JP4163797B2 - 電磁式ダイヤフラムポンプ - Google Patents

電磁式ダイヤフラムポンプ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁式ダイヤフラムポンプに関し、特に、対向する電磁石に交流電流を通電させることにより、対向する電磁石の間に介在された振動子を交流電源と同じ周波数で往復運動させ、振動子の両端部に対向するように配置された一対のダイヤフラムの変形を利用し、ダイヤフラムで仕切られるケース内の容積変化と、弁の作用により圧縮気体を連続的に吐出させる電磁式ダイヤフラムポンプに関する。このような電磁式ダイヤフラムポンプは、例えば、曝気式浄化槽の曝気用、養魚の酸素補給用、泡風呂等のエアー噴気用、小型コンプレッサー等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、浄化槽の曝気用や養魚の酸素補給用のポンプの一つとして、電磁式ダイヤフラムポンプが使用されている。
【0003】
このような電磁式ダイヤフラムポンプは、例えば、実開平2−83387号公報等に開示されているように、上部を開放した箱状の電磁石ケースと、この電磁石ケースの中に対向するように配置され固着された一対の電磁石と、この一対の電磁石の対向面の間に介在され電磁石の極性変化に伴い往復運動する振動子を備えており、さらに、該振動子の両端部には、センタープレートを介して対向するように配置された一対のダイヤフラムが配置され、このダイヤフラムの外方には弁機構を有する弁ケース本体が被着されている。
【0004】
そして、電磁式ダイヤフラムポンプは、電磁石の極性変化に伴い振動子が往復運動し、この振動子にセンタープレートを介して連結されたダイヤフラムを振動させることによって、外部空気の圧縮室内への吸入、および吸入した空気の圧縮吐出という動作が連続的に繰り返されるように作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような電磁式ダイヤフラムポンプにおいては、運転時、ダイアフラムの破損等により電磁式ダイヤフラムポンプの故障が生じたことを想定して安全性確保の観点から、異常動作を検出して電源との接続を遮断する異常動作検出手段が一般に備え付けられている。
【0006】
しかしながら、従来より提案されている異常動作検出手段は、振動子の振動方向のみの異常検出や、さらに改善したとしても振動子の振動方向に対して上または下方向のみの異常検出を付加するにとどまり、上下左右方向に対応できる検出手段の提案はなされていなかった。
【0007】
さらに、従来より提案されている異常動作検出手段は、異常動作検出手段そのもの構成が複雑であり、簡易な構造の検出手段の提案が要望されていた。
【0008】
このような実情の基に本発明は創案されたものであり、その目的は、簡易な構造で、しかも上下左右方向の異常動作に対応できる異常動作検出手段を備える電磁式ダイヤフラムポンプを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明は、筐体状の電磁石ケースと、該電磁石ケースの中に対向するように配置された一対の電磁石と、該一対の電磁石の対向面の間に介在され電磁石の極性変化に伴い、電磁石の対向方向に対して直角方向に往復運動する振動子と、該振動子の両端部に対向するように配置された一対の弾性を有するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムにより隔離され、かつ弁機構を有する弁ケース本体と、前記振動子の異常動作を検出するための異常動作検出手段を有する電磁式ダイヤフラムポンプであって、前記異常動作検出手段は、実質的に振動子と一体的に形成され、振動子の振動方向に長穴状に形成された検出窓部と、旋回軸受けされた検出棒体とを備え、当該検出棒体の先端棒状部が検出窓部に対して略直角方向に挿入されるとともに検出棒体の後端部が検出スイッチと接続され、振動子の異常動作が生じた時に、検出棒体の先端棒状部が検出窓部と係合するとともに、検出棒体の後端部の検出スイッチとの接続が解除されるように構成される。
【0010】
また、本発明の好ましい態様として、前記検出棒体は、旋回軸受けされるための球状部と、この球状部の前後にそれぞれ突出する棒状の先端棒状部と棒状の後端棒状部を備えており、前記球状部は、当該球状部を両側から挟み込むように立設された旋回軸受け部材により旋回可能に挟持されて構成される。
【0011】
また、本発明の好ましい態様として、前記旋回軸受け部材には、前記検出棒体の球状部を旋回軸受けするためのディンプルが形成されて構成される。
