JPS6140955Y2 - - Google Patents

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JPS6140955Y2
JPS6140955Y2 JP7099179U JP7099179U JPS6140955Y2 JP S6140955 Y2 JPS6140955 Y2 JP S6140955Y2 JP 7099179 U JP7099179 U JP 7099179U JP 7099179 U JP7099179 U JP 7099179U JP S6140955 Y2 JPS6140955 Y2 JP S6140955Y2
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JP
Japan
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compressor
air tank
casing
main body
air
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JP7099179U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、脈動消去用エアタンクを圧縮機本
体と別体に形成して同タンクを圧縮機本体と共に
ケーシング内に浮上状態に収容した往復動型圧縮
機に関するものである。
小型の圧縮機は一般家庭でも広く利用されるよ
うになつて来たが、ピストンが往復動する形式の
圧縮機は振動と流体の脈動を発生するために防振
手段を介在させて圧縮機本体を支持したり、エア
タンクを設けるなどの防振、防音対策が必要であ
つた。
しかるに、通常の防振手段をもつたエアタンク
付の往復動型圧縮機によれば、ケーシングへの振
動の伝播と吐出圧による脈動は比較的容易に消去
することができるが、圧縮機本体自身が発生する
振動は消去することができないので、圧縮機本体
自身の振動によつて上記脈動とは別の脈動が新た
に発生する。従つて、従来のエアタンク付の往復
動型圧縮機では結果的には脈動は消去されないこ
ととなつて、脈動によつて発生した振動はエアタ
ンクとケーシングのエア導入口とを接ぐ中継ホー
スを伝つてケーシングに伝播されることになる。
圧縮機本体の振動に起因して新たに発生する上記
脈動は空気自身の振動によるものであるから、圧
縮機本体の吐出口(エアタンクの吐出口)とケー
シングのエア導入口とを継ぐ中継ホースを柔軟な
素材で形成したり、ホース自身の長さを可能な限
り長くすることによつて、脈動による振動を吸収
したり、脈動そのものを吸収したりすることも考
えられるが、ホースを柔かくしたり、長くしたり
すると、ホース自身がケーシングに接触しやすく
なるために、ホースの振動がケーシングに伝播さ
れるか、若しくは伝播されなくてもホースの振動
でケーシングが共鳴現象を起して、折角別の手段
で防振効果が上つても、圧縮機本体と一体の従来
の脈動消去手段(エアタンク)だけでは脈動を完
全に消去できず、ひいては、防振効果も低下させ
るという問題があつた。
この考案は、従来のエアタンク付の往復動型圧
縮機でも空気自身の振動が原因で新たに発生する
脈動は消去できなかつた点に鑑み、エアタンク付
往復動型圧縮機によつても圧縮機本体の振動が原
因で新たに発生する脈動をも完全に消去し、もつ
て防振効果を一層向上させることを目的として考
案したもので、この考案の往復動型圧縮機は、エ
アタンクを圧縮機本体から分離させて形成すると
共に、同タンクをケーシング内に浮上させた状態
に支承したことを特徴とするもものである。
以下、添付図面に示す実施例によつて詳細に説
明する。
1は半波整流した交流で作動する往復動型圧縮
機本体(以下圧縮機本体という)で、この圧縮機
本体1の往復駆動源となるピストン4はシリンダ
2内に支持軸3によつて摺動自在に支承されてお
り、このピストン4は、その一部に磁性アーマチ
ユア5を具備し、コイル6に通電されたときに励
磁する電磁石7の相対向する磁極8,8間に発生
する磁気吸引作用で磁性アーマチユア5をばね9
の弾発力に抗して吸引し、ピストン4を第2図右
方に後退させるものであり、コイル6に対する電
流が遮断されると、該ピストン4と磁性アーマチ
ユア5がばね9の弾発力によつて第2図左方に前
進して、このときにシリンダ2内で空気を圧縮し
て吐出するものである。
なお、この圧縮機本体1に対して、空気は、エ
アフイルタ10を通して供給されるが、ピストン
4が上記のように後退したときにシリンダ2の端
部に設けた吸入弁12が開口してシリンダ2内の
圧縮室11に流入し、ピストン4が前進すると、
図示しない吐出弁が開口して該圧縮室11内の空
気を圧縮機本体1内に一体に組み込んだ第1エア
タンク13内に吐出する作用を反復するものであ
る。
また、上記圧縮機本体1のピストン4の軸心方
