JPH04355112A - 多層シート材、パッケージ、並びにそれらの製造方法及び装置 - Google Patents

多層シート材、パッケージ、並びにそれらの製造方法及び装置

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JPH04355112A
JPH04355112A JP3155133A JP15513391A JPH04355112A JP H04355112 A JPH04355112 A JP H04355112A JP 3155133 A JP3155133 A JP 3155133A JP 15513391 A JP15513391 A JP 15513391A JP H04355112 A JPH04355112 A JP H04355112A
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JP
Japan
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layer
melt stream
film
thickness
elements
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Application number
JP3155133A
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English (en)
Inventor
Robert John Blemberg
ロバート・ジョン・ブレンベルグ
Paul Eckstain John
ジョン・ポール・エックスタイン
J Curie Kevin
ケビン・ジェイ・キュリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NATL CAN CORP
Rexam Beverage Can Co
Original Assignee
NATL CAN CORP
American National Can Co
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Publication date
Application filed by NATL CAN CORP, American National Can Co filed Critical NATL CAN CORP
Priority to JP3155133A priority Critical patent/JPH04355112A/ja
Publication of JPH04355112A publication Critical patent/JPH04355112A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/30Extrusion nozzles or dies
    • B29C48/32Extrusion nozzles or dies with annular openings, e.g. for forming tubular articles
    • B29C48/335Multiple annular extrusion nozzles in coaxial arrangement, e.g. for making multi-layered tubular articles
    • B29C48/336Multiple annular extrusion nozzles in coaxial arrangement, e.g. for making multi-layered tubular articles the components merging one by one down streams in the die
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/09Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
    • B29C48/10Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels flexible, e.g. blown foils

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層フィルム、シート
材、及びパッケージを含むポリマー製品の製造方法に関
する 本明細書でいわゆる「構造(structure)」は
、本発明の多層フィルム及び多層フィルムで製造された
パッケージを含意するものとする。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニリデンコポリマ(VDC)は湿
気や酸素の通過に対する障壁となるため、これらの特性
が重要である場合に使用することが好ましい。VDCコ
ポリマの押出には複数の処理上の問題が伴うことが一般
に知られている。これらの処理上の問題は、概ね、VD
Cと高温の金属との間の高温接触と特に押出処理中に維
持される高温接触の時間量とが組み合わされた場合のV
DCコポリマの感応性に関連している。
【0003】米国特許出願第204,485号に開示さ
れている装置及び処理は、感応性コア層のカプセル化に
関するものである。この出願は、製造された多層フィル
ム内のVDCコポリマの劣化の問題を緩和する効果を有
するコア層(例えば、VDCコポリマ)の保護を提供す
る。しかし、フィルムの端部はコア層を欠いている。す
なわち、カプセル化層の端は、スロットダイから押し出
されたカスト押出フィルムが通常は切り取られるフィル
ムの普通の端部分(例えば、両側に約1乃至2インチ)
にまでは伸びていない。そこで、トリム端がコア層を含
むようにするためには、トリムカッターを通常のフィル
ムの押出端より内側にセットする必要がある。結果とし
て、通常よりも多くのトリム端が無駄になる。
【0004】コア層は、カプセル化層の流量を減じるこ
とにより、通常の切り取り幅内にも延伸させることが可
能である。しかし、これを行うと、コア層がカプセル化
装置及びダイの間の輸送パイプ及びフィードブロック内
で保護されたにも拘らず、カプセル化層がスロットダイ
内の感応性コア層の端部ではない延伸部の両面を確実に
保護しなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シー
トの外側端に対する、好ましくは感熱性材料のカプセル
化コア層の端の位置を、カプセル化層の両端のカバーリ
ングポリマー材料の厚さの制御とは独立に、制御し配置
するための新規な製品及び処理を提供することである。
【0006】さらに本発明の目的は、カプセル化溶融ス
トリームの流量と他の押出器からの別の溶融ストリーム
の流量を調整することによる対象処理を達成することで
ある。
【0007】本発明の別の目的は、VDCコポリマの層
を含む同時押出されたフィルムの端部トリムを減じ、あ
るいは制御することである。
【0008】さらに本発明の別目的は、よりコスト的に
特定されるポリマー成分を使用する必要性を減じつつ、
端部トリムの制御及び流量の調整を達成することである
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、カプ
セル化溶融ストリームの流量が、米国特許出願第140
,096号の流量と比較して、減じられる。コア層は、
厚みが減じられたカプセル化層要素により、及び「別の
」層要素により、ダイ内で保護される。別の層要素は、
好ましくは薄く、フィルムの両側を包囲しないように、
カプセル化層の外面に配置される。カプセル化層要素と
「別の」層要素の組合わせが一緒に動作して、それらの
組み合わされた厚みが、コア層を保護する場合に、単一
層として保護的に機能する。コア層に直接隣接するカプ
セル化層の流量が減じられるので、コア層の端が通常の
端部トリム幅内にまで伸びる。
【0010】従って、本発明は、第1のグループである
、2つの反対側外向面とその間の厚みを備えた押出多層
フィルムを含んでいる。このフィルムは第1の内側層を
含み、この層は典型的には、塩化ビニリデンコポリマか
らなり、第1及び第2の反対側面を備えている。第2及
び第3の概ね連続するポリマー層は、第1の層に、すな
わち、第1の層の第1及び第2の面上に固着するように
される。第2及び第3の層要素は第1の層から離れる方
向に外向した面を備えている。第4及び第5の層要素は
、第2及び第3の層要素の外向面上にそれぞれ配置され
る。第4及び第5の層のそれぞれの厚みは、2つの反対
側面の間のフィルムの厚みの、10%以下、好ましくは
6%以下、さらに好ましくは4%以下である。本発明の
実施例においては、2つの反対側外向面の間の厚みが1
0ミル以下であることが好ましい値として挙げられてい
る。
【0011】本発明は、第2のグループである、2つの
反対側外向面とその間の厚みを備えた同時押出多層フィ
ルムを含んでいる。これらのフィルムは、第1及び第2
の反対側面を備えた第1の内側層から成る。第2の概ね
連続するポリマー層要素は第1及び第2の反対側面を有
している。第2の層要素の第1の面は、第1の層の第1
の面と面接触するように配置される。第3のポリマー層
要素が第2の層要素の第2の面に配置される。第2の層
要素に対応し、第1及び第2の反対側面を備えた第4の
層要素は、第1の層の第2の面と面接触するように配置
される。第2及び第3の層要素の組合わせ厚みは、反対
側外向面の間の厚みの、10%以下、好ましくは約5%
と約7.5%との間である。反対側外向面の間の厚みは
好ましくは約10ミル以下であり、さらに約5ミル以下
であることが好ましく、約3ミル以下であることが最も
好ましい。
【0012】好ましくは、この第2のグループにおいて
、第1の内側層の成分は、塩化ビニリデンコポリマであ
り、このフィルムは第4の層要素の第2の面上に置かれ
る第5の層要素を含んでいる。このフィルムの第2、第
3、第4及び第5の層要素の組合わせ厚みは、2つの反
対側外向面の間の厚みの、約20%以下であり、好まし
くは約15%以下である。
【0013】この発明は、さらに第3のグループである
、2つの反対側外向面とその間の厚みを備えた同時押出
多層フィルムを含んでいる。第3のグループにおいては
、第2のグループの好適な実施例のように5つの層があ
る。しかし、第2の層要素と第1の層の反対側の隣接す
る要素との各厚みは0.1ミル以下である。
【0014】本発明はさらに、第4のグループである、
同時押出多層フィルムを含んでいる。第4のグループに
おいては、フィルムは、一対の反対側エッジとこれらの
エッジの間の第1及び第2の面を備えた第1の内側層と
、第1の層の第1及び第2の面上にそれぞれ配置された
第2及び第3のほぼ連続するポリマー層要素と、第1の
層の反対側で第2の層要素の一方の面上にある第4の層
要素とを含んでいる。このグループにおいては、各フィ
ルムは外向エッジと一対のエッジ部とを備えている。 各エッジ部は第1の層の一方のエッジとフィルムの対応
する他方エッジとの間に広がる幅を有している。第2及
び第4の層要素の組合わせ厚みに対するエッジ部の平均
幅の割合は約25000/1、好ましくは約10000
/1である。
【0015】上述の各グループに属するフィルム相互に
重複しているが、それぞれのグループのフィルムはそれ
ぞれ独自の特徴を備えている。
【0016】上述の全てのグループの公的実施例を含む
、フィルムの好適な実施例においては、第1の層はその
両側において隣接する層要素により完全にカプセル化さ
れる。
【0017】隣接する要素は第1の層の周囲に伸び、そ
のエッジにおいて合わさっている。
【0018】さらに好適には、第1の層の反対側面上の
層要素の組合わせの外向面の各成分が、ダイから押し出
された場合にフィルムの外側エッジを規定し、それによ
り、これらの層要素が第1の層のエッジとフィルムの外
側エッジの間の端部を規定する。
【0019】本発明のフィルムは、好ましくは、(i)
 第1のポリマー成分からなり、第2のポリマー成分か
らなる第2の溶融ストリーム外側要素内にカプセル化さ
れた、第1の溶融ストリームコア要素を備えた組合わせ
ポリマー溶融ストリームを供給するステップと;(ii
) 組合わせ溶融ストリームを、一対のエッジとこれら
のエッジの間の第1及び第3の反対側面とから成る形に
成形し、第1のコア要素をこの一対のエッジの内側であ
