JPS5927938Y2 - 電動式鉄筋曲げ機における駆動装置 - Google Patents

電動式鉄筋曲げ機における駆動装置

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JPS5927938Y2
JPS5927938Y2 JP15933981U JP15933981U JPS5927938Y2 JP S5927938 Y2 JPS5927938 Y2 JP S5927938Y2 JP 15933981 U JP15933981 U JP 15933981U JP 15933981 U JP15933981 U JP 15933981U JP S5927938 Y2 JPS5927938 Y2 JP S5927938Y2
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JP
Japan
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bending
output shaft
gear
bending arm
tooth
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JP15933981U
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JPS5866031U (ja
Inventor
栄二 曾根
Original Assignee
株式会社曾根工具製作所
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電動式鉄筋曲げ機における駆動装置に関する
ものである。
従来より電動式鉄筋曲げ機において、原動軸、該原動軸
に一体的に構成された曲げ腕を回動させ被曲げ鉄筋の作
業はいずれの機種でも問題はないものの、曲げ作業を終
了した曲げ腕の作業開始位置まで復帰させる構成および
その作用に苦心している。
これ等の復帰動作を行うために電磁クラッチ付モータを
用いたり、着脱可能な複雑な継手等を用いた構成にして
いる。
このため、この装置を具備した機器自体の構成は複雑と
なるばかりか、大型化し、且つ、重量大となり、従って
高価なものとなった。
これ等はすべて曲げ腕の自動復帰機構を内装するにその
因の端を発している。
この考案は、上述のように曲げ腕の自動復帰機構を簡素
化した考案に係るものである。
次に、この考案の一実施例を図面と共に説明すれば、鉄
筋屈曲機本体のケーシング1の内部の一部に固定したモ
ータ2と、ケーシング1で垂直状態に軸支した出力軸5
との間に、所望する比率で減速できる減速機構3を介装
してモータ2の運動を減速機構3より突出した駆動軸に
固着した駆動歯車4に噛合する従動歯車6に伝達し、該
従動歯車6を固着した出力軸5に伝達できるようにし、
該出力軸5の上端部をケーシング1の上板7を貫通させ
て、該突出部に中央輪8を装着すると共に、ケーシング
1内の出力軸5に固着した曲げ腕9の端部に垂直状態に
取り付けた作動軸10を前記出力軸5を中心として描い
て設けた上板7上の半円形の軸走行溝11より上方に突
出させ、且つ、突出した作動軸10の上端に作動輪12
を装着した鉄筋屈曲機において、前記出力軸5に出力を
伝達する機構に関するものである。
出力軸5に装着した曲げ腕9を始動開始前の復帰位置Z
にあるとき、即ち、曲げ腕9の中心線Xと合致させた状
態時が始動開始前の最も好ましい停止位置であり、この
状態時において該曲げ腕9の先端方向で作動するための
回動方向(矢印イの方向)の反対側の側辺の一部にアブ
ソーバ−機構13の一部が当接するように構成する。
このアブソーバ−機構13は、ケーシング1の一部、あ
るいはケーシングに連なる不動部材に固着した支持部材
15で軸部13aを水平方向の移動を摺動自在に軸支し
、支持部15の前面と軸部13aの先端に設けた頭部1
3bとの間にコイルスプリング16を介在させ、且つ、
支持部15の後面より後方に突出した軸端部13Cに固
定位置を任意に調整設定できるストッパー17を係合し
ておき、コイルスプリング16の弾力によりストッパー
17が支持部15の後面に係止しているとき、頭部13
bの先端位置Yは前記の曲げ腕9の側面に頭部13bが
接する当接個所14の位置Wより距離lだけ前方、即ち
、矢印イ方向に位置させた状態を自然放置状態とするも
ので、従って、前述のように曲げ腕9の中心線Xと復帰
位置2とを合致させた際にはコイルスプリング16の弾
力に抗して距離lだけ軸部13aを後方に押し込むこと
となる。
これ等上記のアブソーバ−機構13とはべりに、前記出
