JPH0228886Y2 - - Google Patents

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JPH0228886Y2
JPH0228886Y2 JP1981185025U JP18502581U JPH0228886Y2 JP H0228886 Y2 JPH0228886 Y2 JP H0228886Y2 JP 1981185025 U JP1981185025 U JP 1981185025U JP 18502581 U JP18502581 U JP 18502581U JP H0228886 Y2 JPH0228886 Y2 JP H0228886Y2
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JP
Japan
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diaphragm
cover
base
air chamber
elastic body
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JP1981185025U
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JPS5889002U (ja
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、血圧測定時に腕帯内へ自動的に空気
を圧送するポンプを有する血圧計に係り、特にポ
ンプからの発生音を低減するのに好適な血圧計用
ポンプに関する。
〔従来の技術〕
従来、腕帯内に空気を圧送する手段として、小
形のポンプを内蔵し加圧を自動化した血圧計用が
知られているが、ゴム球による手動の加圧方式に
比べてポンプからの音の発生という欠点があつ
た。血圧測定の環境は一般に静かな場所が多く、
わずかな時間でもポンプ音の発生は問題になるこ
とが多かつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
一般に騒音が他に流出しない手段として、騒音
源を箱状体の中に閉じ込めてしまう構造が採られ
る。
例えば具体的手段として、特開昭50−115309号
公報や特開昭50−121810号公報が提案されている
が、いずれも騒音源の四方を防音カバーで完全に
囲むものであるため、構造が複雑になるととも
に、防音カバーは騒音つまり空気振動により寄生
振動を生じないような剛性の高い材質や比重の大
きい材質を選定しなければならず、この種血圧計
用ポンプのように携帯性を重視するポンプにとつ
ては、重量が重くなつて好ましくなく、しかも材
質が制約され価格上昇を招く。
特に、ダイヤフラムポンプにおいては、ダイヤ
フラムがあたかもスピーカのコーンと同様の動き
を生じるため、完全密閉することは、ダイヤフラ
ムが往復駆動した際に、防音カバー内の空気圧が
ダイヤフラムの変化に応じて自由に変化できる必
要があり、この点を無視するとダイヤフラムに不
必要で負荷が加わることになり、不具合となる。
〔問題点を解決するための手段〕 この考案は、これらの諸点を鑑みてなされたも
ので、空気室の容積を周期的に変化させることに
より加圧作用を行なう弾性体からなるダイヤフラ
ムと同じく弾性体からなる排気側の弁体と吸気側
の弁体と前記ダイヤフラムを密着させ空気室を形
成し、その空気室と前記排気側および吸気側の弁
体との連通部を形成するベースと、ダイヤフラム
および弁体をベースに密着させるためのカバー
と、前記空気室の容積を周期的に変化させるため
の小形モーターを具備した血圧計用ポンプにおい
て、ダイヤフラムをベースに密着させるように前
記カバーを取り付けた時、該カバーとベースとの
間にダイヤフラムを形成する弾性体を介在させる
とともに、ダイヤフラムと対向する部分が開口し
かつ周縁を囲む壁を前記カバーの外周部に設けた
ものである。
〔作用〕
したがつて、ダイヤフラムポンプの騒音は、ダ
イヤフラムがスピーカのコーンのように特定方向
に発生する規則正しい空気振動をカバーの外周部
に設けた周縁を囲む壁で特定方向に規制し、四方
への流出を抑制するとともに、このガイド方向が
壁の立設方向と同一であるため、壁の寄生振動に
よる二次的な騒音を抑制することができる。
しかも、仮え壁が寄生振動を生じても、この壁
自体はカバーとベースとの間にダイヤフラムを形
成する弾性体で、弾性的に浮いた状態に支持され
ているため、他の部分を不必要に振動励起させる
ことが抑えられ、壁の材質の選度自由度も高いも
のとすることができる。
〔実施例〕
以下本考案を一実施例にしたがい説明する。
第1図は本考案を採用したダイヤフラム形血圧
計用ポンプの全体構成の上面図を示す。ダイヤフ
ラム1の偏心ピン挿入部9にモーター7の軸に取
付された偏心ピン6が挿入されている。弾性体か
らなるダイヤフラム1はベース2とカバー3の間
に密着して挾持され、カバー3はカバー取付ネジ
11によりベース2に取付けられている。同様に
モーター7もモーター支持板8でベース2に固定
されている。この実施例においてはダイヤフラム
部と排気側および吸気側弁体(いずれも図示せ
ず)とが一体成形された弾性体により形成された
ダイヤフラム1を使用している。このようにし
て、血圧計用ポンプは空気室の容積を変化させる
ことにより加圧作用を行なう弾性体からなるダイ
ヤフラム1と同じく弾性体からなる排気側の弁体
と吸気側の弁体と前記ダイヤフラム1を密着させ
空気室を形成し、その空気室と前記排気側および
吸気側の弁体との連通部を形成するベース2と、
ダイヤフラム1および弁体をベース2に密着させ
るためのカバー3と、前記空気室の容積を周期的
に変化させるための小形モーター7とから構成さ
れている。第2図は第1図の斜視図である。図に
示すように音源であるダイヤフラム1および弁体
の周縁を囲むように、カバー3の外周部にはモー
ター7の軸が貫通する部分を除き高さがモーター
回転軸12の中心以上の遮音壁10がカバー3と
一体に形成されている。この壁10は、ダイヤフ
ラム1と対向する部分が開口している。またこの
壁10はベース2に対してはダイヤフラムを形成
