作用コ
以下、本発明に係る熱交換器用銅合金について、その各
成分の添加理由及び組成限定理由を説明する。
成分の添加理由及び組成限定理由を説明する。
LL
Niを添加すると、銅合金の強度を向上させることがで
きると共に、耐食性、特に、臭化リチウム水溶液に対す
る耐食性を向上させることができる。しかしながら、N
iの含有量が0.05重量%未満の場合は、十分な耐食
性及び強度を得ることができない。一方、1.0重量%
を超えてNiを添加しても、耐食性が実質的にそれ以上
向上することはなく、逆に製造コストが上昇してしまう
という問題点がある。例えば、使用温度が約80°C以
下である吸収器の場合、1.0重量%を超えるNiを含
有しても、臭化リチウム水溶液に対する耐食性は、実用
上、それ以上改善されるものではない。従って、Niの
含有量は0.05乃至1.0重量%にする。
きると共に、耐食性、特に、臭化リチウム水溶液に対す
る耐食性を向上させることができる。しかしながら、N
iの含有量が0.05重量%未満の場合は、十分な耐食
性及び強度を得ることができない。一方、1.0重量%
を超えてNiを添加しても、耐食性が実質的にそれ以上
向上することはなく、逆に製造コストが上昇してしまう
という問題点がある。例えば、使用温度が約80°C以
下である吸収器の場合、1.0重量%を超えるNiを含
有しても、臭化リチウム水溶液に対する耐食性は、実用
上、それ以上改善されるものではない。従って、Niの
含有量は0.05乃至1.0重量%にする。
LL
A)を添加すると、銅合金の強度及び耐食性を向上させ
ることができる。しかしながら、AIの含有量が0.0
1重量%未満であると、この耐食性及び強度の向上効果
が不十分である。一方、A7の含有量が1.0重量%を
超えると、銅合金の強度は向上するものの、冷間加工性
が低下してしまう。
ることができる。しかしながら、AIの含有量が0.0
1重量%未満であると、この耐食性及び強度の向上効果
が不十分である。一方、A7の含有量が1.0重量%を
超えると、銅合金の強度は向上するものの、冷間加工性
が低下してしまう。
従って、A7の含有量は0.01乃至1.0重量%にす
る。
る。
ふ1
Siを添加すると、銅合金の強度及び耐食性を向上させ
ることができると共に、この銅合金を溶解した場合にS
iにより脱酸作用が得られる。しかしながらNSIの含
有量が0.01重量%未満であると、これらの効果が不
十分である。一方、Siの含有量が1.0重量%を超え
ると、銅合金の強度は向上するものの、冷間加工性が低
下してしまう。
ることができると共に、この銅合金を溶解した場合にS
iにより脱酸作用が得られる。しかしながらNSIの含
有量が0.01重量%未満であると、これらの効果が不
十分である。一方、Siの含有量が1.0重量%を超え
ると、銅合金の強度は向上するものの、冷間加工性が低
下してしまう。
従って、SIの含有量は0.OI乃至1.0重量%にす
る。
る。
Znを添加すると、銅合金の強度を高めることができる
と共に、熱間加工性を向上させることができる。しかし
ながら、Znの含有量が1.0重量%未満であると、こ
れらの効果が不十分である。
と共に、熱間加工性を向上させることができる。しかし
ながら、Znの含有量が1.0重量%未満であると、こ
れらの効果が不十分である。
一方、Znの含有量カ月0重量%を超えると、耐食性、
特に臭化リチウム水溶液に対する耐食性が低下すると共
に、応力腐食割れが発生しやすくなる。
特に臭化リチウム水溶液に対する耐食性が低下すると共
に、応力腐食割れが発生しやすくなる。
従って、Znの含有量は1.0乃至10重量%にする。
上述した成分を添加することにより、熱交換器用材料と
して機能上必要な種々の特性を有すると共に、銅合金の
強度及び臭化リチウム水溶液に対する耐食性を改善する
ことができる。また、Niの含有量が1.0重量%以下
であるため、製造コストを低減でき、熱伝導性を向上さ
せることができると共に、冷却水に対する耐食性も向上
させることができる。
して機能上必要な種々の特性を有すると共に、銅合金の
強度及び臭化リチウム水溶液に対する耐食性を改善する
ことができる。また、Niの含有量が1.0重量%以下
であるため、製造コストを低減でき、熱伝導性を向上さ
せることができると共に、冷却水に対する耐食性も向上
させることができる。
[実施例コ
次に、本発明の実施例について、本願特許請求の範囲か
ら外れる比較例と比較して具体的に説明する。
ら外れる比較例と比較して具体的に説明する。
先ず、下記第1表に示す組成の実施例合金1乃至8及び
比較例合金1乃至7を夫々クリブトル炉にて溶製し、7
kg(厚さが45mm1幅が70mm1長さが20Lm
)の鋳塊を得た。この場合、脱酸剤としては本願発明の
含宵成分であるA1及びSiの外にMnを添加して造塊
してもよい。
比較例合金1乃至7を夫々クリブトル炉にて溶製し、7
kg(厚さが45mm1幅が70mm1長さが20Lm
)の鋳塊を得た。この場合、脱酸剤としては本願発明の
含宵成分であるA1及びSiの外にMnを添加して造塊
してもよい。
次に、この鋳塊の表裏両面を3m+mの深さで面側した
後、800乃至850°Cの温度で10mmの厚さにま
で熱間圧延する。そして、これを酸洗し、スケールを除
去した後、1.0mmの厚さにまで冷間圧延した。
後、800乃至850°Cの温度で10mmの厚さにま
で熱間圧延する。そして、これを酸洗し、スケールを除
去した後、1.0mmの厚さにまで冷間圧延した。
次いで、窒素ガス雰囲気の炉中において、実施例合金1
乃至8及び比較例合金1乃至5については500℃の温
度で、比較例合金θについては700℃の温度で、比較
例合金7については350℃の温度で30分間焼鈍した
。
乃至8及び比較例合金1乃至5については500℃の温
度で、比較例合金θについては700℃の温度で、比較
例合金7については350℃の温度で30分間焼鈍した
。
次に、熱処理後のこれらの合金の加工性を調べ、更に、
臭化リチウム水溶液に対する耐食性、冷却水に対する耐
食性及び応力腐食割れに対する耐食性(耐応力腐食割れ
性)について試験した。それらの結果を下記第2表に示
す。
臭化リチウム水溶液に対する耐食性、冷却水に対する耐
食性及び応力腐食割れに対する耐食性(耐応力腐食割れ
性)について試験した。それらの結果を下記第2表に示
す。
第1表
第2表
なお、各耐食性試験及び耐応力腐食割れ性試験の条件は
下記の通りである。
下記の通りである。
(a)臭化リチウム水溶液に対する耐食性は、厚さが1
mm)幅が201111%長さが1001■の板材を試
験片として使用し、下記の腐食条件で試験した。
mm)幅が201111%長さが1001■の板材を試
験片として使用し、下記の腐食条件で試験した。
腐食媒体 ;65重量%臭化リチウム水溶液温度 ;8
0℃ 空気混入量;500乃至800cc/分期 間 ;l
O日日 間験終了後、試験片の表面を10重量%塩酸水溶液で酸
洗して、試験前後の重量変化により単位面積当りの腐食
減量を求めて耐食性を評価した。
0℃ 空気混入量;500乃至800cc/分期 間 ;l
O日日 間験終了後、試験片の表面を10重量%塩酸水溶液で酸
洗して、試験前後の重量変化により単位面積当りの腐食
減量を求めて耐食性を評価した。
(b)冷却水に対する耐食性は、厚さが1m、幅が20
mm、長さが100鰭の板材を試験片として使用し、下
記の腐食条件で試験した。
mm、長さが100鰭の板材を試験片として使用し、下
記の腐食条件で試験した。
腐食媒体; イオン交換水+80ppmの804′+
50ppmのC7−+ 3oppmのHCO3残留塩素
; l乃至3ppm 温度;60℃ 流動水 ;0.5乃至1.5 m/秒 期 間 ; 2 カ月 試験終了後、試験片の表面を10重量%塩酸水溶液で酸
洗して、試験前後の重量変化により単位面積当りの腐食
減量を求めて耐食性を評価した。
50ppmのC7−+ 3oppmのHCO3残留塩素
; l乃至3ppm 温度;60℃ 流動水 ;0.5乃至1.5 m/秒 期 間 ; 2 カ月 試験終了後、試験片の表面を10重量%塩酸水溶液で酸
洗して、試験前後の重量変化により単位面積当りの腐食
減量を求めて耐食性を評価した。
(C)耐応力腐食割れ性は、以下のようにして試験した
。先ず、第1図に示すように、厚さが0.5龍、幅が1
2.7酊、長さが150mmの試験片1を使用し、この
試験片1の両端部に穴を開けた後に、試験片1をループ
状に折り曲げ、両端部の穴に銅線2を通して双方を固定
した。そして、このような応力負荷状態で試験片1を室
温にて28重量%アンモニア蒸気中に2時間暴露した後
、試験片1の中央部における応力腐食割れの発生状況を
調査した。
。先ず、第1図に示すように、厚さが0.5龍、幅が1
2.7酊、長さが150mmの試験片1を使用し、この
