JPH02297973A - 薄膜e↑2promおよびその製造方法 - Google Patents

薄膜e↑2promおよびその製造方法

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JPH02297973A
JPH02297973A JP1117581A JP11758189A JPH02297973A JP H02297973 A JPH02297973 A JP H02297973A JP 1117581 A JP1117581 A JP 1117581A JP 11758189 A JP11758189 A JP 11758189A JP H02297973 A JPH02297973 A JP H02297973A
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thin film
film transistor
transistor
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memory
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JP1117581A
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Hideaki Shimizu
英明 清水
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄膜E2 FROMおよびその製造方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
最近、E2PROMとして、メモリ用トランジスタと、
このメモリ用トランジスタを選択する選折用トランジス
タ(各メモリ用トランジスタにそれぞれ接続される選択
トランジスタ、または、メモリ用トランジスタのゲート
、ソース、ドレイン電極がつながる各ラインにそれぞれ
接続されるライン選択トランジスタ)とを、薄膜トラン
ジスタで構成した薄膜E2 FROMが考えられている
第3図は従来の薄膜E2PROMを示したもので、ここ
では、メモリ用薄膜トランジスタTlにそれぞれ選択用
薄膜トランジスタT2を接続したものを示している。
この薄膜E’ FROMは、ガラス等からなる絶縁基板
1の上に、メモリ用薄膜トランジスタT1と選択用薄膜
トランジスタT2とを形成した構成となっている。なお
、薄膜トランジスタには、スタガー型、逆スタガー型、
コプラナー型、逆スタガ−型のものがあるが、第3図で
はメモリ用および選択用薄膜トランジスタTI、T2を
それぞれ逆スタガー型薄膜トランジスタとした薄膜E’
 FROMを示している。
この薄膜E” FROMは、基板1上にまずメモリ用薄
膜トランジスタTlを形成し、次いでこの基板1上に選
択用薄膜トランジスタT2を形成する方法で製造された
もので、メモリ用薄膜トランジスタT1は、基板1上に
形成されたゲート電極G1と、このゲート電極G1の上
に基板全面にわたって形成されたゲート絶縁膜2と、こ
のゲート絶縁膜2の上に前記ゲート電極G1に対向させ
て形成された1−a−81(i型アモルファス・シリコ
ン)からなるl型半導体層3と、このl型半導体層3の
上にn”−a−8I(n型不純物をドープしたアモルフ
ァス−シリコン)からなるn型半導体層4を介して形成
されたソース電極S1およびドレイン電IDIとからな
っている。そして、前記ゲート絶縁膜2は、トランジス
タにヒステリシス性をもたせる窒化シリコン(St N
) 、すなわち、シリコン原子Slと窒素原子Nとの組
成比Si/Nを、化学量論比(Sf /N−0,75)
より太きく (Si /N−0,85〜1.15) し
て電荷の蓄積機能をもたせた窒化シリコンで形成されて
いる。
また、選択用薄膜トランジスタT2は、前記メモリ用薄
膜トランジスタTlのゲート絶縁膜2上に形成されたゲ
ート電極G2と、このゲート電極G2の上に基板全面に
わたって形成されたゲート絶縁膜5と、このゲート絶縁
