JPH0229315A - 多層シート材料及びその製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、多層重合体シート材料を製造するための新規
方法に関する。本発明は、その新規方法を実施するのに
用いられる新規装置、ならびに、それを用いて作ったシ
ート材料及びそのシート材料を用いて作った包装体（パ
ッケージ）に関する。

本発明の創作に当って処理された問題を特に言及すると
、塩化ビニリデン共重合体（ＶＤＣ）は、水蒸気及び酸
素の透過に対するバリヤー性の故に好ましい。

ＶＩ）Ｃ共重合体の押出しには、押出加工中に高熱金属
と接触している時の高温とその高温接触が保持されてい
なければならない時間とに関連する多数の問題が随伴す
ることは、一般に知られている。

そこで、シート材料を作るためのＶＤＣ共重合体の押出
は、慣用的には、押出装置を可及的にダイ（またはダイ
・フィードブロック）Ｋ近付けておいてＶＤＣ共重合体
が加工８１＃の扁温金属表面へ露出される時間を最短化
することにより実施されてきた。従って、ＶＤＣ押出機
をダイまたはダイ・フィードブロックに可及的に近く配
置することは、加工設備の高温金属表面へ露出される時
間の長さに対してのＶＤＣ共重合体のこの感受性により
多少なりとも必要とされてきている。

さらには、ＶＤＣ共重合体の層の両面上に、例えばポリ
エチレンの層を同時押出し、次いでそれらのポリエチレ
ン層を剥離して単一層ＶＤＣ共重合体フィルムを製造す
ることも公知である。そのような方法は、もちろん、ダ
イの高温金属表面とＶＤＣ共重合体との間にポリエチレ
ンを介在させることにより、押出工程中のＶＤＣ共重合
体のためにある程度の保護を与える。

ＶＤＣ共重合体と一緒に、他の重合体、例えばエチレン
酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）の層を同時押出すること
も公知である。しかしながら押出に対して追加の層が付
加されるので、押出機、混合機、移送パイプ、ダイ・ア
ダプター等の追加設備を設げるためにダイ付近に追加の
スペースが必要とされる。単純な３膚シートの製造より
も何もかも複雑であるので、ダイの周辺領域は混然、雑
然となる。ある設備レイアウトをなし、そして、すべて
の重合体溶融物流をダイに収れん（集中）するようにす
ると、ダイに近接した空間は極めて責重である。従って
、レイアウト設計者がスペースレイアウトにおいて才能
が高くなればなるほど、そのレイアウトにおいて効率を
達成するための機会が増す。さらにＶＤＣ共重合体を含
む同時押出のためには、ＶＤＣ押出機は、従来、上述の
ようにダイ設備に非常に近接して配置され、かくして、
他の空間を使用することを選択する余地をレイアウト設
計者から奪っていた。

従って本発明の一目的は、熱感受性重合体を含む多層シ
ート材料を製造するためのものであるが、その感受性重
合体を加工する押出機の配置場所の選択の余地を維持す
る方法を提供することである。

本発明の別の目的はそのようなシート材料を製造するた
めの新規な装置を提供することである。

本発明のさらに別の目的は、そのような方法及び装置を
経済的コストで提供し、しかも新規装置を経済的コスト
で容易に製造しうるようにすることである。

本発明のさらに別の目的は、本発明の方法を実施し、新
規シート材料及びそれを用いたパック−ジを製造する新
規な組合せ設備も提供することである。

発明の概要 本発明のある具体的態様は多層シート材料を製造する方
法にある。この方法の第１工程は、押出装置中で第１の
塩化ビニリデン共重合体組成物を可塑化し、それにより
、第１の粘度値を有する第１の重合体溶融物流を作るこ
とからなる。この第１の重合体溶融物流は、第１の粘度
値よりも少なくとも約２０％（ポイズに関して）低い第
２の粘度値を有する第２の溶融物流中に、環状に封じ込
められ、それにより、第２の溶融物流が第１の溶融物流
の外周上にそして第１の溶融物流の外側に配列された連
続層を形成しており、かつ第１の塩化ビニリデン共重合
体の溶融物流が第２の溶融物流によって封じ込められて
いる２層複合溶融物流を作る。封じ込められた複合溶融
物流は、次いで、その複合溶融物流の周囲にある第２の
溶融物流中における少なくとも約１０％の厚味変動を少
なくとも約５０％だけ低減させるに足りる長さ及び対称
性を有する移送パイプに供給されその中を押し進められ
る。

好ましくは、移送パイプは複合溶融物流な押出ダイ中へ
供給し、その中を押し進める。

また好ましくは、環状の封じ込めは、第１の溶融物流を
クロスヘッドマンドレル中の中央孔を通過させ、第２の
溶融物流をそのクロスヘッドマンドレル中の外方に配置
された環状チャンネルを介して、第１の溶融物流の外側
に分配し、適用することにより行なわれる。

本発明の好ましい態様においては、複合溶融物流は、非
環状物品、例えば平らなシートを製造するようにしたダ
イへ供給される。

別の関連した態様においては、本発明は多様シート材料
を製造する方法に関する。この方法の第１工程は押出装
置中で第１の重合体組成物を可塑化し、それにより第１
の１合体溶融物流を作ることからなる。この第１の重合
体溶融物流は、次いで、クロスヘッドマンドレル中の中
央孔を通され、そのクロスヘッドマンドレル中の外方に
配置された環状チャンネルを介して第２の重合体溶融物
流を第１溶融物流の外側に分配し、適用することにより
第２の重合体溶融物流中に封じ込まれる。か（して、そ
のコアとしての第１溶融物流と、第１溶融物流の外周に
その第１溶融物流の外側に連続層を形成する第２溶融物
流と、からなる一つの複合溶融物流が得られる。この封
じ込め複合溶融物流は、押出ダイへ供給され、その中を
押し進められる。

好ましくは、第２の溶融物流は、第１の溶融物流の粘度
よりも少なくとも約２０パーセントだけ小さい粘度を有
し、そして本方法は、複合溶融物流の外周の第２溶融物
流中における少なくとも約１０％の厚味変動を少なくと
も約５０％だけ低減するのに足りる長さ及び対称性を有
する移送パイプを介して複合溶融物流な押出ダイへ供給
する工程を含む。

