JP2626337B2 - 内燃機関の潤滑装置 - Google Patents

内燃機関の潤滑装置

Info

Publication number
JP2626337B2
JP2626337B2 JP3238243A JP23824391A JP2626337B2 JP 2626337 B2 JP2626337 B2 JP 2626337B2 JP 3238243 A JP3238243 A JP 3238243A JP 23824391 A JP23824391 A JP 23824391A JP 2626337 B2 JP2626337 B2 JP 2626337B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
piston
lubricating oil
lubricating
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3238243A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0579313A (ja
Inventor
剛司 桝田
研史 牛嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3238243A priority Critical patent/JP2626337B2/ja
Publication of JPH0579313A publication Critical patent/JPH0579313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2626337B2 publication Critical patent/JP2626337B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の潤滑装置の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】暖機時の燃費やアイドル安定性を改善す
るために、暖機時に潤滑油温度を速やかに上昇させたい
という要求がある。
【0003】この対策として、例えば特開昭60−14
2007号公報では、潤滑油をピストンの冠部の下面に
向けて噴射し、燃焼熱により逸速く温度上昇するピスト
ン冠部によって潤滑油を加熱して、潤滑油の温度上昇を
促すものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、噴射された潤滑油がピストン
冠部の下面に接触する時間が短いため、ピストン冠部か
ら潤滑油への十分な伝熱が得られない。
【0005】また、噴射された潤滑油がピストン冠部に
当たってオイルパンに落下するため、オイルパンから機
関の各潤滑部に供給される潤滑油の温度が十分に上昇す
るまでにはかなりの時間がかかり、暖機時のフリクショ
ン低減効果が少ない。
【0006】本発明は上記の点に着目し、暖機時に潤滑
油温度を速やかに上昇させることをを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピストンの冠
部に形成される油溜室と、コンロッドの内部に形成され
油溜室に潤滑油を導く供給油通路と、油溜室からピスト
ンのシリンダに対する摺接部に潤滑油を供給する給油孔
と、潤滑油温度の上昇に伴って供給油通路を閉じる弁手
段とを備える。
【0008】また、ピストンの冠部に形成される油溜室
と、コンロッドの内部に形成され油溜室に潤滑油を導く
供給油通路と、油溜室からピストンのシリンダに対する
摺接部に潤滑油を供給する給油孔と、油溜室からピスト
ンのスカート部の内側に潤滑油を排出する排出孔と、潤
滑油温度の上昇に伴って排出孔を開く弁手段とを備え
る。
【0009】
【作用】コンロッド内の供給油通路を開閉する弁手段が
設けられる場合、暖機時に弁手段が供給油通路を開通
し、潤滑油が油溜室に流入する。油溜室に流入した潤滑
油は、ピストンに対する接触時間が十分に確保され、燃
焼熱を受て暖機時に逸速く温度上昇するピストン冠部か
らの伝熱により温度上昇が促される。これにより暖機時
から十分に暖められた潤滑油が給油孔を通してピストン
とシリンダの摺接部に供給され、フリクションが低減さ
れる。
【0010】暖機後、潤滑油の温度上昇に伴って弁手段
が供給油通路を閉塞する。これにより、暖機後に潤滑油
が油溜室に流入して過熱されることが防止されるととも
に、必要以上の潤滑油が油溜室を介してピストンとシリ
ンダの摺接部に供給されることが防止される。
【0011】また、油溜室に開口する排出孔を開閉する
弁手段が設けられる場合、暖機時は弁手段が排出孔を閉
塞して、油溜室で十分に暖められた潤滑油が給油孔を通
してピストンとシリンダの摺接部に供給され、フリクシ
ョンが低減される。
【0012】暖機後、潤滑油の温度上昇に伴って弁手段
が排出孔を開く。これにより、油溜室に流入した大部分
の潤滑油は給油孔を通して流出することなく排出孔を通
