JPH02290431A

JPH02290431A - 加熱調理器

Info

Publication number: JPH02290431A
Application number: JP11043689A
Authority: JP
Inventors: Nobuhide Horiuchi; 堀内　伸秀; Tsuyoshi Hosoito; 強志細糸
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Audio Video Engineering Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Toshiba AVE Co Ltd
Priority date: 1989-04-28
Filing date: 1989-04-28
Publication date: 1990-11-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は加熱により熱線を放射する放射体を備える加熱
調理器に関する。

（従来の技術）近年、加熱．週理器例えば肉や魚を焼くためのグリルに
あっては、セラミック炭と称される放射体からの熱線放
射により、被加熱物を加熱調理するようにしたものが供
されている。この種の従来の加熱調理器の構成を第５図
に示す。このものは、本体ケース１に、例えばシーズヒ
ータ等の棒状のヒータ２を設け、このヒータ２が内部を
貫通するように円筒体のセラミック炭３を設ける構成で
あり、前記セラミック炭３は、遠赤外線放射性を有する
セラミックで外観を木炭に似せた形状に形成されている
。この場合、ヒータ２への通電によりそのヒータ２によ
って加熱されたセラミック炭３からは遠赤外線が放射さ
れ、この遠赤外線により、焼き網４に載せられた図示し
ない肉や魚等の被加熱物が内部まで加熱されて、あたか
も炭火で焼いた如くに美味しく焼き上げられる。また、
セラミック炭３は加熱されることにより木炭とよく似た
赤熱状態を呈するので、視覚的な効果も得られるもので
ある。

（発明が解決しようとする課題）上記従来のものでは、セラミック炭３は筒状をなしその
中空部をヒータ２が貫通している構成なので、セラミッ
ク炭３内は略密閉状態となっていた。このため、セラミ
ック炭３内の空気がヒータ２により加熱されてヒータ２
の周囲の温度が大きく上昇し、ひいてはヒータ２表面の
温度が耐熱限界を越えてしまい絶縁不良を起こす虞があ
った。

二の結果、ヒータ２の寿命は短いものとなっていた。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、ヒータの周囲の温度の上昇を抑えることができてヒー
タの長寿命化を図ることができる加熱調理器を提洪する
にある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明の加熱調理器は、ヒータと、このヒータを覆う遠
赤外線放射性の放射体とを備えるものであって、放射体
に放射体の内外を連通させる通気用の開口部を形成した
ところに特徴を有する。

（作用）上記手段によれば、放射体の内部と外部との間は、開口
部により通気性が確保されるので、高温の空気が放射体
内部に籠ることがなくなる。従って、ヒータの周囲の温
度の上昇を抑えることができる。

（実施例）以下本発明の一実施例について、第１図乃至第３図を参
照して説明する。

まず、全体構成を示す第２図において、１１は金属製の
本体ケースであり、これは、矩形容器状をなす外枠１２
と、この外枠］２の上部に取付けられる矩形枠状の上部
カバー１３とから構成されている。また、上部カバー１
３には、第３図にも示、すように、後述するヒータを支
持するための一対の受枠部１３ａ，１３ａが一体に延設
されている。この本体ケース１１の前面一側部には、電
源スイッチ１４が設けられていると共に、前面下部に横
方向に延びる開口部１５が形成されている。

そして、本体ケース１１内の底部には、矩形浅底容器状
をなす受け皿１６が、前記開口部１５からの出し入れが
可能に収納されている。

１７はヒータであり、これは、この場合棒状のシーズヒ
ー夕よりなり、例えば２本が平行に並んだ状態で、第３
図に示すように両端部が前記受枠部１３ａ，１３ａに支
持されて上部カバー１３の枠内に配設されており、その
端子１７ａが電極１８に接続されて前記電源スイッチ１
４の操作にょり通断電されるようになっている。そして
、これら各ヒータ１７の両端部分の下方に位置して、こ
の場合４個のばね支え１９が、前記受枠部１３ａに取付
けられている。さらに、これらばね支え１９には、第１
図にも示すように、後述する放射体を支持するための取
付部材２０が取付けられている。この取付部材２０は、
例えば略Ｕ字状に形成された板ばねからなり、前記ヒー
タ１７が中心部分を貫通するように設けられる。

