JPH04347617A - 押出方法、装置及びそれらにより製造された構造 - Google Patents

押出方法、装置及びそれらにより製造された構造

Info

Publication number
JPH04347617A
JPH04347617A JP3149618A JP14961891A JPH04347617A JP H04347617 A JPH04347617 A JP H04347617A JP 3149618 A JP3149618 A JP 3149618A JP 14961891 A JP14961891 A JP 14961891A JP H04347617 A JPH04347617 A JP H04347617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melt stream
die
temperature
elements
melt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3149618A
Other languages
English (en)
Inventor
Robert John Blemberg
ロバート・ジョン・ブレンベルグ
Paul Eckstain John
ジョン・ポール・エックスタイン
J Curie Kevin
ケビン・ジェイ・キュリー
Edward Nordness Mark
マーク・エドワード・ノードネス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NATL CAN CORP
Rexam Beverage Can Co
Original Assignee
NATL CAN CORP
American National Can Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NATL CAN CORP, American National Can Co filed Critical NATL CAN CORP
Priority to JP3149618A priority Critical patent/JPH04347617A/ja
Publication of JPH04347617A publication Critical patent/JPH04347617A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/30Extrusion nozzles or dies
    • B29C48/32Extrusion nozzles or dies with annular openings, e.g. for forming tubular articles
    • B29C48/335Multiple annular extrusion nozzles in coaxial arrangement, e.g. for making multi-layered tubular articles
    • B29C48/336Multiple annular extrusion nozzles in coaxial arrangement, e.g. for making multi-layered tubular articles the components merging one by one down streams in the die
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/07Flat, e.g. panels
    • B29C48/08Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/09Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
    • B29C48/10Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels flexible, e.g. blown foils

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単層構造及び多層構造
のポリマー製品を製造するための方法及び装置に関する
【0002】この明細書で用いられる「構造(stru
cture)」とは単層及び多層フィルム、単層及び多
層シート、及びパッケージを含意しており、さらに例え
ば、これらのフィルム及びシートで製造されたパウチ、
トレー、リッドストック、容器などを含んでいる。
【0003】本発明は、特に、置かれた熱条件、すなわ
ち第1の組の熱条件に感応する第1のポリマー成分と、
好ましくは第2の組のより強い熱条件(例えば、より高
い温度)で処理される第2のポリマーとの同時押出に関
する。本発明が係わるような種類の押出に関する問題と
しては、第2の組の熱条件が強すぎる場合には、従来の
押出方法の使用によって、第1のポリマー成分が、例え
ば変形や品質の劣化といった好ましくない影響を受ける
おそれがある点が上げられる。
【0004】
【従来の技術】塩化ビニリデンコポリマ(VDC)は、
湿気や酸素の通過を防ぐため、これらの特性が重要であ
る場合に使用することが好ましい。単一のダイ出口から
所望の構造関係で複数のポリマー溶融ストリームを同時
押出することが通常行われており、多くの種類の他のポ
リマー成分と共にVDCを同時押出することが好ましい
場合がある。
【0005】ウィッジャー(Widiger)他の米国
特許第3,558,330号は、VDCと他のポリマー
材料との同時押出に関連している。該特許には前述の構
造の一覧が示されているが、少なくともそれらのうちの
1つ、すなわち「MYLAR」は、すでにフィルム形状
であるため「同時押出」することができない。
【0006】しかしながら、VDCが置かれた熱条件に
感応することは、例えば、後続のベアド・ジュニア(B
aird Jr.)他の米国特許第4.379,117
号に示されているように、公知事項である。ベアド・ジ
ュニア他は、VDCを加熱から守るために必要な温度で
循環する液体を充填するための中空空胴をダイの中に設
けることを示唆している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、VDC、あるいは、同じように感熱性を有する例え
ばビニルエチレンアルコールやナイロンのような他の感
応性溶融ストリーム要素に加わる、第2のポリマー溶融
ストリーム要素のより高温の衝撃を減少させるための他
の及び別の手段を提供することである。
【0008】本発明の別の目的は、1又は2以上の溶融
ストリーム要素を過冷することを含む方法を提供するこ
とである。
【0009】さらに本発明の別の目的は、高温溶融スト
リーム要素が、該高温溶融ストリーム要素の再結晶温度
以下の温度の溶融ストリーム要素と接合され、好ましく
は、高温溶融ストリーム要素に不利な変化が現れる前に
接合された溶融ストリームを押し出すための方法を提供
することである。
【0010】さらにまた本発明の別の目的は、複数の溶
融ストリーム要素の1つとして吸熱器を提供することで
ある。
【0011】さらにまた本発明の別の目的は、被押出物
の押出方向におけるダイ中の1つの経路長が、他の層が
通過する同じ経路方向における長さよりも短いような、
改良型ダイ、及びその使用方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明が押出方法におい
て実施される。かかる方法のあるグループにおいては、
ある溶融温度とある再結晶温度を備えた第1のポリマー
成分を前記溶融温度以上に加熱し、それにより、前記ポ
リマー成分で少なくとも前記溶融温度より高温の第1の
溶融ストリーム要素を形成するステップと;前記第1の
溶融ストリーム要素を前記溶融温度以下でありかつ前記
再結晶温度以上のある温度に過冷するステップと;前記
溶融ストリーム要素をダイから押し出すステップと;か
ら成ることを特徴とする押出方法が提供される。
【0013】本発明のある実施例において提供される方
法は、複数の溶融ストリーム要素をダイに供給し、前記
複数の溶融ストリーム要素を接合して接合溶融ストリー
ムを形成し、前記接合溶融ストリームを前記ダイから押
し出す各ステップを含み、さらに、ダイからの接合溶融
ストリームの押し出す前に、前記複数の溶融ストリーム
要素のうちの少なくとも1つを過冷するステップを含ん
でいる。
【0014】他の実施例においては、溶融ストリーム要
素の1つが塩化ビニリデンコポリマから成り、前記塩化
ビニリデンコポリマの溶融ストリーム要素を除く複数の
溶融ストリームのうちの少なくとも1つが過冷される。
【0015】ある実施例においては、該方法は、前記過
冷の後に、前記第1のポリマー溶融ストリーム要素を前
記第2のポリマー溶融ストリーム要素と接合して対応す
る第1及び第2の溶融ストリーム要素を含む接合溶融ス
トリームを形成し、その場合に、前記第2の溶融ストリ
ーム要素は前記接合位置において前記第1のポリマー成
分の前記再結晶温度よりも低い温度を有しており、それ
により、前記接合の熱力学が前記接合溶融ストリームの
前記第1及び第2溶融ストリーム要素に現れる特性を変
化させる。臨界的な条件ではないが、前記接合の運動中
に生じる前記熱力学が前記第1又は前記第2の溶融スト
リーム要素のいずれかに許容不能の好ましくない変化を
現す前に、前記接合溶融ストリームは前記ダイから押し
出される。
【0016】本発明の方法の好適な実施例は、前記塩化
ビニリデンコポリマの溶融ストリームを前記ポリマー溶
融ストリーム要素のうちの第2のカプセル化要素内にカ
プセル化して合成溶融ストリームを形成し、次いで、前
記合成溶融ストリームを前記複数の溶融ストリームのう
