JPH0229817Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229817Y2
JPH0229817Y2 JP1984172396U JP17239684U JPH0229817Y2 JP H0229817 Y2 JPH0229817 Y2 JP H0229817Y2 JP 1984172396 U JP1984172396 U JP 1984172396U JP 17239684 U JP17239684 U JP 17239684U JP H0229817 Y2 JPH0229817 Y2 JP H0229817Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
stage
manual operation
ratchet means
base gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984172396U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6188463U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984172396U priority Critical patent/JPH0229817Y2/ja
Publication of JPS6188463U publication Critical patent/JPS6188463U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229817Y2 publication Critical patent/JPH0229817Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は減速歯車群を備えた電動式の駆動装置
に係り、特に手動操作によつて被駆動機器を駆動
し得るように改良したモータ駆動装置に関するも
のである。
〔考案の背景〕
この種の駆動装置は、例えば自動車に搭載され
る電動式の機器類などに用いるに適している。即
ち、正常時にはモータを作動させて被駆動機器
(例えばリトラクタブルヘツドランプ等)を操作
し、万一、何らかの事情でモータを使用できない
場合には手動操作することができて好都合であ
る。
この種のモータ駆動装置に関する公知例とし
て、駆動用モータの回転軸にラチエツト手段を介
して手動操作用ハンドルを取り付け、上記の手動
ハンドルによつてモータ軸を回し得るように構成
した考案(実開昭57−170666号)が提案されてい
る。
しかし、上記の考案の装置においては、減速歯
車群を構成している初段の元歯車に対して直接的
に手動回転力を加えることになるので手動操作用
ハンドルを手早く回しても被駆動機器は減速比分
の1の回転速度でしか回されず、迅速な対処が困
難であること、等の不具合が有る。
上に述べた考案の不具合を解消するため、減速
歯車機構の歯車列の途中で、任意減速段の受歯車
と次段の元歯車とを分割し、ラチエツト手段を介
して双方の歯車を連結すると共に該次段の元歯車
に手動操作軸及び手回しハンドル(若しくはノ
ブ)を取り付ける構成(以下、試案と言う)が考
えられる。この試案において、ラチエツト手段は
前記任意段の受歯車が所定方向に回転せしめられ
たときに、その回転を次段の元歯車に伝えるよう
に設定しておくと、該次段の元歯車を手動で所定
方向に回転させたとき前記のラチエツト手段はフ
リーの状態となり、該ラチエツト手段よりもモー
タに近い側の伝動歯車列を停止させた侭で前記次
段の元歯車から被駆動機器までの間の伝動部材を
駆動することができる。
しかし、上述の試案のモータ駆動装置において
は、操作を誤つて手動操作ハンドル(若しくはノ
ブ)を逆方向に回転させると、ラチエツト手段が
フリーにならず、モータ側の伝動歯車列を介して
モータを回そうとするように作用し、不測の破損
事故を招く恐れが有る。
〔考案の目的〕
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、
必要に応じて迅速かつ容易に手動操作することが
でき、しかも、操作を誤つても伝動部材を損傷せ
しめる虞の無いモータ駆動装置を提供しようとす
るものである。
〔考案の概要〕
上記の目的を達成するため、本考案の駆動装置
は、一定方向に回転するモータと、多段の減速歯
車群とを備えたモータ駆動装置において、任意の
減速段の受歯車と、上記任意段の次段の元歯車と
をそれぞれ別体に構成し、 上記受歯車と、元歯車と、該元歯車に固着され
た元歯車軸と、該元歯車軸に対して摺動自在に嵌
合された手動操作部材とを同一軸心上に配列し、 前記受歯車と元歯車との間に配置されて、双方
の歯車が接近したとき係合して正転方向の駆動力
を伝動する第1のラチエツト手段を設けるととも
に、 前記元歯車軸と手動操作部材との間に配置され
て、該元歯車を正転させる方向の手動操作力を伝
動する第2のラチエツト手段を設け、 前記元歯車軸にスラスト方向の力を付勢して、
第1および第2のラチエツト手段に対して係合方
向の力を与えるスプリング部材を設けた。
〔考案の実施例〕
次に、本考案の一実施例について添付の図面を
順次に参照しつつ説明する。
第1図は本考案のモータ駆動装置の一部を破断
して描いた側面図で、1は駆動部ケース、2は同
蓋である。上記の蓋を取り外した状態の平面図を
第2図に示す。