【0012】
また、本発明の好ましい態様として、前記旋回軸受け部材には、前記検出棒体の球状部を装着するための案内溝が形成されて構成される。
【0013】
また、本発明の好ましい態様として、前記長穴状に形成された検出窓部の大きさは、振動子の正常動作の際に検出棒体の先端棒状部が検出窓部と係合しない大きさとされる。
【0014】
また、本発明の好ましい態様として、前記検出窓部は振動子の上部に突出して形成された板状体に形成され、前記検出棒体は、電磁石の上部に配置された基台の上に形成されて構成される。
【0015】
また、本発明の好ましい態様として、前記電磁石ケースには異常動作検出手段の復帰操作可能な穴部が形成されて構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の電磁式ダイヤフラムポンプ1を、個々の主要パーツに分解させた状態を概略的に示す斜視図である。
【0018】
図2は、本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの主要部分の必要箇所を、断面で示した正面図、図3は、本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの主要部分の必要箇所を、断面で示した平面図である。
【0019】
図4は、本発明の電磁式ダイヤフラムポンプに用いられるダイヤフラムと弁ケース本体との設定仕様を説明するための模式的断面図である。
【0020】
図1に示されるように、下部タンク容器5の上面には、板状の底部基台プレート7が、密封状態となるように被着固定される。この板状の底部基台プレート7の略中央付近の上に、電磁石ケース10が設置されている。電磁石ケース10は、一般に、底部基台プレート7の上に直接載置されるのではなく、実質的にクッション作用が働くように、例えば、防振ゴム9を介して設置されている。電磁石ケース10は、本実施の形態の場合、開口部を有する有底容器状の電磁石ケース本体11と、この開口部を覆うための板状の電磁石ケース蓋体15を有し構成される。
【0021】
電磁石ケース10の中には、対向するように配置された一対の電磁石21,25と、この一対の電磁石21,25の対向面の間に介在され、電磁石の極性変化に伴い、電磁石の対向方向に対して直角方向に往復運動する振動子30が挿着される。電磁石21の上部には、基台としての板状体240が立設して設けられ、この板状体240の上に検出棒体250が設置される。
【0022】
さらに、振動子30は、その両端部に連結用シャフト31,31が固定配置されており、これにより振動子30の両端部に対向する一対のダイヤフラム40が配置される。さらに、振動子30の上部中央には、検出窓部201を備える板状体200が突出した状態で組み合わされて形成される。
【0023】
ダイヤフラム40の中央部には、ダイヤフラム電磁石側センタープレート70と、ダイヤフラム弁ケース側センタープレート80とが挟持された状態で固定されており、これらの結合プレート70,80に実質的に振動子30(連結用シャフト31,31)が固定される。
【0024】
ダイヤフラム40の外周面は電磁石ケース10の側面に固定され、このダイヤフラム40を押しつけるように弁ケース本体50および弁ケース蓋体60が、電磁石ケース10の両側に固着される。
【0025】
弁ケース蓋体60は、外部に突出したホース連結部61を備え、この連結部61にL型ゴムホース90の上部口91が挿着され、L型ゴムホース90の下部口95は、底部基台プレート7の孔部7aに挿着される。
【0026】
このようにして底部基台プレート7の上に、配置された電磁石ケース10およびそれに固着される上記の主要部材は、外包ケース100によってすっぽりと覆われ、外包ケース100の底部は、通常、下部タンク容器5の周縁あるいは底部基台プレート7の周縁と当接しつつ密封状態に固着される。外包ケース100は、エアーフィルタ(図示していない)をその上部備え、外部空気がエアーフィルタを介して外包ケース100内部に流入するようにエアーフィルタカバー101によりエアーフィルタの固着が行われている。図1における符号110は、ゴム脚を示している。
【0027】
次いで、図2および図3に基づき、本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの基本的構造をさらに詳細に説明する。
【0028】
