JPH02290283A - 穀粒選別装置の穀粒検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内周面に多数の壷穴の構成されている回転
選別筒で、籾・玄米の混合米を選別する穀粒選別装置の
穀粒検畠装置に関するものである．〔従来技術〕 内周面に多数の壷穴の構成されている回転選別筒を横軸
回りに回転させて、籾・玄米の混合米を選別する穀粒選
別装置がある。この回転選別筒内には、玄米を受ける仕
上米樋が横架されていて，回転選別筒の壷穴により高く
掻き上げらねた粒長の短い玄米は仕上米樋に落下し，ま
た、低く掻き上げられた粒長の長い籾米は回転選別筒に
落下しながら選別されるものである。そして、この回転
選別筒の壷穴で掻き上げられた穀粒の仕上米受樋の落下
状況を検出する従来技術として、実開昭５８−１１９８
９０号公報がある。

［発明が解決しようとする問題点］ この従来装置では，仕上米樋への穀粒の高低の落下選別
状況を検出する複数の検出器が、回転選別筒の長手方向
一ケ所に設けられる構成である。

また、回転選別筒の壷穴による掻き上げ選別状況を観察
すると、第３図および第４図に示すように、供給側部分
の層厚検出器がある部分は、被選別穀粒の流動層が回転
方向から見て短く、また、還元棚のある中間部分は，ａ
元棚により被選別穀粒が流下案内されるために流動層が
長くなり、供給側に比較して中間部分の方が被選別穀粒
の掻き」二げ高さが高くなるという現象があり、また，
被選別穀粒の粒径あるいは粒長によっても掻き上げ状態
が変化する。そのため，選別状態を正確に検出できない
という問題点があった。

そこで、この発明は、このような問題点を解消し、検出
精度の向上を図ろうとするものである。

〔問題を解決するための手段〕

このような技術的課題を解決するためのこの発明の技術
手段は、内周面に多数の壷穴が構成されていて横軸回り
に回転する回転選別筒１１内に玄米を受ける仕上米樋１
６を架設し、この回転選別筒１１内の長手方向における
供給側部分には層厚検出器２５を，また、中間部には還
元棚２４を夫れ夫れ設け，この仕上米＠１６の回転選別
筒１１の長手方向における供給側部分及び中間部分に、
回転選別筒１１で掻き上げられた穀粒を検出する供給側
穀粒検出器２６，中間部穀粒検出器２７を配設し，被選
別穀粒の粒径により何れか一方の穀粒検出器を選択的に
作動することを特徴とする穀粒選別装置の穀粒検出装置
の構成としたことである。

〔発明の作用及び効果〕

回転選別筒１１で混合米の選別作業をするにあたり、被
選別穀粒のうち回転池別筒１１の壷穴により甚く掻き上
げられた粒長の短い玄米は、上方の仕上米樋１６に落下
し、低く掻き上げられた粒長の長い籾米は回転選別筒１
１に落下しつつ選別されるものであり、そして，この回
転選別筒１１で掻き上げられた穀粒は、仕上米樋１６に
設けられている供給側穀粒検出器２６及び中間穀粒検出
器２７で落下選別状況が検出される。そして、その際に
、被選別穀粒の粒径の大小あるいは粒長の長短を見て、
小径あるいは短粒の穀粒の場合には，中間穀粒検出器２
７を作動とし、供給側穀粒検出器２６を非作動状態にす
ることにより、また、大径あるいは長粒の穀粒の場合に
は、供給側穀粒検出器２６を作動とし、中間穀粒検出器
２７を非作動状態にすることにより、回転選別筒１１で
の穀粒の掻き上げ状態を正確に検出することができるも
のである。

〔実施例〕

以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

まず、実施例の構成について説明する．１は、脱ぷ部で
，この脱ぷ部１は、籾ホッパ２，一対の脱ぷロール３，
３等で構成されている．４は、摺落米風選路で、前方の
吸引ファン５により発生する選別風によって、脱ぶ部１
からの摺落米が風選され、籾殻は吸引ファン５から排肩
筒６を経て機外に排出され、玄米および籾の混合米は下
方の摺落米受樋７に落下供給される。摺落米受＠１！７
に落下した混合米は、混合米揚穀機８により混合米ホッ
パ９に揚穀され、揚穀された混合米は回転選別筒１１側
の供給樋１４の始端部に送られる構成である。

１０は、選別ケースで、この選別ケース１０内には、内
周面に多数の壷穴の構成されている回転選別筒１１が、
横軸回りに回転できるよう、選別始端側である供給側端
部（第１図で右側）および選別終端側である排出側端部
（第１図で左側）が、駆動ローラ１２，１２で回転自在
に支持されている．この回転選別筒１１内には、供給ラ
セン１３の有る供給樋１４及び仕上米ラセン１５の有る
仕上米樋１６を横架している。

