JPH02291892A - 偏平縫いミシンにおける角縫い方法および装置 - Google Patents

偏平縫いミシンにおける角縫い方法および装置

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JPH02291892A
JPH02291892A JP11076889A JP11076889A JPH02291892A JP H02291892 A JPH02291892 A JP H02291892A JP 11076889 A JP11076889 A JP 11076889A JP 11076889 A JP11076889 A JP 11076889A JP H02291892 A JPH02291892 A JP H02291892A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 この発明は、1暮乎縫いミシンにより布地の表裏両面に
装飾を兼ねた縫目を形成する場合における、前記縫目の
屈曲した部分を縫製するための角縫い方法およびその装
置に関する。
[従来の技術] 前記の如き角縫いを行う偏平縫いミシンの縫製方法が本
願出願人により提案され、特開昭63一186688号
公報に開示されている.ここに開示される偏平縫いミシ
ンの縫製方法は、角縫いを行う際に、ミシンの縫い動作
を一旦停止した後、針落孔に突出した針板爪を布送り方
向と逆方向に後退させ、布地の向きを変えてからすぐに
針板爪を前記針落孔に復帰させ、しかる後に再度縫い動
作を始めるようにしたものであった. このような縫製方法により角縫いを行うと、布地を移動
させることによって針板爪から縫い目を外し、その後布
地の向きを変える旧来から行われていた方法に比べ、針
やルーバと針落部との間に緩んだ糸が生じにくくなり品
質が向上する上、作業を簡略化できるという効果を奏す
る.[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のように針板爪を退避させて布地を
回転させるようにしていると、第8A図に示すように、
針落孔111a内に針板爪101が存在しているときに
は針112, 113の真下に下がってる各針糸al,
 a2が、布地Xを回転させるときに第8B図に示すよ
うに一つの針fil(例えば針113fl司)に片寄っ
てしまう。このため、特開昭63−186688号公報
に開示される場合のように、布地の向きを変えてからす
ぐに押え足109を下降させるとともに針板爪101を
針落孔111aに復帰させると、第8C図に示すように
押え足109と針板爪101の間に挾まれる糸allが
発生し、次に再度縫製を開始して針112, 113が
下降したとき、第8D図に示すように針糸a1が挾まれ
た糸a11の分だけ余分に引き出されてしまうという問
題があった.このようなことになると、その後で下ルー
パ160が引き抜かれたときにその余分に引き出された
糸が締まり切らずループ状となって縫目から食み出して
しまい、製品の品質を著しく損なうことになる.この発
明は上記のような事情に鑑みなされたものであって、針
板爪を後退させることによって布地を回転させることを
可能としているにも拘らず、上記のようなループ状の食
み出し糸を形成することのない偏平縫いミシンにおける
角縫い方法と装置を提供することを目的としている. [課題を解決するための手段] 第1の発明による偏平縫いミシンにおける角縫い方法は
上記目的を達成するために、布地に対して偏平縫いを行
う通常運転状態から針を上停止位置で止め、次に針板の
針落孔に突出している針板爪を布地送り込み11@へ退
避させるとともに押え足を上昇させ、この後布地を針板
上でこれと水平状態で所定角度旋回させ、次に押え足を
その布地上に降下させてミシンを数針分駆動させた後、
前記針板爪を針落孔内に再度突出させ、その後ミシンを
通常運転させるようにしたことを特徴としている。
第2の発明による他の偏平縫いミシンにおける角縫い方
法は、上記第1の発明において、ミシンを数針分駆動さ
せた後針板爪を針落孔内に再度突出させるにあたって、
この針板爪の再突出の前に針を一旦上停止位置で停止す
るようにしたことを特徴としている. 第3の発明による偏平縫いミシンにおける角縫い装置は