膜5の上に前記ゲート電極G2に対向させて形成された
1−a−8fからなるl型半導体層6と、このl型半導
体層6の上にn”−a−8tからなるn型半導体層7を
介して形成されたソース電極S2およびドレイン電極D
2とからなっている。そして、前記ゲート絶縁膜5は、
トランジスタにヒステリシス性をもたせない窒化シリコ
ン(Si N) 、すなわち、シリコン原子Siと窒素
原子Nとの組成比St/Nを化学量論比(S l /N
−0,75)とほぼ同じにした電荷蓄積機能のない窒化
シリコンで形成されている。
また、8は前記選択用薄膜トランジスタT2のソース電
極S2とメモリ用薄膜トランジスタT1のドレイン電極
D1とを接続する接続配線、SLIはメモリ用薄膜トラ
ンジスタT1のソース電極S1に接続されたソースライ
ン、DL2は選択用薄膜トランジスタT2のドレイン電
極D2に接続されたドレインラインである。この接続配
線8とソースラインSLIおよびドレインラインDL2
は、選択用薄膜トランジスタT2のゲート絶縁膜5上に
形成されており、接続配線8とソースラインSLIは、
上記ゲート絶縁膜5に形成したコンタクト孔において、
メモリ用薄膜トランジスタT1のソース電極S1および
ドレイン電極D2に接続されている。なお、9はメモリ
用薄膜トランジスタTlおよび選択用薄膜トランジスタ
T2を覆う窒化シリコン等からなる上部保護膜である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の薄膜E2PROMは、メモリ
用薄膜トランジスタT1と選択用薄膜トランジスタT2
とを別工程で形成したものであるため、この薄膜E2P
ROMはその製造に多くの工程数を要するという問題を
もっていた。
このようにメモリ、用薄膜トランジスタT1と選択用薄
膜トランジスタT2とを別工程で形成しているのは、メ
モリ用薄膜トランジスタT1のゲート絶縁膜2はメモリ
効果をもたせるためにヒステリシス性を有するものとす
る必要があり、選択用薄膜トランジスタT2のゲート絶
縁膜5はヒステリシス性の無いものとする必要があるた
めである。
このため、従来は、基板1上にまずメモリ用薄膜トラン
ジスタTlを形成し、この後選択用薄膜トランジスタT
2を形成しているが、このようにメモリ用薄膜トランジ
スタTIと選択用薄膜トランジスタT2とを別工程で形
成するのでは、ゲート電極となる金属膜の膜付けとその
バターニング、ゲート絶縁膜の膜付け、i型半導体層お
よびn型半導体層の膜付けとそのバターニング、ソース
ドレイン電極となる金属膜の膜付けとそのバターニング
およびチャンネル部のn型半導体層の除去を行なってメ
モリ用薄膜トランジスタT1を形成し、さらに上記工程
を繰返して選択用薄膜トランジスタT2を形成しなけれ
ばならないから、上記従来の薄膜E2 FROMはその
製造に多くの工程数を要していた。また、この薄膜E’
 FROMでは、選択用薄膜トランジスタT2をメモリ
用薄膜トランジスタTlのゲート絶縁膜2の上に形成し
ているため、薄膜E2F’ROM全体の厚さがかなり厚
くなってしまうという問題ももっていた。
本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あって、その目的とするところは、少ない工程数で能率
よく製造できるとともに、全体の厚さも薄くすることが
できる薄膜E2PROMおよびその製造方法を提供する
ことにある。
・〔課題を解決するための手段〕 本発明の薄膜E2PROMは、上記目的を達成するため
に、メモリ用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジス
タのゲート絶縁膜を共通の絶縁膜とし、かつこのゲート
絶縁膜はトランジスタにヒステリシス性をもたせる窒化
シリコンで形成するとともに、前記選択用薄膜トランジ
スタのゲート電極と前記ゲート絶縁膜との界面に、トラ
ンジスタにヒステリシス性をもたせない窒化シリコン膜
を形成したものである。
また、本発明の薄膜E2F’ROMの製造方法は、メモ