りかつ反対側面の内側に配置するステップと;(iii
) 第3のポリマー溶融ストリーム要素を反対側第1の
面に接合し、第1、第2及び第3の溶融ストリーム要素
から成る複合ポリマー溶融ストリームを形成するステッ
プと、(iv) スロットダイから複合溶融ストリーム
を押し出して、それによりフィルムを製造するステップ
と、(v) ダイから押し出される場合に、第2及び第
4の要素の組合わせ厚みに対する1つのエッジ部の幅の
割合が約25000/1以下となるように、エッジを冷
却するステップからなる方法により製造される。
【0020】好ましくは、本発明のフィルムを製造する
方法は、第2及び第3の流量を、第2の流量がエッジ部
の幅を制御し、フィルムの延長面の1つとコア層の間に
おいて、第3の流量が、第2の流量を考慮しつつ、前記
第2及び第4の層要素の組合わせ厚みを制御するように
協働的に設定することにより、第2及び第4の層要素の
組合わせ厚みとは独立に、エッジ部の幅を制御し、その
場合に、(i) エッジ部の幅と、(ii) 第2及び
第4の層要素の組合わせ厚みが、第2及び第3の流量の
協働的設定により個別に制御されるステップを含んでい
る。
【0021】この方法は、好適には、フィルムの押出時
に用いられる全ての溶融ストリームは、エッジ部がほぼ
第2の溶融ストリーム要素から送られた材料から構成さ
れるように、配置される。
【0022】さらに、本発明はポリマー製造装置を含ん
でいる。この装置は、第1のポリマー成分を可塑化して
第1のポリマー溶融ストリームを生じるための手段と、
ポリマー溶融ストリームをモルディングするためのダイ
と、可塑化手段とダイとの間にあって第1のポリマー溶
融ストリームを第2のポリマー溶融ストリーム内にカプ
セル化し、それにより、組合わせポリマー溶融ストリー
ムを形成するための手段と、可塑化手段とダイの間のフ
ィードブロックとから成る。フィードブロックは、2又
はそれ以上のポリマー溶融ストリームを面対面関係で接
合するように調整されており、その場合に、各溶融スト
リームは接合された組合わせ溶融ストリームの反対側終
端エッジに一対の反対側エッジを備えており、さらに接
合された組合わせ溶融ストリームは2又はそれ以上の各
ポリマー溶融ストリームの対応するエッジにより規定さ
れている。
【0023】最後に、本発明は、本発明の同時押出フィ
ルム又はシート、本発明の方法により製造された同時押
出フィルム又はシート、又は本発明の装置で製造された
同時押出フィルム又はシートから製造される、例えば、
トレー、容器、パウチ、リッドストックなどを含むパッ
ケージを包含している。
【0024】
【実施例】本明細書では、各押出器から出される溶融ポ
リマーストリームを「溶融ストリーム要素」と称する。 また、2又はそれ以上の組合わせを「溶融ストリーム」
と称する。
【0025】図1において、第1の押出器10は、処理
条件により劣化を生じるような感応性を有する代表的な
第1ポリマー成分を可塑化するものである。典型的な上
記ポリマー成分は、塩化ビニリデンビニルクロライドコ
ポリマ又は塩化ビニリデンメチルアクリレートコポリマ
のような塩化ビニリデンコポリマを含んでいる。このよ
うに、押出器10は、図3に示すような、第1のポリマ
ー溶融ストリーム要素12を生じる。第2の押出器14
は第2のポリマー成分を可塑化して、第2のポリマー溶
融ストリーム要素16を生じ、それを接続導管18を介
して、フランジ21(図3)及びボルト(図示省略)の
ような好適な接続手段により第1の押出器10に取り付
けられるカプセル化装置20に送る。カプセル化装置2
0は、カプセル化装置20をフィードブロック62に接
続する輸送パイプ36に供給を行う。フィードブロック
62はダイ42に供給を行う。ダイ42は3つのセグメ
ント42A、42B及び42Cを備えている。フィード
ブロック62は中央のダイセグメント42Bに供給を行
うように示されている。
【0026】押出器60A及び60Bはフィードブロッ
ク62の2つの外側セグメント42A及び42Cに、輸
送パイプ37A及び37Bを介してそれぞれ供給を行う
。押出器15は輸送パイプ37Cを介してフィードブロ
ック62上の第2の入口ポートに供給を行う。
【0027】図3及び図4には、カプセル化装置20は
、第1の押出器10からの第1の溶融ストリーム要素1
2を受ける中央ボア24を備えたクロスヘッド心軸22
を含んでいる。カプセル化装置20はさらに心軸22を
取り囲むスリーブ26を含んでいる。スリーブ26は、
第2のポリマー溶融ストリーム要素16のカプセル化装
置20への経路用の入口経路28を備えている。経路2
8は、好ましくは心軸22の周囲でテーパ状の断面を有
するクロスヘッド溝30に続いている。スリーブ26の
内面27と協働して、溝30はポリマー溶融ストリーム
要素16を心軸22の周囲であって心軸22と内面27
との間に分散させる。環状チャネル32は、心軸22の
外面とスリーブ26の内面27との間にあって、溝30
から心軸22の端部29にまで伸びており、溝30に向
かって配置されるチャネル32の環状上流部分と端部2
9に向かって配置される錐台の下流部分を規定する。心
軸22とスリーブ26との間において、チャネル32の
幅は、図5に示すようなカプセル化装置の横断面におけ
る周囲に関して接触するように接近する。
【0028】チャネル32は接合部分33で終わってお
り、そこでチャネル32は心軸22の端部29で中央ボ
ア24とつながっている。チャネル32は、その周囲に
おいて概ね均一の厚みを有する環状構成の接合部分33
に、心軸22とスリーブ26との間を横切るチャネル2
2からのほぼ均一な距離により制御されて、第2のポリ
マー溶融ストリーム要素を送り込む。
【0029】溶融ストリーム要素16がクロスヘッド溝
30に入り込むと、図4の頂部近くの溝の入口31にお
いて、溶融ストリーム要素は2つの成分に分割され、半
径方向反対側方向に向かって心軸22の周りを流れてい
く。これらのストリーム成分の先端はクロスヘッド30
の反対側33であって、(図4の底部付近の)経路28
から離れた側で出会い、それにより、溶融ストリーム要
素16の接合ライン64を形成する。接合ライン64は
図5に示されている。フィルムがトリムされる場合には
接合ライン64はフィルム44の機能特性に余り影響を
与えないが、予想されるフィルムの部分から省略可能な
接合ライン64を用いることが好ましい。このように、
カプセル化装置20を押出器10に取り付ける場合には
、カプセル化装置は、好ましくは、接合ライン64がダ
イ42を通過する際に、フィルム品44(例えば、図8
及び図9)の製造の工程時に、エッジトリムカッターに
より切り取り可能な位置に配置される。
【0030】溶融ストリーム要素の一定の流れで、それ
ぞれの押出器10及び14により溶融ストリーム要素1
2及び16が供給され、溶融ストリーム要素12が接合
部分33で溶融ストリーム要素16により、取り囲まれ
、すなわちカプセル化される。次いで、組合わせ溶融ス
トリーム34が溶融ストリーム要素12及び16から形
成され、その場合に第2の溶融ストリーム要素16が第
1の溶融ストリーム要素をほぼ囲みその外側に配置され
た連続層を形成する。このようにして、第1及び第2の
溶融ストリーム要素12及び16がそれぞれの個別性を
維持し、第1の溶融ストリーム要素12は完全に、第2
の溶融ストリーム要素16により取り囲まれカプセル化
される。組合わせ溶融ストリーム34はカプセル化装置
20にあって、輸送パイプ36として示されている輸送
手段に入り込む。
【0031】第2の溶融ストリーム要素16のカプセル
化は、以下に説明する理由のために、組合わせ溶融スト
リーム34の周囲において均一な厚みを備えていること
が好ましい。
【0032】溶融ストリーム要素16は接合部33に運
ばれてくるときに均一の厚みを有している。しかし、組
合わせ溶融ストリーム34が接合部33を離れるときに
は、溶融ストリーム要素12及び16の間のインタフェ
ースは、溶融ストリーム要素12及び16の中の動的流
体圧に従い自身の周囲位置を決定する。押出部33を離
れるときのインタフェースの最初の断面形状は複数の作
用ファクタに依存している。かかるファクタには、クロ
スヘッド溝30及び環状チャネル32の形状及び輪郭、
ポリマー成分の種類、溶融ストリーム要素12及び16
の流量、及び用いられるポリマーの熱処理の経歴などが
含まれる。
【0033】カプセル化装置、特にカプセル化装置の構
成部分である溝30とチャネル32、及び中央ボア24
は、ポリマーの種類毎に、及び各ポリマーに用いられる
処理毎に設計される。このように、設計されたパラメー
タ、特に組合わせ溶融ストリーム34の周囲の溶融スト
リーム要素16の厚みの均一性がカプセル化装置の設計
により制御される。しかし、カプセル化装置が特定の組
条件に対して設計された場合には、条件の変更は他のカ
プセル化装置の設計及び製造を要求する。例えば処理及
びポリマーの選択時においてかなり柔軟性があるために
、複数のカプセル化装置を提供する時間及び選択におい
て上記のことが必要な場合には、処理の効果的な動作に
対して好ましくない影響を与える場合がある。
【0034】このように、溶融ストリーム要素16は組
合わせ溶融ストリーム34の周囲においてほぼ均一の厚
みを有しているが、各種ポリマー及び各種工程を用いる
場合にも単一のカプセル化装置20を用いることが好ま
しい。さらに、オペレータは、効果的な動作を行うため
に、押出器10及び14を動作させる場合にある程度の
自由度をもつべきである。
【0035】オペレータが、例えば、溶融ストリーム要
素16に関してポリマーの変更又は処理条件の変更によ
り処理の調整を行う場合には、結果として得られる溶融
ストリーム要素16の流体力学、特にある横断面におけ
るチャネル32の周囲の流量の分散が変化し得る。流体
力学が変化すると、溶融ストリーム要素16の流れの均
一性も心軸22の周囲で変化する。従って、溶融ストリ
ーム要素16の流量は心軸22の周囲で異なる場合があ
る。これらの相違は、組合わせ溶融ストリームがカプセ
ル化装置20を離れて輸送パイプ36に入る場合に、た
とえ一定の厚みが好ましく、一定の隙間がチャネル32
内のスリーブ26と心軸22との間に設けられていたと
しても、組合わせ溶融ストリーム34の周囲における異
なる厚みとして現れてくる。図6(A)、(B)及び(
C)は、接合部33の下流でありかつ輸送パイプ36の
上流に沿った場所で出会う組合わせ溶融ストリーム34
の各要素の厚みが異なる3つ場合をそれぞれ示している
【0036】図6の(A)及び(C)においては、第1
の溶融ストリーム要素12は、ほぼ環状をしているが、
対応する第2の溶融ストリーム要素16が薄い部分38
と厚い部分40を円周上の反対側位置で備えており、パ
イプ36内で偏心している。図6の(B)では、第1の
溶融ストリーム要素がパイプ36内で同心上に配置され
ているが、環状ではない。そのため、関連する溶融スト
リーム要素16が2つの薄い部分38と2つの厚い部分
40を備えている。不均一な他の例も当然に生じ得る。
【0037】従来より、製造されたフィルム44内のポ
リマー溶融ストリーム要素16の分布が、ダイに入って
きたときの溶融ストリーム要素16の厚みの分布を現す
、あるいは反映することが流量のメカニズムにより示さ
れている。このように、溶融ストリーム要素16から送
られる層48A及び48B内で同じ厚みを得るために、
組合わせ溶融ストリーム34の、外側カプセル化溶融ス
トリーム要素16の頂部及び底部が、図7に示すように
、組合わせ溶融ストリームがフィードブロック62に入
ってくる場合に、同じ厚みを有していることが重要であ
る。例えば、図6の(A)に示されているような組合わ
せ溶融ストリームで製造されるフィルム又はシートは、
厚い頂部層48Aと相対的に薄い底部層48Bを有して
いた。図6の(B)の溶融ストリームで製造されるフィ
ルムでは、頂部層48Aが、図8に示す方向に関して、
右から左にフィルムを横切るように厚い部分から薄い部
分に向かってテーパ形状を有していた。そのため、底部
層48Bが反対方向にテーパ状であった。
【0038】図6の(C)の組合わせ溶融ストリームで
製造されたフィルムにおいては、反対側エッジ部分50
の幅が異なっており、すなわち、頂部及び底部層の厚み
が異なっており、その双方がフィルムを横切る方向に変
化していた。
【0039】ある動作条件で溶融ストリーム要素16の
速度が、少なくとも約20%、好ましくは約30%、溶
