JP2598125Y2 - シードシート - Google Patents
シードシートInfo
- Publication number
- JP2598125Y2 JP2598125Y2 JP1992026789U JP2678992U JP2598125Y2 JP 2598125 Y2 JP2598125 Y2 JP 2598125Y2 JP 1992026789 U JP1992026789 U JP 1992026789U JP 2678992 U JP2678992 U JP 2678992U JP 2598125 Y2 JP2598125 Y2 JP 2598125Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- seed
- seed sheet
- seeds
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は農業用、土木工事用に使
用されるシードシートに関するものである。
用されるシードシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られているシードシートは、
セルロース繊維からなる不織布に、種子が一定間隔ある
いはランダムに植え付けられている。
セルロース繊維からなる不織布に、種子が一定間隔ある
いはランダムに植え付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来のシードシー
トのように種子が不織布に植え付けられているだけであ
ると、不織布は吸水性があるものの、種子の発芽のため
に充分な水分を保持することができないという問題があ
る。
トのように種子が不織布に植え付けられているだけであ
ると、不織布は吸水性があるものの、種子の発芽のため
に充分な水分を保持することができないという問題があ
る。
【0004】本考案はこのような課題を解決するもの
で、種子の発芽率の向上を図ることができ、また強度が
大で、しかも取り扱い性に優れたシードシートを提供す
ることを目的とするものである。
で、種子の発芽率の向上を図ることができ、また強度が
大で、しかも取り扱い性に優れたシードシートを提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案は、木綿繊維からなりウォータージェットニー
ドル法により作られ繊維間交絡されてなる目付20〜2
00g/m2 の不織布に植物の種子を植え付け、前記不
織布に、天然多糖類またはポリペプチドにより形成され
て生分解性を有した高吸水性高分子のフイルムを接合し
てなるものである。
に本考案は、木綿繊維からなりウォータージェットニー
ドル法により作られ繊維間交絡されてなる目付20〜2
00g/m2 の不織布に植物の種子を植え付け、前記不
織布に、天然多糖類またはポリペプチドにより形成され
て生分解性を有した高吸水性高分子のフイルムを接合し
てなるものである。
【0006】前記不織布は木綿繊維からなり、目付は2
0〜200g/m2 のものが使用される。前記目付が2
0g/m2 未満であると、不織布の強度が低く、実用に
耐えない。目付が200g/m2 を超えると、不織布が
厚くなりすぎて、種子が発芽しにくいという問題があ
る。前記不織布は物理的に繊維を交絡させることにより
形成されるものであり、ウオータージェットニードル法
により作られる。
0〜200g/m2 のものが使用される。前記目付が2
0g/m2 未満であると、不織布の強度が低く、実用に
耐えない。目付が200g/m2 を超えると、不織布が
厚くなりすぎて、種子が発芽しにくいという問題があ
る。前記不織布は物理的に繊維を交絡させることにより
形成されるものであり、ウオータージェットニードル法
により作られる。
【0007】また、前記生分解性のある高吸水性高分子
は、アルファー化澱粉、アルギン酸ナトリウム、寒天、
グァーガムなどの天然多糖類と、ゼラチンなどのポリペ
プチドとのいずれかにより構成される。これらの材料に
より形成されたものであると、分解速度が速く、生体系
への影響も少ないという利点がある。この高分子を接合
させるに際し、高分子の種類にもよるが、不織布の保水
率が6〜20倍程度となるようにその量を選択すればよ
い。これらの高吸水性高分子はフイルムの形態であり、
コーティング法もしくはラミネート法により前記不織布
に接合されることになる。
は、アルファー化澱粉、アルギン酸ナトリウム、寒天、
グァーガムなどの天然多糖類と、ゼラチンなどのポリペ
プチドとのいずれかにより構成される。これらの材料に
より形成されたものであると、分解速度が速く、生体系
への影響も少ないという利点がある。この高分子を接合
させるに際し、高分子の種類にもよるが、不織布の保水
率が6〜20倍程度となるようにその量を選択すればよ
い。これらの高吸水性高分子はフイルムの形態であり、
コーティング法もしくはラミネート法により前記不織布
に接合されることになる。
【0008】前記不織布に植え付けられる種子として
は、例えば芝、レタス、大根などがある。なお、本考案
のシードシートでは、アルファー化澱粉などを材料とす
るフイルムを、不織布の種子植え付け面に設け、あるい
は不織布の種子植え付け面とは反対の面に設けるように
してもよい。
は、例えば芝、レタス、大根などがある。なお、本考案
のシードシートでは、アルファー化澱粉などを材料とす
るフイルムを、不織布の種子植え付け面に設け、あるい
は不織布の種子植え付け面とは反対の面に設けるように
してもよい。
【0009】
【作用】上記の構成において、不織布は、木綿繊維から
なりウォータージェットニードル法により作られ繊維間
交絡されてなる目付20〜200g/m2 の不織布であ
り、そのために適度な空隙を有し、種子の発芽性と発芽
後の根付き成長性に優れ、また天然多糖類またはポリペ
プチドにより形成されて生分解性を有した高吸水性高分
子のフイルムを前記不織布に一体化することにより、種
子の発芽に充分な水分の保持が可能で、土中の微生物に
より容易に分解され、生体系に何等の影響も与えず、種
子の発芽率と着床率を飛躍的に向上させることができ
る。また不織布は、前述のようにウォータージェットニ
ードル法により作られ繊維間交絡されてなる目付20〜
200g/m2 の不織布であるので、シードシートは強
力が大となって、取り扱い性に優れ、吸水性と強力を両
立したシードシートを提供することができる。しかも生
分解性を有した高吸水性高分子はフィルムの形態である
ため、繊維間交絡されてなる不織布よりも形態安定性に
優れ、一体化後のシードシートの形態安定性を向上させ
ることができるとともに、展張時の作業性を良好にする
ことができる。
なりウォータージェットニードル法により作られ繊維間
交絡されてなる目付20〜200g/m2 の不織布であ
り、そのために適度な空隙を有し、種子の発芽性と発芽
後の根付き成長性に優れ、また天然多糖類またはポリペ
プチドにより形成されて生分解性を有した高吸水性高分
子のフイルムを前記不織布に一体化することにより、種