ってオイルパンに戻される。この油溜室から排出孔に流
出する潤滑油により、ピストン冠部の熱が持ち去られ、
熱負荷の高い運転時にもピストン冠部が過熱されること
を未然に防止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0014】図1において、1はピストンであり、この
ピストン1はその冠面11とシリンダヘッド5との間で
燃焼室6を画成し、シリンダ2を往復動することにより
混合気の吸入、圧縮、排気の作用を行うとともに、混合
気の燃焼により生じた爆発力をコンロッド3を介してク
ランクシャフト4に伝える。図中7は点火栓、8はシリ
ンダ2の周囲に形成されたウォータジャケットである。
【0015】円盤形のピストン冠部12の外周には、3
条のピストンリング溝13,14,15を有している。
上方の各ピストンリング溝13,14にはシリンダ2と
の間に圧力リングが介装されて、高圧燃焼ガスが燃焼室
6からクランク室9へ洩れるのを防ぎ、下方のピストン
リング溝15にはオイルリングが介装され、シリンダ2
の壁面の潤滑油膜を調整するようになっている。
【0016】ピストン1は、その冠部12の下方からス
カート部16が延びて、このスカート部16がシリンダ
2の壁面に摺接することにより、ピストン1の姿勢が保
たれるようなっている。
【0017】ピストン1はピストンピン21を介してコ
ンロッド3の小端部31を連結させる。ピストン1はピ
ストンピン21の両端を嵌合させる一対のピンボス部2
2を有している。
【0018】ピストン冠部12の内部には油溜室17が
形成される。油溜室17はその断面がその中央部が端部
より高くなるように湾曲した円盤形に形成され、油溜室
17の端部にはピストンリング溝15に開口する複数の
給油孔18が等間隔で形成される。
【0019】図2にも示すように、各給油孔18はピス
トンリング溝15と、ピストンリング溝15の下方側ラ
ンド部19にかけて開口している。
【0020】クランクジャーナル42を回転自在に支持
する主軸受44には潤滑油が図示しないオイルポンプか
ら油通路を通って供給される。クランクシャフト4の内
部には油通路41が形成され、この油通路41の一端4
1Aはクランクジャーナル42に開口し、他端41Bは
クランクピン43に開口している。コンロッド3の内部
には供給油通路33が形成される。供給油通路33の一
端はコンロッド大端部32の軸受面に刻まれた環状溝3
5に開口し、他端はコンロッド小端部31の軸受面に刻
まれた環状溝36に開口している。コンロッド小端部3
1の上部には環状溝36と油溜室17を連通する通孔3
7が形成される。油溜室17にはこの通孔37と連通す
る入口24が開口している。これにより、オイルポンプ
から吐出される潤滑油は、クランクシャフト4の油通路
41、環状溝35、コンロッド3の供給油通路33、環
状溝36、通孔37を通って入口24から油溜室17に
供給される。
【0021】コンロッド小端部31の先端側外周面31
Aは円弧形断面に湾曲して形成される一方、ピストン1
にはこの外周面31Aを摺接させる凹部23が同じく円
弧形断面に窪んで形成され、油溜室17に供給された潤
滑油が入口24を通って流出しないようになっている。
【0022】潤滑油温度の上昇に伴って油溜室17への
潤滑油の供給を停止する弁手段として、コンロッド3の
供給油通路33の入口部にサーモバルブ25が介装され
る。
【0023】図3,図4にも示すように、サーモバルブ
25はスリーブ26に内蔵されるワックス(感温材)の
熱膨張により突出するピストン27に弁体28が備えら
れる。弁体28等の外周には4つの凹部29が形成さ
れ、供給油通路33の内壁33Aとの間に潤滑油の流路
39が画成されている。サーモバルブ25は潤滑油温度
が低い場合に、ワックスの収縮により弁体28がシート
部38から離れて図中矢印で示すように潤滑油を流通さ
せる一方、潤滑油温度が所定値を超えて上昇すると、そ
の熱を受てワックスが膨張してピストン27を介して弁
体28をシート部38に着座させて、潤滑油の流通を遮
断するようになっている。
【0024】このように構成されており、暖機時にサー
モバルブ25は供給油通路33を開通し、オイルポンプ
から送られる潤滑油が油溜室17に流入する。油溜室1
7に流入した潤滑油は、各給油孔18からピストンリン
グ溝15およびランド部19に流出し、シリンダ2とピ
ストン1の摺接部を潤滑する。
【0025】油溜室17に流入した潤滑油は、ピストン
1の往復動によって撹拌され、油溜室17の内壁に繰り
返し衝突し、ピストン1に対する潤滑油の接触時間が十
分に確保される。これにより、燃焼熱を受て暖機時に逸
速く温度上昇するピストン冠部12からの伝熱による潤
滑油の温度上昇が促され、暖機時から十分に暖められた
潤滑油がピストン1とシリンダ2の摺接部に供給され、
この摺接部に生じるフリクションが低減され、暖機時の
燃費やアイドル安定性を改善できる。
【0026】暖機後、サーモバルブ25はこれに導かれ
