JPH02296803A - ポリ―α―ヒドロキシアクリル酸塩水溶液の製法 - Google Patents
ポリ―α―ヒドロキシアクリル酸塩水溶液の製法Info
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/16—Organic compounds
- C11D3/37—Polymers
- C11D3/3746—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C11D3/3757—(Co)polymerised carboxylic acids, -anhydrides, -esters in solid and liquid compositions
- C11D3/3765—(Co)polymerised carboxylic acids, -anhydrides, -esters in solid and liquid compositions in liquid compositions
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸塩水溶液の
製造方法に関する。
製造方法に関する。
ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸ソーダ(以下PRAS
と呼ぶ)に代表されるポリ−α−ヒドロキシアクリル酸
塩(以下PHA塩と呼ぶ)は、洗剤用ビルダー キレー
ト剤、漂白安定剤として有用な物質である。
と呼ぶ)に代表されるポリ−α−ヒドロキシアクリル酸
塩(以下PHA塩と呼ぶ)は、洗剤用ビルダー キレー
ト剤、漂白安定剤として有用な物質である。
PHA塩は、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸に対応す
るポリラクトン(以下PLACと呼ぶ)を、対応するア
ルカリ物質と反応させる事によって得られる事が知られ
ている。
るポリラクトン(以下PLACと呼ぶ)を、対応するア
ルカリ物質と反応させる事によって得られる事が知られ
ている。
PLACの製法としては、C,S、 Ma r V 2
1等の論文(J、A、C,S、昼2.3495頁、19
40年)を初めとして、そのほかに例えば、ソルヴエイ
社の出願による特公昭54−5839号、同じく特公昭
54−20995号、あるいは、ヘンケル社によるドイ
ツ特許出願2,061,585号等がすでに提案されて
いる。
1等の論文(J、A、C,S、昼2.3495頁、19
40年)を初めとして、そのほかに例えば、ソルヴエイ
社の出願による特公昭54−5839号、同じく特公昭
54−20995号、あるいは、ヘンケル社によるドイ
ツ特許出願2,061,585号等がすでに提案されて
いる。
PLACli:P)IA塩水溶液に変えるには、従来、
対応するアルカリ物質の水溶液中に、PLACを投入し
て反応させる事が知られている。
対応するアルカリ物質の水溶液中に、PLACを投入し
て反応させる事が知られている。
しかしながら、この方法は、投入したPLACが、PH
A塩として溶解するまでには多大の時間を要するため、
工業的に実施する際には大きな問題となっている。
A塩として溶解するまでには多大の時間を要するため、
工業的に実施する際には大きな問題となっている。
例えば、従来法によって、PLACをP HAS水溶液
に変える方法では、後記する比較例に示されるように、
完全溶解するまでに30時間以上も要する。
に変える方法では、後記する比較例に示されるように、
完全溶解するまでに30時間以上も要する。
本発明の目的は、PLACをアルカリ物質と反応させ、
PHA塩の水溶液を得る工程の所要時間を短縮する事に
ある。
PHA塩の水溶液を得る工程の所要時間を短縮する事に
ある。
本発明者等は、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸塩水溶
液の製造工程を種々検討した結果、PLACをあらかじ
め、水中に分散しておき、次い、でアルカリ物質と反応
させる事によって、工程所要時間を大幅に短縮する事が
可能である事を見出し、本発明を完成するに至った。
液の製造工程を種々検討した結果、PLACをあらかじ
め、水中に分散しておき、次い、でアルカリ物質と反応
させる事によって、工程所要時間を大幅に短縮する事が
可能である事を見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、PLACをアルカリ物質と反応させて
、PHA塩水溶液を得る工程において、(1)P L
A Cを、その1重量部に対して2.5〜100重量部
の水に分散しておき、次いで、(2)上記スラリー液に
、アルカリ物質を加える事を特徴とするポリ−α−ヒド
ロキシアクリル酸塩水溶液の製造方法である。
、PHA塩水溶液を得る工程において、(1)P L
A Cを、その1重量部に対して2.5〜100重量部
の水に分散しておき、次いで、(2)上記スラリー液に
、アルカリ物質を加える事を特徴とするポリ−α−ヒド
ロキシアクリル酸塩水溶液の製造方法である。
一般に、PLACは、α−ハロゲノアクリル酸を水中で
重合させ、水不溶性の湿潤ケーキとして得られる。必要
があれば、それを乾燥して、乾燥PLACを得る事も可
能である。しかしながら、最終製品としてPHA塩水溶
液の形態で商品とする場合には、PLACを乾燥する必
要はなく、PLACは、湿潤ケーキの形で後工程にまわ
すのが一般的である。
重合させ、水不溶性の湿潤ケーキとして得られる。必要
があれば、それを乾燥して、乾燥PLACを得る事も可
能である。しかしながら、最終製品としてPHA塩水溶
液の形態で商品とする場合には、PLACを乾燥する必
要はなく、PLACは、湿潤ケーキの形で後工程にまわ
すのが一般的である。
本発明の方法において使用するPLACは、乾燥品であ
っても、湿潤ケーキであっても、どちらでも実施可能で
あるが、湿潤ケーキを扱う場合において、特に本発明の
方法の有利性が発揮される。
っても、湿潤ケーキであっても、どちらでも実施可能で