クロスヘッドマンドレル式封じ込め機を用いるこれらの
態様において、クロスヘッドマンドレルは、典型的には
、第２溶融物流中にウエルドラインを形成する。本発明
は、重合体物品の製造に続き実施される工程においての
ウェルドラインの裁ち落しのために有利な配向でウェル
ドラインがダイ内を通過するように、クロスヘッドマン
ドレル中への第２の溶融物流の供給位置も非環状ダイに
関して角度（ある角度で）配向させることを、意図して
いる。

若干の態様において、ダイはシート材料を製造するため
のスロットダイからなり、そしてクロスヘッドマンドレ
ルへの第２溶融物流の供給位置は、フィルムシートの縁
の通常の裁ち落し中にウェルドラインを裁ち落すのに有
利な配向でダイをウェルドラインが通ずるように、ダイ
に関して配向される。

第１重合体溶融物流の封じ込めは、第１重合体溶融物流
を作り出す押出装置へ可及的に近い位置で実施されるの
が好ましい。従って封じ込め手段は、その押出装置に付
着され、そして第１溶融物流をその押出装置から封じ込
め手段へ直接に供給するのが好ましい。第１の重合体溶
融物流が金属表面へ露出される時間は、かくして最短化
される。

移送パイプを用いるこれらの態様において、移送パイプ
は、第１溶融物流のための押出装置の位置調節の柔軟性
を与え、同時に複合流の外周にある第２溶融物流におけ
る厚さ変動を低減させる。

本発明は、第１及び第２溶融物流で重合体物品を製造す
るための新規な装置も意図している。この装置は、第１
及び第２重合体組成物をそれぞれ可塑化させて第１及び
第２の重合体溶融物流を作るための第１及び第２の押出
装置、それらの重合体溶融物流を成形して成形物品とす
るためのダイ、からなる。第１及び第２の押出装置（り
と、ダイ（ｉｉ）との間には、中央孔を有する中央マン
ドレル及びその中央マンドレルの周囲の包囲スリーブか
らなり、そしてその中央マンドレルとスリーブとの間の
環状クロスヘッドチャンネルを有する封じ込め手段が設
けられている。その封じ込め手段は、（１）第１の重合
体溶融物流を中央孔に受け入れその中を通過させ、かつ
（ｉｉ）第２の重合体溶融物流を上記チャンネルに受け
入れ、第１の重合体溶融物流の周囲に第２の重合体溶融
物流の環状層を形成させるようになっている。

好ましい態様において、この装置は、第２の溶融物流の
粘度値が第１の溶融物流の粘度値よりも少なくとも約２
０％小さい場合に、組合さった両溶融物流の周辺の第２
の溶融物流における少なくとも１０％の厚味変動を少な
くとも約５０％だけ低減させるのに足りる長さ及び対称
性をもつ移送パイプを、封じ込め手段とダイとの間に含
んでいる。

また好ましい具体例においては、封じ込め手段は第１の
押出装置に装着されている。

本発明は、本発明の装置及び方法で作られた新規なシー
ト材料及びそのシート材料で作られたパッケージ（包装
体）に関する。そのシート材料は０．１００インチ（２
，５４ｍｍ）以下、好ましくは０．０６０インチ（１，
５２朋）以下、最も好ましくは０．０２０インチ（０，
５ｍｍ）以下の厚さである。

以下図面を参照して本発明をさらに説明する。

第１図において、第１の押出機ｌｏは、第１の塩化ビニ
リデン共重合体の重合体組成物を可塑化し、第１の重合
体溶融物流１２（第２図参照）を作る。第２の押出機１
４は、第２の重合体組成物を可塑化して第２の重−合体
溶融物流１６を作り、それを連絡導管１８を介して封じ
込め機２ｏへ分配する。封じ込め機２０はフラング２１
及び適当な接合具によって第１の押出機１ｏへ装着され
ている。

封じ込め機２０は、第１押出機１ｏから第１溶融物流１
２を受ける中央孔２４を有する中央クロスヘッドマンド
レル２２を含む。封じ込め機２゜は、さらに、中央マン
ドレル２２を取り巻いているスリーブ２６をも含む。ス
リーブ２６は、封じ込め機２０中へ第２の重合体溶融物
を通すだめの入口２８を有する。通路２８が、マンドレ
ル２２の外周にあるテーパー断面を有するクロスヘッド
チャンネル３０へ連絡している。第２のチャンネル３０
は、重合体溶融物流１６をマンドレルの外周及び、マン
ドレル２２とスリーブ２６との間に分配する。チャンネ
ル３０は、任意位置においてその外周に関して一層一定
に近付く断面を有する環状チャンネル３２へ連絡してい
る。

環状チャンネル３２は、中央孔２４をもつジョインダ３
３へ連絡し、第２重合体溶融物流を、はぼ一定の断面を
有する環状のジョインダへ分配する。

それぞれの押出機１０及び１４によりそれぞれの溶融物
流１２及び１６をそれぞれ一定の流量で供給すると、溶
融物流１２は、溶融物流１６中に封じ込まれる。かくし
て、複合溶融物流３４が溶融物流１２及び１６から形成
され、第２の溶融物流１６は第１の溶融物流１２の外周
上に連続な層を形成する。かくして第１及び第２の溶融
物流１２及び１６は、それぞれの独自性を維持し、第１
の溶融物流１２は第２の溶融物流１６によって完全に封
入された形になる。

複合溶融物流３４は、封じ込め機２０を出て、移送パイ
プ（図面にはパイプ３６として示されている）に入る。

外側の第２溶融物流１６が複合溶融物流３４の外周で均
一な厚味を有するのが好ましい（この理由は以下に詳述
する）。

ジョイダ３３へ分配される溶融物流１６の厚さの均一性
は、多数の因子、例えばヘッドチャンネル３０及び環状
チャンネル３２の構造、個々の重合体組成、使用重合体
の熱加工履歴等により変る。

封じ込め機、殊にチャンネル３０及び３２は、それぞれ
の異なる重合体について、また、各重合体のために使用
されるべきそれぞれのプロセスについて設計しうる。従
って、すべての所望のパラメーターは封じ込め機のデザ
インによって制御されうるかもしれない。しかし、重合
体またはプロセスにおけるいずれかの変化は、別の対し
込め機の設計及び製作を必要とし５る。プロセス（加工
）及び重合体選択の柔軟性が所望される限り、そのよう
な必要性に合致する複数の封じ込め機の設備のための時
間及びコストは、本方法の効果的な操作に負の衝撃を与
える。従って、溶融物流１６が複合溶融物流３４の外周
において均一な厚さを有することは重要なことであるけ
れとも、種々の重合体を用いての操作について単一の封
じ込め機１０が使用しうろことも重要である。また、効
果的な運転を行なうためには、両方の押出機１０及び１
４の操作における可成りの自由度を運転者は必要とする
。運転者は操作中にプロセス調節を、例えば重合体の変
化または溶融物流１６に関してのプロセス条件の変化の
いずれかにより行なうと、その結果としての溶融物流１
６のレオロジーが変化する。レオロジーが変化し、かく
してマンドレル２２の周囲で溶融物流１６の流れが変化
スる。マンドレル２２の周囲での溶融物流１６の流動が
変化すると、それにより、溶融物流１６の物質分布がマ
ンドレル２２の外周で変化しうる。