る潤滑油の温度が所定値を超えて上昇すると、供給油通
路33を閉塞する。これにより、暖機後に潤滑油が油溜
室17に流入して過熱されることが防止されるととも
に、必要以上の潤滑油が油溜室17を介してピストン1
とシリンダ2の摺接部に供給されることがない。
【0027】次に、図5に示す他の実施例について説明
する。なお、前記実施例と同一構成部には同一符号を付
して、その説明を省略する。
【0028】ピストン1に油溜室17とピストンスカー
ト部16の内側を連通する排出孔51が形成され、排出
孔51にはサーモバルブ52が介装される。
【0029】図6にも示すように、サーモバルブ52
は、排出孔51に嵌合する筒形ケーシング53と、ケー
シング53の下端に形成される環状のシート部54と、
このシート部54に着座して排出孔51を閉塞する球形
の弁体55と、この弁体55とケーシング53の上端を
結ぶ棒形の感温材56とを備えている。
【0030】感温材56は熱膨張率の大きい金属により
形成され、暖機時は図示のように弁体55をシート部5
4に着座させ、これに導かれる潤滑油温度が所定値を超
えて上昇するとその熱膨張により弁体55をシート部5
4から離すようになっている。
【0031】この場合、前記実施例における供給油通路
33内のサーモバルブ25は廃止されており、機関運転
中は常時に潤滑油が油溜室17に供給される。暖機時は
サーモバルブ52が排出孔51を閉塞して、油溜室17
で温度上昇した潤滑油が各給油孔18からピストンリン
グ溝15およびランド部19に流出し、シリンダ2の壁
面とピストン1の摺接部を潤滑して、フリクションの低
減がはかれる。
【0032】暖機後、サーモバルブ52はこれに導かれ
る潤滑油の温度が所定値を超えて上昇すると排出孔51
を開き、油溜室17に流入した大部分の潤滑油は各給油
孔18から流出することなく排出孔51を通ってオイル
パンに戻される。この油溜室17から排出孔51に流出
する潤滑油により、ピストン冠部12の熱が持ち去られ
るため、熱負荷の高い運転時にもピストン冠部12が過
熱されることを未然に防止できる。
【0033】次に、図7,図8に示す他の実施例につい
て説明する。
【0034】ピストンスカート部16のスラストおよび
反スラスト側から台地状に隆起する3つのパッド面6
1,62,63がそれぞれ所定位置に形成される。
【0035】油溜室17とピストンリング溝15を結ぶ
複数の給油孔18が等間隔で形成される。各給油孔18
はピストンリング溝15と、ピストンリング溝15の下
方側ランド部19にかけて開口している。
【0036】さらに、油溜室17の端部には各パッド面
61,62の下部に開口する給油孔64,65が形成さ
れるとともに、パッド面63の上部に開口する給油孔6
6が形成される。
【0037】この場合、ピストンスカート部16のシリ
ンダ2に対する接触部を各パッド面61,62,63に
限定して、フリクションの低減がはかられる一方、この
接触部に各給油孔64,65,66から十分な潤滑油が
供給されることにより、面圧の高くなる各パッド面6
1,62,63とシリンダ2の間で潤滑油膜切れが生じ
ることを防止し、ピストン1またはシリンダ2の偏磨耗
を防止することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、内燃機関
の潤滑装置において、ピストンの冠部に形成される油溜
室と、コンロッドの内部に形成され油溜室に潤滑油を導
く供給油通路と、油溜室からピストンのシリンダに対す
る摺接部に潤滑油を供給する給油孔と、潤滑油温度の上
昇に伴って供給油通路を閉じる弁手段とを備えたため、
暖機時から十分に暖められた潤滑油が給油孔を通してピ
ストンとシリンダの摺接部に供給され、暖機時の燃費や
アイドル安定性を改善できる。
【0039】また、油溜室からピストンのスカート部の
内側に潤滑油を排出する排出孔と、潤滑油温度の上昇に
伴って排出孔を開く弁手段とを備えたため、熱負荷の高
い運転時にもピストン冠部が過熱されることを未然に防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す機関の縦断面図である。
【図2】同じくピストンの要部拡大図である。
【図3】同じくサーモバルブ系の要部拡大図である。
【図4】同じく図3のA−A線に沿った断面図である。
【図5】他の実施例を示すピストン系の横断面図であ
る。
【図6】同じくサーモバルブの断面図である。
【図7】さらに他の実施例を示すピストンの側面図であ
る。
【図8】同じくピストンの横断面図である。
【符号の説明】
1 ピストン 2 シリンダ 3 コンロッド 4 クランクシャフト 12 ピストン冠部 15 ピストンリング溝 17 油溜室 18 給油孔 24 入口 25 サーモバルブ 33 供給油通路 51 排出孔 52 サーモバルブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンの冠部に形成される油溜室と、
