JPH02286013A - 生分解性移植用ポット - Google Patents
生分解性移植用ポットInfo
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- JPH02286013A JPH02286013A JP1106524A JP10652489A JPH02286013A JP H02286013 A JPH02286013 A JP H02286013A JP 1106524 A JP1106524 A JP 1106524A JP 10652489 A JP10652489 A JP 10652489A JP H02286013 A JPH02286013 A JP H02286013A
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は生分解性移植用ポットに関し、特に苗木をポッ
トから取出さずにそのまま植えてポット自体が生分解し
える生分解性移植用ポットに係わる。
トから取出さずにそのまま植えてポット自体が生分解し
える生分解性移植用ポットに係わる。
［従来の技術と課題］
周知の如く、例えばなす、トマト、きゅうり等は、一般
に同一容器内の土壌に種を撒いて発芽させ、葉が２．３
枚程度出てから移植用ポットに個別に移しである程度の
大きさになるまで育成した後、苗木をポットより取出し
て畑等に移植されていた。ここに、前記移植用ポットの
材質としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエ
ステルなどの各種プラスチック材料が適用されている。
に同一容器内の土壌に種を撒いて発芽させ、葉が２．３
枚程度出てから移植用ポットに個別に移しである程度の
大きさになるまで育成した後、苗木をポットより取出し
て畑等に移植されていた。ここに、前記移植用ポットの
材質としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエ
ステルなどの各種プラスチック材料が適用されている。
しかし、こうしたプラスチック祠料は一般に土中に埋め
ても生分解されないために、上記したように各苗木を移
植用ポットから取出して植えかえねばならず、作業能率
が戚下するという問題点がある。
ても生分解されないために、上記したように各苗木を移
植用ポットから取出して植えかえねばならず、作業能率
が戚下するという問題点がある。
一方、上記したプラスチック材料からなる移植用ポット
に対し、植物性繊維を主原料とする織布や紙製の移植用
ポットも知られている。しかし、紙製のポットは土中等
にて生分解されるという環境上好ましい利点をａするが
、耐水性、耐溶剤性気密性等により使用が大きく制約さ
れる。つまり、苗木の育成に際しては、６１木に散水な
どをするため、散水のくり返しによりボット自体が破れ
て破壊される恐れがある。
に対し、植物性繊維を主原料とする織布や紙製の移植用
ポットも知られている。しかし、紙製のポットは土中等
にて生分解されるという環境上好ましい利点をａするが
、耐水性、耐溶剤性気密性等により使用が大きく制約さ
れる。つまり、苗木の育成に際しては、６１木に散水な
どをするため、散水のくり返しによりボット自体が破れ
て破壊される恐れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ポリヒドロ
キシ酪酸・ポリヒドロキシ吉草酸共重合体を主成分とす
る樹ｊ危Ｗｔを植物性繊維を主原料とする織布１紙等の
苗木ポット本体の内面、外面の少なくともいずれか一方
の而に形成することにより、前記織布や紙等の基材の生
分解性を生かしつつ、苗木の育成の段階で水分により破
壊されるのを回避しえる耐水性、耐溶剤性、気密性、生
分解性１作業性に優れた生分解性を有した生分解性移植
用ポットを提供することを目的とする。
キシ酪酸・ポリヒドロキシ吉草酸共重合体を主成分とす
る樹ｊ危Ｗｔを植物性繊維を主原料とする織布１紙等の
苗木ポット本体の内面、外面の少なくともいずれか一方
の而に形成することにより、前記織布や紙等の基材の生
分解性を生かしつつ、苗木の育成の段階で水分により破
壊されるのを回避しえる耐水性、耐溶剤性、気密性、生