ちの少なくとも他の1つと接合するステップを含んでい
る。
【0017】ある実施例においては、本発明の方法は、
(i) 第1及び第2のインレットと、(ii) アウ
トレットと、(iii) 各々が前記アウトレットと前
記第1及び第2のインレットのそれぞれとの間を伸びる
第1及び第2の経路とから成るダイであって、前記第1
及び第2の経路が前記ダイの中で前記各第1及び第2の
ポリマー溶融ストリーム要素を相互に接合して接合溶融
ストリームを形成し、前記ダイの前記アウトレットから
定義可能な方向に前記接合溶融ストリームを押し出すよ
うに配置され、前記第1の経路が前記押出方向に向かう
第1の長さ構成要素から成る、前記第2の経路が前記押
出方向に向かう前記第1の長さ構成要素の50%以下、
好ましくは33  1/3%以下、さらに好ましいある
実施例では25%以下の長さを有する第2の長さ構成要
素から成るようなダイを、前記ダイとして配置すること
を含んでいる。
【0018】本発明は、別個に次のようなステップから
成る押し出し方法として定義することもできる。すなわ
ち、該方法は、ある溶融温度とある再結晶温度を備えた
第1のポリマー成分を前記溶融温度以上に加熱し、それ
により、前記ポリマー成分で少なくとも前記溶融温度よ
り高温の第1の溶融ストリーム要素を形成するステップ
と;前記第1の溶融ストリーム要素をダイを介して該第
1の溶融ストリーム要素が表面を有するように付勢し、
前記第1の溶融ストリーム要素を前記ダイから押し出す
ステップと;前記ダイからの前記第1の溶融要素の前記
押し出しに先行して、前記第1の溶融ストリームの表面
と第2の溶融ストリーム要素の1つとを接合し、それに
より、対応する第1及び第2の溶融ストリーム要素から
成る接合溶融ストリームを形成し、前記第2の溶融スト
リーム要素の温度が前記接合地点において前記第1の溶
融ストリーム要素の前記再結晶温度よりも低いステップ
とから成る。その場合に、前記接合地点の熱力学が前記
第1及び第2の溶融ストリーム要素により示される特性
を変化させることが可能であり、さらに、前記接合の運
動中に生じる前記熱力学が前記第1又は前記第2の溶融
ストリーム要素のいずれかに許容不能の好ましくない変
化を現す前に、前記接合溶融ストリームを前記ダイから
押し出すことが好ましい。
【0019】さらに別の実施例においては、本発明の方
法は、第1のポリマー溶融ストリーム要素を第1の組の
熱条件で押出ダイの中へかつ該押出ダイを通して供給し
、その場合に、前記第1のポリマー溶融ストリーム要素
が該要素が曝されている該温度に対して感応性を有する
ステップと;第2のポリマー溶融ストリーム要素を前記
第1の組の熱条件とは異なる第2の組の熱条件で前記押
出ダイの中へかつ該押出ダイを通して供給し、その場合
に、前記第1の溶融ストリーム要素は前記ダイの中で前
記第2の組の温度条件に長時間曝されることを許容しな
いものであるステップと;第3のポリマー溶融ストリー
ム要素を第3の組の熱条件で前記押出ダイの中へかつ該
押出ダイを通して供給し、前記第3の溶融ストリームを
前記第1及び第2の溶融ストリーム要素の間に介装する
ステップと;前記第1、第3及び第2の溶融ストリーム
要素をそれぞれ相互に接合して合成溶融ストリームを形
成し、その場合に、前記第3の溶融ストリーム要素は前
記接合地点で前記第2の溶融ストリーム要素よりも低く
冷却され、前記第1及び第2の溶融ストリーム要素の間
で吸熱器として機能するようにされるステップからなる
。それにより、前記第3の溶融ストリーム要素が一時的
に前記第1及び第2の溶融ストリーム要素の間の温度勾
配を、前記第1の溶融ストリーム要素が曝される熱条件
が前記第1の溶融ストリーム要素にとって許容範囲に収
まるように、維持される。さらに、前記合成溶融ストリ
ームは、前記ダイから、前記第1の溶融ストリーム要素
が曝される熱条件が前記第1の溶融ストリーム要素にと
って許容不能になり、該要素の品質を過度に劣化させる
前に、押し出される。
【0020】上述の方法は、特に、前記第1のポリマー
溶融ストリーム要素が塩化ビニルデンコポリマであり、
その場合に、前記接合ステップが、(i) 前記第1の
ポリマー溶融ストリーム要素を第4のポリマー溶融スト
リーム要素内にカプセル化してカプセル化溶融ストリー
ムを形成し、次いで (ii) 前記カプセル化溶融ス
トリーム、前記第3の溶融ストリーム要素及び前記第2
の溶融ストリーム要素をそれぞれ相互に接合する2つの
ステップから成る実施例に有用である。塩化ビニリデン
コポリマ及びポリマー類から製品を製造する方法に関し
ては、同一の出願人が所有し、現在出願中である米国特
許出願第458,485号、同第458,483、同第
458,487号、同第458,490号、及び同第4
58,488号に記載されており、それらについては、
ここに参考にまで組み込まれている。
【0021】この本発明の好適な実施例においては、前
記押出ダイの中の前記第3の溶融ストリーム要素の近傍
に冷却手段を設け、それにより、前記第2及び第3の溶
融ストリーム要素の前記接合の前に、前記第3の溶融ス
トリーム要素の温度が制御される。好ましくは、該方法
は、前記ダイの中の前記第2の溶融ストリーム要素の近
傍に冷却手段を設け、それにより、前記第3の溶融スト
リーム用の温度を制御し、それにより、前記第2及び第
3の溶融ストリーム要素の前記接合の前に、前記第3の
溶融ストリーム要素の温度が制御される。
【0022】第1及び第2の組の熱条件が十分に異なっ
ており、この差、すなわち同様な温度差を保持したい場
合には、該方法は、前記ダイの中の前記第2の溶融スト
リーム要素の近傍に加熱手段を設け、それにより、(i
) 前記第2の溶融ストリーム要素の温度を制御し、従
って、(ii) 前記第2及び第3の溶融ストリーム要
素の前記接合の前に、前記第2及び第3の溶融ストリー
ム要素の間の温度差を制御することをさらに含む。
【0023】大まかに言って、本発明は、一緒に押し出
される第2の溶融ストリーム要素に付随する温度条件に
対する溶融ストリーム成分の感応性の衝撃を減じること
に関している。本発明の別の実施例は、第1の溶融温度
を備えた第1のポリマー成分を前記第1の溶融温度以上
に加熱し、さらに前記第1のポリマー成分を可塑化して
、それにより第1の溶融ストリーム要素を形成し;前記
第1の溶融温度より高温の第1の溶融温度と前記第1の
溶融温度よりも高温の再結晶温度を備えた第2のポリマ
ー成分を前記第2の溶融温度以上に加熱し、さらに前記
第2のポリマー成分を可塑化して、それにより第2の溶
融ストリーム要素を形成し;さらに、前記第1及び第2
の溶融ストリーム要素を個別の第1及び第2のインレッ
トにおいてダイの中にさらに個別の第1及び第2の経路
に沿って前記ダイを通して付勢し、前記第1及び第2の
溶融ストリーム要素を前記ダイの中で相互に接合し接合
溶融ストリームを形成することを含み、さらに前記接合
溶融ストリームを前記ダイからアウトレットにおいてあ
る方向に押し出すことから成る。前記第1の経路は前記
押出方向に向かう第1の長さ成分要素からなり、前記第
2の経路は前記押出方向に向かう第2の長さ成分要素か
らなり、前記第1及び第2の長さ成分要素の一方は前記
第1及び第2の長さ成分要素の他方の50%以下、好ま
しくは、331/3%以下、さらに好ましくは、25%
以下の長さである。
【0024】本発明は、さらに上述のダイをも含んでい
る。
【0025】
【実施例】本明細書で用いられているように、個々の押
出器から押し出される溶融されたポリマーストリームは
「溶融ストリーム要素(melt stream el
ement)」として言及される。さらに、2又はそれ
以上の溶融ストリーム要素の組合わせは「溶融ストリー
ム(melt streams)」として言及される。
【0026】図1を参照すると、第1の押出器10は、
処理条件により劣化するような感応性を有する代表的な
第1のポリマー成分を可塑化する。典型的には、かかる
ポリマー成分は、塩化ビニリデン塩化ビニルコポリマや
塩化ビニリデンメチルアクリレートコポリマなどのVD
Cを含んでいる。押出器10は、このように、図2に示
すように第1の溶融ストリーム要素12を製造する。第
2の押出器14は第2のポリマー成分を可塑化し、それ
を、接続導管18を介して、カプセル化装置(enca
psulator)20に送り込む。カプセル化成装置
20は、フランジ21(図2)及びボルトなどの好適な
接続装置(図示せず)などの手段により第1の押出器1
0に実装されている。カプセル化装置20が輸送パイプ
36に供給を行い、輸送パイプ36はカプセル化装置を
フィードブロック62と接続している。フィードブロッ
ク62がダイ42に供給を行う。ダイ42は3つのセグ
メント42A、42B及び42Cを備えている。フィー
ドブロック62は中央ダイセグメント42Bを供給を行
うように示されている。
【0027】押出器44、46はダイ42の2つの外側
セグメント42A、42Cに、それぞれパイプ37A、
37Bを介して供給を行う。押出器15は転送パイプ3
7Cを介してフィードブロック62の第2の入口ポート
に供給が行われる。
【0028】図2及び図3を参照すると、カプセル化装
置20は、押出器10からの第1の溶融ストリーム要素
12を受ける中央ボア24を備えたクロスヘッド心軸2
2を含んでいる。カプセル化装置20は、さらに心軸2
2を取り巻くスリーブ26を含んでいる。スリーブ26
は、第2のポリマー溶融ストリーム要素16のカプセル
化装置20への経路のためのインレット経路28を備え
ている。経路28は、心軸22の周囲でテーパ状の断面
を備えていることが好ましいクロスヘッド溝30に連通
している。スリーブ26、溝30の内面27の相互作用
によりポリマー溶融ストリーム要素16が心軸22の周
囲及び心軸22と内面27の間に分散する。環状チャネ
ル32は、心軸22の外面とスリーブ26の内面27と
の間にあって、溝30から心軸22の終端29に向かっ
て伸び、溝30に向かって配されたチャネル32の環状
の上流部分と同軸錐台状の下流部分とを規定する。チャ
ネル32の幅は、心軸22とスリーブ26との間にあっ
て、カプセル化装置20の横断面においてその周囲に対
して一定の関係を有する。
【0029】チャネル32は接合部分33で終端してお
り、そこでチャネル32は心軸22の終端29において
中央ボア24と接合している。チャネル32は第2のポ
リマー溶融ストリーム要素16を略均一な周囲厚みの環
状構成状態で接合部分33に送る。その際に、その周囲
の厚みは、心軸22とスリーブ26との間のチャネル3
2の周囲断面の均一な距離により制御される。
【0030】溶融ストリーム要素16がクロスヘッド溝
30に入り込むと、それは、図3の頂部付近に示した溝
入口31において、2つの構成成分に分割されて、それ
ぞれ半径方向両端において心軸22に流れ込む。2つの
溶融ストリームの構成成分は、経路28から隔たった溝
30の反対側で出会い、それにより溶融ストリーム16
に接合線が形成される。
【0031】溶融ストリーム要素の一定の流れとしてそ
れぞれの押出器10及び14により2つの溶融ストリー
ム要素12及び16が供給されて、溶融ストリーム12
が接合部分33において溶融ストリーム要素16により
取り囲まれて、カプセル化される。結果として、合成溶
融ストリーム34が溶融ストリーム要素12及び16か
ら形成されて、第2の溶融ストリーム要素16は、第1
の溶融ストリーム要素12の周囲において外側に配置さ
れた連続層を形成する。このようにして、第1及び第2
の溶融ストリーム要素12及び16は個々の特性を維持
しながら、第1の溶融ストリーム要素12は、第2の溶
融ストリーム要素16により取り囲まれて、カプセル化
される。合成溶融ストリーム34はカプセル化装置20
内で形成されて、輸送パイプ36として実施例中に示さ
れた輸送手段に入り込む。輸送パイプ36は合成溶融ス
トリームをフィードブロック62に輸送する。
【0032】本発明で用いられるカプセル化構造は、押
出工程で用いられる高温の金属に触れることに対して感
応性を有するポリマーの押出に有効である。例えば、塩
化ビニリデンコポリマは290゜F(143℃)乃至3
20゜F(160℃)の温度に触れることに対して感応
性を有しているが、従来のVDC押出工程で用いられて
いるように、コポリマは高温の処理装置の加熱された金
属表面と同時に曝されることになる。
【0033】フィードブロック62内では、押出器15
からの第3の溶融ストリーム要素68が溶融ストリーム
16の外面70に接合されて、図5に示すように、複合
溶融ストリーム71が形成される。フィードブロック6
2内の複合溶融ストリームの典型的な断面を図6に示す
【0034】複合溶融ストリーム71は図4に示すよう
にフィードブロック62からダイ42内を通過される。 スロットダイ42において、複合溶融ストリーム71は
従来の方法で薄く延伸され、ダイの出口のスロットに合
致するように成形される。
【0035】複合溶融ストリーム71はダイ42を貫通
して、引き伸ばされた断面形状に成形されて、外側の引
き伸ばされた表面に、輸送パイプ37Aを介して押出器
44により可塑化されて供給された溶融ストリーム要素
40が接合される。図4及び図7を参照のこと。複合溶
融ストリーム71の引き伸ばされた外面には、輸送パイ
プ37Bを介して押出器46により可塑化されて供給さ
れた高温の溶融ストリーム48が接合される。
【0036】溶融ストリーム40及び48が複合溶融ス
トリーム71に接合された後に、溶融ストリーム全体が
、図8においてシート52として示されているような、
フィルム又はシートとして、ダイ42の出口スロットか
ら押し出される。この場合に、層の数は送り込まれた溶
融ストリームの数となる。従って、図8には、二重層1
6及び二重層68、並びに単一層12、40及び48が
示されている。
【0037】この明細において、「高温」溶融ストリー
ム要素は、一旦溶融ストリーム要素12が押出器内に存
在した後には、該溶融ストリーム12のポリマー成分が
許容できる全体の熱処理条件では、押出により許容可能
な製品を製造することができないようなポリマー成分を
含んでいる。同様に、溶融ストリーム要素12の成分は
、高温溶融ストリーム要素の接合が可能な全体の熱処理
条件では、押出により許容可能な製品を製造することが
できない。本発明は、一般的に異なる処理条件を必要と
する上記のような複数の材料を処理するための装置及び
方法を提供する。この方法は、一般的に、(a) 過冷
し、(b) 1又は2以上の溶融ストリーム、溶融スト
リーム要素又は溶融ストリーム構成成分を限定的な時間
の間好ましくない温度条件に曝し、及び/又は (c)
 吸熱層を用いることから成るカテゴリーを含んでいる
【0038】過冷時には、1又は2以上の溶融ストリー
ム要素が、その溶融温度委かであるがその再結晶温度以
上の温度にまで、ダイの中に送られる前に、冷却される
。かくポリマーは押出器内でこの認められた押出処理温
度範囲内で可塑化される。可塑化されて高温溶融ストリ
ーム要素48を形成するポリマー成分は、好ましくは、
その押出処理温度範囲の下限付近で可塑化され、それに
より高温溶融ストリーム要素が形成される。高温溶融要
素48が押出器46に形成された後、それは溶融温度以
下であってその再結晶温度以上の温度にまで過冷される
。過冷は、ダイに送り込む前に、ダイから送り出された
後に、又は部分的にはダイを通過する前にかつ部分的に
はダイを通過する間に実施することが可能である。 図4には輸送パイプ37Bの冷却部38が示されている
が、そこで溶融要素が過冷され、その温度は、温度制御
された循環流体により、又は端に輸送パイプ温度制御設
定ポイントにより制御される。
【0039】結晶性又は半結晶性材料の再結晶温度は、
通常は溶融温度以下である。従って、ポリマーを押出器
内でその溶融温度以上に加熱し、溶融させ、さらに溶融
温度以下であるが再結晶温度以上に過冷して、溶融状態
のまま保持することが可能になる。このようにして、ダ
イの中の高温ポリマー(例えば、PET)を溶融温度以
下にすることができる。溶融温度及び再結晶温度の例を
表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】この場合の再結晶温度は、溶融温度以下に
冷却される場合のポリマーの再固化の温度により定義さ
れる。過冷は、溶融を溶融温度以下であって再結晶温度
に冷却するものとして定義される。
【0042】高温溶融ストリーム要素、例えば押出器4
6からの溶融ストリーム要素をそれがダイに到達する前
に溶融温度以下にまで冷却することで、溶融ストリーム
要素12内のより感応性の高いポリマー(例えば、VD
C)の品質を劣化させるおそれのあるダイの内部の熱が
減少する。さらに、ダイの中では過度の熱が通常は用い
られているので、ダイの温度プロフィルを制御すること
が容易になる。通常は、溶融ストリーム要素12内の感
応性ポリマー(例えば、VDC)に関する好適な「普通
処理温度」は、それだけを考えれば、16や68のよう
な他の全ての溶融ストリーム要素の好適な「普通処理温
度」以下である。
【0043】このようにして、ある実施例においては、
全てのポリマー溶融要素が感応性ポリマー溶融ストリー
ム要素12を除いて、それらの押出器存在温度以下に、
ダイを通過する間、好ましくはダイを通過する前に、冷
却されて、感応性溶融ストリーム要素構成成分に対する
熱ストレスを減じることが可能である。実際には、これ
らの溶融ストリーム要素の各々を過冷可能である。溶融
ストリーム要素が過冷されるかについての選択は、いく
つかの溶融ストリーム要素の組合わせ、及び予測される
全体の動作条件に基づいて行われる。ある場合には、1
つの溶融ストリーム要素だけが過冷される。いくつの溶
融ストリーム要素を過冷することも可能であり、ある実
施例では全ての溶融ストリーム要素が過冷される。
【0044】再結晶が生じると押出工程が早期に停止す
るおそれがあるので、ダイの中に存在している間に再結
晶温度以下に効果的に冷却され、ダイの中で再結晶が生
じるほど長い間ダイの中に滞留する溶融ストリーム要素
がないように、留意する必要がある。従って、ダイの中
の温度は、高温溶融ストリームがダイの中で溶融状態を
保つに十分なほど高温に保たれるように制御される必要
がある。同時に、感応性ポリマー溶融ストリームは品質
の劣化が生じないように冷却される必要がある。
【0045】図4に示すように、ダイ42は中空キャビ
ティ52を含んでいる。冷却流体がキャビティ52内を
循環して、それにより、溶融ストリーム要素が接合され
て全体の溶融ストリーム50を形成する前に、溶融スト
リーム要素40及び48から複合溶融ストリーム71に
もたらされる熱量が制御される。
【0046】同様に、高温溶融ストリーム要素48に流
体状態を保持させるために、複数の加熱器54が、図7
に示すように、溶融ストリーム要素48に隣接して配置
される。このようにして、必要な熱を加熱器52を介し
て供給し、冷却キャビティ52に必要な熱を除去するこ
とによりダイの温度プロフィルを制御することにより、
許容可能な別個の温度動作条件を、基本的には、個々の
溶融ストリーム要素の合流地点前において、いくつかの
溶融ストリーム経路内の溶融ストリーム用に関して保持
することが可能になる。
【0047】この明細書で用いる溶融ストリーム経路と
は、溶融ストリーム又は溶融ストリーム要素が、ダイへ
の入口位置と全体の溶融ストリーム50としてのダイか
らの出口位置との間において、通過する内部ダイ経路で
ある。
【0048】このようにして、溶融ストリーム要素48
は、複合溶融ストリーム71との接合部分56に到達す
るまで、再結晶温度以上に保持される。溶融ストリーム
要素40は、複合溶融ストリーム71との接合部分に到
達するまで、所望の温度を保持される。さらに溶融スト
リーム71は、こられのそれぞれの溶融ストリーム要素
と接合するまで、空胴52内の流体の冷却効果により、
溶融ストリーム40及び48の異なる温度から、効果的
に遮断される。
【0049】図4は、本発明における、押出器、フィー
ドブロック及びダイの典型的なシステム配列を図示し、
システムの温度を説明しているものである。図4におい
て、ダイ42は断面図として示されているが、斜線は付
与しておらず、最低限の構造のみを示している。さらに
、温度はより視覚的に示されている。システムの他の部
分はブロックとして示されている。
【0050】図4はシステムの配列を示すものであるが
、その中において、例えば、VDCコポリマが高温溶融
ストリームとして、VDC及び高温溶融ストリーム要素
の各々が他の要素からの長い温度影響による好ましくな
い効果から保護されながら、同時押し出しされる。
【0051】他の要素と隣接されるいくつかの溶融スト
リーム要素の温度は、それらの溶融フロー特性(流動性
)が、個々の溶融ストリーム要素の接合部分に落とし送
り込むために許容可能な流動性と圧力を互換的に生じる
ように制御される。対をなすポリマー溶融ストリーム要
素の間の互換的な溶融流動性は、対応する各ポリマー成
分を押し出し処理するために許容可能な熱パラメータ内
で得られる。
【0052】図4に示される実施例において、特定のポ
リマーについてのみの例を参照すると、押出器10はV
DCを処理し、アウトレット温度として約150℃を有
し、VDC溶融ストリーム要素12を直接カプセル化装
置20に供給している。押出器14はEVAベースのポ
リマーを処理し、アウトレット温度として180℃を有
している。それはEVAベース溶融ストリーム要素16
を、溶融ストリーム要素16を、押出器14の押出処理
温度以下の温度である165℃にまで冷却する輸送パイ
プ18に送り込む。カプセル化装置20は約160℃に
保持されて、それにより溶融ストリーム要素16は押出
器アウトレット温度よりもさらに5℃低い温度にまで冷
却され、そこで、VDC溶融ストリーム要素12は押出
器アウトレット温度よりも約10℃高い温度にまで加熱
されるが、依然として所望の温度範囲を保っている。カ
プセル化装置20からの複合溶融ストリーム34の温度
は輸送パイプ36内で160℃に保持されて、カプセル
化装置20からフィードブロック62にまで送られる。
【0053】さらに、特定のポリマーについてのみ参照
すると、押出器15は、溶融ストリーム要素16及び高
温溶融ストリーム要素48の成分によく接合する固着又
は接着成分のようなポリマー材料を処理する。押出器1
5は、例えば、同じ条件で押出器14と同じ成分を処理
し、その溶融ストリーム要素68をパイプ37Cを介し
て複合溶融ストリーム34と同じ温度でフィードブロッ
ク62に輸送することが可能である。複合溶融ストリー
ム71は、フィードブロック62で組み合わされた後、
ダイ42の中に及び通るように供給される。
【0054】再び、特定のポリマーについてのみ参照す
ると、押出器44は、LLDPE(linear lo
w density polyethylene)を処
理し、約210℃のアウトレット温度を有しており、L
LDPEポリマーは従来通り押し出され、その溶融スト
リーム要素40が、LLDPE溶融ストリームを押出器
44の押出処理温度以下の温度である約200℃に冷却
する輸送パイプ37Aを介して、ダイ42に輸送される
【0055】同様に、実施例においては、押出器46は
ポリエチレンテレフタレート(PET)を処理し、約2
90℃のアウトレット温度を有しており、PETポリマ
ーは従来通り押し出され、その溶融ストリーム要素48
は輸送パイプ37Bを介してダイ42に輸送される。輸
送パイプ37Bは、温度制御部分38を含んでおり、そ
こで、PET溶融ストリーム要素48がダイに入り込む
場合にPET溶融ストリーム要素48が、PETが溶融
温度260℃以下でありかつ再結晶温度210℃以下に
まで過冷される。
【0056】ダイセグメント42Bの主本体は約190
℃に保持される。ダイセグメント42Aは約195℃に
保持される。ダイセグメント42Cは約240℃に保持
される。空胴52内の温度制御流体は、セグメント42
Bとその反対側の個々のセグメント42A及び42Cと
の間の温度勾配を保持する。従って、PET溶融ストリ
ーム要素48は、溶融ストリーム71及び溶融ストリー
ム要素48が地点56において接合される場合に、VD
Cを含む溶融ストリーム71よりも高温にされる。
【0057】例えば、複合溶融ストリーム71内のVD
Cコポリマは、溶融ストリーム16及び68の被覆層に
よりダイ内面に直接接触しないようにされるため、ダイ
内の若干高めの温度である190℃を許容する。
【0058】接合地点56の下方のダイ42の下方部分
は、典型的には、全体溶融ストリーム50に供給する溶
融ストリームの温度及び流量を決定するために、独自の
温度を有している。従って、下方部分56の温度は、図
示の実施例においては、少なくとも190℃であり、2
40℃を越えない。
【0059】このように、図4には、各溶融ストリーム
要素(好ましくは、予め形成された2層以上の要素)を
、VDCコポリマを除いて、その押出処理温度以下にま
で、ある実施例では、それらの溶融温度以下にまで、そ
れらがダイを通過するまで、過冷するための原理が示さ
れている。さらに、図4には、過冷されたポリマー溶融
、例えば溶融ストリーム要素58と、過冷されたポリマ
ー成分の再結晶温度(PETでは210℃)よりも低い
温度(例えば、195℃)にまで冷却された別のポリマ
ー要素、例えば溶融ストリーム71と接合するための原
理が示されている。
【0060】図4に例として示されているように、処理
は、過冷されたPET溶融ストリーム要素48がダイの
出口スロットから、PETの再結晶温度以下の温度を有
する溶融ストリームに触れた直後に押し出される。PE
Tがより低温の溶融ストリーム71に触れると同時に、
VDC溶融ストリーム要素12を含む溶融ストリーム7
1はより高温のPETに触れる。VDCは、相互に作用
してPETを保護する複数のファクタのために、より高
温のPETを許容することが可能である。
【0061】第1に、溶融ストリーム71は、全体の溶
融ストリームがダイに送られて固化される前に短時間だ
けより高温に曝される。この時間間隔において、温度差
はまず最初に介装された溶融ストリーム要素16、特に
68により吸収され、それにより多層溶融ストリーム7
1を横切る温度平衡がダイ42にまで達成されないと考
えられる。従って、溶融ストリーム71、すなわちVD
Cは、温度が上昇したとしても緩やかな温度上昇を経験
するだけである。さらに、冷却がダイの外部で開始され
るまでの短時間にのみ温度が上昇するので、溶融ストリ
ーム71、すなわちVDCの劣化に関する上昇温度の影
響はほとんどゼロになる。
【0062】第2に、カプセル化装置20内のカプセル
化及びフィードブロック62内での溶融ストリーム要素
68の追加が組合わさって、溶融ストリーム71、すな
わちVDCがダイ42の内面と接触するのを物理的に遮
断し、それにより、その接触の影響がダイの中で回避さ
れる。
【0063】溶融ストリーム要素をVDCを保護するた
めの吸熱器として機能させるためには、VDCに許容で
きない熱量が加わらないように、VDCが接触する外部
の熱の大部分を吸収させる必要がある。吸熱溶融ストリ
ーム要素は、VDCとPET溶融ストリーム要素48の
ような高温溶融ストリーム要素の間におかれる。吸熱溶
融ストリームの温度は、高温に曝される前に、例えば溶
融ストリーム要素48の高い温度以下になる。高温に触
れた後、吸熱溶融ストリームは、2つの内面の間の温度
差を経験する。その量は、吸熱溶融ストリームと高温溶
融ストリーム要素48の間の温度差の組合わせで、より
低い表面温度が効果的に高温の影響からVDC層を保護
するために十分な熱吸収能を有するものである。例えば
、約2.3ミルの押出フィルムの厚みの5%乃至7%以
下の厚みをもつ層16のような薄い層でより高温の溶融
ストリーム要素48に対する十分な温度差を有すること
が可能であるが、これは層厚にわたって所望の温度差を
保持するに十分な量ではない。典型的には、吸熱層は少
なくとも0.2ミル(0.005ミリメートル)の厚み
であり、好ましくは少なくとも0.3ミル(0.008
ミリメートル)の厚みであり、好ましくは、押出フィル
ム全体の厚みの約10%以上である。
【0064】一般的には、吸熱層の機能は複数のファク
タを組み合わせたものである。1つのファクタは層の静
的絶縁値である。第2のファクタは、吸熱層が外部熱に
対して曝される動的なタイムラグ、すなわち熱がVDC
層に伝達するに必要な時間である。第3の、既に述べた
ファクタは、どの程度の熱を吸収し、どの程度の熱を残
すかという、吸熱層の熱容量である。吸熱層は、熱緩衝
機能を発揮する場合に、複雑な熱特性の組合わせを経験
しかつ提供する。好ましくは、吸熱溶融ストリーム要素
は、それが最初に高温溶融ストリーム要素からの熱に曝
される時点で感応性溶融ストリーム要素と同じ、または
ほぼ同じ温度を有している。図4では、溶融ストリーム
要素68は上述の基準に達しており、それにより吸熱層
は図示の実施例のように機能する。溶融ストリーム16
もまた、吸熱機能の一部を担うものと考えられるが、そ
れ自体は非常に薄いため、溶融ストリーム要素68と組
合わさって始めて該機能を発揮する。しかしながら、2
つの薄膜により、それらの特性の組合わせが上述のパラ
メータを十分に満足する場合には、組み合わせて吸熱機
能を発揮させることも可能である。
【0065】所望の温度差を保持し、溶融ストリーム要
素68及び48の温度を好適な条件にし、それらを接合
部分に輸送するためには、温度障壁がそれらの間におい
て空胴52内を循環する流体によって、溶融ストリーム
要素16を冷却状態に保つように保持されるようにし、
さらに、加熱素子54を溶融ストリーム要素48の近傍
に設けて、その温度を高温に保つ必要がある。
【0066】約210℃の再結晶温度を有するPETは
、位置56において低温の複合溶融ストリーム71に接
合するときに、ダイの中で結晶化することが予想される
。しかし、複合溶融ストリーム71の190℃という温
度は、PET溶融ストリーム要素の再結晶温度よりも若
干低い温度に過ぎない。そしてPETの単一面のみがこ
の低い温度に曝されるだけであり、それにより、温度差
がPET溶融ストリーム要素にわたって設定される。 最初に、加熱器54に近接する部分が前述の温度に保持
され、そのため結晶化の傾向を示すことはない。しかし
、少なくとも溶融ストリーム要素68に向かって配置さ
れた溶融ストリーム要素48の部分は、再結晶化温度以
下になり、そのため、理論上は、再結晶プロセスが進展
する。
【0067】複合溶融ストリーム71の影響により、接
合地点56で作用する熱力学が溶融ストリームの流れに
許容できない変化をもたらす前に、PETがダイから出
される。PETの変化とは、物理的変化、すなわち再結
晶である。そして、ダイから出された後においては、再
結晶が許容、実際には、溶融された被押出物の固化の処
理の一部として望まれる。接合地点56におけるVDC
の変化は、化学的変化、すなわち、ポリマーの劣化であ
る。ダイから排出された後には、冷却ステップが劣化傾
向をほぼ減少させる。
【0068】このように、接合地点において開始される
VDCコポリマの加熱及びPETの冷却は、個々のポリ
マーにも許容されるものである。すなわち、(i) 全
体の溶融ストリーム50を形成するために個々のポリマ
ー溶融物を接合する時間とダイの中に滞在する時間との
間の時間間隔が短く、引き続いて押し出されたポリマー
が冷却されることと、(ii) 地点56での変化の初
期と溶融ストリーム50のポリマーにその効果が現れる
時間とのタイムラグのためである。
【0069】溶融ストリーム要素が接合地点56を通過
した後とそれらがダイに送られる前のとの間に、高温溶
融ストリーム要素48が低温溶融ストリーム71に熱を
与えるため、溶融ストリーム要素の温度差が少なくなり
、それにより、各溶融ストリーム要素は、好ましくない
、あるいは余り好ましくない温度を経験する。しかし、
曝される時間は、約1−3秒といった短時間であるため
、この温度は許容される。一旦、被押出物がダイから離
れると、その後すぐに冷却及び固化が実施されるので、
余り好ましくない温度状態はさらに問題なくなる。
【0070】一般的に、VDC成分のような熱感応性ポ
リマーを処理装置の内面との物理的な直接接触から物理
的に遮断することにより、例えばVDCのような感熱性
ポリマーと、これとは別の特に高温の押出処理温度を必
要とするポリマーとを同時押出に関する機会の技術的基
礎を得ることができる。このシールディングはカプセル
化装置20における全カプセル化プロセスによって、ま
た、例えば、参考として挙げる米国特許出願第140,
096号及び第204,485号に開示されているよう
な部分的カプセル化工程により実現可能である。装置の
内面との接触からシールドされている感熱性ポリマー(
例えば、VDC)の溶融ストリームの表面のフラクショ
ンは、上述の米国出願第204,485号によれば、同
じ位置で80%であるが、押出器及びフィードブロック
を離れた全体のフラクションは95%近くにも及んでい
る。フィードブロックを越えた位置での最低70%のシ
ールディングが、シールディング機能を効果的に用いる
ために通常は必要とされている。
【0071】表2は、本発明を用いて同時押出に成功し
た構造の断面に対応する構造を励磁したものである。表
2から当業者であれば、合理的かつ有効な実施例に従い
、2つの表面層の組合わせを選択可能であろう。リスト
アップしたポリマーはポリマーの一例に過ぎない。2又
はそれ以上のリストアップされた層を混合することも可
能である。さらに、リストアップされた例は主なポリマ
ーを代表させたものである。接着層に関する特定ポリマ
ーの選択は、もちろん、隣接する層に関して選択された
成分に関する接着特性に依存している。層の間の接着に
関しては、米国特許出願第458,484号を参照され
たい。最もよく知られている延伸可能でVDCコポリマ
に十分接着する物質は、特に塩化ビニリデンメチルアク
リレートコポリマである。層40及び48に関してリス
トアップしたポリマーに対して延伸可能な接着ポリマー
の接着特性はよく知られている。すなわち、層成分のあ
る組合わせが好ましいかどうかは、決まりきった確認試
験によって確認可能である。表2に示す層の番号は図8
に示す層の番号に対応している。
【0072】
【表2】
【0073】層40及び48は共に、高温ポリマーから
なり、追加の加熱器54をダイセグメント42Aにおい
て使用可能である。
【0074】以下の非制限的実施例は説明のためのみ挙
げるのであって、本発明を制限するものではなく、本発
明の精神及び範囲を離れることなく多くの変更が可能で
ある。
【0075】〔実施例1〕 図4に示すようなシステム配列及び温度を用いて、7層
フィルムを押し出した。押出器10からの溶融ストリー
ム要素12の成分は塩化ビニリデンメチルアクリレート
コポリマである。カプセル化溶融ストリーム要素16は
エチレンビニルアセテート(EVA)コポリマであり、
28重量%VAを有している。押出器15からの溶融ス
トリーム要素68は無水物置換接着剤EVAである。押
出器44からの溶融ストリーム要素40はLLDPE(
linear low density polyet
hylene)コポリマである。押出器46からの溶融
ストリーム要素48はポリエチレンテレフタレートであ
る。押出の結果、図8に示すようなフィルムが得られた
【0076】〔実施例2〕 層40としてポリプロピレンを使用したことを除けば、
実施例1と同様にしてフィルムを製造した。
【0077】〔実施例3〕 層48としてナイロン66、層40としてSURLYN
1652イオノマー(デュポン製)を使用したことを除
けば、実施例1と同様にしてフィルムを製造した。
【0078】熱シールの製造時に、実施例1乃至3のフ
ィルムにより熱が容易に駆動された。シーラントの配合
に関しては、ここに参考までに組み入れた本願出願人の
米国特許出願第458,489号を参照のこと。
【0079】別個の溶融ストリーム要素を相互に別の処
理温度に曝す時間を短縮する別の方法は、個々の溶融ス
トリーム要素(例えば、溶融ストリーム要素12又は4
8)の一方がダイの中にある時間を短縮することである
。図9はかかる方法を示しており、そこでは例えばPE
T溶融ストリーム48が、出口76の位置の近傍でダイ
74に送り込まれている。
【0080】図9は、図4のスロットダイの機能にほぼ
相当する本発明の実施例用いられる環状ダイを示してい
る。ダイ74は断面図で示されているが、斜線は施され
ておらず、温度を視覚的に示すために、詳細な部分につ
いては省略されている。システムの他の部分については
ブロックとして示されている。
【0081】図9において、押出器10は感応性ポリマ
ーを処理し、感応性溶融ストリーム要素12を生じる。 押出器10は約150℃のアウトレット温度を有してお
り、従来のカスト押出フィードブロック78に、好まし
くは介装輸送パイプなしに、直接溶融ストリーム要素1
2を供給する。フィードブロック20は押出器10に直
接取付可能である。押出器14はポリマー接着剤を処理
し、溶融ストリーム要素16を生じる。押出器14のア
ウトレット温度は180℃であり、溶融ストリーム要素
16を、溶融ストリーム要素を約165℃にまで冷却す
る輸送パイプを介してフィードブロック78に輸送する
。フィードブロック78は約160℃に保持され、それ
により、溶融ストリーム要素16は押出器出力温度より
も5℃低く冷却され、VDCは押出器出力温度よりも約
10℃高く加熱されるが、許容温度範囲内に保たれる。
【0082】フィードブロック78においては、溶融ス
トリーム要素12及び16が、多層溶融ストリーム、す
なわち、溶融ストリーム要素12(例えば、VDC)が
合成溶融ストリーム34Aの端でカプセル化されずにそ
の端の部分に伸びている点を除き、図1乃至図8の合成
溶融ストリーム34に対応する合成溶融ストリーム34
Aに合成されている。図11は、フィードブロック78
内で形成された合成溶融ストリーム34の縦断面図であ
り、そこでは溶融ストリーム要素12(例えば、VDC
)が溶融ストリーム要素16の2つの外側層の間に配置
されている。図10は、合成溶融ストリーム34がフィ
ードブロック78を離れて、導管82を横切る場合の、
合成溶融ストリーム34の横断面図である。
【0083】合成溶融溶融ストリーム34の層16の第
1の目的は、溶融ストリーム要素12、すなわちVDC
コポリマと押出処理装置の内面との接触面積を減じるこ
とである。フィードブロック78からの出口溶融ストリ
ーム80の温度は、フィードブロック78からダイ74
へ輸送される間、輸送導管82内で160℃に保持され
る。溶融ストリーム要素16の層による基本的なカバー
リング機能はダイ74を介して実行され、それにより、
溶融ストリーム要素12、すなわちVDCが、概ねクロ
スヘッド溝86を越えてダイの内面と接触しなくなる。
【0084】押出器44は、例えば、LLDPE(li
near low density polyethy
lene)を処理し、概念的には図8の層要素40に対
応する溶融ストリーム40を生じる。その場合に、層4
8及び40の双方が熱シール層として適合される。押出
器44は約210℃のアウトレット温度を有し、溶融ス
トリーム要素40を、溶融ストリーム要素40を約20
0℃にまで冷却する輸送パイプを介してダイ74に輸送
する。
【0085】押出器46は、例えばPETを処理し、概
念的には図8の層48に対応する溶融ストリーム要素4
8を生じる。その場合に、該要素は、押し出される場合
の抗消耗及び熱抵抗層となる。押出器46はその溶融ス
トリーム要素48を、PET溶融ストリーム要素48を
、PETの溶融温度以下でありかつその再結晶温度以上
である、約255℃にまで冷却する。
【0086】押出器15は、例えばEVAを処理し、ダ
イ74内の合成溶融ストリーム34と溶融ストリーム要
素48の間に配置される溶融ストリーム要素68Aを生
じる。押出器15は約180℃のアウトレット温度を有
し、EVAを約165℃にまで冷却する輸送パイプを介
して溶融ストリームをダイ74に輸送する。
【0087】ダイ74の主本体は約190℃に維持され
る。この温度は導入されるLLDPE溶融ストリーム要
素40付近の約195℃に近いものである。熱制御器が
ダイ74の平衡温度を、典型的なVDC処理温度の約1
60℃より高い約190℃に保持する。しかし、VDC
は、フィードブロック78で供給される接着ポリマーの
カバーリング層16より保護されるので、ダイ内のこの
ような高温をも許容可能である。
【0088】心軸88の下方部分は、PETポリマーを
溶融状態に維持するために約240℃に保たれる。しか
し、低温のVDCは、冷却経路90により、高温PET
溶融ストリーム要素から遮断され、それにより、PET
溶融ストリーム要素48は、通常は、溶融ストリームが
92において接合される場合に、VDC含有溶融ストリ
ームよりも高温にされる。
【0089】各溶融ストリーム及び溶融ストリーム要素
は、該要素がダイに入ってくる位置と出口76から出て
いく位置との間にある経路を通過する。高温溶融ストリ
ーム要素48の第74への入口の配置は図示の実施例で
は比較的重要な要素である。配置は、ダイから被押出物
96を押し出す方向に相対的に行われることが好ましい
。この方向は、図9において、対をなす矢印として示さ
れている。高温溶融ストリーム要素48が通過する経路
は、被押出物の表示する方向において、VDC含有合成
溶融ストリームが通過する経路の50%以下である。 PET溶融ストリーム要素48の経路長は、表示する方
向において、同じ方向においてダイを通過する溶融スト
リーム要素12の経路長の、ある実施例では約33  
1/3%以下、さらにある実施例では約25%以下であ
ることが好ましい。このように短縮された経路を、例え
ば、図4のダイ42の変更例のような、修正型カスト押
出ダイにおいても同様に用いることができる。
【0090】第74から押し出される溶融ストリーム及
びフィルムの例が図9に示されているが、そこでは、層
の厚さが誇張されている。
【0091】本発明に基づいて製造されるフィルムは、
従来のような、熱シールによる、図13にその一例を示
す、パッケージ98の製造に好適である。さらに、従来
の方法により、本発明のフィルムはシート上に製造する
ことも可能である。本発明に基づくフィルム又はシート
は、例えば、パウチ、トレー、リッドストック、容器な
どに、従来の技法により成形可能である。
【0092】
【発明の効果】以上のように、本発明に基づく装置及び
方法によれば、例えば、感熱性を有する塩化ビニリデン
コポリマ(VDC)のポリマー溶融ストリームと、より
高温の温度条件を有する他のポリマー溶融ストリームと
を合成して、単一のダイ出口から所望の構造関係で、各
ポリマーに物理的な変化や化学的変化を生じさせずに、
同時押出することが可能である。
【0093】当業者であれば、本発明の範囲から離れる
ことなく、例示された実施例に関して開示された、装置
及び方法、並びにそれらにより製造された構造に対して
修正を加えることが可能であろう。
【0094】本発明は好適な実施例に関して上述したが
、本発明は、多くの、変更、修正、再構成に適用できる
が、これらについては、特許請求の範囲に記載した範囲
に含まれるものと了解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に有用な押出装置システムの配置の平面
図である。
【図2】図1の装置の部分であるカプセル化装置を示し
ている。
【図3】図1の装置の部分であるカプセル化装置の使用
の方法を用いている。
【図4】本発明の押出装置システムの押出器のいくつか
の部分での典型的な溶融ストリームの温度と、本発明で
用いられるカストダイ及びフィードブロックの断面を示
している。
【図5】図1のフィードブロックの一部であり、図4の
円で囲まれた領域5の拡大断面図である。
【図6】図4の線6−6で切断した、フィードブロック
内の成分溶融ストリームの断面図である。
【図7】ダイの一部であり、図4の円で囲まれた領域7
の拡大断面図である。
【図8】図4の装置で製造された本発明のフィルムの断
面図である。
【図9】本発明の装置システムの実施例の、管状の同時
押出器のいくつかの部分の温度を示しており、本発明で
用いられる管状ダイの断面を示している。
【図10】図9のフィードブロックから押し出される場
合の、導管内の合成溶融ストリームの横断面図である。
【図11】図9のフィードブロック内の溶融ストリーム
の縦断面図である。
【図12】図9のシステムで製造される管状フィルムの
断面図である。
【図13】本発明のフィルム、すなわちフラットシート
フィルム又は管状フィルムで製造される典型的なパッケ
ージを示している。
【符号の説明】
10  押出器 12  第1の溶融ストリーム要素 14  押出器 15  押出器 16  第2の溶融ストリーム要素 18  導管 20  カプセル化装置 36  輸送パイプ 37  輸送パイプ 42  ダイ 44  押出器 46  押出器 62  フィードブロック

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】(a) ある溶融温度とある再結晶温度を
    備えた第1のポリマー成分を前記溶融温度以上に加熱し
    、それにより、前記ポリマー成分で少なくとも前記溶融
    温度より高温の第1の溶融ストリーム要素を形成するス
    テップと; (b)前記第1の溶融ストリーム要素を前記溶融温度以
    下でありかつ前記再結晶温度以上のある温度に過冷する
    ステップと; (c) 前記溶融ストリーム要素をダイから押し出すス
    テップと; から成ることを特徴とする押出方法。 【請求項2】前記第1の溶融ストリーム要素を含む複数
    のポリマー溶融ストリーム要素を供給し、前記複数の溶
    融ストリーム要素を接合させて接合溶融ストリームを形
    成し、前記接合溶融ストリームを前記ダイから押し出し
    、その場合に、前記複数の溶融ストリームのうちの少な
    くとも1つが前記ダイから前記接合溶融ストリームを押
    し出す前に過冷されることをさらに含むことを特徴とす
    る、請求項1に記載の方法。 【請求項3】前記ダイに複数の溶融ストリーム要素を供
    給し、前記溶融ストリーム要素のうちの1つの成分が塩
    化ビニリデンコポリマであり、前記複数の溶融ストリー
    ム要素を接合して接合溶融ストリームを形成し、その場
    合に、前記塩化ビニリデンコポリマの溶融ストリーム要
    素を除く前記複数の溶融ストリーム要素のうちの少なく
    とも1つが過冷されることをさらに含むことを特徴とす
    る、請求項1に記載の方法。 【請求項4】前記第1のポリマー溶融ストリーム要素を
    前記過冷の後に前記第2のポリマー溶融ストリーム要素
    と接合して対応する第1及び第2の溶融ストリーム要素
    を含む接合溶融ストリームを形成し、前記第2の溶融ス
    トリーム要素は前記接合位置において前記第1のポリマ
    ー成分の前記再結晶温度よりも低い温度を有しており、
    それにより、前記接合の熱力学が前記接合溶融ストリー
    ムの前記第1及び第2溶融ストリーム要素に現れる特性
    を変化させることをさらに含むことを特徴とする、請求
    項1に記載の方法。 【請求項5】前記第1のポリマー溶融ストリーム要素を
    前記過冷の後に前記第2のポリマー溶融ストリーム要素
    と接合して対応する第1及び第2の溶融ストリーム要素
    を含む接合溶融ストリームを形成し、該接合溶融ストリ
    ームは前記第1のポリマー成分の前記再結晶温度よりも
    低い温度を有しており、それにより、前記接合の熱力学
    が前記接合溶融ストリームの前記第1及び第2の溶融ス
    トリーム要素に現れる特性を変化させることをさらに含
    むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。 【請求項6】前記第1のポリマー溶融ストリーム要素を
    前記過冷の後に前記第2のポリマー溶融ストリーム要素
    と接合して対応する第1及び第2の溶融ストリーム要素
    を含む接合溶融ストリームを形成し、前記第2の溶融ス
    トリーム要素は前記接合位置において前記第1のポリマ
    ー成分の前記再結晶温度よりも低い温度を有しており、
    それにより、前記接合の熱力学が前記接合溶融ストリー
    ムの前記第1及び第2の溶融ストリーム要素に現れる特
    性を変化させることをさらに含むことを特徴とする、請
    求項3に記載の方法。 【請求項7】前記接合の運動中に生じる前記熱力学が前
    記第1又は前記第2の溶融ストリーム要素のいずれかに
    許容不能の好ましくない変化を現す前に、前記接合溶融
    ストリームを前記ダイから押し出すことをさらに含むこ
    とを特徴とする、請求項4に記載の方法。 【請求項8】前記接合の運動中に生じる前記熱力学が前
    記第1又は前記第2の溶融ストリーム要素のいずれかに
    許容不能の好ましくない変化を現す前に、前記接合溶融
    ストリームを前記ダイから押し出すことをさらに含むこ
    とを特徴とする、請求項5に記載の方法。 【請求項9】前記接合の運動中に生じる前記熱力学が前
    記第1又は前記第2の溶融ストリーム要素のいずれかに
    許容不能の好ましくない変化を現す前に、前記接合溶融
    ストリームを前記ダイから押し出すことをさらに含むこ
    とを特徴とする、請求項6に記載の方法。 【請求項10】前記接合ステップが、(i) 前記塩化
    ビニリデンコポリマの溶融ストリームを前記ポリマー溶
    融ストリーム要素のうちの第2のカプセル化要素内にカ
    プセル化して合成溶融ストリームを形成し、次いで(i
    i) 前記合成溶融ストリームを前記複数の溶融ストリ
    ームのうちの少なくとも他の1つと接合することから成
    ることを特徴とする、請求項3に記載の方法。 【請求項11】前記接合ステップが、(i) 前記塩化
    ビニリデンコポリマの溶融ストリームを前記ポリマー溶
    融ストリーム要素のうちの第2のカプセル化要素内にカ
    プセル化して合成溶融ストリームを形成し、次いで(i
    i) 前記合成溶融ストリームを前記複数の溶融ストリ
    ームのうちの少なくとも他の1つと接合することから成
    ることを特徴とする、請求項6に記載の方法。 【請求項12】前記接合ステップが、(i) 前記塩化
    ビニリデンコポリマの溶融ストリームを前記ポリマー溶
    融ストリーム要素のうちの第2のカプセル化要素内にカ
    プセル化して合成溶融ストリームを形成し、次いで(i
    i) 前記合成溶融ストリームを前記複数の溶融ストリ
    ームのうちの少なくとも他の1つと接合することから成
    ることを特徴とする、請求項9に記載の方法。 【請求項13】(i) 第1及び第2のインレットと、
    (ii) アウトレットと、(iii) 各々が前記ア
    ウトレットと前記第1及び第2のインレットのそれぞれ
    との間を伸びる第1及び第2の経路とから成るダイであ
    って、前記第1及び第2の経路が前記ダイの中で前記各
    第1及び第2のポリマー溶融ストリーム要素を相互に接
    合して接合溶融ストリームを形成し、前記ダイの前記ア
    ウトレットからある方向に前記接合溶融ストリームを押
    し出すように配置され、前記第1の経路が前記押出方向
    に向かう第1の長さ構成要素から成る、前記第2の経路
    が前記押出方向に向かう前記第1の長さ構成要素の50
    %以下の長さを有する第2の長さ構成要素から成るよう
    なダイが、前記ダイとして配置されていることを特徴と
    する、請求項2に記載の方法。 【請求項14】(a) ある溶融温度とある再結晶温度
    を備えた第1のポリマー成分を前記溶融温度以上に加熱
    し、それにより、前記ポリマー成分で少なくとも前記溶
    融温度より高温の第1の溶融ストリーム要素を形成する
    ステップと; (b) 前記第1の溶融ストリーム要素をダイを介して
    付勢し、前記第1の溶融ストリーム要素を前記ダイから
    押し出すステップと; (c) 前記ダイからの前記第1の溶融要素の前記押し
    出しに先行して、前記第1の溶融ストリームの表面と第
    2の溶融ストリーム要素の1つとを接合し、それにより
    、対応する第1及び第2の溶融ストリーム要素から成る
    接合溶融ストリームを形成し、前記第2の溶融ストリー
    ム要素の温度が前記接合地点において前記第1の溶融ス
    トリーム要素の前記再結晶温度よりも低いステップと;
    から成ることを特徴とする押出方法。 【請求項15】前記接合地点の熱力学が前記第1及び第
    2の溶融ストリーム要素により示される特性を変化させ
    ることが可能であり、さらに、前記接合の運動中に生じ
    る前記熱力学が前記第1又は前記第2の溶融ストリーム
    要素のいずれかに許容不能の好ましくない変化を現す前
    に、前記接合溶融ストリームを前記ダイから押し出すこ
    とをさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の
    方法。 【請求項16】(a) 第1のポリマー溶融ストリーム
    要素を第1の組の熱条件で押出ダイの中へかつ該押出ダ
    イを通して供給し、その場合に、前記第1のポリマー溶
    融ストリーム要素が該要素が曝されている該温度に対し
    て感応性を有するステップと;(b) 第2のポリマー
    溶融ストリーム要素を前記第1の組の熱条件とは異なる
    第2の組の熱条件で前記押出ダイの中へかつ該押出ダイ
    を通して供給し、その場合に、前記第1の溶融ストリー
    ム要素は前記ダイの中で前記第2の組の温度条件に長時
    間曝されることを許容しないものであるステップと;(
    c) 第3のポリマー溶融ストリーム要素を第3の組の
    熱条件で前記押出ダイの中へかつ該押出ダイを通して供
    給し、前記第3の溶融ストリームを前記第1及び第2の
    溶融ストリーム要素の間に介装するステップと;(d)
     前記第1、第3及び第2の溶融ストリーム要素をそれ
    ぞれ相互に接合して合成溶融ストリームを形成し、前記
    第3の溶融ストリーム要素は前記接合地点で前記第2の
    溶融ストリーム要素よりも低く冷却され、前記第1及び
    第2の溶融ストリーム要素の間で吸熱器として機能する
    ようにされ、それにより、前記第3の溶融ストリーム要
    素が一時的に前記第1及び第2の溶融ストリーム要素の
    間の温度勾配を、前記第1の溶融ストリーム要素が曝さ
    れる熱条件が前記第1の溶融ストリーム要素にとって許
    容範囲に収まるように、維持されるステップと;(e)
     前記合成溶融ストリームを前記ダイから、前記第1の
    溶融ストリーム要素が曝される熱条件が前記第1の溶融
    ストリーム要素にとって許容不能になり、該要素の品質
    を過度に劣化させる前に、押し出すステップ;から成る
    ことを特徴とする押出方法。 【請求項17】前記第1のポリマー溶融ストリーム要素
    が塩化ビニルデンコポリマであり、前記接合ステップが
    、(i) 前記第1のポリマー溶融ストリーム要素を第
    4のポリマー溶融ストリーム要素内にカプセル化してカ
    プセル化溶融ストリームを形成し、次いで (ii) 
    前記カプセル化溶融ストリーム、前記第3の溶融ストリ
    ーム要素及び前記第2の溶融ストリーム要素をそれぞれ
    相互に接合する2つのステップから成ることを特徴とす
    る、請求項16に記載の押出方法。 【請求項18】前記押出ダイの中の前記第3の溶融スト
    リーム要素の近傍に冷却手段を設け、それにより、前記
    第2及び第3の溶融ストリーム要素の前記接合の前に、
    前記第3の溶融ストリーム要素の温度を制御することを
    さらに含むことを特徴とする、請求項16に記載の押出
    方法。 【請求項19】前記押出ダイの中の前記第3の溶融スト
    リーム要素の近傍に冷却手段を設け、それにより、前記
    第2及び第3の溶融ストリーム要素の前記接合の前に、
    前記第3の溶融ストリーム要素の温度を制御することを
    さらに含むことを特徴とする、請求項17に記載の押出
    方法。 【請求項20】前記冷却手段を前記第3の溶融ストリー
    ム要素に供給し、それにより、前記第2及び第3の溶融
    ストリーム要素の接合地点に来る前に、前記第3の溶融
    ストリーム要素の温度を制御することをさらに含むこと
    を特徴とする、請求項18に記載の押出方法。 【請求項21】前記冷却手段を前記第3の溶融ストリー
    ム要素に供給し、それにより、前記第2及び第3の溶融
    ストリーム要素の接合地点に来る前に、前記第3の溶融
    ストリーム要素の温度を制御することをさらに含むこと
    を特徴とする、請求項19に記載の押出方法。 【請求項22】前記ダイの中の前記第2の溶融ストリー
    ム要素の近傍に加熱手段を設け、それにより、(i) 
    前記第2の溶融ストリーム要素の温度を制御し、従って
    、(ii) 前記第2及び第3の溶融ストリーム要素の
    前記接合の前に、前記第2及び第3の溶融ストリーム要
    素の間の温度差を制御することをさらに含むことを特徴
    とする、請求項18に記載の押出方法。 【請求項23】前記ダイの中の前記第2の溶融ストリー
    ム要素の近傍に加熱手段を設け、それにより、(i) 
    前記第2の溶融ストリーム要素の温度を制御し、従って
    、(ii) 前記第2及び第3の溶融ストリーム要素の
    前記接合の前に、前記第2及び第3の溶融ストリーム要
    素の間の温度差を制御することをさらに含むことを特徴
    とする、請求項19に記載の押出方法。 【請求項24】前記ダイの中の前記第2の溶融ストリー
    ム要素の近傍に加熱手段を設け、それにより、(i) 
    前記第2の溶融ストリーム要素の温度を制御し、それに
    より、(ii)前記第2及び第3の溶融ストリーム要素
    の前記接合の前に、前記第2及び第3の溶融ストリーム
    要素の間の温度差を制御することをさらに含むことを特
    徴とする、請求項20に記載の押出方法。 【請求項25】前記ダイの中の前記第2の溶融ストリー
    ム要素の近傍に加熱手段を設け、それにより、(i) 
    前記第2の溶融ストリーム要素の温度を制御し、従って