試験片1の両端部に穴を開けた後に、試験片1をループ
状に折り曲げ、両端部の穴に銅線2を通して双方を固定
した。そして、このような応力負荷状態で試験片1を室
温にて28重量%アンモニア蒸気中に2時間暴露した後
、試験片1の中央部における応力腐食割れの発生状況を
調査した。
なお、第2表中において、耐応力腐食割れ性は、割れが
ない場合を○で示し、割れが若干ある場合を△で示し、
割れが著しく多い場合を×で示した。
ない場合を○で示し、割れが若干ある場合を△で示し、
割れが著しく多い場合を×で示した。
また、加工性は、良好である場合を○で示し、不良であ
る場合を×で示した。
る場合を×で示した。
この第2表から明らかなように、実施例合金1乃至8は
いずれも臭化リチウム水溶液及び冷却水の双方に対する
耐食性が優れており、本願発明の必須成分が比較的少な
い実施例合金1を除いては臭化リチウム水溶液による腐
食減量が24冒に/ cm 2以下、冷却水よる腐食減
量が3.0mg / am 2以下であった。また、実
施例合金1乃至8は、いずれも加工性が良好であると共
に、応力腐食割れが発生することはなかった。
いずれも臭化リチウム水溶液及び冷却水の双方に対する
耐食性が優れており、本願発明の必須成分が比較的少な
い実施例合金1を除いては臭化リチウム水溶液による腐
食減量が24冒に/ cm 2以下、冷却水よる腐食減
量が3.0mg / am 2以下であった。また、実
施例合金1乃至8は、いずれも加工性が良好であると共
に、応力腐食割れが発生することはなかった。
一方、本願発明の必須成分が不足する比較例合金1,2
及び比較例合金7(りん脱酸鋼)は加工性及び耐応力腐
食割れ性は良好であるものの、臭化リチウム水溶液及び
冷却水に対する耐食性が悪いものであった。また、本願
発明の必須成分を過剰に含有する比較例合金3.4は臭
化リチウム水溶液及び冷却水に対する耐食性が優れてい
るものの、夫々加工性及び耐応力腐食割れ性が悪いもの
であった。更に、Ni含有量が3.0乃至9.3重量%
と著しく多い比較例合金5,6は、特に臭化リチウムに
対する耐食性が優れているものの、Ni含有量が多いた
め製造コストが高いと共に、加工性が悪いものであった
。
及び比較例合金7(りん脱酸鋼)は加工性及び耐応力腐
食割れ性は良好であるものの、臭化リチウム水溶液及び
冷却水に対する耐食性が悪いものであった。また、本願
発明の必須成分を過剰に含有する比較例合金3.4は臭
化リチウム水溶液及び冷却水に対する耐食性が優れてい
るものの、夫々加工性及び耐応力腐食割れ性が悪いもの
であった。更に、Ni含有量が3.0乃至9.3重量%
と著しく多い比較例合金5,6は、特に臭化リチウムに
対する耐食性が優れているものの、Ni含有量が多いた
め製造コストが高いと共に、加工性が悪いものであった
。
[発明の効果コ
以上説明したように、本発明に係る熱交換器用銅合金は
所定量のN l 1Al!、S i及びZnを含有する
から、熱交換器用伝熱管の材料として機能上必要な種々
の特性を有すると共に、強度が高く、臭化リチウム水溶
液及び冷却水に対する耐食性が共に優れている。
所定量のN l 1Al!、S i及びZnを含有する
から、熱交換器用伝熱管の材料として機能上必要な種々
の特性を有すると共に、強度が高く、臭化リチウム水溶
液及び冷却水に対する耐食性が共に優れている。
また、本発明においては、Ni含を量が比較的少ないの
で、熱交換器用伝熱管の製造コストを低減することがで
きるという効果も奏する。
で、熱交換器用伝熱管の製造コストを低減することがで
きるという効果も奏する。
第1図は応力腐食割れに対する耐食性試験を示す模式図
である。 1;試験片、2;銅線
である。 1;試験片、2;銅線
Claims (1)
- (1)0.05乃至1.0重量%のNi、0.01乃至
1.0重量%のAl、0.01乃至1.0重量%のSi
及び1.0乃至10重量%のZnを含有し、残部がCu
及び不可避的不純物からなることを特徴とする熱交換器