そのため溶融物流１６の材料は、複合溶融物流３４がパ
イプ３６に入るときにその複合溶融物流３４の周囲で必
ずしも一定の厚さを有しないが、それでもなお一定の厚
さであるのが望ましい。第４．４Ａ及び４Ｂ図は、発生
し５る三つのタイプの不均一性を示す。第４及び４Ｂ図
にお℃・て、第１の溶融物流工２は、はぼ円形であるが
、パイプ３６において中心にきておらず、対応する第２
の溶融物流１６は一つの薄い領域３８と一つの厚い領域
４０を周辺上の相対する位置に有する。第４Ａ図におい
ては、第１の溶融物流はパイプ３６の中心にあるが、円
形ではな（つぶれた形になっている。それに対応して、
関連する溶融物流１６は、二つ薄い領域３８と二つの厚
い領域４０を有する。

その他の非均−状態の例は、もちろん発現され５る。

ここで第１図に戻ると、移送パイプ３６は、複合溶融物
流３４を平らなシート４４へ変換するスロットダイ４２
に連絡している。本発明方法は、一般には、典型的には
約２ミルから約１０ミルの厚さの柔軟包装フィルムを製
造するのに使用されることが意図されている。より薄い
フィルムは、約０．２５〜約０．５ミルのよ５なスロッ
トダイを用いて一般に製造しうる通常の最小厚さのもの
まで製造しうる。しかし、本発明方法における最小厚さ
制限は、本発明の部分を構成するものではないダイ設計
によりコントロールされる。従って、より薄いフィルム
のためのダイ設計が改善されるにつれて、本発明は相応
して有用である。

柔軟包装用フィルムは、通常２０ミルの厚さを越えない
ので、この値は一般に本発明の柔軟包装用フィルムの製
造についての上限となる。しかし、より厚い断面のシー
トフィルムは、より剛性を必要とする用途のために使用
し５る。例えば、熱成形トレー及びその他の製品は、約
６０ミル〜約７５ミルの厚さ、若干の場合には約１００
ミルの厚さのシート材料から都合よく製造できる。より
厚いシートは本発明を用いて製造できるが、本発明の利
点はその場合にはそれ程容易には識別されえない。

第６図は、スロットダイ４２で作られたフィルム４４の
断面を示す。第１及び６図におけるすべての３層の厚さ
は、幅と比較して非常に誇張されている（これはそれら
の層を可視的に衣示するためである）。第６図に示され
るように、フィルム４４は、第１の溶融物流１２かも構
成されている中心コア層４６を有する。第２の溶融物流
１６は、ここではコア層４６である第１の溶融物流１２
を完全に包み込んでおり、上下層４８及び端部５０をな
している。

再び第６図を参照すると、一定不変かつ予期１゜５る性
質を有するフィルムを作るためには、層４８が連続的で
あり、かつフィルムの長手方向及び横方向の両方におい
てほぼ均一な厚さを有することが重要である。同様に、
フィルム端部５２とコア層４６の対応する端部５４との
間の二つの端部５０の巾は相互にほぼ同一であるべきで
あり；そして切断輪５６が適当な巾の裁ち落し部分５７
を高信頼度で切除するようにセットされそして裁ち落し
済フィルムの両端５８に延びるコア層４６を有するフィ
ルムも高信頼性かつ高再現性をもって作りつるように、
フィルムの長さに沿って同一であるべきである。裁ち落
し部５７は端部５０及びコア層４６の両端部の外側部分
（すなわち端部５４からシートの中心へ向けて延びてい
る）を含んでいる。従って、端裁ち落１一部分５７は、
すべての端部５０とコア層４６の端部の少しと、それに
関連した上下層４８０部分と、を含んでいる。

従来の流体流動機構学は、製造されたフィルム４４中の
重合体溶融物流１６の分布は、溶融物流１６がダイ４２
に入るときの溶融物流１６の厚さの分布を代表している
ことを示している。従って、１丁両層４８の同じ厚さを
得るためには、複合溶融物流の上部及び下部が、外側の
封じ込め用溶融物流１６中で同じ厚さを有することが重
要である。

例えば第４図に示した複合溶融物流を用いて作ったシー
トは厚い上層４８と相対的に薄い下層４８とを有するも
のとなろう。第４Ａ図に示した複合溶融物流を用いて作
ったシートにお（・ては、上層４８は、第６図において
見られる方向に関して右から左へ、フィルムの横方向で
厚い方から薄い方へテーパーをなすことになる。従って
下層４８はそれとは逆のテーパーをなす。

第４Ｂ図の複合溶融物流を用いて作ったシートにおいて
は、相対する両肩５０の厚さが異なるものとなり、そし
て上層と下層とは、異なった厚さを有し、両者がシート
の横方向において変化することになる。

従って、複合溶融物流３４の周囲の溶融物流１６の厚さ
における少なくとも約２０チ、好１しくは少なくとも約
１０チの変動は、溶融物流１６の最厚部分から最薄部分
にかけて、少なくとも５０チ、好’！ｔ、＜は少なくと
も７５％、最も好ましくは少なくとも９５チだけ低減さ
れることが重要である。

我々は、外側溶融物流１６の厚味の変動は、操作条件で
の溶融物流１６の粘度が溶融物流１２の粘度よりも少な
くとも２０％、好ましくは少なくとも約３０チ低い場合
に低減されつるといり予想外の発見をした。溶融物流１
２及び１６の粘度が七のように相異なる場合には、溶融
物流１６の厚味の変動は、対称的断面及び充分な長さを
有する移送案内管に複合溶融物流を通過させることによ
り低減し５るという発見をした。典型的な移送案内管は
第１図に示した丸形移送パイプ３６である。