3は駆動用モータで、その回転軸に第1段ウオ
ーム元歯車4を取り付けてある。以下、伝動の順
を追つて説明すると、5は第1段ウオーム受歯
車、6は第2段減速元歯車である。7はこれに噛
合する第2段減速受歯車、8はこれと一体連設し
た第3段減速元歯車、9はこれに噛合する第3段
減速受歯車である。上記の第3段減速受歯車9が
回転すると偏心カム10を介してラツク11を往
復駆動し、ピニオン12を固着した出力軸13を
往復回動させる。
本実施例は前記の第1段ウオーム受歯車5と、
第2段減速元歯車6とを別体に構成し、第1のラ
チエツト手段14を介して連結してある。
第3図は上記第1のラチエツト手段14付近の
拡大断面図である。
手動操作軸15を回動自在に支承し、この手動
操作軸15に対して第2段減速元歯車6を固着す
ると共に、第1段ウオーム受歯車5を摺動自在に
外嵌する。上記手動操作軸15は、第2段減速元
歯車6の歯車軸を兼ねた部材となる。
上記双方の歯車6,5はそれぞれラチエツト歯
6a,5aを設けてあり、これらのラチエツト歯
を噛合せしめて第1のラチエツト手段14を構成
してある。第4図はラチエツト歯5aを設けた第
1段ウオーム受歯車5の部分断面図、第5図はラ
チエツト歯5a部分の斜視図である。
第6図はラチエツト歯6aを設けた第2段減速
元歯車6の部分断面図、第7図はラチエツト歯6
a部分の斜視図である。
駆動用のモータ3(第2図)は一定方向に回転
する構造であるため、各減速歯車がモータ3によ
つて駆動される場合の回転方向は一定している。
説明の便宜上、上記の一定方向の回転を正転と言
い、その反対方向を逆転と言う。
前記第1のラチエツト手段14は、第1段ウオ
ーム受歯車5が正転したときにその回転を第2段
減速元歯車6に直結伝動するように構成してあ
り、第2段減速元歯車6が第1段ウオーム受歯車
5に接近すると係合し、離間するとフリーになる
構造である。
第3図に示した16は、第1のラチエツト手段
14を噛み合わせる方向に第2段減速元歯車6を
付勢しているコイルスプリング、17は防水用の
Oリングである。
第3図に示すように、第2段減速元歯車6の歯
車軸を兼ねた手動操作軸15に手動操作用のノブ
18を摺動自在に嵌合し、これら双方の部材を第
2のラチエツト手段19を介して連結する。
上記第2のラチエツト手段19は、手動操作軸
15に対してて直角に貫通固着したピン15a
と、ノブ18に設けたラチエツト歯18aとを係
合せしめて構成してある。
第8図はラチエツト歯18aを設けたノブ18
の部分断面図と、ピン15aを固着した手動操作
軸15とを対向せしめて描いた説明図である。
第9図は上記のラチエツト歯18aの外観斜視
図である。
前記第2のラチエツト手段19(第3図)の方
向性は、ノブ18を第2段減速元歯車6の正転方
向に回したとき、その回転が手動操作軸15、及
びこれに固着された第2段減速元歯車6を正転せ
しめる方向に伝動するように構成してある。
前記のコイルスプリング6は、第2減速元歯車
を第3図において上方に向けて付勢し、第1、第
2のラチエツト手段の双方に係合方向の力を与え
ている。
次に、上記実施例の作動について説明する。駆
動用モータが停止しているとき、第1段ウオーム
元歯車4は停止している。この状態で被駆動機器
(図示せず)を手動操作するには、ノブ18に手
の力を加えて第2段減速元歯車6の正転方向に回
す。この回転は第2のラチエツト手段19を介し
て手動操作軸15に伝えられ、該手動操作軸に固
着した第2段減速元歯車6が正転し、第2段減速
受歯車7以降の伝動歯車を正転せしめる。このよ
うにして、別段の工具を用いず迅速かつ容易に被
駆動機器を手動操作することができる。
上記の作動に際し、第1のラチエツト手段14
は逆転方向の回転力を伝動しないのでフリーの状
態となり、第1段ウオーム受歯車5に対して空転
するので、該ウオーム受歯車5はウオーム元歯車
4と噛合したままで静止している。
上に述べた手動操作に際し、若し誤つてノブ1
8を逆方向に(第2段減速元歯車6の逆転方向
に)回すと、第2のラチエツト手段19がフリー
状態になつて手動操作軸15は回転しない。従つ
て、伝動機構に無理な力を及ぼして破損せしめる
虞が無い。
また、駆動用のモータを作動させ、第1段ウオ
ーム元歯車4を介して第1段ウオーム受歯車5を
正転させると、その回転は第1のラチエツト手段
14を介して第2段減速元歯車6に伝動され、第
2段減速受歯車7以降の伝動歯車が正転せしめら
れる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のモータ駆動装置
を適用すると、通常の稼動時は駆動用のモータに
よつて従来装置同様に被駆動機器を操作すること
ができ、必要に応じて迅速、かつ容易に手動操作
することもでき、その上、誤つて反対方向に手動
操作しても伝動部材を損傷せしめる虞が無いとい
う優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本考案のモータ駆動装置の一実施
例を示し、第1図は部分的に切断して描いた側面
図、第2図は駆動部ケース蓋を取り除いた状態の
平面図、第3図は手動操作用部材付近の拡大断面
図、第4図はラチエツト歯を設けたウオーム受歯
車の部分断面図、第5図は上記ラチエツト歯の斜
視図、第6図はラチエツト歯を設けた次段減速元
歯車の部分断面図、第7図は上記ラチエツト歯の
斜視図、第8図はラチエツト歯を設けた手回し用
ノブの部分断面図に手動操作軸を付記した説明