用銅合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15421490A JPH0445235A (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 熱交換器用銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15421490A JPH0445235A (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 熱交換器用銅合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0445235A true JPH0445235A (ja) | 1992-02-14 |
Family
ID=15579338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15421490A Pending JPH0445235A (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 熱交換器用銅合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0445235A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007034810A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Ntt Docomo Inc | コンテンツダウンロードシステム、コンテンツサーバ、移動通信端末及びコンテンツダウンロード方法 |
-
1990
- 1990-06-13 JP JP15421490A patent/JPH0445235A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007034810A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Ntt Docomo Inc | コンテンツダウンロードシステム、コンテンツサーバ、移動通信端末及びコンテンツダウンロード方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0445235A (ja) | 熱交換器用銅合金 | |
JPH0472013A (ja) | 耐濃硫酸腐食性に優れた二相ステンレス鋼の製造方法 | |
JPH0570870A (ja) | 伝熱管用銅合金及び熱交換器用伝熱管の製造方法 | |
JPS60215729A (ja) | アルミニウム合金熱交換器用フイン材とその製造方法 | |
JPS62196348A (ja) | アルミニウム合金製熱交換器用フイン材 | |
JPH04247838A (ja) | 熱交換器用銅合金 | |
JPH0333770B2 (ja) | ||
JPS62158850A (ja) | 熱交換器用Al合金フイン材 | |
JPS6293331A (ja) | 耐食性に優れた給水、給湯管用又は熱交換器管用銅合金 | |
JPH046234A (ja) | 熱交換器用銅合金管及びその製造方法 | |
JPS58164749A (ja) | 耐孔食性にすぐれた熱交換器構造部材 | |
JPH04325644A (ja) | 耐孔食性のすぐれたAl熱交換器用高強度Al合金管材 | |
JPS58161743A (ja) | ラジエ−タ−用銅合金 | |
JPS6261661B2 (ja) | ||
JPH01159343A (ja) | ろう付け性と耐食性にすぐれた熱交換器用Al合金複合フィン材 | |
JPH04154932A (ja) | 自己耐食性および犠牲陽極効果にすぐれた熱交換器用アルミニウム合金フィン材 | |
JPS63186846A (ja) | アルミニウム合金製熱交換器用フイン材 | |
JPS58171546A (ja) | 耐垂下性および犠牲陽極効果にすぐれた熱交換器フィン材 | |
JPS59153856A (ja) | 耐食性に優れた銅合金 | |
JPH01148489A (ja) | フィレット形成部の耐食性にすぐれた熱交換器Al合金ブレージングシート | |
JPH02298237A (ja) | 吸収冷凍機 | |
JPH0210216B2 (ja) | ||
JPH01298126A (ja) | 熱交換器用銅合金 | |
JPS63274733A (ja) | フイン用アルミニウム合金 | |
JPS60110835A (ja) | 犠牲陽極効果にすぐれたAl合金ブレ−ジングシ−ト |