JPH0229264Y2 - - Google Patents

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JPH0229264Y2
JPH0229264Y2 JP1984069261U JP6926184U JPH0229264Y2 JP H0229264 Y2 JPH0229264 Y2 JP H0229264Y2 JP 1984069261 U JP1984069261 U JP 1984069261U JP 6926184 U JP6926184 U JP 6926184U JP H0229264 Y2 JPH0229264 Y2 JP H0229264Y2
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muffler
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cup
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本案は回転式圧縮機の改良に係り、特に、圧縮
機部の枠体に装着されるカツプ状マフラに関す
る。
(ロ) 従来技術 一般に、圧縮機部の枠体にカツプ状マフラを装
着している回転式圧縮機は、実開昭54−173314
号、実開昭55−100085号等に記載され、第5図乃
至第7図に示すようなタイプとして構成されてい
る。以下説明すると、第5図に示したタイプのも
のは、上部枠体141のフランジ部101にカツ
プ状マフラ201の大径開口部201aを圧入す
る一方、上部枠体141の軸受部121とカツプ
状マフラ201の小径開口部201bとの間の環
状の隙間221を形成したものであり、シリンダ
91内で圧縮され、カツプ状マフラ201内に流
入したガスを隙間221を介して上方に吐出させ
る構成としている。次に、第6図に示したタイプ
のものは、上部枠体142の軸受部122にカツ
プ状マフラ202の小径開口部202を圧入する
一方、上部枠体142のフランジ部102とカツ
プ状マフラ202の大径開口部202aとの間の
環状の隙間222を形成したものであり、シリン
ダ92内で圧縮され、カツプ状マフラ202内に
流入したガスを隙間222を介して側方或いは下
方に吐出させる構成としている。また、第7図に
示したタイプのものは、上部枠体143のフラン
ジ部103にカツプ状マフラ203の大径開口部
203aを、軸受部123に小径開口部203b
を夫々同時に圧入すると共に、該マフラの上面に
孔203cを設けたものであり、シリンダ93内
で圧縮され、カツプ状マフラ203内に流入した
ガスを孔203cを介して上方に吐出させる構成
としている。
しかしながら、このように構成されたものは、
何れのタイプのものも夫々以下に説明するような
問題があるため、対策が要望されていた。
まず、第5図に示したタイプのものは、ガスが
隙間221を介してカツプ状マフラ201から上
方に向かつて吐出されるため、この吐出ガスがロ
ータ71の下面に直に当たり、該ロータ及び回転
軸61に上下振動を生じさせ、圧縮機の騒音を発
生させる原因となつていた。
また、第6図に示したタイプのものは、ガスが
隙間222を介してカツプ状マフラ202から側
方或いは下方に向つて吐出されるため、圧縮機部
42の周辺に貯溜しているオイルが吐出ガスによ
つて掻き乱され回転軸62の給油作用が不安定と
なる一方、掻き乱されたオイルがガスと一緒に密
閉ケース外へ吐出され易くオイル吐出量を増加さ
せてしまうという問題があつた。
また、第7図に示したタイプのものは、カツプ
状マフラ203を上部枠体143のフランジ部1
03と軸受部123の両部に亘つて圧入する構成
であるため、カツプ状マフラ203の大径開口部
203a及び小径開口部203bの夫々の内径寸
法に高精度が要され寸法管理が困難であるという
問題があり、この寸法管理が正しく行なわれない
場合には軸受部123に歪を発生させるという圧
縮機として致命的な欠陥となる。
(ハ) 考案の目的 本案は斯る点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは圧縮機部の枠体にカツプ状
マフラを装着している回転式圧縮機において、オ
イル吐出量を増加させることなくカツプ状マフラ
から吐出されるガスによつて生ずるロータ及び回
転軸の上下振動を防ぎ、圧縮機の騒音を低減する
と共に軸受部に歪を発生させることなく枠体のフ
ランジ部及び軸受部に気密に接合なし得るカツプ
状マフラを簡単な構造及び作業によつて組付ける
ことである。