分解性１作業性に優れた生分解性を有した生分解性移植
用ポットを提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段〕
本発明は、植物性繊維を主原料とする織布１紙等の苗木
ポット本体の内面、外面の少なくともいずれか一方の而
に、ポリヒドロキシ酪酸・ポリビトロキシ吉草酸共重合
体を主成分とする樹脂層を形成したことを特徴とする生
分解性移植用ポットである。
ポット本体の内面、外面の少なくともいずれか一方の而
に、ポリヒドロキシ酪酸・ポリビトロキシ吉草酸共重合
体を主成分とする樹脂層を形成したことを特徴とする生
分解性移植用ポットである。
本発明に係るポリヒドロキシ酪酸・ポリビトロキシ吉草
酸共重合体（以下、単に共重合体と呼ぶ）は下記構造式
（１）で示され、優れた微生物高分子材料である。上記
共重合体の結合は、ランダムでもブロックでもよい。
酸共重合体（以下、単に共重合体と呼ぶ）は下記構造式
（１）で示され、優れた微生物高分子材料である。上記
共重合体の結合は、ランダムでもブロックでもよい。
上記共重合体を主成分とする樹脂層は、苗木ポット本体
の内面、あるいは外面、あるいはそれらの両面に形成し
て用いることができる。前記樹脂層の形成は、前記共重
合体の水系エマルジョンをコーティング装置を用いて紙
等の基材にコーティングした後、加熱、加工することに
よって形成してもよいし、あるいはラミネートコーティ
ング等により形成してもよい。上記共重合体の水系エマ
ルジョンの場合、ポリカルボン酸塩系の任意の分散剤を
水系エマルジョンに混合することにより分散性を向上で
きる。また、上記共重合体のほかに、デンプン、セルロ
ース、キチンなどの天然高分子、及びその誘導体、ポリ
ビニルアルコール、ポリ乳酸等の剛性高分子類から選ば
れた一種類もしくは二種類以上の物質を水系エマルジョ
ンに加え、複合化することにより、土中における生分解
の速度を調製することができる。
の内面、あるいは外面、あるいはそれらの両面に形成し
て用いることができる。前記樹脂層の形成は、前記共重
合体の水系エマルジョンをコーティング装置を用いて紙
等の基材にコーティングした後、加熱、加工することに
よって形成してもよいし、あるいはラミネートコーティ
ング等により形成してもよい。上記共重合体の水系エマ
ルジョンの場合、ポリカルボン酸塩系の任意の分散剤を
水系エマルジョンに混合することにより分散性を向上で
きる。また、上記共重合体のほかに、デンプン、セルロ
ース、キチンなどの天然高分子、及びその誘導体、ポリ
ビニルアルコール、ポリ乳酸等の剛性高分子類から選ば
れた一種類もしくは二種類以上の物質を水系エマルジョ
ンに加え、複合化することにより、土中における生分解
の速度を調製することができる。
［作用］
本発明に係る生分解性移植用ポットによれば、植物性繊
維を主原料とする織布１紙等の苗木ポット本体の内面、
外面の少なくともいずれか一方の面に、前記共重合体を
主成分とする樹脂層を形成することにより、苗木をポッ
トに収容したまま土中に植えてもポット自体が土壌に対
して生分解性を有するため長時間たつうちにポットが生
分解される。また、従来のように苗木をポットから取出
さずに土壌に植えることができるため、従来と比べ機械
的に苗を植えることが可能になる。また、同様な理由に
より、ポットから取出す際に苗木の根から種々の養分を
もった土壌が脱落せず、苗木の根付けを十分に行なうこ
とができる。
維を主原料とする織布１紙等の苗木ポット本体の内面、
外面の少なくともいずれか一方の面に、前記共重合体を
主成分とする樹脂層を形成することにより、苗木をポッ
トに収容したまま土中に植えてもポット自体が土壌に対
して生分解性を有するため長時間たつうちにポットが生
分解される。また、従来のように苗木をポットから取出
さずに土壌に植えることができるため、従来と比べ機械
的に苗を植えることが可能になる。また、同様な理由に
より、ポットから取出す際に苗木の根から種々の養分を
もった土壌が脱落せず、苗木の根付けを十分に行なうこ
とができる。
以下、本発明の一実施例について第１図を参照して説明
する。
する。
図中の１は、例えばクラフト紙からなる苗木ポット本体
である。この苗木ポット本体１の内面及び外面ばは、ポ
リヒドロキシ酪酸・ポリビトロキシ吉草酸共重合体及び
ポリカルボン酸塩系の分散剤を含む水系エマルジョンが
コーティングされて樹脂層２，３が形成されている。こ
こに、前記共重合体は、ポリヒドロキシ酪酸８８％、ポ
リヒドロキシ吉草酸１２％（１２％ＰＨＶ）からなる。
である。この苗木ポット本体１の内面及び外面ばは、ポ
リヒドロキシ酪酸・ポリビトロキシ吉草酸共重合体及び
ポリカルボン酸塩系の分散剤を含む水系エマルジョンが
コーティングされて樹脂層２，３が形成されている。こ
こに、前記共重合体は、ポリヒドロキシ酪酸８８％、ポ
リヒドロキシ吉草酸１２％（１２％ＰＨＶ）からなる。
こうした構造の移植用ポットは、例えば次のようにして
製作する。まず、前記１２％ＰＨＶを十分に乾燥サセタ
後１．：（７）１２％Ｐ ＨＶ ３７．４部、水５２，
５部、 １５％濃度のポリビニルアルコール溶液ＩＯ部
ヲポリカ５ルボン酸塩系の分散剤０．１部とともに撹拌
装置にて室温で５時間撹拌することにより水系エマルジ
ョンを調製する。次に、この水系エマルシヨンをロール
コータ−法により例えば厚さ０．１１１ｍのクラフト紙
の両面にコーティングして基材を形成する。この後、こ
の基材を加熱、加工してポットを形成する。
製作する。まず、前記１２％ＰＨＶを十分に乾燥サセタ
後１．：（７）１２％Ｐ ＨＶ ３７．４部、水５２，
５部、 １５％濃度のポリビニルアルコール溶液ＩＯ部
ヲポリカ５ルボン酸塩系の分散剤０．１部とともに撹拌
装置にて室温で５時間撹拌することにより水系エマルジ
ョンを調製する。次に、この水系エマルシヨンをロール
コータ−法により例えば厚さ０．１１１ｍのクラフト紙
の両面にコーティングして基材を形成する。この後、こ
の基材を加熱、加工してポットを形成する。
このようにして得られた生分解性移植用ポットは、クラ
フト紙からなる苗木ポット本体１の内面及び外面に、夫
々１２％ＰＨＶを特徴とする特許エマルジョンを塗布し
て樹脂膜２．３を形成した構成となっているため、苗木
をポットに収容したまま土中に植えてもポット自体が土
壌に対して生分解性を有するため長時間経るうちにポッ
トが生分解される。また、従来のように苗木をポットか
ら取出さずに土壌に植えることができるため、従来と比
べ機械的に苗を植えることが可能になり、作業能率が向
上する。また、同様な理由により、ポットから取出す際
に苗木の根から種々の養分をもった土壌が脱落せず、苗
木の根付けを十分に行なうことができる。
フト紙からなる苗木ポット本体１の内面及び外面に、夫
々１２％ＰＨＶを特徴とする特許エマルジョンを塗布し
て樹脂膜２．３を形成した構成となっているため、苗木
をポットに収容したまま土中に植えてもポット自体が土
壌に対して生分解性を有するため長時間経るうちにポッ
トが生分解される。また、従来のように苗木をポットか
ら取出さずに土壌に植えることができるため、従来と比
べ機械的に苗を植えることが可能になり、作業能率が向
上する。また、同様な理由により、ポットから取出す際
に苗木の根から種々の養分をもった土壌が脱落せず、苗
木の根付けを十分に行なうことができる。
事実、厚さ０．１ ａｍのクラフト紙の両面に上記水系
エマルジョンコーティングした基材を５０＋ｍＸ ５０
■の大きさに切断し、長崎県北松浦郡世知原町の畑土に
埋め、その基材の重量及び強度の経時的変化を測定した
ところ、下記第１表に示す結果が得られた。
エマルジョンコーティングした基材を５０＋ｍＸ ５０
■の大きさに切断し、長崎県北松浦郡世知原町の畑土に
埋め、その基材の重量及び強度の経時的変化を測定した
ところ、下記第１表に示す結果が得られた。
第 １
表
上記第１表により、本発明に係るポットになる基材の重
量が除徐に減少し、良好な生分解性特性を示す事が確認
できる。
量が除徐に減少し、良好な生分解性特性を示す事が確認
できる。
なお、上記実施例では、苗木ポット本体の内面及び外面
に所定の水系エマルジョンによる樹脂層を設ける場合に
ついて述べたが、これに限らず、苗木ポット本体の内面
あるいは外面のいずれか一方に設けてもよい。また、樹
脂層の形成は水系エマルジョンによる塗布のみならず、
ラミネートコーティングにより形成してもよい。