あるが、湿潤ケーキを扱う場合において、特に本発明の
方法の有利性が発揮される。
使用するアルカリ物質は、特に限定される事はなく、苛
性ソーダ、苛性力1ハ 炭酸ソーダ、アンモニア等の無
機アルカリ類、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジェ
タノールアミン等の有機アルカリ物質が使用可能であり
、特に苛性ソーダが代表的である。
性ソーダ、苛性力1ハ 炭酸ソーダ、アンモニア等の無
機アルカリ類、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジェ
タノールアミン等の有機アルカリ物質が使用可能であり
、特に苛性ソーダが代表的である。
本発明の方法において、PLACをスラリー化させる際
の攪拌状態は重要であり、レイノルズ数で言えば、10
0以上であることが好ましく、乱流である事がより好ま
しい、攪拌の機構については、通常の攪拌装置で良いが
、望ましくは、フ7ウドラー型、あるいは、傾斜羽根フ
ァンタービン型の攪拌羽根と邪魔板付の溶解槽が良い。
の攪拌状態は重要であり、レイノルズ数で言えば、10
0以上であることが好ましく、乱流である事がより好ま
しい、攪拌の機構については、通常の攪拌装置で良いが
、望ましくは、フ7ウドラー型、あるいは、傾斜羽根フ
ァンタービン型の攪拌羽根と邪魔板付の溶解槽が良い。
本反応工程は、一種の中和反応であるので、発熱を伴う
が、工程中、特に温度を制御する必要はない、また必要
であれば、冷却して除熱しても支障はない。
が、工程中、特に温度を制御する必要はない、また必要
であれば、冷却して除熱しても支障はない。
本発明の方法における前段において、P LAC重量の
2.5〜100倍の水を使用してPLACを分散するが
、ここで言うPLACI!量部とは、PLAC純分の意
味であり、使用する水は、湿潤ケーキとしてPLACを
投入する場合、ケーキ中に含まれていた水分も合せたも
のである。
2.5〜100倍の水を使用してPLACを分散するが
、ここで言うPLACI!量部とは、PLAC純分の意
味であり、使用する水は、湿潤ケーキとしてPLACを
投入する場合、ケーキ中に含まれていた水分も合せたも
のである。
2.6倍以下の水にPLACを分散させるのは、実際上
困難であり、100倍以上の水を使用する事は、PHA
塩濃度が低下する事を意味し、工業的に意味が無い。
困難であり、100倍以上の水を使用する事は、PHA
塩濃度が低下する事を意味し、工業的に意味が無い。
本発明の方法において使用するアルカリの量は、PLA
Cのユニッ)1式量に対して1.0倍モルである事が基
本であるが、所望する最終pHに応じてアルカリ量を加
減する事は可能である。
Cのユニッ)1式量に対して1.0倍モルである事が基
本であるが、所望する最終pHに応じてアルカリ量を加
減する事は可能である。
PLAC1tPHA塩に変える反応は、ラクトンのアル
カリ加水分解反応である。従って反応自体は、特別な機
構を持つようなものではないが、反応して溶解するまで
の過渡的な過程においては、固液系不均一反応であり、
界面付近においては、複雑な現象を呈するものである。
カリ加水分解反応である。従って反応自体は、特別な機
構を持つようなものではないが、反応して溶解するまで
の過渡的な過程においては、固液系不均一反応であり、
界面付近においては、複雑な現象を呈するものである。
PLACがPHA塩に変化する際には、その途中におい
て、ラクトンの一部が加水分解を受け、ラクトン部とカ
ルボキシレート部が共存する状態となる。この時、界面
付近の高分子溶液側の液粘性が、後に完全溶解した際の
PHA塩溶液の粘性よりも高く、この高粘性薄膜状物質
で、PLAC固体の表面が覆われると、源側と固体側と
の接触が著しく阻害される。
て、ラクトンの一部が加水分解を受け、ラクトン部とカ
ルボキシレート部が共存する状態となる。この時、界面
付近の高分子溶液側の液粘性が、後に完全溶解した際の
PHA塩溶液の粘性よりも高く、この高粘性薄膜状物質
で、PLAC固体の表面が覆われると、源側と固体側と
の接触が著しく阻害される。
従って従来法においてはアルカリ物質水溶液中に、PL
ACケーキを投入するが、その際、PLAC凝塊物表面
に、この高粘性膜が生じ、凝塊物内部と源側との接触が
阻害され、そのために、完全溶解させるには、多大の時
間を必要とする。
ACケーキを投入するが、その際、PLAC凝塊物表面
に、この高粘性膜が生じ、凝塊物内部と源側との接触が
阻害され、そのために、完全溶解させるには、多大の時
間を必要とする。
本発明の方法においては、まず水中にP LACを分散
させておく事が最大の特徴であり、これにより、PLA
C粒子の、水側に対する接触面積を広げておき、次いで
アルカリ物質を加えて反応させる事により、極めて単時
間の内に完全溶解さする事が可能となる。
させておく事が最大の特徴であり、これにより、PLA
C粒子の、水側に対する接触面積を広げておき、次いで
アルカリ物質を加えて反応させる事により、極めて単時
間の内に完全溶解さする事が可能となる。
従来の方法においては、例えば回分式攪拌槽で、PLA
CのPHA塩化反応を行う場合、完全溶解させるために
は、30Hr以上もの時間を要していた。
CのPHA塩化反応を行う場合、完全溶解させるために
は、30Hr以上もの時間を要していた。
本発明の方法に従えば、わずかIHr以内で、完全溶解
に至らしめる事が可能であり、工業的、経済的に、極め
て有利となる。
に至らしめる事が可能であり、工業的、経済的に、極め
て有利となる。
実施例1〜6
特公昭54−5839号記載の実施例1に従って得たP
LACの湿潤体(PLAC純分30%、水分66%)を
使用した。
LACの湿潤体(PLAC純分30%、水分66%)を
使用した。
ファウドラー翼を持つ攪拌装置、及びバッフル、温度計
、冷却用ジャケットを装備した、グラスライニング製攪
拌槽(容量200OL)中に、第1表に示す所定量の水
を入れ、攪拌しながら、所定量の湿潤PLACを投入し
た。攪拌速度は、1100rpであり、10分間攪拌し