(ニ) 考案の構成 本案は密閉ケース内の上側に電動機と、下側に
この電動機によつて駆動される圧縮機とを夫々収
納し、この圧縮機をシリンダと、このシリンダ内
を回転するローラと、シリンダの開口を封じるフ
ランジ及び軸受を有する枠体と、マフラとで構成
し、このマフラを、前記フランジに嵌合わされる
大径開口部と軸受部の外周に嵌合わされる小径開
口部との設けられたカツプ状に形成して前記枠体
の外表面にかぶせるように取付けた回転式圧縮機
において、前記軸受の外周を、シリンダに向かつ
て外径が大きくなるテーパー状に形成するととも
に、その上側を円筒状に形成し、かつ、軸受の外
周にマフラの小径開口部の孔径より僅かに小さい
内径を有した金属リングを嵌込み、このリングを
マフラの小径開口部側の内壁と軸受のテーパー状
の外周面とで挟んでいるものであり、前記マフラ
の大径開口部を枠体のフランジに圧入するのと同
時に軸受のテーパー状の外周面で上方向へ作用す
る金属リングを、前記マフラの小径開口部側の内
壁と軸受の外周面との間に密着させ、マフラを枠
体のフランジと軸受との両方で気密に接合させた
ものである。
(ホ) 実施例 以下本案の実施例を図面に基づいて説明する。
1は密閉ケース2内の上部に電動機部3を下部
に圧縮機部4を収納している回転式圧縮機であ
る。前記電動機部3は、密閉ケース2に圧入され
たステータ5と、回転軸6に外嵌されステータ5
内を回転するロータ7とから構成されている。8
はステータ5の外周とロータ7の内周との間に形
成されたエアーギヤツプである。前記圧縮機部4
は、密閉ケース2内に圧入されたシリンダ9と、
このシリンダの開口部をフランジ部10,11で
閉塞すると共に回転軸6の軸受部12,13を有
する上部枠体14及び下部枠体15と、回転軸6
の偏心部6aに外嵌されてシリンダ9内を偏心回
転するローラ16とから構成されている。17は
密閉ケース2を貫通して固着されシリンダ9の吸
入孔18へ連絡された吸入管である。19は密閉
ケース2の上部を貫通して固着された吐出管であ
る。
而して、上部枠体14の軸受部12は上側の外
周を円筒状に形成するとともに、下側の外周をシ
リンダ9側に向うに従つて外径が大きくなるよう
なテーパ状に形成されている。20は、上部枠体
14のフランジ部10の外周に大径開口部20a
を圧入したカツプ状マフラである。21はカツプ
状マフラ20の小径開口部20bとテーパ状の軸
受部12との隙間22を閉塞するように該マフラ
と軸受部12との間に介在された鋼材からなるリ
ングである。そして、このカツプ状マフラ20は
以下のような方法によつて圧縮機部4に組付けら
れている。まず、装着前は第3図及び第4図に示
すように一部に重合部21aを有する形状を呈し
ているリング21を、上部枠体14の軸受部12
に挿入する。この後、カツプ状マフラ20を軸受
部12の上方から挿入する。そして、最後にマフ
ラ20の上面を押圧して該マフラの大径開口部2
0aを上部枠体14のフランジ部10に圧入して
完成される。このとき、装着前は重合部21aを
有する形成を呈していたリング21は、カツプ状
マフラ20の圧入時における小径開口部20bの
押圧力及び軸受部12のテーパ形状のためにその
径が拡大されて重合部21aが無くされ、略O状
のリングとされる。また、このリング21は軸受
部12が下方に広がるテーパ状に形成されている
こと及び自身に弾性力を有していることから第2
図中矢印の方向に示すような復元力が付与される
こととなる。即ち、このリング21は、カツプ状
マフラ20の上部枠体14への装着後において、
該マフラの小径開口部20bと軸受部12との間
に生ずる隙間22を自身の復元力によつて閉塞し
ているものである。
このように構成された回転式圧縮機において、
図示しない外部冷媒回路から吸入管17を介して
圧縮機に帰還された冷媒ガスは、吸入孔18を介
してシリンダ9内に流入されて圧縮された後、上
部枠体14のフランジ部10に穿設された吐出孔
10aを介してカツプ状マフラ20内へ流入され
ている。ここで、カツプ状マフラ20は、その上
面に穿設された孔20cを除いて、上部枠体14
に気密に接合されている。このため、該マフラ内
に流入された冷媒ガスは、前記孔20cを介して
ケース2内へ吐出された後、エアーギヤツプ8、
吐出管19を介して圧縮機外へ吐出される。
(ヘ) 考案の効果 以上のように本案によれば、外周をシリンダ側
に向かつて外径が大きくなるテーパー状に形成す
るとともに、その上側に円筒状に形成した軸受
と、この軸受の外周に嵌合わされるマフラの小径
開開口部と、この小径開口部側の内壁と軸受のテ