に所定の水系エマルジョンによる樹脂層を設ける場合に
ついて述べたが、これに限らず、苗木ポット本体の内面
あるいは外面のいずれか一方に設けてもよい。また、樹
脂層の形成は水系エマルジョンによる塗布のみならず、
ラミネートコーティングにより形成してもよい。
［発明の効果］
以上詳述した如く本発明に係る生分解性移植用ポットよ
れば、ポリヒドロキシ酪酸・ポリヒドロキシ吉革酸共重
合体を主成分とする樹脂層を植物性繊維を主原料とする
織布９紙等の苗木ボ・ット本体の内面１外面の少なくと
もいずれか一方の面に形成することにより、前記織布や
紙等の基材の生分解性を生かしつつ、苗木の育成の段階
で水分等により破壊されるのを回避しえる耐水性、耐溶
剤性、気密性、生分解性に優れ、かつ作業能率を向上で
き、史に苗木も無駄なく良好に育成することができる。
れば、ポリヒドロキシ酪酸・ポリヒドロキシ吉革酸共重
合体を主成分とする樹脂層を植物性繊維を主原料とする
織布９紙等の苗木ボ・ット本体の内面１外面の少なくと
もいずれか一方の面に形成することにより、前記織布や
紙等の基材の生分解性を生かしつつ、苗木の育成の段階
で水分等により破壊されるのを回避しえる耐水性、耐溶
剤性、気密性、生分解性に優れ、かつ作業能率を向上で
き、史に苗木も無駄なく良好に育成することができる。
第１図は本発明の一実施例に係る生分解性移植用ポット
の断面図、第２図は本発明のその他の生分解性移植用ポ
ットの断面図である。 １・・・苗木ポット本体、２，３・・・樹脂層。 第 １ 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第２図
の断面図、第２図は本発明のその他の生分解性移植用ポ
ットの断面図である。 １・・・苗木ポット本体、２，３・・・樹脂層。 第 １ 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第２図
Claims (1)
- 植物性繊維を主原料とする織布、紙等の苗木ポット本体
の内面、外面の少なくともいずれか一方の面に、ポリヒ
ドロキシ酪酸・ポリヒドロキシ吉草酸共重合体を主成分
とする樹脂層を形成したことを特徴とする生分解性移植
用ポット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1106524A JP2731588B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 生分解性移植用ポット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1106524A JP2731588B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 生分解性移植用ポット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02286013A true JPH02286013A (ja) | 1990-11-26 |
| JP2731588B2 JP2731588B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=14435789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1106524A Expired - Fee Related JP2731588B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 生分解性移植用ポット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2731588B2 (ja) |
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-
1989
- 1989-04-26 JP JP1106524A patent/JP2731588B2/ja not_active Expired - Fee Related
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