JPH04347632A - 塩化ビニリデン・メチルアクリレート共重合体を含む共押出多層フィルム、及びその製法、並びにフィルムで作った包装容器 - Google Patents

塩化ビニリデン・メチルアクリレート共重合体を含む共押出多層フィルム、及びその製法、並びにフィルムで作った包装容器

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JPH04347632A
JPH04347632A JP3146837A JP14683791A JPH04347632A JP H04347632 A JPH04347632 A JP H04347632A JP 3146837 A JP3146837 A JP 3146837A JP 14683791 A JP14683791 A JP 14683791A JP H04347632 A JPH04347632 A JP H04347632A
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density polyethylene
copolymer
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JP3146837A
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English (en)
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Frank T Bauer
フランク・ティー・バウエル
M Banik Daniel
ダニエル・エム・バニク
E Nordness Mark
マーク・イー・ノルドネス
Robert John Blemberg
ロバート・ジョン・ブレンベルグ
Paul Eckstain John
ジョン・ポール・エックスタイン
A Gustavson Grant
グラント・エー・グスタフソン
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NATL CAN CORP
Rexam Beverage Can Co
Original Assignee
NATL CAN CORP
American National Can Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニリデン・メチ
ルアクリレート共重合体(VDC−MA)を含む共押出
フィルム、及びVDC−MAの融点より高い融点を有す
る他の重合体の層を含むフィルム、その製法、該フィル
ムで作った包装容器に関する。
【0002】本発明では、「フィルム」は約20ミル(
約508ミクロン)までの厚さのフィルム、約20ミル
(約508ミクロン)より大きな厚みを有するシート、
及び全ての厚さの押出されたチューブを意味する。
【0003】本発明は、特に、処理される際の熱的条件
に敏感なVDC−MAと、通常より強度な熱的条件(よ
り高温)である第2の温度条件で通常処理される第2の
重合体とを共押出しすることに関する。第2の熱的条件
が十分強ければ、従来の押出し方法を使用すればVDC
−MAは悪い影響を受け、かかる熱的条件のために分解
する。
【0004】
【従来の技術】本発明者らの現在の理解では、塩化ビニ
リデン−塩化ビニル(VDC−VC)層を含むフィルム
よりVDC−MA層を含むフィルムがバリヤー性はより
よいので、VDC−VCよりもVDC−MAが好ましい
。それ故、VDC−MAはVDC−VCよりもVDC−
MAを好ましくさせる、ある特性を有している。しかし
ながら、VDC−MAの押出しはVDC−VCの押出し
より、通常の条件下でも困難である。というのもVDC
−VCよりもVDC−MAは、より分解し易く、押出し
処理装置中で分解して押出しフィルム中に黒鉛化物の斑
点を作ることになる。
【0005】従って、VDC−VCを押出すことが困難
な条件下では、VDC−MAを押出すのがより困難であ
ると想像される。かかる条件下では、VDC−MAの押
出しを成功させる確率は低下し、VDC−VCの代わり
にVDC−MAを単に置換するだけでは、より大きな困
難に見まわれることになる。VDC−MAに関しては、
本発明者らが共有し、かつ、現に出願中の米国特許願第
458483号、第458487号、第458488号
、第458490号の中で説明されている。
【0006】所望の構造的配列関係にある複数の溶融流
を単一のダイで共押出しすることはよく行われているの
で、塩化ビニリデン共重合体を様々な種類の他の重合体
と共押出しすることは望ましい。特にVDC−MAと、
その温度では高すぎてVDC−MAがバリヤー性やその
他の好ましい特性を失う温度でのみ通常、共押出しされ
る重合体とを共押出しすることができれば望ましい。こ
の点は本発明者らの、現に出願中の米国特許願第458
486号にも関連説明がある。
【0007】ウイデガーその他の米国特許第35583
30号はVDC−VCとその他の重合体との共押出しに
関連する。この特許中には、多くの適用例を示す表があ
るが、かかる例の少なくとも1つは、共押出し不可能な
ものである。というのも、成分の1つがMYLARであ
るが、これは既にフィルムとされているものなので共押
出しすることがそもそも無理なものである。この特許は
、一般的に塩化ビニリデン共重合体を開示するが、実施
例の全てはVDC−VCに関するものであり、この特許
中で開示され示唆されるものは全てVDC−VCに関す
るもののみである。
【0008】しかしながら、塩化ビニリデン共重合体は
、ベアード等の米国特許第4379117号に開示され
ているように処理温度条件に極めて敏感である。この特
許ではダイ中に中空キャビテイーを設け、適温の循環液
を流して塩化ビニリデン共重合体をオーバーヒートから
保護することを示唆する。この特許では多くの塩化ビニ
リデン共重合体を記載するが、メチルアクリレート共モ
ノマーや塩化ビニリデン・メチルアクリレート共重合体
について示唆していない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、VD
C−MAの第1層とVDC−MAより高温で押出し処理
されるもう1つの重合体から成る第2層とを含む共押出
多層フィルムを提供することにある。
【0010】本発明のより特定の目的は、VDC−MA
の通常処理温度より少なくとも50℃高温で押出し処理
される重合体を含む第2層を有する共押出多層フィルム
を提供することにある。本発明のさらなる目的は、従来
法に比して、VDC−MAがより弱い熱的条件にさらさ
れる押出し方法及びシステムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的のいくつかの
要素は、2面を有する第1層、重合体第2層、及び第1
層と第2層間にある第3層とを含む共押出多層フィルム
の第1ファミリー中で得られた。第1層は塩化ビニリデ
ン・メチルアクリレート共重合体を含む。第2層の組成
物は重合体であり、少なくとも204℃の融点を有する
。第3層は第1層と第3層を隔離するために設ける。
【0012】本発明の共押出多層フィルムの第2ファミ
リーその他の要素は、第2層の組成物がポリエステル、
共ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ
プロピレン(PP)、プロピレン・エチレン共重合体(
PPE)、エチレン・プロピレン共重合体、ポリプロピ
レンとエチレン・ビニルアセテート共重合体との組み合
わせ、極低密度ポリエチレン(ULDPE)、低密度ポ
リエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDP
E)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度
ポリエチレン共重合体(LLDPE)、直鎖状中密度ポ
リエチレン共重合体(LMDPE)、直鎖状高密度ポリ
エチレン共重合体(LHDPE)、アイオノマー、エチ
レン・アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン・エチ
ルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン・メチル
アクリレート共重合体(EMA)、及びエチレン・メタ
クリル酸共重合体(EMAA)からなる群より選択され
る素材より選択されるものによって達成される。
【0013】第2層用の好ましい素材は、ポリエステル
、共ポリエステル、ポリアミド、及びポリカーボネート
からなる群より選択される。
【0014】本発明のフィルムは、第1層の1面上にあ
る第4層、及び第1層と第4層間の第5重合体層を有す
る実施態様も包含する。第4層の組成物は、第2層の組
成物と同じ群の組成物から選択され、第5層は第1層と
第2層とを互いに離隔するために設けられている。第4
層及び第5層を含むいくつかの実施態様では、フィルム
は、第2層から第4層へフィルムを介して熱を伝達する
ようにされ、それにより、第4層の熱シール性の活性化
を行う。
【0015】第4層及び第5層を含むいくつかの実施態
様では、第4層の好ましい組成物は、極低密度ポリエチ
レンと第4層に関して記載された素材の群から選択され
る他の少なくとも1種の素材との組み合わせを含む。
【0016】いくつかのより限定された実施態様は、第
3層は、第1層と第2層との両方と界面結合接触をして
いるものである。この実施態様の代わりとして、又はこ
れとの組み合わせとして、第5層が第1層及び第4層と
界面結合接触をしているものがある。
【0017】第4層は熱シール層であってよく、この場
合、熱は第2層が柔らかくなりすぎてシール装置のシー
ルバーにくっつくことなく、第2層を介して第4層中の
熱シール特性を活性化する。
【0018】第3層及び第4層用の好ましい組成物は、
エチレン・ビニルアセテート共重合体及びエチレン・メ
チルアクリレート共重合体から成る群から選択される接
着性組成物を含む。その他の接着性組成物も各層の面に
良好に接着するものであれば使用することができる。
【0019】熱シール層を含む実施態様のいくつかにお
いて、フィルムはVDC−MA層と第4シール層との間
に第6衝撃層を含むものもある。
【0020】本発明は、高バリヤー性多層構造体を作る
第1ファミリーの方法を提供する。かかる方法はVDC
−MA共重合体を含む第1重合体バリヤー層を選択し、
これを第2層と第3層の重合体組成物とを共押出しして
、第1層、第3層及び第2層の順の多層構造体にして、
第2層の組成物が204℃より高い融点を有する多層構
造体を形成する。
【0021】第2ファミリーの方法は、第1重合体組成
物と、ポリエステル、共ポリエステル、ポリアミド、ポ
リカーボネート、ポリプロピレン、プロピレン共重合体
、ポリプロピレンとエチレン・ビニルアセテート共重合
体の組合わせ、極低密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖
状低密度ポリエチレン共重合体、直鎖状中密度ポリエチ
レン共重合体、直鎖状高密度ポリエチレン共重合体、ア
イオノマー、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン
・エチルアクリレート共重合体、エチレン・メチルアク
リレート共重合体、及びエチレン・メタクリル酸共重合
体から成る群より選択される第2重合体組成物とを共押
出しする工程を含む。
【0022】また、本発明は、熱に敏感な重合体、例え
ばVDC−MAがより短い距離と、より短い時間、より
高い融点を有する素材と接触し、かつ、その他のデザイ
ン改良を有する押出しシステムを提供する。本発明は、
本発明のフィルムで作った包装容器、及び本発明の方法
に従って作ったフィルムで作った包装容器をも提供する
。本発明のかかる包装容器は、液体や粉末を殺菌条件下
で貯蔵し、又は取り出すのに使用するのに好適である。
【0023】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明するが、本明細書、及び図面中で使用する参照数
字の第1桁はその参照数字が使用される図面番号に対応
する。最後の2桁の数字は、構造要素を示し、同じ数字
が使用されていれば異なる図面中においても同じ構造要
素を示している。いくつかのケースでは、構造は最後の
2桁の数字でのみ示しているが、この場合、かかる要素
が使用されている全ての図面に言及している。
【0024】図1は共押出し方法で形成される3重のフ
ィルム110を示す。層112はVDC−MAである。 層114は表面層であり、層116は層112と層11
4とをお互いに結合させる押出し可能な重合体接着性組
成物である。
【0025】図2は、好ましい共押出し方法で形成でき
る5層のフィルム210を示す。内層212はVDC−
MAである。層214は表面層である。層214は熱シ
ール可能であることが好ましく、かつ、熱シールを使用
して包装容器を形成するための熱シール界面として使用
されることが好ましい。層216は、選択されたVDC
−MAの層212を選択された組成物の表面層214に
結合させるために選択される接着性層である。
【0026】表面層218の組成物として層214用と
して説明されたポリオレフィンが使用でき、組成は層2
14と同じでよい。表面層218の組成物はポリエステ
ル、共ポリエステル、ポリアミド、共ポリアミド又は直
鎖状高密度ポリエチレンの如き、より高い融点を有する
重合体でも良い。層220は、層212及び層218を
お互いに結合させる、押出し可能な接着性組成物である
。もし層218の組成物が層214の組成物と同じなら
ば、接着性層220の組成物は典型的には接着性層21
6の組成物と同じで良い。
【0027】フィルム又は包装容器がより高温の処理条
件にさらされる場合、例えばレトルト処理を受ける場合
、層214用としては、より高い融点を有する重合体、
例えばポリプロピレン・ホモポリマー(PP)、プロピ
レン・エチレン共重合体(PPE)、プロピレンとエチ
レン・ビニルアセテート共重合体、直鎖状低密度ポリエ
チレン(LLDPE)、直鎖状中密度ポリエチレン(L
MDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、又は高
密度ポリエチレン(HDPE)が好ましい。上記素材は
極低密度ポリエチレン(ULDPE)を約20乃至約2
5重量%の量で好ましくはブレンドされるべきであり、
かかるブレンドによりシール強度が上昇し、かつ、高融
点素材の温度抵抗性を失うことなく、さらに、食品の安
全性のため許容できる抽出レベルを保持できる。温度条
件がそれ程強くない場合は層214は、政府の抽出レベ
ル(使用時)の基準に合致する限りULDPEをより多
く100%まで含むことができる。少なくともいくつか
のULDPE重合体は室温で食品と直接コンタクトさせ
ることが承認されている。ULDPEが層214中でよ
り少量、例えば20乃至25%量までしか使用されてい
ない場合、層214は強度がより強化され、層214は
より強いヒート・シールを形成する。
【0028】本発明で使用されるULDPEは高圧プロ
セスで重合されたLDPEのような分岐状ポリエチレン
である。ULDPEは密度が約0.86まで低く、この
点でLDPEと異なる。
【0029】接着性層16の組成物は、層12のVDC
−MAを表面層14の組成物に結合させる能力の見地か
ら選択される。VDC−MA層12に、周知の様々なる
押出し可能な接着性重合体はよく接着する。それ故、も
し層214がポリプロピレンであれば、ポリプロピレン
系の接着性重合体が層216用の素材に選択されるべき
である。かかる接着性重合体の例として、三井石油化学
のAdmer  QF−500,QF−550,又はQ
F−551、若しくはExxon社の5610A2の押
出し可能重合体がある。層214の組成物がエチレン系
重合体である場合、エチレンのホモポリマー又は共重合
体の如きエチレン系の接着性重合体が層216用として
好ましく選択されるべきである。かかる好ましい接着性
組成物は、25乃至30重量%のビニルアセテートを含
有するエチレンビニルアセテート(EVA)共重合体で
ある。他のエチレン系ホモポリマー及び共重合体にして
、接着性を向上させられた物として周知なのは、例えば
、Bynel,Plexar,及びCXAである。かか
る押出し可能な接着性層用のベースポリマーは、ポリエ
チレンとエチレンビニルアセテート共重合体である。か
かるポリプロピレン系重合体を含む接着性重合体は、典
型的には、アンハライドの如きカルボキシル基でモデフ
ァイされている。エチレン・メチルアクリレート共重合
体(EMA)も接着性素材として使用できるものである
【0030】図2に示すフィルム210がフィルム構造
物の全部を示す例の場合、層214は典型的に熱シール
層として機能し、層218は典型的にはシールバーと接
触する層として機能する。かかる構造において層214
及び層218の組成物は、層218の融点が層214の
融点より高くなるように選択されるべきである。典型的
にはこの融点の差は、少なくとも6℃、好ましくは少な
くとも17℃乃至28℃とすべきである。かかる融点の
差は、10ミル(254ミクロン)又はそれより薄い熱
シール可能な薄いフィルムの両端面のための融点の差と
して、従来より知られた好ましい差である。層218の
組成物が層214の組成物と異なる限りにおいて、接着
性層220の組成物は、層218と層220の境界及び
層212及び層220の境界の両方に良好なる接着を確
保させるものが選択されるべきである。
【0031】一般的に、VDCと高融点重合体とを共押
出しするのに使用できる装置は、VDC共重合体と押出
し装置の金属表面間の接触を好ましくは最小にするよう
に設計されるべきである。押出し装置は、VDC溶融流
と、後に層218となる高融点重合体の溶融流との間に
温度プロファイルを示すように設計されるべきであり、
それによって2つの溶融流がそれぞれの溶融流に特有の
許容される処理温度にさらされ、2つの層の内、他方の
層の性能に許容できない程の悪影響を与えることがない
ようにされる。かかる装置、及び該装置を本発明のフィ
ルムを作る際に使用することについて、図7及び図8中
に示された2つの実施例中に、より詳細に説明する。
【0032】本発明のフィルムにおいて、外側層、例え
ば図2の層214及び層218はシーラント層、又は図
3に示されるような多層シーラント構造体を表す。図3
で示される層312,316,318及び320は単層
である。層314は接着性層316によって結合されフ
ィルム構造体とされる。シーラントに関するさらなる説
明は、本発明者らの米国特許願第458489号中に記
載されている。
【0033】いくつかの実施例において、図3の層31
4bとして示されているように、好ましいシーラント層
組成物は、65乃至95重量%のポリプロピレンのホモ
ポリマー又は共重合体と少なくとも0.940の密度を
有するエチレンポリマー(通常、高密度ポリエチレン(
HDPE)といわれる)35乃至5重量%の重合体ブレ
ンドである。この組成物は引裂き可能なヒートシールを
提供するのに特に好適である。
【0034】プロピレン重合体が約5%までのエチレン
を含有するホモポリマー又は共ポリマーである限りはH
DPEが重合体ブレンド中に、約30%までの量で、よ
り多量に含有されるほうが好ましい。プロピレン重合体
が多量のエチレン、例えば20%のエチレンと80%の
プロピレンを含有する場合、HDPEの含量は重合体組
成物中により少量、例えば10%含有されるのが好まし
い。
【0035】図3の多層シーラント層である副構造体3
14に関して、内側層316は副構造体314をフィル
ムに結合させる。層314bは、プロピレンとHDPE
のブレンド組成物によってシールのピール強度を調節す
る。構造体の表面をなす薄層314aを採用することも
可能である。層314aは強いヒートシール性を有する
組成物であるが、引裂き力が付加された時に厚さ方向に
容易に破断されるだけ充分に薄くなければならない。か
かる層の組成物の例としては、ポリプロピレン・ホモポ
リマー、又は約8モル%のエチレンを含有するプロピレ
ン・エチレン共重合体がある。かかる層の厚さの例とし
ては、約0.25ミル(6.35ミクロン)乃至約0.
5ミル(12.7ミクロン)である。かかる範囲の下限
未満ではシールは多かれ少なかれ層314bで説明され
たブレンド組成物で作られた層と強度上は区別がつかな
い。かかる範囲の上限を超える値では、外側層が強くな
りすぎて外側層の厚み方向に破断するのが不可能となり
、層314bのブレンド組成物の引裂き強度コントロー
ル特性が実現されない。
【0036】図4は、より複雑な構造体であり、図2の
共押出しフィルムが組み込まれてより複雑な構造体とな
っている。それゆえ、図4に示すように、層412,4
14,416,418及び420は図1中の層に該当し
、副組み合わせがフィルム210に該当する。図4にお
いて、層414の組成物と層418の組成物とは典型的
には同一であり、通常、しかし常にではなく、層14と
層18のために説明された範囲内、特に層18に定義さ
れたより広い範囲内のより低い融点を有している。
【0037】図4に示すように、耐熱性及び/又は耐悪
用性の層426が、層418に接着性層428、例えば
硬化型ウレタン接着性素材によって結合される。層42
6の組成物は典型的には、層426が結合される表面層
の組成物より高い融点を有する。層426のかかる組成
物の例としては、ポリエチレンテレフタレート、共ポリ
エステル、ポリアミド、及びポリカーボネートの如きポ
リエステルである。
【0038】フィルムの他の表面上にシーラント層43
0がある。周知のシーラント層素材の何れも使用できる
。より低温の使用環境下では、より柔軟なポリエチレン
及びエチレン共重合体が好ましい。より高温の使用環境
下、例えばレトルト条件下では、より高融点の素材、例
えばポリプロピレン系、又は高融点ポリエチレン、又は
その組み合わせが好ましくは選択されるべきである。
【0039】層432は任意である。かかる層は層42
6の特性とほぼ同じ特性を有する高融点重合体であって
よい。ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
【0040】層434は任意の衝撃層である。一般的に
、衝撃層434は、層430(例えばポリプロピレン)
中の重合体に該当するベースポリマーと、典型的にはエ
ラストマー様性質の1個又はそれ以上の衝撃改良材とか
ら成る。かかる衝撃改良材の例は、ポリイソブチレン及
び三井石油化学より供給されるTafmer  Aであ
る。Tafmer  Aはα−オレフィン共重合体であ
り、エラストマー様の性質を有しており、一般的にはエ
ラストマーとして解される。その他、エラストマー様の
性質を示すものも使用できる。層434の目的は、構造
全体、及び特にシーラント層30によって形成されたヒ
ートシールを、誤用、例えば硬い表面に落下させた場合
に対する抵抗性を増すことである。一般的にいって、層
30の主シール重合体と押出し可能なブレンドを形成で
きるエラストマーであれば、衝撃層34中で使用するの
に満足され、それにより層34は層30と満足に押出さ
れ、かつ、層30によく接着する。
【0041】層430,432及び434は好ましくは
同時に、共押出しにより形成され、各々の層界面で少な
くとも最小限接着する3層の副構造体436を形成する
。もし強化された層間接着、例えば層432及び434
の間の強化された接着が望ましい場合は、押出し可能な
接着性の層が使用される。例えば、層434の組成物が
ポリプロピレン系であれば、ポリプロピレン系の押出し
可能な接着性層(図示されていない)、例えばAdme
r  QF−500シリーズ接着剤、例えばQF−50
0、QF−550、QF−551の1つが使用可能であ
る。層434の組成物がポリエチレン又はエチレン共重
合体である場合、エチレン系の押出し可能な接着性素材
エチレン・ビニルアセテート共重合体(EVA)をベー
スとする、例えば、Plexar,CXA,又はByn
elの1つが使用できる。
【0042】副構造体436は、ラミネーション方法に
よってフィルム210にラミネートされる。いかなるラ
ミネーション方法でも、結合機能が達成される限り採用
できる。図4は接着性層438の使用を示し、接着ラミ
ネーション方法を示唆する。層438中に使用される接
着性素材の例は、層428に使用されるような硬化型の
ウレタン系接着性素材である。
【0043】図4のフィルムは好ましくは次のように形
成される。PET層426が別に押出され、そして、好
ましくは配向される。210と436とで表される多層
副構造体は別々に共押出しされる。副構造体210はP
ET層426と接着性層428を使用して接着ラミネー
トする。複合体(210と426と428)は接着性層
438を使用して副構造体436にラミネートする。2
つのラミネート工程の順序は重要ではなく、順序を逆に
することもできる。
【0044】図5は、図4のフィルムのようなフィルム
510を示し、該フィルムは (i)2つのPET層2
6及び32、(ii)介在するVDC−MA層12、 
(iii)シーラント層30、及び(iv)シーラント
層30と内側のPET層32間の任意の衝撃層34を有
する。介在する押出し可能接着性層516と520は、
VDC−MA層512を対応するPET層526と53
2に結合させる。
【0045】図5の構造体において、層526,520
,512,516及び532の層は、この順序で図2中
の層218,220,212,216及び214に一般
的に対応する。図2の表面層214及び218は、図5
中でさらに定義され、両層とも高温抵抗性があり(高融
点)、接着性層216と220の組成物は適宜調節され
るべきである。層516と520中で使用する接着性素
材の例は、28重量%のビニルアセテートを含有するエ
チレン・ビニルアセテート(EVA)である。衝撃層5
34とシーラント層530は、図4中の同様なる層43
4と430に対応する。層534は層532と界面接触
し、構造体中の組成物に関して、図2の層214につい
て説明された組成物の1つに相当する。しかしながら、
図5中で層532は内側層である。
【0046】図5中で示されたフィルムは好ましくは共
押出し方法にて形成されるべきである。VDC−MAと
高融点の重合体例えばPETを含有するフィルムを共押
出しする装置及び方法は図7及び図8に示される。
【0047】図6はフィルム610を示し、図5のフィ
ルムのようであるが、図5のPETの内側層532が除
去されている。フィルム610は共押出しで形成される
。当業者にとって図6のフィルムを共押出しするために
以下に示す装置と方法を容易に調整することができる。
【0048】層612はVDCである。層616と62
0は接着性素材である。層626はPET又はその他の
高融点重合体組成物である。層630はシーラント層組
成物、例えばポリプロピレンである。層634は先に説
明したような衝撃層である。
【0049】図7は図1で示したフィルムの形成のため
の押出機とダイのシステム配置を図示するものであり、
いくつかの溶融流に関して例示的な温度を示している。
【0050】図7を検討するに、押出機740はVDC
−MAを可塑化し、第1の重合体溶融流742を作る。 押出機740はVDC−MAを押出す際に従来使用され
る約160℃の出口温度を有する。VDC−MA溶融流
742は押出機740から短距離だけ離れたダイ772
の第1セグメント772Aに供給される。好ましくは、
押出機740はダイ772に固定マウントされ、それに
より、押出機740と772との間に介在する運搬手段
が存しないようにされる。いずれにしてもここに図示す
る実施例において、押出機740とダイ772間のフィ
ードパイプは出来るだけ短くされるべきであり、決して
約2フィート(約61cm)より長くてはならない。
【0051】第2押出機746は、従来の押出装置と方
法を使用してVDC−MAと容易に押出し可能であり、
VDC−MAと表面層114に充分よく接着する第2の
重合体接着性組成物を可塑化し、第2の溶融流748を
作る。典型的な素材は無水変性EVAであり、かつ、高
いVA含量のもの、例えば20重量%のVAを含むもの
である。押出機746は約180℃の出口温度を有し、
溶融流748をトランスファーパイプ750を介して第
772の中央セグメント772Bまで移動させる。ダイ
772に入るまでに溶融流748の温度は約165℃ま
で低下する。
【0052】第3押出機774はPETのような第3の
重合体組成物を可塑化して、表面層114の前駆体であ
る溶融流775を作る。可塑化する重合体組成物の1例
としてPETを使用すれば、押出機774は、PET重
合体の押出しの際に従来みられるように、出口温度29
0℃となる。溶融流775はダイ772のセグメント7
72Cにトランスファーパイプ780を介して移動され
る。トランスファーパイプ780はPETがダイセグメ
ント772Cに到着するまでに約255℃まで冷却する
【0053】ダイセグメント772Aは約165℃に保
持され、ダイセグメント772Bは約190℃に保持さ
れ、ダイセグメント772Cは約250℃に保持される
。ダイセグメント772Aと772Bと772C間の温
度差は各々のダイセグメントに従来のヒーターで必要な
る熱を供給し、かつ、液体キャビティーに冷却液を循環
させて、ダイセグメントが接触する全ての部分(溶融流
742,748及び775が合流する結合ロカス788
までの部分まで)でセグメント間の熱の移動が生じない
ようにしている。それ故、ダイセグメント772A中の
より低温のVDC−MA溶融流742は、より高温のダ
イセグメント772Bと772Cより熱シールドされ、
それによってロカス788で溶融流742,748及び
775が合流した時に溶融流748及び775が742
より高温となっている。ロカス788で溶融流742,
748及び775が合流した直後、例えば約1秒乃至約
3秒以内に、ダイより吐出される。
【0054】図8は、図5中で示したフィルムを形成す
るに適切なる、押出機、フィードブロック、ダイ、いく
つかの溶融流に関する温度プロファイルを図示したもの
である。
【0055】図8乃至図10を検討すると、押出機84
0はVDC−MA重合体組成物(第1重合体)を可塑化
し、第1重合体溶融流942(図9)を作る。押出機8
40は、VDC−MA重合体の押出しで従来行われてい
るように約150℃の出口温度を有する。押出機840
は、エンカプスレーター844に直接供給する。第2押
出機846は従来の押出装置及び方法を使用してVDC
−MAと共押出しが容易であり、VDC−MA及びPE
Tの双方に充分よく接着する第2の重合体押出し可能接
着性組成物を可塑化し、第2の溶融流948を作る。か
かる接着性組成物の例としては無水変性EVA、及びV
A含量の高い、例えば20重量%超であるEVAがある
。押出機846は約180℃の出口温度を有し、溶融流
をトランスファーパイプ850を介してエンカプスレー
ター844に移転させる。トランスファーパイプ850
により溶融流は165℃に冷却される。
【0056】押出機846は第2の溶融流948を、第
1押出機840にフランジ952と適当な連結部材、例
えば複数のボルト又はクランプ等による手段(図9参照
)で設けられているエンカプスレーター844に、結合
導管850を介して、供給する。
【0057】図9に示すように、エンカプスレーター9
44は押出機940から第1溶融流942を受けるセン
トラル・ボア956を有する中央クロスヘッド・マンド
レル954を含む。エンカプスレーター944はさらに
、中央クロスヘッド・マンドレル954を囲むスリーブ
958を含む。スリーブ958はエンカプスレーター9
44に第2の重合体溶融流948を導くための流入路9
60を有する。流入路960好ましくはマンドレル95
4の周囲に勾配のある断面積を有するクロスヘッド・グ
ルーブ962に通ずる。グルーブ962は重合体溶融流
948をマンドレル954の周囲部で、かつ、マンドレ
ル954とスリーブ958との間に分配する。グルーブ
962はいかなる地点でもその周辺部に関して一定の断
面積を有する環状チャンネルにつながっている。
【0058】環状チャンネル964は、セントラル・ボ
ア956と共に、ジョインダー966に至り、そこでチ
ャンネル964とセントラル・ボア956は一緒になり
、第2重合体溶融流948を、一般的に均一な断面積を
有する環状構造を有するジョインダーに供給する。
【0059】溶融流942と948は、各々押出機94
0と946によって一定の流れとして供給されるので、
溶融流942は溶融流948中に包み込まれる。その結
果、溶融流942と948から結合溶融流968が形成
される。第2溶融流は、結合溶融流968の1要素であ
り、第1溶融流942の周辺の外側方向に連続的層を形
成する。それ故、第1溶融流942及び第2溶融流94
8はその同一性を失わないで存在し、第1溶融流942
が第2溶融流948によって包み込まれている。結合溶
融流968はエンカプスレーター944を出て、実施例
中ではパイプとして図示されている移動手段970に入
る。
【0060】図9のエンカプスレーター944は、好ま
しくは約160℃に保持されるべきであり、第2接着性
重合体溶融流948はその押出機出口温度よりさらに5
℃だけ冷却され、VDC−MA溶融流942は、その押
出機出口温度より約10℃だけ高く加熱されるが、しか
し許容される温度範囲内に保持される。エンカプスレー
ター944からの結合溶融流968の温度はエンカプス
レーター844からダイ872に伝えられる間移転パイ
プ870中で約160℃に保持される(図8参照)。
【0061】図8にまた戻ると、押出機874は、好ま
しくはPET重合体の押出しに従来より使用されている
約290℃の出口温度を有し、かつ、フィードブロック
876とダイセグメント872Cへ各々、移転パイプ8
78及び880を介して移転される。移転パイプ878
及び880は、ダイセグメント872C中のフィードブ
ロック876に到達するまでに、PETを約255℃ま
で冷却する。255℃はPETの融点より低く、再結晶
温度より高い。
【0062】押出機882は、好ましくは約75%のP
P系樹脂、15%のポリイソブチレン及び10%のTa
fmer  Aの弾性的エチレン・ブテン−1共重合体
を含む衝撃層組成物を処理する。押出機882は約25
0℃の出口温度を有し、溶融流を約250℃に温度を保
持する移転パイプを介してフィードブロック876に移
転する。
【0063】押出機884は、好ましくは約3.5重量
%のエチレンを含むプロピレン・エチレン共重合体を含
むシーラント層組成物を処理する。押出機884は約2
50℃の出口温度を有し、溶融流を約250℃の温度に
保持する移転パイプを介してフィードブロック876に
移転する。
【0064】フィードブロック876の温度は250℃
と255℃の間に保持され、かつ、3つの溶融流の流入
による熱でこの温度範囲の中で、平衡が保たれる。
【0065】図8中のダイ872は断面図であるが、ク
ロスハッチングなしで示され、最低限の構造を示す。そ
れ故、示された温度がより容易に図示できる。ダイ87
2は872A,872B,及び872Cと数字を付され
た左、中央、及び右セグメントを有する。システムの残
部はダイアグラムで示す。フィードブロック876は、
左セグメント872Aと一緒に使用される形式で図示さ
れる。
【0066】ダイセグメント872A及び872Cは約
250℃に保持され、その為にPET重合体は溶融状態
に保持されている。ダイセグメント872Bは約180
℃に保持される。ダイセグメント872B中のVDC−
MA溶融流は、図7中の冷却パッセージ786の如く働
く、冷却パッセージ886により高温のダイセグメント
872A,872Cからシールドされる。その結果、ダ
イセグメント872Aと872C中の溶融流はダイセグ
メント872B中の溶融流より高温となる。
【0067】短時間の露出によって温度差が介在する、
押出機846によって接着性素材から形成された、接着
層516及び520によって主に吸収されるので、VD
C−MA共重合体はより高温に耐える。従って、多層溶
融流を横断しての温度平衡がダイ72中で一般的には達
成されない。VDC−MA共重合体は、もしあっても、
おだやかな温度上昇しか経験しない。ダイ出口890で
冷却が始まるまでのほんの少時間だけ温度上昇があるの
で、VDC−MAの分解への影響は本質的にはゼロであ
る。
【0068】約210℃の再結晶化温度を有するPET
は、ロカス888でより低温の複合溶融流68が合流す
る時、ダイ中で結晶化することが予想される。溶融流を
含むVDC−MAの温度190℃は、PETの再結晶化
温度より、ほんの少し低温である。PETの内側表面の
みのがこの低温に露出される。VDC共重合体への影響
として、結合ロカス888でセットされた熱ダイナミッ
クスが顕在化して、溶融流中の物理的変化が出る前に、
PETはダイ出口890でダイを出る。そして、出口を
出た後、押出された溶融流が固化するプロセスの一部と
して再結晶化が許容される(本当は望ましい)。
【0069】それ故、結合ロカス888で始まるVDC
共重合体の加熱及びPETの冷却は、(i) かかる素
材が結合し、そしてダイから出る間の短時間の間隔と、
押出しされた重合体の冷却と(ii)ロカス888での
変化の開始と溶融流の重合体中での物理的影響の発現と
の時間的ずれにより、各々の重合体によって緩和される
【0070】図7及び図8は、PET(融点約260℃
)の如き溶融流を、それがダイを全部通過する前に融点
以下に過冷する原理を図示する。また、この図はダイ中
での過冷された溶融流75が過冷された溶融流の再結晶
化温度(PETなら210℃)より低温の溶融流(例え
ば42)と合流する原理を示す。
【0071】後に示す表1は、本発明を使用して共押出
しできる、一般的にはフィルム210に相当する、構造
体の例を示す。表1から当業者は合理的かつ通常の方法
で、2つの表面層214と218のための組成物の組み
合わせを選択し、かつ、層216と220のための適切
なる接着性組成物を選択できる。図1乃至図3、図5及
び図6で図示するようなフィルムが共押出しされる場合
、少なくとも1つの層は高融点の重合体組成物を含む。 この重合体組成物の処理温度では一般的に、塩化ビニリ
デン共重合体は高融点重合体と共に処理して、高温から
多かれ少なかれシールドすることなくしては、その高温
に耐えられない。かかる構造体では、フィルム210は
、ラミネート構造体(例えば図4のもの)内の副構造体
であり、フィルム210は必ずしも高温重合体組成物を
含む必要がない。しかしながら、VDC−MAは通常の
押出し処理条件下で塩化ビニリデン・塩化ビニル共重合
体より分解し易く、高温からVDC−MAをシールドす
ること、エンカプスレーター44中にカプセル化するこ
とが好ましい。
【0072】表1中に列挙された各重合体は重合体のフ
ァミリーである。各層用に列挙された2個又はそれ以上
の各素材は混合できる。さらに、各列挙された各ファミ
リーは有効な重合体の例示である。接着剤層用の重合体
の選択は、勿論、隣接層用に選択された組成物に対する
接着性能に依存する。周知の押出し可能な接着剤の殆ど
のものが、押出されたVDC,特に塩化ビニリデン・メ
チルアクリレート共重合体に満足のゆく接着をする。層
14と18用に列挙された重合体に対する押出し可能な
接着性重合体の接着性能はかなりよく知られ、所定の組
成物の組み合わせの好適性(例えば、層間結合に対する
)は通常の確認テストにより確認することができる。 表1中の層の番号は、図2中の層の番号に対応する。
【表1】
【0073】本願の発明者により出願されている米国特
許願第458,484号に記載された押出し可能接着剤
、接着剤層、及び改良された接着剤層も本願発明中で使
用することができる。
【0074】次に示す表2(ここでも図2中の番号が使
用される)は、層18のための好ましい素材を列挙する
。なお、層14と18は同じ素材で出来ていてもよい。
【表2】
【0075】本願発明の共押出しフィルムはVDC−M
A層を含み共押出し物としての厚いテープを使用して作
ることもでき、固体状態での分子配向に適切である。か
かるテープは線状又は管状のものでよい。典型的な厚み
は10〜25ミル(254〜635ミクロン)の範囲で
ある。このテープは固体状態で通常の配向プロセスを使
用して配向して、薄い柔軟なフィルムを作ることができ
る。
【0076】本願発明の共押出しフィルムは、それ以上
固体状態で配向されない、薄い共押出しフィルムとして
共押出しすることもできる。未配向のフィルムは、作る
のに安価であり、かつ、配向してもVDC−MAのバリ
ヤー性の向上が特に認められないので、一般的には好ま
しい。かかるフィルムの厚みは約20ミル(508ミク
ロン)よりは厚くない。好ましくは、かかるフィルムの
厚みは15ミル(381ミクロン)より厚くない。フィ
ルムが柔軟であることが好ましい場合、共押出しフィル
ムの厚さは典型的には約10ミル(254ミクロン)よ
り厚くないほうがよい。最終用途によって、図1乃至図
3、図5、及び図6に示すようなVDC−MA層を含む
柔軟な共押出フィルムの厚みは、約1.5ミル(38ミ
クロン)から約8ミル(203ミクロン)の範囲の値に
通常なる。一般的にいって、厚みが1.5ミル(38ミ
クロン)より薄いと、フィルムは充填物を含有するに望
まれる強度を下まわる。8ミル(203ミクロン)から
10ミル(254ミクロン)より厚くなると、フィルム
は柔軟性が小さくなり、かつ、ある用途にはコスト的に
不利である。勿論、コストは厚い層の組成にも部分的に
左右される。柔軟度は、所望の容器の構造によって、長
所であったり、そうでなかったりする。図10乃至図1
2中に図示された容器は、典型的には柔軟であり、それ
故、柔軟なフィルムが好ましい。
【0077】その他の予想される用途としては、例えば
、柔軟なリッドを有する剛直なトレイである。かかる用
途の場合、トレイは剛直であり、60から80ミル(1
525から2055ミクロン)の厚みを有するのが好ま
しい。リッドは好ましくは10ミル(254ミクロン)
より厚くない、柔軟なものがよい。かかるトレイを作る
のに用いる厚いシート素材は、ここに開示した構造体及
びプロセスを使用して作ることができる。かかる厚い構
造体は固体状態での配向はできず、配向が可能なのは、
例えば、サーモホーミング工程を使用して、シートをト
レイに成形することであるが、しかし、この場合の配向
はごく少しであり、業界で通常いわれる「分子配向」と
いう言葉に合致するものではない。
【0078】付加的な層を、例えば図4に見られるよう
に、共押出しされたフィルムの1表面または両表面(例
えば、層12,14または18)に組み合わせてもよい
【0079】図1乃至図6の多層フィルムは、図10乃
至図12に示すようなパウチの如き包装容器を作るのに
特に有効である。図10に示すようなパウチ1092を
作る1つの好ましい方法では、例えば水平パウチ形成機
中でフィルムの部分と部分とが、お互いに面対面で接触
するようにされ、例えば層12,14,18,又は30
の表面層の1つの表面のある部分と部分とが互いに対面
するようにされる。熱シール1093(図10)が対面
する共通の周辺部の辺りで形成され、充填物を保持する
ことのできる3辺の閉じられた包装容器が作られる。充
填すべき物を包装容器中に導入し、開口端部を熱シール
して包装容器を閉じ、かつ、シールする。この状態は図
11中のパウチ1192に示される。
【0080】本願発明のフィルムから包装容器を形成す
る装置の1例は、垂直型の充填シール包装機械である。 典型的な垂直型機械では、フィルムのウェブを折り畳む
ためのフォーマーにフィルムが供給される。フォーマー
は典型的には、シートがディスペンシング・チューブの
周りに折り畳まれるように配置させる。図12の如きシ
ールされたパウチ1297を作るために、包装機械は2
個のシーリング・ステーションを有する。1個のシーリ
ング・ステーションで、第1の端部シール1294がフ
ィルム中に形成され、第2のシーリング・ステーション
で第1の側辺シール1295が形成され、それにより1
個の開口側辺を有するパウチ様の包装容器を作る。充填
すべき物をパウチに入れ、第2の側辺シール1296が
形成され、該開口側辺をシールし充填物を包み込む。第
2の側辺シール1296が作られた後で、フィルムは切
断され、充填物を含む図12に示すような柔軟容器12
97が作られる。
【0081】図12にまた図示するように、フィットメ
ント1298Aと1298B(1個のユニット1299
の一部分であることが好ましい)を容器1297の内側
又は外側層にシールことができる。好ましくはフィット
メント1299は、内側層(12,14,18,又は3
0の適切なところ)に熱シールされることにより、強固
な熱シールが作られる。フィットメント1299の使用
は医用液体や粉体のような物を殺菌条件下で含有し得る
包装容器に適切である。従って、層の組成物としてレト
ルト条件下で充填物が安定であるような物を選択するこ
とにより、包装容器に充填すべき物を充填し、閉じ、レ
トルト処理をし、それによって閉じられた容器がレトル
ト処理によって殺菌化され、閉じられシールされた容器
のバリヤー性によって殺菌状態が保持される。包まれた
殺菌された充填物は、フィットメント1299の使用に
よって殺菌状態下で押出すことができる。かかる容器は
家庭用医用品、例えば液体、ペースト、及び粉末を殺菌
条件下で保持し、かつ、取り出すのに適切である。
【0082】当業者には、ここに説明されたフィルム、
包装容器、装置、及び方法に対して変更を為すことがで
きることが判るであろう。特に、他の層の組成物、及び
層の組み合わせが、ここに記載した方法に鑑みてVDC
−MAと共押出しできる。フィルム、包装容器、装置、
及び方法は本発明の要旨から逸脱することなく為すこと
ができる。
【0083】本発明は、好ましい実施例に関連させて記
載したが、本発明は数多くの再構成、変更及び変形が可
能であり、かかる全ての再構成、変更、及び変形は、本
発明の特許請求の範囲に属するものである。
【0084】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明はVDC−MAの第1層と、典型的にはVDC−
MAより高温で処理されるもう1つの重合体組成物の第
2層を含む多層共押出フィルムを提供することができる
。また、本発明は、多層共押出フィルムが第2層として
VDC−MAの通常処理温度より少なくとも約50℃高
い温度で典型的に押出し処理される重合体組成物を含む
多層共押出フィルムを提供することができる。さらに、
本発明は、従来技術での特徴であったVDC−MA層へ
の熱ストレスをより少なくした押出し方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3層フィルムの断面図。
【図2】本発明の5層フィルムの断面図。
【図3】本発明の7層フィルムの断面図。
【図4】本発明の11層フィルムの断面図。
【図5】本発明の7層フィルムの他の実施例の断面図。
【図6】本発明の6層フィルムの断面図。
【図7】図1に示すフィルムを作る装置におけるダイの
断面中を流れる重合体溶融流を示す説明図。
【図8】図5に示すフィルムを作る装置におけるダイの
断面中を流れる重合体溶融流を示す説明図。
【図9】図8に示す装置におけるエンカプスレーターの
縦方向の断面図。
【図10】本発明のフィルムで作った開口包装容器の概
略的斜視図。
【図11】図10に示す包装容器に充填すべき物を入れ
、開口部を閉じてシールした状態の概略的斜視図。
【図12】本発明のフィルムで作った殺菌状態下で充填
物を保持し、又は取出すのに適した容器の概略的平面図
【符号の説明】
110,210,310,410,510,610  
    フィルム 112,212,412,512,612      
VDC−MA層 114,214,218,414,418      
表面層116,216,220,416,420,51
6,520,616,620接着性層 430,530,630      シーラント層43
4,534,634      衝撃層740,746
,774,840,846,874,882,884,
940押出機

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (1) 塩化ビニリデン・メチルアク
    リレート共重合体を含む第1重合体層;(2) 少なく
    とも204℃の融点を有する組成物を含む第2重合体層
    ;及び(3) 第1重合体層と第2重合体層の間にあり
    、これら第1重合体層と第2重合体層を離隔するように
    する第3重合体層;とを含む共押出多層フィルム。
  2. 【請求項2】  第2重合体層の組成物がポリエステル
    、共ポリエステル、ポリアミド、及びポリカーボネート
    から成る群より選択される請求項1記載の共押出多層フ
    ィルム。
  3. 【請求項3】  (1) 2つの相対する側面を有し、
    塩化ビニリデン・メチルアクリレート共重合体を含む第
    1重合体層;(2) 第1重合体層の1側面上にあり、
    ポリエステル、共ポリエステル、ポリアミド、プロピレ
    ン共重合体、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリ
    プロピレン及びエチレン・ビニルアセテート共重合体と
    の組み合わせ、極低密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
    レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖
    状低密度ポリエチレン共重合体、直鎖状中密度ポリエチ
    レン共重合体、直鎖状高密度ポリエチレン共重合体、ア
    イオノマー、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン
    ・エチルアクリレート共重合体、エチレン・メチルアク
    リレート共重合体、及びエチレン・メタクリル酸共重合
    体から成る群より選択される組成物より成る第2重合体
    層;及び(3) 第1重合体層と第2重合体層の間にあ
    り、これら第1重合体層と第2重合体層を離隔するよう
    にする第3重合体層;とを含む共押出多層フィルム。
  4. 【請求項4】  第2重合体層の組成物がポリエステル
    、共ポリエステル、ポリアミド、及びポリカーボネート
    から成る群より選択される請求項3記載の共押出多層フ
    ィルム。
  5. 【請求項5】  (1) 第1重合体層のもう一方の側
    面上にあり、かつ、ポリエステル、共ポリエステル、ポ
    リアミド、ポリカーボネート、ポリプロピレン、プロピ
    レン共重合体、ポリプロピレン及びエチレン・ビニルア
    セテート共重合体との組み合わせ、極低密度ポリエチレ
    ン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
    ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン共重合体、直
    鎖状中密度ポリエチレン共重合体、直鎖状高密度ポリエ
    チレン共重合体、アイオノマー、エチレン・アクリル酸
    共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体、エ
    チレン・メチルアクリレート共重合体、及びエチレン・
    メタクリル酸共重合体から成る群より選択される第4層
    ;及び(2) 第1重合体層と第4層の間にあり、これ
    ら第1重合体層と第4層を離隔するようにする第5層;
    とをさらに含む請求項3記載の共押出多層フィルム。
  6. 【請求項6】  第2重合体層から第4層にフィルムを
    通過して熱が伝わるようにされ、それにより、第4層中