向前側壁14には、突子15が、また後側壁16
には突子17,18が各々設けられていて、これ
らの突子15,17,18を後記支柱23,24
で支承し、該圧縮機本体1を浮上状態に懸架支持
している。
なお、突子15はピストン4の軸心線上に一致
させて配置し、突子17,18は突子15と同じ
高さに配置されている。
20は圧縮機本体1と後記第2のエアタンク3
0とを収納するためのケーシング21の底盤、2
2はケーシング21の上蓋である。
底盤20の上面には前部支柱23と後部支柱2
4が設けられている。前部支柱23には1個のU
字形切欠部25が、後部支柱24には第1図にお
いて左右1対のU字形切欠部25,25が設けら
れ、同切欠部25,25,25に上記突子15,
17および18を支承する弾性支持体26,2
6,26を個別に嵌着して、圧縮機本体1をケー
シング21に対して浮上状態に支持して、圧縮機
本体自身が発生する振動がケーシング21、底盤
20、上蓋22等に伝播されないようになつてい
る。
弾性支持体26は圧縮機本体1のピストン4の
往復動によつて発生した振動を吸収し、ケーシン
グ21への振動伝播を防止するものであるから、
この弾性支持体26は突子15,17および18
が挿通される中心部26aと前記U字形切欠部2
5に嵌着される周縁部26bの肉厚を厚くし、中
間部26cの肉厚を第4図に示す如く薄く形成し
て、更に、周縁部26bには同支持体補強のため
に、薄い肉厚の金属板26dが焼き付けられてい
る。
前後の支柱23,24の外側(第2図において
左右両側)には別の支柱27,27を設け、この
支柱27,27には下記第2エアタンク30を固
定する。
第2エアタンク30は上記支柱27,27に固
定するための水平取付座31,32を下部に持つ
可撓性(弾性)のL字形支持脚31a,32aを
具えた合成樹脂製であつて、同エアタンク30の
上向きの吐出口35とケーシング21の上壁面3
6の下向きの導入口37とをシールリング38を
介在させて接続することにより、このエアタンク
30をケーシング21に対して浮上状態に支承し
ている。33は水平取付座31,32を支柱2
7,27に固定するねじ、34は第1,第2のエ
アタンク13,30を継ぐ中継ホース、50は中
継ホースの接続口、52は第2エアタンク30に
突設した給電線54のクリツプである。
上記のように形成されている第2エアタンク3
0は、可撓性L字形支持脚31a,32aの下部
に形成した水平取付座31,32をケーシング1
内に立設した支柱23,27上に添え、取付座3
1,32をねじ33によつて固定することによつ
て、圧縮機本体1から浮上させた状態に支持され
るが、上記水平取付座31,32は支柱23,2
3上に嵌めた上記弾性支持体26,26,26を
いずれも上方から抑えて、圧縮機本体1が振動し
たときに弾性支持体26の浮き上りを規制してい
る。
なお、エアタンク30はL形支持腕31a,3
2aの支柱23,27上への固定位置を第1,2
図において左右方向に若干動かすことによつて位
置を水平方向にずらすことが可能である。
40はケーシング21の上蓋22に固定したエ
ア吐出口39を構成する管継手のプラグで、同プ
ラグ40には圧縮空気消費部に連なるホースの端
部に設けた管継手のソケツト(いずれも図示せ
ず)が接続される。
なお、プラグ40は主筒部がL字形に形成され
ており、該主筒部の他端にシールリング41と吸
入口42を持ち、吸入口42はケーシング21の
導気口37にシールリング41を介して気密的に
挿嵌されて、上記第2エアタンク30と連通して
いる。
43はケーシング21の上壁面36に上蓋22
を固定するためのねじ、44はケーシング21の
上部に突設したプラグ40に上蓋22が当らない
ようにするために、当該上蓋に設けたU字状側壁
面の切欠部、45は該切欠部44をプラグ40に
係止させる溝、46は上蓋22上に載せる図示し
ない容器たとえば発泡盤を具えた洗顔容器に係止
する係止ハンドル、47は係止ハンドル46の上
記容器への係止を確実にするためのばねである。
以下に上記実施例の作用について説明する。
圧縮機本体1を起動すると、ピストン4は磁気
吸引作用とばねの弾発作用とによつて往復動する
が、ピストン4のこの往復動によつて振動が必ず
発生する。圧縮機本体1は底盤20の支柱23,
24に弾性を有する弾性支持体26を介して浮上
状態に支承されているので、圧縮機本体1の振動
は弾性支持体26によつて吸収される。
従つて、圧縮機本体1の振動はケーシング21
に伝播されることはないが、圧縮機本体1自身の
振動は第1エアタンク13内の加圧空気にその
まゝ伝播され、同エアタンク13内で空気の脈動
を発生することになる。しかし、本考案によれば
この脈動は中継ホース34を経て第2エアタンク
30内に達したときに以下のようにして消去され
る。すなわち、第2エアタンク30は可撓性のL
字形支持脚31a,32aとケーシング21のエ
ア導入口に介在させたシールリング38によつ