融ストリーム要素12の速度よりも遅い場合に、カプセ
ル化溶融ストリーム要素16の厚みの変化を減じること
が予想外に発見された。これが、それぞれが約5℃(9
゜F)内の溶融ストリーム温度差で押出処理可能な一対
のポリマー材料に適用される。速度の測定方法は、同じ
方法が全ての測定に関して用いられる限り、特に厳密に
規定されることはない。
【0040】溶融ストリーム要素12及び16の速度が
従って異なる場合には、溶融ストリーム要素16の厚み
の変化が、対称性を有する断面と十分な長さをもった輸
送導管を介して組合わせ溶融ストリームを通過させるこ
とにより減じられる。例えば、16ミリメートル(約0
.63インチ)の内径で約107センチメートル(約4
2インチ)の長さを有する環状パイプが、溶融ストリー
ム要素12として塩化ビニリデンメイチアクリレートコ
ポリマのコアからなるカプセル化される溶融ストリーム
と、溶融ストリーム要素16として28%ビニルアセテ
ートを備えたカプセル化ビニルエチレンアセテートコポ
リマとを処理する場合に好適である。典型的な輸送パイ
プとしては、図1乃至図3に示すような環状の輸送パイ
プ36である。対称的である限り、溶融ストリーム要素
16の厚みを変化させるために他の形状も可能である。
【0041】必要な速度差を得るために、厚みの変化を
所望な通り減じるために必要な輸送導管の長さは、さら
に、輸送導管の断面の、その形状と寸法双方の関数であ
る。図1の36に示されるような環状パイプに関して、
必要な長さは直径の関数であり、直径に対する長さの割
合(L/D率)として現せる。同心性に関する改良が、
特に、ここに開示されるような最も好ましい材料に関し
て、L/D率が4/1以下、好ましくは10/1以下、
さらに好ましくは少なくとも20/1以下であるような
環状パイプを用いた場合に得ることができる。カプセル
化装置20に隣接したパイプ36の上流端における組合
わせ溶融ストリーム34の周囲のストリーム要素16の
厚みにおける少なくとも約10%、好ましくは少なくと
も約20%の変化を、ダイ42に入る前に、少なくとも
50%、好ましくは75%、さらに好ましくは少なくと
も90%、溶融ストリーム要素の最も厚い部分から最も
薄い部分に対する大きさに関して、減じることが可能で
ある。このようにして、溶融ストリーム要素12及び1
6の外面は、共通の中心から異なる半径をもった同様の
形状をもつようになっていく。厚みの相違は、環状パイ
プではほぼ100%近くまで減じることが可能である。 好ましい構成では、層の面は図7に示すように同心状で
ある。
【0042】輸送導管の形状が円から変形する程度にお
いて、厚み変化の減少をより少なく、すなわち、従来の
境界層のフロー現象によれば、最も好ましくは90%以
下にすることができる。非環状パイプを用いた場合には
、厚み変化の減少を潜在的には100%以下にすること
が可能であり、それは各断面形状により異なる。溶融ス
トリーム要素16の周りの厚みの初期の変化及び輸送導
管の断面形状が、組み合わされて、潜在的に達成可能な
厚み変化の部分的な減少を決定する。内径に対する長さ
の効果的な割合により、溶融ストリーム要素を同心状に
、あるいは同心状に近い関係に配置することができ、そ
の場合、溶融ストリーム要素16の厚みが、溶融ストリ
ームの周囲において最適化される。
【0043】輸送手段は溶融ストリームを同心状に、あ
るいは同心状に近く、及び少なくともほぼ対称的な関係
にするので、達成が困難なカプセル化装置の出力の同心
性、対称性、あるいは周囲の均一性はもはや重要事項で
なくなる。むしろ、押出器10に取り付けられたカプセ
ル化装置20内の感応性VDCコポリマのカプセル化が
、典型的なVDCの劣化を生じさせずに、組合わせ溶融
ストリーム34の周りに溶融ストリーム16の均一な分
布を得るために輸送手段の使用を用いることを可能にす
る。このように、(i) 押出器に取り付けられたカプ
セル化装置の初期のカプセル化及び、(ii) カプセ
ル化後の拡大された輸送手段の使用の組合わせが、自動
的に、非対称性及び非同心性その他の、カプセル化装置
20から出る場合に組合わせ溶融ストリーム34に生じ
る可能性のある不均一性を、溶融ストリーム12中のV
DCコポリマの急激な劣化を生じさせずに補正に役立つ
【0044】延長された輸送手段を伴うカプセル化装置
の組合わせは、自動的に、処理の変化及びポリマーの変
化を、好ましい速度関係が観察される限り、調整する。 輸送手段を長くすればするほど、調整変化の融通性も大
きくなる。しかしながら、ポリマー溶融ストリームは通
常の動作温度ではパイプ36内でむしろ粘性を有してい
る。そこで、輸送パイプに関するL/D割合は一般的に
は、これらの粘性材料に関して、約100/1、あるい
は相当値を越えることはない。
【0045】輸送手段は、カプセル化装置20の出力に
見られるような組合わせ溶融ストリームの不均一性の欠
陥を、処理条件及びポリマー成分とは多少とも独立にそ
の長さ及び対称性により得ることができる範囲内に、自
動的に補正する。輸送手段は、このように、組合わせ溶
融ストリームの周囲の溶融ストリーム要素16の厚みの
均一性と好ましくは同心性を、輸送手段が環状パイプで
ある場合に、組合わせ溶融ストリーム(カプセル化され
たもの)34がダイ42には入り込む前に、改良するた
めの手段である。
【0046】例えば輸送パイプ36のような輸送手段を
用いるその他の効果は、組合わせ溶融ストリーム34を
ダイ42のような多重マニホルドダイのセグメント(例
えば、42A、42B又は42C)のようなセグメント
に送ることが可能な点である。セグメント42A及び4
2Cには輸送パイプ37A及び37Bにより直接供給が
行われる。セグメント42Bには輸送パイプ36及び3
7Cにより供給が行われるフィードブロック62により
供給が行われる。
【0047】この発明で用いられるカプセル化装置は、
特に、押出処理で用いられる高温の金属に触れると感応
性を有するような、ポリマーの押出に有効である。例え
ば、塩化ビニリデンコポリマは、特にコポリマが一時的
に同じように上昇する温度を有する処理装置の加熱金属
面に曝されるような場合に、290゜F(143℃)乃
至320゜F(160℃)以下の温度に曝されることに
対して感応性を有している。一定の予想可能な特性を有
するフィルムを製造するために、層要素48(例えば、
48A及び48B)が、層要素48A及び48Bの厚み
が、図8及び図9に示すように、コア層46のエッジ5
4付近で、あるいは既に述べたように、エッジ部分50
に接近するにつれて幾分増加するにしても、フィルムの
長さに沿った縦方向に対してもフィルムの幅を横切る横
方向に対しても、連続しておりほぼ均一の厚みを有して
いることが重要である。2つのエッジ部分50の幅はフ
ィルムの外側エッジ52からコア層46の対応するエッ
ジ54にまで広がるものとして規定される。これらは、
カッターが信頼性をもって、理にかなった、好ましくは
ほぼ等しい幅のトリム部分57を切断し、通常はフィル
ムのロールを作成するために1又はそれ以上のコアに巻
取られるほぼ無限のフィルムを高信頼性でかつ再生産可
能に生産することが可能なように、ほぼ等しく、フィル
ムの長さに沿って一定であるべきである。トリム部分5
7は、図9の波線で示すように、外側エッジ52から切
り取られるエッジ58に向かって伸びている。トリム部
分57の理にかなった幅は1乃至2インチである。
【0048】フィルムは動作の開始及び停止にともなっ
て終端する。フィルムは開始及び停止端で異なる構造及
び成分を有している。開始及び停止端における成分及び
構造は、この発明の目的に関しては無視可能である。コ
ア層46は切り取られるフィルムの両方のエッジ58に
まで伸びている。トリム部分57はフィルムのエッジ部
分50とともにエッジ52の内側にコア層46の側部エ
ッジ部分を含んでいる。このように、側部エッジ部分5
7は、側部エッジ54からフィルムの中心に沿ってフィ
ルムの縦軸に向かって伸びるように規定される。エッジ
のトリム部分57は他の層の関連成分を、図9に示すよ
うに、層46及び層要素48A及び48Bに加えて含ん
でいる。
【0049】層要素48の厚みは、図8及び図9に示す
ように、カプセル化溶融ストリーム16内の材料の量及
び分布の均一性に依存している。このように、層46に
対する層要素48の厚さは、溶融ストリーム要素16の
相対的流量を調整することにより増減可能である。しか
しながら、溶融ストリーム要素16の流量が溶融ストリ
ーム要素12流量に対して増加される場合には、溶融ス
トリーム要素16のいくつかの別の材料がエッジ部50
に流れ、ダイ42で生産されるフィルムのエッジ部50
が広くなり、それにより、生産されるフィルム内の、コ
ア層46の対応するエッジ54がダイから押し出される
フィルムの外側エッジ52からさらに除去される。コア
層46のエッジ54が、ダイの出口において、フィルム
の外側エッジ52からさらに除去されると、トリム部分
57切断カッターが、従って、ほぼ同じ距離及び同じ方
向に動かされ、カッターはコア層46を含む位置でフィ
ルムを通じて切断を継続する。
【0050】動作の経済性は、エッジトリムの幅が、ス
ロットダイで生産されるフィルム状に通常現れるエッジ
よりも小さくなることで示される。同時に、感応性溶融
ストリーム要素12を、カプセルか装置20及び輸送パ
イプ36内で生じるように、処理装置の金属表面とあま
り接触しないようにすることが重要である。同様に、溶
融ストリーム要素12がフィードブロック62及びダイ
42の表面に余り接触しないようにすることが重要であ
る。
【0051】(図1及び図10に示すように)フィード
ブロック62において、示された環状組合わせ溶融スト
リーム34(例えば、図7に示すもの)は、矩形形状に
変形されて、押出器15からの第3の溶融ストリーム要
素68が溶融ストリーム要素16の外面70に接合され
る。好ましくは、溶融ストリーム要素が図10に示すよ
うに、溶融ストリーム要素16の両方の外面に接合され
る。溶融ストリーム要素12、16及び68を含む複合
溶融ストリーム71は、図8に示すように、3層フィル
ムを製造するときに、単層スロットダイ(図示せず)を
介して付勢可能である。第1の層は溶融ストリーム要素
12からのコア層46である。第2の層は、それぞれ、
溶融ストリーム要素16及び68からの層要素48B及
び72である。第3の層は、それぞれ、溶融ストリーム
要素16及び68からの層要素448B及び74である
。フィードブロックが、図1に示すように、3マニホル
ドスロットダイで用いられ、押出器60A及び60Bが
ダイに溶融ストリームを送るために用いられる場合には
、5層フィルムが生産され、その場合に、A及びBで示
される層は、図9に示すような層要素48A及び48B
から離れて、層要素72及び74の外面に配置される。
【0052】図11に示すように、溶融ストリーム要素
16及び68の組合わせ厚みが溶融ストリーム要素の反
対側延長面とフィードブロック62の対応する延長内面
76の間に介装される。
【0053】ストリーム要素12、16及び68から成
る複合溶融ストリーム71がフィードブロックからスロ
ットダイ(図1及び図13)の中へ及び通して送られる
と、複合溶融ストリーム71の断面の延長面(図10)
がさらに延長されると共に、延長面の間の複合溶融スト
リームの厚み「T」が減少される。複合溶融ストリーム
71はこのように成形され変形されると、各層の厚みが
それに対応して減じられ、他方溶融ストリーム要素12
の端部を保護する溶融ストリーム要素16のエッジ部7
8がその厚みがを減じ、溶融ストリーム要素の側部エッ
ジとダイとフィードブロックの内側エッジ表面との間で
その厚みが拡大される。
【0054】組合わせ溶融ストリーム要素の断面の拡大
は、フィードブロック62の断面(図10)からシート
材料の断面(図8及び図9)への変換時ダイの中で生じ
るので、形成される特に層要素48A及び48Bとなる
ものの厚みがダイを横切るときに薄くなり、層46とな
るものを、それがダイ内の溶融ストリーム要素12から
形成される場合に、保護する能力が危うくなるおそれが
ある。さらに、層要素48A及び48Bとなるものが薄
い場合には、これが、層46と例えば図9の層A又はB
などの他の層との間の接着剤として機能する能力に影響
を与える。従って、溶融ストリーム要素16のある流量
では、輸送パイプ36内の溶融ストリーム要素12を保
護するには適しているが、ダイ内の層46となるものを