、上記目的を達成するために、針板の針落孔に出没可能
な針板爪と、この針板爪を布送り方向に移動させる爪駆
動機構と、前記ミシンの主軸の回転状態を検出する回転
検出器と、この回転検出器の検出信号に基づいて前記爪
駆動機構を制御する制御手段とを具備し、この制御手段
は、ミシンの回転停止信号に基づいて針板爪を針落孔か
ら退避させ、且つこの退避後ミシンを再始動させた時、
回転検出器により所定の数針分主軸が回転したことが検
出された後で前記針板爪を針落孔に突出させるよう前記
爪駆動機構を制御することを特徴としている. [作 用] 第1の発明の偏平縫いミシンにおける角縫い方法による
と、布地を回転させたとき各針糸が一つの針側に片寄っ
ても、針板爪を針落孔に復帰させない状態でミシンを数
針分駆動させることにより、片寄っていた針糸が締めら
れ、その後再度針板爪が針落孔にfjE帰してもこの針
板爪と押え足の間に挾まれる針糸は発生しない.したが
って、以後通常運転を行ってもループ状の食み出し糸が
発生することもない. 第2の発明の偏平縫いミシンにおける角縫い方法による
と、針同士の間隔より広い部分を持つ針板爪の針落孔I
\の復帰が可能となる.第3の発明の偏平縫いミシンに
おける角縫い装置によると、針板爪を後退させた状態で
布地を回転させた後、所定の数針分ミシン主軸が回転し
たことを回転検出器により検出し、これが検出された時
点で針板爪を針落孔に復帰させ、以後通常運転を行うこ
とができる. [実施例コ 第1図は実施例の偏平縫いミシンにおける角縫い装置の
構成図である.この第1図に示すように、この角縫い装
置は、布送り方向と平行な方向に移動可能な針板爪1、
この針板爪1を駆動させる爪駆動機III2、操作する
ことにより後述する針12.13及び押え足(不図示)
の位置を制御するとともにこれらと連動して針板爪lを
移動させるための起動信号を出力させる膝スイッチ3、
この偏平縫いミシンの主軸の回転を検知する回転検出器
4、及び角縫い制御手段5を備えてなる。また、角縫い
制御手段5は、爪駆動制御手段5a,ミシンモー夕制御
手段5b、及び押え足制御手段5Cを備えている。
針板爪1は、第2図に示すように、常時は針板11に形
設された針12. 13の針落孔11aに、先端を布送
り方向(図中矢符八方向)に向けて突出している.また
、この針板爪1の後端側基部1aは針板11の下方を通
って布送り込み側(図中矢符B側)へ延出している。そ
して、この後端側基部1aに駆動v1椹2が連結されて
いる,1113は針板11の裏側に形設されたガイド渚
であって、前記針板爪1を布送り方向と平行な方向に案
内している。また、10はその上面に前記針板11が嵌
め込まれたこのミシンのベッドである. 第2図に示すように、駆動機構2は、ロータリソレノイ
ド21の回動軸21aに駆動レバー22の中間部を固着
するとともに、この駆動レバー22の上部側面に設けた
円筒状のビン22aに前記針板爪1の基部1aに形設し
た切欠部1aaを係合させてなる.また、前記回動軸2
1aにはコイルスプリング23が巻装されており、この
コイルスプリング23によって、駆動レバー22に係合
された針板爪1は常時布送り方向Alllへ付勢されて
いる.24aはストッパーであって、第3A図にも示す
ように、前記回動軸21aの固定部よりも上方で駆動レ
バー22と当接ずることで針落孔11a内への針板爪1
の突出JILを規制している.そして、この駆動機構2
は、ロータリソレノイド21に通電して回動軸21aを
前記コイルスプリング23の付勢力に抗して回動させる
ことにより、第3B図に示すように、針板爪1を前記針
落孔11aから布送り出し方向Bに後退させることがで
きる.このとき、ストッパー24bが前記回転軸21a
の固定部より下方で駆動レバー22と当接することによ
って、前述した針板爪1の後退量を規制している.この
針板爪1の後退量は、第3B図にも示すように、この後
退によって少なくともその先端が針落部NI.N2より
布送り込み側Bに位置するよう設定される.第2図に示
す25は固定用レバーであって、操作用つまみ26の先
端に固定されている.この固定用レバー25は操作用つ
まみ26を操作ずることで針板爪1の基部1aに係合さ
れ、このようにすることによってロータリンレノイド2
1を駆動させても前記針板爪lが動かないようにしてい