その外の形状もそれが対称形である限り許容Ｌ　５る。

所要の粘度差が与えられた場合、厚味変動の所望の低減
を行なうのに必要とされる移送案内管の長さは、移送案
内管の断面（形状及び寸法）の関数である。第１図の３
６に見られるような丸形パイプについては、所要の長さ
は、直径の関数であジ、長さを直径の比（ＬｌＤ比）と
して表わされる。４／１のよ５な小さなＬ／Ｄ比でも同
心性の若干の改善が見られるけれとも、好ましい比は少
なくとも１．０７１であジ、最も好ましい比は少なくと
も２０／Ｉである。有効な長さ及びそれに対応しての有
効な直径は、通常の研究実験によすその他の案内管形状
についても決定し５る。

かくして、溶融物流を同心関係に戻すことができる移送
手段により封じ込め機の出口における同心性はもはや余
り重要ではなくなった。さらには、押出機に装着された
封じ込め機での感受性ＶＤＣ共重合の封じ込めは、同心
性を達成するために移送手段の使用を可能とさせる。従
って、（１）押出機の出口またはその付近での早期の封
じ込めと（ｉｉ）封じ込め後の長い移送手段の使用と、
の組合せにより、複合体溶融物流３４が封じ込め機２ｏ
を去るときには内在し５る非同心性を自動的に修正する
傾向がある。この組合せは、所要の粘度要件（相関）が
ある限り、プロセス変動及び重合体変動に自動的に対応
する。移送手段が長ければ長いほど、もちろん、変動に
対する対応性が良くなる。

しかし、長さに応じて流動抵抗が増大するので、一般的
には、パイプ（（関してのＬｌＤ比は約１００／１を越
えない。それにもかかわらず、移送手段は、その長さ及
び対称性によって与えられる能力の範囲内で、複合溶融
体の非同心性の欠陥を自動的に修正する。それはプロセ
ス条件及び重合体組成とは多少なりとも無関係である。

従って移送手段は、複合体溶融物流がダイ４２に入る前
に複合体溶融物流に同心性を与える手段である。

移送管（案内管）が長ければ長いほど、もちろん、ダイ
４２に相対しての押出機の配置調節における柔軟性がよ
り太き（なる。第１図の配置は、もちろん、極めて単純
である。７層までまたはそれ以上の層を有する同時押出
フィルムを作るためのダイに対して数個の押出機を接続
するレイアウトが、さらに典型的である。そのようなレ
イアウトは第１，４図に見られるっこの場合には押出機
ＩＯ及び１４以外に３つの押出機がさらに複雑なマルチ
マニホールドダイ４２／ｆＫ接続されている。

第１Ａ図は、複雑性を避けるために押出機工０、ダイ４
２Ａから取り除き５る利点を示している。

そのように押出機１０を取り除く自由度は、押出機ｌＯ
の出口での溶融物流１２の早期の封じ込めの直接的結果
である。また第１Ａ図は、封じ込め機２０からの複合溶
融物流３４をダイに入る前に別の溶融物流と結合される
べくフィードブロック６２へ供給し５ることも示してい
る。

移送パイプ３６のよ５な移送手段を用いることの別の利
点は、ダイ４２Ａのよ５なマルチマニホールドダイのい
ずれかのマニホールド４３へ複合溶融体流３４を供給可
能とすることである。第１Ａ図の４３Ａ、４３Ｂ及び４
３Ｃは、第１Ａ図のダイ４２Ａの三つのマニホールドを
それぞれ示している。マニホールド４３Ａ及び４３Ｂは
移送パイプ３７Ａ及び３７Ｂと直接に結びついており、
マニホールド４３　Ｃは、供給パイプ３６及び３７Ｃと
連絡しているフィードブロック６２がら供給される。

第１Ａ図の押出加工装置が多様な押出フィルム構造体を
作るのに望ましく使用される場合に、熱感受性溶融物流
１２と関連して移送パイプ３６の使用のもう一つの利点
は、複合溶融体流３４がダイマニホールドのいずれにも
供給されうろことである。例えば溶融物流３４をフィー
ドブロック６２を介して（第１Ａ図参照〕マニホールド
４３Ｃへ供給して第１のフィルム構造体を作ることがで
きる。所望量の第１のフィルム構造体が作られた後に、
工程を停止させ、移送パイプ３６をマニホールド４３へ
移動させることができる（第１Ａ図点線参照）。適当な
原料またはプラグをフィードブロック６２の空の孔へ入
れる。フィードパイプ３７を適宜に再配置できる。装置
は再び運転開始し、か（して新しい溶融物流の組合を用
いて別の異なるフィルム層構造を作ることもできる。

従って、封じ込め機２０とマルチマニホールドダイ４２
Ａとの間で移送パイプ３６を使用することによって、感
受性溶融物流１２がダイマニホールドのいずれにも供給
されうるようになる。このようにすると、フィルム構造
の実質用任意の位置にも感受性重合体溶融物流で形成さ
れる層を配置する自由度が得られ、か（してダイか少な
くとも３つのマニホールドを含む場合には、感受性層フ
ィルムの中心付近またはフィルムの表面付近のいずれに
も配置できるよ５になる。従って、移送パイプ３６の使
用によって、移送パイプ３６のみを移動させるだけで多
様の構造のフィルムが製造できる。慣用的な別法におい
て、封じ込め機がダイ及びその個々の押出機の両方へ装
着されている場合ニは、異なるダイマニホールドへの対
応する移動は容易にはなしえない。

感受性溶融物流の組成がほぼ塩化ビニリデン共重合体か
らなることが意図されている。しかし多様な塩化ビニリ
デン共重合体が公知でありまた使用される。従って感受
性重合体の組成は、本発明で有利に製造できる個々のフ
ィルム構造で相異なっていてよい。その為、マルチマニ
ホールドダイが用いられる場合、そして移送パイプ３６
をそれぞれのダイマニホールドの間で移動して感受性重
合体を供給して異なるフィルム構造を製造する場合には
、感受性重合体組成物の相異なるものが（殊にフィルム
構造において所望される性質に応じて〕選択され５る。

外側で包囲する重合体組成物の対応する相異も意図され
ている。

各構造体において、そしてどのマニホールドが内側に封
じ込められる感受性重合体を受け入れるかに関係なく、
フィルム構造中の感受性重合体層は、その両表面に外側
包囲重合体層を有する。

本発明の封じ込め工程は、使用されるべきプロセスパラ
メーターに感受性のいずれの材料を用いる場合にも有利
である。これは、より耐熱性材料が溶融物流１６をなす
場合に、例えば異なる押出温度を有する材料の押出を促
進し５る。この場合に、溶融物流１６は、溶融物流１２
に関して熱クツションとして作用する。