保護するには不適となる場合がある。溶融ストリーム要
素16の流量の増加によりダイ内で層46となるものの
所望の保護を与えることができるが、許容できないほど
エッジのトリム部を増加させるおそれがある。
【0055】溶融ストリーム要素16の流量は、輸送パ
イプ36を介してフィードブロック62に送られてカプ
セル化されることにより、少なくとも溶融ストリーム要
素12を保護するために必要な溶融ストリーム要素16
の最小量を提供するように、好ましくは設定、及び必要
に応じて調整される。しかし、その量は、コア層が切り
落とされるフィルムのエッジにまで伸びているフィルム
をを得るために、通常は1−2インチ以上のエッジトリ
ムをとるような溶融ストリーム要素16の量よりは少な
い。溶融ストリーム要素16の流量は、溶融ストリーム
要素12の流量に関して、輸送パイプ36内で保護的に
カプセル化する溶融ストリーム要素12の2つの対象が
、エッジトリム要求を制御しながら出会うように、設定
及び/又は調整される。かかる流量は典型的にはダイ内
の溶融ストリーム要素12の効果的な保護を提供する。 溶融ストリーム要素16に関する許容可能な流量の範囲
は、他の処理パラメータの設定、及びフィルムのいくつ
かの層及び層要素を作成するために用いられるいくつか
のポリマーの選択により変化する。溶融ストリーム要素
16の所望の流量はエッジ部50の幅をチェックし、次
いで溶融ストリーム要素16の流量を調整することによ
り設定される。
【0056】溶融ストリーム16及び68の流量を、溶
融ストリーム16の流量がエッジ部50の幅を制御し、
溶融ストリーム68の流量が発生される層、すなわち層
要素48A及び72から成る層及び層要素48A及び7
8から成る層の組合わせ厚みを制御するように、協働的
に設定することにより、エッジ部50の幅が、第2及び
第4の層要素の組合わせ厚みとは独立に制御される。
【0057】従って、一旦所望の流量が、エッジ部50
の幅が所望の許容範囲内に収まるように、溶融ストリー
ム16に関して設定されると、溶融ストリーム68の流
量が、溶融ストリーム16及び68から出される層要素
の組合わせの所望の厚みを獲得するように設定される。 すなわち、ポリマー材料である隣接層46の必要最小限
の厚みを獲得して、隣接層の目的を達成するために、溶
融ストリーム層16のみを用いるのではなく、厚みが溶
融ストリーム16及び68の組合わせを介して達成され
、それにより、エッジ部の幅が溶融ストリーム16によ
り制御され、フィルムの延長面に沿った層要素の組合わ
せの厚みが溶融ストリーム68の流量により制御される
。溶融ストリーム16及び68の流量が、フィルムが0
.05−0.50ミリメートル(2−20ミル)の厚み
で、層48A及び72の組合わせの厚みが典型的には約
0.0025−0.025ミリメートル(約0.1−1
ミル)の範囲になるように、制御されると、層48A及
び72の組合わせと対応する層48Bと74の厚みに対
する対応するエッジ部50の幅の割合が、通常は約25
000/1以下となる。典型的な割合の範囲は、約10
00/1乃至約20000/1である。この範囲は、好
ましくは、約2000/1乃至約15000/1であり
、目標となる範囲は約10000/1である。
【0058】ダイ内の溶融ストリーム要素16の保護機
能の達成は例えば層48A及び48Bに関しては不確か
なので、溶融ストリーム要素68が、図10に示される
ような配置でフィードブロック62内で溶融ストリーム
要素12及び16と接合されると有利である。一般的に
は、溶融ストリーム要素68は、組合わせ溶融ストリー
ム34の外面70に接合され、それにより、溶融ストリ
ーム要素68は外面70とフィードブロックの内面76
の対応する隣接部の内面76の隣接部との間に介装され
る。
【0059】溶融ストリーム68はフィードブロック内
のエッジ部78の周りで顕著な厚みを持って広がっては
いない。しかしながら、溶融ストリーム要素68の機能
的には顕著でない量が、複合溶融ストリームがフィード
ブロック及びダイを介して横切る場合にエッジ部78の
周りに広がる場合がある。
【0060】ある実施例においては、層要素72及び7
4がそれ自体で層と考えられるに十分な厚みを有してい
ることも許容可能である。かかる厚みは典型的には少な
くとも約0.1ミルである。しかし、層要素72、74
として好ましく選択される成分は典型的には比較的経済
的なものである。従って、フィルムをさらに厚くする必
要がある場合や、層A及び/又はBの厚みが増加するこ
とが好ましくない場合には、さらに経済的な材料の別の
層(図示せず)が層72と層Aとの間に介装される。同
様に別の層が所望の場合には層74と層Bとの間に介装
される。典型的にはかかる層の成分はポリエチレン、プ
ロリプロピレン、約15%以下のVAを含有するEVA
である。
【0061】溶融ストリーム34及び68の成分71が
フィードブロック62において矩形形状に変換されるこ
とは必要条件でない。所望に応じてたの形状にすること
も可能である。溶融ストリーム34及び68は、例えば
、多層関係に組み合わされて、成分溶融ストリームに関
する主フローチャネルが環状であり、ダイに送られる場
合に成分溶融ストリームが環状となるようなフィードブ
ロック又は組合わせアダプタ内において、成分溶融スト
リーム71を作成する。これは、通常は環状入口を備え
た従来のダイに便利である。このように、本発明は、通
常使用されているダイにおいて使用可能であり、従って
、従来型のダイが本発明の実装を許容可能である。
【0062】この明細書で言及する「エッジトリム」は
、両側の切りとられるエッジにおいてコア層46が存在
することを保証する場合に、フィルムの2つのエッジ部
分のそれぞれで取られる平均的なトリムである。各エッ
ジ部に沿ったフィルムの縦方向おける2つのエッジ部の
幅の間にはほとんど差異が生じないものと予想される。
【0063】溶融ストリーム要素68の成分を適当に選
択することにより、層要素72及び74は各種所望の機
能を発揮可能である。例えば、溶融ストリーム要素12
に関する成分から出される隣接層と協力な接着を形成す
るという有利な特性に従い溶融ストリーム要素16の成
分を選択することが可能である。溶融ストリーム要素1
2がVDCである場合には、溶融ストリーム要素16に
関する有利な成分はEVAであり、特に約9%VAから
約28%VAを含有するEVAである。VAの含有が増
加すると、接着レベルも増加する。上述のL/D率に対
応する輸送パイプ36内の溶融ストリーム要素12及び
16との接触の周期を拡張すると、溶融ストリーム要素
12及び16の間のインタフェースにわたる接触が改良
される。本発明の好適な実施例においては、初期値は層
要素48A/48B及び72/74の使用時、組合わせ
時に設定される。これらの層要素の各々は、それ自体で
は、製品及びプロセスにとって好ましい特性を満足させ
ることができない。溶融ストリーム要素16は層要素4
8A及び48Bになるものであり、それは官能性溶融ス
トリーム要素12をカプセル化し、フィードブロック6
2に到達するまでに装置面から溶融ストリーム12を空
間的に隔置する。しかし、それは、ダイなお空間的隔置
を確実にするに十分な程度の薄さである。また、ある実
施例では、それは、適当な接着を確保するに十分な薄さ
である。
【0064】他方、溶融ストリーム68は、それ自体で
使用に耐える溶融ストリーム要素12のカプセルかを意
図的に提供することはない。それは、溶融ストリーム要
素12がダイ内で空間的に隔置され保護されることを確
保するために、フィードブロック62内で、必要な層厚
みを提供する。さらに厚くすると、押出フィルム中で層
46に成った場合に、溶融ストリーム要素12に対する
接着力を強化する。接着力の強化は、溶融ストリーム1
6及び68が、溶融ストリーム要素12に対する相互の
接着能力を強化する成分を有している場合に、特に獲得
される。
【0065】好ましい実施例においては、層要素48A
及び48Bは、使用時に別の層要素72及び74の支援
なしでは保護及び接着機能に関して十分に機能しない程
度の薄さである。同様に、層要素72及び74も、使用
時に層要素48A及び48Bなしでは保護的なカプセル
か機能を発揮しない程度の薄さである。層要素72及び
74が、例えば約0.07ミル程度の非常に薄いもので
あれば、それらは層46に対する適当な接着レベルを提
供するに十分な薄さである。しかし、接着は、例えば薄
い層要素72が薄い層要素48Aと組み合わされた場合
に適切なものとなる。
【0066】機能的には、48A、72及び48B、7
4のような対をなす層要素は相互に協働して、各対の層
要素が単一層のように動作する。これらの実施例では、
溶融ストリーム16及び68の成分が同じである場合に
は、各対の層要素は相互に識別がこんなである。層成分
が若干異なる場合(例えば、EVA内のEV含有)には
、対の層要素を現す複合層は、個々の層要素の特性をほ
ぼ示す2つの表面で異なる特性を有する。しかしながら
、層は、一般的には、単一層として、層46に接着され
、それを保護するように動作する。
【0067】接着層の最小厚みが接着機能の強さに影響
を与えることはよく知られている。約0.08ミリメー
トル(3ミル)の厚みのフィルムでは、フィルムの厚み
の、例えば、接着層は望ましくは少なくとも約3%、好
ましくは少なくとも約5%である。
【0068】しかしながら、エッジトリム要求を増加さ
せないで獲得可能な層48A及び48Bの最大厚みは、
本発明の範囲の外側にある従来の実施例を越えて、一般
的には、フィルムの全厚さの約2%以下であり、時には
約1%以下である。例えば、典型的な約0.004ミリ
メートル(0.15ミル)の厚みが、約0.08ミリメ
ートル(3ミル)のフィルムの接着層として好ましく、
従来の1乃至2インチ(25乃至51ミリメートル)を
越えてエッジトリム要求を増加させずに獲得可能な最大
厚みは、フィルムの厚みの約0.0015ミリメートル
(0.06ミル)、すなわち約2%乃至約0.0022
ミリメートル、すなわち約3%である。溶融ストリーム
16の流量をエッジ部50が所望のパラメータ内に制御
されるように制御することにより、層要素48A及び4
8Bが必然的に薄くなり、典型的にはフィルムの厚みの
約2%乃至3%になる。このような薄い層が従来は厚み
の欠如であると考えられてきたが、同様の厚みが所望の
エッジトリム対象を獲得するためにここで許容されるが
、これは溶融ストリーム68から出される対応する層要
素72及び74の補助的で補強的な特性により補償され
るのである。このように、層要素48A及び48Bは、
(i) 層要素48A及び72と(ii) 48B及び
74の組合わせの全厚みが、層要素48A及び48Bに
なるもの(溶融ストリーム要素16)の流量ではなく、
層要素72及び74になるもの(例えば、溶融ストリー
ム要素68)の流量に依存することで、薄いままにおか
れることが重要である。
【0069】好適な実施例において、層要素72及び7
4の好ましい機能は、層46に対する接着の強化であり
、それにより、例えば、層要素48Aと72が、組み合
わされて、協働して、層要素46と層要素48Aの中間
面において層46に接続するための効果的な接着層を作
成する。これは、例えば、接触を補強するために一方又
は両方の層の修正を行おうと行わないとに拘らず、溶融
ストリーム要素16及び68の成分が、例えば塩化エチ
レンアセテートコポリマのような同じベースのポリマー
又はコポリマ含む場合に、非常に効果的になる。層の間
の補強された接着に関しては、米国特許出願第458,
484号を参照のこと。
【0070】層要素が組み合わされて協働し、必要な接
着水準を提供する場合には、層要素48A(又は48B
)は、別の層(72又は74)により改良された接着の
補強をする導火線として作用する。しかし、それは、導
火線としてではなく、それが十分な量(十分に厚く)用
いられた場合には全ての必要な接着を潜在的に提供する
場合には、接着ポリマー層として作用する。
【0071】ある実施例においては、層要素48A及び
層46の接触面の接着は十分に改良され、その接着にか
かると予想されるストレスは十分に低く、接着は層要素
からの特に規定された補助無しに、適切に機能可能であ
る。溶融ストリーム要素16に関して選択されたポリマ
ー成分は、典型的には同時押出され、良好に接着され、
溶融ストリーム要素12に関して選択されたポリマー成
分に隣接しているが、通常は同時押出接着剤として看做