る.27は前記ロータリンレノイド21等を取り付ける
取付部材であって、ボルト28によってベッド10に固
定されている. 尚、爪駆動機構が上記の如き構成に限定されるものでな
いのは勿論であって、例えば駆動源としてロータリンレ
ノイドに代えてエアシリンダを用いるようにしてもよい
.このように駆動源としてエアシリンダを用いた場合に
は、上記の如きストッパ24a, 24bや固定レバー
25等を必要とせず、小さな電磁弁の切り換えだけで針
板爪1を駆動できるため、より簡略化された爪駆動機構
となる.膝スイッチ3は、これを操作することによって
、下停止位置で停止した針を上停止位置に移動させるた
めに必要な起動信号を出力する.第1図に示すように、
この起動信号はミシンの駆動を制御するミシンモータ促
1御手段5bに入力され、このミシンモー夕制御手段5
bはこの起動信号を入力すると下停止位置にある前記針
12. 13を上停止位置に上昇させるべくミシンのモ
ータ6を駆動する。また、ミシンモー夕制陣手段5bは
、このようにして針12.13が上停止位置で停止する
と、押え足制御手段5Cに上昇指令信号を出力して押え
機構7を作動させるとともに、爪駆動制御千段5aに針
板爪1の後退指令信号を出力する。したがって、押え機
梧7により押え足8が上昇するとともに、爪駆動機構2
により針板爪1が前記針落孔11aから退避させられる
。尚、第2図では押え足は便宜状省略して示しており、
この押え足を装着する押え棒29のみを示している. 回転検出器4は、例えばミシンの主軸に磁石を埋め込む
とともにこの主軸の周囲に磁石の存在を検知するホール
素子を配設ずることによってなる公知のもので、磁石を
検知する毎に出力されるホール素子の起電圧を回転検出
信号としている。但し、この回転検出器4は、運針数を
知るために既設されたものがあれば、それを用いること
ができる。
爪駆動制御手段5aは、ミシンモー夕制御手段5bより
後退指令信号を受けると、押え足制御手段5Cより出さ
れた上昇指令信号により押え足が上昇を開始した後、若
干のタイムラグをおいて前記ロータリソレノイド21を
作動させ、もって針板爪1を針落孔11aから退避させ
る.また、この爪駆動制御手段5aは、針板爪lが針落
孔11aから退避された状態でミシンを駆動することに
より、回転検出器4が数針、具体的には1〜3針分ミシ
ンの主軸が回転したことを検知すると、その回転検出信
号に基づいて針板爪1を再度針落孔11aに突出させる
よう前記爪駆動機構2・を制御する.以下、上記の如き
角縫い装置を用いた、発明の偏平縫いミシンにおける角
縫い方法を第4図に示したタイミングチャー1・を参照
しながら説明する.尚、この実施例ではミシンの駆動は
ペダルの踏み込みによって行われるものとしている.ま
ず、時刻し@においてペダルをニュートラルの状憇から
前方に踏み込む.これによってミシンのモータが回転し
、布地Xに通常の偏平縫いがなされる。この偏平縫いは
、ペダルをニュートラルに戻すことにより前記モータが
停止する時刻L1まで行われ、これによって第5A図の
如き直線もしくは緩やかな曲線状の縫目S1が形成され
る。
この偏平縫いミシンが上飾り糸の切断装置を備えている
場合、切断に先駆けて糸を弛めるなめに、一mに前記モ
ータの停止時には針12. 13は針板11下方の下停
止位置で停止するようにされている.そこで、布地Xを
回転可能とするために、モータ停止後の時刻t2におい
て針12. 13を布地Xの上方の上停止位置に移動さ
せ、この移動の終了する時刻し,に布を押えていた押え
足を上昇させる。
このような針12,’13の下位置停止点から上位置停
止点への移動、及び押え足の上昇は、作業者が膝スイッ
チ3を燥作することによって開始させることができ、こ
の膝スイッチ3に対する操作を解除するとこれらの動作
は停止する.但し、このような針12. 13の移動及
び押え足の上昇は同時に行うようにするなど、上述の場
合とは異なったタイミングで行うようにしていてもよい
. 布地Xの回転を可能とするなめには、前記のようにして
針12. 13及び押え足を上昇させるのに加え、針板
爪1を縫目S,から抜き取る必要がある.このため、押
え足の上昇開始後若干のタイムラグ例えば1001Se
Cを置いた時刻t4において針板爪1を針落孔11aか