子の発芽に充分な水分の保持が可能で、土中の微生物に
より容易に分解され、生体系に何等の影響も与えず、種
子の発芽率と着床率を飛躍的に向上させることができ
る。また不織布は、前述のようにウォータージェットニ
ードル法により作られ繊維間交絡されてなる目付20〜
200g/m2 の不織布であるので、シードシートは強
力が大となって、取り扱い性に優れ、吸水性と強力を両
立したシードシートを提供することができる。しかも生
分解性を有した高吸水性高分子はフィルムの形態である
ため、繊維間交絡されてなる不織布よりも形態安定性に
優れ、一体化後のシードシートの形態安定性を向上させ
ることができるとともに、展張時の作業性を良好にする
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1において、1は、木綿繊維をウォー
タージェットニードル加工してなる、幅30cm、目付4
5g/m2 、厚さ0.6mmの長尺状の不織布で、この不
織布1の幅方向中央にレタスの種子2を縦方向に45cm
間隔で一列で植え付けてある。そして、その上からアル
ファー化澱粉を材料とするフイルム3を不織布1にラミ
ネートしてある。
いて説明する。図1において、1は、木綿繊維をウォー
タージェットニードル加工してなる、幅30cm、目付4
5g/m2 、厚さ0.6mmの長尺状の不織布で、この不
織布1の幅方向中央にレタスの種子2を縦方向に45cm
間隔で一列で植え付けてある。そして、その上からアル
ファー化澱粉を材料とするフイルム3を不織布1にラミ
ネートしてある。
【0011】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、不織布
は、木綿繊維からなりウォータージェットニードル法に
より作られ繊維間交絡されてなる目付20〜200g/
m2 の不織布であり、そのために適度な空隙を有し、種
子の発芽性と発芽後の根付き成長性に優れ、また天然多
糖類またはポリペプチドにより形成されて生分解性を有
した高吸水性高分子のフイルムを前記不織布に一体化す
ることにより、種子の発芽に充分な水分の保持が可能
で、土中の微生物により容易に分解され、生体系に何等
の影響も与えず、種子の発芽率と着床率を飛躍的に向上
させることができる。また不織布は、前述のようにウォ
ータージェットニードル法により作られ繊維間交絡され
てなる目付20〜200g/m2 の不織布であるので、
シードシートは強力が大となって、取り扱い性に優れ、
吸水性と強力を両立したシードシートを提供することが
できる。しかも生分解性を有した高吸水性高分子はフィ
ルムの形態であるため、繊維間交絡されてなる不織布よ
りも形態安定性に優れ、一体化後のシードシートの形態
安定性を向上させることができるとともに、展張時の作
業性を良好にすることができる。
は、木綿繊維からなりウォータージェットニードル法に
より作られ繊維間交絡されてなる目付20〜200g/
m2 の不織布であり、そのために適度な空隙を有し、種
子の発芽性と発芽後の根付き成長性に優れ、また天然多
糖類またはポリペプチドにより形成されて生分解性を有
した高吸水性高分子のフイルムを前記不織布に一体化す
ることにより、種子の発芽に充分な水分の保持が可能
で、土中の微生物により容易に分解され、生体系に何等
の影響も与えず、種子の発芽率と着床率を飛躍的に向上
させることができる。また不織布は、前述のようにウォ
ータージェットニードル法により作られ繊維間交絡され
てなる目付20〜200g/m2 の不織布であるので、
シードシートは強力が大となって、取り扱い性に優れ、
吸水性と強力を両立したシードシートを提供することが
できる。しかも生分解性を有した高吸水性高分子はフィ
ルムの形態であるため、繊維間交絡されてなる不織布よ
りも形態安定性に優れ、一体化後のシードシートの形態
安定性を向上させることができるとともに、展張時の作
業性を良好にすることができる。
【図1】本考案の実施例を示す拡大斜視図である。
1 不織布 2 種子 3 フイルム
Claims (1)
- 【請求項1】 木綿繊維からなりウォータージェットニ
ードル法により作られ繊維間交絡されてなる目付20〜
200g/m2 の不織布に植物の種子を植え付け、前記
不織布に、天然多糖類またはポリペプチドにより形成さ
れて生分解性を有した高吸水性高分子のフイルムを接合
してなるシードシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992026789U JP2598125Y2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | シードシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992026789U JP2598125Y2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | シードシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585209U JPH0585209U (ja) | 1993-11-19 |
JP2598125Y2 true JP2598125Y2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12203084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992026789U Expired - Fee Related JP2598125Y2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | シードシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598125Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4711501U (ja) * | 1971-03-01 | 1972-10-11 | ||
SE425571B (sv) * | 1978-10-31 | 1982-10-11 | Edet Ab | Torvpapper och forfarande vid dess framstellning |
JPS57208923A (en) * | 1981-06-19 | 1982-12-22 | Kao Corp | Planting structure |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP1992026789U patent/JP2598125Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585209U (ja) | 1993-11-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |