JPH0229304Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229304Y2
JPH0229304Y2 JP1983181571U JP18157183U JPH0229304Y2 JP H0229304 Y2 JPH0229304 Y2 JP H0229304Y2 JP 1983181571 U JP1983181571 U JP 1983181571U JP 18157183 U JP18157183 U JP 18157183U JP H0229304 Y2 JPH0229304 Y2 JP H0229304Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
cylinder liner
oil
rail
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983181571U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6089462U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18157183U priority Critical patent/JPS6089462U/ja
Publication of JPS6089462U publication Critical patent/JPS6089462U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229304Y2 publication Critical patent/JPH0229304Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は往復動機関のオイルかきリングに関す
る。
第1図は従来から使用されているピストンの構
造を示す。同図において、01はシリンダライ
ナ、02はピストン、03は第1段リング、04
は第2段リング、05は第3段リング、06は第
3段リング05の油の流通口、07はコイルエキ
スパンダである。ピストンリング03,04,0
5はピストン02のリング溝に装着され、シリン
ダライナ01上を往復動する。ピストンリング0
3,04,05の機能の主なものには、次の3つ
がある。
(1) 気密保持:燃焼室で爆発したガスの漏れを最
少限におさえる。
(2) 潤滑油コントロール:ピストンリング03,
04,05とシリンダライナ01との摺動面を
潤滑する潤滑油をコントロールし、オイル消費
量を適正に保つ。
(3) 熱伝達:燃焼ガスによるピストン02の高熱
をシリンダライナ01に伝達し、ピストン冷却
を行う。
第3段リング05はオイルかきリングと呼ば
れ、上記機能のうち(2)潤滑油コントロールに重要
な役割をはたしている。第2図はオイルかきリン
グ05の合い口部付近の斜視図である。コイルエ
キスパンダ07はリングの面圧を高くして、オイ
ル消費量を減少させる働きをする。
上記のものには次の欠点がある。
第3図のように、オイルかきリング05の上下
の摺動部が両者ともシリンダライナ01の摺動面
に接している場合は、潤滑油コントロールは確実
に行われる。しかし、ピストンの首振り、ピスト
ンの熱変形によるリング溝の傾き、シリンダライ
ナの熱変形等により第4図のような上の摺動部の
片当り、第5図のような下の摺動部の片当りが起
ると、正常な潤滑油コントロールは不能となり、
また第6図のように上下摺動部にaで示す段差が
できたりする。これにより潤滑油の消費量が増加
する。
本考案の目的は上記の点に着目し、オイルかき
リングにおいて、上摺動部または下摺動部の片当
り状態になる場合でも、正常な潤滑油コントロー
ルが行われるようにして、オイル消費量の増加を
防止できるリング構造を提供することであり、そ
の特徴とするところは、往復動機関のオイルかき
リングにおいて、シリンダライナの内面に当接す
る上下2個の摺動部の間に、合口部を有するリン
グ状に形成され外周がシリンダライナの内面に当
接する一枚のレールを装着したことである。
この場合は、上摺動部または下摺動部の片当り
の場合にも、レールがシリンダライナと摺動する
ようにして、上摺動部のみ、または下摺動部のみ
の片当りを防止し、オイル消費量の増加を防ぐこ
とができる。
以下図面を参照して本考案による実施例につき
説明する。
第7図は本考案による1実施例のレールを示す
正面図、第8図はオイルかきリングにレールを装
着した状態を示す説明図である。
図において、8はオイルかきリング5の上下の
摺動部の間に装着されたレールで、合口部を有す
るリング状に形成され、外周がシリンダライナの
内面に当接する。9はオイルかきリング5の油の
流通口6の間に設けた凹部に合致する凸部、10
は合い口である。凹部11は油の流通口6とかさ
ならないようにする。
なお、第9図及び第10図において、1はシリ
ンダライナ、7はコイルエキスパンダである。
上記構成の場合の作用について述べる。
第7図に示すように、レール8が合い口部10
を有するリング状に形成されていて、該レール8
自身に張力があり、常にシリンダライナの内面に
当接している。このため、第9図及び第10図に
示すように、リング5が傾いても、上摺動部また
は下摺動部の何れかとレール8の2ケ所がシリン
ダライナ内面と接触しており、オイルかき効果の
低減は殆ど無い。
上述の場合には次の効果がある。
オイルかきリング5が片当りする場合でも、レ
ール8がシリンダライナ1と接触するため、2つ
の摺動部ができ、オイル消費量の増加を防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は往復動機関のピストンの要部を示す断
面図、第2図はオイルかきリングの合い口部付近
を示す斜視図、第3図より第6図まではオイルか
きリングの作動状態を示す説明図、第7図は本考
案による1実施例のレールを示す正面図、第8図
はオイルかきリングにレールを装着した状態を示
す説明図、第9図及び第10図はレールを装着し
たオイルかきリングの作動状態を示す説明図であ
る。 5……オイルかきリング、8……レール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関、圧縮機等の往復動機関のオイルかき
    リングにおいて、シリンダライナの内面に当接す
    る上下2個の摺動部の間に、合口部を有するリン
    グ状に形成され外周がシリンダライナの内面に当
    接する一枚のレールを装着したことを特徴とする
    ピストンリング。
JP18157183U 1983-11-26 1983-11-26 ピストンリング Granted JPS6089462U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18157183U JPS6089462U (ja) 1983-11-26 1983-11-26 ピストンリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18157183U JPS6089462U (ja) 1983-11-26 1983-11-26 ピストンリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6089462U JPS6089462U (ja) 1985-06-19
JPH0229304Y2 true JPH0229304Y2 (ja) 1990-08-07

Family

ID=30393421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18157183U Granted JPS6089462U (ja) 1983-11-26 1983-11-26 ピストンリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6089462U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614455U (ja) * 1979-07-12 1981-02-07
JPS5840381U (ja) * 1981-09-04 1983-03-16 オ−エツチ工業株式会社 金槌

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614455U (ja) * 1979-07-12 1981-02-07
JPS5840381U (ja) * 1981-09-04 1983-03-16 オ−エツチ工業株式会社 金槌

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6089462U (ja) 1985-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3954088A (en) Combustion chamber arrangements for rotary compression-ignition engines
US5483869A (en) Sealed articulated piston
JPH0229304Y2 (ja)
JPH11201283A (ja) ピストン及びピストンリング
JPH08296420A (ja) 往復動式内燃機関
JP2855926B2 (ja) 内燃機関のシリンダ
GB2189005A (en) Engines
KR100304435B1 (ko) 오일링
JPS5949355A (ja) ピストンリングと潤滑開口を形成されたシリンダ接触面とを有するレシプロ内燃機関
JPS621401Y2 (ja)
JPH0121165Y2 (ja)
JPS5867946A (ja) 内燃機関のピストンリング
JPS5918128Y2 (ja) 内燃機関のピストン
JPH0530445U (ja) エンジンのピストン
JP2626337B2 (ja) 内燃機関の潤滑装置
JPS632697Y2 (ja)
JPS5870039A (ja) 内燃機関のピストン
JPH0231558Y2 (ja)
JPS622254Y2 (ja)
JPH01247743A (ja) シリンダブロック
JPS60206957A (ja) 鋳鉄製ピストン
JPH02540B2 (ja)
KR100239390B1 (ko) 랜드의 파손방지 구조를 갖는 엔진 피스톤
JP2537062Y2 (ja) 内燃機関の二体型ピストン
JPS5870040A (ja) 内燃機関のピストンリング装置