図2および図3に示されるように、対向して配置される一対の電磁石21,25は、それぞれ、E型の電磁石コア22,26と、電磁石コイル23,27が巻かれた電磁石ボビン24,28とを備えている。電磁石ボビン24,28はそれぞれ、両端にフランジ部24aおよび28aを有する筒状形態をなし、これらの電磁石ボビン24,28は、それぞれ、E型の電磁石コア22,26の中央コア22a,26aに挿入された形態で組み立てられる。電磁石21,25の電磁石コイル23,27には交流電源が接続され、交流電源の周波数と同一回数の磁極の変化(極性変化)が生じるようになっている。
【0029】
このような一対の電磁石21,25の対向面の間隙には、電磁石21,25の極性変化に伴い往復運動する振動子30が電磁石と接触しないように装着されている。振動子30は、本実施の形態の場合、プレート本体部35と、その両端に形成される連結用シャフト31,31を有し、プレート本体部35には、四角状の4つの極性の異なる永久磁石36,36(例えばN極),37,37(例えばS極)が埋設されている。
【0030】
振動子30の両端部には、一対の中央穴あき円盤状の弾性体(例えばゴム)ダイヤフラム40が対向するように配置されており、一対のダイヤフラム40の外周フランジ部41は、電磁石ケース10と、弁ケース本体50により挟持固定されている。ダイヤフラム40の内周部45は、ダイヤフラム電磁石側センタープレート70と、ダイヤフラム弁ケース側センタープレート80とによって挟持された状態で固定されており、これらの結合プレート70,80に振動子30が固定されている(連結用シャフト31,31の先端部で螺子止めされている)。振動子30の上部中央には、検出窓部201を備える板状体200が突出して形成される(図2)。
【0031】
図3に示されるように、電磁石ケース10に固着される弁ケース本体50および弁ケース蓋体60により、吸気室150が形成され、この吸気室150は、連通孔59で電磁石ケース10内部に連通している。吸気室150を区画する弁ケース本体50の吸気側外側壁51には、吸入弁120が内側から装着されている。この吸入弁120の弁作用により、外側壁51に形成された弁通気孔121を通して、空気がダイヤフラム室160に吸入される。ダイヤフラム室160は、ダイヤフラム40と、弁ケース本体50の吸気側外側壁51と吐出側外側壁55とによって区画されており、吐出側外側壁55には吐出弁130が外側から装着されている。この吐出弁130の弁作用により、吐出側外側壁55に形成された弁通気孔131を通して、ダイヤフラム室160の空気は、吐出室170に吐出されるようになっている。吐出室170に吐出された空気は、L型ゴムホース90内を通過して、下部タンク容器5内に入り、吐出口5a(図1)を通して吐出される。
【0032】
なお、吸入弁120および吐出弁130の弁作用は、以下の動作に基づき行われる。すなわち、交流電源に接続された電磁石21,25の極性変化に伴い振動子30は、交流電源と同じ周波数で図面の矢印(イ)および矢印(ロ)方向に往復運動する。この振動子30の動きに同期して振動子30の両端部に配置されたダイヤフラム40は、そのダイヤフラム40の中央部を中心にして振動子30のストロークと同じ変位量で変形する。これにより、ダイヤフラム室160の容量の変化が生じ、図3の右方向側のダイヤフラム室160に注目すると、ダイヤフラム40が矢印(イ)方向に変形した場合、ダイヤフラム室160は膨張して負圧になり、吸入弁120は開いて、空気がダイヤフラム室160内に吸入される。この逆に、ダイヤフラム40が矢印(ロ)方向に変形した場合、ダイヤフラム室160は圧縮され正圧になり、吐出弁130は開いて、空気がダイヤフラム室160内から吐出室170に吐出される。これらの動作が交互に連続的に行われ、圧縮空気が連続的に吐出される。なお、このような弁機構を含む基本的な動作原理そのものは、すでに公知の技術となっている。
【0033】
本発明における発明の要部は、振動子30の異常動作を検出するための異常動作検出手段の構成にある。すなわち、本発明に用いられる異常動作検出手段は、実質的に振動子と一体的に形成され、振動子の振動方向に長穴状に形成された検出窓部と、旋回軸受けされた検出棒体との組み合わせにある。これらの構成について、図4および図5を用いてさらに詳細に説明する。図4は電磁石21,25の組立体の上部に、支持柱230を介して突出して形成された基台としての板状体240の上に検出棒体250を振動子(図示していない)と略直角方向に配置した状態を示す斜視図である。この図において、説明の便宜上、振動子は図示していないが、振動子の装着長手方向は(α)−(α)方向である。図5は、図4の状態からさらに実際に振動子30を組み込み、異常動作検出手段を完成させた状態を示す要部拡大斜視図である。
【0034】