本発明は、押出加工において用いられる高温にある金属
への露出に対して感受性である重合体の押出に特に有用
である。例えば、塩化ビニ＋７デン共重合体は数秒以上
の長時間にわたる高温への露出に対して感受性である（
殊にそのような共重合体が加工設備の金属底面にも同時
に露出される場合にそ５である）。塩化ビニリデン・塩
化ビニル共重合体及び塩化ビニＩＪデン・酢酸ビニル共
重合体のような材料の押出加工は、操作を定期的に中断
停止させる必要があることが知られているが、その理由
は重合体の劣化であり、それに伴なう加工設備の分解、
清掃が必要とされるからである。

このような経費のかかる操作は、塩化ビニリデン共重合
体を加工する押出機が典型的には中間の移送パイプなし
にダイへ直接に供給されるように配置されることを必要
とする。本発明方法を用いると、感受性塩化ビニ１７デ
ン共重合体は、押出機１０において処理されて溶融物流
１２を生じ、押出機出口において好ましくは直ちに封じ
込められ、それによって金属への接触と組合さった高温
への露出時間が最短化される。−旦、感受性塩化ビニリ
デン共重合体が低感受性材料の溶融物流１６によって内
側に封じ込まれると、加工設備の金属表面への露出は、
もちろん、実質的に排除される。

所与の材料の感受性は、（塩化ビニリデン共重合を用い
る場合のように）、すべての押出操作によって個々であ
り、ある、いは、例えば相異なる材料の異なる押出操作
に固有である。従って、封じ込め工程は、通常は同時押
出加工されえないある種の材料の同時押出加工を可能と
するものであり、その際により耐熱性の材料が、溶融物
流工６において、溶融物流１２中より感受性の材のため
の熱クツション（緩衝材）として作用する。

本発明の利点は、第１の溶融物Ｒ１２中の材料が塩化ビ
＝＋７デン共重合体であるときに特に顕著である。塩化
ビニリデンとメチルアクリレートとのコモノマーからな
る共重合体は、現在最も一般に用いられているので、最
も有利であろう。しかし、他の塩化ビ＝　１７デン系共
重合体の感受性材料も本発明の使用により利点を発揮す
るであろ５゜封じ込め機２０は、比較的簡単な構造であ
り、慣用の旋盤及びポーリング盤で経済的に製造できる
。溶融物流１６を分配するためのクロスヘツド機構は特
に簡単である。比較的薄い断面のシートを製造すること
に関して、中央孔２４はシート４４のような非環状物品
を作るために複数の溶融物流を結合する要素であると考
えられる。

第２図に戻ると、溶融物流１６がクロスへラドチャンネ
ルに入るにつれて、それは二つの流れ成分に分割して、
半径方向に反対向きにマンドレル２２の周囲を流れる。

これらの流れ成分の部分同志が、通路２８から、クロス
−＼ラドチャ／ネル３０の反対側で突き当り、ウェルド
ライン６４を形成する。ウェルドライン６４は、一般に
は、シート材料４４０機能的性質に中度の影響しか与え
ないが、普通は、製品シート材料の当該部分からウェル
ドライン４４を取り去るのが好ましい。従りて、クロス
ヘッドマンドレル２２へのｉｍ物ｉ１６の供給位置をダ
イ４２に関して配向して、ウェルドライン６４が、シー
ト物品４４の製造の次に行なわれる加工においてウェル
ドラインを裁ち落すのに有利な配向（位置）でダイ４２
内を通過するようにする。そのような工程は、シートの
製造直後に実施される変換工程におけるシートのトリミ
ングを行なうカッター５６のところに示されている。ト
リミング（裁ち落し）は、もちろん、後で行なわれても
よい。

第１図に示すように、第２の溶融物流１６は、封じ込め
機２０へ供給され、それを通過し、パイ３６及びダイ４
２を通過する。供給通路２８、従ってウェルドライン６
４の位置は、封じ込め機２０が押出機１０へ装着される
ときに、ダイ４２との関係で角度を付けて配向される。

かかる配向は、封じ込め機２０を押出機１０から脱着し
、それを長軸に関して所望の角度配向７まで回転させ、
そして押出機へ再装着することＫより変更できる。

そのような入口２８の変更位置は第３図に示されており
、導管１８，４の対応する位置が点線で示されている。

対応するウェルドラインは、第１図に６４Ａの点線で示
されている。所望ならば回転可能流体カップリングを使
用することもできる。

本発明のシート材料は、類似の組成及び層の厚さの慣用
シート材料（本発明外）に用いられ５るいずれの方法に
よっても容易に包装体（パッケージ）に加工できる。そ
のよ５なパッケージの例は第７図のパウチ６６であり、
これは本発明により作られたシート材料４４の二つの対
面部分を含み、それらの周縁が互にヒートシールされて
三辺で閉じられ、−辺で開口（製品収受用）しているパ
ウチが形成されている。

実施例 塩化ビニリデン・メチルアクリレート共重合体のコア層
、及びエチレン・酢酸ビニル共重合体の外側層からなる
３層フィルムを作った。塩化ビニリデン・メチルアクリ
レート共重合体からなる第１の重合体組成物を第１の押
出機で可塑化させて第１の重合体溶融物流を作った。エ
チレン・酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）からなる第２の
組成物を第２の押出機において可塑化させて第２の重合
体溶融物流を作った。塩化ビニＩＪデン・メチルアクリ
レートは、「Ｄｏｓｏ　　１１９Ｊ　（商標）であり、
１５０℃及び１０７秒の剪断速度において約２．７×１
０４ボイズの粘度を有する。エチレン・酢酸ビニル共重
合体はｒＥ−ｓｗａｎ　ＬＤ−７６１Ｊ（商標）であり
、１８０℃及び１０／秒の剪断速度において約１．６Ｘ
１０’ポイズの粘度を有する。第１押出機の出口での温
度は１５３℃であった。第２押出機（ＥＶＡ）の出口で
の温度は１８Ｃ）Ｃであった。塩化ビニリデン共重合体
の溶融物流を、その押出機出口側に装着のクロスヘツド
式封じ込め機の中央孔へ供給した。ＥＶＡの溶融物流を
、封じ込め機のクロスヘッドマンドレルに供給し、第Ｉ
の溶融物流の外側層の形で接合して、第２図の３４のよ
５な複合溶融物流を作った。クロスへットマンドレルに
おける供給位置は、スロットグイの一端と軸に関して反
対側であった。複合溶融物流は封じ込め装置から０．６
２５インチ内径の丸パイプ（４２インチ長）を介してス
ロットダイへ供給された。

