JPH063110Y2 - アクチユエ−タ - Google Patents

アクチユエ−タ

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JPH063110Y2
JPH063110Y2 JP6757186U JP6757186U JPH063110Y2 JP H063110 Y2 JPH063110 Y2 JP H063110Y2 JP 6757186 U JP6757186 U JP 6757186U JP 6757186 U JP6757186 U JP 6757186U JP H063110 Y2 JPH063110 Y2 JP H063110Y2
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JP
Japan
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output
operated
output mechanism
actuator
worm wheel
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JP6757186U
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JPS62180163U (ja
Inventor
達之 高石
務 鍵山
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、動作対象を往復いずれにも動作させるアクチ
ュエータに関し、例えば自動車のドアロック装置の施解
錠に用いられるものである。
「従来の技術」 従来のアクチュエータとしては、例えば特開昭55−1
29575号公報に開示されたものがある。
すなわち、同公報には、双腕レバーと中間レバー(従動
部材)と前記双腕レバーを中立位置に付勢する板ばねと
により構成する伝導装置を備え、双腕レバーに駆動源に
連結されたウオーム歯車の側面に立設されたストッパピ
ンを間欠的に係合させるものが開示されている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来のアクチュエータでは、
動作時に双腕レバーを揺動させるとき、板ばねの付勢力
に抗して動作させなければならないので、板ばねの付勢
力に駆動源の動力を食われ、その分だけ操作力を減じる
とともに動作損失の大きいものとなり、また、過大な外
力等により中途の位置で双腕レバーが停止すると、駆動
源の動作と干渉して部材に無理な力が加わったり、電源
故障等の場合は双腕レバーが中途半端な位置でストッパ
ピンに拘束され手動等の外力で往復操作をしても動作で
きず、ドアロックに用いていた場合は解錠不能になって
不測の事態が生じるおそれがあるという問題点があっ
た。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、動作が軽快であるとともに、途中で停止しても
動作上の干渉を起さず、また強制復帰操作をすることが
できるようにして上記問題点を解決したアクチュエータ
を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 動作対象を往復いずれにも動作させるアクチュエータに
おいて、 動作対象に連結される出力部材と、相互に中立位置を保
つよう付勢されて該出力部材に係合した一対の被動作部
材とで一体的に遊動可能な出力機構部を構成し、 往復動作に応じて前記出力機構部の各被動作部材に選択
的かつ間欠的に係合し、駆動源に往復動可能に連結され
た駆動部材を設けて成るアクチュエータに存する。
「作用」 しかして、駆動部材が動作して出力機構部のいずれかの
被動作部材に係合すると出力機構部は一体的に動作し、
出力部材により動作対象を動作させることができる。駆
動部材の往復動により動作方向は反転する。
間欠的な係合により駆動部材と出力機構部の被動作部材
との係合が外れているとき、出力機構部は遊動可能であ
り、手動等による他の入力による反力があった場合、抵
抗になることなく遊動する。
中間位置で動作対象が強く拘束され、出力機構部の出力
部材が停止したような場合、駆動源が引き続き動作して
駆動部材が変位すると、被動作部材が出力部材に対して
付勢力に抗して変位し、駆動部材が被動作部材に係合し
ない位置まで変位すれば付勢力により被動作部材が復帰
し、出力機構部が初期の一体的な状態になるとともに、
動作対象の動きと干渉しなくなり、再起動時に干渉する
こともない。
中間位置で駆動部材と出力機構部の被動作部材とが係合
したまま停止した場合、手動等により動作対象を動作さ
せると、相互に中立位置を保つよう付勢して該出力部材
に係合した一対の被動作部材のうち、駆動部材が係合し
ていた被動作部材が付勢力に抗して変位し、動作対象を