    の熱シール性が活性化されるようにされた請求項5記載
    の共押出多層フィルム。
  7. 【請求項7】  第4層の組成物が極低密度ポリエチレ
    ンと、第4層に関して列挙された素材の群から選択され
    た少なくとも1つの他の素材との組み合わせを含むもの
    である請求項5記載の共押出多層フィルム。
  8. 【請求項8】  第4層の組成物が極低密度ポリエチレ
    ンと、第4層に関して列挙された素材の群から選択され
    た少なくとも1つの他の素材との組み合わせを含むもの
    である請求項6記載の共押出多層フィルム。
  9. 【請求項9】  第3重合体層が第1重合体層と第2重
    合体層の両方と界面結合接触をしている請求項3記載の
    共押出多層フィルム。
  10. 【請求項10】  第5層が第1重合体層と第4層の両
    方と界面結合接触をしている請求項5記載の共押出多層
    フィルム。
  11. 【請求項11】  (1) 第1重合体層のもう一方の
    側面上にある第4の熱シール層;及び(2) 第1重合
    体層と第4層間にあり、第1重合体層と第2重合体層と
    を離隔する第5層とをさらに含む請求項3記載の共押出
    多層フィルム。
  12. 【請求項12】  第3重合体層と第4層の組成物がエ
    チレン・ビニルアセテート共重合体とエチレン・メチル
    アクリレート共重合体から成る群から選択された接着性
    組成物を含む請求項5記載の共押出多層フィルム。
  13. 【請求項13】  第2重合体層がポリエチレンテレフ
    タレートを含み、かつ、第2重合体層と第3重合体層の
    間に第4の接着剤層を含み、該接着剤層が第2重合体層
    と第3重合体層とを結合させるのに効果的である請求項
    3記載の共押出多層フィルム。
  14. 【請求項14】  (1) 第1重合体層のもう一方の
    側面上にある第4の熱シール層;(2) 第1重合体層
    と第4層間にある第5の重合体層;及び(3) 第4層
    と第5の重合体層間にある第6の接着剤層とをさらに含
    む請求項3記載の共押出多層フィルム。
  15. 【請求項15】  第1重合体層と第4層との間に第6
    の衝撃層をさらに含む請求項6記載の共押出多層フィル
    ム。
  16. 【請求項16】  第1重合体層と第4層との間に第6
    の衝撃層をさらに含む請求項11記載の共押出多層フィ
    ルム。
  17. 【請求項17】  (1) 塩化ビニリデン・メチルア
    クリレート共重合体を含む第1重合体バリヤー層組成物
    を選択し;かつ(2) 第1重合体バリヤー層組成物を
    第2及び第3重合体組成物とともに共押出しして、順に
    第1、第3及び第2組成物から成る第1、第3及び第2
    層を含み、かつ第2組成物が204℃より高い融点を有
    する多層複合体を形成する;工程を含む、高バリヤー性
    多層構造体の製法。
  18. 【請求項18】  (1) 塩化ビニリデン・メチルア
    クリレート共重合体を含む第1重合体バリヤー層組成物
    を選択し;かつ(2) 第1重合体バリヤー層組成物を
    第2及び第3重合体組成物とともに共押出しして、順に
    第1、第3及び第2組成物から成る第1、第3及び第2
    層を含み、かつ第2組成物がポリエステル、共ポリエス
    テル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリプロピレン
    、プロピレン共重合体、ポリプロピレン及びエチレン・
    ビニルアセテート共重合体との組合わせ、極低密度ポリ
    エチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
    高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン共重合
    体、直鎖状中密度ポリエチレン共重合体、直鎖状高密度
    ポリエチレン共重合体、アイオノマー、エチレン・アク
    リル酸共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合
    体、及びエチレン・メチルアクリレート共重合体から成
    る群より選択されるものを共押出しする;工程を含む、
    高バリヤー性多層構造体の製法。
  19. 【請求項19】  請求項1から請求項16のいずれか
    1項に記載のフィルムで作られた包装容器。
  20. 【請求項20】  請求項17又は請求項18に記載の
    製法で作られたフィルムで作られた包装容器。
  21. 【請求項21】  請求項1から請求項16のいずれか
    1項に記載の共押出多層フィルムで作られた包装容器に
    して、液体及び粉末を殺菌条件下に貯蔵し、かつ、抜き
    取り易くした包装容器。
  22. 【請求項22】  請求項17又は請求項18に記載の
    製法で作られた共押出多層フィルムで作られた包装容器
    にして、液体及び粉末を殺菌条件下に貯蔵し、かつ、抜
    き取り易くした包装容器。
  23. 【請求項23】  剛直な容器の形をした請求項1から
    請求項16のいずれか1項に記載のフィルム。
  24. 【請求項24】  剛直な容器がトレイである請求項2
    3に記載のフィルム。
  25. 【請求項25】  多層フィルムを共押出しする方法に
    して、該多層フィルムが第1層、第2層、及び第3層を
    含み、第2層が第1層と第3層の間に配置され;第1層
    が塩化ビニリデン・メチルアクリレート共重合体を含み
    ;第3層が少なくとも204℃の融点を有する組成物の
    重合体層を含み;該方法が、第2層が第3層押出物の熱
    から第1層押出物をシールドするように第2層の組成物
    を選択し;該多層を共押出しする方法。
JP3146837A 1991-05-22 1991-05-22 塩化ビニリデン・メチルアクリレート共重合体を含む共押出多層フィルム、及びその製法、並びにフィルムで作った包装容器 Withdrawn JPH04347632A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11348096A (ja) * 1998-05-25 1999-12-21 Windmoeller & Hoelscher 多層プラスチックフィルム、ボ―ド又はチュ―ブの押出し装置
RU2555019C1 (ru) * 2011-06-17 2015-07-10 ЭлДжи ХАУСИС, ЛТД. Дополнительная установка для вспомогательного экструдирования оконного профиля и установка для его изготовления, в которой она используется
RU2555020C1 (ru) * 2011-06-17 2015-07-10 ЭлДжи ХАУСИС, ЛТД. Оконный профиль, снабженный поверхностным слоем, имеющим древесное волокно

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