力軸5に固着した従動歯車6に対し、動力を伝達するた
めに噛合させた駆動歯車4が、前記曲げ腕9がその中心
線Xと復帰位置Zとが合致状態にあるとき空転できるよ
うに従動歯車6に歯欠切個所18を設け、該歯矢切個所
18を形成する両側位置にある歯のそれぞれを駆動歯車
4の空転を妨げない形状、即ち、歯頭部を含む内側にか
けて切除した欠切歯19.19’を設けて成るものであ
る。
なお図中20は曲げ角度設定機構を示すものであり、ま
た、Eは従動歯車6における無負荷部を示すものである
この考案は以上のように構成したもので、鉄筋を所望す
る状態に曲成しようとする前段作業として曲げ角度設定
機構20であらかじめ曲げ角度を設定しておき、次に、
上板7上において、中央輪8と定置位置Z上にある曲げ
腕9に支承された作動輪12との間に被曲げ鉄筋を挿入
し、然る後に曲げ作業を開始するものである。
この曲げ作業に入る直前の駆動歯車4と従動歯車6との
関係は、第5−C図示のように形成されている。
即ち、無負荷状態の従動歯車6を設けである出力軸5に
対し、その曲げ腕9にアブソーバ−機構]3のコイルス
プリング16の弾力作用によって曲げ腕9が前記コイル
スプリング16の自然放置状態に伸展する先端位置Yま
で矢印イ方向に回動している。
即ち、曲げ腕9の中心線Xと復帰位置Zとに角度θが形
成されており、このとき、従動歯車6に対応する駆動歯
車4の噛合状態は2種の形態がある。
その1は、駆動歯車4のl歯が歯欠切個所18を形成す
る1側の欠切歯19の頭裁部分に係合している場合。
その2は、該欠切歯19が駆動歯車4の2つの歯の間に
位置する場合とがある。
このような2つの状態時で、これが前者の状応時に作業
開始の指令がかかると、モータ2の動力は減速機構3を
介して駆動軸に伝達され、そして駆動歯車4を回動する
この時矢切歯19の頭裁部分に係合していた駆動歯車4
側の1歯は該頭裁部分を滑動して移動し、この滑動状態
によって従動歯車6側には回転動力は伝達されず、この
滑動した歯の後方に隣接した歯が欠切歯19と正常歯と
の谷間に噛合してここではじめて駆動歯車4の回転動力
が従動歯車6側に伝達されるものである。
また、後者の場合は、駆動歯車4側の歯が前者のように
欠切歯19の頭裁部分との保合関係はなく駆動歯車4側
の1歯は従動歯車6における欠切歯19と正常形状歯と
の間に噛合関係を形成しているので、駆動歯車4の駆動
開始と同時にその回転動力は従動歯車6に伝達されるも
のである。
このようにして従動歯車6の回転により出力軸5を回転
させ、この出力軸5と一体構成された曲げ腕9および作
動軸10をも同動させ、回転する中央輪8と、その外周
位置を作動輪12とが回動し、前記の曲げ角度設定機構
20で設定された曲げ角度になるまで作動輪12が回動
するものである。
以上のような作用で被曲げ鉄筋の曲げ作業は完了するも
のであるが、この考案においては被曲げ鉄筋の曲げ作業
の完了後の以下詳述する作用を奏することかで゛きるよ
うにしたことが要旨となるものである。
作動輪12が曲げ角度設定機構20で設定された曲げ角
度に到達すると、モータ2は所定の回路切換により逆転
し、駆動歯車4の逆回転作用により作動軸10は作動を
開始した原位置に復帰し、曲げ腕9が復帰位置2に到達
するモータ2への電力供給回路が開放されてモータ2へ
の給電は停止する。
しかしながら、モータ2への給電は断たれても、該モー
タ2は、その慣性によって回転運動を続行し、従って、
駆動歯車4および従動歯車6も共に自己の回転慣性と相
まって回転運動を続行し、曲げ腕9は原位置に復帰して
停止すべき復帰位置Zを超えてアブソーバ−機構13の
頭部13bを内蔵されたコイルスプリング16の弾力に
抗して押し込み作用を与える。
これ等の作用と同時期において、曲げ腕9が復帰位置Z
に到達すると同時に駆動歯車4は従動歯車6の歯欠個所
18に入り空転できる状態になり、駆動歯車4側の回動
慣性が断たれると、従動歯車6は曲げ腕9を含む独自の
回転慣性のみとなるが、該回転慣性でアブソーバ−機構
13を押し込んだ回転力よりもコイルスプリング16の
弾力が勝り、曲げ腕9を作動する方向、即ち矢印イの方
向に押し返し、この押し返し動作で従動歯車6は復帰す
るための回転とは逆方向の回転となり、該回転により駆
動歯車4は欠切歯19の最高部に係合して従動歯車6を
再び矢印イの方向に回転する運動を伝達するが、従動歯
車6に該回転力を伝達するということはアブソーバ−機
構13のコイルスプリング16の弾力に抗することとな
り、このため、駆動歯車4の回転慣性は極度に低下され
、切欠歯19に係合した歯はその欠切歯19の形状によ
る効果でラチェット作用を奏して歯欠個所18に入る。
これ等の作用を行った後においても駆動歯車4側にまだ
回動慣性が残留している場合には、押し込んだスプリン
グ16の反撥力により再び従動歯車6は押し戻され駆動
歯車4とラチェット作用を操り返し、その回動慣性を小
にし、最終的に零にし、この考案の作用の説明の始めに
記載した作動開始前の状態をもって停止するものである
このようにして、鉄筋屈曲の一回の作業が終了する度毎
に駆動歯車4および従動歯車6による曲げ腕9の復帰位
置Zの始動開始位置である元位置復帰に要する復帰運動
を復帰後における各々の回転慣性を阻害することがない
ばかりか、逆に回転慣性を利用して、次回の鉄筋屈曲の
始動に便する形態にしてから完全停止となるようしたも
のである。
このような作動を行う歯欠切個所18と欠切歯19とに
おいてラチェット効果を奏する作用は無負荷部Eで行わ
れるため、屈曲作業時には何等の悪影響も及ぼさない。
この考案は、鉄筋屈曲作業後の曲げ腕9の始動開始位置
である復帰位置Zに復帰した後の回転慣性をアブソーバ
−機構13と、従動歯車6の歯部に歯欠切個所18と該
歯欠切個所18を形成する端部の歯を頭裁した欠切歯1
9を設けることにより、各々の回転慣性を利用して次回
の屈曲作業始動に便するようにしたもので、従前のクラ
ッチ作用を望む継手あるいは電磁離接作動付型モータ等
の高価で複雑な機構を必要としない効果あるものである
【図面の簡単な説明】
図面第1図は鉄筋屈曲機の平面図、第2図は内部を示す
正面図、第3図は側板を取り除いた側面図、第4図は要
部の作用を説明するための平面図で第4−A図は屈曲作
業始動時の平面図、第4−B図は、曲げ腕の元位置復帰
状態後の平面図、第5図は駆動歯車と従動歯車との噛合
関係を説明するための平面略図で、第5−A図は従動歯
車に対し駆動歯車が慣性回転作動に入る直前の平面略図
、第5−B図はアブソーバ−の作用により従動歯車が逆
回転した状態を示す平面略図、第5−C図は作業開始準
備ができた駆動歯車と従動歯車との噛合関係を示す平面
略図である。 1・・・・・・ケーシング、2・・・・・・モータ、3
・・・・・・減速機構、4・・・・・・駆動歯車、5・
・・・・・出力軸、6・・・・・・従動歯車、7・・・
・・・上板、8・・・・・・中央輪、9・・・・・・曲
げ腕、10・・・・・・作動軸、11・・・・・・軸走
行溝、12・・・・・・作動輪、13・・・・・・アブ
ソーバ−113b・・・・・・頭部、18・・・・・・
歯欠切個所、19゜19′・・・・・・欠切歯、l・・
・・・・距離、W・・・・・・位置、X・・・・・・中
心線、Y・・・・・・先端位置、Z・・・・・・復帰作
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング1内に垂直に設置した出力軸5の上端を上板
    7上に突出して中央輪8を設け、該中央輪8を中心とし
    である半径の円線上を約半周する走行溝11を上板7に
    開溝し、出力軸5より分岐した曲げ腕9の先端に設けた
    作動軸10を前記走行溝11より上板7上に突出して作
    動輪12を回転自在に枢着した鉄筋屈曲機において、前
    記出力軸5に装着した曲げ腕9が鉄筋曲げ作業始動前の
    最も好ましい停止位置を復帰位置Zと定め、該復帰位置
    Zと曲げ腕9の中心線Xとを合致した状態時に曲げ腕9
    が屈曲作業を行うために回動する方向と逆なる方向の側
    辺の位置Wよりも距離1分だけ復帰位置Zに接近した位
    置をアブソーバ−機構13の最大伸長状態の頭部13b
    の先端位置Yとなるように該アブソーバ−機構13をケ
    ーシング1側に装置し、これとはべつに前記出力軸5に
    固着した従動歯車6にモータ2より減速機構3を介して
    設けた駆動歯車4を噛合させ、該従動歯車6において前
    記の曲げ腕9が復帰位置Zにあるとき駆動歯車4が噛合
    する個所を両端に頭部を切り欠いた欠切歯19.19’
    を有する歯矢切個所18を設けて成る電動式鉄筋曲げ機
    における駆動装置。
JP15933981U 1981-10-26 1981-10-26 電動式鉄筋曲げ機における駆動装置 Expired JPS5927938Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5866031U JPS5866031U (ja) 1983-05-04
JPS5927938Y2 true JPS5927938Y2 (ja) 1984-08-13

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