ら布送り込み側へ後退させ、これによってこの針板爪l
を縫目S1から抜き収るようにする.そして、抜き取っ
た後、第5B図に示すように、縫目の屈曲部を中心とし
て布地Xを所望角度回転させる. 次に,、布地Xを回転させた後の時刻t,に前記膝スイ
ッチ3に対する操作を解除し、押え足を下降させて針板
11との間に布地Xを挾む.そして、時刻t6において
再度ペダルを前方に踏み込むことによって針落孔11a
から針板爪1を後退させたままミシンを駆動させる. このようにして、針板爪1を後退させた状態でミシンが
駆動された場合、回転検出器4によって駆動後の主軸の
回転数を検知することにより、運針数を検知するように
する.そして、゛その運針数が所定数、具体的には1〜
3針に達した時点(時刻L7)において運針動作を一旦
停止させる。したがって、第5B図に示すように、縫目
の屈曲部には針板爪1のない状態でわずか数針分の縫目
S2が形成される。尚、第4図のタイミングチャートで
は、針12. 13を上停止位置で自動停止させるよう
にしており、このように自動停止した後の時刻1,にペ
ダルをニュートラルに戻してミシンの駆動を停止してい
る。
そして、ミシンの駆動が停止させてから所定時間後、例
えばJQlllSOC後の時刻t,に針板爪1を前述し
た後退状態から針落孔11a内の元の位置に復帰させる
. このようにして針板爪lを元の位置に復帰させた後、時
刻t1。に再度ペダルを前方へ踏み込むことによってミ
シンを駆動させ、以後通常のfJi平縫いを行うことに
より、第5C図に示すように、直線状もしくはそれに近
似した縫目S,が形成される. 尚、上記第5A図〜第5C図において、N,.N2は針
落孔11aに突出している針板爪1の両側に位置する針
落部である。
以上のような方法で角縫いを行うと、時刻t4と時刻し
,の間に布地Xを旋回させたことによって、前述した第
8B図のように各針糸a1, a2が捩れて一つの針の
下に片寄ってしまっても、時刻L6から時刻t7の間に
行う針板爪1を後退させた状態での数針の縫い動作によ
り、片寄っていた針糸a1は布地Xに締められる.すな
わち、上記のようにすると、数針の縫い動作により針1
2. 13が下降した時、捩れた針糸a1は前記第8C
図に示される場合のように針板爪1と押え足8の間に挾
まれることがないため第6A図に示すようにほとんど余
分に引き出されることがなく、第6B図に示すようにル
ーバ60を引き抜くと布地Xに締め付けられるのである
.したがって、時刻t,において針板爪lが針落孔11
aに復帰してきても、この針板爪1と先に下降していた
押え足との間に挾まれる針糸は存在せず、時刻tlo以
降の通常の偏平縫いの後で、緩んだ糸によるループ状の
食み出し糸が発生することがない. ところで、上述の角縫い方法のように、時刻t7におい
て針を自動的に上停止位置で停止させるようにし、その
後、時刻L9で針板爪を針落孔に復帰させるようにして
いると、第7図に示すような先が針同士の間隔より太く
なっているような針板爪1′の場合でも何等問題なく針
落孔11a中の元の位置に復帰することができる. 但し、針板爪が第7図に示すような先太の形状ではなく
、いずれの部分の幅も針同士の間隔より侠いーメ役的な
形状である場合は、第4図に示したタイミングチャート
のように、時刻L7における針の上停止位置での自動停
止や時刻t8におけるミシンの駆動の一旦停止を行わな
くてもよい。すなわち、このような場合は、時刻t7に
おいて針板爪lが後退した状態で数針の運針が終了すれ
ば、ミシンを駆動させたまま針板爪1を元の針落孔11
aに復帰させるようにすることができる.ところで、上
記のようにして角縫いを行うにあたっては、第7図に一
点鎖線で示すよ゛うに針板爪1′ (もしくはl)を針
落孔11a内から退避させている状態において、糸が針
落部Nl,N2から離れた手前側まで移動してしまうこ
とがないように、糸の移動を阻止できるようにしておく
ことが好ましい.これは、針板爪1’(1)の退避時に
この針板爪1 ’ (1)の両側と針板11を密着させ
ておくか、あるいは針板爪1’(1)の通過経路の下方
に針板11と一体の糸移動阻止部を形成しておくことに
よって実現される.このようにしておくと、糸の移動に
よって次の縫目形成時に縫目ができなくなる所謂目飛び