動作させることが可能となるものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
各図は本考案の一実施例を示している。第1図および第
2図により構成を説明する。
アクチュエータ10は、ベースプレート21とカバープ
レート22とより成るハウジング20に各機構を内装し
ている。
ハウジング20の一側には駆動源たる電動モータ30が
固設され、電動モータ30の駆動軸31がハウジング2
0内に延びその先にウオーム32が固設されている。
駆動部材たるウオームホイール40がハウジング20の
中央部に枢軸41を介して枢支され、ウオームホイール
40の外周歯42はウオーム32に噛合している。ウオ
ームホイール40の側壁には係合ピン43が立設されて
いる。
ウオームホイール40に隣接した位置のハウジング20
に枢軸51が立設され、枢軸51に出力機構部50が揺
動動作で遊動可能に枢支されている。
出力機構部50は往動位置aと復動位置bとの間の動作
ストロークSを反転するもので、動作対象に連結される
出力部材52と、出力部材52に対し相互に中立位置を
保つよう引張ばね53で付勢された対象的な一対の被動
作部材55a,55bにより構成されている。
出力部材52は基端52aが枢軸51に枢支され、遊端
52bが動作対象に連結されるものである。
被動作部材55a,55bは重畳して枢軸51に枢着さ
れており、対象的な同一形状をしているので、同一部位
には同一符号を付して説明すれば、いずれも、枢軸51
を略中央にして、出力部材52に係合する出力端部56
とウオームホイール40の係合ピン43が係合可能な入
力端部57とを有している。
出力端部56には出力部材52の端縁に当接して係合す
る係合片56aが折設され、両被動作部材55a,55
bの係合片56a,56aに引張ばね53が張設され、
係合片56a,56a間に出力部材52を挾持すること
により相互に中立位置を保つよう付勢されて両被動作部
材55a,55bが出力部材52に係合している。
被動作部材55aおよび被動作部材55bの入力端部5
7はウオームホイール40の側壁に重畳可能な位置まで
延ばされ、両被動作部材55a,55bの間に係合溝を
形成すべく対向して各被動作部材55a,55bにそれ
ぞれ係合端縁57aが形成されている。係合端縁57a
はウオームホイール40の係合ピン43が両係合端縁5
7a,57a間に形成された係合溝に進入して退出する
までに出力機構部50が動作ストロークS分だけ揺動す
るように形成されている。
入力端部57の先端縁57bは係合ピン43が係合端縁
57a,57aから外れたとき干渉しないよう枢軸51
を中心とした円弧状に形成されている。
次に作用を説明する。
第1図は出力機構部50が復動位置bにあり、ウオーム
ホイール40の係合ピン43は被動作部材55aの先端
縁57bから外れた位置にあり、出力機構部50では引
張ばね53の付勢力により出力部材52を被動作部材5
5a,55bの出力端部56,56の係合片56a,5
6aが挾持していて出力機構部50は一体として揺動し
て遊動可能である。
手動入力等により動作対象が動き、その結果として出力
部材52から出力機構部50を揺動させる力が加わる
と、出力機構部50は全体として抵抗なく往動位置aに
変位可能であり、動作対象への他の入力に対して抵抗と
なることがない。
第1図に示した状態から電動モータ30を起動させ、駆
動軸31,ウオーム32,外周歯42と伝達してウオー
ムホイール40を矢で示した反時計方向に回転させる
と、係合ピン43は弧を描いて変位し、被動作部材55
a,55bの入力端部57,57の係合端縁57a,5
7a間の係合溝に進入し、被動作部材55aの入力端部
57の係合端縁57aの枢軸51に寄った側である基部
に当接する。
当接した後、ウオームホイール40の係合ピン43が係
合端縁57aを押すことにより、第3図に示すように出
力機構部50を枢軸51を中心とした時計方向に回動さ
せ、係合端縁57aから外れて係合溝から係合ピン43
が退出したとき、第4図に示すように出力機構部50,
出力部材52が往動位置aに反転している。このときの
出力部材52の変位により動作対象が動かされるととも
に、出力機構部50の変位の際、抵抗するものがなく動
作は軽快に行なわれる。
ウオームホイール40の係合ピン43は被動作部材55
aの入力端部57の係合端縁57aから外れた後にもさ
らに変位し、電動モータ30を停止して慣性により多少
オーバーランしても係合ピン43が他方の被動作部材5
5bの入力端部57の先端縁57bに当接すると強制的
に停止される。
ウオームホイール40の係合ピン43が被動作部材55
a,55bの入力端部57,57に係合していないの
で、前記と同様に出力機構部50は全体として遊動可能
であり、他の入力に対して抵抗とならない。
第4図の出力機構部50が往動位置aに反転した状態か
ら逆に復動位置bに反転する場合は、前記とは逆にウオ
ームホイール40を回動させればよい。動作は全く同様
である。
動作対象が過負荷等により拘束され、それにより出力機
構部50の出力部材52が停止させられたような場合、
電動モータ30は引き続き動作することができ干渉によ
り部材が変形したり破損することがない。
すなわち、電動モータ30が引き続き動作すると、第5
図に示すように、ウオームホイール40の係合ピン43
はそのとき係合している被動作部材55aまたは55b
の入力端部57の係合端縁57aを押してそれをさらに
変位させる。被動作部材55aまたは55bは出力部材
52が停止しているので、引張ばね53の付勢力に抗し
てそれだけが変位する。
係合ピン43が係合端縁57aから外れれば、被動作部
材55aまたは55bは引張ばね53の付勢力により復
帰して出力機構部50は一体的になるとともに、ウオー
ムホイール40の係合ピン43が被動作部材55a,5
5bの入力端部57,57に係合しない状態になるの
で、前記と同様に出力機構部50は全体として遊動可能
になり、出力部材52の拘束が解かれたとき、円滑かつ
速やかに再起動することができる。
無理な外力が加わったり、電源故障等によりウオームホ
イール40の係合ピン43が出力機構部50の被動作部
材55aまた55bの係合端縁57aに係合した状態で
停止した場合、例えば第3図に示すように出力部材52
が中間位置にあり、被動作部材55aの入力端部57の
係合端縁57aに係合していると、動作対象を別の手段
で操作して暫定的に動かす必要がある。
そのような場合、動作対象の動きにより出力部材52が
動かされると、被動作部材55aはウオームホイール4
0の係合ピン43に拘束されて変位することはできない
が、引張ばね53の付勢力より大きな力が出力部材52
に加わると、出力部材52は引張ばね53の付勢力に抗
して引張ばね53を伸張させ、被動作部材55bととも
に変位させることができる。
緊急の場合に強い力で操作すれば動作対象の動きを拘束
して妨げることがない。逆に被動作部材55bがウオー
ムホイール40の係合ピン43により拘束された場合も
同様に出力部材52と被動作部材55aとを変位させる
ことができる。
なお、上記実施例では、各部材が回転あるいは揺動して
変位するものを示したが、直線動作する場合でも同様の
思想で具体化できることはいうまでもない。
「考案の効果」 本考案に係るアクチュエータによれば、通常の動作時
に、弾撥力等による抵抗が全くなく、動作が軽快である
とともに、無駄な動力を浪費することがない。他の入力
により動作対象が動くことによる反作用に対しても抵抗
とならないのでこれに対しても動作対象の軽快な動作を
妨げることがない。動作対象が無理に拘束されても干渉
を起すことがなく、中途で停止しても、完全に拘束され
ることはなく、動作対象の動きを許容することができる
ので、あらゆる動作の態様に対して適切に動作するもの
となる。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の一実施例を示しており、第1図は出力機
構部が動作ストロークの一端にあるときのアクチュエー
タの縦断面図、第2図は第1図II−II線断面図、第3図
は動作途中のアクチュエータの縦断面図、第4図は反転
完了時のアクチュエータの縦断面図、第5図は出力部材
が拘束された状態のアクチュエータの縦断面図である。 10…アクチュエータ、20…ハウジング 30…電動モータ、32…ウオーム 40…ウオームホイール(駆動部材) 43…係合ピン 50…出力機構部、52…出力部材 55a,55b…被動作部材、56…出力端部 57…入力端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動作対象を往復いずれにも動作させるアク
    チュエータにおいて、 動作対象に連結される出力部材と、相互に中立位置を保
    つよう付勢されて該出力部材に係合した一対の被動作部
    材とで一体的に遊動可能な出力機構部を構成し、 往復動作に応じて前記出力機構部の各被動作部材に選択
    的かつ間欠的に係合し、駆動源に往復動可能に連結され
    た駆動部材を設けて成るアクチュエータ。
JP6757186U 1986-05-02 1986-05-02 アクチユエ−タ Expired - Lifetime JPH063110Y2 (ja)

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JPS62180163U JPS62180163U (ja) 1987-11-16
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JP4675739B2 (ja) * 2005-09-30 2011-04-27 三井金属アクト株式会社 移動体の駆動装置

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