この複合溶融物流は、このダイ中で巾約５４インチ、厚
さ約２ミルのシートに加工された。３インチの端部裁ち
落しを、各側で行なった（この際にウェルドラインの切
除も行なった〕。かくして巾４８インチで、ウェルドラ
インを有せず、３層すべてがフィルムの両端（縁）にま
で達している仕上げシートを得た。両外側層は、それぞ
れ約０．０１ミルの厚さであった。両外側層は連続的で
あり、厚さ約０．．０１　ミルであった。フィルムの残
りの厚は、塩化ビニリデン共重合体のコア層によって構
成された。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の実施に用いる装置の一例の見取図
である。 第１，４図はいくつかの押出機を用いる場合の典型的な
装置配列の一例であり、グイ付近の典型的連結の問題を
例示している。 第２図は第１図の２−２における封じ込め機の長手方向
断面図である。 第３゛図は、第１図の３−３における封じ込め機の横断
面図である。 第４．４Ａ及び４Ｂ図は、第１図の４−４における封じ
込め機を去る複合重合体溶融物流における非同心性の例
を示す断面図である。 第５図は、充分に長い移送パイプにおける複合重合体溶
融物流の同心性の達成を示す断面図である。 第６図は、第１図の６−６における製品シート材料の断
面図である。 第７図は本発明により作られた柔軟性シート材料から作
ったパッチの見取図である。 １２：第１の重合体溶融物流 １６：第２の重合体溶融物流 ＦＩＧ、　２ ２Ｇ ＦＩＧ、３ ＦＩＧ、７ ｆ・ 続 捕 正 吉 １゜ 二ｌｌＩ’ｌ；の表示 東成１年特、ｉ′１願第１４８１８８号ＦＩＧ、４ ＦＩＧ、５ ２、発明の名称 多層シート祠料及びその製法 ′う。 捕＋１１をすると 中Ｃトとの関係　　特許用ｍ１人 （Ｌ所 名　称　　アメリカンーナシジナルφキャン・カンパニ
ー４、代理人 ５゜ をｍ１のり・１象 出願人の代表者名を記載した！Ｘ＋　ｉｔＦ委１Ｆ状及
訳文 適正な図面 ＦＩＧ、６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（ａ）第１の塩化ビニリデン共重合体組成物を押出
   装置において可塑化し、それにより第１の粘度値を有す
   る第１の重合体溶融物流を作り、 （ｂ）上記第１粘度値よりも少なくとも約２０％だけ低
   い第２の粘度値を有する第２の溶融物流中に上記重合体
   溶融物流を環状に封じ込め、それにより第２の溶融物流
   が第１の溶融物流の外周上にそして第１の溶融物流の外
   側に配列された連続層を形成しており、かつ第１の塩化
   ビニリデン共重合体の溶融物流が第２の溶融物流によつ
   て完全に封じ込められている２層複合溶融物流を作り、
   そして （ｃ）その複合溶融物流の周囲にある第２の溶融物流中
   における少なくとも１０％の厚味変動を少なくとも約５
   ０％低減させるのに足りる長さ及び対称性を有する移送
   パイプ中へ複合溶融物流を供給し押し進める、 ことからなる多層シート材料を製造する方法。 ２、複合溶融物流を押出ダイ中へ供給し、押し進める工
   程を含む請求項１記載の方法。 ３、環状封じ込めは、第１の溶融物流をクロスヘッドマ
   ンドレル中の中央孔を通過させ、第２の溶融物流をその
   クロスヘッドマンドレル中の外方に配置された環状チャ
   ンネルを介して、第１の溶融物流の外側に分配し、適用
   することにより行なわれる請求項２記載の方法。 ４、複合溶融体流を、非環状物品を製造するようにした
   ダイへ供給する工程を含む請求項２記載の方法。 ５、複合溶融物流を、非環状物品を製造するようにした
   ダイへ供給する工程を含む請求項３記載の方法。 ６、（ａ）第１の重合体組成物を押出装置において可塑
   化し、それにより第１の重合体溶融物流を作り、（ｂ）
   クロスヘッドマンドレル中の中央孔に第１の溶融物流を
   通過させ、そしてクロスヘッドマンドレル中の外方に配
   置された環状チャンネルを介して第２の溶融物流を第１
   の溶融物流の外側に分配し、適用することにより、第１
   の溶融物流をそのコアとし、そして第２の溶融物流が第
   １の溶融物流の外周上にかつ第１の溶融物流の外側に配
   列された連続層を形成している複合溶融物流を得、そし
   て （ｃ）その複合溶融物流を押出ダイに供給し、押し進め
   る、 ことからなる多層シート材料の製造方法。 ７、第２の溶融物流が第１の溶融物流の粘度値よりも少
   なくとも約２０％低い粘度値を有するものであり、そし
   て複合溶融物流の周囲にある第２の溶融物流中における
   少なくとも１０％の厚味変動を少なくとも約５０％低減
   させるのに足りる長さ及び対称性を有する移送パイプを
   介してその複合溶融物流を該押出ダイへ供給する工程を
   含む請求項６記載の方法。 ８、複合溶融物流を、非環状物品を製造するようにした
   ダイへ供給する工程を含む請求項６記載の方法。 ９、複合溶融物流を、非環状物品を製造するようにした
   ダイへ供給する工程を含む請求項７記載の方法。 １０、クロスヘッドマンドレルが第２の溶融物流中にウ
   エルドラインを生じさせるものであり；そして非環状物
   品の製造に続き実施される転換工程においてウエルドラ
   インの裁ち落しに有利な配向でウエルドラインがダイ内
   を通過するように、クロスヘッドマンドレル中への第２
   の溶融物流の供給位置を、ダイに関して、角度配向させ
   ることを含む、請求項５記載の方法。 １１、クロスヘッドマンドレルが第２の溶融物流中にウ
   エルドラインを生じさせるものであり；そして物品の製
   造に続き実施される工程においてウエルドラインの裁ち
   落しに有利な配向でウエルドラインがダイ内を通過する
   ように、クロスヘッドマンドレル中への第２の溶融物流
   の供給位置を、ダイに関して、角度配向させることを含
   む、請求項６記載の方法。 １２、ダイがシート材料を製造するためのスロットダイ
   であり；クロスヘッドマンドレルが第２の溶融物流中に
   ウエルドラインを生じさせるものであり；そしてシート
   の縁の通常の裁ち落し中にウエルドラインを裁ち落すの
   に有利な配向でウエルドラインがダイ内を通過するよう
   に、クロスヘッドマンドレル中への第２の溶融物流の供
   給位置を、ダイに関して、角度配向させることを含む、
   請求項５記載の方法。 １３、ダイがシート材料を製造するためのスロットダイ
   であり；クロスヘッドマンドレルが第２の溶融物流中に
   ウエルドラインを生じさせるものであり；そしてシート
   の縁の通常の裁ち落し中にウエルドラインを裁ち落すの
   に有利な配向でウエルドラインがダイ内を通過するよう
   に、クロスヘッドマンドレル中への第２の溶融物流の供
   給位置を、ダイに関して、角度配向させることを含む、
   請求項６記載の方法。 １４、押出装置に取付けられた封じ込め手段において塩
   化ビニリデン共重合体の第１の重合体溶融流流を封入す
   ることを含み；第１の溶融物流がその押出装置から封じ
   込め手段へ直接に供給され、それにより塩化ビニリデン
   共重合体の金属表面への露出時間を最小化させ、他方、
   該移送パイプの使用により押出装置の位置調整に柔軟性
   が与えられまた複合溶融物流の外周の第２の溶融物流に
   おける厚味の変動の低減が与えられる請求項２記載の方
   法。 １５、押出装置に取付けられた封じ込め手段において塩
   化ビニリデン共重合体の第１の重合体溶融物流を封入す
   ることを含み；第１の溶融物流がその押出装置から封じ
   込め手段へ直接に供給され、それにより塩化ビニリデン
   共重合体の金属表面への露出時間を最小化させ、他方、
   該移送パイプの使用により押出装置の位置調整に柔軟性
   が与えられまた複合溶融物流の外周の第２の溶融物流に
   おける厚味の変動の低減が与えられる請求項３記載の方
   法。 １６、押出装置に取り付けられたクロスヘッドマンドレ
   ルにおいて第１の重合体溶融物流を封じ込めることを含
   み；第１の溶融物流がその押出装置からクロスヘツドマ
   ンドレルへ直接に供給され、それにより第１の溶融物流
   の金属表面への露出時間を最小化させる請求項６記載の
   方法。 １７、押出装置に取り付けられたクロスヘッドマンドレ
   ルにおいて第１の重合体溶融物流を封じ込めることを含
   み；第１の溶融物流がその押出装置からクロスヘツドマ
   ンドレルへ直接に供給され、それにより第１の溶融物流
   の金属表面への露出時間を最小化させる請求項７記載の
   方法。 １８、（ａ）複数の層を有し、それらの層のうちの少な
   くとも１層が、その層に沿つて一方向に連続的に延びて
   いるウエルドラインを含む、多層重合体シート材料を作
   り、そして（ｂ）そのシート材料を裁ち落して、裁ち落
   し加工後の材料にウエルドラインが含まれないようにす
   る、 ことからなるシート材料の製造方法。 １９、シート材料が非環状ダイを用いて製造され；シー
   ト材料におけるウエルド材料を位置し、そのシート材料
   の製造に続いて実施される工程においてウエルドライン
   を裁ち落すのに有利な位置にウエルドラインが来るよう
   に、配向させることを含む請求項１８記載の方法。 ２０、（ａ）第１の重合体組成物を可塑化させて、第１
   の粘度値を有する第１の重合体溶融物流を作り、（ｂ）
   第２の重合体組成物を可塑化させて、該第１の粘度値よ
   りも低い第２の粘度値を有する第２の重合体溶融物流を
   作り、 （ｃ）その第１及び第２の溶融物流を相関連させて一つ
   の封じ込め装置へ受け入れ、その第２の溶融物流内に第
   １の溶融物流を封じ込めて一つの複合溶融物流を作り、
   その複合溶融物流が封じ込め装置から出る際には第１及
   び第２溶融物流が相互に同心状でないような複合溶融物
   流であり、（ｄ）複合溶融物流を封じ込め装置から受け
   出して、その複合溶融物流中の第１及び第２の層の同心
   性を向上させる、 ことからなる重合体の加工方法。 ２１、（ａ）（ｉ）第１の可塑化装置において第１の感
   受性重合体組成物を可塑化して、第１の重合体溶融物流
   を作り、（ｉｉ）第２の可塑化装置において第２のより
   感受性の低い重合体組成物を可塑化して、第２の重合体
   溶融物流を作り、（ｉｉｉ）その第２の溶融物流中に第
   １の溶融物流を封じ込めて第１の複合溶融物流を作り、
   （ｉｖ）第１の複合溶融物流を移送手段を介して、それ
   に連結したマルチマニホールドダイの第１のマニホール
   ドへ供給し、それによりそのマルチマニホールドダイに
   おいて第１のフィルム構造体を作り； （ｂ）その第１フィルム構造体の製造を停止し；（ｃ）
   上記ダイの第１のマニホールドへの上記移送手段の連結
   を取り外し、その移送手段をマルチマニホールドダイの
   第２のマニホールドへ連結し、ただしその際に第１の可
   塑化手段を移動させず；（ｄ）（ｉ）第１の可塑化装置
   において感受性重合体組成を可塑化して第１の重合体溶
   融物流を作り、（ｉｉ）第２の可塑化装置において第２
   のより感受性の低い重合体組成物を可塑化して、第２の
   重合体溶融物流を作り、（ｉｉｉ）その第２の溶融物流
   中に第１の溶融物流を封じ込めて第２の複合溶融物流を
   作り、（ｉｖ）その第２の複合溶融物流を移送手段を介
   してマルチマニホールドダイ中の第２のマニホールドに
   供給して、マルチマニホールドダイにおいて第２のフィ
   ルム構造体を作り、その際に第２のフィルム構造体中の
   各層の組成は、第１のフィルム構造体中の対応する層の
   組成と相異なるものとする； ことからなる、押出装置により複数の同時押出フィルム
   構造体を製造する方法。 ２２、工程（ａ）及び（ｄ）における感受性重合体組成
   物は相異なる請求項２１記載の方法。 ２３、工程（ａ）及び（ｄ）における感受性重合体組成
   物は両方とも塩化ビニリデン共重合体を含む請求項２１
   記載の方法。 ２４、工程（ａ）及び（ｄ）における感受性重合体組成
   物は両方とも塩化ビニリデン共重合体を含む請求項２２