この供給樋１４および仕上米樋１６を回転選別筒１１内
に配置するにあたっては、供給樋１４を第２図に示すよ
うに、回転選別筒１１の下方から上方へ回転する掻き上
げ側に、また，仕上米＠＋３　１６を回転選別筒１１の
上方から下方へ回転する側に配置して、回転選別筒１１
の壷穴により低く掻き上げられた混合米は、供給樋１４
に落下し、供給ラセン１３で供給樋１４の終端側に搬送
されるように構成されていて，供給樋１４は混合米受樋
の機能も兼ねている． 仕上米樋１６の排出側端部は、仕上米流下筒１７，仕」
二米流穀板１８を経由して仕上米受＠１９に連通されて
いて、仕上米は仕上米流穀板１８から仕上米受ＪｆｊＡ
１９に落下する間に風選されて、仕」二米受樋１９に流
下した玄米は、仕上米揚穀機２０により機外に取り出さ
れるものである。

回転選別筒１１０選別終端部下方には、籾受樋２１を配
設し，この籾受樋２１に落下した選別後の籾米を主体と
した穀粒は、籾揚穀機２２で脱ぷ部１の還元籾ホッパ２
３に還元されるように構成されている。

２４は、遠元棚で，この還元棚２４は、回転選別筒１１
内の供給４ｉ！１４及び仕上米樋１６の下方位置に傾斜
配股されていて，回転選別筒１１により掻き上げられた
穀粒の内で上方の仕上米樋１６．供給樋１４に到達しな
い穀粒、即ち、比較的高く掻き上げられて玄米の多く混
じっている穀粒を受けて，回転選別筒１１の回転上手側
から回転下手側へ流下案内し、回転選別簡１１の回転に
より形成される被選別般粒の流動層の回転下手側部分よ
りも更に回転方向下手側へ流下還元させて，玄米の比較
的多く混じっている穀粒の壷穴への嵌入機会を増やし、
玄米の仕上米樋１６への回収効率を高める機能を有する
ものである。

２５は、板状の層厚検出器で，被選別穀粒量の流動層の
上面に接触して、被選別穀粒量の大小により上下動して
、回転選別筒１１内の被選別穀粒糎斌を検出するもので
ある。

還元４！［２４は、層厚検出器２５に隣接して配置され
ている。この還元棚２４における回転選別筒１１の排出
側にかけて順次ずらせた状態で、第２還元柵２４ａ及び
第３還元棚２４ｂを配置している。

また、仕上米樋１６の回転選別筒１１の長平方向におけ
る供給側部分及び中間部分に、回転選別筒１１で掻き上
げられた穀粒を検出する供給側穀粒検出器２６，中間部
穀粒検出器２７を夫れ夫れ配設している。

また、選別ケース１０の脱ぷ部１側端部からは、仕上米
ラセン１５の軸端部１５ａおよび供給ラセン１３の軸端
部１３ａ，駆動ローラ１２，’１２を駆動する駆動ロー
ラ軸２８，２８の軸端部２８ａ，２８ａを、脱ぶ部１側
へ夫れ夫れ延長して、これら軸端部１３ａ，１５ａ，２
８ａ，２８ａに夫れ夫れプーり２９，２９，・・・を取
付けて、これらのプーり２９，２９，・・・に伝動ベル
ト３ｏを掛け回している。このプーり２９，２９，・・
・の内、仕上米ラセンｌ５の軸端部１５ａに取付けられ
てぃるブーり２９は、バネにより拡縮する無段変速プー
リ２９ａに構成されていて、テンションアーム３１のテ
ンションプーり３２の移動により、無段変速プーり２９
ａの有効径が調節され、伝動ベルト３０の回転速度が変
更調節されるものであり、これにより回転選別筒１１の
回転数が増減調節される。

なお，第１図に示す３１は、回転選別筒１１の長手方向
の後部、即ち、第１図で右側部分を上下動させて、回転
選別筒１１の傾斜度を調節する傾斜３Ｋ１手段である． そして、この層厚検出器２５の軸部には、ボテンショメ
ータ３２が取り付けられていて，このボテンショメータ
３２の検出情報はＡ／Ｄ変換器（図示省略），入力イン
ターフエイス３３を経て演算制御部３４に入力されるも
のであり，また、供給側穀粒検出器２６及び中間部穀粒
検出器２７の検出情報は，Ａ／Ｄ変換器（図示省略），
入力インターフェイス３３を介して演算制御部３４に入
力される構成である．３５は、選択スイッチで、供給側
穀粒検出器２６あるいは中間部穀粒検出器２７を選択す
るもので、一方の検出器が選択されると、他方の検出器
は自動的に切の状態となる構成である。