が生じない. 尚、上述の説明は全て二本針偏平縫いミシンを用いて行
ったが、発明が3本針以上の多本針偏平縫いミシンにも
適用できるのはいうまでもない.また、例えば3本針の
場合、並列して配置される2本の針板爪は一体的に駆動
するようにしても別々に駆動するようにしてもよい. [発明の効果] 請求項1によれば、1一平縫いミシンにおける角縫いに
際して、針板爪を退避させたままでミシンを数針分駆動
させるようにしたことにより、布地を移動させて針板爪
を縫目から外すといった作業上の煩雑性が解消され且つ
縫目終端の位置を移動させてしまうことなく布地を回転
させることができるという利点に加え、布地の回転時に
捩れた針糸によりループ状の食み出し糸が形成されるこ
とも解消され、製品の品質を向上させることができると
いう効果を奏する。
請求項2によれば、針が下停止位置に停止しているまま
では針落孔に復帰できない針板爪を用いた偏平縫いミシ
ンの場合にも、請求項1の場合と同様の効果を奏するこ
とができる. 請求項3によれば、針板爪を後退させて布地を回転させ
ることができるとともに、この回転によって捩れた糸を
締めたのち針板爪を元の位置に復帰させることができる
から、糸の固まりやループ上の食み出し糸の発生しない
、品質の良い製品を製造することができるという効果を
奏する.
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の偏平縫いミシンにおける角縫い装置の
構成図、第2図は同じく要部の斜視図、第3A図及び第
3B図は針板爪の作動状悪を示す説明図、第4図は偏平
縫いミシンにおける角縫い方法のタイミングチャー1・
図、第5A図〜第5C図は偏平縫いミシンによる角縫い
の過程を示す説明図、第6A図及び第6B図は角縫い時
の針糸の状態を説明する要部の概略断面図、第7図は針
板爪の変形例を示す平面図、第8A図〜第8D図は従来
方法による角縫い時の針糸の状態を説明する概略断面図
である。 l・・・針板爪     2・・・爪駆動機構4・・・
回転検出器 5a・・・爪駆動制御手段(制御手段》8・・・押え足
     11a・・・針落孔12. 13・・・針

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)布地に対して偏平縫いを行う通常運転状態から針
    を上停止位置で止め、次に針板の針落孔に突出している
    針板爪を布地送り込み側へ退避させるとともに押え足を
    上昇させ、この後布地を針板上でこれと水平状態で所定
    角度旋回させ、次に押え足をその布地上に降下させてミ
    シンを数針分駆動させた後、前記針板爪を針落孔内に再
    度突出させ、その後ミシンを通常運転させるようにした
    ことを特徴とする偏平縫いミシンにおける角縫い方法。
  2. (2)ミシンを数針分駆動させた後、針板爪を針落孔内
    に再度突出させるにあたって、この針板爪の再突出の前
    に針を一旦上停止位置で停止するようにしたことを特徴
    とする偏平縫いミシンにおける角縫い方法。
  3. (3)針板の針落孔に出没可能な針板爪と、この針板爪
    を布送り方向に移動させる爪駆動機構と、前記ミシンの
    主軸の回転状態を検出する回転検出器と、この回転検出
    器の検出信号に基づいて前記爪駆動機構を制御する制御
    手段とを具備し、この制御手段は、ミシンの回転停止信
    号に基づいて針板爪を針落孔から退避させ、且つこの退
    避後ミシンを再始動させた時、回転検出器により所定の
    数針分主軸が回転したことが検出された後で前記針板爪
    を針落孔に突出させるよう前記爪駆動機構を制御するこ
    とを特徴とする偏平縫いミシンにおける角縫い装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107956048A (zh) * 2018-01-18 2018-04-24 台州市速普机电有限公司 一种缝纫机抬压脚装置
CN107956048B (zh) * 2018-01-18 2023-03-10 台州市速普机电有限公司 一种缝纫机抬压脚装置

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