   記載の方法。 ２５、請求項１〜２４のいずれかに記載の方法で作られ
   たシート材料。 ２６、厚さ約０．１０インチ（２．５４ｍｍ）以下で、
   不特定な長さであり、複数の層を含み、二つの縁を有す
   る重合体シート材料であつて、その層の少なくとも一つ
   がシート材料の長手方向に延在しているウエルドライン
   を有する上記重合体シート材料。 ２７、請求項２５記載のシート材料で作つた包装材料。 ２８、請求項２６記載のシート材料で作つた包装材料。 ２９、第１及び第２の重合体溶融物流を成形体に加工す
   る装置であつて： （ａ）第１及び第２の重合体組成物を可塑化して第１及
   び第２の重合体溶融物流を作るための第１及び第２の押
   出機； （ｂ）それらの重合体溶融物流を成形して成形体とする
   ためのダイ； （ｃ）中央孔を有する中央マンドレル及びその中央マン
   ドレルの周囲の包囲スリーブからなり、そしてその中央
   マンドレルとスリーブとの間の環状クロスヘッドチャン
   ネルを有し、前記の第１及び第２の押出機（ａ）とダイ
   （ｂ）との間に配置された封じ込め手段であつて、（ｉ
   ）第１の重合体溶融物流を上記中央孔に受け入れその中
   を通過させ、かつ（ｉｉ）第２の重合体流を上記チャン
   ネルに受け入れ、第１の重合体溶融物流の周囲に第２の
   重合体溶融物流の環状層を形成させるようになつている
   上記封じ込め手段； からなる上記加工装置。 ３０、第２の溶融物流の粘度値が第１の溶融物流の粘度
   値よりも少なくとも約２０％小さい場合に、組合さつた
   両溶融物流の周辺の第２の溶融物流における少なくとも
   １０％の厚味の変動を少なくとも約５０％だけ低減させ
   るに足りる長さ及び対称性をもつ移送パイプを、封じ込
   め手段とダイとの間に含む請求項２９記載の装置。 ３１、封じ込め手段が第１の押出機に装着されている請
   求項２９記載の装置。 ３２、封じ込め手段が第１の押出機に装着されている請
   求項３０記載の装置。 ３３、ダイが、約０．１００インチ（２．５４ｍｍ）ま
   での厚さのシート材料を製造するようなスロットダイで
   ある請求項２９記載の装置。 ３４、ダイが、約０．１００インチ（２．５４ｍｍ）ま
   での厚さのシート材料を製造するようなスロットダイで
   ある請求項３０記載の装置。 ３５、ダイが、約０．１００インチ（２．５４ｍｍ）ま
   での厚さのシート材料を製造するようなスロットダイで
   ある請求項３１記載の装置。 ３６、ダイが、約０．１００インチ（２．５４ｍｍ）ま
   での厚さのシート材料を製造するようなスロットダイで
   ある請求項３２記載の装置。 ３７、ダイが、約０．０６０インチ（１．５２ｍｍ）ま
   での厚さのシート材料を製造するようなスロットダイで
   ある請求項２９記載の装置。 ３８、ダイが、約０．０６０インチ（１．５２ｍｍ）ま
   での厚さのシート材料を製造するようなスロットダイで
   ある請求項３０記載の装置。 ３９、ダイが、約０．０２０インチ（０．５１ｍｍ）ま
   での厚さのシート材料を製造するようなスロットダイで
   ある請求項２９記載の装置。 ４０、ダイが、約０．０２０インチ（０．５１ｍｍ）ま
   での厚さのシート材料を製造するようなスロットダイで
   ある請求項３０記載の装置。 ４１、ダイが、約０．０２０インチ（０．５１ｍｍ）ま
   での厚さのシート材料を製造するようなスロットダイで
   ある請求項３１記載の装置。 ４２、ダイが、約０．０２０インチ（０．５１ｍｍ）ま
   での厚さのシート材料を製造するようなスロットダイで
   ある請求項３２記載の装置。 ４３、第１及び第２の重合体溶融物流からシート材料を
   製造するための装置であつて： （ａ）重合体組成物を可塑化して第１の重合体溶融物流
   を作るための押出機； （ｂ）その押出機から第１の重合体溶融物流が出るとき
   にその第１の重合体溶融物流を第２の重合体溶融物流中
   に封じ込め、それにより一つの複合重合体溶融物流を形
   成するための手段； （ｃ）複合重合体溶融物流を加工してシートとするため
   のスロットダイ；及び （ｄ）封じ込め手段からスロットダイへ複合重合体溶融
   物流を移送するため、その封じ込め手段とダイとの間に
   設けられた移送手段； からなる上記製造装置。 ４４、移送手段は、第２の溶融物流の粘度値が第１の溶
   融物流の粘度値よりも少なくとも約２０％小さい場合に
   、組合さつた両溶融物流の周辺の第２の溶融物流におけ
   る少なくとも１０％の厚みの変動を少なくとも約５０％
   だけ低減させるに足る長さ及び対称性を有するものであ
   る請求項４３記載の装置。 ４５、封じ込め手段は、環状クロスヘッドマンドレルを
   含む請求項４３または４４記載の装置。 ４６、クロスヘッドマンドレルを横切つている重合体溶
   融物流中に生じるウエルドラインが、シートの縁の通常
   の裁ち落し中にそのウエルドラインを裁ち落すのに有利
   な配向でスロットダイ内を通過するように、クロスヘッ
   ドマンドレルをスロットダイに関して配向してある請求
   項４５記載の装置。 ４７、（ａ）第１の重合体組成物を可塑化して、第１の
   粘度値を有する第１の重合体溶融物流を作るための第１
   の可塑化手段； （ｂ）第２の重合体組成物を可塑化して、第１の粘度値
   よりも低い第２の粘度値を有する第２の重合体溶融物流
   を作るための第２の可塑化手段；（ｃ）第１及び第２の
   可塑化手段から第１及び第２の重合体溶融物流を相関連
   して受け入れるための２個の入口を有し、第１の溶融物
   流を第２の溶融物流中に封じ込めて一つの複合溶融物流
   を作り、そして一つの出口を有する封じ込め手段；それ
   らの第１及び第２溶融物流は、その出口を通過する際に
   は相互に同心状ではないものであり； （ｄ）その複合溶融物流を封じ込め手段から受け入れて
   、その複合溶融物流に対して改善された同心性を与える
   ための手段； からなる重合体加工装置。