演算制御部３４から出力インターフェイス３６，正転駆
動回路３７及び逆転駆動回路３８を介して供給制御モー
タ３９に，正転駆動信号あるいは逆転駆動信号が出力さ
れ，脱ぷ部１の籾供給調節弁４ｏが増加側あるいは減少
側に調節される構成であり、また，演算制御部３４内の
調節自在の設定基準情報と、供給側穀粒検出器２６ある
いは中間部穀粒検出器２７の検出情報とが比較されて、
供給側穀粒検出器２６あるいは中間部穀粒検出器２７が
穀粒を検出すると、演算制御部３４から回転数減少指令
信号が正転駆動回路４４に出力されて、回転制御モータ
４１を正転して、変速ギヤ，調節ボルト等の調節手段４
２を介して無段変速プーリ２９ａの有効径が拡大して、
伝動ベルト３０の伝動速度が減少側に調節され、回転選
別筒１１の回転数が減少するものである。４５は、逆転
駆動回路であり、回転数制御モータ４１を逆転させるも
のである。

なお、供給側穀粒検出器２６及び中間部穀粒検出器２７
を、仕上米樋１６の」二部及び下部に夫れ夫れ一対構成
して、夫れ夫れ次のような制御をする構成としてもよい
。

■上側の供給個穀粒検出器２６及び中間部穀粒検出器２
７が穀粒を検出しなくて、下側の供給側穀粒検出器（図
示省略）及び中間部穀粒検出器（図示省略）が穀粒を検
出している場合には、回転選別筒１１の選別状態が正常
であるので、演算制御部３４から回転制御モータ４１に
の駆動信号は出力されず、回転選別筒１１はそのままの
回転数で回転する。

■上側の供給側穀粒検出器２６及び中間部穀粒検出器２
７、並びに、下側の供給側穀粒検出器（図示省略）及び
中間部穀粒検出器（図示省略）が穀粒を検出している場
合には、回転選別筒１１の穀粒の掻き上げ高さが高すぎ
るので、演算制御部３４から回転制御モータ４１に回転
数減少指令信号が出力されて、回転選別筒１１の回転数
が減少側に調節される。

■上側の供給側穀粒検出器２６及び中間部穀粒検出器２
７、並びに、下側の供給側穀粒検出器（図示省略）及び
中間部穀粒検出器（図示省略）が共に穀粒を検出してい
ない場合には、回転選別筒１１の穀粒の掻き上げ高さが
低くすぎるので、演算制御部３４から回転制御モータ４
１に回転数増加指令信号が出力されて、回転選別筒１１
の回転数が増加側に調節される。

また、この実施例では，選択スイッチ３５を人為的に操
作する構成としているが、穀粒の粒径を検出器で検出し
、自動的に選択スイッチ３５が切換られる構成としても
よい。

４２は、残米処理スイッチで、この残米処理スイッチ４
２を押し、残米処理行程に入ると、第６図のフローチャ
ートに示すように、籾摺機を駆動する主モータ４３に、
所定時間の間断続運転をする指令信号が演算制御部３４
から出力されて、所定時間が経過すると主モータ４３は
停止する。このように作業停止前に、回転選別筒１１の
回転の断続が繰り返されるので、回転選別筒１１の付周
りをしている穀粒の排出が促進され、残留穀粒を減少さ
せることができるものである。

次に実施例の作用について説明する。籾摺作業をする場
合には、籾ホッパ２に原籾を供給し、籾摺選別機の回転
各部を駆動する。すると、籾ホッパ２から脱ぷロール３
，３に供給された籾は、脱ぶ作用を受け、摺落米ぱ下方
の摺落米風選路４で風選され、籾殻ぱ排塵筒６から機外
に排出される。

玄米及び籾の混合米は、摺落米受樋７に落下供給されて
、混合米揚穀機８で混合米ホッパ９で揚穀され、回転選
別筒１１側の供給樋１４の始端側に供給され，次いで、
供給樋１４内の供給ラセン１３で回転選別筒１１の供給
側端部に供給される。

次いで、混合米は、時計方向へ回転している回転選別筒
１１の壷穴により掻き上げられ、粒長の短い玄米は高く
汲み上げられて、仕上米＠１６に落下する。また、低く
掻き上げられた粒長の長い籾及び一部の玄米の混合米は
、供給＠１４および回転選別筒１１に落下して選別され
、供給樋１４に落下した未選別の混合米は、供給ラセン
１３で供給樋１４の搬送終端部から再度回転選別筒１１
内に供給され、再選別される。