た後、所望するアルカリ水溶液の所定量を加え、攪拌し
ながら、液温を20〜40℃に保った。PLACの投入
終了後から数えて、完全に系が均一となるまでの時間を
所要時閉とした0判定は目視による。
、冷却用ジャケットを装備した、グラスライニング製攪
拌槽(容量200OL)中に、第1表に示す所定量の水
を入れ、攪拌しながら、所定量の湿潤PLACを投入し
た。攪拌速度は、1100rpであり、10分間攪拌し
た後、所望するアルカリ水溶液の所定量を加え、攪拌し
ながら、液温を20〜40℃に保った。PLACの投入
終了後から数えて、完全に系が均一となるまでの時間を
所要時閉とした0判定は目視による。
比較例1
実施例で使用した装置及び攪拌速度で、実施例1と全く
同一の仕込み量で反応させた。ただし、投入する順序は
、(1)水 (2)30% Na0H(3)湿潤PLA
Cであった。
同一の仕込み量で反応させた。ただし、投入する順序は
、(1)水 (2)30% Na0H(3)湿潤PLA
Cであった。
PLACを投入してから数えた時間として、完全に溶解
するまでに必要であった時間は、35 Hrであった。
するまでに必要であった時間は、35 Hrであった。
比較例2
実施例1と同じ装置及び攪拌速度で、同じ仕込み量で行
なった。ただし、投入する順序は、(1)湿潤PLAC
(2)30%N a OH(3)水の順であった。
なった。ただし、投入する順序は、(1)湿潤PLAC
(2)30%N a OH(3)水の順であった。
水を投入してから数えた時間として、完全に溶解するま
でに必要であった時間は、?2Hrであ。
でに必要であった時間は、?2Hrであ。
った。
手
続
補
正
書
平成1年6月7
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸に対応するポリラ
クトンを、アルカリ物質と反応させてポリ−α−ヒドロ
キシアクリル酸塩水溶液を製造するに際し、 (1)ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸に対応するポリ
ラクトンを、その1重量部に対して 2.5〜100重量部の水中に分散させて おき、次いで、 (2)上記スラリー液に、アルカリ物質を加えて反応さ
せる事を特徴とするポリ−α−ヒド ロキシアクリル酸塩水溶液の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1117291A JPH0757776B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | ポリ―α―ヒドロキシアクリル酸塩水溶液の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1117291A JPH0757776B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | ポリ―α―ヒドロキシアクリル酸塩水溶液の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02296803A true JPH02296803A (ja) | 1990-12-07 |
JPH0757776B2 JPH0757776B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=14708117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1117291A Expired - Lifetime JPH0757776B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | ポリ―α―ヒドロキシアクリル酸塩水溶液の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0757776B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1288231A1 (en) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Nippon Peroxide Co., Ltd. | Method for preparing poly-alpha-hydroxyacrylate aqueous solution |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50146698A (ja) * | 1974-04-30 | 1975-11-25 |
-
1989
- 1989-05-12 JP JP1117291A patent/JPH0757776B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50146698A (ja) * | 1974-04-30 | 1975-11-25 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1288231A1 (en) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Nippon Peroxide Co., Ltd. | Method for preparing poly-alpha-hydroxyacrylate aqueous solution |
US6825284B2 (en) | 2001-08-27 | 2004-11-30 | Nippon Peroxide Co., Ltd. | Method for preparing poly-α-hydroxyacrylate aqueous solution |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0757776B2 (ja) | 1995-06-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |