JP2742345B2 - 生分解性不織布成型容器及びその成型方法 - Google Patents

生分解性不織布成型容器及びその成型方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗ポットやプラグポ
ット等農園芸分野に於いて使用される生分解性不織布成
型容器に関するものであり、更に詳しくは、気中に於け
る育苗期間中では分解されにくく、その強度が保たれ、
土壌中では、急速に分解され、最終的には完全に分解す
る生分解性不織布成型容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農園芸分野で利用されている育苗ポット
としては、素焼きの鉢,ピートモス,紙,プラスチック
製のポットや熱可塑性合成繊維ウエブを熱圧着した不織
布からなる育苗用容器(特開昭57−94225)等が
用いられ、プラグポットでは、古紙を使用した湿式成型
体(いわゆるパルプモールド)等が用いられているが、
近年、取り扱い易さ、価格の面から、塩化ビニル,ポリ
エチレンのプラスチック製成型体(ポリポット等)の需
要が増加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに上記プラスチッ
ク製成型体は、使用後の処分問題として、産業廃棄物と
して扱われ、焼却時の有害ガスの発生や高温の為に焼却
炉自体を傷めるといった欠点がある。
【0004】更に、このような成型容器で成育した苗
は、生長していくにつれて、大きな鉢や露地へ植え替え
る、いわゆる移植が必要となってくるが、この際に根を
傷つけ、枯死の原因となったり、この手作業も膨大なも
のとなるという問題点がある。
【0005】また、パルプモールド品では、原料の古紙
にリグニン等の生分解を阻害する物質が含まれるため、
露地への移植後も長く残存し、根の成長(いわゆる根の
張り)に悪影響を及ぼし、吸水性が高すぎ、耐水強度が
低く、保型性が悪いという問題点がある。
【0006】合成繊維からなる不織布製の容器は生分解
されず、粗大ゴミとなり、焼却時に有害ガスの発生や焼
却炉を傷めるなどの問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みてなされたものであり、成型体の基材となる不織布を
構成する繊維の内、水溶性ビニロン繊維が10重量%乃
至50重量%と上記ビニロン繊維以外のビスコース,銅
アンモニアレーヨン等の再生繊維、ウール,絹等の動物
性タンパク質繊維から選択される1乃至複数種の繊維9
0乃至50重量%との混合繊維よりなる目付30g/m2
上の基材不織布ウエブ又は不織布マットをホットプレス
熱盤で100℃以上に加熱された一対の凹凸金型によ
り、1ton/cm2 以上の圧力で熱圧縮成型するに際し、成
型時に少なくとも100℃以上の蒸気を併用するか又は
マットに予め含水させた後に成型する湿式成型によって
形成した生分解性不織布成型容器を得ることにより、上
記問題点を解消したものである。
【0008】更に、分解期間をコントロールするため、
気中での育苗中は、成型容器内部に入れた土壌による分
解を遅延させるため、内面にセルロース、アセテート樹
脂或いは、ゼオライト等の無機系抗菌剤又は、シリコン
等の無機系又は脂肪族系撥水剤を混入した、キトサンと
セルロースを主成分とした生分解性バインダー又はエチ
ルセルロース及びその誘導体,ポリカプロラクトン,ヒ
ドロキシプロピルセルロース,重合度500以下の酢酸
ビニル−ビニルアルコール共重合体、生分解性を有する
熱可塑性ポリビニルアルコール等の生分解性を有する熱
可塑性樹脂を長期間で生分解するプラスチックとして塗
布又は散布し、露地等へ移植後は、早期に分解,消滅さ
せるため、成型体外面に、上記生分解性バインダー単独
又は、これにコーンスターチ,澱粉等の炭水化物又は米
ぬか等の植物性タンパク質又はグリセリン等の可塑剤を
混入した複合バインダーを短期間で生分解するプラスチ
ックとして散布又は塗布することによって成型容器を得
たものである。
【0009】前記の短期間で分解するプラスチックとは
土壌中で1〜2ケ月間で生分解するものをいい、長期間
で生分解するプラスチックとは土壌中で1年以上かかっ
て生分解するものをいう。
【0010】
【作用】本発明の成型容器は、生分解性機能を有するた
め、使用後は、土壌中に於いて微生物により完全に分解
消滅し、焼却の必要性がなく、有害物質の放出或は焼却
炉を傷めることがない。
【0011】更に成型体から苗を取り出しての移植の必
要もなく、植え替え作業時に根を傷つけ枯死させる心配
もなく、作業手間も省略できる。また多孔通気性である
ため、植物の根が容器の四方八方に伸び、植物の生長が
促進される。
【0012】特に、成型容器内側面には長期間で生分解
するプラスチックが、外面には短期間で生分解するプラ
スチックが、それぞれ付着していることにより、育苗期
間中で分解が遅れ、成型容器自体の強度を保ち、露地等
へ埋め込まれてからは、速やかに分解消滅し、根張りに
影響を及ぼすことなく使用できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に基づいて説明す
る。
【0014】図1 (イ)は本発明の生分解性不織布成型容
器の一例を示す斜視図、図1(ロ) は同 (イ)のa部部分拡
大構成図であり、図2は他の実施例の斜視図である。上
記成型容器1を構成する不織布基材2は水溶性ビニロン
繊維3を10重量%乃至50重量%と前記水溶性ビニロ
ン繊維以外の繊維6、例えばビスコース,銅アンモニア
レーヨン等の再生繊維と、ウール、絹等の動物性タンパ
ク質繊維から選択される1乃至複数種の繊維を90乃至
50重量%との混合繊維からなり、該不織布基材2に含
まれる水溶性ビニロン繊維3の量が10重量%未満であ
ると、成型時に於いて他の繊維を充分に接着固定化する
ことができず、成型容器の強度が維持できない。
【0015】また50重量%を超えると、水溶性ビニロ
ン繊維がフイルム化し、通気性,透水性が失われ、根腐
れの原因となる。上記不織布基材2の目付は少なくとも
30g/m2以上あればよく、30g/m2未満となると成型容
器自体の強度がなく、いわゆる自立性が失われる。また
目付が過剰に大きくなると、緻密化して、透水性,通気
性が失われる。
【0016】従って望ましい範囲は、成型容器の大き
さ,形状により異なるが、育苗ポットで100(3号乃
至4号)〜300(7号乃至8号)g/m2、プラグポット
で50〜150g/m2であるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0017】次に、本発明の成型方法は以下に示す工程
により行なわれる。上記で得られた基材不織布2を成型
するに際し、その成型時に於いては、基材不織布に含ま
れる水溶性ビニロン繊維は熱水溶融により、他の繊維と
相互に接着し、且つ成型する為のものであり、成型時に
100℃以上の蒸気を用いるか又は上記基材不織布に水
を含ませた含水基材を用いて熱圧縮成型を行なう湿式成
型工程による。
【0018】尚、含水基材を用いる際の含水量は目付に
もよるが、基材重量に対し10〜30重量%が適当であ
る。また湿式成型を維持するための温度,圧力条件は1
00℃以上、1ton/cm2 以上であれば充分であり、これ
以下になると充分な成型体が得られない。
【0019】上記に述べた基材不織布と成型条件により
成型すれば、生分解性を有する成型体が得られるが、育
苗する植物の種類によっては1乃至2ケ月の長期にわた
る育苗期間を要するものもあり、成型容器内部に入れた
土壌に含まれる微生物により成型容器内部より分解さ
れ、強度が低下し、容器が型くずれを起こすことにな
る。
【0020】従ってこれを防止するために、容器の内側
表面に、セルロースアセテート樹脂或は、ゼオライト等
の無機系抗菌剤又はシリコン等無機系又は脂肪族系撥水
剤を混入したキトサン塩(乳酸、酢酸等の有機酸0.5〜
1.0%水溶液中にキトサンを0.5〜1.0%濃度になる様
に調整する)と微細セルロースを固形分比率20〜3
0:80〜70に混合した生分解性バインダー或は、エ
チルセルロース及びその誘導体、ポリカプロラクトン,
ヒドロキシプロピルセルロース,重合度500以下の酢
酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、生分解性を有す
る熱可塑性ポリビニルアルコールからなる生分解性を有
する熱可塑性樹脂を長期間で生分解するプラスチック4
として散布又は塗布することにより、分解期間を遅らせ
る様に構成したものである。
【0021】また長期間で生分解するプラスチック4の
付着量は構成繊維目付,形状,育苗期間により決定され
るが、育苗ポット形状で10g/m2、プラグポット形状で
5g/m2以上であれば充分に目的が達成され、上記付着量
より少なくなるとその効果は徐々に薄れる。
【0022】また、キトサンとセルロースを主成分とす
る生分解性バインダーのキトサンと微細セルロースの混
合固形分比率が、前記の範囲より外れると、バインダー
としての充分な強度と耐水性が得られない。
【0023】また、上記成型容器を露地等に移植した場
合、速やかに分解消滅する様に成型体の外側面に前記の
生分解性バインダーを単独、若しくは、これにコーンス
ターチ,澱粉等の炭水化物、米ぬか等の植物性タンパク
質、グリセリン等の可塑剤を混入した複合バインダーを
短期間で生分解するプラスチック5として散布又は塗布
する様構成したもので、その付着量は育苗ポット形状で
10g/m2、プラグポット形状で5g/m2以上あれば充分
で、上記数値より小さくなるとその効果が徐々に薄れて
くる。
【0024】以下、本発明を更に具体的な実施例及び比
較例により更に詳しく説明する。
【0025】実施例1 水溶性ビニロン(ユニチカ製SMA2)2d×35mmを
15%、レーヨン繊維2d×51mmを15%、ウール
(繊維径20〜40μ、長さ5〜80mm)70%を混合
し、公知のウエブ形成機により得られた目付100g/m2
の不織布基材を120℃の水蒸気を当てながら、温度1
30℃、圧力3ton/cm2 の条件で、凹凸金型により熱圧
縮成型を行ない、育苗ポット形状に成型する。
【0026】次に、この成型ポットの内側面にセルロー
スアセテート樹脂(アートプラス社製)を15g/m2付着
させ、更に外側面に生分解性バインダー(キトサン:微
細セルロースの固形分比率=30:70)を10g/m2
着させ、生分解性不織布成型容器を形成した。
【0027】実施例2 実施例1と同一仕様で得られた目付250g/m2の不織布
ウエブに水を40g/m2スプレーして得られた含水基材を
温度140℃、圧力5ton/cm2 で凹凸金型により熱圧縮
成型して育苗ポット形状とし、この内側面にゼオライト
抗菌剤を混入したエチルセルロース(濃度5%キシレン
溶液)を、15g/m2付着させ、更に外側面に、生分解性
バインダーに澱粉(キトサン:微細セルロース:澱粉=
30:70:10)を混入した複合バインダーを10g/
m2付着させた生分解性不織布成型容器を形成した。
【0028】実施例3 水溶性ビニロン2d×35mm20%、レーヨン繊維2d
×51mm10%、ウール(20〜40μ、15〜80m
m)70%の混合繊維よりなる目付50g/m2の不織布ウ
エブに、温度120℃の蒸気を吹き付けながら、温度1
30℃、圧力1.5ton/cm2 で熱圧縮成型し、プラグポッ
ト形状に成型し、この内側面にセルロースアセテート樹
脂を10g/m2付着させ、更に外側面に生分解性バインダ
ー(キトサン:微細セルロース=30:70)を5g/m2
を付着させ生分解性不織布成型容器を得た。
【0029】比較例1 水溶性ビニロン2d×35mm5%、レーヨン繊維2d×
51mm25%、ウール(20〜40μ、15〜80mm)
70%の混合繊維よりなる目付110g/m2の不織布ウエ
ブを実施例1と同条件にて凹凸金型で熱圧縮成型して得
たポット形状成型容器の内側面にセルロースアセテート
樹脂を10g/m2付着させ、更に外面に生分解性バインダ
ー(キトサン:微細セルロース=30:70)を10g/
m2付着させ成型容器を得た。
【0030】比較例2 実施例2で得られた不織布ウエブに水を20重量%含ま
せて得られた含水基材を温度70℃、圧力800kg/cm2
で凹凸金型により熱圧縮成型して得たポット状成型容器
の内側面,外側面をそれぞれ実施例2と同一の樹脂を付
着させ成型容器を形成した。
【0031】比較例3 実施例3と同一仕様にて得られた目付20g/m2の不織布
ウエブにエチルセルロース20g/m2を付着させて形成し
た基材不織布を熱圧成型してプラグポット形状とし、こ
の成型ポットの内側面及び外側面に実施例1と同様にし
てプラスチックを塗布し、成型容器を得た。
【0032】上記実施例1〜3及び比較例1〜3で得ら
れた6種類の育苗ポットについて、成型性,保型性、育
苗期間中及び土壌中の分解性、通気性,透水性、植物
(百日草)に対する影響度について調査した結果を表1
に示す。
【0033】
【表1】
【0034】尚、市販のポリポット及びパルプモールド
プラグポットについても同様に比較検討した。
【0035】以上の結果、いずれの実施例も比較例に対
し、成型性,保型性に優れ、かつ通気性,透水性に優れ
ることから植物に対する影響もなく、育苗に対しても充
分な非分解期間を有し、土壌に埋め込んだ場合、速やか
に分解消滅することが知見された。
【0036】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたことにより、
熱による成型が可能であり、育苗に必要な期間は分解せ
ず、土壌に埋め込まれた場合には速やかに分解する農園
芸用生分解性不織布,成型容器が得られる。従って、焼
却の必要性がなく、有害物質の放出、焼却炉の損傷等か
ら解放され、自然環境汚染の恐れがない。更にはいわゆ
るポリポット等の合成樹脂系にとって不可欠な要素であ
る移植といった煩雑な作業も必要とせず、しいては根を
傷つけることがないため、生長不良や枯死の心配がいら
ないといった種々の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明の生分解性不織布成型容器の斜視
図であり、(ロ) は同 (イ)のa部拡大構成図である。
【図2】同他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 生分解性不織布成型容器 2 基材不織布 3 水溶性ビニロン繊維 4 長期間で生分解するプラスチック 5 短期間で生分解するプラスチック 6 水溶性ビニロン繊維以外の繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 一年 香川県高松市花の宮町二丁目3番3号 工業技術院四国工業技術試験所内 (72)発明者 中川 睦夫 兵庫県宝塚市売布1丁目21番15号 (72)発明者 小松 輝弘 兵庫県尼崎市武庫豊町2丁目4番地50− 306 (72)発明者 三村 省三 兵庫県伊丹市荻野4丁目46−8 審査官 坂田 誠 (56)参考文献 特開 平2−286013(JP,A) 特開 平3−240417(JP,A) 特開 平2−2303(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性ビニロン繊維10重量%乃至50
    重量%と該ビニロン繊維以外のビスコース、銅アンモニ
    アレーヨン等の再生繊維、ウール、絹等の動物性タンパ
    ク質繊維から選択される1乃至複数種の繊維90乃至5
    0重量%との混合繊維よりなる目付30g/m2以上の基材
    不織布ウエブ又は不織布マットを熱圧縮成型することに
    より得られる成型容器の内側面に、長期間で生分解する
    プラスチックを付着させ、外側面に短期間で生分解する
    プラスチックを付着させてなることを特徴とする生分解
    性不織布成型容器。
  2. 【請求項2】 長期間で生分解するプラスチックとし
    て、セルロースアセテート樹脂、又はゼオライト、銅等
    の無機系抗菌剤、又はシリコン等の無機系又は脂肪族系
    撥水剤を混入したキトサンと微細セルロースを主成分と
    する生分解性バインダー、又は生分解性を有する熱可塑
    性樹脂であることを特徴とする請求項1記載の生分解性
    不織布成型容器。
  3. 【請求項3】 短期間で生分解するプラスチックとし
    て、キトサン−セルロースを主成分とした生分解性バイ
    ンダー単独、或いは、コーンスターチ,澱粉等の炭水化
    物、又は米ぬか等の植物性タンパク質又はグリセリン等
    可塑剤を混入した複合バインダーであることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の生分解性不織布成型容
    器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の生分解性を有する熱可塑
    性樹脂が、エチルセルロース及びその誘導体、ポリカプ
    ロラクトン,ヒドロキシプロピルセルロース,重合度5
    00以下の酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体,生
    分解性を有する熱可塑性ポリビニルアルコールであるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載
    の生分解性不織布成型容器。
  5. 【請求項5】 水溶性ビニロン繊維10重量%乃至50
    重量%と該ビニロン繊維以外のビスコース,銅アンモニ
    アレーヨン等の再生繊維、ウール、絹等の動物性タンパ
    ク質繊維から選択される1乃至複数種の繊維90乃至5
    0重量%との混合繊維よりなる基材不織布ウエブ又は不
    織布マットをホットプレス熱盤で100℃以上に加熱さ
    れた一対の凹凸金型により、1ton/cm2 以上の圧力で熱
    圧縮成型するに際し、成型時に100℃以上の蒸気を併
    用するか又は基材不織布ウエブ又はマットに予め含水さ
    せた後に成型する湿式成型によることを特徴とする生分
    解性不織布成型容器の成型方法。
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