されたり、促進されたりはしないもので有り得る。例え
ば、溶融ストリーム要素16の成分は、低いVAを含有
するEVAで有り得る。この場合にVAの含有範囲は、
例えば約15%よりも大きくなく、例えば7%乃至12
%である。その他には、例えば、よく知られたカルボキ
シ置換同時押出接着ポリマーの1つよりは、LDPEや
それと同等の材料が用いられる。図8は約0.08ミリ
メートル(3ミル)の厚さのフィルムに関する、溶融ス
トリーム要素68の使用の最も単純な実施例を示してい
る。
【0072】図9においては、層要素72及び74は、
層要素48A及び74の間及び各層A及びBの間に介装
される。層要素48A及び48Bが層46及び各層A及
びBの双方の成分に対して良好に許容可能に接着可能な
場合には、層46、層要素48A及び層要素48Bの3
層コア構造の、層要素48A及び48Bの薄さの原因で
ある層A及びBに対する接着の欠陥は、例えば、層要素
48A及び48Bの成分と同様の成分の層要素72及び
74の選択により改良可能である。このように、例えば
、層要素48A及び48Bの成分がEVAであり、EV
Aが層A及びBに良好に接着可能である場合には、溶融
ストリーム要素68に関して許容可能な成分はEVAで
ある。ビニルアセテート含有、溶融指数、分子量分布な
どの溶融ストリーム要素16の成分からの変化が少ない
ポリマーが、溶融ストリーム要素68に関して選択可能
であり、層A及びBに対する(溶融ストリーム要素68
から出された)層要素72及び74の接着を補強する。
【0073】ある実施例では、層要素72及び/又は7
4に関して選択された成分は、典型的には、接着物とし
て、又は同時押出接着ポリマーとしての目的以外のため
にも選択されかつ使用される。例えば、12重量%以下
の、例えば7乃至9重量%のような低いVA含有EVA
が選択可能である。層要素72及び74として用いられ
る非接着性材料の他の例としては、LDPE、MDPE
及びイオノマーなどが含まれる。
【0074】「接着剤」及び「接着性ポリマー」はここ
では、典型的には、それらの成分が顕著な接着特性を有
するために(2つの別の層の間で用いるために)選択さ
れ、優れた接着特性を欠いている場合には選択されない
材料として言及される。典型的には、かかる材料は接着
剤として取引として知られており、当業者には接着剤又
は接着性ポリマーと称されている。かかるポリマーの典
型は、PLEXAR、BYNEL、ADMER、NOV
ATEC、CXAなどの商品名で販売されている。
【0075】さらに、エチレンメチルアクリレートは接
着剤として、すなわち、少なくとも12重量%のビニル
アセテートを備えたエチレンビニルアセテート内のもの
として規定される。好ましくはEVA接着剤は、少なく
とも18重量%のVA、好ましくは少なくとも22%の
VA、さらに好ましくは少なくとも26%のVAを含ん
でいる。
【0076】層要素48A及び48Bの成分が層A及び
Bの成分によく接着しないが、層46にはよく接着する
場合には、層要素72及び74の成分は、層要素48A
及び48Bの同じでないことが好ましい。むしろ、層要
素72及び74の成分は、層要素48A及び48Bの対
応するものと共に層A及びBによく接着する能力がある
ものから選択される。例えば、層要素48A及び48B
がEVAである場合には、カルボキシ置換EVAが層要
素72及び74として選択され、あるいは高いVA含有
のEVAを選択することも可能である。また、層要素4
8A及び48Bがカルボキシ置換オレフィンから成る場
合には、異なるカルボキシ置換オレフィンを層要素72
及び74として選択可能である。接着性に関して溶融ス
トリーム要素16及び68に関する成分の選択は、典型
的には、層46、層A及び層Bに関して選択された成分
に基づいてなされる。
【0077】上述のように、層A及びBの成分は、異な
る押出器60A及び60Bを介して処理され、こうして
それらの成分を同じにすることも可能であるし、相違さ
せることも可能である。例えば、層Aとしてポリプロピ
レンのようなより熱に対する許容性の高い成分を用い、
層Bとしてポリエチレンやオレフィンコポリマのような
熱シール成分を用いることが可能である。これらの実施
例では、層A及びBが相違しており、隣接する層要素、
すなわち層Aに隣接する72、又は層Bに隣接する74
の成分は、各接着層要素がそれぞれの層A又はBに接着
する機能を果たすように、相互に異なるようにすること
も可能である。従って、層要素72及び74は相互に異
なり得るし、その場合には、異なるフィードブロックが
フィードブロック62の場所で用いられる。異なるフィ
ードブロックは別の入口ポートを備えて、必要な溶融ス
トリームを必要な別の押出器から受ける。これらの実施
例では、別の溶融ストリームの流量が溶融ストリーム1
6に対して制御されて、溶融ストリーム68の流量と同
じものが制御される。
【0078】図8及び図9に関して留意すべきは、図示
されたいくつかのシート材の厚みがそれらの幅に対して
誇張され、各層が視覚的に説明されている点である。こ
のように、ダイに存在する典型的なシート材料は約25
0−380センチメートル(約100−150インチ)
以内で少なくとも約60センチメートル(24インチ)
の幅である。典型的には、全厚さは約0.05−0.5
ミリメートル(2−20ミル)の厚みであり、好ましく
は約0.08ミリメートル(3ミル)乃至約0.25ミ
リメートル(10ミル)、より好ましくは約0.08ミ
リメートル(3ミル)乃至約0.15ミリメートル(約
6ミル)である。
【0079】図9に関して、外側層A及びBの成分は、
それらが残りの層と共に共通ダイから同時押出可能であ
り、単一層材料を得るためにいくつかの層の間で好適な
接着が行われる限り、自由に選択される。外側層として
用いられる成分の例(限定されるものではないが)とし
ては、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、
コポリエステル、セラーPET、ポリプロピレン、ポリ
ピレンエチレンコポリマ、ポリプロピレンとエチレンビ
ニルアセテートコポリマとの組合わせ、線形低密度ポリ
エチレン(LLDP)、線形中密度ポリエチレン(LM
DP)、線形高密度ポリエチレン(LHDP)、低密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、エチレンビニルアルコールコポリマ、エチレンビニ
ルアセテートコポリマ、イオノマー、超低密度ポリエチ
レン及び上記のポリマー及びコポリマの合成物である。
【0080】VDCコポリマは通常は約150℃乃至約
160℃で処理されるのに対して、上述の他のポリマー
はより高温で処理される。VDCコポリマ、及び同コポ
リマ、又は感熱性ポリマーの多層構造を作成するための
方法に関しては、それぞれここに参考として組み入れた
、米国特許出願第458,485号、同第458,48
6号、同第458,483号、同第458,488号及
び同第458,490号を参照のこと。
【0081】VDC層は、それがダイに入る時間までに
、好ましくがそれがダイに入るまでに、62で示すよう
なフィードブロックにおいて(図1及び図10)、層要
素48A、48B、72及び74などより反応性の低い
被覆によりシールドされる。溶融ストリーム12の入口
地点から接合部分33までのカプセル化装置20の長さ
「L」は、VDCコポリマが熱い金属面に曝される時間
の量に影響を与える。従って、長さ「L」は短い方が好
ましく、例えば約61センチメートル以下(24インチ
)、好ましくは約30センチメートル以下(12インチ
)である。しかし、長さ「L]はカプセル化機能を実行
できるに十分な長さである必要がある。カプセル化装置
20の同心錐台設計についてはそう厳密なものではない
。長さ「L」は相当短く、例えば4−5インチにするこ
とも可能である。好適な同心錐台設計については、図2
及び図3に示してあり、好ましく典型的な「L」の寸法
は約8乃至10インチ(20乃至25センチメートル)
である。
【0082】図13は、押出器、フィードブロック及び
ダイの図1に示したような典型的なシステムの配置とシ
ステムの温度とを概略的に示している。図13内のダイ
42は断面で示しているが、ハッチングを施してはおら
ず、また最小限の構造を示したのみである。従って、示
された温度がより視覚的に描かれる。システムの残りの
部分についてはブロック的に示している。フィードブロ
ック62は、図1に示すように、中央ダイセグメント4
2Bと共に使用される。添え字は例示のためにのみ付し
てある。
【0083】図13にはシステムの配置が示されている
が、そこではVDCコポリマが、VDCコポリマの通常
伴う劣化を生じさせずに、他のポリマーと一緒に押出可
能である。材料が、図13に示すように同時押出される
場合に、押出フィルム内で相互に隣接する溶融ストリー
ムの温度は、それらの溶融物のフロー特性が各層の接合
部において許容可能な流量プロフィルの発生と互換性を
示すように調整される。対をなすポリマー溶融ストリー
ムの間のこの互換的な溶融物の流体力学は、対応する各
ポリマー成分の押出処理に許容可能な熱パラメータ内に
おいて達成される。
【0084】さらに図13を参照すると、押出器10V
DCは直接カプセル化装置20に供給を行う。押し出し
器14T1EVAはポリマー結合、又は接着材料を処理
する。この材料はVDCコポリマと共に同時押出可能で
あり、例えばEVAあるいは接着性が向上したEVA、
そのうちのいくつかのものはPLEXARSやBYNE
LSとして知られているような、VDCコポリマによく
接着するものである。押出器14T1EVAはその溶融
ストリームを輸送パイプ18を介してカプセル化装置2
0に輸送する。
【0085】押出器15T2EVAはポリマー材料、好
ましくは、溶融ストリーム68を作るべく、溶融ストリ
ーム要素16及びPPEに良好に接着する結合又は接着
成分を処理する。例としての材料はEVA及び接着性の
向上した変成EVAである。押出器15T2EVAはそ
の溶融ストリーム68を輸送パイプ37Cを介してフィ
ードブロック62に輸送する。
【0086】溶融ストリーム34及び68はフィードブ
ロック62内で組み合わされて、複合溶融ストリーム7
1を形成する。複合溶融ストリーム71はフィードブロ
ック62からダイのセグメント42Bの入口に供給され
る。
【0087】押出器60BLLDPEは線形低密度ポリ
エチレン(LLDPE)を処理し、その溶融ストリーム
を輸送パイプ37Bを介してダイセグメント42Aに送
る。押出器60APPEはその溶融ストリームを輸送パ
イプ37Aを介してダイセグメント42Cに送る。
【0088】ダイは概ね約190℃に保持される。この
温度は入ってくるLLDPE溶融ストリームの温度の約
195℃に近いものである。熱制御器により、通常は約
160℃であるVDC処理温度を越える約190℃の平
衡量が維持される。しかし、VDCコポリマは、図2及
び図6乃至図9に示すように、カプセル化装置20及び
フィードブロック62内で供給される、溶融ストリーム
要素16から送られてくる層要素48A及び48Bにな
るもの及び溶融ストリーム68から送られてくる層要素
72になるもので被われて保護されるので、ダイの中の
幾らか高温の温度をも許容する。
【0089】溶融ストリーム12の速度は、パイプ36
内のある縦方向位置における溶融ストリーム16の速度
を越えるように維持される。例えば、溶融ストリーム1
2がVDCであり、それは155℃の温度でカプセル化
装置に入り込み、10sec−1の剪断速度で2.7×
104ポアズの粘度を有していることが可能である。溶
融ストリーム16は、カプセル化装置20に170℃で
入り込み、170℃の温度で10sec−1の剪断速度
で1.7×104ポアズの粘度を有していることが可能
である。
【0090】組合わせ/カプセル化溶融ストリームがパ
イプ36に沿って進むにつれて、溶融ストリーム要素1
6が冷却される。カプセル化装置における溶融ストリー
ム要素12の温度以上である155℃の温度で、溶融ス
トリーム要素16の速度は10sec−1の剪断速度で
2.1×10−4ポアズ粘度である。従って、たとえ2
つの溶融ストリーム要素12および16の温度が平衡に
達したとしても、溶融ストリーム要素12の粘度は溶融
ストリーム要素16の粘度よりも大きいままである。
【0091】図13に示すような処理基づいて製造され
るフィルムは、層BがLLDPE層である場合には、図