図5に示されるように検出棒体250は、旋回軸受けされるための球状部252と、この球状部252の前後にそれぞれ突出する棒状の先端棒状部256と棒状の後端棒状部254を備えており、球状部252は、当該球状部252を両側から挟み込むように立設された板状の旋回軸受け部材261,262により旋回可能に挟持されている。この場合、旋回軸受け部材261,262の球状部252との接触部分には、検出棒体250の旋回が円滑に行えかつ検出棒体250が脱落しないように球状部252と略同一の曲面を有するディンプル261a,262aを形成しておくことが望ましい。検出棒体250と旋回軸受け部材261,262は、樹脂材質から構成することが望ましく、旋回軸受け部材261,262の内面縦方向に形成された内側溝部261b,262bを案内溝として球状部252を旋回軸受け部材261,262の間に上から無理やり押し込むことにより球状部252をディンプル261a,262a内に装着することができる。
【0035】
このような構成により検出棒体250は球状部252を基準面として上下左右いずれの方向にも旋回できる。なお、上方向の移動をより確実にするために、図5に示されるように後端棒状部254の逃げ部分として板状体240の該当箇所に切り欠き部241を形成しておくことが望ましい。
【0036】
また、後端棒状部254の後端部254aは、その後部に位置する検出スイッチ270(例えば、リミットスイッチ)と当接した状態で接続され、その接続状態が維持される限りにおいてポンプの電源は駆動源(電磁石コイル23,27)と繋がっている。
【0037】
さらに本発明における異常動作検出手段の構成部材として、振動子30の上部中央には、図5に示されるような切り欠き枠形態の検出窓部201を備える板状体200が突出して形成されており、前記検出棒体250の先端棒状部256が検出窓201部に対して略直角方向に挿入されるとともに、振動子30の異常動作が生じた時に、検出棒体250の先端棒状部256が検出窓部201と係合するとともに、検出棒体250の後端部254aの検出スイッチ270との接続が解除され、電磁石コイル23,27への通電を停止するようになっている。
【0038】
検出窓部201は、振動子30の正常動作の際(矢印(イ)−(ロ)方向への適切な振動)に検出棒体250の先端棒状部256が検出窓部201と係合しないような大きさとされる。つまり正常動作を維持するために振動方向に長穴状に形成される。より具体的な仕様は、検出棒体250の先端棒状部256の大きさや、振動子30の振幅等を考慮しながら適宜設定すればよい。このような検出窓部201は、振動子30と実質的に一体的に形成されており、図示のごとく別体の板状体200を振動子30に固着させてもよいし、板状体200を振動子30と一体的に成形してもよい。
【0039】
ところで本発明における異常動作検出手段は、異常を検出すると、検出棒体250の後端部254aと検出スイッチ270との接続が解除されたままの状態になり、再度、ポンプを稼働させようすれば異常動作検出手段を検出前の状態(図5の状態)に復帰させなければならない。このような復帰作業を行なう際に、図1に示すように、磁石ケース蓋体15を備える形態のものであれば問題ないのであるが、前記電磁石ケース10を密閉型の電磁石ケースとした場合(図1における実施態様の電磁石ケース10と電磁石ケース蓋体15とが一体化されたもの)、復帰操作可能な穴部をケースに形成し、この穴部を通して作業者による復帰操作をするようにすることが望ましい。このような仕様とすることにより電磁石ケース10をわざわざ開けて作業をすることもなくなるし、開閉でパッキンをだめにしてしまうことがない。通常、復帰操作の穴部は使用しない時は、取りはずし可能なゴム栓等で封止しておけばよい。
【発明の効果】
上述してきたように、本発明の電磁式ダイヤフラムポンプは、振動子の異常動作を検出するための異常動作検出手段を有し、当該異常動作検出手段は、実質的に振動子と一体的に形成され、振動子の振動方向に長穴状に形成された検出窓部と、旋回軸受けされた検出棒体とを備え、当該検出棒体の先端棒状部が検出窓部に対して略直角方向に挿入されるとともに検出棒体の後端部が検出スイッチと接続され、振動子の異常動作が生じた時に、検出棒体の先端棒状部が検出窓部と係合するとともに、検出棒体の後端部の検出スイッチとの接続が解除されるように構成されているので、簡易な構造で、しかも上下左右方向の異常動作に対応できるという極めて優れた効果を発現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電磁式ダイヤフラムポンプを、個々の主要パーツに分解させた状態を概略的に示す斜視図である。