また、仕上米＠１６に落下した仕上米は、仕」二米ラセ
ン１５で仕上米流下筒１７に搬送され、仕上米流穀板１
８を経て仕上米受樋１９に落下する間に選別風により風
選され，仕上米揚穀機２０で機外に取り出されるもので
ある。

回転選別筒１１の選別終端部に送られた選別後の籾を主
体とした穀粒は、下方の籾受樋２１に流下し，籾揚穀機
２２により脱ぷ部１の還元籾ホッパ２３に還元され、再
度脱ぷされる。

上述のように混合米の選別作業にあたっては，回転選別
筒１１の壷穴により高く掻き上げられた玄米は仕上米ｔ
ｉ４１６に落下し、低く掻き上げられた籾米は回転選別
筒１１に落下しつつ、供給側から排出側へ流動して選別
されるものである。このような選別中に、小米の多い穀
粒を選別する場合には、選択スイッチ３５を操作して、
供給側穀粒検出ｆ！２６が作動するように切り換える．
すると、選別作業中に、穀粒中の小米が回転選別筒１１
の供給側で早く下層に沈下し，壷穴で高く掻き上げられ
る傾向があるので、高く掻き上げられた小米を供給側穀
粒検出器２６で検出されて報知され、回転選別筒１１の
回転数を手動で減少ｉｉｌ！節したり，あるいは、検出
に基づいて自動的に回転選別筒１１の回転数を減少制御
し，小米の回転選別ｉｌｌでの付周りによる小米の未回
収を防止して，選別能率を高めることができるものであ
る。

また、小米の少ない穀粒を選別する場合には、選択スイ
ッチ３５を操作して、中間部穀粒検出器２７が作動する
ように切り換える．すると．選別作業中に、壷穴で掻き
上げられた穀粒の内，上方の仕上米樋１６に到達はしな
いが、玄米の比較的多く含まれている穀粒が中間の第２
遠元欄２４ａを流下し、流動層の回転方向の長さが長く
なり、穀粒掻き上げ高さが高くなった穀粒を、中間部穀
粒検ｔ１！，器２７で検出することができて、回転選別
筒１１での穀粒の付回りを無くして、能率を上げなから
穀粒の選別をすることができるものである。

なお、この場合に、供給側穀粒検出器２７で検出すると
、供給側では、中間部に比較して、穀粒の掻き上げ高さ
が低いので、供給側穀粒検出器２６で検出するようにす
ると、中間部分では回転選別筒１１に付周りのする穀粒
が発生し，選別能率が低下するという欠点があるが、中
間部穀粒検出器２７で検出するようにすると、このよう
な欠点を解消することができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すもので，第１図は、切
断側面図、第２図は、切断背面図、第３図および第４図
は、側面図および切断背面図、第５図は，切断正面図お
よび回路図、第６図は、作業手順を示すフローチャート
およびタイムチャート図である。 符号の説明 １３ａ ２ｏ ２４ｂ 脱ぷ部 脱ぷロール 吸引ファン 摺落米受樋 選別ケース 駆動ローラー 軸端部 仕上米ラセン 仕上米樋 仕上米流穀板 仕上米揚穀機 籾揚穀機 還元棚 第３還元棚 供給側穀粒検出器 中間部穀粒検出器 プーリ １５ａ ２４ａ ３ｏ 籾ホッパ 摺落米風３ｆｉ路 排塵筒 混合米揚般機 回転選別筒 供給ラセン 供給樋 軸端部 仕上米流下筒 仕上米受樋 籾受樋 還元籾ホッパ 第２還元棚 層厚検出器 駆動ローラ軸 伝動ベル１〜 傾斜調節手段 ポテンショメータ 入力インターフェイス 演算制御部　　　　　３５　選択スイッチ出力インター
フェイス 正転駆動回路　　　　３８　逆転駆動回路供給制御モー
タ　　　４０　籾供給調節弁回転制御モータ 残米処理スイッチ　　４３　主モータ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕内周面に多数の壷穴が構成されていて横軸回りに
   回転する回転選別筒１１内に玄米を受ける仕上米樋１６
   を架設し、この回転選別筒１１内の長手方向における供
   給側部分には層厚検出器２５を、また、中間部には還元
   棚２４を夫れ夫れ設け、この仕上米樋１６の回転選別筒
   １１の長手方向における供給側部分及び中間部分に、回
   転選別筒１１で掻き上げられた穀粒を検出する供給側穀
   粒検出器２６、中間部穀粒検出器２７を配設し、被選別
   穀粒の粒径により何れか一方の穀粒検出器を選択的に作
   動することを特徴とする穀粒選別装置の穀粒検出装置。