9に示されるようなものである。層要素48A及び48
Bは2つのTIE層である。層46はVDCである。層
AはPPEである。さらに層要素72及び74は押出器
15T2EVAにより生産される溶融ストリーム68か
らのものである。
【0092】本発明のフィルム又はシートでパッケージ
を製造する場合には、シールは典型的には、一方面から
他方の面に(例えば、層A及びBの一方から他方へ)シ
ート材料を介して熱を加えることにより行われる。図9
の実施例においては、層AはPPEであり層BはLLD
PEである。この実施例では、LLDPEの面層Bが柔
らかくなり、PPEの面層Aよりも低い温度で、ヒート
シールを形成する。従って、フィルムでパッケージを製
造する場合には、B層が感応性層46の内側であってパ
ッケージの内側に配置されることが好ましい。さらに、
A層が感応性層46の外側であってパッケージの外側に
配置されることが好ましい。どの面層(例えば、A又は
B)が内側に配置されるか、及び外側に配置されるかは
、通常は、選択された実施例において、特にパッケージ
の形成におけるヒートシールの形成に関する、2つの外
側層A及びBの相対的軟化温度に依存している。上述の
実施例では、LLDPEポリマーであるB層がパッケー
ジの内側に配置されるが、その場合層AはPPEである
。LLDPE層Bは、A層がLLDPEよりも低い軟化
温度有する成分(例えば、デュポン製のSURLYNイ
オノマー)である場合には、パッケージの外側に配置可
能である。シール材の混合に関しては、ここに参考とし
て組み入れる米国特許出願第458,489号を参照の
こと。
【0093】ここに引用した以外のその他の同時押出可
能な成分の組合わせは当業者には自明であり、それらは
すべてここに含まれるものである。
【0094】図1を参照するに、ダイ42などのダイか
ら押し出されるポリマー溶融ストリームは、ダイ及びト
リム切りとり動作の間において、従来通り、典型的には
(図示省略の)チルロール内で急冷される。しかしなが
ら、どのような急冷処理でも許容可能である。押し出さ
れた溶融ストリームは、ダイと急冷処理との間で、例え
ばカスト押出処理などの周知の従来の手段に基づいて引
き伸ばし可能であり、それによって、チルロールの線形
速度はダイを出る溶融ストリームの行程速度を超過する
。従って、チルロールの端部の温度に関しては、ここに
参考までに組み入れた米国出願第458,484号を参
照のこと。
【0095】本発明に含まれる多くの種類のフィルム及
びシート材料は、シート材料をパッケージに加工するた
めに従来より用いられる工程により、各種タイプのパッ
ケージに加工可能である。かかるパッケージの一つの例
が図11に示されたパウチ83であり、このパウチは、
本発明に基づいて製造されたシート材料44の対面部分
からなり、その隣接部分で相互にヒートシールされて3
つの側部で閉止され、第4の側部が製品を受けるために
開口されたパウチを形成している。第4の側部は、製品
を入れた後にシールしてパッケージを閉じることが可能
である。他の例として、図11にパッケージ84が示さ
れている。このパッケージは、本発明に基づく熱いシー
ト材料から製造可能な熱成形されたトレーを備え、該ト
レーは本発明の薄いシート材料から製造可能なリッド8
8を備えている。トレー86又はリッド88のいずれか
を本発明のシート材料で製造し、他方を本発明に基づく
材料で製造しないことも可能である。
【0096】ここで用いられる「シート材料」は、全て
の層がポリマー成分からなり、その厚みが20ミル(0
.5ミリメートル)以下であるようなフィルムと共に、
その厚みが20ミル以上であり紙や金属箔のような非ポ
リマー層を含むような構造も含んでいる。
【0097】以下の非限定的な実施例は説明のためにの
み示すのであって、この発明を限定するものとして考え
てはならず、本発明の精神及び範囲を越えない範囲で多
くのバリエーションが可能である。
【0098】(実施例1)組合わせ溶融ストリームを、
VDC−MAのコア層と28重量%のビニルアセテート
を含むエチレンビニルアセテートコポリマ(EVA)の
外層とから製造する。VDC−MA及びEVAは別個の
第1及び第2の押出器内で可塑化されている。VDC−
MAは、1%エポキシ化大豆オイルを含み、150℃で
10sec−1の剪断速度で約1.7×104ポアズの
粘度を有している「Dow MA 119 Saran
」である。EVAはエクソン(Exxon)社製のLD
−761であり、170℃で約1.7×104ポアズの
粘度で10sec−1の剪断速度を有している。第2の
押出器(EVA)の出口での温度は170℃である。V
DC−MAの第1の溶融ストリームが、ここに開示され
ているように、この押出器の出口端に取り付けられたク
ロスヘッドカプセル化装置の中央ボアを介して供給され
る。EVAの第2の溶融ストリームがカプセル化装置の
クロスヘッド導管に供給され、外側のカプセル化層とし
て第1の溶融ストリームに接合されて、図3の34に示
されているような組合わせ溶融ストリームを形成する。 クロスヘッド導管内の供給位置は、接合線がエッジトリ
ムにあるように、配置される。組合わせ溶融ストリーム
はカプセル化装置から、約107センチメートル(約4
2インチ)で内径16ミリメートル(約0.63インチ
)の環状パイプを介して、フィードブロックの中央チャ
ネル内に供給される。フィードブロックは単一層スロッ
トダイに取り付けられる。フィードブロックは2つの入
口ポートを備え、3層出口ストリーム用に配置される。 ポリプロピレンホモポリマーの第3の溶融ストリームが
フィードブロックの第2の入口ポートに供給されて外側
フィードブロックチャネルにより組み合わされてカプセ
ル化された溶融ストリームの両面に配置される。いくつ
かの溶融ストリームがスロットダイを介して現れフィル
ムを形成する。結果として得られたフィルムは、約0.
08ミリメートル(3ミル)の厚みである。外側のポリ
プロピレン層はそれぞれ厚みの約30%である。VDC
−MAは厚みの約30%である。カプセル化EVA層は
それぞれフィルムの厚みの約5%でバランスする。約5
センチメートル(約2インチ)のエッジトリムがVDC
層のエッジに隣接する各側部で切り取られる。切り取ら
れた各エッジはVDC−MAを含む。
【0099】(実施例2)第3の層要素を3.5重量%
エチレンを含有するプロピレンエチレンコポリマとして
、実施例1に示すようにフィルムを製造する。
【0100】(実施例3)3−マニホルドスロットダイ
を用いて実施例1に示すようにフィルムを製造する。V
DC−MA及びEVAの組合わせ溶融ストリームがフィ
ードブロックの中央チャネルに供給される。第3及び第
4(ポリプロピレン)の溶融ストリームが2つの別個の
押出器から発生されて、2つの外側ダイのマニホルドに
供給される。無水性変成EVA(イリノイ州ローリング
・ミードウ所在のクゥアントゥム・ケミカル・カンパニ
ーのケムプレックス部製のPlexar  3)がフィ
ードブロックの第2の入口ポートに供給されて、外側フ
ィードブロックチャネルにより、VDC−MA及びEV
Aの組合わせカプセル化溶融ストリームの両側に配置さ
れる。
【0101】第2の溶融ストリーム(EVA)の流量は
、VDC−MAが製造されたフィルムのエッジ部の0.
75インチ(1.9センチメートル)内に入るように調
整される。第5の溶融ストリームは、第2及び第5の溶
融ストリームの組合わせ厚みがVDC層の両側において
フィルムの厚みの約5%となるように調整される。 外側ポリプロピレン層はそれぞれ厚みの約30%となる
。VDC−MAは厚みの約30%である。対を成す層要
素、すなわち層要素48A(EVA)及び72(変成E
VA)、及び層要素48B(EVA)及び74(変成E
VA)のそれぞれの成分は、それぞれがフィルム厚みの
約5%でバランスする。層要素48A及び48Bはそれ
ぞれ0.002ミリメートル(約0.08ミル)の厚み
であり、層要素72及び74はそれぞれ0.002ミリ
メートル(約0.08ミル)の厚みとなる。約3.2セ
ンチメートルのエッジトリムがVDC層のエッジに隣接
する両側で切り取られる。切り取られた各エッジはVD
C−MAを含む。
【0102】(実施例4)第3及び第4の層要素を5重
量%エチレンを含有するプロピレンエチレンコポリマと
して、実施例1に示すようにフィルムを製造する。
【0103】(実施例5)塩化ビニリデンメチルアクリ
レートコポリマ(VDC−MA)のコア層とエチレンメ
チルアクリレート(EMA)の外層からなる組合わせ溶
融ストリームが製造される。塩化ビニリデンメチルアク
リレートコポリマから成る第1のポリマー成分が、第1
の押出器内で可塑化されて、第1のポリマー溶融ストリ
ームが形成される。EMAの第2の成分が第2の押出器
内で可塑化されて第2のポリマー溶融ストリームを形成
する。塩化ビニリデンメチルアクリレートコポリマは1
%エポキシ化大豆オイルを含有する「Dow MA 1
19 Saran」である。EMAのメチルアクリレー
ト含有率は20重量%である。第1(VDC−MA)の
押出器の出口の温度は153℃である。第2(EMA)
の押出器の出口の温度は180℃である。塩化ビニリデ
ンコポリマの第1の溶融ストリームは、ここに開示され
ているように、押出器の出口端に取り付けられたクロス
ヘッドカプセル化装置の中央ボアを介して供給される。 EMAの第2の溶融ストリームはカプセル化装置のクロ
スヘッドマンドレルに供給されて、外側のカプセル化層
である第1の溶融ストリームに接合されて、図3の34
で示すような、組合わせ溶融ストリームを作成する。ク
ロスヘッドマンドレルの供給位置は、接合線がエッジト
リム内に来るように配置される。組合わせ溶融ストリー
ムはカプセル化装置から、16ミリメートル(約0.6
3インチ)の内径と107センチメートル(約42イン
チ)の長さを有する環状パイプを介して、図1に示すよ
うに3層ダイ上に取り付けられたフィードブロックの中
央チャネルに供給される。フィードブロックは2つの入
口ポートを有し、3層出口ストリーム用に構成される。 EMA(メチルアクリレート含有率20重量%)がフィ
ードブロックの第2の入口ポートに供給されて、外側フ
ィードブロックチャネルにより組合わせカプセル化溶融
ストリームの両側に配置される。外側層A及びBを製造
するための溶融ストリームはポリプロピレンからなり、
図1の43A及び43Cに示すように、外側ダイセグメ
ントに供給される。いくつかの溶融ストリームはスロッ
トダイを介して現れて、フィルムを形成する。結果とし
て得られるフィルムは約0.08ミリメートル(約3ミ
ル)の厚みである。塩化ビニリデンメチルアクリレート
コポリマは約30%の厚みである。対を成す層要素48
A及び72、48B及び74のそれぞれに対応する複合
層はそれぞれがフィルムの厚みの約5%でバランスする
。層要素48A及び48Bはそれぞれが約0.002ミ
リメートル(約0.08ミル)の厚みであり、層要素7
2及び74はそれぞれ約0.002ミリメートル(約0
.08ミル)の厚みである。約5センチメートル(約2
インチ)のエッジトリムがVDC層のエッジに隣接する
両側で切り取られる。切り取られた各エッジはVDC−
MAを含有する。
【0104】(実施例6)カプセル化する第2(EMA
)溶融ストリームの流量を、エッジトリムが約3センチ
メートル(約1.25インチ)まで減じられるが、まだ
VDCコポリマを含有するようになるまで減じた以外は
、実施例5と同様に7層フィルムを製造する。従って、
第3の溶融ストリーム(EMA)の流量が、層要素48
A及び72の組合わせ、及び層要素48B及び74の組
合わせに関して同じ層厚みが約0.004ミリメートル
に維持されるに十分なほど増加される。
【0105】(実施例7)A及びB層の成分を線形低密
度ポリエチレンコポリマとして、第2及び第3の溶融ス
トリームをビニルアセテート含有率約28重量%のEV
Aとする以外は、実施例6と同様に7層フィルムを製造
した。
【0106】(実施例8)A層をポリプロピレン、B層
をイオノマーとした以外は実施例7と同様に7層フィル
ムを製造した。層要素72は無水性変成ポリプロピレン
である。層要素74はEVAである。
【0107】この他の実施例についても明かであり、他
の所望の特性を得るために、他の層を本発明のフィルム
及びシート材料に組み込むことが可能である。7層につ
いてまでを説明したが、本発明は、4又はそれ以上、好
ましくは5又はそれ以上の層を有するフィルム及びシー
ト材料に適用可能である。さらに、例えばダイ42のよ
うな3層ダイに取り付けられた追加のフィードブロック
を従来通り使用して、追加の層を加えることも可能であ
る。
【0108】
【発明の効果】本発明は、カプセル化されるコア層の反
対側面上の隣接ポリマー材料の十分な厚みの保証とは独
立して、カプセル化されるコア層のエッジの位置を制御
及び配置可能な、新規なフィルム、シート材料及びプロ
セスを提供する。
【0109】さらに、本発明は、薄いカプセル化層の接
着を支援及び強化するための手段を提供する。
【0110】当業者であれば、本発明の精神を離れるこ
となしに、好適な実施例に関して開示された、装置及び
方法、結果物であるフィルム、シート材料及びパッケー
ジにある種の変更を想到可能であろう。
【0111】本発明は好適な実施例に関して上述された
が、本発明には多くの再構成、修正及び変更が可能であ
り、それらは全て特許請求の範囲に記載された精神の範
囲内に収まるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられる押出装置の配置の平面図で
ある。
【図2】図1に示すフィードブロック、フィードパイプ
及びダイの部分の側面図である。
【図3】カプセル化領域の、図1の頂部からみた、拡大
断面図である。
【図4】導管が示されるように、スリーブの断面を含む
、カプセル化装置の平面図である。
【図5】図1の線5−5で断裁した、カプセル化装置の
横断面図である。
【図6】(A)は、カプセル化装置から排出された組合
わせポリマー溶融ストリーム内の偏心性を示した図1の
線6−6で断裁した拡大断面図であり;(B)は、カプ
セル化装置から排出された組合わせポリマー溶融ストリ
ーム内の偏心性を示した図1の線6−6で断裁した拡大
断面図であり;(C)は、カプセル化装置から排出され
た組合わせポリマー溶融ストリーム内の偏心性を示した
図1の線6−6で断裁した拡大断面図である。
【図7】十分に長い輸送パイプ内で組合わせポリマー溶
融ストリーム内の同心性を獲得する様子を示した図1の
線7−7で断裁した断面図である。
【図8】本発明の5層フィルムの断面図である。
【図9】本発明の7層フィルムの断面図である。
【図10】図2の線10−10で断裁した、フィードブ
ロック内の溶融ストリームの典型的な断面を示している
【図11】本発明に基づいて製造された可撓性シート材
で製造されたパウチの見取図である。
【図12】トレーとカーバリングリッドから成る、本発
明のパッケージの、一部を断裁した見取図である。
【図13】本発明システムのいくつかの場所の典型的な
溶融ストリーム温度を示すと共に、ダイの典型的な断面
を示してる。
【符号の説明】
10  第1の押出器 12  第1のポリマー溶融ストリーム要素14  第
2の押出器 16  第2のポリマー溶融ストリーム要素18  接
続導管 20  カプセル化装置 21  フランジ 36  輸送パイプ 42  ダイ 62  フィードブロック

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの反対側外向面とその間に厚みを有す
    る同時押出しされた多層フィルムであって、該フィルム
    が: (a) 第1及び第2の反対側面を有する、塩化ビニリ
    デンコポリマから成る第1の内側層と; (b) 前記塩化ビニリデンコポリマに接着するように
    され、前記第1の層の前記第1及び第2の面にそれぞれ
    配置され、前記第1の層から離れる方向を向くように外
    側に配置された面を備えた第2及び第3の概ね連続する
    ポリマー層要素と; (c) 前記第2及び第3の層要素の前記外側に配置さ
    れたそれぞれの面に配置され、それぞれの厚みが前記2
    つの反対側外向面の間の前記フィルム厚さの10%以下
    であるような第4及び第5の層要素と; から成ることを特徴とする多層フィルム。
  2. 【請求項2】前記第4及び第5の層要素の各々の厚さが
    前記2つの反対側外向面の間の前記フィルムの前記厚さ
    の6%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の
    多層フィルム。
  3. 【請求項3】前記第4及び第5の層要素の各々の厚さが
    前記2つの反対側外向面の間の前記フィルムの前記厚さ
    の4%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の
    多層フィルム。
  4. 【請求項4】前記2つの反対側外向面の間の厚さが10
    ミル以下であることを特徴とする、請求項1に記載の多
    層フィルム。
  5. 【請求項5】前記2つの反対側外向面の間の厚さが10
    ミル以下であることを特徴とする、請求項2に記載の多
    層フィルム。
  6. 【請求項6】前記2つの反対側外向面の間の厚さが10
    ミル以下であることを特徴とする、請求項3に記載の多
    層フィルム。
  7. 【請求項7】2つの反対側外向面とその間に厚みを備え
    た同時押出しされた多層フィルムであって、該フィルム
    が: (a) 第1及び第2の反対側面を備えた第1の内側層
    と;(b) 第1及び第2の反対側面を備え、該第1の
    層が前記第1の層の前記第1の面と面接触するように配
    置された、ほぼ連続する第2のポリマー層要素と;(c
    ) 前記第2の層要素の前記第2の面上に配置される第
    3のポリマー層要素と; (d) 前記第2の層要素に対応し、第1と第2の反対
    側面を備え、該第1の面が前記第1の層の前記第2の面
    と面接触するように配置された第4の層要素とから成り
    ;前記第2及び第3の層要素の合計厚みが前記反対側外
    向面の間の前記厚みの約10%以下であり、前記第2、
    第3及び第4の層要素の厚みが前記反対側外向面の間の
    前記厚みの約20%以下であること; から成ることを特徴とする、同時押出フィルム。
  8. 【請求項8】前記第2及び第3の層要素の合計厚みが、
    前記反対側対向面の間の層厚みの約5%と約7.5%の
    間であることを特徴とする、請求項7に記載の同時押出
    フィルム。
  9. 【請求項9】前記2つの反対側面の間の前記厚みが10
    ミル以下であることを特徴とする、請求項7に記載の多
    層フィルム。
  10. 【請求項10】前記2つの反対側面の間の前記厚みが5
    ミル以下であることを特徴とする、請求項7に記載の多
    層フィルム。
  11. 【請求項11】前記2つの反対側面の間の前記厚みが1
    0ミル以下であることを特徴とする、請求項8に記載の
    多層フィルム。
  12. 【請求項12】前記2つの反対側面の間の前記厚みが5
    ミル以下であることを特徴とする、請求項8に記載の多
    層フィルム。
  13. 【請求項13】前記第4の層要素の前記第2の層要素の
    上に第5の層要素をさらに含み、前記フィルム内の前記
    第2、第3、第4及び第5の層要素の合計厚みが前記2
    つの反対側外向面の間の前記厚みの約20%以下である
    ことを特徴とする、請求項7に記載の同時押出多層フィ
    ルム。
  14. 【請求項14】前記第1の層が塩化ビニリデンコポリマ
    から成ることを特徴とする、請求項13に記載の同時押
    出多層フィルム。
  15. 【請求項15】前記フィルム内の前記第2、第3、第4
    及び第5の層要素の合計厚みが前記2つの反対側外向面
    の前記厚みの約15%以下であることを特徴とする、請
    求項13に記載の同時押出多層フィルム。
  16. 【請求項16】前記2つの反対側外向面の間の前記厚み
    が10ミル以下であることを特徴とする、請求項13に
    記載のフィルム。
  17. 【請求項17】前記2つの反対側外向面の間の前記厚み
    が10ミル以下であることを特徴とする、請求項15に
    記載のフィルム。
  18. 【請求項18】前記2つの反対側外向面の間の前記厚み
    が約3ミル以下であることを特徴とする、請求項15に
    記載のフィルム。
  19. 【請求項19】前記第2及び第3の層要素の各々の厚み
    が0.1ミル以下であることを特徴とする、請求項1に
    記載の同時押出多層フィルム。
  20. 【請求項20】前記第2及び第3の層要素の各々の厚み
    が0.1ミル以下であることを特徴とする、請求項7に
    記載の同時押出多層フィルム。
  21. 【請求項21】同時押出多層フィルムであって:前記フ
    ィルムは、一対の反対側エッジと前記反対側エッジの間
    で対向する第1及び第2の面とを備えた第1の内側層と
    、前記第1の層の前記第1及び第2のそれぞれに配置さ
    れたほぼ連続する第2及び第3のポリマー層要素と、前
    記第1層の反対側側の前記第2層要素の面上にある第4
    の層要素とから成り;さらに前記フィルムは、外側エッ
    ジ部を備え、その幅が前記第1の層の前記エッジの1つ
    と前記フィルムの前記外側エッジのうちの対応するエッ
    ジとの間に広がり、前記第2及び第4の層要素の組合わ
    せ厚みに対する前記エッジ部の平均幅の割合が2500
    0/1以下であることを特徴とする、多層フィルム。
  22. 【請求項22】前記エッジ部の平均幅の前記第2及び第
    4の層要素の組合わせ厚みに対する割合が、約1000
    0/1以下であることを特徴とする、同時押出多層フィ
    ルム。
  23. 【請求項23】スロットダイから押し出される同時押出
    多層フィルムであって、前記フィルムは前記ダイから押
    し出される場合に反対側外向エッジを備え、さらに前記
    フィルムが: (a) 塩化ビニリデンコポリマからなり、第1及び第
    2の反対側エッジと前記反対側エッジの間で対向する第
    1及び第2の面を備えた第1の層要素と; (b) それぞれが、前記第1の層の前記第1及び第2
    の面の各々に配置された第1の面と、第2の面とを備え
    た、第2及び第3のポリマー層要素と;さらに、(c)
     前記第2及び第3の層要素のそれぞれの前記第2の面
    上に配置されるが前記第1層の前記エッジの周りにまで
    は延長しない第4及び第5のポリマー層要素とから成り
    ; 前記第2及び第3の層要素が前記第1の層の前記エッジ
    の辺りで相互に接続され、前記第2及び第3の層要素の
    前記第2の面のそれぞれの要素が、前記ダイから押し出
    された前記フィルムの前記外側エッジを組み合わせかつ
    画定し、それにより、前記第2及び第3の層要素が前記
    フィルムの前記外側エッジと前記第1の層の前記エッジ
    の間にあって終端部を画定すること;を特徴とする同時
    押出多層フィルム。
  24. 【請求項24】前記エッジ部の平均幅の前記第2及び第
    4の層要素の組合わせ厚みが約25000/1以下であ
    ることを特徴とする、押出多層フィルム。
  25. 【請求項25】前記エッジ部の平均幅の前記第2及び第
    4の層要素の組合わせ厚みが約10000/1以下であ
    ることを特徴とする、押出多層フィルム。
  26. 【請求項26】一対の終端エッジと前記終端エッジの間
    の2つの反対側外向面とを備えた同時押出された多層フ
    ィルムであって、前記フィルムは、第1の溶融ストリー
    ムコア要素から引き出されたものであって第2の溶融ス
    トリーム要素から引き出された第2及び第3の層要素の
    間にあって前記終端エッジの内側方向に配置された層エ
    ッジにまで伸びる第1の内側層と、第3の溶融ストリー
    ム要素から引き出され前記第2の層要素の上に載置され
    た第4の層要素とから成り、前記フィルムはスロットダ
    イから押し出され、前記スロットダイから押し出される
    場合に、前記フィルムは前記終端エッジと前記第1の層
    の前記エッジのうちの対応するエッジとの間に伸びる幅
    を有するエッジ部を備え、前記エッジ部は前記第1の層
    を欠いており、前記エッジ部のうちの1つの幅の前記第
    2及び第4の層要素の組合わせ厚みに対する割合が25
    000/1である場合において、前記フィルムが:(a