リ用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジスタのゲー
ト電極を同時に形成する工程と、前記選択用薄膜トラン
ジスタのゲート電極のゲート絶縁膜形成側にトランジス
タにヒステリシス性をもたせない窒化シリコン膜を形成
する工程と、前記メモリ用薄膜トランジスタと前記選択
用薄膜トランジスタの形成領域にわたってトランジスタ
にヒステリシス性をもたせる窒化シリコンからなる共通
のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記メモリ用薄膜ト
ランジスタと前記選択用薄膜トランジスタの半導体層を
同時に形成する工程と、前記メモリ用薄膜トランジスタ
と前記選択用薄膜トランジスタのソース、ドレイン電極
を同時に形成する工程とからなるものである。
〔作用〕
すなわち、本発明の薄膜E2PROMは、メモリ用薄膜
トランジスタと選択用薄膜トランジスタのゲート絶縁膜
を同じ絶縁膜で兼用したものであり、このようにメモリ
用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジスタのゲート
絶縁膜を共通の絶縁膜としても、このゲート絶縁膜をト
ランジスタにヒステリシス性をもたせる窒化シリコンで
形成するとともに、前記選択用薄膜トランジスタのゲー
ト電極と前記ゲート絶縁膜との界面に、トランジスタに
ヒステリシス性をもたせない窒化シリコン膜を形成すれ
ば、メモリ用薄膜トランジスタはヒステリシス性をもち
、選択用薄膜トランジスタはヒステリシス性をもたない
から、メモリ用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジ
スタとにそれぞれ所期の機能をもたせることができる。
そして、この薄膜E” FROMでは、メモリ用薄膜ト
ランジスタと選択用薄膜トランジスタのゲート絶縁膜を
共通の絶縁膜としているから、メモリ用薄膜トランジス
タと選択用薄膜トランジスタとを同時に形成することが
可能であり、したがってこの薄膜E2 FROMは少な
い工程数で能率よく製造できるし、また選択用薄膜トラ
ンジスタをメモリ用薄膜トランジスタのゲート絶縁膜の
上に形成している従来の薄膜E” FROMに比べて全
体の厚さも薄くすることができる。
また、本発明の薄膜E2 FROMの製造方法は、メモ
リ用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジスタのゲー
ト電極を同時に形成し、前記選択用薄膜トランジスタの
ゲート電極のゲート絶縁膜形成側にトランジスタにヒス
テリシス性をもたせない窒化シリコン膜を形成するとと
もに、前記メモリ用薄膜トランジスタと前記選択用薄膜
トランジスタの形成領域にわたってトランジスタにヒス
テリシス性をもたせる窒化シリコンからなる共通のゲー
ト絶縁膜を形成1−5さらに前記メモリ用薄膜トランジ
スタと前記選択用薄膜トランジスタの半導体層、および
ソース、ドレイン電極をそれぞれ同時に形成するもので
あるから、メモリ用薄膜トランジスタと選択用薄膜トラ
ンジスタとを同時に形成することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、メモリ用薄膜トランジスタ
にそれぞれ選択用薄膜トランジスタを接続した薄膜E2
 FROMについて第1図および第2図を参照し説明す
る。
第1図において、11はガラス等からなる絶縁基板、T
10およびT20は絶縁基板11上に形成されたメモリ
用および選択用の薄膜トランジスタであり、このメモリ
用薄膜トランジスタTIOと選択用薄膜トランジスタT
20はそれぞれ逆スタガー型のものとされている。この
薄11iE2 FROMは、絶縁基板11上にメモリ用
および選択用薄膜トランジスタTIO,T20のゲート
電極GIO,G20を形成し、その上にゲート絶縁膜1
2を基板全面にわたって形成するとともに、このゲート
絶縁膜12の上に上記各ゲート電極G10、G20にそ
れぞれ対向させてt−a−8iからなるi型半導体層1
3゜13を形成し、この各i型半導体層13.1Bの上
にそれぞれ、n”−a−5iからなるn型半導体層14
.14を介してソース、ドレイン電極SIO,DLOお
よびS20.D20を形成したもので、メモリ用薄膜ト
ランジスタTIOのドレイン電極DIOと選択用薄膜ト
ランジスタT20のソース電極S20とはこの両電極D
 10.  S 20と一体の接続配線15を介して接
続されている。また、メモリ用薄膜トランジスタTIO
のソース電極SIOはこれと一体のソースライン5LI
Oに接続され、選択用薄膜トランジスタT20のドレイ
ン電極D20はこれと一体のドレインラインD L 2
(N:接続されている。これら接続配線15とソースラ
イン5LLOおよびドレインラインD L 20は、ゲ
ート絶縁膜12の上に形成されている。また、メモリ用
薄膜トランジスタTIOのゲート電極GIOと選択用薄
膜トランジスタT20のゲート電極G20は、それぞれ
図示しないゲートラインにつながっている。なお、15
はメモリ用薄膜トランジスタTIOおよび選”択用薄膜
トランジスタT20を覆う窒化シリコン等からなる上部
保護膜である。
また、前記ゲート絶縁膜12は、メモリ用薄膜トランジ
スタTIOのゲート絶縁膜と選択用薄膜トランジスタT
20のゲート絶縁膜とを兼ねる共通の絶縁膜とされてお
り、このゲート絶縁膜12は、トランジスタにヒステリ
シス性をもたせる窒化シリコン(SI N) 、すなわ
ち、シリコン原子S1と窒素原子Nとの組成比Si/N
を、化学量論比(S i /N−0,75)より太きく
  (St /N−0,85〜1.15) L、て電荷
の蓄積機能をもたせた窒化シリコンで形成されている。
また、選択用薄膜トランジスタT20のゲート電極G2
0と前記ゲート絶縁膜12との界面には、トランジスタ
にヒステリシス性をもたせない窒化シリコンIII 1
2 aが薄く形成されている。この窒化シリコン膜12
aは、シリコン原子Stと窒素原子Nとの組成比Si/
Nを化学量論比(Sl/N−0,75)とほぼ同じにし
た電荷蓄積機能のない窒化シリコン(Si N)からな
っている。
すなわち、この薄膜E2PROMは、メモリ用薄膜トラ
ンジスタT10と選択用薄膜トランジスタT20のゲー
ト絶縁膜を同じ絶縁膜12で兼用したものであり、この
ようにメモリ用薄膜トランジスタTIOと選択用薄膜ト
ランジスタT20のゲート絶縁膜を共通の絶縁膜として
も、このゲート絶縁膜12をトランジスタにヒステリシ
ス性をもたせる窒化シリコンで形成すれば、メモリ用薄
膜トランジスタTIOにメモリ効果をもたせることがで
きる。
また、選択用薄膜トランジスタT2Qのゲート電極G2
0と前記ゲート絶縁膜12との界面にトランジスタにヒ
ステリシス性をもたせない窒化シリコン膜12aを形成
すれば、選択用薄膜トランジスタT20のヒステリシス
性を前記窒化シリコン膜12aによって減少させること
ができる。そして、ゲート電極G20とトランジスタに
ヒステリシス性をもたせるゲート絶縁膜12との界面に
トランジスタにヒステリシス性をもたせない窒化シリコ
ン膜12aを介在させた選択用薄膜トランジスタT20
のヒステリシスの幅は、前記窒化シリコン膜12aの膜
厚によって変化するから、この窒化シリコン膜12aの
膜厚を、選択用薄膜トランジスタT20のヒステリシス
性をなくすような厚さに形成すれば、選択用薄膜トラン
ジスタT20を、ヒステリシス性をもたない、スイッチ
ング特性のよい選択素子とすることができる。したがっ
て、この薄膜E2PROMによれば、メモリ用薄膜トラ
ンジスタTIOと選択用薄膜トランジスタT20のゲー
ト絶縁膜を同じ絶縁膜12で兼用したものでありながら
、メモリ用薄膜トランジスタTlOと選択用薄膜トラン
ジスタT20とにそれぞれ所期の機能をもたせることが
できる。
しかして、この薄膜22PROMでは、メモリ用薄膜ト
ランジスタTIOと選択用薄膜トランジスタT20のゲ
ート絶縁膜を共通の絶縁膜12としているから、メモリ
用薄膜トランジスタTIOと選択用薄膜トランジスタT
20とを同時に形成することができる。
すなわち、第2図は上記薄膜E2PROMの製造工程を
示したもので、こめ薄膜E2PROMは次のような工程
で製造される。
まず、絶縁基板11上にクロム(Cr )等の金属膜を
膜付けし、この金属膜をパターニングして、第2図(a
)に示すように、メモリ用および選択用薄膜トランジス
タTIO,T2Oのゲート電極G10゜G20とこの各
ゲート電極GIO,G20につながるゲートラインを同
時に形成する。
次に、この基板11上に、Sl/Nの値を化学量論比(
Si /N−0,75)と同程度にした窒化シリコンを
プラズマCVD法により膜付けし、これをフォトリソグ
ラフィ法により選択用薄膜トランジスタT20の形成領
域の形状にパターニングして、第2図(b)に示すよう
に、選択用薄膜トランジスタT20のゲート電極G20
の上に、トランジスタにヒステリシス性をもたせない窒
化シリコン膜12aを形成する。
次に、第2図(c)に示すように、上記基板11上に、
S1/Nの値を31/N−0,85〜1.15にした窒
化シリコンをプラズマCVD法により膜付けして、メモ
リ用および選択用薄膜トランジスタTIO,T2Oの形
成領域にわたって、トランジスタにヒステリシス性をも
たせる窒化シリコンからなるゲート絶縁膜12を形成し
、次いでその上に、1−a−81からなるi型半導体層
13と、n”−a−8iからなるn型半導体層14とを
プラズマCVD法により連続して堆積させた後、このi
型半導体層13とn型半導体層14とをフォトリソグラ
フィ法によりメモリ用薄膜トランジスタTIOと選択用
薄膜トランジスタT20の素子形状にバターニングする
次に、その上に、金属膜を膜付けしてこの金属膜をバタ
ーニングすることにより、第2図(d)に示すように、
メモリ用および選択用薄膜トランジスタTIO,T2O
のソース、ドレイン電極S10゜DIOおよびS20.
D20と、メモリ用薄膜トランジスタTLQのドレイン
電極DIOと選択用薄膜トランジスタT20のソース電
極S20とを接続する接続配線15と、メモリ用薄膜ト
ランジスタTIOのソース電極SIOにつながるソース
ライン5LIOと、選択用薄膜トランジスタT20のド
レイン電極D20につながるドレインラインDL20と
を同時に形成し、さらにメモリ用および選択用薄膜トラ
ンジスタTIO,T2Oのn型半導体層14.14をチ
ャンネル部においてエツチング分離して、メモリ用薄膜
トランジスタTIOおよび選択用薄膜トランジスタT2
0を同時に形成する。
この後は、メモリ用薄膜トランジスタTIOおよび選択
用薄膜トランジスタT20を覆う窒化シリコン等からな
る上部保護膜15を形成して第1図に示した薄膜E2 
FROMを完成する。
このように、上記薄膜E” FROMによれば、その製
造に際して、メモリ用薄膜トランジスタTLOと選択用
薄膜トランジスタT20とを同時に形成することができ
、したがってこの薄膜E2 FROMは少ない工程数で
能率よく製造することができる。また、この薄膜E2 
FROMは、メモリ用薄膜トランジスタTIOと選択用
薄膜トランジスタT20のゲート絶縁膜を共通の絶縁膜
12としているから、選択用薄膜トランジスタをメモリ
用薄膜トランジスタのゲート絶縁膜の上に形成している
従来の薄膜E2PROMに比べて全体の厚さも薄くする
ことができる。
また、上記薄膜E2 FROMの製造方法は、メモリ用
薄膜トランジスタTIOと選択用薄膜トランジスタT2
0のゲート電極GIO,G20を同時に形成し、前記選
択用薄膜トランジスタT20のゲート電極G20のゲー
ト絶縁膜形成側にトランジスタにヒステリシス性をもた
せない窒化シリコン膜12aを形成するとともに、前記
メモリ用薄膜トランジスタTIOと選択用薄膜トランジ
スタT20の形成領域にわたってトランジスタにヒステ
リシス性をもたせる窒化シリコンからなる共通のゲート
絶縁膜12を形成し、さらに前記メモリ用薄膜トランジ
スタTIOと前記選択用薄膜トランジスタT20の半導
体層(n型半導体層13とn型半導体層14)と、ソー
ス、ドレイン電極SIO,DIOおよびS20゜D20
と、メモリ用薄膜トランジスタTIOのドレイン電極D
IOと選択用薄膜トランジスタT20のソース電極S2
0とを接続する接続配線15と、メモリ用薄膜トランジ
スタTIOのソース電極SIOにつながるソースライン
5LIOと、選択用薄膜トランジスタT’20のドレイ
ン電極D20につながるドレインラインDL20とをそ
れぞれ同時に形成するものであるから、メモリ用薄膜ト
ランジスタTIOと選択用薄膜トランジスタ?20とを
同時に形成することができる。
なお、上記実施例では、前記接続配線15とソースライ
ン5LIOおよびドレインラインDL20を、メモリ用
および選択用薄膜トランジスタT10゜T2Oのソース
、ドレイン電極S10.DloおよびS20.D20の
形成と同時に形成しているが、この接続配線15とソー
スライン5LIOおよびドレインラインDL20は、上
記ソース、ドレイン電極S10.DloおよびS20.
D20の形成とは別工程で形成してもよい。また、上記
実施例では、メモリ用薄膜トランジスタT 1’0と選
択用薄膜トランジスタT20とを逆スタガー型のものと
しているが、このメモリ用および選択用薄膜トランジス
タは、スタガー型、コブラナー型、逆スタガ−型でもよ
く、その場合も、メモリ用薄膜トランジスタと選択用薄
膜トランジスタのゲート絶縁膜を共通の絶縁膜とし、か
つこのゲート絶縁膜はトランジスタにヒステリシス性を
もたせる窒化シリコンで形成するとともに、選択用薄膜
トランジスタのゲート電極と前記ゲート絶縁膜との界面
に、トランジスタにヒステリシス性をもたせない窒化シ
リコン膜を形成すればメモリ用と選択用の薄膜トランジ
スタを同時に形成することができるから、薄膜E2PR
OMを少ない工程数で能率よく製造することができるし
、またその厚さも薄くすることができる。なお、メモリ
用および選択用薄III I−ランジスタをスタガー型
とする薄膜E2PROMは、上記実施例と逆の工程、つ
まり、ソース、ドレイン電極形成→n型半導体層および
i型半導体層形成→ゲート絶縁膜形成→窒化シリコン膜
形成−ゲート電極形成の工程で製造することができる。
また、メモリ用および選択用薄膜トランジスタをコブラ
ナー型とする薄膜E2 FROMは、n型半導体層およ
びn型半導体層形成→ソース、ドレイン電極形成→ゲー
ト絶縁膜形成−窒化シリコン膜形成−ゲート電極形成の
工程で製造することができ、メモリ用および選択用薄膜
トランジスタを逆スタガ−型とする薄膜E’ FROM
は、ゲート電極形成→窒化シリコン膜形成−ゲート絶縁
膜形成−ソース、ドレイン電極形成−n型半導体層およ
びn型半導体層形成の工程で製造することができる。
また、上記実施例では、メモリ用薄膜トランジスタTI
Oに選択用薄膜INラン、ジスタT20を接続した薄膜
E2PROMについて説明したが、本発明は、メモリ用
薄膜トランジスタのゲート、ソース。
ドレイン電極がつながる各ラインにそれぞれこの各ライ
ンを選択する選択用薄膜トランジスタを接続した薄膜E
2PROMにも適用できることはもちろんである。
〔発明の効果〕
′本発明の薄膜E2PROMは、メモリ用薄膜トランジ
スタと選択用薄膜トランジスタのゲート絶縁膜を共通の
絶縁膜とし、かつこのゲート絶縁膜はトランジスタにヒ
ステリシス性をもたせる窒化シリコンで形成するととも
に、前記選択用薄膜トランジスタのゲート電極と前記ゲ
ート絶縁膜との界面に、トランジスタにヒステリシス性
をもたせない窒化シリコン膜を形成したものであるから
、この薄膜E2PROMは少ない工程数で能率よく製造
できるし、また全体の厚さも薄くすることができる。
また、本発明の薄膜E2PROMの製造方法は、メモリ
用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジスタのゲート
電極を同時に形成し、前記選択用薄膜トランジスタのゲ
ート電極のゲート絶縁膜形成側にトランジスタにヒステ
リシス性をもたせない窒化シリコン膜を形成するととも
に、前記メモリ用薄膜トランジスタと前記選択用薄膜ト
ランジスタの形成領域にわたってトランジスタにヒステ
リシス性をもたせる窒化シリコンからなる共通のゲート
絶縁膜を形成し、さらに前記メモリ用薄膜トランジスタ
と前記選択用薄膜トランジスタの半導体層、およびソー
ス、ドレイン電極をそれぞれ同時に形成するものである
から、メモリ用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジ
スタとを同時に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示す薄膜E2
PROMの断面図およびその製造工程図、第3図は従来
の薄膜E2PROMの断面図である。 11・・・絶縁基板、T 1ト・・メモリ用薄膜トラン
ジスタ、720・・・選択用薄膜トランジスタ、12・
・・ゲート絶縁膜(トランジスタにヒステリシス性をも
たせる窒化シリコン膜)、12a・・・トランジスタに
ヒステリシス性をもたせない窒化シリコン膜、13・・
・i型半導体層、14・・・n型半導体層、S10.S
20・・・ソース電極、DIO,D20・・・ドレイン
電極、15・・・接続配線、5L10・・・ソースライ
ン、DL20・・・ドレインライン、16・・・保護膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁基板上にメモリ用薄膜トランジスタと選択用
    薄膜トランジスタとを形成した薄膜E^2PROMにお
    いて、前記メモリ用薄膜トランジスタと前記選択用薄膜
    トランジスタのゲート絶縁膜を共通の絶縁膜とし、かつ
    このゲート絶縁膜はトランジスタにヒステリシス性をも
    たせる窒化シリコンで形成するとともに、前記選択用薄
    膜トランジスタのゲート電極と前記ゲート絶縁膜との界
    面に、トランジスタにヒステリシス性をもたせない窒化
    シリコン膜を形成したことを特徴とする薄膜E^2PR
    OM。
  2. (2)絶縁基板上にメモリ用薄膜トランジスタと選択用
    薄膜トランジスタとを形成した薄膜E^2PROMの製
    造方法において、前記メモリ用薄膜トランジスタと前記
    選択用薄膜トランジスタのゲート電極を同時に形成する
    工程と、前記選択用薄膜トランジスタのゲート電極のゲ
    ート絶縁膜形成側にトランジスタにヒステリシス性をも
    たせない窒化シリコン膜を形成する工程と、前記メモリ
    用薄膜トランジスタと前記選択用薄膜トランジスタの形
    成領域にわたってトランジスタにヒステリシス性をもた
    せる窒化シリコンからなる共通のゲート絶縁膜を形成す
    る工程と、前記メモリ用薄膜トランジスタと前記選択用
    薄膜トランジスタの半導体層を同時に形成する工程と、
    前記メモリ用薄膜トランジスタと前記選択用薄膜トラン
    ジスタのソース、ドレイン電極を同時に形成する工程と
    からなることを特徴とする薄膜E^2PROMの製造方
    法。
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EP19890120022 EP0367152A3 (en) 1988-11-01 1989-10-27 Memory device using thin film transistors having memory function and method for manufacturing same
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011135908A1 (ja) * 2010-04-30 2011-11-03 シャープ株式会社 回路基板および表示装置
US8614474B2 (en) 2010-07-05 2013-12-24 Sharp Kabushiki Kaisha Thin film transistor memory and display unit including the same

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