ーパー状の外周面との間に挟まれた金属リングと
で、構成したものであるから、前記軸受への金属
リングの挿入を容易にでき、しかも、前記マフラ
の小径開口部と軸受の外周面との間に隙間が形成
されても、それ自身に弾性力を有し、かつ、テー
パー状の軸受によつて隙間を塞ぐ方向に復元力が
付与される金属リングで略完全に塞がれるように
できるものである。
これによつて従来のように、マフラの下方へ冷
媒ガスを吐出させてオイル吐出量の増加を招くこ
となく、マフラから吐出されるガスの吐出位置を
量適な位置にセツトでき、ロータ及び回転軸の上
下振動を防ぎ圧縮機の騒音を低減することが可能
となる。また、軸受部は従来のように圧入の応力
を受けないので、該軸受部に歪を生ずることはな
い。このように、本案のマフラ装置は、テーパ状
に形成された軸受部とリングという簡単な構成を
追加するだけでしかも1回の圧入という簡単な作
業によつてカツプ状マフラを枠体に気密に接合す
ることができ、良好な消音効果を有するカツプ状
マフラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例を示す回転式圧縮機の
縦断面図、第2図はカツプ状マフラの装着方法を
示すマフラ構成体の要部縦断面図、第3図はリン
グの平面図、第4図はリング正面図、第5図乃至
第7図は夫々従来例を示す回転式圧縮機の要部縦
断面図である。 1……回転式圧縮機、2……密閉ケース、3…
…電動機部、4……圧縮機部、10……フランジ
部、12……軸受部、14……上部枠体、20…
…カツプ状マフラ、21……リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉ケース内の上側に電動機と、下側にこの電
    動機によつて駆動される圧縮機とを夫々収納し、
    この圧縮機をシリンダと、このシリンダ内を回転
    するローラと、シリンダの開口を封じるフランジ
    と軸受とを有する枠体と、マフラとで構成し、こ
    のマフラを、前記フランジに嵌合わされる大径開
    口部と軸受の外周に嵌合わされる小径開口部との
    設けられたカツプ状に形成して前記枠体の外表面
    にかぶせるように取付けた回転式圧縮機におい
    て、前記軸受の外周を、シリンダに向かつて外径
    が大きくなるテーパー状に形成するとともに、そ
    の上側を円筒状に形成し、かつ、前記軸受の外周
    にマフラの小径開口部の孔径より僅かに小さい内
    径を有した金属リングを嵌込み、このリングをマ
    フラの小径開口部側の内壁と軸受のテーパー状の
    外周面とで挟んでいることを特徴とする回転式圧
    縮機。
JP6926184U 1984-05-11 1984-05-11 回転式圧縮機 Granted JPS60180792U (ja)

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JP6926184U JPS60180792U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 回転式圧縮機

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JPS60180792U JPS60180792U (ja) 1985-11-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022255488A1 (ja) * 2021-06-03 2022-12-08 ダイキン工業株式会社 圧縮機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58202392A (ja) * 1982-05-20 1983-11-25 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型回転圧縮機
JPS5947382B2 (ja) * 1977-06-03 1984-11-19 日本電気株式会社 バブル磁区素子

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55102084U (ja) * 1979-01-11 1980-07-16
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JPS60180792U (ja) 1985-11-30

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