    ) 第1のポリマー成分から成る前記第1の溶融ストリ
    ームコアを備え、該溶融ストリームコアが第2のポリマ
    ー成分から成る前記第2の溶融ストリームの外側要素内
    にカプセル化されているような、組合わせポリマー溶融
    ストリームを供給するステップと; (b) 前記組合わせ溶融ストリームを前記終端エッジ
    になるものと前記第2及び第3の層の外側に配置される
    ことになるものとから成る形に変形し、その場合に、前
    記第1のコア要素が前記反対側面の内側であってかつ前
    記終端エッジになるものの内側に配置するステップと;
    (c) 前記第3のポリマー溶融ストリーム要素を、前
    記第4の層となるものとして、前記第2の層要素の前記
    外側に配置されることになるものに対して接合し、前記
    第1、第2及び第3の溶融ストリーム要素から成る組合
    わせポリマー溶融ストリームを形成するステップと;(
    d) 前記複合溶融ストリームを前記スロットダイから
    押し出し、それにより、前記一対の終端エッジと前記終
    端エッジの間の前記対向する延長面とを備えた前記フィ
    ルムを製造するステップと; (e) 前記フィルムを急冷するステップと;から成る
    方法により製造されることを特徴とする、多層フィルム
    製造方法。
  27. 【請求項27】前記エッジ部が前記第2の溶融ストリー
    ム要素からほぼ構成されるように、前記フィルムの前記
    押出時に全ての溶融ストリーム要素の配置を制御するス
    テップを含むことを特徴とする、請求項26に記載の同
    時押出多層フィルム。
  28. 【請求項28】一対の終端エッジと前記終端エッジの間
    の2つの反対側外向面とを備えた同時押出された多層フ
    ィルムであって、前記フィルムは、第1の溶融ストリー
    ムコア要素から引き出されたものであって第2の溶融ス
    トリーム要素から引き出された第2及び第3の層要素の
    間にあって前記終端エッジの内側方向に配置された層エ
    ッジにまで伸びる第1の内側層と、第3の溶融ストリー
    ム要素から引き出され前記第2の層要素の上に載置され
    た第4の層要素とから成り、前記フィルムはスロットダ
    イから押し出され、前記スロットダイから押し出される
    場合に、前記フィルムは前記終端エッジと前記第1の層
    の前記エッジのうちの対応するエッジとの間に伸びる幅
    を有するエッジ部を備え、前記エッジ部は前記第1の層
    を欠いている場合において、前記フィルムが:(a) 
    第1のポリマー成分から成る前記第1の溶融ストリーム
    コアを備え、該溶融ストリームコアが第2のポリマー成
    分から成る前記第2の溶融ストリームの外側要素内にカ
    プセル化されているような、組合わせポリマー溶融スト
    リームを供給するステップと; (b) 前記組合わせ溶融ストリームを前記終端エッジ
    になるものと前記第2及び第3の層の外側に配置される
    ことになるものとから成る形に変形し、その場合に、前
    記第1のコア要素が前記反対側面の内側であってかつ前
    記終端エッジになるものの内側に配置するステップと;
    (c) 前記第3のポリマー溶融ストリーム要素を、前
    記第4の層となるものとして、前記第2の層要素の前記
    外側に配置されることになるものに対して接合し、前記
    第1、第2及び第3の溶融ストリーム要素から成る組合
    わせポリマー溶融ストリームを形成するステップと;(
    d) 前記複合溶融ストリームを前記スロットダイから
    押し出し、それにより、前記一対の終端エッジと前記終
    端エッジの間の前記対向する延長面とを備えた前記フィ
    ルムを製造するステップと; (e) 前記フィルムを急冷するステップと;さらに、
    (f) 第2及び第3の流量を、前記延長面の一方と前
    記コア面との間にあって、前記第2の流量が前記エッジ
    部の幅を制御し、前記第3の流量が、前記第2の流量を
    考慮して、前記第2及び第4の層要素の組合わせ厚みを
    制御するように、協働的に設定することにより、それに
    より、(i) 前記エッジ部の幅と、(ii) 前記第
    2及び第4の層要素の組合わせ厚みが前記第2及び第3
    の流量の協働的設定により別個に制御されるようにして
    、前記第2及び第4の層要素の組合わせ厚みとは独立に
    前記エッジ部の幅を制御するステップと; から成る方法により製造されることを特徴とする、多層
    フィルム製造方法。
  29. 【請求項29】(a) 第1のポリマー成分から成る第
    1の溶融ストリームコアを備え、該溶融ストリームコア
    が第2のポリマー成分から成る第2の溶融ストリームの
    外側要素内にカプセル化されているような、組合わせポ
    リマー溶融ストリームを供給するステップと;(b) 
    前記組合わせ溶融ストリームを、一対のエッジと前記エ
    ッジの間の第1及び第2の反対側面とから成る形に変形
    し、その場合に、前記第1のコア要素が前記反対側面の
    内側であってかつ前記一対のエッジの内側に配置するス
    テップと; (c) 第3のポリマー溶融ストリーム要素を前記第1
    の反対側に瀬戸牛、前記前記第1、第2及び第3の溶融
    ストリーム要素から成る組合わせポリマー溶融ストリー
    ムを形成するステップと; (d) 前記複合溶融ストリームを前記スロットダイか
    ら押し出し、それにより、前記一対の終端エッジと前記
    終端エッジの間の前記対向する2つの反対側延長面とを
    備えたフィルムを製造し、前記フィルムは、前記第1の
    溶融ストリームコア要素から輸送され前記第2の溶融ス
    トリーム要素から輸送された第2及び第3の層要素の間
    にあって、前記終端エッジの内側に配置された層エッジ
    にまで伸びた第1の内側層と、前記第2の層上に前記第
    3の溶融ストリーム要素から輸送された第4の層要素と
    から成り; (e) 前記フィルムを急冷するステップと;さらに、
    前記フィルムが、前記スロットダイから押し出される場
    合に、前記終端エッジと前記第1の層の前記エッジに対
    応する1つとの間において伸びる幅を有し、前記エッジ
    部が前記第1の層を欠いており、前記エッジ部の前記第
    2及び第4の層要素の組合わせ厚みに対する割合が25
    000/1以下であることから成ることを特徴とする、
    ポリマー処理方法。
  30. 【請求項30】(a) 第1のポリマー成分から成る第
    1の溶融ストリームコアを備え、該溶融ストリームコア
    が第2のポリマー成分から成る第2の溶融ストリームの
    外側要素内にカプセル化されているような、組合わせポ
    リマー溶融ストリームを供給するステップと;(b) 
    前記組合わせ溶融ストリームを、一対のエッジと前記エ
    ッジの間の第1及び第2の反対側面とから成る形に変形
    し、その場合に、前記第1のコア要素が前記反対側面の
    内側であってかつ前記一対のエッジの内側に配置するス
    テップと; (c) 第3のポリマー溶融ストリーム要素を前記第1
    の反対側に瀬戸牛、前記前記第1、第2及び第3の溶融
    ストリーム要素から成る組合わせポリマー溶融ストリー
    ムを形成するステップと; (d) 前記複合溶融ストリームを前記スロットダイか
    ら押し出し、それにより、前記一対の終端エッジと前記
    終端エッジの間の前記対向する2つの反対側延長面とを
    備えたフィルムを製造し、前記フィルムは、前記第1の
    溶融ストリームコア要素から輸送され前記第2の溶融ス
    トリーム要素から輸送された第2及び第3の層要素の間
    にあって、前記終端エッジの内側に配置された層エッジ
    にまで伸びた第1の内側層と、個々の前記第2及び第3
    の層上の前記第3の溶融ストリーム要素から輸送された
    第4の層要素とから成り、前記フィルムは、前記スロッ
    トから押し出される場合に、前記終端エッジと前記第1
    の層の前記エッジの内の対応する1つの間に伸びる幅を
    備えたエッジ部から成り、前記エッジ部が前記エッジを
    欠いていることから成るステップと; (e) 前記フィルムを急冷するステップと;さらに、
    (f) 第2及び第3の流量を、前記フィルムの前記延
    長面の一方と前記コア面との間にあって、前記第2の流
    量が前記エッジ部の幅を制御し、前記第3の流量が、前
    記第2の流量を考慮して、前記第2及び第4の層要素の
    組合わせ厚みを制御するように、協働的に設定すること
    により、それにより、(i) 前記エッジ部の幅と、(
    ii) 前記第2及び第4の層要素の組合わせ厚みが前
    記第2及び第3の流量の協働的設定により別個に制御さ
    れるようにして、前記第2及び第4の層要素の組合わせ
    厚みとは独立に前記エッジ部の幅を制御するステップと
    ;から成ることを特徴とする、ポリマー処理方法。
  31. 【請求項31】全ての溶融ストリームの位置を制御して
    、前記フィルムの押出時に、前記エッジ部が前記第2の
    溶融ストリーム要素から輸送された材料からほぼ構成さ
    れるようにすることを特徴とする、請求項30に記載の
    方法。
  32. 【請求項32】全ての溶融ストリームの位置を制御して
    、前記フィルムの押出時に、前記エッジ部が前記第2の
    溶融ストリーム要素から輸送された材料からほぼ構成さ
    れるようにすることを特徴とする、請求項29に記載の
    方法。
  33. 【請求項33】(a) 第1のポリマー成分を可塑化し
    て、第1のポリマー溶融ストリームを生じるための手段
    と;(b) ポリマー溶融ストリームをモールディング
    するためのダイと; (c) 前記可塑化手段と前記ダイとの間にあって、前
    記第1のポリマー溶融ストリームを第2のポリマー溶融
    ストリーム内にカプセル化し、それにより、組合わせポ
    リマー溶融ストリームを形成するための手段と;(d)
     前記可塑化手段と前記ダイとの間にあって、2又はそ
    れ以上のポリマー溶融ストリームを面対面関係で接合す
    るように調整され、その場合に、各溶融ストリームが接
    合された組合わせ溶融ストリームの反対側終端エッジに
    おいて一対の反対側エッジを備え、さらに、その場合に
    、接合された組合わせ溶融ストリームが2又はそれ以上
    のポリマー溶融ストリームの各々の対応するエッジによ
    り確定されているような、フィードブロックと;から成
    ることを特徴とするポリマー製造装置。
  34. 【請求項34】請求項29の方法により製造された構造
  35. 【請求項35】請求項30の方法により製造された構造
  36. 【請求項36】請求項31の方法により製造された構造
  37. 【請求項37】請求項32の方法により製造された構造
  38. 【請求項38】請求項33の方法により製造された構造
  39. 【請求項39】シート、トレー、リッドストック、パウ
    チ、又は容器の形をした請求項1乃至28のいずれかに
    記載のフィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216560A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fp Corp 多層フィルム・シートの製造方法、多層フィルム・シート製造用合流装置及び多層フィルム・シート製造装置

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JP2007216560A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fp Corp 多層フィルム・シートの製造方法、多層フィルム・シート製造用合流装置及び多層フィルム・シート製造装置

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