JPH02286994A - チューブ継手におけるフランジの取付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は車両用の空調装置やその他の圧力流体利用機
器の配管に用いられるチューブ継手に定着用のフランジ
を取付けるための取付方法に関する。

（従来の技術） 車両用の空調装置や各種の油圧機器では、流体源から圧
力流体給送のためにゴムホースの端部にアルミニウム等
の金属製のチューブ継手をかしめ付けて相手方部材に接
続するようにしているが、その際に、チューブ本体の先
端に小径のパイロット部を削出した固定用のフランジを
ろう付けするものでは、切削加工やろう付けの準備作業
を必要とし、ろう付は部の気密性も不安定なところから
、状態に挿通し、次いで同図口のようにフランジ２′を
受け型Ｄ’ｌ　に当接させてパイプ本体１′を掴持し、
フランジ２′から突出するパイプ本体１′の部分を大径
部と小径部からなる影付は凹所Ｃ′を備えた押し型０＋
２で加圧して、第６図のように本体部より若干小径のパ
イロット部１ａ’　とフランジ２′の皿孔凹所２ｂ’と
の間で折曲げビート部１ｂ’を形成し、そのパイロット
部１ａ’に０リング３′を施して相手方部材ｍ′の流体
通孔４に嵌合して、フランジ２′を相手方部材ｍ′にね
じ止めするようにしたチューブ継手が実開昭５９１３１
６９３号により提案されている。

なお、第６図のｈはチューブ継手１′の他端部にかしめ
付けられたホースである。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、上記公知のチューブ継手では、パイロット部
とビード部の加圧成形過程でのフランジ挿通部における
チューブ本体の変形ふくらみによりフランジを圧着結合
するようにしているが、このようなやり方では圧着力が
充分でなく、製造や移送時における僅かな衝撃でフラン
ジが回転してしまい、使用できなくなることがあり、ま
た、パイロット部は成形時に小径の凹所に圧入されるた
め、表面に傷がつき易く０リングを損傷する恐れがある
。

このような実情に鑑みこの発明はフランジが回転するこ
となく強固に結合され、しかもパイプ先端のパイロット
部の表面を損傷しないようにしたフランジの取付方法を
提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記目的達成のためにこの発明は、チューブ得手におけ
るフランジの取付方法として、固定用のフランジにパイ
プ本体の外径より大径のパイプ挿通孔を設けて該フラン
ジをパイプ本体上にルーズに嵌挿し、次いて上記フラン
ジをパイプ本体より大径のコイルばねにより受け型に圧
接させて定位置に保持すると共にパイプ本体内にその内
径より大径のマンドレルを圧入して拡管し、該拡管部を
上記フランジのパイプ挿通孔に圧着させて結合するよう
にしたことを特徴としている。

（実施例） 以下第１図ないし第４図を参照してこの発明の実施例に
ついて説明する。アルミニウム等の金属製のチューブ本
体１を第１図のように前面に逃がし凹所４を設けた受け
型り、により所要長さ前方に突出させて掴持し、その突
出部にねじ挿通孔２ｂを有すると共にパイプ本体１の外
径ｄ、より大きな内径ｄ、のパイプ挿通孔２ａを設けた
フランジ２を、その大きな内径ｄ、のパイプ挿通孔２ａ
を介してルーズに嵌挿しく第２図左側）、次いで第２図
の右側のように対向表面に直径ｄ４がパイプ本体ｌの内
径ｄ２より大きく外径ｄ、より小さな一定長さの拡管用
マンドレル５を備えかつその周囲にマンドレル５より長
目でパイプ本体１より大径のコイルばね６を取付けた押
し型Ｄ２を受け型Ｄ１側に進行させ、先ずコイルばね６
により、パイプ本体上のフランジを受け型り、の前面に
圧接させてフランジを定位置に保持し、それより僅かな
時間後にマンドレル５をパイプ本体ｌ中に除徐に圧入し
てパイプ本体１を拡管させ、その拡管部１ａをフランジ
２のパイプ挿通孔２ａの内面に強固に圧着させて、パイ
プ本体１上の所定の位置にフランジ２を結合する。その
際、拡管部１ａと本体部との境界部は受け型り、前面の
逃がし凹所４内においてテーパ状に形成される。

その後において、第４図のようにパイプ本体１の他端部
にゴムホースｈをソケット金具Ｓを介してかしめ付け、
拡管部ｌａ上にソール用の０リング３を施してその前端
を相手方部材ｍの流体通孔ｍ、に嵌挿し、フランジ２を
相手方部材ｍにねじ止めして使用される。

（発明の効果） 以上のようにこの発明では、パイプ本体をその内径より
大きなマンドレルで積極的に拡管させ、その拡管部をフ
ランジのパイプ挿通孔の内面に圧着させるようにしたの
で、パイプ本体とフランジとの結合が強固であり、これ
までのように僅かな衝撃で回転するようなことがなく、
そして、パイプ本体上にはその外径より大径の挿通孔を
介してフランジをルーズに嵌挿し、かつ加工中にはこれ
をパイプ本体より大径のコイルばねにより定位置に保持
するようにしたので、フランジの嵌挿ならびに結合作業
に当たり、パイロット部をなす拡管の表面に傷がつくこ
とが全くなく、これまでのように０リングを損傷する恐
れはない。また、フランジの結合前にパイプ端部を切削
したり、予備成形したりすることなく、素管のままで簡
単に結合させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図はこの発明の実施例を示し、第１図
はパイプ本体にフランジを嵌挿する前の断面図。 第２図はパイプ本体にマンドレルを圧入する寸前の断面
図。 第３図は拡管状態を示す断面図。 第４図はその使用状態を示す断面図。 第５図イ、口はそれぞれ従来のパイプ本体とフランジと
の結合順序。 第６図は従来のパイプ継手の使用状態の断面図。 図中、１・・・パイプ本体、　　１ａ・・・拡管部、２
・・・フランジ、　　　２ａ・・・バイブ挿通孔、３・
・・０リング、　　　　５・・・マンドレル、６・・・
コイルばね、　　Ｄｌ・・・受け型、Ｄ・・・押し型 特許出願人　横浜エイ口クイップ株式会社代　理　人　
　真　　　１）　　真　　　−第３図 受１フ型 ｔ パイプ本体 ！ パイプ本体 第５

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　固定用のフランジにパイプ本体の外径より大径のパイ
   プ挿通孔を設けて該フランジをパイプ本体上にルーズに
   嵌挿し、次いで上記フランジをパイプ本体より大径のコ
   イルばねにより受け型に圧接させて定位置に保持すると
   共にパイプ本体内にその内径より大径のマンドレルを圧
   入して拡管し、該拡管部を上記フランジのパイプ挿通孔
   に圧着させて結合するにしたことを特徴とするチューブ
   継手におけるフランジの取付方法。