する弾性体を介して取り付けられており、この弾
性体は壁10とベース2との間の振動伝達性を抑
制している。
このような構成のポンプによれば、ダイヤフラ
ム1の上下往復運動および吸排気弁の往復運動に
より発生する音は、遮音壁10により伝播方向が
規制されて第2図の水平方向にはほとんど伝わら
ない。本構成のポンプユニツトを血圧計本体の内
部に設置する際、カバー3の上方開口部が、血圧
計の操作表示パネル面と反対方向へ位置するよう
にすることにより測定者への音の伝搬が減少し、
大きな遮音壁10をカバー3と一体形成したた
め、別部品を必要とせず安価なものとなるばかり
か、組立性も非常によいものである。しかも、こ
のカバー3はベース2に対して弾性体を介在して
取り付けられるため、カバー3に仮え寄生運動が
生じてもベース2側へ振動が伝わるのを軽減で
き、ベース2のような他の部位を不必要に励起さ
せることがない。
さらに、カバー3の上方開口によりダイヤフラ
ムの往復動方向の駆動が阻害されることがない。
本構成の遮音壁により、ポンプ単体で、水平方
向の音圧レベルは50cmの距離で、約8dB(A特性)
低減された。
〔他の実施例〕
以上述べた一実施例においては、ダイヤフラム
と弁体が一体成形されたポンプを示したがこれに
限るものではなく、ダイヤフラムとは別に弁体の
みで形成されている場合でも、それらを囲むよう
に遮音壁を設けることにより同様な効果が得られ
る。またダイヤフラムの駆動方法等もこれに限る
ものではない。さらに遮音壁をカバーと一体成形
で構成したが、これに限るものではなく、別体に
て形成しても効果は同様である。
〔効果〕
本考案によれば、空気室の容積を周期的に変化
させることにより加圧作用を行なう弾性体からな
るダイヤフラムと同じく弾性体からなる排気側の
弁体と吸気側の弁体と前記ダイヤフラムを密着さ
せ空気室を形成し、その空気室と前記排気側およ
び吸気側の弁体との連通部を形成するベースと、
ダイヤフラムおよび弁体をベースに密着させるた
めのカバーと、前記空気室の容積を周期的に変化
させるための小形モーターを具備した血圧計用ポ
ンプにおいて、ダイヤフラムをベースに密着させ
るように前記カバーを取り付けた時、該カバーと
ベースとの間にダイヤフラムを形成する弾性体を
介在させるとともに、ダイヤフラムと対向する部
分が開口しかつ周縁を囲む壁を前記カバーの外周
部に設けたので発生音の小さな血圧計用ポンプを
構成でき、手動加圧方式に比較し音が大きいとい
う欠点を解消できる自動加圧方式の血圧計を構成
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のダイヤフラム形ポ
ンプの全体構成を説明する上面図、第2図は第1
図の斜視図である。 1……ダイヤフラム、2……ベース、3……カ
バー、6……偏心ピン、7……モーター、10…
…遮音壁、12……モーター回転軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気室の容積を周期的に変化させることにより
    加圧作用を行なう弾性体からなるダイヤフラムと
    同じく弾性体からなる排気側の弁体と吸気側の弁
    体と前記ダイヤフラムを密着させ空気室を形成
    し、その空気室と前記排気側及び吸気側の弁体と
    の連通部を形成するベースと、ダイヤフラム及び
    弁体をベースに密着させるためのカバーと、前記
    空気室の容積を周期的に変化させるための小形モ
    ーターを具備した血圧計用ポンプにおいて、ダイ
    ヤフラムをベースに密着させるように前記カバー
    を取り付けた時、該カバーとベースとの間にダイ
    ヤフラムを形成する弾性体を介在させるととも
    に、ダイヤフラムと対向する部分が開口しかつ周
    縁を囲む壁を前記カバーの外周部に設けたことを
    特徴とする血圧計用ポンプ。
JP18502581U 1981-12-14 1981-12-14 血圧計用ポンプ Granted JPS5889002U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18502581U JPS5889002U (ja) 1981-12-14 1981-12-14 血圧計用ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18502581U JPS5889002U (ja) 1981-12-14 1981-12-14 血圧計用ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5889002U JPS5889002U (ja) 1983-06-16
JPH0228886Y2 true JPH0228886Y2 (ja) 1990-08-02

Family

ID=29985704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18502581U Granted JPS5889002U (ja) 1981-12-14 1981-12-14 血圧計用ポンプ

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JP (1) JPS5889002U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50115309A (ja) * 1974-02-22 1975-09-09
JPS50121810A (ja) * 1974-03-13 1975-09-25

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50115309A (ja) * 1974-02-22 1975-09-09
JPS50121810A (ja) * 1974-03-13 1975-09-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5889002U (ja) 1983-06-16

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