て、圧縮機本体1およびケーシング21に対して
浮上状態に支持されているから、当該圧縮機本体
1の振動が上記のように圧縮機本体1で加圧され
た空気に伝播されて第2エアタンク30に脈動と
なつて達しても、上記弾性(可撓性)のあるL字
形支持脚31a,32aによつて支持された第2
エアタンク30で脈動は吸収されるために同タン
ク内に伝播された空気の脈動による振動がケーシ
ング21の上蓋22や上壁面36に伝播されるこ
とがなくなる。
上記のように圧縮機本体1と第2エアタンク3
0とを分離させて両者を共に独立に浮上状態に支
承すると、圧縮機本体1の第1エアタンク13に
こもる圧縮空気の脈動は可撓性L字形支持脚31
a,32aによつて支承された第2エアタンク3
0部分で消去され、同タンク30の吐出口35か
らは空気振動も脈動もない一定圧の圧縮空気が吐
出されて、圧縮機本体1の振動から副次的に生ず
る往復動型圧縮機特有の脈動音を完全に消し、ひ
いては脈動音を完全に消すことができる。
以上、実施例を説明したが、この考案はピスト
ンと一体に設けた磁性アーマチユアが、相対する
磁極間に発生する磁気作用と、磁気の消滅時に作
用するばねの弾発作用の交互作用で往復動する形
式の圧縮機であつて、脈動消去用エアタンクを同
圧縮機の本体から分離させて形成し、圧縮機本体
は、上記ピストンの往復動方向の両側を、ケーシ
ング内に立設した支柱上に弾性支持体を介して浮
上状態に水平に支承し、また、該支柱上には可撓
性支持脚を固定して上記当該エアタンクを圧縮機
本体およびケーシングから浮かせた状態に支持し
ケーシングに設けたエア導入口と上記圧縮機本体
の吐出口の中間位置に上記エアタンクを配設して
中継ホースをもつて接続したものであるから、圧
縮機本体の振動が原因で発生する加圧空気の脈動
(脈動音)を吐出圧による脈動と共に完全に消去
することができる。すなわち、脈動消去用のエア
タンクを圧縮機本体から独立させ、かつ、ケーシ
ングからも可撓性支持脚で浮上させることによつ
て、当該エアタンクに達する空気の脈動と、脈動
が原因で発生する振動を、所要の容量をもつ同タ
ンク自身で容易に吸収することができる。従つ
て、圧縮機本体から吐出される加圧空気が脈動す
るものであつても、そのとき中継ホースを通して
伝播される振動は可撓性支持脚で揺動するエアタ
ンク自身の動きで吸収されてそれがケーシングに
伝播されるのを完全に防止し、振動と耳ざわりな
脈動を発生する従来の往復動型圧縮機特有の欠点
を解消することができる。
なお、実施例ではエアタンク付圧縮機本体1に
エアタンク13を別途設けているが、圧縮機本体
1にエアタンクを組み込むか否かはこの考案の技
術的範囲を左右するものではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の1実施態様を示すもので、第
1図は縦断正面図、第2図は第1図A−A線上で
切断した矢視方向縦断面図、第3図は圧縮機本体
の斜視図、第4図は弾性支持体の縦断斜視図、第
5図はプラグの斜視図、第6図は第2図A矢視部
の給電線クリツプ部の平面図である。 1……圧縮機本体、3……シリンダ、4……ピ
ストン、5……磁性アーマチユア、7……電磁
石、8……磁極、9……ばね、11……圧縮室、
21……ケーシング、23……前部支柱、24…
…後部支柱、26……弾性支持体、30……エア
タンク(第2エアタンク)、31,32……取付
座、32a,32a……可撓性支持脚(L字形支
持脚)34……中継ホース、35……吐出口、3
7……導入口、38……シールリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンと一体に設けた磁性アーマチユアが、
    相対する磁極間に発生する磁気作用と、磁気の消
    滅時に作用するばねの弾発作用の交互作用で往復
    動する形式の圧縮機であつて、脈動消去用エアタ
    ンクを同圧縮機の本体から分離させて形成し、圧
    縮機本体は、上記ピストンの往復動方向の両側
    を、ケーシング内に立設した支柱上に弾性支持体
    を介して浮上状態に水平に支承し、また、該支柱
    上には可撓性支持脚を固定して上記エアタンクを
    圧縮機本体およびケーシングから浮かせた状態に
    支持し、ケーシングに設けたエア導入口と上記圧
    縮機本体の吐出口の中間位置に、上記エアタンク
    を配設して中継ホースをもつて接続した往復動型
    圧縮機。
JP7099179U 1979-05-25 1979-05-25 Expired JPS6140955Y2 (ja)

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JPS55170485U JPS55170485U (ja) 1980-12-06
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