図、第9図は上記ラチエツト歯の斜視図である。 1……駆動部ケース、2……同蓋、3……駆動
用モータ、4……第1段ウオーム元歯車、5……
第1段ウオーム受歯車、5a……ラチエツト歯、
6……第2段減速元歯車、6a……ラチエツト
歯、10……偏心カム、14……第1のラチエツ
ト手段、15……手動操作軸、15a……ピン、
18……手動操作用のノブ、18a……ラチエツ
ト歯、19……第2のラチエツト手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一定方向に回転するモータと、多段の減速歯車
    群とを備えたモータ駆動装置において、任意の減
    速段の受歯車と、上記任意段の次段の元歯車とを
    それぞれ別体に構成し、 上記受歯車と、上記元歯車と、該元歯車に固着
    された元歯車軸と、該元歯車軸に対して摺動自在
    に嵌合された手動操作部材とを同一軸心上に配列
    し、 前記受歯車と元歯車との間に配置されて、双方
    の歯車が接近したとき係合して正転方向の駆動力
    を伝動する第1のラチエツト手段を設けるととも
    に、 前記元歯車軸と手動操作部材との間に配置され
    て、該元歯車を正転させる方向の手動操作力を伝
    動する第2のラチエツト手段を設け、かつ、 前記元歯車軸にスラスト方向の力を付勢して、
    第1および第2のラチエツト手段に対して係合方
    向の力を与えるスプリング部材を設けたことを特
    徴とするモータ駆動装置。
JP1984172396U 1984-11-15 1984-11-15 Expired JPH0229817Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984172396U JPH0229817Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984172396U JPH0229817Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6188463U JPS6188463U (ja) 1986-06-09
JPH0229817Y2 true JPH0229817Y2 (ja) 1990-08-10

Family

ID=30730063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984172396U Expired JPH0229817Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0229817Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50130963A (ja) * 1974-04-03 1975-10-16

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57170666U (ja) * 1981-04-22 1982-10-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50130963A (ja) * 1974-04-03 1975-10-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6188463U (ja) 1986-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5105688A (en) Reversible unidirectional transmission
US6263993B1 (en) Transmission assembly for electrically powered bicycle
CA2142590A1 (en) Powered reversing ratchet driver
JPH03148329A (ja) 非常時駆動装置
EP0924038A3 (en) Bit attaching arrangement for power tool
JPH0229817Y2 (ja)
JPH0311492Y2 (ja)
JPH02146631U (ja)
JPS61209883A (ja) 電動回転工具の変速機構付減速装置
JPH0229816Y2 (ja)
JPH10249630A (ja) 電動ケ−ブルカッタ
JPS62195534U (ja)
JPS5949873B2 (ja) 電動ドライバ−
JPH0226629Y2 (ja)
JPS5813915Y2 (ja) 玩具のモ−タ出力切換装置
JP2708842B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
JP2532379Y2 (ja) チャート駆動機構
JPS6016074U (ja) 電動バルブのクラツチ装置
SU1507604A1 (ru) Привод дополнительного ведущего моста транспортного средства
JPH02236026A (ja) ギヤードモータ
JPS5845452U (ja) ロ−タリ装置の正逆転切換装置
JPH0139236Y2 (ja)
JPS5927938Y2 (ja) 電動式鉄筋曲げ機における駆動装置
JPS5967484U (ja) パワ−ウインド機構の安全装置
JPS59147145A (ja) 変速装置