【図2】 本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの主要部分の必要箇所を、断面で示した正面図である。
【図3】 本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの主要部分の必要箇所を、断面で示した平面図である。
【図4】 電磁石の組立体の上部に、支持柱を介して突出して形成された板状体の上に検出棒体を振動子と略直角方向に配置した状態を示す斜視図である。
【図5】 図4の状態からさらに実際に振動子を組み込み、異常動作検出手段を完成させた状態を示す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1…電磁式ダイヤフラムポンプ
5…下部タンク容器
7…底部基台プレート
10…電磁石ケース
11…電磁石ケース本体
15…電磁石ケース蓋体
21,25…電磁石
30…振動子
40…ダイヤフラム
50…弁ケース本体
60…弁ケース蓋体
70…ダイヤフラム電磁石側センタープレート
80…ダイヤフラム弁ケース側センタープレート
90…L型ゴムホース
100…外包ケース
120…吸入弁
130…吐出弁
150…吸気室
160…ダイヤフラム室
170…吐出室
200…板状体
201…検出窓部
240…基台としての板状体
241…切り欠き部
250…検出棒体
252…球状部
254…後端棒状部
254a…後端棒状部の後端部
256…先端棒状部
261,262…旋回軸受け部材
261a,262a…ディンプル
261b,262b…溝部
270…検出スイッチ

Claims (7)

  1. 筐体状の電磁石ケースと、
    該電磁石ケースの中に対向するように配置された一対の電磁石と、
    該一対の電磁石の対向面の間に介在され電磁石の極性変化に伴い、電磁石の対向方向に対して直角方向に往復運動する振動子と、
    該振動子の両端部に対向するように配置された一対の弾性を有するダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムにより隔離され、かつ弁機構を有する弁ケース本体と、
    前記振動子の異常動作を検出するための異常動作検出手段を有する電磁式ダイヤフラムポンプであって、
    前記異常動作検出手段は、実質的に振動子と一体的に形成され、振動子の振動方向に長穴状に形成された検出窓部と、旋回軸受けされた検出棒体とを備え、当該検出棒体の先端棒状部が検出窓部に対して略直角方向に挿入されるとともに検出棒体の後端部が検出スイッチと接続され、振動子の異常動作が生じた時に、検出棒体の先端棒状部が検出窓部と係合するとともに、検出棒体の後端部の検出スイッチとの接続が解除されるようになっていることを特徴とする電磁式ダイヤフラムポンプ。
  2. 前記検出棒体は、旋回軸受けされるための球状部と、この球状部の前後にそれぞれ突出する棒状の先端棒状部と棒状の後端棒状部を備えており、前記球状部は、当該球状部を両側から挟み込むように立設された旋回軸受け部材により旋回可能に挟持されている請求項1に記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  3. 前記旋回軸受け部材には、前記検出棒体の球状部を旋回軸受けするためのディンプルが形成されている請求項2に記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  4. 前記旋回軸受け部材には、前記検出棒体の球状部を装着するための案内溝が形成されている請求項3に記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  5. 前記長穴状に形成された検出窓部の大きさは、振動子の正常動作の際に検出棒体の先端棒状部が検出窓部と係合しない大きさとされる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  6. 前記検出窓部は振動子の上部に突出して形成された板状体に形成され、前記検出棒体は、電磁石の上部に配置された基台の上に形成されてなる請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  7. 前記電磁石ケースに異常動作検出手段の復帰操作可能な穴部が形成されている請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
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