さて、２１は放射体であり、これは、黒色の遠赤外線放
射性をＨするセラミックよりなり、外観を木炭に似せて
形成した、一般にセラミック炭と称されるものである。

そして、この放射体２１は、第１図に示すように、下方
を長手方向全体にわたって開口させた断面略半円形をな
す形状に形成されており、以て、下部に該放射体２１の
内外を連通させる通気用の開口部２１ａが形成されてい
る。

かかる放射体２１は、前記ヒータ１７に上方から被せる
ようにして前記取付部材２０に訝脱可能に嵌め込むこと
により、ヒータ１７の上方及び側方を覆うように設けら
れる。尚、２２は焼き網であり、放射体２１の上方に位
置して本体ケース１１上に載置されるようになっている
。

次に、上記構成の作用について説明する。

焼き網２２に図示しない肉や魚等の被加熱物を載置し、
電源スイッチ１４をオン操作すると、ヒータ１７が通電
されて高熱を発する。この発熱により、放射体２１が加
熱され、木炭とよく似た赤熱状態を呈しつつ強力な遠赤
外線を含む熱線が放射される。この熱線により披加熱物
は内部まで加熱されてあたかも炭火で焼いた如くに美味
しく焼き上げられる。また、このとき、被加熱物から出
る脂肪分等は受け皿１６に落ちて溜められる。

而して、この加熱時に、ヒータ１７の周囲即ち放射体２
１内部の雰囲気温度が大きく上昇するようになる。とこ
ろが、放射体２１内部は開口部２１ａにより通気性が確
保されているので、高温の空気が放射体２１内部に籠る
ことがなく、ヒータ１７の周囲の温度ひいてはヒータ１
７表面温度がさほど大きく上昇することはない。

このように本実施例によれば、セラミック炭３内が略密
閉状態となっているためにヒータ２周囲の温度が大きく
上昇する従来のものと異なり、ヒータｌ７の周ＵＢｉ度
がさほど大きく上昇することはないので、絶縁不良を起
こす虞もなく、ヒータ１７の長寿命化を図ることができ
る。また、ヒータ１７の周囲温度の上昇を抑えつつ、セ
ラミック炭からなる放射体２１を高温に加熱できるので
、放射体２１を十分な赤熱状態とすることができて硯覚
的効果の向上も図ることができる。さらに、特に本実施
例では、放射体２］の開口部２１ａを、下方全体を開口
させて形成し、取付部材２０に上方から着脱可能に嵌め
込むようにしたので、放射体２１が破損した時等の放射
体２１の交換も容品に行える利点もある。

尚、上記実施例では、放射体２１を断面半円形としたが
、第４図に示すように、放射体２３を断面コ字形として
も良い。また、放射体の開口部としては、放射体の一部
を切欠いたものや、特に下部に多数個の透孔を設けたも
のでも良く、また、放射体の横方向に設けても良い。

その他、本発明は上記実施例に限定されるものではなく
、例えば、放射体としては遠赤外線放射物質をコーティ
ングした金属製のものでも良く、また、ヒータはハロゲ
ンランブヒー夕であっても良い等、要旨を逸脱しない範
囲内で適宜変更して実施し得る。

［発明の効果］以上の説明にて明らかなように、本発明の加熱，個理器
によれば、放射体に放射体の内外を迎通させる通気用の
開口部を形成したので、ヒータの周囲の温度の上昇を抑
えることができてヒータの長寿命化を図ることができる
という優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は放射体部分の縦断側面図、第２図は全体の斜視図
、第３図は要部の縦断正面図であり、第４図は本発明の
他の実施例を示す第１図相当図である。また、第５図は
本発明の従来例を示す一部を破断した全体の斜視図であ
る。図面中、１１は本体ケース、１７はヒータ、２０は取付
部材、２１．２３は放射体、２１ａは開口部を示す。第１図

Claims

【特許請求の範囲】

１、ヒータと、このヒータを覆う遠赤外線放射性の放射
体とを備えるものにおいて、前記放射体に該放射体の内
外を連通させる通気用の開口部を形成したことを特徴と
する加熱調理器。