    、(ii) 前記第2及び第3の溶融ストリーム要素の
    前記接合の前に、前記第2及び第3の溶融ストリーム要
    素の間の温度差を制御することをさらに含むことを特徴
    とする、請求項21に記載の押出方法。 【請求項26】(a) 第1の溶融温度を備えた第1の
    ポリマー成分を前記第1の溶融温度以上に加熱し、さら
    に前記第1のポリマー成分を可塑化して、それにより第
    1の溶融ストリーム要素を形成し; (b) 前記第1の溶融温度より高温の第1の溶融温度
    と前記第1の溶融温度よりも高温の再結晶温度を備えた
    第2のポリマー成分を前記第2の溶融温度以上に加熱し
    、さらに前記第2のポリマー成分を可塑化して、それに
    より第2の溶融ストリーム要素を形成し;さらに、(c
    ) 前記第1及び第2の溶融ストリーム要素を個別の第
    1及び第2のインレットにおいてダイの中にさらに個別
    の第1及び第2の経路に沿って前記ダイを通して付勢し
    、前記第1及び第2の溶融ストリーム要素を前記ダイの
    中で相互に接合し接合溶融ストリームを形成することを
    含み、さらに前記接合溶融ストリームを前記ダイからア
    ウトレットにおいてある方向に押し出し、前記第1の経
    路は前記押出方向に向かう第1の長さ成分要素からなり
    、前記第2の経路は前記押出方向に向かう第2の長さ成
    分要素からなり、前記第1及び第2の長さ成分要素の一
    方が前記第1及び第2の長さ成分要素の他方の50%以
    下の長さであること;から成ることを特徴とする押出方
    法。 【請求項27】前記第1及び第2の長さ成分要素の一方
    が前記第1及び第2の長さ成分の他方の33  1/3
    %以下の長さであるようなダイを前記ダイとして配置す
    ることをさらに含むことを特徴とする、請求項26に記
    載の押出方法。 【請求項28】前記第1及び第2の長さ成分要素の一方
    が前記第1及び第2の長さ成分の他方の25%以下の長
    さであるようなダイを前記ダイとして配置することをさ
    らに含むことを特徴とする、請求項26に記載の押出方
    法。 【請求項29】ポリマー成分を押し出すためのダイであ
    って、前記ダイが: (a) 第1及び第2のインレットと;(b) アウト
    レットと; (c) それぞれが前記アウトレットと前記第1及び第
    2のインレットの間に伸びる第1及び第2の経路と、前
    記第1及び第2の経路が個々の第1及び第2のポリマー
    溶融ストリーム要素を前記ダイの中において相互に接合
    し接合溶融ストリームを形成しこの接合溶融ストリーム
    を前記アウトレットにおいてある方向に前記ダイから押
    し出すように配置されることと、前記の第1経路が前記
    押出方向に向かう第1の長さ成分要素から成り、前記第
    2の経路が前記押出方向に向かう第2の長さ成分要素か
    らなり、前記第2の長さ成分要素が前記第1の長さ成分
    要素の50%以下の長さであること; から成ることを特徴とする装置。 【請求項30】前記第1及び第2の長さ成分要素の一方
    が前記第1及び第2の長さ成分の他方の33  1/3
    %以下の長さであることを特徴とする、請求項29に記
    載の押出方法。 【請求項28】前記第1及び第2の長さ成分要素の一方
    が前記第1及び第2の長さ成分の他方の25%以下の長
    さであることを特徴とする、請求項29に記載の押出方
    法。
JP3149618A 1991-05-24 1991-05-24 押出方法、装置及びそれらにより製造された構造 Withdrawn JPH04347617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3149618A JPH04347617A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 押出方法、装置及びそれらにより製造された構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3149618A JPH04347617A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 押出方法、装置及びそれらにより製造された構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04347617A true JPH04347617A (ja) 1992-12-02

Family

ID=15479154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3149618A Withdrawn JPH04347617A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 押出方法、装置及びそれらにより製造された構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04347617A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7824725B2 (en) 2007-03-30 2010-11-02 The Coca-Cola Company Methods for extending the shelf life of partially solidified flowable compositions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7824725B2 (en) 2007-03-30 2010-11-02 The Coca-Cola Company Methods for extending the shelf life of partially solidified flowable compositions

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5106562A (en) Extrusion methods and apparatus
JP5685553B2 (ja) 多数のミクロ層を含む多層、熱収縮性フィルム、およびこの作製方法
KR100766192B1 (ko) 관형 다층 필름, 그의 제조 방법 및 장치
US5190711A (en) Methods for processing polymers
KR100840445B1 (ko) 가요성 필름용 캡슐형 배리어 및 그 제조 방법
US5236642A (en) Multiple layer sheet materials, and packages, and methods and apparatus for making
EP0323043A2 (en) Coextrusion method
US5089308A (en) Coextruded film and methods comprising vinylidene chloride methyl acrylate copolymer
US6291041B1 (en) Heat resistant nylon multi-layer film
US3949042A (en) Method and apparatus for making laminar plastic sheet material
US5045264A (en) Method and apparatus for making extruded plastic film with strips embedded therein of a second thermoplastic material
EP0345987B1 (en) Methods of making multiple layer sheet materials, methods of processing polymers, extrusion apparatus, polymeric sheet materials and packaging made therefrom
US5705111A (en) Methods for making multiple layer sheet materials
JP3973755B2 (ja) 多層押出成形方法および装置
JPH04347617A (ja) 押出方法、装置及びそれらにより製造された構造
JPS61134220A (ja) プラスチツク多層共押出用ダイ
CA2663326C (en) Method for the production of a cylindrical, strand-shaped part
CA2050155A1 (en) Extrusion methods and apparatus and structures produced therewith
CN100364751C (zh) 热收缩双壁管的共挤出工艺
CN214606431U (zh) 一种多层pet薄膜卷绕装置
CN215849512U (zh) 一种复合petg热收缩膜的制备系统
JPH04355112A (ja) 多層シート材、パッケージ、並びにそれらの製造方法及び装置
GB1305826A (ja)
JPH04347632A (ja) 塩化ビニリデン・メチルアクリレート共重合体を含む共押出多層フィルム、及びその製法、並びにフィルムで作った包装容器
CA2204548C (en) Heated die lips system

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980806