    コンロッドの内部に形成され油溜室に潤滑油を導く供給
    油通路と、油溜室からピストンのシリンダに対する摺接
    部に潤滑油を供給する給油孔と、潤滑油温度の上昇に伴
    って供給油通路を閉じる弁手段とを備えたことを特徴と
    する内燃機関の潤滑装置。
  2. 【請求項2】 ピストンの冠部に形成される油溜室と、
    コンロッドの内部に形成され油溜室に潤滑油を導く供給
    油通路と、油溜室からピストンのシリンダに対する摺接
    部に潤滑油を供給する給油孔と、油溜室からピストンの
    スカート部の内側に潤滑油を排出する排出孔と、潤滑油
    温度の上昇に伴って排出孔を開く弁手段とを備えたこと
    を特徴とする内燃機関の潤滑装置。
JP3238243A 1991-09-18 1991-09-18 内燃機関の潤滑装置 Expired - Lifetime JP2626337B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3238243A JP2626337B2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 内燃機関の潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3238243A JP2626337B2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 内燃機関の潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0579313A JPH0579313A (ja) 1993-03-30
JP2626337B2 true JP2626337B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=17027280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3238243A Expired - Lifetime JP2626337B2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 内燃機関の潤滑装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2626337B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100475813B1 (ko) * 2002-06-17 2005-03-10 현대자동차주식회사 피스톤의 윤활 및 냉각구조
JP4749394B2 (ja) * 2007-08-10 2011-08-17 トヨタ自動車株式会社 すべり軸受および内燃機関の軸受構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0579313A (ja) 1993-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3106058B2 (ja) 内燃機関における潤滑・冷却装置
US4175502A (en) Liquid-cooled, assembled piston for internal combustion engines
US6321699B1 (en) Spheroidal rotary valve for combustion engines
US6334385B1 (en) Piston lubrication and coolant path
JP2626337B2 (ja) 内燃機関の潤滑装置
GB2442736A (en) Cooling internal combustion engines
JPS58135312A (ja) 内燃機関のオイル供給装置
JP3469354B2 (ja) 往復動式内燃機関
JPH0375732B2 (ja)
JPS61197707A (ja) 内燃機関用給、排気弁装置
GB2189005A (en) Engines
JPH05106417A (ja) 内燃機関の潤滑装置
JPS6124650Y2 (ja)
KR100239390B1 (ko) 랜드의 파손방지 구조를 갖는 엔진 피스톤
JPH0429048Y2 (ja)
JP2021175888A (ja) 内燃機関のピストン冷却装置
JPH08121457A (ja) 内燃機関の潤滑油供給システム
JPS609404Y2 (ja) 2サイクルエンジン
JP2023012837A (ja) エンジンの潤滑装置
KR0138397Y1 (ko) 피스톤 핀 윤활구멍이 형성된 피스톤
JPH0248657Y2 (ja)
JPH0540267Y2 (ja)
JPS6224743Y2 (ja)
JPH02112610A (ja) 油冷併用空冷エンジンのシリンダヘツド冷却装置
JPS6123818A (ja) 内燃機関の弁冷却及び潤滑装置